ひよりの音楽自己満足

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KBB Age of Pain

2013-09-11 06:20:02 | ジャパン・プログレ
 いまや世界でも活躍中の、凄腕ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>率いる日本最高峰のヴァイオリンプログレバンド<KBB>。結成は1992年で、この頃まだ壺井さんは学生だったそうです。2000年に1stアルバム「Lost And Found」を発表。艶やかなヴァイオリンをメインにキーボードが絡んで美しい優雅なインスト曲を構成し、変拍子も多用するテクニカルなサウンドでファンを魅了しています。2003年に2ndアルバム「Four Coner’s Sky」を、2005年には3rdアルバムとして2004年に行われたコンサートを収録したライブアルバム「Live 2004」、そして2007年8月には4枚目となるアルバム「Proof of Concept」を発表されました。その後オフィシャルブートも1枚ライブ会場のみで発表されています。現メンバーは壺井さんの他、キーボード<高橋利光さん>、ベース<Daniさん>、ドラムス<菅野詩郎さん>の凄腕4人衆です。
 ライブでは新曲も多数演奏されていて、ずっとニューアルバムが待ち望まれていましたが、ようやく2013年8月に6年ぶりとなる5枚目のアルバム「Age of Pain」が発表されました。
 アルバム1曲目は「Larks in the air」。ミドルテンポのヴァイオリンのアイリッシュ風のゆったりとしたリフからパワフルなドラムがはいって、ピアノ・ベースも加わってほのぼのとした感じのメロディが美しく心地よくたおやかにながれて。中盤ではピアノのエモーショナルなソロがたおやかにながれて。そしてヴァイオリンがほのぼのした感じのメロディを奏でて。その後パワフルなドラムをバックにベースのヘヴィサウンドのテクニカルなソロ、続いてヴァイオリンの力強くエモーショナルなソロでヘヴィベースとともに盛り上がって。終盤ではヴァイオリンのリズミカルなリフからアップテンポのダンサブルな楽しい感じになって盛り上がってドラムも叩きまくってFin。
 2曲目は「Suspicious Forest」。ベースのリズミカルなリフとシンバルのリズムがはいって、ヴァイオリンとピアノがフリーインプロを展開。そしてキーボードのアップテンポのリズミカルなリフからヴァイオリンもはいってパワフルなリフに。さらにドラムも叩きまくって、キーボードとヴァイオリンのリズミカルなリフから、オールユニゾンでパワフルなリフを。中盤では一旦止まったあと、静かになって、シンバルのアップテンポのリズムにのってテクニカルなキーボードソロ、続いてベースが静かにリズムを刻むなか、ヴァイオリンソロへ。ミステリアスな感じではじまって、徐々に盛り上がってアグレッシブに弾きまくってめっちゃ盛り上がって。終盤ではベースのアップテンポのテクニカルなリフからダイナミックに盛り上がって、ラストはテクニカルなユニゾンリフをキメてドラムも叩きまくってFin。
 3曲目は「Age of pain」。ピアノのしっとりとした音色とヴァイオリンの音色が幻想的にながれ、ヴァイオリンがみずみずしく美しいメロディをたおやかに奏でて。そしてミドルテンポのリズムがはいって綺麗なピアノリフとともにベースが味わい深いラインを奏で、ヴァイオリンがしっとりと美しく奏で、ドラマティックに盛り上がっていって。中盤ではピアノリフからベースのしっとりとエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンのリフからしっとりとしたピアノソロへ。それが徐々にドラマティックに盛り上がって。終盤ではヴァイオリンが美しく伸びやかに奏でて盛り上がって、ドラムも叩きまくって。ラストはヴァイオリンとピアノがゆったりとしっとりと。
