イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポートから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

久しぶりに見ると懐かしい!日本ならではの光景 その2

2020年03月09日 09時00分00秒 | 日本
そう言えば、あった!日本ならではの...
続きです。

私の知らないうちにものすごいブームになっていたらしい、千葉県船橋市の非公式ゆるキャラ、ふなっしー。


日本独自の地方マーケティング現象、日本中の市町村の町おこしキャラクターゆるキャラ
ゆるキャラと地域の活性化の話題はイギリスのテレビでも取り上げられたことがありますし、マーケティングなどを専門にしている人たちには海外でも研究対象だったらしいのです。

そのわりには、日本国外でもマネをして成功した、という話を聞いたことがないように思います。
やはり、私が見たテレビ番組でも「異文化」として取り上げられていました。

すっかり死に絶えたと思っていたふなっしーが、駅ビルのピーナッツ(千葉県の特産品)専門店の入り口で客引きをしていました。
いえ、別に客引きをしていたわけでもなく、飾りとして外のソファーに置かれていただけです。
売り物のピーナツ製品との関連性もなさそうです。

役所指定のゆるキャラは今は人気が廃れて(かつてほどは)機能していないということですが企業のマスコットは健在です。

りそな銀行のマスコットらしい、りそにゃ。


頭でっかちで大きな目の市町村のゆるキャラと違い、デザインとしてあか抜けている大人っぽくシンプルでクールな表現、気に入ったので写真を撮りました。
ただ、命名には感心しません。
りそなだからりそにゃという安易さよりも私は個人的にネコが「うれしいにゃー」、イヌが「楽しいワン」などと言っているコピーをセンスないなぁと思っています。
...でもたぶん、日本では非常に親しまれている言い回しなのでしょうね。

日本にいる間にさまざまなところで見かけた企業マスコットですが、私は特に産地認定、野菜のゆるキャラに興味を持ちました。





多くは野菜に顔を書いて手脚をはやしただけのシンプルな表現なのですが...

ナスの帽子をかぶった少年ニンジャ、博多なす忍。


柿もエリンギも細くて長いナスもイギリスでは見かけないものですから、調理師をしている息子に見せるために写真を撮りました。

企業や特産品に注目を集めるためのかわいいキャラクターの創作は日本独自の発想なはずです。
少なくとも、ここまで広く普及している国は他にないのでは、と思います。


たぶん、ゆるキャラ以後の傾向だと思うのですが、どうなのでしょうか。
ゆるキャラが、(たとえ一時でも)観光地や特産品の知名度や、「ご当地」の好感度を上げるのに一役買ったと世界的にも注目される現象だったのですから、その後企業や特産品のプロモーションに引き継がれるのは当然でしょう。

でも、ゆるキャラはどうしてすたれたのでしょうか?

今年、神戸の三宮の繁華街で見かけた、焼き肉屋の前で客引きをする、神戸ウシのマスコット!!


かに道楽のグネグネ脚の動く電動看板!


去年帰国した時見かけた、秋葉原の焼き肉レストランの、かわいい~ブタの昭和の薫り高いほのぼのイラスト!



これも絶対に日本独自の....と決めつけてはいけませんね。少なくともイギリスでは絶対に考えられない食肉レストランのマスコットや客引き看板にその肉を提供する動物が五体満足な姿でかわいく/ユーモラスに登場する猟奇性

万カツサンドの看板の写真を撮っていると、同行の友達がいぶかりました。
どこが珍しいのか、何かマズいことがあるのかと聞かれました。

服を着たかわいいブタたちがニコニコしながらトンカツの話をしていていいわけがありません!
右側のお母さんブタなんて子ブタを前にフライパンでトンカツを調理しているではありませんか!!

(ニコニコ笑うウシのトレードマークも問題です)

ゆるキャラ以前から存在する日本の肉料理屋の擬人化された動物キャラクターは日本に住んでいたころから疑問視していました。
新宿にあったトンカツ屋さんの看板にフライパンを持ったブタのコックさんがいましたっけ...悲しいです!

