村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

みそかの葬儀

2017年12月31日 | Weblog
みそかの葬儀は、叔母の家の従兄妹の葬儀だった・・・
どこの家庭でも同じだろうが・・・生まれて物心ついてから・・・一番最初に交流のあるのは従兄妹である・・・

父母が兄妹関係にあると、従妹同士は年代的にも同じであり・・どうしても兄弟の次に親しい関係になる・・・
そんな従兄妹達が次々と亡くなって行くのは・・自分が後期高齢者になったからには致し方のないことだが・・・少しづつ身を切られるような悲しみがある・・・

叔母には、たくさんの子供がいたので、従兄妹の葬儀には子供、甥、姪、嫁、婿、ひ孫、玄孫・・・
幼児から始まって若い世代の参列が多い・・

一組の夫婦から増えてゆく、ピラミッドの形の頂点から・・・少しづつ欠けて行き・・・
また新しいピラミッドが生まれてゆく過程を見るようで・・・
孫たちに囲まれた従兄妹の葬儀は・・・新しい年を迎える前の、みそかの葬儀にふさわしいような気がした・・・

戦前の富国強兵が国策の頃には、「産めよ増やせよ」・・・と多産が奨励されていたそうだ・・
10人以上の子供を産んだ夫婦には、国からの表彰があったと聞いている・・・

強兵の国策はともかくも・・・富国には、産めよ増やせよ の奨励策も必要かもしれない・・・
5人以上の子供が生まれたら・・生涯税金免除・・などの奨励策でもいい・・・

今からでは遅いが・・・私達夫婦も・・もう2~3子 頑張ればよかった・・・


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みそかそば

2017年12月30日 | Weblog
戴いたそば粉で蕎麦を打つ・・
本当は大晦日に打つ予定だったが・・・
明日、31日は葬儀が入った・・・
一日早い年越しそばを頂くことにした・・・

正月用品の買い物で家内のお伴?をしたが・・・
年越し用生蕎麦が売られているコーナーで見ると・・・

蕎麦は意外と安い・・・

自家製そばを打つのが躊躇われるほどである・・・
400グラム2人前の生蕎麦で、3~4百円の札が付いている、

昔は我が家でもそばを栽培していたが・蕎麦は年によって収穫にむらがあり・・面倒な農産物だった,
粉にするまでには、相当の手間もかかる・・そば粉から蕎麦打ちまでにも結構な労力だ・・・

袋に入って売られている生蕎麦は、湯がいてから添付のツユを入れれば出来上がりだ・・・

効率と、経済性だけを考えたら・・・自家製の蕎麦と自慢していた私の鼻もしらけて来るが、

家内中で大騒ぎをして打つ蕎麦だからこその味わいがある・・・

今日、明日と・・夫婦二人で自家製みそかそばをいただきましょう・・・







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包丁研ぎの腕

2017年12月29日 | Weblog
鰤を捌く前に・・包丁研ぎだ・・・
出刃包丁、柳葉包丁、から始まって、ついでに家中の包丁を研ぎ・・・
野良仕事用の腰鉈まで研ぐ・・・・

料理でも野良仕事でも・・・刃物を使う仕事では道具の切れ味が作業の効率や出来栄えには一番大切だ・・

我が家に出入りの昔の大工さんは、仕事に来ても10時の休憩までは刃物の手入れが仕事だった・・
鑿や、カンナの刃研ぎから始まって、鋸の目立てまでとなると・・休憩まで終わらないこともある・・

職人さんにとっては、刃物研ぎは命だったようである・・・
父が、職人さんの砥石でうっかり台所の包丁を研ごうとしたら・・・烈火のごとく怒られていた・・・
職人さんは、そのくらいに自前の砥石を大事にされていた・・・

砥石も、高級の仕上げ砥石となると結構な値がする・・・

鰤を捌くために出刃包丁を買った店で、仕上げ砥石も薦められたが・・・高級砥石には手が出ない・・
買ったのは中程の仕上げ砥石である・・・

鑿を研ぐ職人さんに教わったことがある・・
「刃物研がずに 砥石研げ・・」「女房貸せても、砥石は貸すな・・」
そのくらいに砥石の面のちび具合には神経をとがらせて大事にされていたようだ・・・

