イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

お下劣!トイレを引き立てるウンコ柄!

2024年02月28日 06時44分22秒 | 気になる製品、気になるデザイン

スーパーマーケットで見つけた、エモージー (絵文字) のウンコの柄のトイレットペーパーです!

製品名はTOILET ROLL (トイレットペーパー)ではなくPOO ROLL (ウンコロール)です。トイレットペーパーは俗語で Loo roll ルーロール とも言います。シャレですね。(loo はトイレのことです)

4個入りで2ポンド50ペンス(477円)は高い!いつもはスーパーマーケットの自社ブランド製品の12個入りを8ポンドぐらいで購入しています。

 

トイレットペーパーの表面にプリントするのにこれほどふさわしいモチーフは他に考えられないでしょう!

 

季節限定、イースターバージョンのウサギの耳をつけたウンコ柄のもあったので買いました。

いっしょに買い物に行った夫はイヤな顔をしましたが「予備のトイレットペーパーがなくなったから、いいだろう」と購入を承諾しました。

「予備の」トイレットペーパーは「買い置きの」トイレットペーパーとは少し違います。

私のうちでは、トイレットペーパーの買い置きは12個と決めています。洗面台の横の狭い幅の引き出しに、ロールが12個ピタっと入ります。残り少なくなってきたらまた12個入りを買ってくるのですが、「買い置き引き出し」が空っぽになってから新しいパックをあけることにしています。それで今まで20年以上、トイレットペーパーが切れた!という大惨事はまぬがれていたのですがごく最近...(私が腰痛と痛み止め剤の副作用で寝てばっかりいた頃に)切らしちゃったのです!

トイレットペーパーを切らす「非常時」まで手を付けないのが「予備の」トイレットペーパーです。

「予備の」ものとして、夫が工具類を収納している戸棚に何年間も保管されていた「非常用」トイレットペーパー(4ロール)が役に立つ機会の到来に、夫は大得意でした。

...今はコンビニエンスストアが徒歩10分の場所にあるわけですし「トイレットペーパーを切らして買いに行くのが困難」という状況は考えられないのですが。

 

トイレのタンクの上に置いたら夫がやはり嫌がって、工具類を入れておく戸棚の中にしまわれてしまいました。

「予備の」トイレットペーパーが今回は8個になりました。

イースターバージョンのパッケージ裏にプリントされている「英国製だぞ」と大いばりの英国旗ロゴが純ウンコバージョンのパッケージ裏にはありません。

 

ちなみに、絵文字はもちろん日本が発祥です。

日本人には子供の頃からおなじみのウンコの図像「とぐろ巻き」は実は日本独自の表現だったはずです。絵文字が普及するまで、チョコレートフレーバーのソフトアイスクリームのような茶色い絵柄を「ウンコ」と認識できる欧米人は皆無だったはずです。

...イースターを宗教上の重要な節目と認識しているマジメなキリスト教徒には不敬に思われるのではないかといらぬ心配をしてしまいます。

 

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スーパーマーケットのかわいい「ゆるキャラ」野菜と果物をもっと食べようキャンペーン

2024年01月09日 03時25分16秒 | 気になる製品、気になるデザイン

 

スーパーマーケット、リドル Liddle に年明け初の買い出しに行きました。

スーパーマーケットはどこもたいてい同じ、入り口付近に野菜、果物売り場があります。

まっさきに目に入った、小さめのバナナを買いました。

お値段は均一で袋に入った1房が80ペンス(147円。

余談ですが「英国では物価が高くてたいへんでしょう」と心配してくれる日本人がけっこう多いのですが...そうでもないと思います。

日本で過ごした数ヶ月、ほぼ毎日スーパーマーケットで気をつけて買い物をしたのですが...円安の日本で、食料品(特に果物)の値段がものすごく高かった印象があります。英国の安売りスーパーでのバナナの値段、安いと思いませんか。

袋のラベルに注目です。

カラフルなロゴで「ファン・サイズ FUN SIZE ワクワクサイズ)」と書かれています。

子供たちにもっと野菜や果物を食べてもらおうとひと工夫した楽しいパッケージングのキャンペーンですね。(手に取って買うのは親でしょうけど)

BANANALLAMA BANANAS(!)バナナを背中にのせたラマ(llama)!

もちろん1980年代英国の有名なガールス・バンド、バナナラマ bananarama(つづりが違います)のしゃれ!懐かしい...

 

お次は コアラ・ペアーズ KOALA PEARS という、ナシ pear に抱きつくコアラ(koala bear)!90ペンス(165円)です。

苦しいダジャレ...ダサい...子供は好きかも、と思ってラベルの文字をよく読むと「ロンドンのアイナ11歳によるキャラクターデザイン」と書かれています。子供がデザインしたのか、と思うと急にグッと親しみがわきました。ダサくないです、かわいいです!!

(バナナラマのデザインはノーサンプトンシャーのアミナー12歳)

 

皮がむきやすいイージー・ピーラー easy pealer (一般名)というミカンのような味の丸い柑橘類にはタコ(octopus)のオクト・スクイーザー OCTO SCUEEZER というキャラクターが。

シャレのオチは...わかりません。でもかわいい!ルートンのライアン、6歳のデザインです。

 

個人的に一番ダジャレが効いていると思えるのが、すっとぼけたクマ(bear)がキュウリ(cucumber)に座るキューカンベアCUCUMBEAR。

ウィルツシャーのジョー9歳のデザイン。

 

トマト(tomato)の色と形をしたフクロウ(owl)がキャラクターの、 タウニー・トマタウルス TAWNY TOMATOWLS...も買いました。

tawny というのは「マーマレイド色の」というような意味です。ブリッジウォーターに住む8歳のアラーナがデザインしたキャラクターです。

このファン・サイズシリーズ、もっとあったかもしれません。全てのラベルに「おべんとうにピッタリ ideal for lunch boxes」と書かれています。

新学期に向けてお弁当箱用、スナックにも適した小さなサイズのシリーズです。

 

欧州全域で店舗展開している、ドイツ資本のスーパーマーケット、リドルでは、欧州各地で流通する無名ブランド、自社ブランドの製品を格安で販売することと、棚に蓋をあけただけの状態で積まれた輸送用の段ボール箱から商品を取っていく、ラフな販売形式で知られます。

クリスマスも新年も終わり、ちょっと贅沢な売れ残り食品がドドンと値下げされているのではないかと期待したのですが、意外なことに値段はクリスマス前と変わりませんでした。