牛肉やブタ肉製品のラベルなどにウシやブタのイメージを使うことは極力避けているような動物愛護国として知られるイギリスです。
ベジタリアンも非常に多く、子供たちにソーセージやフライドチキンがブタやニワトリの肉でできていることをある程度の年齢になるまで隠している親もたくさんいるらしいのです。

消費者の反応を敏感に察知して、まれにウシやブタのウェルフェアに心をくばって昔ながらの製法で作られた肉製品にはわざと昔のラベルなどからとった古いブタやウシのイラストが使われていることがあります。

例外的に生きた姿を表現しても消費者の反感を買わないのは、魚のイメージです。
サーディンの絵が描かれたサーディンの缶詰が売られています。

魚が尾かしら付きで食卓に上がることなどめったにないはずのイギリスなのに、不思議です。
看板に魚のイラストを使うフィッシュ&チップスが多いように思います。

ネコやクマや梨の妖精のキャラクターは確実に日本の市町村や企業のイメージアップに貢献しているらしいのですが、ブタの一家のイラストは焼き肉屋の売り上げにどれだけの影響力があるのか?







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久しぶりに見ると懐かしい!日本ならではの光景 その1 

2020年03月08日 09時00分00秒 | 日本
そう言えば、日本には...
立体の駐輪場があったのでした!




駅まで自転車に乗っていく人が実に多いですね。
イギリスでは車の排気ガスを減らすため、自治体や環境保護グループが熱心に自転車での通勤通学を推奨しているのですが、なかなか日本のようにはいきません。
原則として歩道上の走行は禁止ですし交通渋滞するラッシュアワーに車道を自転車で走るのはけっこう怖そうです。

でもしかし、イギリスでこれだけ(最寄り駅までの)自転車通勤通学が普及したら自転車をとめる設備をどうするか、考えはあるのでしょうか?

日本の、「合法的に」大量の自転車をとめさせる取り組みはスゴイです!
通行のジャマになるし、高級目デパートとショッピング・モールが入ったこぎれいな駅ビルなのですが、油をさされた金属、夏には匂うゴムタイヤが目の高さにずらっと...
...決して美的な光景ではないのですが、機能性には脱帽です!

どこの町にも公共の場の彫塑、彫刻、立体アートも数多くあったのでした。

古典的な裸婦のブロンズ像が多いようです。




☝「注文の多い噴水公園」正面の裸婦像の写真をもう一度。

立体駐輪施設のそばの、これは「交通安全の像」だそうです。


石工職人が制作したような作風が「アート」にしては異質だし、なぜここに? とかなり以前から疑問に思っていた作品です。
もしかしてもしかしたら、このすぐそばで小学生が2人、車にはねられて亡くなったその慰霊像...とか?
そうだとしたら、「道を横断するときは手をあげて」と道行くよい子たちに訴えかけているポーズがいたましいです。

由来をご存知の方、教えてください。F市...、ああ、もういい。千葉県船橋市の船橋駅です。

船橋市には、船橋港(東京湾)に流れ込む海老川沿いの橋巡り遊歩道があります。


川にかかる橋すべてに設置されたブロンズ像を見てまわるなかなか楽しい散歩コースです。


日本に住んでいた時の私は私は、公共の場所のアート設置は欧米諸国のマネだと思っていました。
イギリスに住んでいる今、それはどうやら違うということが分かったのですが疑問は残ります。
公共の場所の立体作品が日本にこんなに多いのはなぜなのか。


それも、ほとんどが現代、古典を問わずフォーマルな(お金のかかっていそうな)形態の永久設置アート。
イギリスやヨーロッパには町ゆかりの偉人の銅像のほか、町を活気づける、プロの作家が制作した落書き風の「ストリート・アート」が多く目につきます。
日本の「本格アート連投」は日本独自の現象だと思います。

ヨーロッパには、美術館の敷地や、美術館のあるエリアの広場などに限って気鋭の立体アートが設置されていることが多いのです。

この謎の球体のように...。


上野公園内の東京都美術館の屋外永久展示です。
自分の姿を写し込んでセルフィーを撮る人がいっぱい、愛される現代アートです。

日本の市町村の文化的アプローチ、いいと思います!!
(でも税金が使われているんですよね...)

