ひよりの音楽自己満足

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13.10.12 minga5

2013-10-14 07:49:57 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2013.10.12 NHK横浜放送局1F
<横濱ジャズプロムナード 初日>
 日本だけでなく海外でも活躍されている女性Sax奏者<早坂紗知さん>。小柄で可愛らしい容姿ながらもそのパワフルでエネルギッシュなSaxサウンドにすっかり魅了されてしまって。紗知さんの発表されたアルバムはこちらでも何枚か紹介させていただき、以前はよくライブも観に行ったんですけど、ここ数年すっかりご無沙汰してしまって。そのうちにご子息の<RIOさん>がバリトンSax奏者のプロとして活躍されるようになり、アルバムにも参加されて、またそのバリサクサウンドがかっこよくて、紗知さんのSaxだけでなく、RIOさんのバリサクサウンドもぜひライブで聴いてみたいと思っていました。ところがなかなかスケジュールが合わなくて。そんな折に今年2013年10月の<横濱ジャズプロムナード>に<minga5>で出演されると知って、出来れば観にいきたいなって思っていました。もちろん紗知さんの夫でRIOさんの父であるコントラバス奏者<永田利樹さん>のベースも大好きなもので。
 <minga5>、メンバーはA&S・Saxの紗知さん、コントラバスの利樹さん、バリトンSaxのRIOさん、そしてピアノ<吉田桂一さん>にパーカッション<コスマス・カピッツアさん>の5人編成です。

 さて当日。横浜関内地区の様々なホールやJAZZスポットや屋外で2日間に渡って繰り広げられる国内最大級のJAZZフェス<横濱ジャズプロムナード>。同時刻に様々な場所でライブがあるので、どれを観にいくか悩むんですよね。でも自分は今日はNHK横浜放送局へGo!です。
 家の用事があって、着いたのは15時半でした。minga5のライブは16時からでしたので間に合ってよかったっす。すぐに席の整理券を受け取ってライブを待ちます。

 16時少し前に順番で席へ。後ろの端のほうです。ステージが低いので座るとよく見えないっすね。パーカッションは全然見えないっす。メンバーの皆さんはサウンドチェック中です。ステージ向かって左に大きなグランドピアノが。その斜め後方にコントラバスを抱えた利樹さんが。ステージ右にはパーカッションセットが。何が配置されているか全く見えないっす。フロントは紗知さんとRIOさんです。紗知さんは白系のノースリーブワンピすがたのようで。RIOさん、イケメンくんですねぇ。

 16時ころ、まだスタッフの方々がステージでチェック中にアップテンポのパワフルでリズミカルなバンドリフがリズミカルに。でも数十秒で止まって、それが繰り返されて。全体のサウンドチェックのようで。生放送されるようなので打ち合わせやチェックが厳しいんですね。
 その後、スタッフの方々がステージを離れていよいよ<minga5>のライブがはじまります。ピアノのパワフルでリズミカルなリフと力強いパーカッションとベースのリズムからはじまって、Saxのパワフルなリフがはいって明るく爽やかな感じに奏で、ダイナミックなリフが。1曲目は「La Maravilla」。アップテンポの楽しいリズムにのってSaxがリズミカルなリフを。そしてまずはパワフルでリズミカルなピアノソロが。その後ピアノがテーマリフを弾いてダイナミックなリフへ。続いてはテクニカルで躍動感たっぷりのA・Saxソロ。終盤ではダイナミックなリフからピアノのパワフルなリフをバックにパーカッションの叩きまくりソロが。その後ダイナミックなリフからパワフルにFin。

 ここで司会者の方が挨拶をしてメンバー紹介を。おのおのに大拍手が。「minga5、今年で結成11年になるんですね」って司会者さんが紗知さんに。すると「そうでしたか、そんなになるんですか」って紗知さん、爆笑!「いや、プロフィールに書いてあったもので」って司会者さん。ここで紗知さんがユニット名の説明を。“minga”とは共同作業という意味だそうで。でご家族であるRIOさんと利樹さんを紹介されて。「ご家族でできていいですね」って司会者さん。「幸せです」って紗知さん。ここで司会者さんがRIOさんに振って「ケンカもしますけど、音楽の面では大先輩なのでリスペクトしてます」ってRIOさん、大拍手!「いい息子さんじゃないですか」って司会者さん、大拍手!

