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10.4.11 キクラテメンシス

2010-04-13 22:43:43 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2010.4.11 吉祥寺Silver Elephant
<Progressive Movement>
 フルート・ベース・ドラムの変則トリオ編成のプログレバンド<Cichla temensis/キクラテメンシス>。以前ライブを観たのはちょうど2年前だったかも。バンドはコンスタントに活動されていたんですけど、なぜか自分のスケジュールが合わなくて観に行けなかったんですよね。なので今回はすっごい楽しみにしていました。
 メンバーはリーダーでベーシストの国分巧さん、ドラムスの野口雅彦さん、そしてクールで美しい女性フルート奏者の深沢晴奈さんです。バンド結成は2005年で、2007年と2009年にミニアルバムを発表されています。

 さて当日。休日なんですけど家の用事が長引いてしまったためにちょっと遅れて出発。今回は3バンド出演のイベントですけど、最初のバンドには間に合いそうもないっす。会場に着いたとき、もう最初のバンドが中盤にさしかかっていました。とっても素敵な抒情的フォーク/トラッドのアコーディオン・バンドネオン&女性ヴォーカル主体のバンドでした。
 前バンドが終わって、ステージではあわただしくセットチェンジを。セッティングが済むとメンバーの皆さんは一旦楽屋へ。するとステージが真っ暗になって、そしてメンバー再び登場です。晴奈さん、今日は黒系のゆったりしたお衣装にスリムなジーンズで。モデルさんのようなスタイルの良さにうっとりです。国分さんはブラウンのソリッドな5弦ベースを抱えて、野口さんは1バス3タムのセットで。

 スティックのカウントからはじまった1曲目はミドルテンポのパワフルなリフからはじまって、フルートのリズミカルなメロディがながれて。そしてミステリアスな感じのリフがユニゾンで奏でられ、その後グルーヴィな力強いベースリフが。終盤ではテクニカルなフルートソロも。ラストはミステリアスなリフでFin。フルートプログレの大御所Jethro-Tullの曲の抜粋だそうです。

 続いて2・3曲目は「Strings of tension」「漆黒の空より」。タムドラムからダークなベースリフがゆったりとながれて。ベースのタッピングリフからフルートとのテクニカルなユニゾンリフへ。そして徐々にパワフルにスリリングに展開していきます。再びベースのタッピングリフのあと、アヴァンギャルドっぽいベースソロが。ハーモニクスの綺麗な音色を響かせたあと、フルートのたおやかなメロディがながれて、そしてベースのエモーショナルかつテクニカルなソロが。早弾きも凄いっす。続いてフルートのエモーショナルなソロが。ラストはミステリアスなパワフルリフでFin。

 「どうもありがとうございます。キクラテメンシスという名前のバンドでございます」って国分さん挨拶を。「今日は最後までこんな感じで、変拍子テンコ盛りでやっていきますんで、宜しくお願いします」って。

 4曲目は新曲で「6番目の月」っておっしゃったかな?パワフルなドラムからミドルテンポではじまるレゲエっぽいリズムの曲です。フルートのしっとりとしたメロディ、いいですねぇ。チョッパーベースもかっくいいっす。
 続いてスティックのカウントからはじまった5曲目は、ミドルテンポのミステリアスなリフ、そしてフルートの伸びやかなメロディがながれ、変拍子リフに。まずはベースのテクニカルなソロ、そしてドラムソロと続いて、パワフルな掛け合いも。中盤ではフルートの力強くテクニカルなソロも。ラストはパワフルなリフでFin。

