マープル・カナルウォーク Marple Canal Walk、昨日の記事☟の続きです。
晴天の日の歴史ある運河沿いの散歩道、小舟をすみかに現代英国の水上生活の諸事情
奥の石橋のむこうにマープル・アクアダクト前の最後のベイスン basin (船溜まり)があります。
橋を渡ってベイスンわきを通り、鉄道橋をくぐり...
少し歩くと先に見えている幅の狭まった部分が...
名物建築、マープル・アクアダクト Marple Aqueduct !「水路橋(アクアダクト)」だということがわかりにくいですね。
これでどうでしょう、大きな石造りの橋の上を通る、バージ(幅の狭い小舟)がー艘運行できるだけの狭い幅の水路です。。
完成は1800年、第ー級保存指定建築 Grade II Listed Buiding !世界的にも18世紀の土木建築技術の最高傑作のひとつだそうです!
英国でいちばん大きなアクアダクトです。
ちなみに、ストックポートには世界で2番目に大きいレンガ造りの建造物(ストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct)と英国でいちばん大きいアクアダクトがあるわけです!
*ストックポート・ヴァイアダクトは使用されたレンガの数で世界第2位の「大きさ」を公称しています。
前回(添付の10年前のストックポート日報の記事参照)行った時の霧の深い真冬の水墨画のようににじんだ風景とは違い、青空の下くっきりと明るく見通せました。
欄干がけっこう低いのです。私のお腹あたりの高さだったかな、背の高い夫がふらついたりすると30m 下に真っ逆さまに落ちそうで不安です。
渡り切った反対側から撮りました。
木が茂っているため、地面と川面を見ることができませんでした。
今回は、橋脚の下に降りられるようになっていましたが、不調のある夫が上り下りするには急すぎたのでおりませんでした。
アクアダクトの下を流れるゴイト川沿いのハイキングコースもあるようです。ハイキング装備のグループがアクアダクトを見物するために上ってきました。
橋のたもとに掲示されていた下から見上げたマープル・アクアダクトとヴァイアダクトの参考写真です。
私たちがマンチェスター・ピカディリーから乗ってきた路線の電車がバイアダクト(鉄道橋)の上を通るところが目撃できました。
橋の上の細い水路を移動するバージも見たかったのですが、前述のー家のバージがこの地点に到着するまではずいぶんかかったことでしょう。
アクアダクトの細い水路の前と後には幅の広い水路があります。1艘ずつしか通れない水路の前で、バージ同士が順番待ちをしたり譲り合ったりする場所です。
水路のむこう側の柵を、前回は見かけませんでした。(リンクを添付した)ストックポート日報 の記事で10年前には柵がなかったことを確認しました。さすがに高さ30mの「橋」に柵なしでは危なすぎでしょう!?
英国には危険な場所に柵や警告看板などがなく、日本人の私たちから見て危機管理意識が低いのではないかと思われることがひんパンにあります。いえ、私は慣れましたが。日本では考えられないでしょう?
日本で言う「自己責任」というところです。景観の美しさを安全対策より重視する面もあるのかもしれません。
マープル・アクアダクトを折り返し点として来た道を戻ることにした時、夫が「ここにパブがあったら入ってー杯やれるのに!」とつぶやきました。
以下は本文と無関係、帰り道に撮った写真です。
「アクアダクトハウス」の表札のあるベイスンわきの家です。アクアダクトの管理人の家でしょうか。
そう、20分ほどの徒歩ルートのあいだ、カフェも公衆トイレもありません。注意書きも広告パネルも自動販売機も一切なし。日本の観光地に比べると見た目はたしかにスッキリ...不自由なのは否めません。
例えば、英国北部有数の景勝地で数多くの観光客が訪れるピーク・ディストリクトでさえ、同様です。
たしかにピーク・ディストリクトには私たちが頻繁に行くカースルトンのようないわゆる「ハニーポット・ビレッジ」がいくつか意図的に設けられています。
ハニーポット・ビレッジ作戦とは、手つかずの大自然を楽しむハイキングの拠点として近隣の美しい町に観光客の需要にこたえる駐車場、ビジターセンター、公衆便所、パブ他飲食店、土産物屋など集中的に配置して周囲の大自然の「俗化」を阻止する取り組みです。
まあ、「観光地」としての規模の点ではピークディストリクトには及びもつかないマープルですが...カナル旅行者によく知られた中継地点でもありますし...もうちょっと工夫して観光客を誘致してもよさそうだな、と思いました。そういった町は英国中、いたるところにあるでしょう。
自称「カナル通」の夫曰く、ナンバー1ロックlock (16基あるロックの、アクアダクト側から数えてひとつ目)の前には必ずロック・キーパー(ロックの管理人)のコテージがある、とのこと。☟
陶芸家の家族が住んでいるようです。
ところで...
駅から続く広い坂道(その名もStation Road)沿いにある人目につく一軒家です。
マープル駅はこの坂の下にあります。
調べてもわからなかったのですが、この家はかつてカナルの運行料金を徴収する「トールハウス toll house 」だったのではないかと思います。
歴史のあるこの家は普通の民家として使われているようです。
カナルと道路に向けて張り出した(見張り用の?)たくさんの窓の大半は外壁と同じ石材でふさがれています。窓がありすぎる部屋は家具の配置など寝室として使いづらいですものね。
表玄関は坂を下ったこちら。
急な坂のてっぺん近くで左右に坂の斜面を有するだけではなく、前後にも強烈な段差のある興味深い不思議な構造の家です。
10年前の記事のリンクです☟
マープル・カナル・ウォーク、 寒くて霧の深い朝の運河沿いの散歩 その3
ユックリと 歩かれ
良い blog ですね
しっかり 残されてて
しかも 歩いて 見て
回れるなんて 良いですね
話かと 思いますが
貴女の blogが 良いと思いますので
貴女が 何処かに 引っ越すのであれば
同じ blogに したいと 思ってます
お決めに 成ったら お知らせ下さい
尚 僕はfacebookに 同じ記事 載せてます
ので facebookも 欠点は 有りますが
無くなっても 記録は 残りますので
娘 息子が 読むのは
僕が 他界してからでしょう
現在アルゼンチン在住で、今「しずろくブログ」という海外生活ブログをWordPressで運営しています。
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しずろく