ひよりの音楽自己満足

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16.3.5 虹伝説 (Rainbow tribute)

2016-03-07 22:03:43 | ライブレポ HR/HM
◇ 2016.3.5 原宿アストロホール
<虹伝説 JAPAN TOUR 2016>
 1997年よりずっとアコースティック主体のルネッサンスミュージックのユニット<Blackmore’s Night>で活躍されている御大<Ritchie Blackmore>氏が、2015年に突如“2016年6月にRainbowとDeep Purpleの曲を演奏するロックバンドでライブをやる”と発表されて超ビックリ!2016年で71歳となる御大。“関節炎が酷くなるまえにやっておきたい”とのお話も。実際に2月に指の手術をうけられたそうですが、6月のライブは大丈夫なようで。で、肝心のライブとはイギリス・ベルギー・ドイツ等で6月に数回のみとのこと。残念ながら日本公演の予定はいまのところないようでガッカリ。2004年のBlackmore’s Night公演以来、全く来日されていないんですね。当時よりインタビュー等で“長時間の移動が辛い”とのお話もあったようですが・・・残念っす。
 さて、そのRitchie様ROCK復活に呼応してかどうかわかりませんが、あの日本人ミュージシャンによるRainbowトリビュートユニット<虹伝説>が復活し、3/5東京と3/6大阪の2daysライブを行うとの情報が!もちろん即予約っす。<虹伝説>は、1987年にギタリスト<梶山章さん>が主体となってその母体となるDeep Purple/Rainbowトリビュートのライブが行われ、その後96年にDeep Purpleトリビュートアルバム「Who Do They Think We Are?」が発表され、その完成度の高さに大絶賛!そこから<虹伝説>が本格的になり、ライブも即Soldoutという状況になり、98年にRainbowトリビュートアルバム「虹を継ぐ覇者」が発表されます。そしてこのアルバムにゲスト参加された元Rainbowの<Joe Lynn Tunnerさん>が梶山さんを含む日本人ミュージシャンチームを気に入って、以降Joeさんの日本公演ではバックを梶山さんをメインに虹伝説メンバーが務めたり、梶山さんがJoeさんのソロアルバムに参加されたりと発展されます。それらにより、逆に<虹伝説>のライブがなくなってしまったわけですが・・・
 その<虹伝説>が2016年に復活するとのことで超期待っす!しかも今回はDVDでも発売された1977年にミュンヘンで行われた伝説のライブを再現するとのことで。メンバーはギター梶山さん、キーボード<永川敏郎さん>、ベース<長谷川淳さん>、ドラムス<本間大嗣さん>、そしてヴォーカルが<下山武徳さん>という超強力な布陣!もっとも下山さんといえばそのハスキーでパワフルなヴォーカルというイメージなので、どちらかと言えばRonnie氏よりもGrahamさんタイプのような気がしなくもないですが、でもでもどんなRonnie節を聴かせてくれるのかも楽しみです。

 さて当日。土曜ですが仕事なので仕事を早めに切り上げて原宿へ。もうそろそろRainbow人気も衰えてきてるのではと、まあ半分も入ればいいのかなぁ~なんて思っていましたが、なんと超満員!開演ギリギリなんかに行ったらヤバかったっす。幸い若い番号だったのでスムーズに入れましたが、どんどん埋まってきて、スタッフの方が「もっと前に詰めてくださーい!」なんて言うくらいにもうギューギューの超満員!Soldoutだそうでビックリ!もちろん各メンバーのファンの方々もいらっしゃるでしょうけど、自分と同年代か上くらいの方々も多かったことから、Rainbow人気は健在なんだなと実感。と同時に皆さんRainbowミュージックに飢えているんだなと。
 ステージは向かって左にL型に配置された3台のキーボードとレスリーが。その後方にベースアンプ。中央後方に2タム2バスの白のドラムセットが。シンバル類は横に配置されてCOZY様仕様ですね。2段シンバルではないようですが。そしてステージ右にマーシャルアンプが。3段積でないのはちと残念。

