ひよりの音楽自己満足

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平山照継さん

2007-12-24 08:01:27 | NOVELA系
 NOVELAのリーダーのギタリスト<平山照継さん>が1983年に発表したソロアルバム「ノイの城」です。このアルバムは平山さんが長年構想を練っていたファンタジー・ストーリーを楽曲群で表した素敵なコンセプトアルバムです。物語は、ネコのぬいぐるみの住む国に迷い込んでしまった空也少年が、もとの世界に帰るために、怪物たちの棲む恐ろしい森を通り抜けてノイの城にいる神様に合わなければならない、という冒険活劇です。参加メンバーは、NOVELAのリズム隊の笹井さんと西田さん、そしてPale Acute Moonのキーボード<仙波基さん>と、ヴォーカルの<下町香織さん>です。曲は幻想的なテーマ曲からスタートして、変拍子たっぷりのプログレや、幼稚園のお遊戯のような可愛らしい曲、兵隊の行進のようなマーチ、哀愁ただようバラード、そして壮大なスケールのエンディング、と聴き手をファンタジーの世界にいざなってくれます。平山さんのセンス溢れるアレンジと、下町さんのあどけない可愛らしい歌声がよりいっそうおとぎの国の世界を演出していますね。夢の世界にのめいこんでしまいそうです。
 そして85年に平山さんのソロ名義の2ndアルバム「シンフォニア」が発表されます。今回はキーボードに<小川文明さん>さんが、そして2曲のみですが“ミスター・シリウス”こと宮武さんがフルートでゲスト参加されています。このアルバムは前作のようなコンセプトアルバムではありませんが、サウンド路線は同じで可愛らしいシンフォニック・ワールドたっぷり!平山さんと下町さんのツインヴォーカルの曲もあり、変拍子たっぷりの歌謡曲(?)もあり。下町さんのヴォーカルがとってもピュアで可愛らしいので、歌の部分はアニメソングやアイドル歌謡曲みたいに聴こえるんですよね。そして歌のないインスト部はときにパワフルに、ときにしっとりと、美しいメロディのシンフォニック・プログレを聴かせてくれます。前作同様におとぎ話的で感動的なドラマチックな曲群、素晴らしいです。
 CD「ノイの城」はわりと簡単に手に入ったのですが、「シンフォニア」はなかなか手に入らなくて参りました。某オクに出品されてはいたんですけど高額だったので二の足を踏んでました。結局某通販の中古店で定価の倍くらいの値段買えたのでよかったんですけどね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
手に入りません。。。 (TK)
2009-11-12 22:43:23
レコードはプレイヤーがないため聴けないしで、幻になっています。。。

近くに持っている人がいたら、ダビング頼むんですけどだれもいないし

涙の2枚です
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ちょっと高いけど (ひより)
2009-11-13 07:24:06
 TKさん、いらっしゃいませ。
コメントをカキコしてくださってありがとうございます。
いま調べたところ、「ノイの城」はヤ○オクで¥4000-.で出品されています。「シンフォニア」はア○ゾンで¥8000-.弱で購入できます。
ちょっと高いですが、なにしろ廃盤ですのでこのくらいのプレミアは仕方ないかと思います。がんばってください。
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