ひよりの音楽自己満足

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オパビニア

2008-03-06 00:01:19 | 鬼怒無月さん
 <オパビニア/Opabinia>とは、古代カンブリア紀に生息したとされる三葉虫に似た生物なのですが、目が5つあって、しかも象のような鼻がある、というなんとも奇妙な古代生物で、カナダで化石が発掘されたとか。もちろんここで紹介させていただく<オパビニア>とは、キリングタイム等で活躍されている凄腕キーボードプレーヤーの<清水一登さん>率いるJAZZロックバンドで、ギタリスト<鬼怒無月さん>と、ドラマー<芳垣安洋さん>の3人のユニットです。バンド結成等の詳しいことはわかりませんが、2000年くらいから不定期ながらもライブ活動をされているようです。写真は2003年4月に発売されたアルバム「オパビニア」です。お3方の他に2曲にヴァイオリニストの<向島ゆり子さん>が参加されています。超絶テクを誇る凄腕集団だけにとてつもないサウンドを聴かせてくれます。アルバム1曲目は「情熱の通り雨/Shower(passing) of passion」。アップテンポのファンクっぽいリズミカルな曲ですね。もちろん変拍子なのでノレないですけど。パーカッション的なテクニカルなドラム、凄いっす。終盤の弾きまくりギターも凄い! 2曲目は「Pre-cambria dreamin’」。アコースティックギターの軽快なリフからはじまり、艶やかなヴァイオリンの音色が。中盤には不思議な音色のオルガンサウンドも。ミドルテンポのロマンティックな雰囲気の曲ですね。 3曲目は「Crunchy brains」。なにやらコミカルな効果音がいっぱい。 4曲目は「ふぐ汁(昨夜の)」。不思議音のゆったりとしたレゲエっぽい曲ですね。キーボードかな?スティールドラムっぽいサウンドやスティールギターも聴かせてくれてます。 5曲目は3部構成の組曲で「最低人/The lowests variations」。まずa).part1。神秘的なパーカッションをバックにゆったりとしたピアノとヘヴィなギターが。中盤からベースとドラムがはいってリズミカルに。 b).intrusion of pre-cambrians。奇妙なパーカッション音とリコーダーっぽいサウンドのなんとなく素朴な感じの曲。フレーズはオリエンタルかな? c).part2。可愛らしいユーモラスな感じからスタートして徐々にアヴァンギャルドっぽく、そしてファンキーに。キーボードの素朴な音色とサンバを思わせるホイッスル・パーカッションも楽しいですね。 8曲目は「(Slight) Googli-Moogli」。クラリネットの音色が新鮮なレゲエっぽいゆったりリズムのアヴァンギャルドな曲。スティールギターのソロもかっくいいっす。 9曲目は「ヒョーロク玉」。洞窟のなかで水滴が落ちるような神秘的な効果音から始まるゆったりとしたミステリアスな曲。でもメロディはどこか懐かしさを感じますね。前半はサスペンスドラマのエンディングの曲みたいかも。後半はフリーインプロの前衛っぽい感じ。10曲目は「コンプトリ」。いきなりアップテンポの激しい曲。弾きまくりのヘヴィなギター&オルガンサウンドかっくいいっす。 11曲目は「Minerals」。幻想的な雰囲気の不思議な曲。 12曲目は「Tasmania」。きらびやかな感じのキーボードからはじまり、とっても爽やかなサウンドに。中盤には超テクニカルでパワフルなドラムソロが。ラストは再び爽やかなロックサウンドを聴かせてくれます。 <オパビニア>、実際のライブでもド迫力の超絶プレイのオンパレードのようです。特にこのバンドはベーシストが不在のため、キーボードの清水さんが兼任。左手でベースラインを弾いて、右手でリフやメロディを、そして超早弾きソロも披露するという、清水さんの本領発揮スーパープレイが堪能できるようです。もし機会があるならばぜひライブを観にいきたいです。

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