村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

ヨメナ摘み

2008年09月30日 | Weblog
入間の水車小屋の前の道端で、中国から研修生として地元の縫製工場で働いている娘さん達がヨメナを摘んでいる。
私は彼女等がヨメナを摘んでいる姿を見て、いつも雄略天皇を連想する。

 籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち
 この丘に 菜摘ます児 家聞かな 名告らさね
 そらみつ 大和の国は おしなべて われこそ居れ
 しきなべて われこそ座せ
 われこそは 告らめ 家をも名をも

万葉集の巻1をもう一度開いて見た。

日本でも萬葉の時代からヨメナを摘んで食べていたと言うのに、今、地元では誰も食べない?
中国から来た研修生が、「こんな美味しい物を!!」と言いながら摘んでいるのを見ていると、私達は何かを忘れているのではないか?・・と羨ましくなる。

丁度、隣の家のガラス戸を建てに来ていたYさんが、雄略天皇よろしく・・ヨメナを摘んでいる彼女等に声を掛けていたが・・・

「大和の国は おしなべて われこそ居れ!」 と言った・・・雄大な求愛?の情には程遠いので、彼女等の反応もいま一だった。



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寒い!

2008年09月29日 | Weblog
寒い朝だ。
気象庁の長期予報では残暑の厳しい秋になる・・・・と聞かされていたが????

わが家の扇風機も自分の責任でもないの何となく部屋の隅で肩身が狭そうにしている。
コリャア早晩炬燵を出さなければ・・・一人で留守番をしていると寄る辺に困る。
今日なんぞは小雨の日なので殊更に身の置き所が無い。

歳の所為かと思ったがそうでもないらしい、 会う人誰もが寒いと発しておいでだ・・・
少し安心した。

世相の所為かもしれない?
事故米、産地偽装、年金、金融不安、子どもの安全、と事件が続く。
国交省の大臣も、就任5日目にして更迭?されたようである・・・
週刊誌を立ち読みしていたら、
麻生総理も初出馬の際の街頭演説では「しもじものみなさん!!」と絶叫された由!!
思わず笑ってしまったが、 語りかけられたしもじもの皆さん!には寒さの原因が一杯ある。

ストーブでも出そうかな・・・・



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価値観

2008年09月28日 | Weblog
コスモスの咲く水車の脇で、今日も会長と元会長のYさんと3人で作業をする。
夕方には、会長の奥さんが様子を見に来られた。
「三日も家の仕事をほったらかして、何をしているのか心配になったから」だそうである。
ご家族のご心配も察する事が出来る。

そう言う私も、家内の心配をうすうすながら感じている。
わが家の田圃にはまだはでに一杯の稲がかかったままであるからだ。

こうして、何にもならない事に熱中する事から新しい何かが生まれる?と信じている。
コスモスと水車の取り合わせに感動する事が出来る幸せを、共有出来る仲間がもっと欲しい。

懐古でも郷愁でもない、 お金万能の価値観に対抗する、新しい価値観だと思うからである。

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資格社会

2008年09月27日 | Weblog
昨日に続いて水車の会の農機具小屋の増築工事である。
何しろろくな道具も持たない仲間たちだ、なけなしの知恵と工夫をだし合いながらの工事になる。

これでいい!! 出来上がったときの達成感は、ちゃんとした設計図に基づいての工事より強いものがある。

今の世の中は、全てに於いて資格とマニュアル社会である。
介護、調理、職人、工事現場から始まって、医療も事務職も何らかの資格が無ければ仕事にならなくなった。
不味い料理の調理師も、冷酷な介護士も、下手な職人もいるだろう・・・・
本来なら技術を評価するのは、受ける側の主観による物だろうが、資格が無かったらうまい料理を作る調理人も、上手い職人も、愛情溢れる介護人もただの人になってしまう所が理不尽に思える。

自分の天職と思って頑張る人間には、神の資格がすでに与えられているように思う。

私の仲間には、与えられる物なら「夢遊士」の資格でも与えたい。
 

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座右の銘

2008年09月26日 | Weblog
今年の秋は雨ばかりだ。
天高く馬肥ゆる秋、は何処に行ったのだろう?

近年の農業機械の進歩はめまぐるしい!まだ使える農機具が時代の中で取り残されて行く、そんな農機具が私達の水車の会に寄贈される、手間暇惜しまないでのんびりと稲作をしている分には十分な農機具である。
水車の会の黒米つくりにはそんな農機具ばかり使っている。

お陰で収納場所が狭くなった、今日から小屋の増築?に取り掛かる。
会長、以下2~3人で取り掛かったが生憎の雨・・・・・・
雨の止むのを待つ間に先日窯込めして取れた、竹炭の竹酢液の瓶詰めをした。
30本ばかりの竹酢液は・・・金額にして7,000円・・・・

商売にはならないが会の運営費には充分である。
利益を得る事に汲々とした社会?では事故米も、狂牛病もミートボールも偽装食品も起こるべくして起こる問題である。

知足安分・・・私はこの頃座右の銘にしている。


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美大生

2008年09月25日 | Weblog
知人を介して、東京八王子の美大の学生さんが、廃校の入間小学校を見たいと訊ねてこられた。
聞けば美大の建築学科だと言う、美大にも建築学科があるのかと思ったが、近頃の建物の設計では力学的な面より意匠?を重要視する様である。
人間が豊かになると、文化面に目が行くものらしい?

