ひよりの音楽自己満足

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布施明さん 日生劇場の布施明

2015-05-14 06:56:32 | 70's J-Rock
 2009年4月にこのblogで1971年に発表された<LOVE LIVE LIFE + 1>というプロジェクトの「Love will make a better you」というアルバムを紹介させていただきました。<LOVE LIVE LIFE + 1>とは、SAXの<市川宏祐さん>が中心のユニットで、キーボードは<柳田ヒロさん>、ギターは<水谷公生さん>、<直居隆雄さん>、ベースは<寺川正興さん>、ドラムは<チト河内さん>、フルート&SAXには<横田年昭さん>、そしてヴォーカリストは、当時すでに「霧の摩周湖」等、ヒット曲を連発し、紅白にも出演し、一流歌手の仲間入りをしていて大人気の<布施明さん>です。このアルバムでは布施さんは大ヒット曲からは全く想像できないくらいの、メタルヴォーカリスト顔負けのド迫力のシャウトやヒステリックなヴォイスを聴かせてくれて本当に驚きました。なんて凄いヴォーカリストなんだって。で、そのアルバムには当初CD化された際に、ボーナストラックとして1971年3月に日生劇場で行われたライブの音源の「Love will make a better you」が収録されていたんですね。その時のライブの音源がなんと2015年4月に突如初CD化されて「日生劇場の布施明」というタイトルで発売されて超ビックリ!もちろん即買いです。
 アルバムは全13曲収録されています。まず1曲目から4曲目までは洋楽カヴァーで、1曲目は「うわさの男」。アップテンポの明るく爽やかでリズミカルなリフからはじまって、パワフルで爽やかなヴォーカルがはいって、のびやかにメロウに、そして力強く歌い上げて。
 2曲目は「この胸のときめきを」。プレスリー氏のバージョンが広く知られていますね。ピアノリフからしっとりとしたヴォーカルがはいって、ドラマティックに歌い上げて。
 3曲目は「I Know」。ベースリフからゆったりとはじまって、ヴォーカルはほのぼのとメロウに歌い、力強くドラマティックに歌い上げて。
 4曲目は「It’s Impossible」。ピアノのリズミカルなリフからミドルテンポでリズミカルなヴォーカルがはいって、ハープの音色が綺麗に響くなか、歌い上げて盛り上がって。
 ここから2曲はお待ちかねのハードロックモードです。5曲目は以前紹介させていただいた「Love will make a better you」です。まずはお客さんとのやりとりの爆笑MC。そしてカウントからアップテンポのパワフルでファンキーなリフがはいって、パワフルでリズミカルなヴォーカルもはいって、迫力のシャウトもキメて。その後ギターのテクニカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからパワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって。終盤では再びリズミカルでテクニカルなギターソロが。
 6曲目は「Heartbreaker」。パワフルでダイナミックなリフからメロウなギターリフがはいって、オルガンサウンドが響き、ドラムが叩きまくり、ヴォーカルがパワフルシャウト!そしてギターのメロウなアルペジオリフからヴォーカルがゆったりとブルージーに歌い、サビでは歌い上げ、Saxが吹きまくりフィルを入れ、ヴォーカルがド迫力のシャウトを。中盤ではSaxのアグレッシブな吹きまくりソロが。ヴォーカルがヒステリックなシャウトをかまし、続いてエモーショナルなギターソロが。終盤ではギターのメロウなリフからヴォーカルが歌い上げ、Saxが吹きまくりフィルをいれ、ヴォーカルがシャウトし、ドラムが叩きまくって。凄い迫力です。ラストはアップテンポのノリノリモードでファンキーにパワフルに盛り上がって。ところがここで残念ながらフェードアウトしてしまいます。
 ここからは大ヒット曲やドラマティックなバラードが続きます。7曲目は「ある愛の詩」。ゆったりとしたクラシカルなストリングスからしっとりとしたヴォーカルがはいって。
 8曲目は「そっとおやすみ」。ロマンティックなストリングスからしっとりとしたヴォーカルが。
 9曲目は「そよ風を君にあげよう」。トランペットがゆったりとのびやかに奏で、ミドルテンポのリズムからフルートがのびやかに奏でて。そしてしっとりとしたヴォーカルがはいって、力強くドラマティックに歌い上げて。
 10曲目は「霧の摩周湖」。トランペットがゆったりとのびやかに奏で、フルートがテクニカルなフィルを入れ、ストリングスがゆったりと奏で、メロウなヴォーカルがはいって、そしてドラマティックに歌い上げて。
 11曲目は「愛の終わりに」。ティンパニロールからダイナミックなオケサウンドが響き、トランペットがのびやかに奏で、しっとりとしたピアノリフとコーラスからしっとりとしたヴォーカルがはいって、盛り上がって行って、歌い上げて。
 12曲目は「遥かなる影」。ピアノのリズミカルなリフが明るく爽やかにながれ、手拍子にのってリズミカルなヴォーカルがはいって、歌い上げて。間奏ではトロンボーンのソロが。
 13曲目は「愛は不死鳥」。ミドルテンポの静かなリフからはじまって、しっとりとしたヴォーカルがはいって、トランペットがのびやかなフィルを入れ、ヴォーカルが歌い上げて、ドラマティックに盛り上がって。ラストは劇的に盛大にFin。
 布施さんの生々しく力強くドラマティックなヴォーカルがたっぷりと堪能できるアルバムですね。さらにアグレッシブで迫力たっぷりのシャウトも聴けて。ハードロックファンには5曲目6曲目がやはり最大の聴きものですね。5曲目は以前のアルバムに収録されていましたが、6曲目は今回初めてで、それがまた物凄い迫力で。自分的にはこの曲だけでもこのアルバムの価値があると思っています。それだけにフェードアウトがちと残念。でもでもなによりもこのアルバムが再発されたことが本当に嬉しいっす。貴重な音源、どんどん復刻してほしいものです。

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