ひよりの音楽自己満足

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新●月  遠き星より

2016-04-11 21:14:14 | 新月・Asturias系
 しっとりとした和の情緒溢れる伝説のプログレバンド<新●月>。メンバーはキーボード<花本彰さん>、ギター<津田治彦さん>、ベース<鈴木清生さん>、ドラムス<高橋直哉さん>、ヴォーカル<北山真さん>の5人で、1978年ころから本格的にライブ活動を始め、日本の情緒たっぷりのアコースティックでフォークっぽい歌詞やメロディ、そしてジェネシスを彷彿させるユーロプログレのシンフォニックサウンドで聴衆を圧倒。しかも演劇を学んでいたという北山さんの魅惑のヴォーカル&パフォーマンスもあって人気を博したそうです。そして79年に名作「新月」を発表され、レコ発売ライブも行われました。しかし・・・その後、メンバーの脱退やプロダクションの倒産もあって81年に惜しまれつつも解散してしまいます。解散後、メンバーの皆さんは個々に音楽界で活躍されます。そして1994年に79年に行われたレコ発ライブの音源が収録されたライブアルバム「赤い目の鏡:ライブ79‘」が発表され、2004年にはそのライブの別テイクアルバム「Shingetsu Live 25.26 july 1979,ABC kaikan hall Tokyo」が発表されました。その翌年2005年にはBOX発売の企画が立上り、幻の2ndアルバム「遠き星より」のレコーディングの為に当時のメンバーが集結。同年12月にCD5枚+DVD1枚&ブックレットのBOX「新●月●全●史」が発表されます。そして翌2006年に待望の復活ライブを行ったそうで。しかし、北山さんが多忙のために、今後はサポートヴォーカリストを迎えて<新●月プロジェクト>として花本さん・津田さんを中心に活動を行っていくとのことで。で、自分は完全に後追いなためにBOXを手に入れるのは少々厳しい状況。そんななか、2015年に北山さんが久々にソロアルバムを発表され、音楽雑誌のインタビュー等で新●月のお話も出てきて、なんと2016年にBOXの音源があらたにリニューアルされて個々に紙ジャケで発売されるとのことで超ビックリ!即予約して到着を待ちます。もちろん自分の最大のお目当ては幻の2ndアルバム「遠き星より」です。
 アルバム1曲目は「殺意への船出Part2」。ゆったりとしたストリングスサウンドからしっとりとはじまって、ミドルテンポのアコギのリズミカルなリフがながれ、シンバルロールや、トライアングルの音色や、ギターんぼハーモニクスサウンドが綺麗に響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって、キーボードがのびやかに奏で、パイプオルガンサウンドがゆったりと響いて。そしてアップテンポのパワフルなリズムがはいって、オルガン・ギター・シンセがのびやかに爽やかに奏で、ミドルテンポになって、アコギリフからヴォーカルがのびやかに爽やかに。さらにゆったりと艶っぽく。中盤ではアコギのミドルテンポのリフからギターとオルガンがのびやかに奏で、シンセサウンドがうねり、シンバルロールから盛り上がっていって、ギターのダイナミックなリフからアップテンポのノリノリモードになって、明るく爽やかにリズミカルになって、そしてミドルテンポになってゆったりとのびやかなヴォーカルがはいって、リズミカルなリフからメロトロンがのびやかに奏で、ダイナミックなリフから再び盛り上がって。終盤ではリズミカルなリフからヴォーカルもリズミカルに。そしてブレイクからダイナミックなリフがはいって、アップテンポのノリノリモードでギターとキーボードがのびやかに奏で、そこからギターのテクニカルなソロが。その後ブレイクからゆったりとしたアコギリフからのびやかなヴォーカルがはいって、再びブレイクからダイナミックなリフがはいって、ヴォーカルがハイトーンで歌い上げ、ラストはリズミカルなリフからダイナミックなブレイクをキメて。
 2曲目は「殺意への船出Part1」。心落ち着くようなピアノリフがゆったりとながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって、アコギのゆったりとした音色が綺麗に響いて。その後モールス信号のような電子音が響いて。
 3曲目は「赤い目の鏡」。オルゴールのしっとりとした音色がながれ、シンセサウンドが浮遊感たっぷりに幻想的に響き、ピアノリフからゆったりとしたヴォーカルがはいって、ほのぼのした感じに。そしてミドルテンポのリズムがはいって、ギターとストリングスサウンドがゆったりと響き、ヴォーカルが歌い上げてドラマティックに盛り上がって。中盤ではシンセサウンドが浮遊感たっぷりに幻想的に響き、ギターののびやかでエモーショナルなソロ、続いてベースのエモーショナルなソロも。終盤ではのびやかなヴォーカルがはいって、シンセサウンドがドラマティックにながれ、パワフルなドラムとストリングスサウンドがはいって、ヴォーカルがドラマティックに歌い上げて。ラストはギターがのびやかに奏でて。
 4曲目は「不意の旅立ち」。アコギのゆったりとしたリフからキーボードのほのぼのしたリフがながれ、パーカッションのリズムがはいって、オルガンがのびやかに奏で、アコギのほのぼのしたアルペリフからリズミカルで軽やかなヴォーカルがはいって、明るく爽やかな感じに。その後、一旦止まってからさざ波の音が聴こえてきて、アコギのゆったりとしたアルペリフから低い声のヴォーカルがはいって、そして一転ギターのダイナミックなリフからアップテンポのパワフルなタムドラムとドライブ感たっぷりのベースリフがはいって、ヴォーカルがリズミカルに。中盤ではギターのアップテンポのノリノリのロックンロールリフからそのままギターのテクニカルなソロが。そしてミドルテンポでヴォーカルとキーボードがのびやかに爽やかに。終盤ではギターがのびやかに爽やかに奏で、オルガンものびやかに奏で、ベースのテクニカルなリフからブレイク。そしてスネアのパワフルな連打からダイナミックなリフが。ラストはギターの美しいアルペリフがゆったりとながれて。
 5曲目は「島へ帰ろう」。ダイナミックリフがのびやかにほのぼのとながれ、ピアノリフからゆったりちほのぼのしたヴォーカルがはいって、そしてドラマティックに歌い上げて。中盤ではギターのエモーショナルなソロが。その後ヴォーカルがドラマティックに歌い上げて。終盤ではオルガンののびやかでエモーショナルなソロ、そして再びギターののびやかでエモーショナルなソロが。
 曲数は5曲ながらも濃密で聴き応えたっぷりな新●月ワールドを存分に楽しめますね。なによりも新●月のヴォーカルは北山さんでなければ、との想いが強くなってしまいます。北山さんのヴォーカルでの新●月のライブをぜひとも観てみたいっす。それにしても、現在ではプレミア付で貧乏な自分にはとても手が出ない「新●月●全●史」に収められていた幻の2ndアルバム「遠き星より」がこうして聴けてほんっと嬉しいっす。

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