 野口さんがMIDI?をセットして、そしてはじまった6曲目はベースのハーモニクスサウンドとパワフルなアップテンポのドンドコドラムが躍動感たっぷりに響き、そこにフルートの力強く伸びやかな音色がながれて。ドラム、叩きまくってます。リフのあとはテクニカルなベースソロ、パワフルなフルートソロと続きます。中盤、変拍子リフのあとベースのハーモニクスリフが響き、ミドルテンポになってフルートのゆったりとおだやかなメロディがながれ、シンセのリズミカルなフレーズが響き、再びアップテンポのノリノリのリズムに。そしてフルートの明るく爽やかなメロディがながれ、パワフルな躍動感あふれるドンドコドラムが。ドラム叩きまくりです。ラストはハーモニクス音が響いてゆったりとFin。

 ここで国分さんが物販コーナーにあるミニアルバム2枚の宣伝を。続いて晴奈さんが3月に発売されたソロアルバムの宣伝を。晴奈さん、今日はちょっと鼻声で「風邪かも」って。早く治るといいですね。
 国分さん、久々のライブなので、自作曲ながらも「難しい曲が多い」って。そして今後の活動は「もう少しライブ感があるような感じに」「ちょっと違った感じの作品を」「次のステップに向けて活動していけたら」っておっしゃってたかな。「応援宜しくお願いします」と。もちろん拍手です。

 7曲目は「Close to me」。ゆったりとした優しく穏やかな感じではじまり、ベースの雄大な音色がたおやかにながれ、そしてフルートの伸びやかで綺麗なフレーズがしっとりとながれて。中盤ではエモーショナルなベースソロ、そしてとってもドラマティックなフルートソロが。バックでは味わい深いベースラインがながれています。美しいバラード調の曲です。
 続いて8曲目は「The Ruin」。パワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって、スローテンポでフルートのアヴァンギャルドっぽいソロが。そして一転アップテンポになって躍動感のあるベースリフがながれ、とってもたのしいダンサブルなリズムに。フルートのアグレッシブでテクニカルなソロ、そしてユニゾンでのスリリングなリフも。中盤にはパワフルでテクニカルなドラムソロも。終盤は再びアップテンポのダンサブルなリズムになってフルートの伸びやかなフレーズがながれて。

 「楽しい時間もあっという間に過ぎてしまって」って国分さん、次がもう最後の曲だそうです。「一番難しい曲」ってはじまったオーラス9曲目は「Frozen Wave」。フルートの叙情的なフレーズからはじまって、アップテンポのリズムが入って変拍子ながらとっても楽しいリズムで爽やかな感じで、なおかつスリリングに展開していきます。ドラムもめっちゃ叩きまくり。中盤ではゆったりとしたテンポでフルートのエモーショナルなソロが。それが徐々に力強くアグレッシブに。そしてミドルテンポのパワフルなリフからテクニカルなベースソロが。チョッパーやタッピングも織り交ぜて。終盤は変拍子のパワフルなリフから再びアップテンポでめっちゃ盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手!「どうもありがとうございました、キクラテメンシスでした!」って国分さん、そしてメンバー紹介を。「フルート、深沢晴菜!」「ドラムス、野口雅彦!」「ベース、国分巧!」って、メンバーそれぞれに大きな拍手が。「ありがとうございました!」って皆さんお辞儀して、ライブ終了です。約50分のとっても素敵なライブでした。

 まずはパワフルでパンチの効いた歯切れのいいドラムの音にビックリ!しかもテクニカルで躍動感もあって。そして繊細で美しく、しかもパワフルなリズム隊に負けない力強さもあったフルート。そしてこのベースも楽しみにしてました。久々に拝見しました超テクベース、思わず見入ってしまいました。早弾きにチョッパーにタッピングに、さらに地響きのような重低音も。もちろんバンドのアンサンブルも良かったっす。ただ、あとほんのちょっとフルートとベースの音量を上げてほしかったかも。自分の席が悪かったのかな?
 次回のライブはまだ未定だそうですが、決まったらまた観に行きたいっす。

 今回3バンド対バンでしたが、出発が遅れたために最初のバンドは半分しか見れず、最後のバンドは時間の都合であきらめ。出来ることなら3バンド全部観たかったっす

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