 4曲目は「Vertical Divided Alone Man」。まずはヴァイオリンのアグレッシブかつ幻想的なソロが。その後、アップテンポのオルガンのリズミカルなリフからミドルテンポのダイナミックでヘヴィなリフがながれ、オルガンとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフも。その後ヴァイオリンとオルガンのユニゾンのブレイクリフがスリリングに展開し、ドラムも叩きまくって。中盤ではヴァイオリンとオルガンのヘヴィサウンドの白熱のソロバトルが展開して盛り上がって。その後元のヘヴィリフに戻って叩きまくりのドラムソロへ。ラストはダイナミックなユニゾンリフをキメてFin。
 5曲目は「Termites Daydream」。ヴァイオリンのフィドル調のリズミカルなリフからはじまるも、一旦とまってゆったりと伸びやかなメロディを奏でて。そして再びアップテンポのパワフルでリズミカルなリフから4/4のロックンロール調のノリノリモードになり、そのままヴァイオリンのアグレッシブな弾きまくりソロへ。続いてはキーボードとのテクニカルなユニゾンリフからキーボードのテーマリフを挟んで、ノリノリのベースリフにのってめっちゃ楽しいキーボードソロへ。それが急にゆったりのSWINGモードになったり。そしてノリノリのソロから一転ゆったりとたおやかなヴァイオリンのメロディが雄大にながれて。
 6曲目は「Lythrum」。アコギのようなヴァイオリンのフィンガーリフからゆったりとはじまって、美しいピアノの音色が響き、幻想的なピアノソロが。途中からヴァイオリンがのびやかに悠久の流れのようにゆったりとしっとりと奏でて。そこにピアノが綺麗にハモって。その後リズムがはいってヴァイオリンのエモーショナルなソロがしっとりと。ラストはゆったりとFin。
 7曲目は「Kernel」。ヴァイオリンのリズミカルなリフから楽しくはじまって、キーボードリフが加わって、ドラムがはいってアップテンポのノリノリモードでモーグのテクニカルなソロへ。そしてダイナミックなリフがはいってドラムも叩きまくって。その後ノリノリのベースリフにのってヴァイオリンのテクニカルなソロへ。それが盛り上がってアグレッシブに弾きまくって、ドラムも叩きまくって。中盤ではリズミカルなテーマリフからアップテンポの叩きまくりドラムとグルーヴィなベースにのってオルガンのテクニカルなソロが。その後ヴァイオリンとキーボードがユニゾンでテクニカルなリフをキメて。終盤ではミドルテンポのヘヴィモードになって、ディストーションを効かせたベースのアグレッシブなソロが。まるでヘヴィメタルのギターソロみたいでめっちゃかっくいいっす。その後元のアップテンポのノリノリモードになってヴァイオリンリフとモーグのテクニカルなリフがながれ、ラストはダイナミックなリフでドラムも叩きまくって盛り上がって、テクニカルなユニゾンリフをキメてFin。
 8曲目は「My Restless Heart」。ヴァイオリンの爽やかでリズミカルなリフとピアノのパワフルなリフからはじまって、ミドルテンポのリズムがはいって、ヴァイオリンとピアノが爽やかなリフを弾いて、そこからファズを効かせたアグレッシブなヴァイオリンソロへ。続いてはキーボードのテクニカルなソロが。終盤ではベースリフをバックにヴァイオリンが美しく伸びやかに奏で、ピアノの躍動感のあるリズミカルなリフがはいって。その後一旦止まってからヴァイオリンがゆったりとのびやかに奏で、そこにリズミカルなピアノリフがはいって躍動感たっぷりに。そしてパワフルなドラムとともにダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、盛り上がっていって。ラストはヴァイオリンがリズミカルなリフを爽やかに奏でて楽しくFin。
 ライブで聴きなれた曲が多いですけど、とっても新鮮な感じで楽しめましたね。テクニカルでパワフルでエネルギッシュでダイナミック、かつ、繊細で瑞々しく美しいサウンドで奏でられる素晴らしい楽曲群、素晴らしいアルバムですね。長いこと待ったかいがありました。これからはじまるレコ発ライブツアー、めっちゃ楽しみです。

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