ヨーロッパ直送の、例えばオリーブの詰め合わせやオードーブル用のサカナやキノコ類の瓶詰め、ドイツやスペインのハム、ソーセージ類、それに英国特産の、素朴な陶器の壺につめられた青かびチーズ、スティルトンなど、クリスマスや大みそかのおよばれのお土産用の食品を、この時期、人をお招きすることも招かれたこともない私たちが正価で買うのはバカバカしいと、いつも年明けを待ってセール価格で購入して楽しんでいます。(みみっちいですね)

来週まで待ってみます。

 

ちなみに...私の家には大人しかいませんが、この「ファンサイズ」のバナナが一番食べやすくて気に入っています。

 

数日置くと、極上の甘さになります。

 

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ドイツ資本の格安スーパーマーケットで時々見かけるおかしな商品

2023年02月20日 07時00分30秒 | 気になる製品、気になるデザイン

近年、急速に売り上げを伸ばしているというドイツ資本の安売りスーパーマーケット、リドル Lidle で先週見つけた変わった商品です。

Tode Abode (ガマの住居)、ガマ小屋ですね。

リドル御用達(あるいはリドルの自社製品)のペット用品製造メーカーの製品です!

 

庭に棲みつくガマに安全なすみかを提供するための珍品(自然愛護派の人たちの間では一定のニーズのある商品だったりして)です。ドームのてっぺんに半分溶けるように顔を出すガマがかわいいです!

買いたいといったら、ガマが大好きな夫に却下されました。

何年も見ていませんが、うちの庭にはガマがいるはずです。となりの家に10年ほど前まであった池で産卵していたのでしょう。池を潰してからも数年間ガマの姿を見かけました。

石の下や板張りのデッキの下などに穴を掘って住んでいるはずです。要するに、こんな「プレハブ(建てて現場に運び込む)」住居なんて必要ないですし、第一入居してくれるかもわかりません。

ちなみに私たち夫婦の間ではクリスマスプレゼントに必ず1品、「ガーデン・ガマ Garden Gama」からの小さな物を贈り合う今では意味不明の習慣があります。

 

リドルの人気の秘密のひとつは、「ミドル・オブ・リドル Middle of Lidle 」と呼ばれる、週替わりのお買い得オリジナル生活雑貨品売り場です。店の中央に3列の売り場で展開されます。

今週の週替わりテーマの一つは「庭」。ガマ小屋は野鳥のエサ台、巣箱などと一緒におかれていました。

箱の裏側です!

多国展開のリドルらしい数か国語の製品説明です。読めないほど小さな字で10か国語がプリントされている格安オリジナル食品の箱もよくみかけます。

 

「ミドル・オブ・リドル」、見ていて楽しいです!

「ミドル・オブ・リドル」のお買い得品を物色するためにわざわざリドルに来る人も多いらしく、集客効果はバツグンです。

見るのが楽しくても、じっさい買う気になるものはあまりありません。

それでもここ数年間でいくつか物を買いました。ヘアブラシ、エプロン、下着、ヘアドライヤー、アルミの鍋などいずれも衝動買いですがお値打ちものでした。ずっと使っています。

聞きなれないブランド名の小型電化製品や大工用品やインテリア雑貨に定評があり、製品によっては木曜日の発売開始と同時に売り切れるそうです。(ポスターやチラシで2か月先まで販売予定品が告知されます)

 

去年の冬に撮った「ミドル・オブ・リドル」商品の商品写真です。ウケると思ってスペインに住む息子に送りました。

 

クルマのライトが当たると全体が蛍光発色する、安全スポーツジャケットそのものはよくある製品です。

写真のモデルが真っ黒な肌の黒人ばかり!というのが注目するポイントです。

たしかに黒人ランナーの顔と手は夜の闇に同化して、クルマのライトにあたって光るジャケットの安全性が抜群に協調できています!効果的な人選なのですが!


2020年の、アメリカ合衆国で黒人男性が警官に暴行を受けて死亡した事件に端を発する Black Lives Matter 運動以来、英国でも黒人のメディアへの露出が圧倒的に増えています。

テレビのコマーシャルや雑誌のファッションページなどに登場する黒人の比率は現在、人口の圧倒的多数派である白人より確実に多くなっています。東洋系や南アジア系の登用も増えています。

 

今までは、別にどの人種でもかまわなかった設定で「多数派だから読者や視聴者の共感(自己投影)が得られるんじゃないか」という惰性で白人を選んでいたのだと思います。

現在はわざわざ非白人を使うことで「人々の意識を変えてより公正な社会を築く姿勢」あるいは「今っぽい」アッピールができるようになったのでしょう。社会は一般に歓迎していますし、私も喜んでいます。

実際、白人だって夜のランニングは危ないのですから、光るスポーツジャケットのモデルも どの人種でもかまわなかったはずですが!このデザイン担当者は「光るジャケットからにゅっと出る、夜の闇に同化する黒い顔」にこだわったようですね。

これ、「黒人(あるいは非白人)をどんどん登用して社会の意識をかえよう!」というコンセプトに適合していると思いますか?(思いません)

移民受け入れの歴史が長く、それこそ奴隷制の時代から一定数の黒人が定住し白人社会との融合もすすんでいる英国ではここまで肌の色の濃い黒人はめったに見かけません。いたら「難民かな」と思うぐらいです。

この光るジャケットは、1月(新年の抱負月間)のミドル・オブ・リドルでは毎年恒例の数週間つづくキャンペーン「フィットネス」の一環商品でした。他のスポーツウェアやフィットネス商品の写真に登場したのは全て白人の男女モデルでした。

 

食品が格安で買え、たまにヨーロッパ各国の本国でしか手に入らない変わった商品も手に入るリドルでは1か月に1~2回の割合で買い物をしています。

「ミドル・オブ・リドル」、他に何か変わったものを見かけたら写真を撮っておきます。

 

 

 

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通りがかりに見かけた、パンツ一丁でマヌケ呼ばわり。楽しそうな人文字パフォーマンス(スティッカー)

2022年12月19日 07時31分06秒 | 気になる製品、気になるデザイン

一週間以上前に撮った写真です。

信号の柱に貼ってあったツルツルした防水スティッカー。

これは、何でしょうか。パンツ一丁男に人体文字で「STUPID (マヌケ)」と言われてしまいました。

 

この道を通って用事のある場所に行って1時間ほどたった帰路に見てみたら、もうこのスティッカーはなくなっていました。

パンツ一丁男、むやみに楽しそうです。一体全体、何だったんでしょうか。

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買った、食べた、やっぱりくどくてそれでもクセになるおなじみのポットヌードル、季節の新作と古典作、デザインの妙に感心!

