村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

年越しそば

2021年12月31日 | Weblog
今年の我が家の蕎麦打ちはうまく行った・・・
何時もなら我が家でそば粉と小麦粉を二八に混ぜての蕎麦打ちだった、混ぜる割合がいい加減だったかもしれない・・
蕎麦粉の中から打ち粉を取っていたので、打ち粉がそばに混じってあまり上手くは打てなかった・・・

今年は、蕎麦製粉の会社が売り出していた、初から二八に混ぜてあるそば粉を使った・・・打ち粉も専用の打ち粉である・・・

昔の農村では、各戸で蕎麦を栽培していたので、年越しそばは自家製が当たり前だった・・・蕎麦打ち道具も各家庭に用意されていた・・・
グルテンの無いソバは、つなぎが無いと切れやすい・・・各家庭でそれぞれの工夫がなされていた・・・
山芋を混ぜたり・・大根の汁がいいと聞けば混ぜたりしていたが・・・やはり小麦粉を混ぜるのが一般的だった・・・

たいはんの農家は、どうせ家族で食べる蕎麦なので、そのまま10割の蕎麦粉で打っていた・・・
わが家も父の代には10割蕎麦が当たり前だった・・・

父の打った、年越しそばは、口当たりはざらざらしていて、短く切れていた・・・
口当たりの悪いのは、製粉目が荒かったのだろう・・・
年越し蕎麦が短く切れていたのは・・・父の説によると・・・
「年越しにそばを食べるのは・・・・蕎麦と言うものはうどんと違ってよく切れる・・年越しには一年間の、あらゆるしがらみを切り捨てて・・・
新たな気持ちで新年を迎えるために・・、短く切れたそばを食べるのが年越しそばの由来だ・・・」

判ったようなわからないような・・・・屁理屈かもしれないが、妙に説得力があった・・・

今年の我が家の年こし蕎麦は意外と長く繋がっている・・・今年の幸が・・・繋がりますように・・・・span>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月の味

2021年12月30日 | Weblog
ブログ開設から20年近くなる・・・同じ時期から使っているデジカメも寿命が来たのか近頃は、PSに画像が上手く取り込めなくなった・・・
画像なしのブログになりそうだ・・・
長期間になると、取り込んだ画像も規定容量を超えていますと注意書きが出る・・・容量を増やす事も出来るだろうが・・・・
終活を試みている年齢になったこともあり・・・思案中である・・・
今は、容量内に収めるように・・最初の頃の画像を次々と削除している・・・最初の頃の画像を引っ張り出して削除するのが面倒になった・・・

アフリカの草原に住む年老いた象は・・・
いよいよ自分の生涯を終えると察した時には・・・静かに群を離れて草原の彼方に姿を消すそうである・・・
老象の死出の道中を記録したい・力尽きて草原に倒れ込んだ時・・・それが私のブログの終わりだ・・・

今日は・・
私は、朝の内に寒ブリを捌く・・・妻は赤貝を火にかけていた・・・
私達の地域では正月の赤貝は、なくてはならない定番の肴だったが・・・近年、赤貝があまり入らなくなった・・・
昔は、魚屋の店頭にはカマスに入った赤貝が山と積まれていたものである・・・

今頃の赤貝は小粒の上に高価である・・・いつの間にか高級食材になっていた・・・

つまみ食いをしてみると・・・なつかしさも加わっての味だろうが・・・正月の味がして…」美味い !

明日は大晦日・・・・朝の内に蕎麦を打つ予定である・・・年越しそばは自前の蕎麦だ。span>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自粛自粛だ、

2021年12月29日 | Weblog
知人と連れ立って三刀屋まで正月の買い物に出る妻の依頼で・・・今日はアッシー君である・・・
年末寒波の谷間にあたるのか・・・そこそこの天気である・・・寒さはあまり感じない・・・

この頃の天気予報を聞いていると表現がきつい・・・
「今までに感じたことの無い寒波が襲来」
「今まで経験したことの無い大雨」
「史上初めての寒波・・」などなど・・・

聞いているだけで恐ろしくなるような天気予報である・・・
当たらなければラッキー・・・と思えば、大げさな予報でも我慢が出来るが・・・毎回毎回、強い天気予報を聞いていると・・だんだん不感症気味になる・・・
コロナの報道でも・・・東京や大阪ではいよいよオミクロン株の市中感染が取りざたされている・・・正月明けのコロナ感染6波が確実視されているようだ・・・

島根では、今日も7人の感染者の発表があった・・・昨日の7人と合わせても・・・感染経路がはっきりしないことから・・市中感染の疑いがある・

スーパーの駐車場は、正月用品の買い物客で満杯である‥店内も混雑している・・・
市中感染と即断するには早い段階だといわれていても・・・コロナ感染報道の中で、これだけの人出を見ると・・・コロナ感染6波に突入もありそうな気がする・・・

早く帰って・・・正月中の外出は自粛、自粛だ、三密回避だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もろもろの雑業雑種

2021年12月28日 | Weblog
今日は、我が家の餅つきである・・・
正月の餅つきは前々から年末28日に搗くことが多い・・・
何でも、9に付く日に搗いた餅は苦持ちになると言う・・縁起を担いだことからだそうだ・・・

