ひよりの音楽自己満足

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平松加奈さん Violin toca Flamenco

2012-08-22 06:20:07 | スパニッシュコネクション
 <Spanish Connection>等、フラメンコ音楽を中心に様々な分野で大活躍中の女性ヴィオリニスト<平松加奈さん>。加奈さんは4歳からヴァイオリンを始めて、某大学音楽学部を卒業され、多くのミュージシャンのライブのサポートやスタジオセッションやTVや映画の音楽等にも参加されるなど幅広く活躍。そして2000年にギターの伊藤さん・タブラの吉見さんと<Spanish Connection>を結成。これまで数多くのアルバムを発表され、CMやTVドラマ等のテーマソングやサントラも手がけられるなど大活躍中です。そして2008年に自身初のリーダーユニット<平松加奈con Armada>を立ち上げ、2010年に今回紹介させていただく1stアルバム「Violin toca Flamenco」を発表されます。メンバーは加奈さんの他、フラメンコギター<ICCOUさん>、ピアノ<進藤陽悟さん>、パーカッション<海沼正利さん>のお3方で、さらに1曲には<Francisco Chavezさん>がJaleoで参加されています。
 アルバム1曲目は「Y yo que Culpa Tengo」。ギターのリズミカルなリフとパーカッションと威勢のいい掛け声からアップテンポのラテンリズムで跳ねるような感じで楽しくはじまって、コーラスとピアノも加わって、そしてヴァイオリンが艶やかな音色を響かせて。中盤ではリズミカルなピアノソロとエモーショナルなヴァイオリンソロが。その後はハンドクラップも加わって楽しく。終盤では一旦静かになってウインドベルが鳴り響き、そこからテンポアップして楽しく激しく盛り上がってもうお祭り騒ぎ!
 2曲目が「Prologo」。男性の掛け声とヴァイオリンの哀しげな響きが。そして激しいハンドクラップが。1分半弱の小曲です。
 3曲目は「Buleria del Jazz」。ダークなピアノリフからはじまって、ヴァイオリンとピアノのアップテンポのテクニカルなリフがスリリングに展開し、そしてロマンティックな感じになってヴァイオリンのリズミカルなソロが。その後ギターのテクニカルで激しいソロへ。中盤ではピアノソロ。ダイナミックにはじまるもジャジーなスイングリズムになって優雅に。終盤ではアップテンポになってテクニカルなリフの応酬がスリリングに激しく。
 4曲目は「Spain~La Fiesta」。アップテンポのスリリングなユニゾンリフからはじまるも、ミドルテンポでゆったりとロマンティックな感じに。そしてスローモードで哀愁ただようヴァイオリンとギターの掛け合いが。パーカッションがシンバルロールで盛り上げます。その後スリリングなユニゾンリフからアップテンポのリズムにのってヴァイオリンが伸びやか音色を響かせて盛り上がっていって。中盤まずはピアノのリズミカルなソロ。そしてユニゾンリフからリズムが一旦止まって情熱的なギターソロへ。途中からパーカッションが加わってアップテンポで激しく。その後静かになってミドルテンポでヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。終盤ではアップテンポで明るく晴れやかな感じになってリズミカルに楽しく盛り上がって。
 5曲目は「Viva Cai」。ミドルテンポのパーカッションから静かに始まって、そこにピアノが加わってリズミカルなリフを、ギターも加わってアラビアンな感じのリフを。その後一旦止まって優雅なピアノリフをバックにヴァイオリンの艶やかな音色がゆったりと響いて。そしてスティールドラムのほのぼのした感じの綺麗な音色が響き、ヴァイオリンとギターの力強いリフと交互に。中盤では一旦止まったあと、ギターとスティールドラムの音色がゆったりとたおやかにながれ、そこからテクニカルなギターソロへ。続いては力強いユニゾンリフからテクニカルなピアノソロへ。終盤ではダイナミックなリフからピアノリフをバックにヴァイオリンとギターが優雅にゆったりと奏で、そして静かになっていって。