2022年12月13日 07時08分52秒 | 気になる製品、気になるデザイン

英国の今日この頃...、例年にない寒さ、空前のインフレーション、ストライキ、国民が最も興奮し羽目を外し消費に励むクリスマス直前の買い物ラッシュ...前回までのストックポート日報 を読んでいただければ、あいかわらずの概要がお分かりいただけると思いますが、今日の話題はポット・ヌードル pot noodle

期間限定の新作を発見!

その名もズバリ、Merry Pot Noel Chrismas Dinner !

ポット・ヌードルではなく、ポット・ノエル ( ちょっと苦しいけど noodle につづりが似ている Noel はクリスマスの古語)! 

 

そうだ、前回のポット・ヌードルについて書いた記事をぜひ読んでください、リンクを下に貼りました。☟☟今回はその続きです☟

体に悪そう、それでもたまには食べたくなる、英国製のカップヌードルの愉快なグラフィック

 

クリスマス・ディナーの定番、ロースト・ターキー roast turkey にされるターキーがサンタクロースの帽子をかぶってフォークを手にしているシルエットが泣かせるではありませんか。

容器の部分はサンタクロースの上半身です。

 

今回は、前回の記事の時と違って、メリー・ポット・ノエル風味の他、3種類をスーパーマーケットで買いました!(安売りセールになっていたものですから)

上ぶたはもちろんサンタクロースの顔です。

POT の「O」が全品共通のポットヌードルの形になっているのは当然として、サンタクロースの口としても表現されています。しかもサンタクロースの決めゼリフ(というか、それしか口にしない)ホーホーホー Ho Ho Ho の口の形になっています!

実は、蓋をはがす前は蓋の図柄(顔)と容器の図柄(胴体)がラインナップしていなかったのです。惜しい!蓋を開けて熱湯を注いで正しい位置に蓋をかぶせました。待つこと4分...

 

 

見た目はなんだかあまりおいしそうに見えません。

「グレイビーとスタッフィング風味」と書かれている通りの味で、やっぱりこってり。おいしかったです。グレイビー gravy とスタッフィング stuffing を食べたことのない人に説明するのは難しいのですが。

グレイビーは本来は肉汁でとろみをつけた甘辛い、肉にかけるタレ。スタッフィングはパン粉と玉ねぎ、ハーブ各種をこってり脂でまとめてターキーやチキンのお腹に詰めてオーブンでこんがり焼く詰め物のことです。(現在はどちらもほとんどがベジタリアン仕様で、動物由来の原料が一切使われていないインスタントを使うことが多いです)

なぜか...!ターキーの味はしません。スタッフィングに使われることが多いローズマリーの味がかなりはっきりとしました。(上の写真で箸置きに使ったのがうちの庭で摘んできたローズマリーです)

 

なんと、驚いたことにヴィーガン Vegan 承認マーク付きです!

 

「完全菜食主義者」と訳されるヴィーガンは、肉サカナ(+肉サカナ由来の食材)のみならず、乳製品や卵すら口にしない非常にストイックな食生活を送る人たちです。

ヴィーガンの人たちが、ターキーの絵が描かれているクリスマス・ディナー風味のポット・ヌードルを食べたがるのかどうか、非常に興味深いところです。ヴィーガンが食べられるのなら、ベジタリアン(正確にはタコ、イカ以外の魚介類は食べるペスカトリアン)のうちの夫が食べてもいいはずです。... この後、ふたたび行ったスーパーマーケットでまた見つけたポット・ノエル、もう二つ買ってきて夫に食べるよう説得してみました。...嫌がっています。

今回、一緒に買ってきた他の三種類の風味は...

左から; 巨大な赤いトウガラシを積んだトゥックトゥック(インドのタクシー)が目印の強烈に辛いカレー味のボンベイ・バッド・ボーイ Bombey bad boy

中華どんぶりと中国風の建物が目印で、日本で食べられるワンタンスープをくどくしたような味のチャイニーズ・チャウメイン Chinese chow mein 。チャウメインというのは中華そばのことです。

なぜ?ニンジャが目印の、ブタのあばら肉を焙る時にからめる赤いねっとりしたタレの味を思わせるスティッキー・リブ sticky rib。(スティッキー・リブは英国で人気の中華料理の前菜です)

.

..ボンベイ・バッド・ボーイは家中みんな大好きです。「肉の風味の表現がない」命名なため、オリジナル・カレー original curry (前回のポットヌードル記事参照)とともに特にベジタリアンの夫が好む風味です。

あれ、今回容器の裏側をよく見てビックリ!

全ての風味が「ヴィーガン承認マーク」つきではありませんか!?なーんだ。うちの夫にぜひ食べさせなければ!... 少なくとも肉のイメージが強烈な「スティッキー・リブ」は(たとえ肉由来の食材を一切使っていなくても)食べたがらないでしょう。

以前からずっと「肉なしの肉味」だったのかどうか調べられませんでした。

 

それと、中華料理屋でもらえる「おみくじクッキーfortune cockie」のように、容器のそれぞれ製品名の下に「予言(?)]が書かれているらしいのにも気が付きました。

ボンベイ・バッド・ボーイは「4分でワルになる TURN BAD BOY IN 4 MINUTES」チャイニーズ・チャウメインは「4分で幸運をつかむ HAVE GOOD FORTUNE IN 4 MINUTES」、スティッキー・リブは「4分で(武芸の)達人になる BECOME THE MASTER IN 4 MINUTES」。

日本のカップヌードルそのほかのお湯をかけてふやかすヌードルは3分待つのが普通だったように記憶していますが、このポットヌードルは4分なのです。

 

ポットヌードルの種類はこれだけではありません。

まだ食べたことのない数種類、必ず見つけ出して食べてみます。

 

めったに行かないスーパーマーケット、モリスンズ Morison's の、のクリスマスプレゼント用ポットヌードルと提携のどうやらオリジナル商品らしいポットヌードル用の陶器(フォーク付き)のカップを見つけました。(いらない!!)

左側は、ハインツのトマトスープ専門のカップのようです(これもいらない!製品名が前面に書かれていたらそれにしか使えないではありませんか!?)

