村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

やるだけである

2011年05月31日 | Weblog
梅雨の晴れ間を縫って、水車の会で栽培している古代米の植え直し作業をした・・・
古代米を作り始めてから10年近くなるが、一度も種子を更新しないで自家採取している為に、ばか苗、虚弱苗が結構多い・・・一週間前に田植機で植えたが、欠株もひどい・・・・

会員に動員を掛けたいが・・・・作業の難儀なところから苦情が多く、動員を掛ける事に躊躇した、・・・・
それでなくても、総会で一度、高齢化した水車の会の解散を提案したら・・・それ以来、会員のKさんはしつこく早期の解散を求められるようになった・・・・何が目的かは・・・・わからない・・・
一番困るのは、それをまともに受けた会長がすっかり弱気になっている事である・・・

古代米の収益は、ばかにならない・・・水車の会で所有している集会所作業所などの維持管理費、会の運営費などは、誰が何と言おうと確保しておかなければならない・・・・

副会長のFさんは昨日から炭焼き窯の本焼き作業中である・・・

結局、古代米の植え直しは、一人で終えた・・・・

菅総理の苦衷が分かるような気がする・・・・・
外野席での意見は・・・皆さん正論としての思いこみが強いので下手に逆らえない上に・・始末が悪い・・・・
実際に運営する側は・・・正論も糞もない・・・・・

正しかろうが・・・間違っていようが・・・今、やらなければならないことを・・・やるだけである・・・・

行動こそが・・・会議の中での正論を生み出す元になると・・・信じている、
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うまいなー

2011年05月30日 | Weblog
家内がブドウをいただいて帰った、
ブドウの旬は夏の盛りだろうが・・・このところの寒さから我が家ではまだコタツが出ている・・・
こたつの中でブドウを食べる・・・

何と贅沢なことだ・・・

人間は自然界の中で、どこまで傲慢にふるまうことだろうか・・・
今頃の子供たちは、旬の味を知らないままに大きくなりそうだ・・・・
そもそもが・・・旬・・の意味もわからないままに大きくなって行く・・・・

四季の彩りに恵まれた日本に住みながら・・・旬の味を知らないままに人生を送ることが果たして幸せと呼べるだろうか・・・
人工的にお金を掛けて加温をしてまでも、消費者に媚びなければならない農業は・・・どこかいびつである・・

福島原発事故以来、今までは、当たり前のように思っていた過剰にエネルギーを消費しての贅沢な生活に、少なからず疑問を抱くようになった・・・・

と言いながらでも・・・こたつの中で食べる新しい出物の温室ブドウは・・・・

うまいなー・・・
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葬儀の賄い

2011年05月29日 | Weblog
夜、5月の常会があった、
集落の平均年齢70歳を考えても、常会のあり方をどうしようかと言いながら、妙案は無い・・
今までどおりに続けている・・・
だんだんと出席者は少なくなって行く・・・

今夜の常会では、集落葬のあり方を話し合うことになっていた・・・
葬儀の夫役に出られない家庭が増えて来たことに由来する・・・

葬儀での大きな仕事は、賄いである、
葬儀の賄いを婦人さんに頼っていたのが、高齢化したために支障をきたすようになったことから、男性陣が危機感を持ったようだ、・・・・

そもそもが、賄いは女性の仕事・・・!と固定する所に無理がある・・・

黙って聞いていたが・・・・
男女共同参画社会実現に向けて、数十年来、国家も地方自治体も相当な予算をつぎ込んでいる事であろうに・・・・
世の中にはあまり浸透していないようである
これは・・・事業仕訳人の出番かもしれない・・?

結局、直接賄いを担っている女性陣から、「集落葬として恥ずかしくない賄いは、今のままでもまだ責任を持って出来る・・」と意見が出ると・・・・
男性陣は・・・口のはさみようも無い・・・・男性陣の勇み足だった・・・

早晩・・・男も煮〆ぐらいは炊けるように講習会でも開いて置くことである・・・
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農家レストラン

2011年05月28日 | Weblog
島根もいつの間にか梅雨入りとなっていた・・・
朝からのしとしと雨の中を家内を誘って尾原ダムの道の駅「おろちの里」へ行った、
目的は昼食である、

今月の15日に開店した農家レストラン、ふるさと亭は小雨もなんのその・・満員だった、
バイキング方式の農家レストランは、1500円である、

私は田舎育ちなので普段から食べ慣れている料理で1500円は高いような気がしたが・・・、
同行の家内は造る手間を考えたらこれぐらいは当たり前でしょう・…と寛大である・・・

収入の道の無い退職老人と現役世代の感覚の違いの様である・・
メニューの種類も味にも何ら不足は無い・・・おいしかった・・
アフターコーヒーもお代わり自由なので・・・料金的にも・・まあまあである・・

だが・・私はバイキング方式はどうも苦手である・・・
料理は、素材も味も大切だが・・盛り付けや、器も大切だと思っている、
魯山人の心境である・・・

いくらおいしい料理でも、プラスチックの器に、自分でごちゃごちゃと盛り付けて食べるバイキング方式は・・・折角の外食を一回損したような気分になる・・・
しかも・・・田舎料理を売りにする食事処では、家庭の延長の様で贅沢感が無い・・・

近頃は、地域の活性化を目指す施設では、申し合わせたように田舎の一般家庭で造るような料理を売りにするところが多いが・・・核家族化した世相を反映しているからだろうか・・?
煮〆や漬物がレストランの主要メニューになったのは、それだけ田舎が衰退した証拠かもしれない・・・

今まで当たり前であったものが、貴重なものに変わって行く世の中だ・・・
このまま行くと・・・ネズミも動物園でお金を払って、お目に掛かることになりかねない・・?


