村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

ひらたけ

2006年11月30日 | Weblog
このところの寒さでようやく、ひらたけが大きくなりだした。
あまりの暖かさに、床のおがくずと一緒に腐ってしまうかと思った。

隣のなめたけの箱にも、よく見ると豆粒大のなめたけの卵がびっしりと頭を覗かせている。
朝の味噌汁の具としての出番も近い!
菌床の値を考えるとそれほど得にもならないが、ときどき成長の度合いを確かめに足を運ぶとき、一寸したときめきがある。

それだけで充分に、菌床を求めた価値がある。
今の世の中は、こんな田舎でも直接的な利益がないと人は動かない!
単に経済的な利益だけを求めることばかりでなく、心のときめきも益の一つに加えて欲しい。

この頃、一寸したときめきが、ひどく私に幸せ感をもたらすようになった。
これも、 老いたせいだろうか?

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二十四の瞳

2006年11月29日 | Weblog
小豆島の2日目、二十四の瞳映画村に行った。
壺井栄女史は、この島に多大な貢献をしている。
さながら現実の物語の様な錯覚をこの映画村で抱く。
セット用に造られた漁村や岬の分校などは、どこかへ昔忘れて置いてきたような生活の匂いを感じさせた。

二十四の瞳を持つ子供達と大石先生の岬の分校が、今、 私達の地域から、統合されて無くなる小規模な入間小学校の姿に重なって、取り返しのつかない貴重なものを失うような寂しさを抱かせる。

曹洞宗開祖、道元の言葉に「学道の人はまずすべからく貧なるべし、財多ければ必ずその心を失ふ」とあったのを読んだ事があるが、子供達にとって良かれと思った新しい小学校が必ずしも良い結果を生むとは限らない。
二十四の瞳の映画村の中の岬の貧しい分校を見て、今度新しく出来る掛合統合小学校についても考えさせられた。

全てに満ち足りたものは全ての無に等しいと言った人も居た。

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小豆島

2006年11月28日 | Weblog
JAのしあわせ講座で小豆島に泊まる。一行500人からの団体だ。宴会場など体育館なみだ。昔、ノーキョーさんとして世界に名を馳せたパワーはまだ健在である。しかし、年金受給者が主体だ、現役バリバリの駿馬は見当たらない、全員老馬に見えるのは、いなめない!

がんばれJA! がんばれ老馬!
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最後の仕込み作業

2006年11月27日 | Weblog
仲間で造るにごり酒もいよいよ最後の仕込み作業に入った。
朝から気合が入っているので、作業に参加する会員も普段より多い。
本当は、寒風吹きすさぶ中での酒つくりが理想だそうだが、なにぶんにも今年は暖冬!

春先の陽気を思わせる中での作業になった。
作業責任者のIさんは、「気温が高い!室温が高い!」とぼやきづめである。
半分素人の我々にはありがたい暖冬での酒つくりだった。

大きな桶に留め添えをして中を覗くと、早くもほのかに酒の香がするようだ?
酵母菌たちの小さな呟きが聞こえる様な気がする。

自分達で成長の過程を見ながら出来上がる酒は格別の味がする。
光源氏が紫の上をいとおしむ気持ちに似ているような気がする?

と言うとまた家内から「下衆!」と怒られそうだ。


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サンクスフェステバルin掛合

2006年11月26日 | Weblog
掛合道の駅で、サンクスフェステバルin掛合と称して収穫感謝祭?があった。
はてな? と付けたのは横文字が良くわからないからだ。
おおかたは収穫祭か、感謝祭のことだろうと思うが、近頃はやたらと催事場でも横文字が多い。
しゃれた感じを出すつもりだろうが、深層に未だに欧米コンプレックスが働いている様な気がする。 自前の文化を誇りに思う「美しい国にっぽん」になりたいものだ。

「掛合町の特産を考える会」の主催だ、 会場では会員たちの持ちつき、蕎麦打ち、その他、人の手のぬくもりのある食品が並べられている。

昨日、テレビを見ていたら、魚を三枚におろす機械から、握り寿司の機械と、およそ人の手をへる作業を機械化する会社が紹介されていた。
今にほとんどの主婦が食事の準備を他に頼る時代が来るかも知れない。
台所での料理が、イベント会場の見世物になる日も近い。
便利さを求めすぎると、いつか、自らの生活力を失う事になりはしないか?

わが国にも、杞憂の一人ぐらいはいて欲しい!