 

クリスマス・クラッカー Christmas clacker 風のパッケージに入ったポットヌードル3個セットも見つけました。

ボンベイ・バッド・ボーイとポット・ノエルには特大の「キングサイズ」があるのです。

たぶん、「King サイズが3個」はクリスマスのおなじみのイメージ、キリストの誕生を祝って贈り物を持ってきた「三賢王」にかけてあるのだと思うのですが...。クリスマスディナーの前に両側から引っ張って破るとパンっと景気のいい音がするクリスマス・クラッカー には、食事中かぶっていることになっている紙の王冠がひとつずつ入っています。

 

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気に入った、ワイン(その他)のデザイン番外編;カタルーニャの洗練、素朴、すっとぼけ

2022年08月03日 08時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

スペインのバルセロナ Barcelona で見かけた気になるデザイン、ラベルです。

コーヒーを飲みに入ったバーのカウンターに並んでいたワインの...もちろん エナック Ennak というワインのクロネコのラベルが目についたので写真を撮ろうと思ったら、周りのボトルのラベルにも目が行きました。

エナックは、あらフランスのワインです。帰国してから検索してみました。

どちらもスペイン産の、オンドリがラッパを担いでいる カンタ・マニアナス Canta  Mananas と、うずまき状に並んだ黒いヒツジのシルエットに赤いヒツジのシルエットが点在しているメスタ Mesta 。

エナック の赤丸とメスタ の赤いヒツジは赤ワインを表しているみたいです。メスタの白ワインは緑のヒツジ、エナック の白ワインは黄色い丸であらわされいるようです。

  日帰りで訪れたジローナ Girona のレストランで、酔っぱらってご機嫌の3人の修道士がかわいらしいラベルの、トレス・フララス Tres Frares (カタローニャ語でズバリ、3人の修道士)という名前のフィンカ・ワインを見つけました。

昔の修道院って副業にワインを作ってたところが多いみたいですね。と言ってもこのラベルは中世の修道院由来の由緒のあるワイナリーである...なんて主張したいわけではぜんぜんなさそうです。むしろ新しいんじゃないかと思えるのですが。

息子の職場のとなりにある、ドイツ系スーパーマーケットの格安ワインのグラフィックなラベルも気に入りました。

コン・ウン・パル Con un par  ペアをいっしょに?「二人で飲めば?」ってことでしょうか。ハイヒールのペア(一足)にかけているとか?白ワインは青いハイヒールのイラストでした。

 

何もかもボッタクリの、ホテルの斜め前の東南アジア系の家族が経営するコンビニエンスストアで夫が買った、これまた興味深いラベルのワインです。

アルコールを飲まない私が「これがいい」とワインのデザインで決めて選んだら夫は素直に買いました。スペインの飲んだことのないワインを試したかっただけで、別にどれでもよかったみたいでしたが.。

Vinya del Pesmu 工夫のないネーミング、ぺスムのブドウ園ではいまだに樽に詰めたブドウを足で踏んで潰しているようです。

イヤまさか。とにかく絵がワイナリーの経営者が自分で描いたんじゃないかと思えるほどドヘタだし、女性の髪形がアフロに見えるし、ドレスの色や足もとのブドウの色が全くワインの馥郁たるイメージにつながらないし(トマトジュースかと思います)とにかく素朴で疑問がいっぱいのデザインです。

美味しかったそうです。結局、今回の「気に入ったデザイン」コレクションで買ったのはこれだけですね。

 

息子がミネラルウォーターを買いに寄った、街のなかのスーパーマーケットで見かけたカタルーニャ料理のソースのようです。

 エスピナレ Espinaler という、肉をむしられたサカナの骨ぼうずがマスコットのカタルーニャ語で「背骨(!!!)」という意味もあるらしいメーカーのソースです。

これは実は買って帰りたかったのですが!スーツケースなしの手荷物持ち込みのみの格安搭乗券で飛行機に乗ったため(いつもそうです)一定サイズ以上の液体を持ち込むことは許されていないので諦めました。

息子は、このサカナの骨ぼうずがにこやかに手に持つ黄色いポテトチップの大袋も買いました。ばかにあっさりした塩味でした。

他にもソースやサルサ類を販売している会社のようです。ポテトチップにこのソースをかけて食べろということかもしれません。

私にはこのサカナの骨ぼうすの絵が何とも哀しく思えるのですが、息子は「元気な笑顔が楽しい」という素直な感想です。夫も「笑ってるじゃないか、何を言ってるんだ」と言いました。

哀しいですよね...?

 

 

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体に悪そう、それでもたまには食べたくなる、英国製のカップヌードルの愉快なグラフィック

2022年07月19日 08時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

昨日に引き続き、スーパーマーケットで(買わずに)写真を撮った、「気になるラベル」のデザインです。

ポット・ヌードル pot noodle

私が英国に来たばかりの1990年ごろ、はじめて見て「カップヌードルがイギリスにもあるんだ!」とびっくりしました。

カップ(お茶椀)ではなく、ポット(お鍋)なところが、カップヌードルよりも本格的に調理している雰囲気を醸しだしています。あ、全然醸しだしていませんね。思い付きを言ってみました。

当時は東洋風/中華風を意識したロゴや色合いだった記憶があります。「ヌードル」だからでしょうね。

こんなにポップで楽し気ではなく、何だかエセ東洋風というか、怪しげなグラフィックでした。もしかして「日清のカップヌードルのパクリなのではないか」と疑ったこともありました。

何回かデザインの意匠替えをしています。

あまり身体によくなさそうだし腹持ちもよくなくて味もくどいし、いいことなしのインスタントフードの決定版、それでも時々、一家で食べています。

最近、またデザイン一新したようです。

怪しげなアジア風を払しょくして、英国デザインらしいポップなセンスの良さが光ります。

たとえ、もともとがカップヌードルのパクリであったとしても...もはや独自の境地です。

強烈なグラフィックだけではなく、日清のカップヌードルや日本で売られている日本各地のご当地ラーメン風味を再現したインスタントラーメンとも全く違った濃く、くどい風味も完全にオリジナルです。

 

ロゴの「O」(ポットヌードルの容器の形です!!)の上に、それぞれの味を表現するマスコットのシルエットが描かれています。

いちばん上の写真は、クラシックな中華風スープを思わせるチキン&マッシュルーム Chiken & mushroom 風味。

昔から存在する、「ポットヌードルと言えば...!」の、定番の味付けです。

ニワトリにまたがった中世の騎士が(!)槍の代りにフォークを持っている!盾の家紋はキノコ!(東洋風にシイタケ?)

 

2番目は ドナー・ケバブ doner kebab 風味!