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達観

2011年05月27日 | Weblog
面作教室の日だが、総勢3名の生徒の内の一人が欠席だったので、今日は生徒2名での教室である・・・

ほとんど、マンツーマンで教わることのできる教室は贅沢だ・・・
田舎ならではの教室かもしれない・・・?

面作教室一つをとっても、教わることは多い・・・
能の歴史から、能楽、能舞台のこと、能面の持つ内外面の美、人間の顔の微妙な襞の写しだす感情、人の顔の持つ美醜の境界・・・それに面を打つ道具の歴史から研ぎ方、刃物の産地、材料となる木材の名前、特質、木目の見方、伝統的な塗料の使い方から種類、研磨材からメッキの仕方、などなど・・・

普段の生活には、なんの関係も無いような気がしていたが・・・・
いろいろなところでちゃんと生活の中で繋がっている・・・

小町面を掘る際に、参考のためにと、床を並べてふ伏していた家内の横顔の頬から鼻梁、口角の線を仔細に眺めて見ていると・・・・
能面の表現する人間の内面的な感情の顕れがどこかわかるような気がしてきた・・・

おかげで、近頃はあまり家内の小言にも反応する事が少なくなって来たように思う・・・
反応する前に、小言の意味がわかってきたからだ・・・・と思っている・・・

もうひとつの発見は・・・
人間の顔の美醜は顔の造作のほんの数ミリの違いだけだと達観した・・・
従って・・・・美醜にあまりとらわれなくなったような気がする・・・・

面作教室での効果と言うより歳取ったからかもしれない・・・?
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追い詰められたかな?

2011年05月26日 | Weblog
雲南病院で私の下垂体腫瘍が見つかってから7~8年になる・・・
診察を中央病院へと移されてから、毎回摘出手術を勧められていたが、自覚症状も無く、緊急性も無いとのことだったので経過を見ることにしていた・・・・
およそ半年ごとに腫瘍の進展を見るためにMRIの検査を受けている・・・・
今日はその検査日だった、

MRIの検査は、最初の内は苦痛だったが7~8年も経つとすっかり慣れてしまった・・・
今日の検査では、あの工事現場の様な音の響きにうっかり寝入るところだった・・・
人間はどんな環境でもいつかは馴れてしまうものらしい・・・

よく、事件で人が拘束されているときに、アナウンサーがマイクをにぎって叫ぶ・・・
「もう、当事者の皆さんは限界です・・」の限界は・・・いい加減なものだ、

7~8年の間には担当の医師も替わられる・・・・
新しい担当医の先生からは、またまた手術を勧められている・・・

今日の診察では、下垂体の肥大によって起こる視界の異常の検査もあった・・・
私は、緩やかな変調なら、そのまま下垂体の腫瘍を抱えたままでの生涯を望んでいた・・・

下垂体の腫瘍は、多少肥大が進んでいるらしい? 視界も多少狭くなっているとのことである・・・

帰路、加茂岩倉の銅鐸が出土した場所に行ってみた、
弥生時代の出雲族は、どんな切羽詰まった状態があったかは判らないが・・・
追い詰められて山中に当時のお宝ともいえる銅鐸を埋めたのだろうか・・・?

私も、下垂体の手術をなんとかして逃れたいと思っている・・・・
追い詰められた・・・・?出雲族の気持ちがわかるような気がする・・・

銅鐸と下垂体と一緒にして思いを抱くことには・・・・無理があることはわかっているが・・
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癒しの労働

2011年05月25日 | Weblog
雲南市シルバー人材センターの第13回通常総会に参加した、
会場は溢れんばかりの老人の頭、頭、頭である、

なるほど・・シルバー・・である・・
日本では何時から高齢者をシルバーと形容するようになったのだろうか・・?
中にはシルバーを通り越してライト・・・?も見受けられる・・・
私も後ろから見ると・・・後頭部が 光頭部・・・?に見えるだろうなーー


私はシルバー人材センターに所属している事を人に説明する際・・・・
人材・・・に引っかかってなかなかうまく伝えられない・・・・
もっぱら「シルバーセンターに入っています」・・・と言っている・・

人材・・・・と言えば
 子どものころから、役に立つ人、才智ある人、才能の優れた人、のことを想像していた・・・
自分のことを「人材」と呼称する様で・・・どこか気持ちが落ち着かない・・・

