山奥に老夫婦二人で住む姉のところへ行った。
茶事の話の中で、先祖から受け継いでいるという刀の話が出た。
見せてもらうと・・・小ぶりの脇差だが少々錆が出ている。
銘を見ると「陸奥守藤原歳長」とあった。
どこかで見たような名前だと思ったら。陸奥守は別として地区内在住の人と同名だった。
姉の願いで帰ってからネットで調べてみると・・・・・・
意外と有名な刀匠である・・・・・
どうしてこんな山奥の百姓家にこんな刀が残されているだろう?
興味津々???でいろいろなことを想像してみた。
戦国の世に転戦してきた侍が、厭世的になり、土着の娘と恋に落ちて住みついたのではないか?
過去帳も見せてもらうと、「禅定門、禅定尼」のついた戒名がある・・・
落ち武者が殺伐とした戦場での明け暮れに嫌気がさして、地元の仏門に入ったのではないだろうか?そのときに今だ未練を断ちがたく、刀だけはこっそりと大事に隠し持っていたのではないだろうか?
たった数百年前の先祖のことでも、さっぱりわからなくなるのが人の世だ。
一本の刀からいろいろと先祖の生き様を想像するのも・・・小説の世界に迷い込んだような面白さがある。
所詮歴史なんて・・・こんなものだ。
茶事の話の中で、先祖から受け継いでいるという刀の話が出た。
見せてもらうと・・・小ぶりの脇差だが少々錆が出ている。
銘を見ると「陸奥守藤原歳長」とあった。
どこかで見たような名前だと思ったら。陸奥守は別として地区内在住の人と同名だった。
姉の願いで帰ってからネットで調べてみると・・・・・・
意外と有名な刀匠である・・・・・
どうしてこんな山奥の百姓家にこんな刀が残されているだろう?
興味津々???でいろいろなことを想像してみた。
戦国の世に転戦してきた侍が、厭世的になり、土着の娘と恋に落ちて住みついたのではないか?
過去帳も見せてもらうと、「禅定門、禅定尼」のついた戒名がある・・・
落ち武者が殺伐とした戦場での明け暮れに嫌気がさして、地元の仏門に入ったのではないだろうか?そのときに今だ未練を断ちがたく、刀だけはこっそりと大事に隠し持っていたのではないだろうか?
たった数百年前の先祖のことでも、さっぱりわからなくなるのが人の世だ。
一本の刀からいろいろと先祖の生き様を想像するのも・・・小説の世界に迷い込んだような面白さがある。
所詮歴史なんて・・・こんなものだ。