一年中、苦を持たされたら大変だと・・・お供えの重ね餅も28日中に飾ることにしている・・・

今まで、なんの違和感も無しに縁起担ぎに従っていたが・・・
もう、卒業してもよい年ごろになった・・
先日も・・80歳になったら何も恐いことは無いと・・大見得を切ったばかりである・・・
しかも我が家は真宗門徒である・・・もろもろの雑業雑種に惑わされることは固く戒められている・・・

コロナ禍の中で2年間過ごすと・・・今まで当たり前だと思っていたもろもろのことの中にも随分と意味の無い事にこだわっていたような気がする・・・
コロナ禍の2年間は、大変な2年間だったが・・・生き方全般を見直す良い機会にはなったようだ・・・

そう言えば・・・今日は島根県にも新しいしいコロナのオミクロン株の疑いのある感染者が出たような報道があった・・・
数日前には、わが県知事さんの発言では・・・「今の段階ではオミクロン株の市中感染を即断するには早い・・」とあったが・・・

 まだ即断には早いかもしれないが・・・・もう来たか!感はある、
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電動研ぎ機

2021年12月27日 | Weblog
毎年、年越しに戴く寒ブリ1本は・・・わが家にとって、望外の幸だ・・・
正月の寒ブリは、山村の農家にとって、ご馳走の最たるものだった・・・
丸ごと一本なんて・・・手の出ない贅沢品だった・・・せいぜいが三枚おろしの鰤の㈣分の一片で上々だったものである・・・・
都会地の友人と話をすると・・・

お刺身と言えば・・・マグロが定番のようだが・・・
私は・・・鰤の刺身が一番うまいと思っている・・・漬けどん・・もちろん鰤だ・・・
マグロなど、あまり食べたことも無い・・・回転すしでもマグロの皿などには目もくれない・・・ぶり・・・もしくは・・鯵、こはだ、げそ・・・
「貧乏性ねーー」・・・妻の弁は・・・無視することにしている・・・
ちなみに・・・亡くなった父はやたらと高級趣味だった「魚は白身魚に限る・・」鯛が一番と頑なに決めていた・・・

寒ブリを捌く準備で・・・今日は出刃包丁と柳葉包丁を研ぐ・・・・
出刃包丁と電動研ぎ機は寒ブリの為に用意した・・・・と言いたいが出刃包丁はともかく・・
電動研ぎ機は、昔、能面打ちを習いに行った時、師匠さんから能面を打つなら鑿を研ぐことから始めなければならない・・・
と聞いて・・・即ホームセンターで求めた電動研ぎ機である・・・・

今まで、能面用の鑿を研ぐのに使う電動研ぎ機で鰤を捌く出刃包丁を研ぐのがなんとなく気が引けていたが・・・
80歳を前にして・・・もう怖いものが無くなった・・・
仏像彫りだろうが能面だろうが・・・・猪だろうが熊だろうが鰤だろうが・・砥石に格差を持たせることが無意味なことと解った・・・

電動研ぎ機は・・・便利な機械だ・・・pan>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玄関前の雪掻き

2021年12月26日 | Weblog
朝、起きて見ると30センチ近い積雪・・・
早速除雪機の出動だったが・・・いよいよ本格的に降り出した雪に戸惑いも感じた・・・

まだ私や妻も勤めていた頃には、積雪を見たら、朝の4時半には起床・・門口や車庫の前の道の除雪をしていた・・・・
新聞配達まで間に合うように道を開けていたが・・・
二人とも、退職してからは、積雪を見ても・・・6時半に起床して、かどくち、車庫の前の除雪をしている・・・

除雪する時にはすでに新聞配達が終わっている・・・積もった雪を掻き分けて車庫の外の新聞受けまで足跡が付いていると・・新聞屋さんに済まない気がする・・

今朝は雪の量も多かったので国道から車庫まで、少し難渋されたようだ・・・
車の通った跡が乱れていた・・・・新聞やさんに悪いが・・・ごめんなさい・・・

昔のように朝の4時半ごろに門口の雪掻きをすると・・・・国道除雪の大型除雪車が夜半に一回・・・その後は・・・8時半ごろに数台の大型除雪車が連なって、除雪が始まる、
大型除雪車で除雪された雪の塊は、私の除雪した跡をまた埋め戻すようになる・・・

夫婦ともに高齢者となった我が家には、早朝の来客も無い・・・朝早く家の玄関の雪掻きを済ませるのは、田舎の習慣だったが・・・
せめて、国道の除雪が終わってから、我が家の門口の除雪を済ませるように、これからは変えようかと思っている・・・

其の内に・・・身体の弱った老夫婦家庭では、門口の除雪もままならなくなるかもしれない・・・
その時には・・・どんな世間、どんな生活、どんな世界が待っているのだろう・・?