定年退職してから、ボランテアのつもりで、役立つことがあったら働こうと思って参加したが・・・
いざ参加して見ると、労働の対価を受け取ると思えば・・・気持ちにゆとりが無くなる・・・
それに、身体の動きも悪くなっている・・・これでお金をいただくと思えば心の負担が大きい・・・
この頃は、依頼があってもなかなか参加できない・・・・

我が家の野菜畑の世話が、今の私には一番楽しい、癒しの労働である・・・
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歴史的な事故

2011年05月24日 | Weblog
私の平日の一日は、連続テレビ番組、「おひさま」を見る事から始まる、
私の少年時代より、一回り前の時代の話だが・・・それでも随所に少年時代の記憶の片隅を垣間見るような気がする・・・

小学校入学時には、もう戦争が終わっていたのに、校門の出入りには必ず天皇陛下のお写真が入っていると聞かされた、社の様な建物の前で最敬礼をさせられた・・・

大方は年長の姉たちに連れられての登校だったからだろうが・・・その姉たちも終戦を経ても長年の習慣が抜けきれなかったからだろうと思う・・・・

人間の習慣は恐ろしい・・・理由も何も関係なく、今までと同じ行動を取らなければ・・・身体のどこかに変調をきたすようである・・・

国会の中継を見ていたら、相も変わらず揚げ足取りの論争である・・・
国会の委員会室に入ったら、不毛の論争で相手をねじ伏せようと思うのが習慣になっているのだろうか?

福島原発の事故の初動ミスなど、今更幾ら責任論を戦わせても不毛である・・・
野球の試合で、初回にミスした野手を幾ら責めて見ても試合には勝てない・・・
まだ試合が終わっていないのなら、ミスを取り返すように作戦を練り直すなり、チームが一つになって頑張ることである・・・

それにしても、福島原発事故は、原発を含めて放射能がいかに恐ろしいものかを国民に知らしめたことは、不幸なことの中での良点でもある・・・・

もし・・・・今回の事故が無かったら・・・
日本国中の原発は50数基どころか、後あと何基作られるか・・・増え続けていたか想像もつかない・・・
世界的にも、福島原発の事故を見なかったら、技術的に未熟な国も含めて、原発が数え切れないぐらい建設されたであろうに・・・・・・・
地球は、破滅への道を確実に歩む方向に向かっていた・・・?

福島原発は・・事故によって地球の崩壊を防いだ、歴史的な原発である・・・
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八重山の雪

2011年05月23日 | Weblog
二三日前の新聞に島根県出身の俳優の佐野史郎氏と田中美佐子氏の対談が載っていた・・・
二人とも俳優として最早ベテランである・・・

一般的に東京では島根県の存在そのものが希薄であり、知名度も低いとのことである、
佐野氏は映画監督もされるらしい・・・
島根をアピールできる映画なら、出演もかねて協力したい旨のお話が載っていた・・・・

私の町には、掛合町入間を舞台にした小説「八重山の雪」がある・・・
山口県生まれの作家、宇野千代女史が実話をもとに書き下ろした小説である・・・

終戦後、松江の63連隊跡に駐屯していた英国兵と逃亡し、入間の八重山に隠れ住んだはる子が主人公である・・・

作者は、取材のために幾度か、松江や入間の八重滝へ取材に訪れており、それだけに彼女自身好きな作品のひとつであるという・・・
現代人の目からは純情過ぎる・・それゆえに綿綿嫋嫋とした印象を与える素晴らしい作品である・・・

年齢的に少しはずれがあるかもしれないが・・・田中美佐子さんの嫋嫋とした雰囲気は主人公はる子の役にぴったりである、

原作宇野千代、佐野史郎氏監督・・田中美佐子氏主演の映画「八重山の雪」・・・・
当たるかもしれないぞ・・・・

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女性が美しく見える時

2011年05月22日 | Weblog
入間の花田植えの日である、
夜来の雨は花田植えを始める頃になるとぴたりと止んだ、

今日に限ったことではない、
入間の花田植え行事を復活してから10年になるが、快晴で迎えた花田植えは無かった・・・
何時も主宰する側は降り注ぐ雨に天を仰ぎながら開始までの時間は気をもむことが多かったが・・
不思議と花田植えが始まる頃には雨が止んでいた・・・

おかげで今まで、雨のために中止になったことは無い・・・・
花田植えの前の神事での春日宮司さんの祝詞がよく効くからだ! ・・・・

と言っているのは、当人の宮司さんである、・・・

入間の花田植えを復活するために尽力された、先輩たちの思いが天に通じているのだろう・・?

植えられた苗は・・・なにぶんにも田植えなど手掛けたことも無い今時の女性陣なので仕方がないが・・・早乙女の数で勝負している・・・・
早乙女の絣の着物に手甲脚絆、赤い御こしの姿は周囲の緑によく映える・・・年齢を問わず美しく見える・・

夜目・遠目・傘の内・もうひとつ加えて・・・お腰の脚・・・・
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