トルコやキプロスからの移民が多い英国ではケバブ kebab は人気のあるストリート・フードです。

ヒツジの肉を鉄の棒に垂直にさしてスパイスを利かせてゆっくり焙った中近東料理です。

この、ドナー・ケバブ風味のポット・ヌードルはコッテリした味付けがびっくりするほどおいしいのです。

 

頭にトウガラシをかぶったニワトリが走り抜けるピリピリ・チキン piri-piri chiken 風味、新製品のようです。

アフリカ渡来のポルトガル風のピリピリ(アフリカの言葉だそうです!)辛いタレにつけたチキンです。

ピリピリ風味は大好きです、試さなきゃ!

 

国籍不明の味付けの、牛肉とトマト beef & tomato 風味。

絵柄の雰囲気から、スペイン風の味付け(のつもり)かもしれませんね。

トマト・スープの味がします。

 

カレー original curry ( 文字通りのカレー味!)。

スパイスの鉢を背負ったゾウ、インド情緒たっぷりです。肉のエキスが使われていないのでベジタリアンの夫も賞味できます。買う時はくどい肉っぽい風味のいくつかに必ずこれをくわえます。

あれ、そういえばわが家のもう一つの定番、ボンベイ・バッド・ボーイ Bombey Bad Boy (激辛カレー風味)がみあたりませんでした。

それともうひとつ、コッテリもったりで男性好みのスティッキー・リブ Sticky Rib (甘辛いタレにからめて焙った中華風ブタのあばら)風味も見当たりませんでした。

もう販売されてないのかな、と気になってグーグルしてみました。

どちらも健在でした!

長いこと食べていなかったので忘れていた Chinese chowmein (とろみの付いたソースにからめた中華風の炒めソバ)風味や、見たことがない sweet & sour (同じく中華の酢豚)風味、あまり食べてみたいとは思えない Thai green curry (タイのフルーティな甘いカレー)風味のラインアップまで見つけました。

全ての風味がすべてのスーパーマーケットに卸されているわけではなさそうです。

今回写真にとれなかったものを見つけたら今度は絶対買ってきて、お湯をかけて3分...食べられる状態の写真をお目にかけます!

 

 

 

 

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引力の法則、地球の裏側でひっくり返ってぶら下がるニュージーランドのワインのヒツジ

2022年07月18日 08時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

庶民派スーパーマーケット、アスダで見つけたワインのラベルです。

地球の反対側、ニュージーランドで作られたソービニョン・ブラン。

北半球の国々に輸出するためのワインですよね、ヒツジがひっくり返っていますから、

ESTATE の A の字もひっくり返って下のヒツジを指さしていることが写真を見て気が付きました。

昔、たぶんオーストラリアとニュージーランドが英国の植民地だった頃、あるいは独立してまだあまりたっていなかった頃じゃないでしょうか、英国では「ニュージーランドやオーストラリアには人間はいない、ヒツジばかりだ」とかの国々の文化程度をさげすむ言い方があったようです。

ニュージーランドの人たちが自虐的にデザインしたこのラベルで、英国市場でのウケを狙っているとしたら、ちょっとセンスがいいと思いませんか。

 

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スーパーマーケットの棚で見かける購買意欲をそそる強烈なパッケージ、次こそ買おうと思いつついつも素通り

2022年06月26日 07時25分10秒 | 気になる製品、気になるデザイン

ひさしぶりの、「スーパーマーケットで見かけた人目をひくパッケージデザイン」です。

Beast Binbags という名の、キングコングが咆哮する奇抜なデザインのゴミ袋。ひと巻き10枚入りです。

キングコングはゴミ袋と関係があるのでしょうか。信じられないほどじょうぶだそうですが。

ゴミ箱のことはイギリス英語で bin といいます。ゴミ箱に入れるゴミ袋はbin bag あるいは binliner といいます。

次はこれを買おうと思っているのですが、お値段高めで躊躇しています。

 

たまに棚にあるのを見つけるとやっぱり買おうかどうか迷う、箱入りワイン。

イースター島のモアイ像のパッケージに入ったチリ産のワイン、アナケナ!

日本にも実物やレプリカがいくつもあるというモアイですが、イースター島が南米チリの領土だって知らなかった人も多いのではないでしょうか。私もさっきまで知りませんでした。

チリ産のワインだからモアイ!キングコングのゴミ袋よりは説得力があります。

アルコール類をまったく摂取しない私とちがって、夫はワインをよく飲みます。そしてワインにはうるさいので、勝手に買ってくるわけにはいきません。夫と買い物に行った時はぜったいに見かけません。

...この写真はクリスマス前に撮りました。

好きかどうか聞いてみて、今度見つけたらぜひ!6ポンドはハズレでもそれほど手痛い金額ではないはずです。

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戴冠70周年記念祝祭記念はビジネスチャンス!はしゃぐ業界についてしつこくレポートする私も実ははしゃぎすぎ?

2022年05月27日 06時36分18秒 | 気になる製品、気になるデザイン

6月2日のエリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration をひかえた英国民の、はしゃぎぶりレポート再び、です。

私の周りには、「どうでもいい」という反応の人が確実に多いのですが。

とりあえず、各方面でビジネスのネタになっていることは絶対に確かです。

 

さて、私は水曜日に、サルフォード Salford の学生寮に帰る娘と一緒に、学生寮からほど近いサルフォード・キィズ Salford Quays に行きました。

近未来都市のような奇抜な建物がかつての埠頭の周りに建ち並ぶ水辺の街を散歩して、娘が食べたいというラーメンをいっしょに食べるのも良かろうと、出てきたのです。

娘は、夏休みには入ったものの提出物などがあり、いったん寮に数日帰ることにしたのです。

 

さて、本題のエリザベス女王戴冠70周年記念。

ストックポート駅の切符売り場の...

素人っぽいタッチがほほえましいガラス絵のクローズアップです。

王冠とバッキンガム宮殿を護衛する儀仗兵がズラッと並んだ下の部分はロンドン風景ではなく、あっぱれ、ストックポートのランドマークが勢ぞろい!よくやった!

そういえば、ガラスの内側に簡単に拭き消せるポスターカラーで絵を描く装飾、英国では本当に一般的なのですが、日本では見かけませんよね。店舗を借りる際の契約に禁止事項でもあるのでしょうか?

サルフォード・キィズで、昼食後、目当ての映画が始まるまで2時間待たなくてはならない娘をさそって帝国戦争博物館・北館 IWM North にフラッと入ってみました。

以前にも来たことがあるのですが永久展示にはあいかわらず興味が持てず...(詳しくは次回にでも...)

