村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

申し訳が立たない

2010年11月30日 | Weblog
今年の柚子の豊作は柚子湯でもさばききれなくなった・・・
今日は自家製柚子ポン制作に取り掛かった・・・
家庭用のレモン絞り器で一個一個絞って見る・・・
10キロばかりの柚子から1升の絞り液が採れた・・・

台所一杯に柚子の香りが満ちてくると・・・・清涼感とともに山村の生活での幸せ感が漂う・・・・自給の生活はそれなりに楽しい・・・・

自給も時には夫婦喧嘩の元になる・・・
水車の会でさばいた合鴨の肉のことを忘れていた・・・・・
私はてっきり冷凍庫に入れてあると思っていたのに・・・こうした野生の肉に拒否反応を見せる家内は、うっちゃっていたらしい・・?

私がどうにか始末するものと思っていたようである・・・
私は・・・・家内がいつかは調理をして食べさせてくれると思っていた・・・

結局、最初の鴨肉は1カ月半以上ほっておかれたので・・・・・食べられない・・・
それでもと思って私は、鍋に入れて見たが・・・・・・無理だった・・・

糞と泥土と血臭の中で奮闘した合鴨の肉2キロも・・・・あえなく破棄処分になった・・・
破棄は仕方が無い・・・
合鴨の命を「いただきます」精神で受け取れなかったことに私は不満だった・・・

家内と・・・命に付いて見解が分かれている事に気付いた・・・

後の3週間前に処理した合鴨肉は・・破棄処分かどうかわからないところだが・・・
明後日くるはずの・・・エホバ信者の若夫婦と一緒に食べて見よう・・?
私たちの為に命をささげてくれた合鴨に対して・・・・申し訳が立たない・・・・・・


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男は黙って・・・

2010年11月29日 | Weblog
改修中の旧入間小学校の前を通りかかると、ほとんど工事の終わった校舎が姿を現していた・・・
内部は大きく変わっているそうだが、外観だけ見ると懐かしい入間小学校そのままである・・・
来月の12日にはいよいよ竣工式を兼ねて入間地区へのお披露目だそうだ・・・・

楽しみである・・・・

私は、最早古希近くなって地区内の取り組みからは遠ざかっているが、改修なった入間小学校が何らかの形で、入間地区の未来を切り開いてくれそうな気がしている・・・

ちょうど、校舎の近くのNさんが校舎前の池の鯉の稚魚の世話をしておられた・・・
Nさんは、誰からも頼まれたわけでもないのに、鯉の稚魚の餌を自分で買ってきてお世話されている・・・
池の水が切れないように、いつも水の見回りもされている・・・・・
私も見習いたい・・・・・

Nさんの様な人がいる限り・・・地区は安泰である・・・・
新装なった校舎も生きてくる・・・・

男は黙って行動することが大切である・・・サッポロビールは・・?行動の後の楽しみである。

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苛政は熊よりも猛し・・・・

2010年11月28日 | Weblog
集落の月末集金常会が冬期間は休日の昼になった、
ちょうど常会に出られなくなった山奥の姉のところへ常会の帰りに連絡物を持って上がった・・・・

冬枯れの背戸の山はすっかりと木の葉が落ちて枝がむき出しになっている・・・
枝がむき出しになった栗の大木をよく見ると・・・・・
枝先のあちらこちらに熊座と呼ばれる棚状のものが見える・・・・
家のこんな近くに熊が頻繁に出没していたらしい?

老夫婦と熊の親子が同じ環境の中で生活している風景は・・・
童話の世界に紛れ込んだ様でそれなりに微笑ましいが・・・・恐ろしくはある・・・

これから先・・・山村に取り残され、耕作も山林仕事も放棄した老夫婦は・・・否応なしに熊やイノシシと共生していかなければならない・・・・・

それでも北朝鮮の国民や韓国延坪島の住民よりましだろうか?

