ひよりの音楽自己満足

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野獣王国  幻想水滸伝音楽集

2013-09-08 08:54:24 | 難波弘之さん
 先日、久しぶりに中古も扱っているCD店へ。いつものようにジャパンプログレコーナーを見てみると、このアルバムが。ゲームのサントラアルバムかなって手にとってみると・・・なんと演奏があの凄腕メンバー勢ぞろいの<野獣王国>じゃないですか!これまでにもここで<野獣王国>のアルバムは何枚も紹介させていただきましたが、このアルバムの存在は全く知りませんでしたのもので超ビックリ!お値段もお手頃だったもので即購入です。
 2001年に発表されたゲーム<幻想水滸伝>のアレンジアルバム「幻想水滸伝音楽集」です。メンバーはキーボーディストであり、このアルバムのプロデュースも担当されている<難波弘之さん>、ギター<是方博邦さん>、ベース<鳴瀬喜博さん>、ドラムス<小森啓資さん>で、さらにゲストにS・Sax&Flute<本田雅人さん>、ヴァイオリン<寺井尚子さん>、そしてヴォーカル<大木理沙さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「枯れた大地」。アップテンポのアコギのリズミカルなリフからダイナミックなリフがヴァイオリンとともにながれ、そしてヴァイオリンとフルートのリズミカルなリフが交互に。スパニッシュ風のスリリングな曲ですね。その後ヴァイオリンの美しく艶やかな音色がのびやかにながれ、そこからテクニカルなヴァイオリンソロへ。中盤ではダイナミックなリフからヴァイオリンとフルートのテクニカルなユニゾンリフが。変拍子ながらもリズミカルで躍動感たっぷりでかっくいいっす。終盤にはアグレッシブなギターソロが。ラストはパワフルでフォルクローレっぽくダイナミックに。
 2曲目は「ロックロックランド」。ダイナミックなリフからミドルテンポではじまって。最初からシンセリフをバックにベースが弾きまくってドラムも叩きまくって、そしてグルーヴィな感じでギターリフとシンセリフがながれ、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムが。その後キーボードリフからエモーショナルなモーグソロへ。バックではベースがうねりまくって、そのままテクニカルなベースソロへ。終盤ではダイナミックなリフからギターのアグレッシブなソロが。ここでもベース弾きまくりで、ドラムも叩きまくって。
 3曲目は「集いし戦士たち」。ミドルテンポでレゲエ風にゆったりとはじまって、S・Saxのリズミカルな音色が響き、続いては同じメロをヴァイオリンがリズミカルに奏で、そしてハモって。その後S・Saxがのびやかに奏で、キーボードののびやかなソロ、ヴァイオリンのリズミカルなソロ、S・Saxのエモーショナルなソロと続きます。その後リズミカルなリフからS・Saxがのびやかに奏で、オルガンサウンドが響くなか、S・Saxソロとヴァイオリンソロが掛け合いで。
 4曲目は「勝利への意欲」。シンセの低いサウンドが響き、そして鮮烈なシンセリフからダイナミックがはいって、ミドルテンポのミステリアスなリフがゆったりと力強くながれ、のびやかに雄大に。その後アップテンポになってノリノリモードでドライブ感たっぷりに。間奏では叩きまくりドラムからオルガンのテクニカルなソロがノリノリでたっぷりと。その後パワフルなブレイクから再びミドルテンポでヘヴィにダークにグルーヴィに。そしてドラムが叩きまくって。ラストはシンセリフが響くなか、ギターがアヴァンギャルドに弾きまくって。
 5曲目は「La mia tristezza」。シンセの幻想的な音色がゆったりと響き、そこにしっとりとした女性ヴォーカルがはいってのびやかに美しく歌い上げて。その後力強いミドルテンポのリズムがはいってエモーショナルなギターソロへ。終盤では再びヴォーカルが力強く美しく歌い上げて、ラストもエモーショナルなギターソロが。
 6曲目は「幻想の世界へ」。ミドルテンポのほのぼのした感じのリズミカルなリフがゆったりとながれ、スライドギターののどかな感じのメロディが心地よくながれて。その後オルガンのリズミカルで明るくさわやかなメロディが。それが交互にゆったりとながれて。浮遊感たっぷりのほんわかした感じの気持ちいい曲ですね。
 7曲目は「明るい農村」。ミドルテンポのパワフルなリズム&リフからはじまって、Saxの力強いリフと、ヴァイオリンのリズミカルなリフ、フルートの力強いリフが交互にながれて。その後Saxのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのアグレッシブなソロが。終盤ではSaxとフルートの力強いリフからヴァイオリンのリズミカルなリフ、フルートのパワフルなリフが交互に。
 8曲目は「山越え」。シーケンスのリズムとシンセの幻想的なサウンドからはじまって、シンセのリズミカルなリフがはいって、そして力強いシンセのブラスサウンドのリフと綺麗なグロッケン風サウンドがはいって盛り上がっていって。山の上から広大な景色を眺めているかのような爽快感がありますね。中盤からはギターがはいってのびやかに奏で、そしてシンセの壮大なブラスサウンドがゆったりとながれ、そこからギターのハードでアグレッシブな弾きまくりソロへ。ドラムも叩きまくってます。
 9曲目は「Gothic Neclord」。シンセのダークなリフがスリリングにながれ、ヴァイオリンのミステリアスなリフ、パイプオルガンの重厚なリフからミドルテンポのリズムがはいってギターが哀愁ただようリフを、ヴァイオリンがリズミカルなリフを弾き、そしてヴァイオリンの力強いリフが。その後パワフルでヘヴィなリフからヴァイオリンのメロウなリフがながれ、そこにピアノのリズミカルなリフが。中盤ではギターのアグレッシブなソロ、ヴァイオリンのテクニカルなソロの白熱した掛け合いソロバトルが。終盤ではギターとヴァイオリンがハモってリフを奏で、ダイナミックに盛り上がって、ラストはパイプオルガンの重厚なリフとギターのテクニカルなリフが。
 10曲目は「回想」。オルゴール風サウンドがゆったりとしっとりとながれ、そして笛のようなサウンドがのびやかに郷愁たっぷりにながれて。その後女性ヴォーカルの澄んだ美しいスキャットがのびやかに綺麗にながれて。あまりの美しさに手が止まってしまいました。終盤では笛のようなサウンドが再びゆったりとしっとりとながれて。
 めっちゃパワフルでダイナミックで、しかも美しくドラマティックで、様々なジャンルを取り込んだバラエティに富んだ構成で楽しませてくれる素敵なアルバムですね。めっちゃ聴き応えあります。Saxとヴァイオリンが加わった野獣王国といった感じでSaxとヴァイオリン、大活躍ですね。ヴォーカルは2曲だけですけど、理紗さんのずば抜けて美しいお声が聴けてめっちゃ嬉しいっす。このアルバムの存在にもっと早く気付くべきでした。

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