ちょっと立ち寄ったギフトショップのオリジナルらしい戴冠70周年記念祝祭関係の商品売り場です。

やはり何もかも、ぼったくり価格です。

軍服姿の女王陛下の額装用の写真まで売られていました。ティーンエイジャーだった女王陛下は戦争中陸軍で軍用車の整備をやっていたのでした!

サルフォード・キィズに関しては次回にでもお伝えします。

サルフォード・キィズで一人で映画を見て帰るという娘をおいて帰途についた私がマンチェスター・ピカディリー駅で時間つぶしをするために入った、駅構内の本屋/お土産物屋を兼ねた文具屋、WHSmith の...

実は今まで、よそで見かけなかったのが不思議なほどありきたりな、戴冠70周年記念祝祭関係の商品展開です。

記念絵皿、マグカップ、女王の肖像入りスーベニア・ティン(記念の缶)に入ったビスケットに紅茶、そして国旗のバンダナを首にかけたコルギー犬のぬいぐるみ...。

スーベニア・ティン入りのビスケットが16ポンド(2563円)...!ご冗談!と言いたくなるようなぼったくり値段でした。

たぶん、海外からの観光客が戻り始めたロンドンあたりでは至る所で目にする類の定番おめでた商品なのではないでしょうか。

旅の起点、マンチェスター・ピカディリー駅から電車に乗り込む人のお土産需要を狙っている?

雑誌売り場にはもちろん、王室の写真を多数掲載した特別記念バージョンの特別コーナーが設けられていました。

 

王室の紋章で、イングランド国花をあしらった特別バージョンのクリスプス crisps (ポテトチップス)の2ポンドは絶対に高すぎます!大き目の袋ですが。

 

駅構内にコンビニ仕様の店舗があるおなじみスーパーマーケット、セインズベリーSainsbury's のテーブルソース売り場で見つけた...

おなじみのブラウンソース、HPソース の、HM Pulatinum Jubilee Edition と書かれた戴冠70周年記念祝祭記念バージョン限定レベル!!

「HM」というのは Her Majesty (女王陛下)という尊称の略号です...王冠の中心にビッグ・ベンが屹立しているという芸の細かさ!

 

HPソースの、工事中のビッグ・ベンバージョンの限定版エディション・レベルについての記事のリンクです☟

通常ビッグベンとウェストミンスター宮(国会議事堂)の絵が描かれたオリジナルのラベルの写真ものっています!

おなじみのテーブルソースのラベルのデザイン...国政の中心、ロンドンの観光名所の現在の状態を見事に反映!!

いちばん上の写真は戴冠70周年記念祝祭記念バージョンのカップケーキ(またまたぼったくり値段9個入りで6ポンド)です。

 

ところで、1時間に1本私の家のそばまで来る電車の便がキャンセルされました!事故があったようです。

しかたなく、ストックポート駅まで別の便に乗って帰り(マンチェスター-ストックポート間を行き来する電車は終日5分おきに発着しています)、家までの夜間のバスの本数がやはり1時間に1本なので、夫にクルマで迎えに来てもらいました。

うちの近所でクルマの前を走る戴冠70周年記念祝祭記念バージョンの乗り合いバスに追いついたので窓越しに写真を撮りました。

(このバスに乗って帰れたはずなのですが、どっちにしても夫がクルマで迎えに来てくれたのでありがたく乗って帰りました)

昼間のように明るい午後7時過ぎです。

 

 

 

 

 

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パンデミックの憂さ晴らし?クリスマス・ジャンパーの季節がやってきた;それでも着る機会は例年よりは限られているのかも

2020年12月14日 08時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

例年、ストックポート日報で熱心にお伝えする、クリスマス・ジャンパー Christmas jumper の話題です。


今回は先週、大型スーパーマーケット、セインズベリーに行った時に見た男性用のごく一部、これだけの紹介です。


ジャンパーというのはイギリス英語で「セーター」のことなのですが、クリスマス・モチーフの衣料品すべて(特にティーシャツ)を「クリスマス・ジャンパー」と呼んでもいいようです。

他にも、女性用、子供用、赤ちゃん用、エプロン、よだれかけ、パジャマなどセインズベリーの衣料品売り場だけでも種類は数限りなく見当たりました。

いっしょに買い物に来た夫のティーシャツを何枚か買い込む予定で寄ってみたのです。
普段家で着てくたびれてきた数年物のティーシャツを処分してクリスマスを機に新品と新規交代、もちろんみみっちくクリスマスプレゼントとしてラッピングしてクリスマスツリーの下に並べるつもりです。

目当ての無地の厚手のティーシャツはありませんでした。

「何の罰だ?」といぶかるような恥ずかしいデザインのセーターがずらり。


いちばん重い罰はどれか夫と密談していたら女性が「コカ・コーラ・サンタ」を取ってトロリー(手押し車)に入れて立ち去りました。
いちばん重い罰として夫が選んだ品です。
私の選択は「チュバカ」(上段中央)です。

....罰として着せられるとしか思えないほど屈辱的にハズカシイ....と思うかどうかは主観の問題ですね。
「カッコイイ」「おしゃれ!」と思って着る人はやはりほとんどいないはずです。

ウケねらい、それとなんと言ってもまわりの雰囲気を盛り上げる効果はかなり期待できます。

今年はクリスマス・ジャンパーの最も顕著な出番の職場のクリスマスパーティーはどこも自粛、ではなくて禁止のはずです。
(まあ、どうせ職場や学校があいていて人が集まっているのですからオフィスに飲み物を持ち寄って控えめに仕事納めの会を開いたってばれないのかもしれません;公休日は25日、26日と1月1日だけですが、多くの人が一斉に休暇を取ります)

この人の夫か恋人はいつこれを着るのかしら。
親戚の子供がおおぜい集まるクリスマス当日のディナーに着せられるのかもしれません。
子供にはウケるかもしれませんね。

クリスマス前の最後の週には町中の働く人々がクリスマス・ジャンパーを着て出勤します。
今年はよっぽどの用がない限り町の人込みには出ないつもりなので見られないのが残念です。

クリスマスプレゼントをオンラインで購入する人が多い今年、クリスマス・ショッピングに出てくる人は少ないのではないでしょうか。

自宅勤務の人も多い今年、クリスマス・ジャンパーが町にあふれる例年の盛り上がりは期待できないかもしれません。
いえ、こんな時だからこそせめてクリスマス・ジャンパーで気分を高揚させよう!という意識が高まることもありうる?!