2枚の写真は「現代の日本らしい風景が見たい」という友達に見せるために撮りました。




いずれも船橋駅のそばです。

このごちゃごちゃ看板のそれぞれの自己主張、規格の全く違う小さな建物がちまちまとコンパクトにかたまる日本人の生活臭を感じる通り、はイギリス人には強烈な旅情を感じさせるはずです。

日本の風景として海外で知られるイメージは大きく三分しています。
白砂の参道の向こうの赤い大鳥居、サクラと富士山のような「伝統」グループと、イギリスでは不人気の打ちっぱなし建築など無機質でクールなイメージ、渋谷駅前のスクランブル交差点で4方向から一斉に横断する人の群れといった「現代」グループ。
アニメやゆるキャラなどのファンキーでキッチュなイメージも若い人達のあこがれらしいのです。

「強烈な色彩のごちゃごちゃグラフィック」を第4のグループとして加えてもいいように思います。
繁華街の雑居ビルの飲食店や風俗店の看板やネオンサインなどがこのグループに加えられます。

次回に続きます。
毎日投稿を心がけます。
コロナウィルスへの対応なども前回更新した時から変化があるのをお伝えします。




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電車内での通話が他人にとって迷惑な日本ではあまり必要とも思えない車内アナウンスがひっきりなしに流れている印象...他

2020年03月06日 09時00分00秒 | 日本
日本で見かけた、「あまりかまわないでほしい!」と思わせる件、前回の続きです。



駅のプラットフォームでの立ち位置、階段の上がり降り、通行する右左を指し示すやじるしの洪水とともに....
日本では電車内のアナウンスの多さにまず圧倒されます。

他のお客様のご迷惑になりますので携帯電話はマナーモードにしてお使いください通話はご遠慮ください優先席の近くでは電源をお切りください/お体のご不自由なお客様お年を召したお客様のために座席をお譲りください/本日雨のため傘などのお忘れ物が多くなっております.../この先揺れますので手すりつり革などにおつかまりください/車内込み合ってまいりました1人でも多くのお客様が座席にお座りになれるよう..../ 扉付近でたちどまることなく.../お急ぎのところ大変ご迷惑をおかけいたしますただいま特急電車待ち合わせのため.../お出口は左側です左側開きまーす

駅のホームで電車を待っている時も...

1番線総武線快速上り列車が到着いたします。黄色い線の内側まで下がってお待ちください/降りる方がすんでからご乗車ください/扉が閉まります次の電車をご利用ください/扉閉まりまーす発車いたします

のアナウンスがひっきりなしに聞こえてきます。



15年前初めて日本に来た夫が「車掌が乗客に放送で言うようなことか?」と本気でいぶかっていました。
現在、首都圏の私たちがよく利用する路線では英語、中国語、韓国語で録音された同じ内容のアナウンスも流れるので、車内ではひっきりなしに放送を聞かされている印象です。

慣れてしまえば、普通です。
私もイギリスに住み始める前には普通だと思っていましたし。

だけど、久しぶりに帰国して聞かされる内容は「親や先生に言われるのならともかく...」な公共道徳(譲りあい、思いやり)や秩序を守る呼びかけだったり、たった3分程度の信号待ち停車の説明だったり、忘れ物、閉まるドア、揺れに注意、など子供を思う親心のような内容だったり....。

イギリスでは基本的にホームでは到着した電車の行き先も行ってもらえませんし、いつの間にか扉が閉まり静かに出発するのが普通です。
車内ではつぎの停車駅の名前すら言わないのが長い間普通でした。
最近は次に停まる駅名をアナウンスしてくれることが増えたように思います。
10年ぐらい前に登場した、各車両の両端の電光掲示に次の停車駅の名前が右から左へ流れ続ける「ハイテク車両」ではやはり停車駅のアナウンスはありません。