苛政は虎よりも猛し・・・・・
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牛並みの腹

2010年11月27日 | Weblog
今日は二つの会をこなす予定だった・・・
予定だったと言うことは・・・全うできなかったと言うことである・・・

午前中の某サークルの活動の後に、忘年会をかねたお食事会があった・・・
お食事会を終えて、帰宅後、亡父の命日に合わせてお墓の掃除を家内としていると・・・・
突然の差しこむような腹痛を覚えた・・・・

時代劇の中では・・・妙齢のご婦人が突然道端にしゃがみ込んで苦しむあの様である・・・
「お女中・・いかがなされた・・・」
こんな場面では決まって凛々しい若侍か何かが親切に声を掛けるものである・・
「持病の癪が・・・・・・」消え入りそうな声で答えるお女中の台詞も定番である・・

「なんでもむしゃむしゃ食べるから・・・罰が当たったのよ!・・・」
家内の声は、若侍の優しさとは大違いである・・・・
殊勝にも亡父の命日に合わせてお墓の掃除をしながら罰でも当てられたら・・この世に功徳は無い・・・・・?
ほうほうの体で帰って、家内が作ってくれた「キハダの皮」の煎じたのを飲んでようやっと収まった・・・・・
夜の学生との懇談会は、家内が電話で断ってくれた・・・・・

我が家でも牛を飼っていた頃に、牛の腹具合が悪くなると、木肌の皮の煎じた汁を竹の筒を使って流し込むと、不思議と治っていた・・・・

私の身体も牛並みである・・・






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あの・・おおらかさ

2010年11月26日 | Weblog
故郷の酒を作る会の仕込みが終わった。
今日は最後の留め添え仕込み作業である・・・
あと2週間ほどすると・・・酒が出来る・・・・・

今年も美味い酒が飲める・・・・

我が家でも、昔は自家用の酒を醸造していた・・・
納戸の薄暗い戸棚の奥の棚を落として専用の醸造桶を置く場所があった・・
母が、酒の出来具合に一喜一憂しながら出入りしていたのを子どもながらに不思議に思って見ていた・・・
今もそうだが、密造酒は脱税犯だ・・・

それでも、時折、摘発に税務署員が村に入ると・・・・
「酒調べが来ていますよー・・」 と駐在所のお巡りさんが自転車に乗って大きな声で知らせてくれることがあった・・・・

なんともおおらかな農村風景である・・・

あの・・おおらかさが今の農村にも欲しい!・・
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トパーズ色の香気

2010年11月25日 | Weblog
今年は、柿は不作だったようだが柚子は豊作である・・・
豊作でもミカンのようにむしゃむしゃと食べるわけにもいかない・・・
我が家ではもっぱら柚子湯として入浴剤に使っている、

毎日が柚子の香りふんぷんの柚子湯である・・・・
湯の中で絞ると、トパーズ色の香気とともに肌にチクリと来る刺激がある・・・
この刺激がいい・・・爽快感がある・・・

ちなみに、トパーズ色の香気とは・・・・
高村光太郎の詩集「智恵子抄」で、狂気の中で智恵子の齧ったレモンから発した香気・・?・・・・・・だったように記憶しているが、なにしろ多感な少年期に読んだ「智恵子抄」の一節なので・・・定かではない・・・・
私は、レモンやミカン、柚子を家内が食べるときに、いつも智恵子抄のなかの「レモン哀歌」を思い出す・・・・

一度は、妻に頼んで、狂気の智恵子がしたように、皮のままでレモンか、みかん、もしくは柚子を丸ごと齧って・・・トパーズ色?の香気を私に嗅がして欲しい・・・・と頼みたいが・・・・怖くて言えない・・・・

湯船の中で、柚子を絞ってトパーズ色の香気を楽しんでいる・・・
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金小父さんのミサイル

2010年11月24日 | Weblog
南北が砲撃戦のニュースには驚いた・・・
北朝鮮という国は、やはり不気味である・・・

菅政権のふがいなさを嘆く国民は多いが・・・・ふがいないぐらいがいい・・
外交でもなんでもしたたかさを見せる北朝鮮の金政権などと比べたら・・・・
文化的で紳士的な日本政府がなんともいとおしい・・・?

思えば日本は平和な国である・・・・
熊だ出た・・・イノシシが田畑を荒らす・・・鳩の糞は公害だ・・・・などと少しでも生活に支障をきたすことが起こると大騒ぎになる・・・・

韓国などでは熊やいのししなどの比では無い!
何時なんどき・・・砲弾が飛んで来るかもしれない?

私たちは、もっと平和な日本に感謝の心を持って生活をしたい・・・?

国会も、与党も与党なら、野党も野党だ・・・・揚げ足とりの論戦にはうんざりである・・・
それだけ平和な日本だと言うことのあかしだとは思うが・・・

よもや、金小父さんのミサイルなどは飛んで来ないことを願う・・・



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きりちんぽ?