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JA年金友の会

2006年11月25日 | Weblog
JAの年金友の会が掛合であった。
年金受給者の会なので60歳以上の人ばかりだ。
同級生の顔がちらほらするが、さすがにこの年齢の中では若者の部類に属しそうである。

これと言って産業収入の無い掛合では、年金が大きな産業だ。
年金友の会の皆さんは、町にとってもJAにとっても貴重な稼ぎ手だ。大事なお客さんである。

だが、JAの各事業の中でも畜産を抜いて年金の取り扱い高が一番と言うのも、高齢化社会最前線地域のようで考えさせられる。
しかも、顔ぶれをみると農業者現役の人が多い、JAを支えている実戦部隊は年金友の会の皆さんである。

姿を見ると、けっして若くは無いこの人達が、この国の食料自給率40パーセント?を支えているのだ。

農水大臣にこの現実をお見せしたい!!

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縄文風つぼ

2006年11月25日 | Weblog
先に多根陶芸クラブで窯に入れていた縄文土器風つぼが焼きあがったので持って帰った。
出来たら、水車の会の炭窯で将来は焼いてみようかと思っているが、どうも形状が今ひとつ人に受け入れられない!
一体、何に使うかと尋ねられる、花も生けられない?水も入れられない?穀物入れにも不向きだし?飾るにしても不細工だ?
尋ねられた私も判らない? 縄文人は火炎型土器などを何に使ったのだろう?おおかた祭器として使ったのだろうが、
縄文人に罪は無い。まねて造った私が不細工だったからだが、私は満足している。

形は不細工でも、なんとなく縄文文化の雰囲気はある。
今の世と比べて、マニュアルも何もないところから一つの形を作り上げた縄文人の感性の一部でも窺う事が出来たらそれでいい!

玄関に飾って、孫達が帰ったら私の野性度?を見せたい。

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メル友?

2006年11月23日 | Weblog
私にも女性の友達が居る。
ふるさとの酒を作る会の仕込み作業から帰って、家内が作って置いてくれた早い昼食を食べ終わると電話があった。
かねてからのメル友のK嬢だ、昨日の小学校同級生もK嬢だったが、Kのイニシャルは私に青春をもたらすようだ。 ちなみに、Tのイニシャルは私にやすらぎをもたらせてくれる。
 家内のイニシャルはTだ!

掛合方面へ友達と紅葉狩りに来たとのことだった。
丁度、家内は会社の慰安行事で出かけている。 鬼のいない間の洗濯?
喜んで出かけたが、昼食を早く食べ過ぎたので、お腹が一杯!

吉田町のはしまんで彼女たちの食事にコーヒーで付き合う。
昨日のK嬢といい、今日のK嬢も、都会の生活者は実年齢より若く見える。

私もこれから彼女たちの友達の位置を確保するためにも、ダイエットを始めようか?

動機が不純だと、又家内に叱られそうだが!
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四六の蝦蟇

2006年11月22日 | Weblog
今朝は酒造りの会の集合時間を間違えて、8時の所を5時に出かけた。
まだ暗い休憩室で壁の日程表を見て気が付き、慌てて気付かれないように帰る。
8時に出直して、何食わぬ顔で皆と一緒に麹だしや洗米作業をした。

小学生時代の同級生K嬢が、大阪から帰って酒蔵見学に立ち寄ると連絡があった。
仕事が終ってから、旦那さん、弟さん夫婦を一緒に資料館、竹下登記念館へと案内する。

久しぶりに逢った彼女の開口一番は!!「腹が出たねー」
紅顔の美少年時代?の私と老境に入った私を同じと思うな!
出っ張った腹の中には、人生もろもろの醜悪が一杯詰まっているのだ。

それにしても、風呂から上がって鏡にうつるわが身を眺めていると、四六の蝦蟇の心境が理解出来る。
何かの折ににつけ、傍らを歩かねばならない家内にすまない気がする。

そう言えば・・連れ立って歩く時、家内がなんとなく間を置く様な気がする。
ひがみか?
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視察団!

2006年11月21日 | Weblog
同じ雲南市の大東町から水車の会へ視察団の来訪があった。
ただのお遊び団体に視察とは大げさと思ったが、とりあえず黒米のおにぎりなどで接待しようと朝から準備に追われる。

視察の顔ぶれを見ると自治会役員、地域委員、地区マネージャーと言った面々だった。
総勢30名の視察団?は私達の会にとっては手に余る視察団だった。

活動の状況などを聞いて帰られたが、はたしてお役に立つのか疑問だ?
そのくらい私達の活動はあいまいでいい加減だからだ。

雲南市にも、田舎ツーリズムコンサルタント?地域おこしコンサルタントの様な業務を専門にされる職員さんがおいでのようだが、私達は類似性を嫌ってあまり接触していない。

近頃は何にでもマニュアルと言うか標準書らしきものがないと物事が進められない風潮があると聞く。
料理でも、レシピがないと作れない奥様が多いそうだ。
私達の会は、オリジナリティーを大事にしたい。

これって・・ただのひとりよがり・・・・・?
コメント (3)
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