「お出口は右側です」とも言ってくれません。
電車が止まると乗客が下りる側の扉のボタンを押して開けることになっているので、短い停車時間中に降りられるかどうか(特に利用者の少ない駅など)不安です。

だけど、これすら慣れてしまえば普通なのです。

突発的な揺れに備えてつり革や手すりにつかまるのは立っている人にとって当たり前なのでわざわざ注意してもらうまでのこともないと思われています。

ところで、日本で携帯電話の車内通話がどこでも禁止されているのは、「うるさい(他人に迷惑だ)」からですよね。
最近の携帯電話は感度が良いので大きな声を張り上げなくても普通の話し声で通話の相手に通じるのに、そして電車内にいる人と会話しても問題はないようなのに「車内通話は周りに迷惑」という理由で禁止されているのが不思議です。

もちろん日本のほとんどの乗客が「他人が車内で通話しているのは耳障りだから自分もやらない」と納得しているので必要な決まりなのでしょう。

車内アナウンスが(しかも自分たち日本人にとって不要な英語、中国語、韓国語まで自動的に繰り返される)ひっきりなしに流れるのは「うるさい」とは思わず聞き過ごせるのに他人の通話は「うるさい」、「迷惑」だと思うらしい日本人の感覚には疑問が残ります。

イギリスでは車内の放送がほとんどなく、乗客の車内通話は許されています。
家族に帰宅予想時間や夕食の段取り、駅まで迎えに来てもらえるかどうか、など文字チャットでも済む内容の用件を親し気に手短に通話しているのがよく聞こえてきます。

(そう言えば、スマートフォンが普及する以前、10年ほど前には通話時間ごとに料金がかかる契約が主流だったので、現在と違って無料の「テキスト(電話回線の文字チャット)」で静かに連絡を取り合うことが多かったように思います)

利用者の安全確保と他人の迷惑になる行為の根絶そして秩序の維持!
が日本の社会の目標だといって良いのでしょうか。




その目標のためにはうるさかったり、余計なお世話だったり、見苦しかったり...日本国内に住んでいて見慣れている人達以外には奇異に映ることが疑問も持たれずに目の前で進行しているのが日本、だという印象です。


駅や電車の中だけではありません。
エスカレーターにも...


安全のための親切な注意が、図案で、文字で、そしてあたたかい女性の肉声を録音したアナウンスで繰り返し通達されます。







イギリスでは片側のみに極端に単純化した禁止マークのスティッカーがはられていることが多いようです。
注意事項は世界共通のようですが、文字で書かれているのを見たことがありません。(探せばあるのかもしれませんが)

エスカレーターに一度でも乗ったことがある人ならわかっているような注意アナウンスは、流しません。

よく利用するストックポートのスーパーのエスカレーターでは女性の声を模した無機質な合成音声で終着点に近づいていることを告げる、盲人を対象にしたアナウンスがありますが。


イギリスでは注意や警告、呼びかけは利用者の自己責任、公共心にゆだねるために必要最小限度におさえているようです。
その最小限度の通達は当然、より重きを置いてとられるはずなのです。

日本では書いたもの、放送したものが目や耳にとまることが注意や自覚を促す効果を生むと期待しているようなのです。
あるいは利用者を信頼していない?