 紗知さん・利樹さん・RIOさんのご家族お3方で<TRs>というユニットでも活動されて、今年7月にアルバムを発表されたそうで。そのなかではアルゼンチンの<アストル・ピアソラ氏>の曲をカヴァーされていて、今日はそのアルバムからの曲を演奏してくださるそうで。もっとも今日はCD販売はないようですが。

 2曲目は「Libertango」。冒頭でアルゼンチン国家を一部演奏されるそうで。まずはB・Saxがゆったりとのびやかに奏で、ベースが弓でベースラインを。そしてA・Saxがはいってゆったりとのびやかに。その後A・Saxがミドルテンポで力強く奏で、B・Saxもはいってのびやかに。そこから静かになってB・Saxののびやかで幽玄なソロが。中盤では一転A・Saxのリズミカルなリフがはいって、躍動感たっぷりにB・Saxが力強くメロディを奏でて、ピアノのパワフルなリフとともに盛り上がって。続いてA・Saxが力強くメロディを奏で、B・Saxがウラメロを奏で、そしてパワフルに綺麗にハモって。その後B・Saxのリズミカルでテクニカルなソロが。早吹きもキメて。ちょっと鳥肌立ってゾクゾクしちゃいました。もちろん大拍手です。そしてソロ終わりころにA・Saxがはいってパワフルにハモって、そこからA・Saxの情熱的でアグレッシブなソロが。もちろん大拍手!終盤ではパワフルなリフにのってパーカッションの叩きまくりソロが。「どうもありがとうございます」って紗知さん。

 次の曲はピアソラ氏の晩年の作品で、あるバリトンSax奏者のために書かれた曲だそうで「バラードです」って。3曲目は「Close Your Eyes & Listen」。A・SaxとB・Saxがゆったりとしっとりとメロウに奏で、B・Saxが力強くのびやかに奏で、A・Saxがしっとりと哀愁たっぷりに奏でて。そしてB・Saxのしっとりとエモーショナルなソロが。その後A・Saxが哀愁たっぷりにしっとりと奏で、B・Saxが裏メロを奏でて。中盤ではベースが弓での味わい深いソロを奏で、徐々に盛り上がっていって。その後A・Saxが力強くのびやかに奏で、続いてB・Saxものびやかに、そしてA・Saxが力強くドラマティックに奏で。ラストはベースとピアノのリズミカルなリフから両Saxがのびやかに、ゆっくりと。

 「ありがとうございます」「もう1曲ピアソラを」って紗知さん。次の曲はスペイン語で“鮫”という意味で、ピアソラ氏がよく釣りをして鮫も釣ったとか。「いろんな鮫を想像して楽しんでください」って。
 4曲目は「Escuale」。レッドライトのなか、まずはA・Saxとパーカッションがフリーインプロを。そしてパーカッションのアップテンポのパワフルなリズムとダイナミックなリフがはいって、A・SaxのリズミカルなリフにのってB・Saxがのびやかに奏で、A・Saxとハモって盛り上がって。その後一旦静かになるも再びダイナミックなリフからSaxのリズミカルなリフがハモりやユニゾンで。中盤ではA・Saxのソロが。序盤はリズミカルにたおやかに、それがテクニカルに。続いてダイナミックなリフからベースソロへ。序盤はゆったりとしっとりと。それが力強くテクニカルに。途中からB・Saxが加わってのびやかに奏で、そこからB・Saxのアグレッシブなソロが。その後、B・Saxのアップテンポのパワフルでリズミカルなリフからピアノのリズミカルなソロが。パーカッションがアップテンポのSWINGリズムで叩きまくって盛り上がって、そしてSaxがのびやかに奏で、パーカッションがダイナミックに叩きまくって。終盤では両SaxのアップテンポのリズミカルなリフがSWINGリズムにのってながれ、A・Saxがのびやかに奏で、ダイナミックなリフへ。ラストはテクニカルなリフからダイナミックにFin。

 「どうもありがとうございます」って紗知さん。次が早くも最後の曲とのことで。いつもはWorld Musicやオリジナル曲をやっているそうですが、最後もカヴァーで南アフリカのタラー・グラント氏の曲だそうで“時が進歩しすぎているので、元に戻したい”という曲だそうで。
 オーラス5曲目は「太古の井戸からの水」っておっしゃったかな?B・Saxのゆったりとしたリフから、ピアノリフとパーカッションのミドルテンポのリズムがはいって、S・SaxとB・Saxがゆったりとのびやかにほのぼのしたメロディを奏でて。そしてS・Saxのムーディでドラマティックなソロが。ソロが終わると大拍手!続いてB・Saxのエモーショナルかつテクニカルなソロが。ソロが終わると大拍手!続いてピアノのしっとりとしたエモーショナルなソロが。ソロが終わると大拍手!続いてベースの力強く味わい深いソロが。ソロが終わると大拍手!終盤では両Saxがゆったりとのびやかにほのぼのした感じのメロディを奏で、ドラマティックに盛り上がって。ラストは一旦静かになるも、再び盛り上がってゆったりとFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!minga5の皆さんでした」って司会者さんが。そしてメンバー紹介もしておのおのに大拍手!もう一度大きな拍手を!」って大拍手のなか、ライブ終了です。約50分のとっても素敵なライブでした。
 紗知さんのエネルギッシュかつドラマティックなSaxサウンドに超感動!利樹さんの躍動感たっぷりのパワフルなベースと弓での味わい深い音色にも感動!初めて聴くRIOさんのバリサク、テクニカルなソロで鳥肌立つほどゾクゾクしました。コスマスさんのパワフルな叩きっぷりもかっこよかったっす。ただ吉田さんのピアノが自分の席では聴き取り辛かったのがちと残念。ソロだけは聴こえたけど。今度またぜひワンマンライブを観に行きたいっす。

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