田舎では、まだまだ即物的な金儲けがまず大切と言った考え方の人が多い?
美大生は女子学生だった。
聞けば、廃校になるような校舎の佇まいに興味があり、滞在してでも学んだ事の実践を試みたい希望のようである。

まだ、廃校跡利用の相談も進んでいないが、地区としては大歓迎である。
新しい異分子が地区に入ることによって、今までの考え方に変化を及ぼすかも知れない?
美人の美大生となると・・・否が応でも地区の雰囲気は変わる。

校舎がお気に召したかどうか解からないが・・・期待したい。
玄関前の花壇の草を取って置いてよかった。

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万石とうし

2008年09月24日 | Weblog
掛合小学校の5~6年生が、授業で稲作をしていると言う。
千歯から泥臼、唐箕、万石とうし、水車臼と稲の脱穀から調整、精米までの一連の昔の収穫作業を再現してみませんか? と先日お話したら・・・・
I先生がお話に乗ってこられた?

千歯や泥臼が地区内にあることは解かっていたが、籾とお米を餞別する万石とうしが無い!
何しろ、農業機械の進歩から一番最初に不用になった道具である。我が家でも随分と昔に風呂場の下に入ってしまった。

それでも、と地区内のTさん宅や、波多の姉の所へ訊ねて行くと・・・・
あった!
しかしどちらも、漏斗が無かったり、網板が無くなっていたり、完全な状態ではない。
半日掛けて不足のところを作ることにした
私の不器用ぶりは、水車を作るときに仲間たちの公認を得たほどだが・・・
出来上がった物を見ると不器用が幸いして、何となくレトロ調に仕上がった。

油や電気に頼らなければ米の調整も出来ない今、人力と重力だけで米を調整する先人の知恵を子供達に見せたい!


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宝を失うかも?

2008年09月23日 | Weblog
昨夜、掛合で「ふるさとの酒を作る会」の役員会があった。
会の発足当時から、酒造りのお米を作るときに、入間地区の囃子振興会による花田植えで田植えをしていた。
8年も継続すると町の風物詩としての位置を得つつあったが、ふるさとの酒を造る会でも、会員の高齢化と会員の減少、それに資金面での不如意から来年度からの花田植は頼まない事になった。

入間地区の花田植も、来年からは独自の事業としてイベントを組まねばならない。
言わばスポンサーに断られた形である。

80人近くの人の参加でようよう成り立つ花田植えには30万円近い資金がいる。
山村文化の伝承事業も、少子高齢化や、財政悪化のあおりを受けて継続が危くなる。

花田植のポスターを出して見た。
資金難からこのまま継続が出来なくなって、もう華やかな早乙女姿を見ることが出来なくなると思うと・・・
又一つ 田舎の宝を失って行くような寂しさがある。

失わない為には・・・・・またまた金だ。




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無花果

2008年09月22日 | Weblog
家内が無花果を買って帰った。
子どもの頃には、家の裏におおきな無花果の木があり、枝にまたがって存分に食べた。
口角にかさぶたが出来るのが難だったが、甘い物に不自由していた時代だったので何にも変えがたい魅力のある食べ物だった。

買って来た無花果を一口食べて見たが・・・・昔の味は時代の彼方に消えていた。

家内が作る、無花果の甘露煮?はうまい!
最早、無花果も人の手を通さ無ければうまく感じないほどに文明に毒されたかと?
かなしくなる。

うまい物をうまいと感じなくなる事は、はたして文明の進歩と言えるのだろうか?
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作家の手から

2008年09月21日 | Weblog
山陰文学学校の修了証を戴いた。
今日の講師は黒井千次氏だった。
黒井氏の作品はあまり読んだ事はなかったが、ロビーでエッセイ集を買って、講義が始まるまでの時間に目を通しておいた。
「老いるということ」と題されたエッセイ集だ。

理想の老いとは?
まず、老いを肯定し、自分で自覚する事だと言う。
いたずらに、「元気な老人」「生涯青春」なぞと力まないで「きれいな年寄り」を目指して生きることを黒田氏は薦めている。

なるほど!そうかも知れない。
相応の人生と言うものがあるはずだ。

作家の手から直に手渡される修了証も3枚になった。
山陰文学学校も3年目を終えた。

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