後は、研ぐ技術だが・・・今のところ、私の技術は今ひとつである・・・

これから捌く、鰤の刺身を食べて見れば・・・腕が上がったかどうかがわかる仕組みだ・・







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鏡餅

2017年12月28日 | Weblog
我が家の鏡餅はいたってシンプルである・・・
昔は、裏白や干し柿、スルメ、昆布、俵草、橙などで飾り付けていた・・・

思えば・・新しい年を迎えるにあたって何かを期待していたからの飾りつけだったような気がする・・

年とってからは、もう・・新しい年に期待することなど考えなくなった・・・
祖父の代からの・・築100年近いわが家と共に、新しい年が迎えられる喜びを祝う気持ちだけだ、

迎春準備も大方は終わったが・・・
明日は、寒ブリの捌き・・31日には自家製蕎麦を打つ予定である・・・

生活全般に言えることだが・・・
年齢とともに、何事につけてもシンプルになる・・・
物事は簡単に限る・・・

日馬富士暴行事件もいよいよ大詰めを迎えた・・・
ただの暴行事件を、相撲界の大問題のようにややこしくしたのは、貴乃花親方のいわくありげな行動のせいだ・・・

けっきょくは収まるところへ収まるようだ・・・
一時はモンゴルと日本の国交にまで影響するかと思った・・・
今や、日本のスポーツ界では外国人の選手など珍しくも無い・・・

野球、サッカー、駅伝、バスケット、バレー、卓球、・・アマ、プロ問わず・・テレビで観戦する日本の国の各種の競技で活躍する外国人の姿には、何の違和感も無い・・・

原理主義や国粋主義、国家主義は・・大真面目に見えるところが・・・本当は・・こわいぞー








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主夫の餅つき

2017年12月27日 | Weblog
今日は餅つきだ・・・
お供えや、子供の所へ送る餅を加えて4升の餅つきである・・

餅つきと言っても・・蒸す、搗く・・は餅つき機の仕事なので揉むだけが私の仕事だ・・・
今日は、時間も十分にある・・・
平餅も一個一個を包み込んで揉んだ・・・見栄えが良い、と自己満足・・・

餅つきはそう時間がかからないが、前後の準備と片付けに手間が居る・・
台所は、洗い仕事に意外と時間がかかるものだ・・・
主夫をしてみて・・主婦の苦労がよくわかる・・・・

早めに予定の仕事が終わったら・・・
今日は、洋画専門チャンネルで西部劇鑑賞・・・ジョン。ウェイン主演の「チザム」を観る、

主婦の苦労や、楽しみがよく体験出来た一日だった・・・

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ツルウメモドキ

2017年12月26日 | Weblog
いよいよ年の瀬も押し詰まって来た・・
もち米の浸漬、床の間の掛け軸を旭日静波に架け替え・・神棚のしめ縄の架け替えと・・正月準備で過ごしたが・・・
ついつい・・テレビで放映していた「忠臣蔵」を観てしまった・・
大石内蔵助を高倉健が演じていたのでなおさらである・・・

ストーリーなどは判っていても、なぜか新鮮な思いが湧くのは・・赤穂義士には日本人の琴線に触れる何かがあるからだろう・・・
若い頃の宮沢りえの可憐な演技には、心が揺らぐ・・

正月用に活ける花にと残してある、庭先のツルウメモドキは小鳥の襲撃にも耐えて色づいている・・・
良い正月が迎えられそうである・・・

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日本の空母

2017年12月25日 | Weblog
今朝の新聞の一面には、
防衛省検討、「空母」運用戦闘機を導入・・・とある・・・

先の衆議院選挙での自民党の圧勝を見てから・・なんとなく予想された展開である・・・

すでに存在する
、艦名に郷土の名前が付けられた、大型護衛艦を見たら・・・
どんな言い訳をされても・・あれは「空母」だ・・・

排水量からみても、旧日本海軍の空母に匹敵する大きさだそうである・・・
軍用機の進化はそれこそ日進月歩だ・・・今に、人間が操縦しなくてもよいような小型化したAI戦闘機や攻撃機が護衛艦「いずも」の飛行甲板から飛び立って行く様子が国威発揚番組などで放映される日も近い・・・

憲法も改正され、軍事大国になった日本の姿はもう目の前である・・・



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立ちション便

2017年12月24日 | Weblog
家の前の国道の補修工事が始まった・・・
毎日大勢の作業員の動きが賑賑しい・・・

工事現場の片隅に、軽トラに積まれた何やら大事そうな機器が運び込まれている・・・

夕方仕事が終わっても、軽トラとその機器だけは留め置かれたままだ・・・

作業のお休みの今日は、作業される人もいない・・・
そーと・・・件の機器を偵察に行って見た・・・

何のことは無い・・・
トイレだった・・・

日本の国の文明度はここまで進歩している・・・
こんな小さな工事現場にも・・トイレが設置されている・・・

私も、若い頃から出稼ぎで各地の工事現場を転々としていた・・・
トイレなどの上品なものは無かった・・・
小便はもちろん・・立ちションである・・
大便となると・・・さすがに・・付近の藪を探してしゃがんでいた・・・

人通りもあまり無い山間地の工事現場でも、トイレを設置してあることに・・驚いた・・・

国道に面した我が家の田んぼでも、荒起こしの最中に尿意を模様したら・・・
なんの遠慮も無く耕耘機を止めて立ちションをしていたが・・・以後は気を付けなければならないだろうか・・・?

私たちの子供の頃には男の立ちションなどは当たり前だったが、女性も野良仕事の合間には立ちション便だった・・苗取りの間に苗代の端で堂々とお尻を高々と掲げて小便される農婦の姿は・・・
それなりに風景に溶け込んでいたように思へ・・何の違和感も無かった・・・

小便は よその田にして 早苗取り

雑誌の川柳欄にも堂々と立ちションの情景が読み込まれていた、

立ちション便が・・・死語になる日は近い、
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年寄りの大社参り

2017年12月23日 | Weblog
家内と所用で大社さんの近くまで出かけた・・・
ついでと言っては何だが・・・
お参りして帰った・・・

これで、ご挨拶が出来たので初詣には失礼させてもらうことにした・・・

年の瀬の大社さんは、参拝客は幾分少ないが・・・
それでもお札受けの窓口には行列が出来ている・・・

境内にはテントが幾張りも張られてすっかり迎春準備は出来ていた・・・

この近年、新年のお参りには、あまりの混雑ぶりに怖気づいて出掛けたことが無い・・・
高齢者の参拝は、年の瀬に限る・・・

大社さんも、正月には、肉体的に参拝できなくなった高齢者のわがままはお許しになるだろう・・・
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幸せな世の中

2017年12月22日 | Weblog
縄を綯う・・
新年からの仕事と思っていたが・・・あまり寒くならないうちに必要量だけの縄を確保しておこうかと思い立った・・・

必要量と言っても・・・昔と違い、4玉もあれば充分である・・・
稲ハデを組むのに使うか、キュウリや豆藪に使うか・・・雑技や草の結束に使うぐらいの量だから知れたものだ・・・

ひところは買いに来られる人もいたが・・今頃、藁縄を使う人はほとんどいなくなった・・・
第一、草でも枝でも結束することが無くなった・・・
刈り草や、木の枝は、そのまま軽トラの荷台に投げ込んで後はロープを掛けるぐらいである・・・

今頃の若い人は、幟起こしの時に気が付いたが・・・
縄を結ぶ時の結び方をほとんど知らない・・・簡単な亀の甲結び、角結び、舫い結びなど・・・農作業や山仕事では必ず教えられた結び方でも知らない若者が多くなった・・・

多くなったと言うよりは、知らなくてもよい時代になった・・・

知らないでもよいどころか・・結束する際には、丈夫で便利な結束道具がホームセンターなどで売られている・・・手で結ぶよりも安全で固いそうである・・・

文明の利器を自在に使いこなす若者たちには、太刀打ちできないが・・・
大きな震災などで流通も止まり、ライフラインも崩壊して・・文明の道具から見放された状態になった時には・・・
なんでもありあわせの物を使っての手作業で済ませていた、我々の世代の出番があるかもしれない・・

製縄機を回しながら・・考えたが・・・
高齢者の出番など無い世の中が一番の幸な世の中のようだ、
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