ひよりの音楽自己満足

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藤野由佳さん 心ふるわすもの

2014-02-09 07:53:30 | World Music
 <オオフジツボ>や<蛇腹姉妹>など様々なユニットで活躍されている女性アコーディオン奏者<藤野由佳さん>。屈託のないチャーミングな笑顔と繊細かつパワフルなアコーディオンサウンドに魅了されています。藤野さんはソロでは2008年4月に3曲収録のミニアルバム「桜の中の夢」を発表されていますが、2013年7月に2ndソロアルバム「心ふるわすもの」を発表されました。ほぼアコーディオンのみの8曲収録のフルアルバムです。メルヘンチックなジャケット、しばし見とれてしまいました。“サーカス”“猫”“星”など、曲のタイトルを網羅したようなデザインでもありますね。このアルバムでは7曲目に<蛇腹姉妹>の<佐々木絵美さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「夏色の風~きれいな水が流れるところ」。ゆったりとした3拍子でのびやかな音色がほのぼのしたメロディを奏でて。そしてテンポアップしてリズミカルに明るく爽やかに奏でて。その後、ゆったりとたおやかに奏で、鈴の音が響き、ゆったりと哀愁のメロディを奏でて。終盤では再びテンポアップしてリズミカルに明るく楽しく盛り上がって。ラストはゆったりとしっとりと。
 2曲目は「猫がいなくなった日」。ゆったりとほのぼのした感じのメロディがたおやかに奏でられ、ドラマティックに展開していって。
 3曲目は「窓のむこう」。リズミカルなリフが明るく楽しく奏でられて。晴れた日に丘を散歩しているかのような、清々しく爽やかな感じがします。
 4曲目は「遠すぎた星」。オオフジツボの曲のソロバージョンです。ゆったりと荘厳に響いて、徐々に力強く盛り上がっていって。式典で法王のようなお方がゆっくりと入場してくるかのような、厳かで、ピンと張りつめた空気が漂うような感じもします。
 5曲目は「鳴りやまぬ記憶」。しっとりと暗く寂しげな音色が響き、ミドルテンポの力強いリフから哀愁ただようメロディが奏でられ、徐々に盛り上がっていって。そして一旦止まってから再びゆったりとしっとりと奏でられるも、メロウに力強く盛り上がっていって。終盤ではアップテンポでリズミカルに明るく楽しい感じになり、テクニカルなリフも。ラストはゆっくりとFin。
 6曲目は「Screen play №3」。力強くのびやかな音色がファンファーレのようにながれ、アップテンポの躍動感のあるリズミカルなリフがはいって、爽やかにパワフルにスリリングに展開して。
 7曲目は「サーカスの一夜」。ディレイを効かせた音色がゆったりとダークにながれ、アクセントにシンバルが響いて。そしてミドルテンポで妖しくミステリアスなリフから、リズミカルで明るく爽やかなフレーズがながれて。その後パワフルなブレイクからスネアのボレロ風のリズムにのって妖しくミステリアスなリフがながれ、そこからアップテンポの♪ブンチャッチャのワルツリズムになって明るく爽やかな感じに。終盤ではゆったりとのびやかに奏でられるも、パワフルなリフとシンバルがアヴァンギャルドなカオス状態に。ラストは一旦止まってから冒頭のディレイの音色でゆったりとダークにミステリアスに響いて。
 8曲目は「こもれび、ひだまり」。ゆったりとほのぼのした感じのメロディがながれ、リズミカルなリフが入って、のびやかにたおやかに奏でられて。そして一旦止まってから再びゆったりとはじまって、ワルツリズムのリズミカルなリフから明るく爽やかな感じになり、終盤ではゆったりとしっとりと。
 HPのアルバム解説には、音や記憶や風景やひとなどに触れたときに、時折、心がざわめく瞬間があり、その記憶をたどりながらアコーディオンを弾き続けられた、文字のない詩集。というようなことが書かれています。藤野さんのお人柄を表すかのようなほのぼのした感じのメロディが多く収められ、リズミカルで楽しい曲やしっとりとした曲もあって、アルバム通して楽しめる素敵なアルバムですね。また藤野さんの参加されるライブを観に行きたいっす。

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