 開演予定時間の18時を過ぎたころ、客電がまだ明るいなか、SEから「威風堂々」がながれてきて大拍手&手拍子!これ本家Rainbowのライブのショートバージョンではなくて結構長かったっす。そしてフロアーが暗くなって、薄暗いブルーライトのステージにメンバーの皆さんが登場し、大拍手大歓声で迎えられ、SEから「Over The Rainbow」のドロシー嬢の声がながれ、再び大拍手大歓声!それが終わると盛大なバンドイントロダクションが響き大歓声!弾きまくり叩きまくりで盛り上がって。それがピタッと止まると、ギターがあのアップテンポのリフを。1曲目はもちろん「Kill The King」。ダイナミックなリフからアップテンポのドライブ感たっぷりのリズムが。ベースとバスドラがものすごい迫力!そこに下山さんが登場して大拍手大歓声!パワフルなヴォーカルが炸裂!ヴォーカルも凄い迫力っす!間奏ではギターとオルガンのトリルハモからギターのスライドソロ&アグレッシブな弾きまくりソロへ。その後トリルハモからヴァースに戻って怒涛の勢いでエンディングへ。

 「All right!」って下山さん、大拍手!「虹伝説へようこそ!」「よく集まってくれました」って。「MCまでは再現できないから。下山節で」って爆笑!「今日は、77年ミュンヘン、バイブルともいえる伝説の素晴らしいライブを、素晴らしいミュージシャンでお送りします」って大拍手!「思い入れが強いので、完璧に完コピでやります」って大歓声!「衣装もね」って下山さんはフリンジいっぱいのトップスで、梶山さんは黒シャツで、長谷川さんは本家Bobさんのように白系シャツに黒ベストで。「パロディではなくオマージュです」って。「最後まで宜しく!みんなで楽しみましょう!」って大拍手!

 「Song called Mistreated!」って下山さん。ブルー&レッドライトのなか、まずはディレイが印象的なしっとりとしたギターソロ。そしてミドルテンポのヘヴィリフとバスドラのリズムから梶山さんが手を挙げて煽って、レッド&パーフルライトのなか、力強いヴォーカルがはいって歌い上げて。中盤では静かになってブルー&パープルライトのなか、ギターのナチュラルトーンでのエモーショナルソロが。そして力強いバスドラからダイナミックになり、ギターがのびやかに奏で、ヴォーカルがパワフルなスクリーミングから力強く歌ってシャウトをキメて。終盤ではアップテンポのノリノリモードになって盛り上がって、ギターが弾きまくり、ヴォーカルがスキャットからスクリーミング!ラストはヴォーカルがソロで力強く歌い上げ、ダイナミックにFin。「オンギター、梶山章!」って大拍手大歓声!「Thank you!」って。

 3曲目、まずはギターのメロウなソロ。シンセが響くブルー&パープルライトのなか、「Green sleeves」や「ブランデンブルグ協奏曲」の一節をオルガンと奏でて。大拍手です。そしてミドルテンポのヘヴィギターリフが。「16th Century Green Sleeves」です。レッド&オレンジライトのなか、力強いリズムにのってパワフルなヴォーカルがはいって、サビで歌い上げて。間奏ではスライドギターソロが。その後、静かになるも再び盛り上がってダイナミックに。「Thank you!」って下山さん、大拍手!

 「どうもありがとう」「こんなに楽しいライブは久しぶり」「皆さん楽しんでますか!」って大歓声!本当はバックに虹を掲げたかったそうですが「予算の都合で」って爆笑!「みんなの目には虹が見えているか!」って大歓声!

 4曲目、まずはブルーライトのなか、ギターがフェイザーを効かせたゆったりとしたソロを。そしてメロウなリフがはいって拍手!それが手拍子になって静かなリズムがはいって、ヴォーカルがしっとりとゆったりと歌って。「Catch The Rainbow」です。サビではドラマティックに歌い上げ、その後、美しいスキャットを。中盤では力強いスクリーミングからダイナミックに盛り上がってギターのテクニカルなソロが。その後、静かになって、スポットライトのなか、ギターがメロウなソロを。終盤ではパワフルなドラムフィルからレッド&オレンジライトのなかダイナミックに盛り上がって、ギターの弾きまくりソロへ。そして梶山さんが手を挙げ、ヴォーカルがスクリーミングから歌い上げて。ラストはヴォーカルがソロで歌い上げ、静かなギターソロでFin。「Thank you!」って下山さん、大拍手!