玄関前の雪掻きをしながら・・・少し不安になる・・・


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霙から雪に変わった

2021年12月25日 | Weblog
夕方から降り始めた雨は、霙から雪に変わりそうである・・・
予報では明日の朝までに中国地方の山間部には、70~80センチの積雪の恐れがあるそうだ・・・

寒さはさほどでもないが・・・こんな時には大雪になることが多い・・・

最近は、大雪予報が出ると、降雪を理由に、松江、尾道間の高速道が閉鎖されるようである、我が家の前の国道を大型車が地響きを立てて走る・・・
高速道の開通から、国道を走る大型車はほとんど見かけなくなっていたために・・・
急に国道がにぎやかになると・・・不安である・・・大型車の通過の度につい目が覚める・・・目が覚めるとトイレを意識する・・・
高速道の閉鎖は、年寄りには即応える・・?
山間地を走る尾道松江高速道は、どうも雪に弱そうだ・・・

昨日の新聞報道では・・地元の国道の道の駅売店と国交省と市と、積雪による国道の渋滞時に、道の駅売店備蓄食料を放出の協定が出来た・・・と言ったような趣旨のニュースが載っていた・・・
積雪時の国道の長期渋滞を予想しての対策のようだ、これからは、松江尾道間の高速道の閉鎖は、大雪時には時々起こりそうな予感がする・・・

高齢者が住むには、賑やかな所よりやはり・・・山の中のポツンと一軒家が安眠できる・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縄綯い機械の試運転

2021年12月25日 | Weblog
縄綯い機械の試運転をする・・・
明日からいよいよ本格的に雪が降る予報である・・・
わが家では雪の降る日は他の仕事もならないので機械縄を綯うことにしている・・・

縄綯い機械は、昔は各農家の何処でも備えられていたが・・・
稲わらで綯う縄は・・ビニールひもの普及とともに自然消滅してしまった・・・

10数年前に離農された家の木小屋を片付けに行ったら・・・まだ買ったばかりの新品の・・・しかも新式の縄綯い機械が放置されていた・・・
当時でも・・すでに縄ない機械など欲しがる人はいなかった・・無造作にダンプに積まれた・・・

わが家の縄綯い機械は年代物である・・・
足踏み式の機械だったが・・古いモーターを組み込んで・・・電動縄綯い機に改造した・・・
以来・・・50年近く使っている・・・
すでに、個々の農家で使うような縄綯い機械は製造が終わっているので部品が揃わなくなった・・・・
工夫して手製の部品を作りながらに使っている・・・

毎年が・・・使い始めに試運転を必要とするようになった・・・
今年は髭切がうまく行かない・・・髭切部分の抑え板が割れていた・・・代用品で修理・・・
電動部位から異音・・遊んでいる歯車を固定するネジが紛失・・・代用ネジを締め付ける・・・
試運転完了・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

刈り払い機の歯の目立て

2021年12月23日 | Weblog
冬場に刈り払い機の一年中使用するだけの歯の目立てを済ませて置くことにしている・・・
刈り払い機の替え刃は、中山間地域直接支払制度のお陰で毎年2枚づつ配給があるので替え刃には困らない・・・

刈り払い機のチップソーの目立ては、業者に頼めば一枚500円だそうだ・・・
私は自前で目立てをしている・・・

1枚500円の目立て賃は高そうだが、自前で目立てをしても研摩の歯、目立ての手間を考えるとそのくらいは掛かりそうだ・・・
チップソーの目立てにはコツがある・・・
チップの先端を研磨するだけだが・・ほんのちょっとしたコツで、切れ味に格段の差が出る・・・

子供の頃に時代劇の剣豪物などを読んでいると・・・
剣術の達人ともなると・・・真剣を抜き合わせただけで、剣術の技量が判ると言うことだった・・・

刈り払い機の目立ての良しあしも・・・刈り払い機を使っている時のエンジン音や、息遣い、草を刈る作業音を聞いただけでわかる・・・と言われている・・・

たかが刈り払い機の目立てと言って馬鹿にならない・・・
刈り払い機の歯の目立てだけで百姓としての資質を見抜かれることがある・・・
武士の刀の手入れと、百姓の刈り払い機の歯の目立ては・・・・人格にまで及ぶ・・・

と言いたいところだが・・・近頃は業者任せの農家が多いようだ・・・


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんにゃくつくり

2021年12月22日 | Weblog
正月まであと一週間・・・
餅つきや蕎麦打ち、寒ブリの捌き、お節料理のこまごました下拵えで忙しいと言うので・・・
今日は、妻のこんにゃくつくりを手伝う・・・

農村の主婦は、正月を迎えるためにはいろいろと大晦日まで日程が詰まっている・・・
その代わりに農村の男は・・・・何もすることが無い・・・

まだ、薪炭が農家の熱源だった頃には男の仕事は 冬の間の薪や炭を用意するために大忙しだったが・・・
雪でも降らなければ・・・男の冬の仕事はほとんど無い・・・

こんにゃくも・・・
近頃はミキサーを使い、ガスで煮沸するので・・・二人で作ると半日も掛からない・・・
私も・・助手としての作業手順をしっかりと学んだので・・・
もう手慣れたものだ・・・いいこんにゃくが出来た・・・
「どうだ・・役立つ夫だろう・・」
「その自慢さえいわなかったらねーー」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする