ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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手を握る

2008-06-11 | 育児
 なかなか心を開いてくれない子どもとの距離を測るには,手を握ってみると分かる。
・自分から握ろうとしている。・・・関わりをもとうとする。
・握り返してくる。・・・多少の関わりをもとうとする。
・何も反応がない。・・・関心がない。
・握った手を払おうとする・・・関わりを拒否する。
 手を握るだけでなく,ここでの会話が重要な働きをする。
○子どもとの興味関心がある話題を提供する。
 家族の話,趣味の話,出来事の話等
○子ども自身への興味関心があることを話す。
 体のこと,行為行動のこと,
○子どもが近づいても安心できる対応をしめす。
 刺激を与えては,引く。引いてからまた刺激する。
 「~しようか。」,手を握ってみる。「これはどう?」
○無理をしたと感じたら引く。
 「ごめんね。」「無理させたね。」「ちょっと言い過ぎたかな。」「大丈夫?」など相手を思いやる気持ちを絶えず伝え続ける。
 時間はかかるが,焦らず少しずつ関わりを密になっていく過程を見る。きっと子どもは少しずつ心を開いてくれると信じて関わり続ける。行き戻りを前提としていないと「昨日できたのに,なぜできないの?」と攻めてしまう。「そんな気持ちになるときもあるね。」と伸びが見えなくても安心できる言葉をかける。子どもとの関係が一直線に密になっていくことはない。気長に構えている方が子どもへの負担は少なくなる。教師のゆとりのある構えが安心感を与える。手を握り返してくれることをまず目指したい。