2010年11月23日 | Weblog
秋田の郷土料理のきりたんぽ鍋のセットを知人から送っていただいた・・・
数年前にも一度別のルートでいただいたことがあるが、セットの入った箱の表面の美味そうな写真を見て、期待を抱き過ぎたのか?・・・あまりうまいものだとは思わなかった・・・
第一に、肝心のきりたんぽが餅でも無し、お米でも無し、生殺しの牡丹餅の中身の様で鍋の中でぐちゃぐちゃになってしまった・・・・・・
「名物に美味いものなし?と言うからなー」と妙に納得して食べた思い出がある・・・・

今回は、少し趣が違った・・・・・
食卓に用意されたきりたんぽの香りが何とも言えないよい香りである・・・
本来は、牛蒡、鶏肉、マイタケ、ねぎ、セリ、きりたんぽと6種類の具を入れるのが正統のきりたんぽ鍋の様だが、前回の事もあったので家内が豆腐、白菜、うどんなどを追加で入れたようである・・・
きりたんぽ鍋としては邪道だが・・・・これが旨かった、
比内鶏のスープに絡む牛蒡や白菜、豆腐がなんとも言えないうまさだった・・・・
邪道も時には正統を凌駕することがある・・・・

きりたんぽ鍋セットの好評を受けて、たんぽ小町ちゃん、とか きりちんぽ?と銘打った商品も出来たらしいが・・・・・・

きりちんぽだけは・・・早々に消えたそうである・・・・・

当たり前だろう・・・
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余り芸

2010年11月22日 | Weblog
例年、歳末の時期に社会福祉チャリティーの余芸大会がある・・・
余芸と言うからあまりものの芸?という意味かと思っていたが・・・・・
私の芸をお見せします・・・とでもいうことらしい?

その余芸大会に私も出演することになった・・・
男女共同参画推進委員会の啓発活動の一環である、

私は、性別役割分担の意識にどっぷりと浸かっている頑固なおじいさん役だが、ちょっとしたきっかけから男女共同参画社会の意義を理解して開明?する役どころである・・・
小学生の頃の学芸会以来の舞台なので至って心細い・・・
その上に、同じ舞台に立つ女性陣の役者ぶりには・・・たじたじだ・・・・・

男女共同参画社会では「女性だから・・云々・・・」は禁句だそうだが・・・
得てして異なった環境に放り出された時には女性の方が強い!
昔の輿入れでは、ある日を境に一人で他所の家庭に飛び込まなければならなかったことからしても、女性の強さはわかる・・・
男なら・・・逃げ出しそうな場面である・・・

今回も・・・逃げ出したいが・・・そうもいかない・・・・
余り芸?として出演するより仕方が無い・・・

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過疎化の最前線

2010年11月21日 | Weblog
我が家から100メートルばかり山へ入ったところに栗の木や柚子、柿などを植えた畑がある。
昔は、豆やイモ類を作っていたが市場価値が無くなってからは父が植えたものである・・
夏の終わりに下草を刈りに上がったが、イノシシの荒らした跡があまりにひどいので収穫をあきらめてほったらかしにしていた、

柚子と柿の木も数本ある・・・
それでもと思って登って見た・・・・・

驚いたことに・・・・
栗の木のほとんどに巨大な鳥の巣状の座がある・・・・
熊が出たらしい・・・?
昔、柿渋を取るため用の高い渋柿の木が近くにある・・・・
今年は柿の成りは悪かったが頂上付近に数十個の実がなっていたのは前回登った時に見ていた・・・・
20メートルはある柿の木の頂上の枝も見事に折られていてちゃんと座が出来ている・・・

熊が木の実を食べるときには、木に登って枝ごと折りながら折った枝を尻の下に敷いて食べるそうである、
その時出来る棚状のものを「熊棚」とか「熊の座」とか呼ぶそうだ・・・

ここまで熊が出て来たのなら・・・我が家の上の、今は空き家になっている庭に柿の木があるが・・・来年ぐらいには熊に狙われそうである・・・

どうして人里近くまで熊だ出没するようになったのだろうか?
田舎の過疎化が里山から人の気配を薄くしたからとの説がある・・・・?
当たっているような気がする、

少子高齢化社会の最前線の山村生活は、先ず、野生動物との共生の在り方から考えなければならなくなった。


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