ひよりの音楽自己満足

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11.12.11 MARS

2011-12-14 22:25:00 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.12.11 沼袋Sanctuary
<Burning Rock Spirits>
 新潟の“女エマーソン”と称される女性キーボード奏者<KUMIKUMIさん>を擁するキーボードトリオプログレバンド<MARS>。現メンバーは、KUMIKUMIさんの他、ドラムスの<岡田隆さん>、ベース&ヴォーカルの<成田秀雄さん>のEL&Pと同じトリオ編成です。1999年にアルバムを発表。その後、休止期間を経て2010年9月に現メンバーで復活し、2011年は2月・6月・7月・9月と精力的に東京でライブ活動をされました。9月のライブ後に成田さんから12月11日にライブの予定があることを教えていただいて楽しみにしていました。ところがその後に同じ日に他バンドのライブも決まって非常に困ってしまいました。当然先に約束したほうに行くべきですが、こちらも見逃せず、どうしたものかと。ただ<MARS>の出番が早ければそのあと駆けつけて後半だけでも観れるのではないかと出順が早くなることを祈っていました。すると数日前に成田さんからメールを頂いて<MARS>の出順がトップで演奏時間が45分間とのこと。乗り換えを確認すると演奏後すぐに渋谷へ向かえば開演予定の18時半にギリギリ間に合うようなので、どちらも楽しめそうで安心して当日を迎えました。

 さて当日。休日なので17時開演に間に合うように家を出て沼袋へ。10分前に着いて開演を待ちます。すると本番前の大変なときに成田さんがわざわざ挨拶に来てくれてビックリ!そしてKUMIKUMIさんも!めっちゃ嬉しかったっす。

 17時5分ころ、フロアーが暗くなってそれまでのSEが止まって、新たに大音量でベートーベンの第9合唱がながれて。暮れですもんねぇ。そうきたかと嬉しくなっちゃいました。そしてステージの幕が開いてバンド演奏で盛大に「もろびとこぞりて」を。クリスマスですもんねぇ。シンセサウンドが壮大にながれ、エレドラのティンパニサウンドが響きわたって。
 そして成田さんのセリフのあと、アップテンポのダイナミックなリフが。1曲目は「From Mars With Love」。パワフルなドラムとテクニカルなベースリフにのってシンセの華やかなサウンドが響いて。そしてミドルテンポになってピアノの綺麗なリフとベースの味わい深い音色がながれ、成田さんの太く力強いヴォーカルが響き渡り、岡田さんもコーラスで加わって、サビで力強く歌い上げて。中盤ではシンセの哀愁を感じるフレーズがベースとともにゆったりとながれ、ダイナミックなリフへ。そして静かにシンセサウンドがしっとりとながれ、そこにズンズン響く力強いベースがはいって、明るく爽やかな感じに。その後メロトロン風サウンドがしっとりとながれ、岡田さんがウインドベルやシンバルロールで盛り上げてダイナミックに。終盤ではパイプオルガンサウンドが力強く響いたあと、ほのぼのした感じのヴァースへ。岡田さんもコーラスで入って盛り上がり、ラストはドラムも叩きまくりでパワフルにFin。

 「ありがとうございます。こんばんは、MARSです」って成田さんが挨拶を。拍手です。今朝新潟は凄い雨だったそうですが、関越トンネルを抜けるとピーカンで気分良く東京に着いたようで。KUMIKUMIさん、今日は黒のトップス&ミニスカに妖しく光るラメスト、そして胸にはシルバーのゴージャスなアクセサリーが。とっても美しいおすがたにうっとり♪

 「太陽への憧れをこめて」ってはじまった2曲目はなんとイタリアのカンツォーネ「オー・ソレ・ミオ」のカヴァーです。ティンパニロールからダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、そして成田さんの太く伸びやかなヴォーカルがゆったりとなだらかにながれて。1stヴァースは日本語で、2ndヴァースは原曲イタリア語かな?サビではパワフルなドラムとともに盛大に盛り上がって。終盤では成田さんがアカペラで力強く歌い、そしてダイナミックなリフがはいってドラマティックに。

 「こんばんは、MARSキーボードKUMIKUMIです」ってとっても可愛らしいお声でKUMIKUMIさんがMCを。「師走のお忙しいなかご来場くださってありがとうございます」って拍手です。「今年ものこり少なくなりまして・・・」って、今年の震災や洪水のお話を。メンバーの皆さんが住んでおられる三条市も洪水に被害に遭って大変だったそうで。KUMIKUMIさん、ご家庭ではお母様が倒れて入院されたり、愛猫が天国へ旅立ってしまわれたり、お気に入りのグラスが落ちて割れてしまって「すっごいショック」って。次に今年のMARSの活動のお話を。レコーディングも徐々に進められているようですが、「今年はライブやってリハやって」のサイクルが短かかったので、来年は「めざせ!ゆとりある生活」って、もう少しゆとりをもって活動されたいようで。「来年も宜しくお願いします」「I wish your merry christmas & Happy new year!」って拍手です。

