ひよりの音楽自己満足

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ptf 3rd The World[s]

2019-11-10 11:44:42 | 21th J-プログレ
 ヴァイオリン・プログレ・バンド<ptf>。このバンドを知ったのは2010年6月のライブでした。ドラマティックな楽曲が多く、しかもアグレッシブな演奏で見ごたえ聴き応えたっぷりの素敵なバンドで。バンドはライブ活動を重ねて、2013年3月に待望の初のフルレンスアルバム「percept from...」を発表されます。しかしアルバム発表後にベーシストが脱退され、新たなベーシストが加わって活動を続けられ、2015年2月に2ndアルバム「WHAT IS CONSTANT」を発表されます。メンバーはヴァイオリン<高島圭介さん>、キーボード<鬼頭武也さん>、ドラムス<関勇亮さん>、ベース<伊藤寛之さん>の4人編成です。そして2018年10月に今回紹介させていただく3rdアルバム「The World[s]」を発表されます。”共感覚“をテーマとしたコンセプトアルバムとのこと。ジャケットはこれまでと違って、幾何学的というかパースペクティブというか無機質的な感じですが、サウンドは・・・そうそう、アルバムには曲ごとにイメージ画像が掲載されたブックレットが付いています。ここでは詳細はかきませんが。 
 アルバム前半“ACT 1” 1曲目は「Monologue ~Just Another day」。宮廷音楽のような華やかなオケサウンドがゆったりと心地よくながれ、ストリングスからヴァイオリンがのびやかに奏で、キーボードがほのぼのメロディを浮遊感たっぷりに奏でて。2分ちょいの序曲です。この後の展開がワクワクとっても楽しみに。
 2曲目は「Overture」。ヴァイオリンがアップテンポでスリリングに、オルガンがのびやかにミステリアスに奏で、ユニゾンでさらにスリリングに。そしてヴァイオリンがのびやかに爽快感たっぷりに気持ちよく奏で、キーボードとユニゾンでキメて、シャッフルモードになってノリノリでダンサブルに。中盤ではキーボードの爽快感たっぷりのソロ、テンポチェンジしてのヴァイオリンのドラマティックなソロが。終盤ではリズミカルリフが徐々にフェードアウトしていって、3曲目へ。
 3曲目は「Wondering What I See」。ヴァイオリンが力強くのびやかに、美しく爽やかに。そしてリズミカルでミステリアスなリフが入るも、オルガンがのびやかにほのぼのと、そしてドラマティックドラマティックに奏でて。その後ヴァイオリンが綺麗なピアノリフにのってのびやかに美しく奏でて。
 4曲目は「The Stranger(facing her)」。ピアノが爽やかにたおやかに奏で、ヴァイオリンがのびやかに艶やかに奏でて。そしてピアノの瑞々しいリズムリフからヴァイオリンが力強くのびやかに奏でて。
 5曲目は「Experience~Another World」。ピアノの瑞々しい音色からダイナミックリフがはいって、ミドルテンポのオルガンのパワフルなリフからアップテンポのリズミカルリフがはいって、ヴァイオリンがのびやかにドラマティックに奏でて。中盤ではオルガンのテクニカルなソロ、そしてダイナミックリフからヴァイオリンのテクニカルなソロ、さらにオルガンとの掛け合いのソロバトルが展開して。終盤ではリズミカルリフがスリリングに。
 6曲目は「Reminiscence」。ピアノがゆったりと奏で、ヴァイオリンがのびやかに、ほのぼのと奏でて。そしてピアノリフが繰り返されたあと、ミドルテンポのリズムがはいってダンサブルな感じになり、ヴァイオリンが力強くのびやかに奏でて。その後ヴァイオリンがたおやかにロマンティックに奏で、キーボードのエモーショナルソロへ。終盤ではヴァイオリンがたおやかにゆったりと。
 7曲目は「Monologue ~MY WOULD」。キーボードとベースのグルーヴィなリフからアップテンポのリズミカルリフが無機質な感じでながれ、ミドルテンポのパワフルなドラムからオルガンがミステリアスに奏で、続いてヴァイオリンものびやかにミステリアスに奏でて。中盤ではヴァイオリンのリズミカルなヘヴィリフから、グルーヴィなベースリフにのってキーボードのミステリアスリフが。その後ヴァイオリンがアグレッシブなソロを。終盤ではヴァイオリンがのびやかに幽玄に奏でて。
 アルバム後半“ACT 2” 8曲目は「The Dialogue」。ヴァイオリンとキーボードのリズミカルリフから明るく楽しく華やかにはじまって。なんとなく“春”のイメージかな。そしてミドルテンポになってヴァイオリンのエモーショナルかつテクニカルなソロが。その後キーボードとユニゾンのリズミカルリフから、ヴァイオリンがのびやかに雄大に奏でて。終盤ではキーボードとヴァイオリンのテクニカルなソロが。ラストはユニゾンでのびやかに。
 9曲目は「Time to Realize」。ヴァイオリンが綺麗なピアノリフをバックにゆったりとのびやかにほのぼのメロディを奏でて。心温まる感じですね。そしてミドルテンポのドラムがはいって、ベースのエモーショナルなソロ、続いてヴァイオリンのドラマティックなソロが。その後シンセのフルート風サウンドがのびやかにながれて。終盤ではヴァイオリンとピアノがゆったりとほのぼのと。
 10曲目は「In Agony」。シーケンスのアップテンポのリズムからダイナミックリフがはいって、オルガンのダークヘヴィサウンドが響き、攻撃的な感じに。その後ミドルテンポになってヴァイオリンとオルガンがのびやかに奏で、ダークなブレイクをキメて。中盤ではヴァイオリンとキーボードが不安感を煽るかのようにダークにミステリアスに奏で、一旦止まってからミドルテンポのベースリフからヴァイオリンのヘヴィリフが。そして一転パワフルな疾走モードになってドラム叩きまくりのダイナミックなブレイクをキメて、ヴァイオリンとオルガンがヒステリックにアグレッシブに吼えて。凄い迫力ですね。
 11曲目は「So Many Senses / Just Another Day(riprise)」。ミステリアスなピアノリフから始まるも、ヴァイオリンがゆったりとほのぼのメロディを奏で、キーボードとクラシカルにドラマティックに展開し、さらにゲストトランペッターの力強い音色が響いて、曲を一層盛り上げて。中盤ではキーボードが透明感たっぷりに幻想的に奏で、ベースもしっとりと響かせ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。終盤ではアップテンポのヴァイオリンのリズミカルリフがミステリアスにダイナミックに、さらにダンサブルモードになってヴァイオリンがのびやかに奏で、ミドルテンポでヴァイオリンがゆったりとほのぼのメロディを奏で、ドラマティックに。さらにトランペットが力強く曲を盛りあげて、そこからキーボードのエモーショナルソロがはいって、そしてドラマティックに盛大なフィナーレを迎えて。ラストはリプライズ。ゆったりとのびやかにほのぼのメロディがながれてFin.
 とにかく全編を通して心温まる心安らぐ優しく美しい珠玉のメロディがたっぷりとちりばめられ、また、明るく楽しく爽やかに。さらにテクニカルにパワフルに、ヘヴィダークも織り交ぜて、楽しませてくれる素敵なアルバムですね。自分はここのところすっかりライブご無沙汰してしまいましたが、機会があればライブ観に行きたいっす。


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