日本の行政や関係機関がそれらのマジメな通達に多用する子供や擬人化された動物のマンガっぽいイラストは「四角四面のお役所仕事」、ガミガミ説教する「上から目線」と受けとられないよう、あるいはとんがった空気を和らげる工夫(のつもり)の表現だと思うのですが違うでしょうか。

日本では受け入れられているようですが、イギリス人にはふまじめにうつるかもしれません。
私はなんかちょっとバカにされている気になります。
イギリスで注意書きや警告に使われる図像はあくまで記号化された無機質な表現を目指しているように思えます。

その方が個人の感情(好み)がさしはさまれる余地を許さず単刀直入に必要なことを訴えられるから...だと思います。

以前に、近所の渓谷の遊歩道の途中にある自然観測池について書いた記事をのせました。
その池には囲いがないことのみならず、雨のあと地面がぬかるんで沼沢地化して とても危険なのにもかかわらず、危険を知らせる立て札や、立ち入り禁止札などが一切ないことに驚いた、というコメントをいくつかいただいたきました。

その時、日本とイギリス両国の行政や管理機関の、市民やサービス利用者への対応の大きな違いに気がつきました。
イギリスの行政は、多くの人を楽しませる美観を損ねてまで少数の「不心得者」や「自己責任への自覚が足りない人」に訴えかける警告や注意書きを立てるには及ばないと判断しているようなのです。
イギリスの市民は「子供扱い」されることを好みませんし。

日本の行政は「何かあった時のため」警告はしておいた、という既成事実を作っておきたがっているように思います。
スタッフやまわりの人が注意すると「逆切れ」されることもあるといいますし、書いておいておけばトラブルも回避できるということかもしれません。

話がそれますが、疑問なのが「歩きスマホ」です。


「歩きスマホ」を戒める絵入りのポスターや看板を駅に限らずたくさんの場所で目にしたにもかかわらず、スマートフォンを見ながら歩いている人が日本にはとても多いのです。

イギリスにももちろん同じくらいたくさんいますよ、「歩きスマホ」!
イギリスではその場で「気をつけろ!」と注意されてすぐ止める人をたびたび目にしていますが、書かれているのを見たことはありません。

電車内での通話をしない日本人が「歩きスマホ」をやめないのは他の人もやっているから、他の人に迷惑だという自覚がないから...だと思うのですが。
標語やポスターが役に立っていない、という好例ではないでしょうか。

日本には注意する人がいるのでしょうか。

それと、酔っ払い!


スーツを着たホワイトカラーの会社員がプラットフォームを千鳥足で歩いていたり公園のベンチで酔っぱらって寝そべっていたりなんて、イギリスでは想像もできません!

まさかの欧米人向け英訳マナーポスター!!


「nice♡」、「 good!」って...
いくらかわいい東武鉄道の女性職員キャラクターに「〇」をもらったって、思いやりや他者への心遣いを持つように鉄道会社に言われて「余計なお世話!」と思わない欧米人はたぶんあまりいない...と思います。















 
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日本で見かけた文字の羅列、フトドキ行為、許すまじ!景観を犠牲にする意義と効果はいかほど?

2020年03月04日 09時00分00秒 | 日本
先週まで日本に帰国していた時のことを書きます。(前回の続きです)

梅がきれいに咲いていました。


2週間ちょっと滞在した東京近郊の都市、F市の主要駅のすぐそばにある、公園です。
(ああぁ、F市だなんて昭和の終わりごろのミステリー小説のようですね...地名を出したくないのです)

真ん中に浅い池がありボコボコと噴水があがる、市民の憩いの場、きれいな公園です。


夕陽が美しい夕方に、駅から帰宅途上に写真を撮りました。


昼間に撮った入り口付近の写真です。


日本の公園ではおなじみの立て看板の林立...。
手前右には駐車場の利用時間と、公園利用者以外はとめないでほしい旨書かれている「お知らせ/お願い」。
奥には放置自転車に関する「警告」と、男の子が水の中に入っているイラストに「お願い 水の中には入らないでください!この水は飲めません」と書かれた「お願い」看板。

その右側には...


ハトにエサをやっている女の子のイラストと「フン害で迷惑しています。ハトにエサ与えないでください」の「お願い」看板、自転車に乗っている男の子が小さい子供にぶつかったところのイラストと「危険」の文字、「公園内で自転車などの走行はしないで!」と書かれた「呼びかけ」、
その後ろに斜めに映っているのには「他の人の迷惑となる様な行為はやめましょう」の「呼びかけ」看板が立っています。

噴水池の向こうのよく手入れされた花壇が並ぶエリアにも...