 「今日はRainbowマニアの方が集まってると思うので」「「次はRock’n Rollですよ」「手順はわかっているだろうね」って爆笑!「次の曲はみんなの出番もあるから、おっきい声を出して!ボクをビビらせるくらいの」って。5曲目は「Long Live Rock’n’ Roll」。まずはギターとオルガンのリフの掛け合い。そしてパワフルなスネア連打からアップテンポシャッフルのノリノリリズムになって手拍子!それにのってリズミカルなヴォーカルがはいって、サビは大合唱!もうお祭り騒ぎで、場内揺れてます。間奏ではスライドギターソロが。そしてヴァースに戻って盛り上がって。その後、手拍子がはいって、コール&レスポンスで盛り上がって。「これがやりたかった!みんなありがとう!素晴らしい!」って下山さん、大拍手!「これで今日のミュンヘンのライブが締まったね」って。終盤ではダイナミックなリフから転調してさらに盛り上がって。「Thank you!」って大拍手大歓声!「みんな素晴らしいね、ありがとう!」って。

 「以前、梶山さんとはCDを1枚出させてもらって」って。名盤「Into The Deep」ですね。「下山・梶山のマウンテンコンビが“銀嶺の覇者”になります」って下山さん、大拍手!まずはギターが「Lazy」のリフを。「気持ちいいね」って梶山さん。そしてアップテンポのリズムがはいってギターが弾きまくって、ピタッと止まって大歓声!続いてギターがアップテンポのトラッドソングを奏で、終わると永川さんにお辞儀。ここから「Man On The Silver Mountain」のリフを。下山さんが手拍子を促して、パワフルなリズムがはいって、ヴォーカルがリズミカルに歌って。間奏ではギターのスライドソロが。その後ヴァースに戻って盛り上がって。この後、ギターにスポットが当てられ、引きまくりのギターソロを。そして一旦止まってからゆったりとメロウなブルーズを奏で、そこからオルガンのエモーショナルなソロ、再びギターソロが。続いてはヴォーカルがソロでのびやかに力強く歌って。そしてリスミカルにパワフルに歌って「Starstruck」へ。アップテンポのシャッフルモードでパワフルに盛り上がって、止まって。その後、暗いブルーライトのなか、ヴォーカルがソロでのびやかに♪night people~ってゆったりと歌い、そしてパワフルなスクリーミングから「Man On The Silver Mountain」のリフがはいって盛り上がって。「Thank you!」って大拍手!「気持ちいいですね」って下山さん。

 「だいぶ佳境にはいってきて」「ここからが長い」って爆笑!「ここからも皆さんの素晴らしい演奏でお楽しみいただきたいと」って。「Rainbowの曲は、何十年もたっても色褪せない」「しかもヴォーカルが結構休める」って爆笑!

 7曲目は「Still I’m Sad」。薄暗いブルーライトのなか、まずはキーボードソロ。序盤はヘヴィオルガンサウンドのパワフルなソロ、続いて幻想的なコーラスサウンドがゆったりと響いて。途中ギターがはいってゆったりとメロウに奏で、オルガンがテクニカルなリフを。そしてギターのアップテンポのリズミカルなリフからダイナミックなリフがはいって、ヴォーカルが力強くのびやかに歌って。間奏まずはギターの弾きまくりソロ。ヴォーカルとベースが背中わせでアクションをキメて。続いてモーグのテクニカルなソロ、ギターの弾きまくりソロと続いて、バンドリフとドラムフィルの掛け合い。でも2回目でスティックが飛んでしまってドラム不発。残念!中盤では静かになってギターがゆったりとメロウに奏で、そしてベートーベンの第9合唱のメロディを奏で、バンドがはいってダイナミックに盛り上がって。その後キーボードのテクニカルなソロへ。ソロが終わると永川さんがポーズをキメて大拍手大歓声!続いてはドラムソロ。まさしくあのCOZY様のソロです。その迫力にもう鳥肌モノ!そしてスネアロールから「序曲1812年」がSEからながれてきてもう感涙!ラストはスティックを上に回して投げてキャッチして大拍手!「オンドラムス、本間大嗣!」って大拍手大歓声!終盤ではギターのアップテンポのリズミカルなリフからパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって、ギターの弾きまくりソロへ。ラストはだんだんテンポダウンしていって止まって、ヴォーカルが「But Still I’m Sad~!」って歌い上げて、バンドが入ってリフがだんだん早くなっていって、そして盛大にFin。大拍手大歓声!「オンドラムス、本間大嗣!オンベース、長谷川淳!オンキーボード、永川敏郎!オンギター、梶山章!」って各々に大拍手大歓声!

 「どうもありがとう!」「ミュンヘンではここで一旦引っ込んでアンコールなんですけど、今日は便宜上このまま続けます」って、爆笑!「このあともしアンコールがあるならば、ミュンヘンではやっていない曲をやろうかなと」って大拍手大歓声!