 6曲目は「夢のあとで」。ピアノのリズミカルなリフからはじまって、ギター、そしてヴァイオリンの哀愁ただようフレーズがゆったりとしっとりとながれ、その後アップテンポになって盛り上がっていって。中盤まずはピアノのエモーショナルなソロ、続いてヴァイオリンとギターの掛け合いから徐々に盛り上がっていって、ダイナミックなリフが。終盤ではギターのリズミカルなリフをバックにヴァイオリンの艶やかな音色がたおやかにながれて。
 7曲目が「Violin por Solea」。ギターのしっとりと、しかも力強いソロからはじまって、ヴァイオリンの切なく哀しげなメロディがゆったりとながれて。その後力強いユニゾンリフからドラマティックに盛り上がって、ギターのエモーショナルなソロへ。続いてヴァイオリンの美しくしっとりとしたソロへ。終盤ではアップテンポで激しく情熱的に盛り上がって。
 8曲目は「Otra Vez」。ギターの優雅で爽やかなリフからはじまって、美しいピアノの音色とウインドベルの音色が響き、そしてヴァイオリンのゆったりとロマンティックなメロディがながれ、そこにパーカッションとギターがはいってパワフルに。その後再びゆったりとたおやかにヴァイオリンの艶やかな音色がながれ、そしてミドルテンポのリズムがはいってドラマティックに盛り上がっていって。中盤ではテクニカルなギターソロからヴァイオリンの伸びやかでロマンティックな美しい音色が響き、そしてミドルテンポのリズムがはいってギターのパワフルなリフにのって徐々に盛り上がっていって。
 9曲目は「Viento del Este」。パワフルなパーカッションとリズミカルなギターリフからダイナミックなバンドリフが激しく。そしてギターソロとバンドリフ、ヴァイオリンとギターがスリリングな掛け合いを。そこにピアノも加わって激しいバトルを。中盤では静かになってギターのテクニカルなソロ、パワフルなパーカッションがはいってのピアノのリズミカルなソロ、そしてアグレッシブなヴァイオリンソロが。終盤ではヴァイオリンとギターのユニゾンリフからパワフルに盛り上がって。
 10曲目は「Sophia」。ギターとヴァイオリンのゆったりとした哀愁ただよう音色が響き、ピアノの美しい音色が響くなか、ヴァイオリンの切なく哀しげなメロディが。その後アップテンポのリズムがはいってヴァイオリンのロマンティックなメロディがリズミカルにながれ、ピアノとユニゾンも。中盤ではギターのエモーショナルなソロから、ヴァイオリンの力強いソロ、ピアノのリズミカルなソロと続き、そしてヴァイオリンのピアノのエネルギッシュなソロバトルがスリリングに展開して。その後ピアノのリズミカルなリフにヴァイオリンが加わってユニゾンで。そしてギターのリズミカルなソロへ。終盤ではリズミカルなユニゾンリフから一旦静かになって美しいピアノの音色がゆったりと響き、そこにヴァイオリンが加わって徐々に盛り上がって、再びアップテンポで。ラストは劇的にFin。
 11曲目は「Angelica」。ピアノのしっとりとした音色が静かに叙情的に響き、そこにヴァイオリンが加わってしっとりと寂しげに。そして美しく艶やかにドラマティックに。中盤ではエモーショナルなピアノソロが。続いてヴァイオリンが美しい音色をたおやかにメランコリックに響かせて。終盤では再びしっとりと叙情的に。
 12曲目は「Kiri-te」。ヴァイオリンのフィドル調のパワフルなリフからアップテンポの力強いリズムがはいって、ダンサブルな感じでヴァイオリンリフとピアノリフが展開してダイナミックに盛り上がっていって。その後、情熱的なヴァイオリンソロ、テクニカルなピアノソロが。終盤ではパワフルでリズミカルなピアノリフと掛け声から叩きまくりのパーカッションソロへ。終盤ではアップテンポでダンサブルな感じのなか、パワフルなリフがはいって盛り上がって、ラストはユニゾンリフでFin。
 加奈さんのアグレッシブで情熱的なヴァイオリンサウンドをたっぷりと楽しめる素敵なアルバムですね。フラメンコを中心としたリズミカルでエネルギッシュな曲もあり、しっとりと美しい曲や優雅でロマンティックな雰囲気の曲もあって聴き応えありますね。このユニットのライブもいつか観に行きたいっす。

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