この日セインズベリーの棚に商品を黙々と補充していた年配の男性スタッフがピッグス・イン・ア・ブランケット(小さなカクテルソーセージをベーコンで巻いてローストしたターキーに添えるクリスマス定番の食べ物)の特大写真にニコニコ顔を描き込んだ斬新なイメージがプリントされたティーシャツを着ていました。


衣料品売り場には見当たらなかったのでセインズベリーの商品ではないようです。
どこで買ったのか聞きたい気持ちをグッと抑えました。
クリスマス・ジャンパーは罰だと決めつける夫に買うわけにはいきません。(ベジタリアンですし)

以前ストックポート日報に載せたピッグス・イン・ア・ブランケットの写真です。


以下、以前ストックポート日報に載せたクリスマス・ジャンパーに関する記事のごく一部のリンクです。

クリスマスシーズン恒例のクリスマス・モチーフの衣料品、見ごたえのあるスーパーの品ぞろえ、おなじみのクリスマス・ジャンパー

バー・ハンバグ、みんながはしゃぎまくるクリスマスのこの時期にクールにしらけポーズを決める反クリスマス・ジャンパー!

イギリスのクリスマス、クリスマス・ジャンパーにみる商業主義と快楽主義、とにかく堅いこと言わない!!


かわいい!クリスマスにおなじみの動物モチーフ、おなじみでない動物や空想の動物や太古の生物や.....要するにウケれば何でも良いクリスマスジャンパーの美学

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アルコールが飲めない私も気に入った、スーパーマーケットのハウスワインのすっとぼけた動物ラベル

2020年08月30日 08時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

オリジナル商品を低価格で売るドイツ系のスーパーマーケット,リドル Liddle で見つけた「トカゲ」のラベルのチリ産マルベック・ワインです。


私はアルコール類は一切飲めないのですが、夫に買うように説得しました。

だめ、好みじゃないそうです。
爬虫類好きの日本人の友達に見せるために写真を撮りました。

レベルをじっくり読んで納得して選んだのが.....



「カピバラ」。
やはりチリ産のシャードネーです。
私には違いが分かりませんが、歩くカビバラのラベルデザインに大満足。


もう一本、「ウォンバット」も買いました。


オーストラリア産のリースリング。
イラストの雰囲気がちょっと違います。
私が以前描いていたタッチにかなり近いので、びっくりしました。

どれも、リドルが各国のワイナリーに特約で生産させたお手頃価格の「ハウスワイン」のようです。
生産国を代表する動物をラベルに使ったデザインでシリーズ化しているようです。
店にはやはり南米産でしょう、「アルパカ」もありました。

動物が効果的に使われているパッケージにめちゃめちゃ弱い私を興奮させたデザイン・シリーズです。
あまり夫にワインを飲ませたくないのですが、動物ラベルシリーズはぜひ!少しずつ購入して飲んでもらってもいいかもしれません。

これは別の日に、セインズベリーで見かけました。


カリフォルニア産のシャードネー。
ととのいすぎていて面白みに欠けるこのデザインは古典です。

私はどちらかというと、ワインとはぜんぜん関係ない「見返りトカゲ」、「歩くカピバラ」、「上目遣いのウォンバット」のようなとぼけたセンスのデザインのほうが好みです。

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おなじみの文言いり靴下、かわいい動物のイラスト入りで脱力ダジャレの連続発言

2020年08月17日 09時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

ストックポートに大規模な支店のある安売り衣料店、プライマーク PRIMARK で息子が買った4足セットのバカな絵入り靴下です。
バカな絵入り靴下、シリーズ化決定です!

私も好きな動物のイラスト集

写真はすべて最初に履いて1度洗濯をした後撮りました。

呆れた時、びっくりした時に発する慣用句、Oh my god のシャレがかなり苦しい「OH MY COD」とつぶやいているサカナは....


もちろん、コッド( cod )です。
グーグルして実物写真を見てみると、たしかに実物も背びれがいっぱいありますがあまり似ていません。
辞書には「タラの一種」と書かれています。
「フィッシュ&チップス」のフィッシュ・フライにつかわれる、イギリス人にとってもっともなじみのあるサカナなのではないでしょうか。
たぶん、イギリス人のほとんどはコッドがどんなサカナなのか知らないはずです。気にもしないでしょう。
最大100kgの大魚、スーパーでも切り身しか売られていません。

ぐっすり寝ている老ネコ、ホレイシオの背中に載せてクローズアップを撮りました。



「TOUCAN PLAY THAT GAME 」とつぶやいているのは.....


南米産のエキゾチックなトリ、トゥーカン(オオハシ)です。
もとになった慣用句 Two can play that を私は実は知りませんでした。
「やられたらやり返す」復讐戦に挑む時などに使う言い回しだそうです。
子供たちがぶたれたらぶち返しワーワーはしゃぎまわる時にも掛け声として使われるそうです。
直訳は「2人でこのゲームができるね」ですし。

脚が黒いヨーロッパのキツネ( fox )、「NO FOX GIVEN 」と、言うことがお下劣です。


もとになった No f***s given というのは、憤っている状態で「どうなっても知るか」という意味でつかわれる、キタナイ単語入りの口語の常套句です。
用法はよく知られていますが、私が使ったことはもちろんありませんし、誰かが使っているのを目の前で聞いたこともありません。




個人的には一番好きなラーマ(llama) の 「NO PLOB-LLAMA 」


もちろん日常よく使う、No problem (問題なし、気にしないで)のもじりなのですが、おどけて(正しくない)スペイン語風にNo problema! といわれることが多いのです。
そう言えば、南米産のラーマが「ノー・プロブラーマ」というアイデア、この靴下デザインのオリジナルではないと思います。
「ノー・プロブラーマ」とかかれた吹き出しが書き加えられたラーマの写真をどこかでたしかに見たおぼえがあります。

それを言うならこのダジャレ靴下全部がすでによそで使わされたアイデアの借用かもしれませんね。

あくまでも、「も~しょうがない、くだらないシャレ!」と脱力感を伴う笑いを誘うことを狙いとしたシャレのはずです。
イギリスではこの手のジョークを「おやじギャグ」「サムい」「その場が凍り付く」とさげすむ風潮はありません。



私も日本語の「オヤジギャグ」大好きです!