 「最後の曲、一緒に歌いましょう!」って本編最後は「Do You Close Your Eyes」。まずはギターの弾きまくりソロ。そしてギターがリズミカルなリフを弾きながらベースの処へ行き、「Purple Haze」等の掛け合いリフを。長谷川さんの見せ場を設けてくれて嬉しいっすね。その後ギターがアップテンポのリフを弾いてバンドがはいってノリノリモードでヴォーカルがリズミカルに歌って、サビは大合唱!中盤ではまずはキーボードのテクニカルなソロが。そして梶山さんがそれまでのFenderのサンバーストストラトから黒ボディのメーカー不明ストラトに持ち替えて。あれ?ひょっとして本家のようにアレをやるのかな?で、アグレッシブなギターソロへ。弾きまくって、アームをグイングインうねらせ、弦を掻きむしり、ストラップを外してネックを床に突きたて、そしてステージ上のあるモノ(自分の位置ではステージ床が見えない)にギターを叩きつけて粉々に破壊して。盛り上がっていましたが、一部のお客さん引いてたかも?その後再びサンバーストストラトを持ってアグレッシブに弾きまくって。終盤ではヴァースに戻ってパワフルなヴォーカルがはいって盛り上がって、ラストは盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。
 少ししてメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。「Thank you どうもありがとう!」って下山さん。

 アンコール最初は「Gates Of Babylon」。まずはアラビアン風のシンセソロが。そしてミドルテンポのリフとリズムがはいって、ヴォーカルがメロウにリズミカルに歌い、サビで歌い上げて。間奏ではギターのエモーショナルなソロが、ドラマティックに盛り上がって。その後ヴァースに戻ってヴォーカルがパワフルに歌い、力強く歌い上げて。ラストは劇的にFin。「Thank you!」って大拍手大歓声!

 「今日はどうもありがとうございました」「楽しんでいただけたでしょうか?」って大拍手大歓声!「数年ぶりの虹伝説ライブ、メンバーに選ばれて非常に光栄です。感激してます。皆さんのおかげです。ありがとう!」って大拍手大歓声!「MCは短くって言われたけど、最後はフリートークってことで」って爆笑!「全員でのリハは1回しかやってないですけど、合うんですよね」「改めてメンバーの皆さんに拍手を」って大拍手大歓声!「今日はSoldout」って大拍手大歓声!「もっと観たいって方がいらっしゃるんじゃないですか?」「追加公演とか?」「勝手なこと言ってますけど」って爆笑!「秋くらいに」「札幌出身者が2人もいるのに、なんで札幌でやらないのか?梶山章は何をやっているんだと」って爆笑!梶山さんは“オレのせい?”って感じのポーズを。そして今回は東京と大阪の2回だけですが、またぜひやりたいとのことで大拍手大歓声!「秋くらいに札幌と名古屋とまた東京で」って大拍手大歓声!客席から「アルバムは?」って声が。「アルバムはいらんだろう」って。でも「DVDなら・・・」って大拍手!「オレ勝手なこと言ってるけど」「夢は広がりますよね」「もし機会があれば」「もし実現したらボクにお礼言ってね」って爆笑!

 「最後にこの曲、一緒に歌いましょう!」ってオーラス10曲目は「Tarot Woman」。まずはシンセソロ。そして梶山さんが手拍子を促して、リズミカルなリフを弾いて、パワフルなドラムフィルからズンズンリフにのってリズミカルなヴォーカルがはいって、サビは大合唱!間奏では弾きまくりのギターソロが。その後ヴァースに戻ってパワフルなヴォーカルがはいって、サビは大合唱!そこからリフにのってキーボードのテクニカルなソロが。ラストはダイナミックなリフからヴォーカルがスクリーミングをキメ、弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you TOKYO!また逢いましょう!」って下山さん。「ベース、長谷川淳!ドラムス、本間大嗣!キーボード、永川敏郎!ギター、梶山章!ヴォーカル下山でした」って大拍手大歓声!SEから「Over The Rainbow」がながれるなか、メンバーの皆さんはステージ前に並んで手をつないで何度もお辞儀を。そして手を振りながら楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると20時23分。2時間20分のとってもアツい楽しいライブでした。

 ド迫力のアツいエネルギッシュなライブ、久々に大声張り上げて、泣いて笑ってほんと楽しかったっす。土曜でキャパ400とはいえ、日本人トリビュートライブでSoldoutとはほんと驚きました。各メンバーのファンの方々、元々の虹伝説のファンの方々、そして本家Rainbowファンの方々など様々でしょうけど、Rainbowミュージックを愛する方々が大勢いらっしゃるということは本当に嬉しいっす。ホントまたぜひやってほしいっすね。

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