 「来年に向けて疾走していくような」「宇宙を駆け巡るような曲」ってはじまった3曲目は「Space Caravan」。パワフルなドラムとキーボードの華やかなリフからアップテンポではじまって、変拍子でシンセのテクニカルなリフがリズミカルにながれて。そしてオルガンリフとパワフルなバンドのブレイクリフが。一旦止まったあと、ゆったりと和風なフレーズがしっとりとながれて。その後シンバルロールからパワフルなドラムがはいって6/8リズムでシンセのリズミカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからドラムも叩きまくり、シンセの鮮烈なリフが爽やかにゆったりと伸びやかに。その後スネアのマーチリズムがはいってキーボードの明るく華やかで楽しいリフがながれ、そしてダイナミックなリフが力強くも爽やかにながれて。終盤ではゆったりとなだらかなシンセのフレーズがながれ、そしてパワフルなドラムとともにダイナミックなリフが。ラストはドラマティックにゆったりとFin。

 ここで次のライブ告知が。来年2月11日だそうです。「よかったらまた来てください。宜しく御願いします」って。
 4曲目は「Voice of the Universe」。ダイナミックなリフから盛大なファンファーレが鳴り響き、アップテンポのパワフルなリズムがはいって明るく楽しいシンセリフとベースの力強いラインがながれて。そして美しいピアノリフとメルヘンチックな音色がゆったりながれて。その後ダイナミックなリフから明るく楽しいリフがリズミカルにながれ、叩きまくりドラムトパワフルなブレイクリフが。そしてピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、ドラムが一旦止まって、ピアノの美しくたおやかなリフがながれ、ウインドベルが鳴り響いて。そして成田さんの力強いヴォーカルと岡田さんのパワフルなヴォーカルか交互に、そして綺麗なハーモニーも聴かせてくれて。サビはパワーバラード調でめっちゃドラマティック。中盤ではテンポアップしたパワフルなドラムにのってピアノのテクニカルなリフ、叩きまくりドラムで盛り上がり、テクニカルなユニゾンも。その後ミドルテンポでパイプオルガンの音色が響きわたり、ダイナミックなリフからシンセの明るく爽やかなフレーズがながれて。終盤では一旦ドラムがとまってピアノの美しいリフレインがゆったりとながれ、ウインドベルが綺麗に響いて。そして成田さんと岡田さんの力強いヴォーカルが入ってドラマティックに盛り上がっていきます。ラストはハイテンポのパワフルなリズムにのってアグレッシブなモーグソロ、そしてリズミカルなピアノリフのあと、ゆったりとFin。

 「展開の多い曲で、いつ終わるのか迷うところも」って成田さん。「次が最後の曲です。来年に向けて元気よくインストを一発!」「今年はどうもありがとうございました。来年も宜しく御願いいたします」って挨拶を。拍手です。
 オーラス5曲目は「Rondo of Roses」。「ツァラトゥストラはかく語りき」のブラスサウンドが力強く響き渡り、エレドラのティンパニサウンドが力強く打ち鳴らされて。そしてアップテンポの躍動感たっぷりのリズムにのってオルガンの明るく爽やかなリフがながれて。そしてパワフルなソロやテクニカルなトリルが。終盤では叩きまくりのドラムソロが。ストロボライトでスリリングに盛り上げて。ラストは壮大なフレーズがダイナミックにゆったりとながれて劇的にFin。
 そしてすぐに「木星」の美しいメロディがゆったりとながれ、成田さんが「MARSでした、どうもありがとうございました」って挨拶を。そして「今年も暮れようとしてますが、風邪などひかぬようお過ごしください。来年もレコーディングもライブもがんばりたいと思います。宜しくお願いします」って。続いてメンバー紹介です。「ドラムス、岡田隆!」「キーボード、KUMIKUMI!」「ベース&ヴォーカル、成田秀雄でした」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。「また宜しくお願いします。今日はありがとうございました」って。そして劇的なフィナーレを迎え、エレドラのティンパニサウンドが響き渡って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って成田さん。メンバーの皆さんは拍手歓声のなか、お辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると17時54分。50分間のとっても素敵なライブでした。
力強く鮮烈なシンセサウンドに美しいピアノ、素敵なオルガンサウンドを今回もたっぷり楽しめ、力強くぶっといベース&ヴォーカルも堪能させていただきました。そしてなんといっても今回はドラムを見ている時間が長かったかも。めっちゃパワフルでエネルギッシュで凄い迫力でもう圧倒されちゃいました。ヴォーカルもかっこよかったし、見ごたえありました。次回は来年2月とのこと、とっても楽しみです。

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