ブラモル・パークの記事の続きです。
...といっても、話題はイギリスの町なかで見る紅葉。
ブラモルパークの裏側入り口のある並木道、紅葉が始まっています。
近所の桜の木です。
明らかに日本の情緒のある桜とは種類が違う、濃い色の「八重桜」風。
赤黒い大きなサクランボがゴロゴロなり下がり、秋になれば濃い紫いろに葉が紅葉する何かにつけて情緒の足りないイギリスの桜。
夏にはピンクのてまりのように結集する花の咲く立ち木に赤い実がなりました。
赤い実はイギリスでも「クリスマスの季語」です。代表は柊。
(これはちょっと気が早い?)
そういえば、うちの近所の道路沿いの並木はすべて種類や樹齢の違う木で構成されているようです。
ところで、以前にもストックポート日報で書いたことがあるのですが、日本の大学の授業で「ヨーロッパの街路樹はすべて同じ種類の木が一度に植えられるので見た目に統一感がある」と習った覚えがあるのです。
たしかに欧米先進国は都市計画がしっかりしているので日本のごちゃごちゃした町の景観に比べて住宅街も見た目がすっきり統一されているのは事実でしょう。
でも、どこも同じと限ったわけではないみたいですね。
このあたり一帯は、1930年代と1951~3年と1971年の3時期に分けて一斉に開発された地域です。
イギリスの1930年代といえば、郊外の住宅開発が一斉に始まった時期です。これも日本で習った知識ですがこの時代の住宅地はわざわざ道路をリボン状にくねらせた「リボン状開発」が特徴なのです。
歩くごとに違う景色が目に入るよう計画的に景観に微妙な変化がつけてあるのだそうです。木の種類が違うのもそのコンセプトに沿って計画された上のことだった…と思うのですが。
前回載せた、放射状にのびた電線がその通りのすべての住宅に電気を配線している住宅街の電信柱(通りに一本のみ)の写真が珍しいとコメントしてくださった読者の方がいました。
補足です。あれも、数メートルおきにドカンドカンと打ち立てられた日本のコンクリートの電信柱に比べればかなりすっきりして見えますが実はかなり古いスタイルなのです。
地域開発が完成した1971年からずっと立っている電信柱だと思います。
ちなみに、1930年代に開発された近所のエリアにはもっと古そうな1930年代モノの電信柱が(たぶん)そのまま使われているみたいです。
大通りに出れば配線はすべて地中に設置されていて、電線をある程度の規模の都市、都市近郊で見ることは近頃あまりありません。
新興の開発地域も電柱なしの景観すっきり型が主流のようです。
土曜日にマンチェスターに行って撮った写真です。
はい、おなじみですね、ピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens 。
安藤忠雄デザインの打ちっぱなしの「壁」と、黄色く色づいた本物の木とアートオブジェクトの年中同じ色の金属のアートオブジェクト「祈念の木 The tree of Remembrance」
シティセンターから少し離れた、大学街にあるウィットワース・パーク Whitworth Park(隣はウィットワース美術館 Witworth Art Gallery です)。
キング・エドワード像がそこだけ紅葉した低い茂みに囲まれていました。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
...といっても、話題はイギリスの町なかで見る紅葉。
ブラモルパークの裏側入り口のある並木道、紅葉が始まっています。
近所の桜の木です。
明らかに日本の情緒のある桜とは種類が違う、濃い色の「八重桜」風。
赤黒い大きなサクランボがゴロゴロなり下がり、秋になれば濃い紫いろに葉が紅葉する何かにつけて情緒の足りないイギリスの桜。
夏にはピンクのてまりのように結集する花の咲く立ち木に赤い実がなりました。
赤い実はイギリスでも「クリスマスの季語」です。代表は柊。
(これはちょっと気が早い?)
そういえば、うちの近所の道路沿いの並木はすべて種類や樹齢の違う木で構成されているようです。
ところで、以前にもストックポート日報で書いたことがあるのですが、日本の大学の授業で「ヨーロッパの街路樹はすべて同じ種類の木が一度に植えられるので見た目に統一感がある」と習った覚えがあるのです。
たしかに欧米先進国は都市計画がしっかりしているので日本のごちゃごちゃした町の景観に比べて住宅街も見た目がすっきり統一されているのは事実でしょう。
でも、どこも同じと限ったわけではないみたいですね。
このあたり一帯は、1930年代と1951~3年と1971年の3時期に分けて一斉に開発された地域です。
イギリスの1930年代といえば、郊外の住宅開発が一斉に始まった時期です。これも日本で習った知識ですがこの時代の住宅地はわざわざ道路をリボン状にくねらせた「リボン状開発」が特徴なのです。
歩くごとに違う景色が目に入るよう計画的に景観に微妙な変化がつけてあるのだそうです。木の種類が違うのもそのコンセプトに沿って計画された上のことだった…と思うのですが。
前回載せた、放射状にのびた電線がその通りのすべての住宅に電気を配線している住宅街の電信柱(通りに一本のみ)の写真が珍しいとコメントしてくださった読者の方がいました。
補足です。あれも、数メートルおきにドカンドカンと打ち立てられた日本のコンクリートの電信柱に比べればかなりすっきりして見えますが実はかなり古いスタイルなのです。
地域開発が完成した1971年からずっと立っている電信柱だと思います。
ちなみに、1930年代に開発された近所のエリアにはもっと古そうな1930年代モノの電信柱が(たぶん)そのまま使われているみたいです。
大通りに出れば配線はすべて地中に設置されていて、電線をある程度の規模の都市、都市近郊で見ることは近頃あまりありません。
新興の開発地域も電柱なしの景観すっきり型が主流のようです。
土曜日にマンチェスターに行って撮った写真です。
はい、おなじみですね、ピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens 。
安藤忠雄デザインの打ちっぱなしの「壁」と、黄色く色づいた本物の木とアートオブジェクトの年中同じ色の金属のアートオブジェクト「祈念の木 The tree of Remembrance」
シティセンターから少し離れた、大学街にあるウィットワース・パーク Whitworth Park(隣はウィットワース美術館 Witworth Art Gallery です)。
キング・エドワード像がそこだけ紅葉した低い茂みに囲まれていました。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。