ひよりの音楽自己満足

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大久保治信さん Miscellaneou Ⅰ・Ⅱ

2011-10-10 07:30:36 | 21th J-プログレ
 プログレバンド<Truth and Reality>の中心人物であり、キーボード奏者の<大久保治信さん>。大久保さんは高校生の頃から音楽に目覚め、その後本格的に勉強され、1980年頃から多くのアーティストやアイドルのレコーディングやライブのサポートに参加されたり、また作曲やアレンジャーとしても活躍され、多くのCMやゲーム等の音楽にも携わっておられます。その大久保さんのソロアルバムもあるとのことでいつか手に入れたいなって思っていました。そんな折に<Truth and Reality>が参加されたプログレイベントの際に店頭で2枚販売されていたもので即購入しちゃいました。
 まずは2011年2月28日の日付のある「Miscellaneous」。4曲収録のミニアルバムです。1曲目は「MONO」。アップテンポのジャジーながらファンキーっぽいリズムからはじまって、リズミカルなピアノリフをバックにオルガンの明るく楽しいフレーズがながれて。その後ドラムフィルからジャジーなハイテンポのリズムになってベースフィルからアグレッシブなオルガンソロが。バックのベースもかっくいいっすね。続いてテクニカルなピアノソロが。バックではベースも弾きまくりドラムもパワフルに叩きまくって。終盤ではテーマフレーズからドラムソロがちょこっと。とっても楽しいリズミカルな曲、ライブで聴いてみたいっす。
 2曲目は「Prig」。ミドルテンポの重めのリズムではじまって、シンセの伸びやかな音色がながれて。落ち着いた感じの曲調ですが徐々に盛り上がっていって、そして鮮烈なブラスサウンドのリフがパワフルに響いて。中盤ではエモーショナルなオルガンソロが。終盤ではテーマフレーズに戻って、ラストにオルガンソロがちょこっと。聴いていて思わずヨコノリしてしまいました。
 3曲目は「Niji」。ドラの音が鳴り響いてはじまって、ミドルテンポでミステリアスなリフがながれ、そして笙のようなサウンドの和風メロがしっとりとながれ、そしてストリングスサウンドの壮大なフレーズがはいって。リズム的にはファンキーな感じなんですけどおもいっきり和風の曲調ですね。正座して背筋を伸ばしてしまいそうです。中盤では一旦静かになって太鼓の音が響き、そしてドラの音とともにテーマフレーズが。ラストはリズムが止まって幻想的な感じに。
 4曲目は「Another Day」。ブラシでのドラムのスローテンポのしっとりとしたリズムでピアノの美しい音色が響いて。アダルティな感じ、いいですねぇ。薄暗いJAZZバーで恋人同士がグラスを傾けているような雰囲気がします。中盤ではエモーショナルでドラマティックなピアノソロが。とっても美しいメロディアスなバラード風の曲、すっごい素敵♪
 
 2枚目は2011年7月2日の日付のある「Miscellaneous Ⅱ」。こちらも4曲収録のミニアルバムです。お顔が半分描かれたジャケット、1曲目は「生きてるだけでなるもうけ」。パワフルなドラムからはじまってビッグバンドジャズ的な盛大なブラスサウンドの華々しいリフはいって、そしてミドルテンポでテクニカルかつエモーショナルなオルガンソロが。ブラスサウンドのリフ、どこか懐かしいような。タイトルからするとクレージー・キャッツ全盛の昭和な感じもしますね。もちろんリアルタイムではないのでテキトーに書いてるだけですけど。
 2曲目は「Remove」。アフリカンなパーカッションからアップテンポではじまって、リズミカルなピアノリフがジャジーなハイテンポのリズムにのって躍動感たっぷりにながれていきます。叩きまくりのドラムもリズムをグイグイひっぱっていくベースラインもかっくいいっす。中盤ではそのリズムにのってテクニカルなピアノソロがスリリングにながれて。
 3曲目は「月光」。しっとりとしたミドルテンポのアンビエントなリズムにのって美しいピアノの調べがながれて。そしてそれがメロトロン風サウンドをバックに徐々に盛り上がっていって。とってもドラマティックですね。中盤にはエモーショナルかつパワフルなギターソロが。このギターは<池田邦人さん>です。
 4曲目は「戦国」。重厚なシンセリフ、ピアノのテクニカルなリフから壮大なオーケストラサウンドがリフがはいって、それをバックにピアノの力強いリフやパワフルなソロがスリリングに展開します。タイトルの通り、戦闘モノのゲーム音楽のサントラみたいです。中盤では一旦止まって静かになり、ブラスサウンド、そしてオーボエのようなサウンドがゆったりとながれ、そして美しいピアノの音色がゆったりとながれて。その後ドラの音が鳴り響き、ダイナミックなオーケストラサウンドのリフがはいって、ストリングスのアップテンポのリフをバックにリズミカルかつパワフルなピアノリフが。そして壮大なオーケストラサウンドがながれ、そしてオケサウンドのリフをバックに攻撃的なピアノリフが。めっちゃパワフルでかっくいいっす。
 2枚通して聴き終わって思わずため息。「すげー!」って感じです。基本ベースはJAZZですけど、明るく楽しい曲、しっとりとした美しい曲、情緒たっぷりの曲、壮大でスリリングな曲などなど、幅広い音楽性を持った、どちらもとっても楽しめる素晴らしいアルバムですね。今後も期待しちゃいます。

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