ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

Butzmetz LingerieZ

2008-11-07 07:02:29 | 21th J-プログレ
 先日、プログレ系3バンドのイベントがありまして、自分のお目当ては2番目に登場したバンドだったのですが、1番手に登場したバンドが今回紹介させていただく<Butzmetz LingerieZ/ブルメツ・ランジェリーズ>です。終盤ちょこっとしか観れなかったんですけど、めっちゃノリノリでパワフルでかっこよかったんですよね。
 <BUTZMETZ LINGERIEZ>は、2000年3月に出会い系サイトで知り合った(?)お3方、ギター<米山與さん>、ベース<塩入信之さん>、ドラムス<遠藤亘さん>がスタジオに集まって意気投合して結成されたようです。当初のバンド名は<仏滅らんじぇりいず>という日本語表記だったそうで。ライブ活動を重ねて2001年暮れに自主制作のアルバム「仏滅らんじぇりいず」を発表。その後も年1回くらいのペースでライブ活動を行い、2006年9月にバンド名を<Butzmetz LingerieZ>に。
 2008年、2枚目のアルバム「Butmetz”2”-Somewhere Between」を発表します。このアルバムにはフルート・テナーSaxの<高野ヒロオさん>がゲスト参加されています。アルバム1曲目は「水酸化カリウムのテーマ/Theme of Potassium Hydroxide」。ドラムとベースのミドルテンポのリズムからはじまって、フルートとギターのユニゾンの不安感を煽るかのような暗めのフレーズが。そしてフルートのインプロソロへ。バックではベースがうねりまくりで、ドラムもめっちゃパワフル。続いてクリアなトーンのギターのインプロソロ。そしてなんだかうねうねした音のベースソロ。
 2曲目は「オクダヴィアヌス/Octavia」。ベースの跳ねるようなリフからはじまるアップテンポのファンキーな曲。ギターリフにのって、まずはフルートのソロ。そして複雑なユニゾンのリフのあと再びフルートのインプロソロ。後半からナチュラルトーンのギターのインプロソロ。もちろんこの曲でもベースはうねりまくり、ドラムは叩きまくりです。終盤にはめっちゃパワフルでテクニカルなベースソロが。
 3曲目は「アモイの夜/A Night in Xiamen」。ベースのタッピングのソロからはじまって、ギターのコーラスの効いた透明感のあるトーンのリフが。まずはアップテンポのリズムにのってギターのインプロソロ。バックではドラムがめっちゃ忙しく。ギターとドラムのバトルのようです。ベースも弾きまくりですね。
 4曲目は「つかず離れず/Somewhere Between」。パワフルでファンキーなベースリフからはじまるハイテンポの曲。まずはフルートのインプロソロ。綺麗なトーンでしかもアグレッシブです。中盤からはナチュラルなギターサウンド響くインプロソロ。それが後半からはめっちゃヘヴィなトーンでアグレッシブに。それが終わると一転静かになってテクニカルなベースソロへ。
 5曲目は「三度目の正直/Fisherman’s Blues」。テクニカルなギターリフからはじまり、変拍子のハイテンポでギターはおもいっきり歪んだヘヴィなトーンでかっちょいいリフを。複雑なリズムを叩くドラムをバックにまずはフルートのソロ。続いてハードなギターソロ。中盤では演奏が一旦止まってT・Saxのソロが。ラストにはおもいっきりシャウト!そして「さ・さ・さ三度目!」「正直者がバカを見る!」などと叫びまくって。
 まさしく<Cyber Punk Jazz>、変拍子いっぱいの複雑な曲を、めちゃめちゃハイでパワフルに演奏しまくるインプロビゼーション主体のアルバムです。この後、遠藤さんが“無期限休養”となって、新たなドラマーに<石田和也さん>が迎えられて活動されています。
※このアルバムは某M氏より提供していただきました。M様、ありがとうございました。

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