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クリスマスの期待にワクワク、アドベントグッズは子供だけのものではない!飲めない私がはしゃいで買った12月限定ビール

2019年12月03日 22時35分17秒 | 気になる製品、気になるデザイン

昨日のアドベント・カレンダーの話題といっしょにのせるべきだった写真です。


ホッグス・バック Hog's Back (ブタの背中)という魅力的な名前のエール醸造所のオリジナルのエールブランドの、アドベント・エール ADVENT ALE という、12月限定版、雪景色ラベルのエールです。

私はアルコール類を一切飲まないのですが、ラベルにひかれて勝手に購入、夫にあげました。

夫には12月になって飲むように言っていたのに11月の終わりにあけてしまいました。

ホッグス・バックのエールの500ml瓶は、スーパーマーケットで一年中 手に入ります。

カンパニー・ロゴのこの背中に醸造所をのせた横目使いのブタのイラストがラベルにプリントされています。

雪景色ではない、スタンダード版。


手もとに通常のボトルがないので、ホッグス・バックのウェッブサイトから勝手に借りたイメージです。

あらまあ、醸造所の地元パブに行けばこれだけ多彩なホッグス・バックのエール各種が楽しめるようです。


パブのカウンタ―に取り付けられたポンプの取っ手のラベルの写真も借りちゃいました。

常温で供するアルミの樽入りエールは新鮮さが命なので、地元のパブにしか卸さないのが鉄則です。
瓶入りは全国どこでも販売されています。

アドベント版には雪景色に雪だるままで描かれて雰囲気アップ。


イギリスではめったに雪は降らないのですが。



もちろん、ホッグス・バックの楽しい名前の由来も調べました!
イギリスには歴史のある特に動物や樹木由来の魅力的なおかしな名前のパブがたくさんあるのですが、これもなにか故事や歴史的事実に由来する名前の醸造所か?!

ホッグス・バックは醸造所のあるイギリス南部のサリー Surrey の村の名前だそうです。

なだらかな丘陵地のてっぺんの長い狭い尾根に位置する村なのでホッグス・バック!!
行ってみたい!
素敵な場所のようです。


去年私がタットン・パークで撮ったブタの写真です。








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秒読み開始!クールなサンタと子供たちのお楽しみ、もういくつ寝ると...グローバリゼーションがらみの罪悪感!

2019年12月03日 09時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

12月1日に投稿すべき内容なのですが.....

庶民派スーパーマーケット、アスダ Asda で見かけた、子供用クリスマス・ジャンパー Christmas jumper


ジャンパー jumper というのはイギリス英語でセーターのことです。
これは「トレーナー」ですね。(トレーナーは英語はスェット・シャツ sweat shirt といいます)

クリスマス・モチーフのティーシャツもトレイナーもひとくくりに「クリスマス・ジャンパー」と呼ぶようです。

私が今年、一番気に入ったクリスマス・ジャンパーのデザインです!

「アドベント」がらみのくだらないダジャレも気にならない!!

ラドベントradventは アドベント advent にかけたシャレなのはわかりますが、何か意味があるのか、スケートボードと何か関係があるのか上の息子(バルセロナ在住、スケーターです)にききました。

「ラド」というのは Radical(過激な)の略で、特にスケーターがアウトロー的なことを賞賛する意味で頻繁に使う表現だそうです。
スケーターが何でもかんでも「ラドラド」を連発するのは揶揄の対象でもあるとか。

さて、アドベント。

アドベント・カレンダー Advent calendar を12月1日に買いました。


話題のディズニー映画、フローズン FrozenII!
私用です!(息子に横取りされないように思いっきり女の子っぽいものを選びました)

17歳の息子にも買ってやりました。


アドベント・カレンダーというのはチョコレートが25個入った、壁にかけられるようになった絵入りの薄い箱です。

大人向き、高級志向のアドベントカレンダー・も種類は少ないのですが売られています。



その日の日付の書いてある小さなミシン目で囲われた窓を開けるとひとつづつ小さなチョコレートが出てきます。


12月2日の窓を開けて、ジンジャーマンの形のチョコレートを取り出すと箱の底に「あと23回寝るとクリスマス」と書かれています。

前日、1日はトナカイの形のチョコレートが出てきました。

2人の子供たちが小さいときはちゃんと12月になる前に違うデザインのものを一つずつ買い与えたものです。
12月1日の朝、最初の窓を探して開けることに意義があるのです!

そう、12月になると、アドベント・カレンダーはたいていどこの店でも半額になるのです。

アドベントというのは、もとは「キリストの降誕4週間前」という宗教的な意味だそうですが、今では(宗教と縁のない一般の人にとっては)12月1日からクリスマス当日25日までのカウントダウンのことです。



開発途上国を支援するチャリティ団体、オックスファム Oxfam のオリジナル・アドベント・カレンダーです。


上はミルクチョコレート入り。

こちらは大人向きのダークチョコレート入り。


どちらも絵柄は同じですね。

カカオのなる大木の下でキリストの降誕劇が繰り広げられています。

子供にウケそうな楽しい色彩のミルクチョコレート版のイラストを見るとあらら、降誕劇の登場人物(聖家族と三賢王)はじめ、楽しそうにクリスマスを祝う人々すべてがドレッド・ロック(縮れ毛をソーセージ状によじった髪形)の黒人ばっかり。車いすの人もいる。

カカオ(チョコレートの原料)とコーヒーが栽培されるのは暑くて貧しい国がほとんどですね。
数百年の間、西洋諸国の搾取の対象になってきた国々です。


オックスファムが熱心にプロモートするコーヒーやチョコレート製品にはすべて 現地の生産者と正当な価格で取引し、労働者の労働環境を整えて正当な賃金を支払って製造されたことが証明された製品にのみ与えられる「フェア・トレード Fair Trade 」マークが付けられています。

正価4ポンド99ペンス(705円)は...高いです。
オックスファムのクリスマス・ギフト用品はクリスマス後、値下げになりますが、アドベントカレンダーが3ポンド以下に下がることはありません。

公正な世界を築くための義援金と思えば、高くはないはずです。

(...と言っておいて私が買ったのはフェア・トレードマークのないメーカー品....)


ああ、私が買ったフローズンIIとサンタクロースのアドベントカレンダーはそれぞれ....1ポンド...でした。

強烈な罪悪感。

ココア豆の含有率は20%。
アフリカの労働者が搾取されていないことを祈る....


クール・サンタの好例;

スーパー、セインズベリーの「yo」


チャリティショップ、で見かけた「ダブ Dab」


どちらも黒人のヒップホップカルチャーから発展した「クール cool」な題材のサンタ!

一番上の「ラドベント」のスケートボード・サンタクロースのセリフ、「クロウサム Claus'ome [Skillz !] 」も 「オーサム Awesome (すご~い)」にかけたジョークです。
「オーサム」は若い男の子が「すげー!」「カッケー!」といった意味でよく使うクールなセリフです。
(若い人しか発言してはいけない言葉)




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