他の人の迷惑となる様な行為はやめましょう」が再び登場。ほか、「園内の禁煙にご協力ください」、ゴミ箱には家庭内のゴミは捨てないでください。」そしてゴミ捨てに関する罰則。

日本の公共の場所は利用者の公共心に訴える(懇願する、呼びかける、脅す)あるいは指導しようと躍起になっている文字列の洪水なのです。
この公園に限らず、私が訪れた多くの場所に共通して言えることです。

あの、見苦しくないですか。

日本にずっと住んでいる人にはこれが普通に映るのでしょうか。
美しく整備された公園の美観を損ねていないでしょうか。
言葉の選び方、や絵のヘタさ、(意味もなく)強調したい語を赤で書く子供っぽい前近代的なセンス、「...様な事や行為」って何ですか? 等々はこのさい追及しないことにしても 市民の憩いの場の公園で 市の公園緑地課が市民にガミガミ言う利点は(あるとすれば)何なのか教えてもらいたいです。

マンガっぽいイラストの多用はガミガミ言っている感じを和らげているつもりなのでしょうが、バカにされている気がします。
(え、しない?)

ああ、もちろん他の人の迷惑となる様な事や行為をする人が後を絶たないのですよね。
立て看板でけん制しておけばそういうことはなくなるでしょうし....いや、そんなことあるわけないですってば!!
第一、書くことによって(=してはいけないということを知らなかった人に教えてあげることによって)迷惑行為がなくなるのを期待するならば何が迷惑行為であるのかすべて書き出さなければいけないはずです。
ゴミを捨てるとか、たき火をするとか、花壇の花を抜くとか。大音量で音楽をかけるとか。
...じゃあ、記述がないから池に石を投げてもいいのか?というへ理屈を言う人がでてきたら...?「いい」というしかありません。

景観上問題あり、という以前に市民や公園利用者のモラルの低さ、公共心のなさを大声で触れ回っているような光景です。
市の公園課が利用者を子供扱いしているように見えるのも問題だと思うのですが。
(え、見えない?)

ちなみに、ベンチに座っている上の写真の男性は「園内の禁煙にご協力ください」立て看板の前で缶ビールを飲みながらタバコを吸っていました。

ついでですが、この公園の奥の時計塔のとても目立つスローガン...


「スポーツと平和を愛する、まちづくり」ははたして公園にとって必要でしょうか。

駅のロータリーに続く広い通りからよく見えます。
通りを行き来する住民に目標に対する自覚を促し、他市の市民に F 市の志の高さをアピールする役割を果たしているか、といえば全然そんなことはないと思います。
となりの市には「交通事故ゼロ都市宣言」と書かれたこれより大きな時計塔があります。

宣言したり、目標を掲げて文字にして公表することによってどのくらいの効用があるのでしょうか。
せめて市民の意識の高揚ぐらいは期待したいのですが...私だったら受験生が自分の部屋に「必勝・合格」などと書くようなことを公共の場所に税金を使って書くことが恥ずかしいようにおもうのですが、やっぱり、意味があることなのでしょうか?

電車で通った都内のある駅ビルの壁には「スポーツと人が熱いまち」と書かれていました。
目標や宣言ではなく、事実なのですよね、私が住人だったら恥ずかしいような...
(え、恥ずかしくない? 私が考えすぎでしょうか)

F 駅周辺のそのほかの看板。

一回言えばわかる。


大事な注意書きらしいのですがすさまじい退色ぶり。ポイ捨てされたタバコやゴミよりみっともない。


ああああぁ、F市だなんて固有名詞がまるわかりですね。(もういいか)


駅前にもあった、どう見てもイラストがよぶんなフトドキな女の子のハトのエサやり禁止看板。


公園の「フン害で迷惑しています。」の部分が抜けています。


通勤通学時間にはにぎわう川沿いの遊歩道。


自転車と歩行者の接触事故があったようです。
自転車での走行を禁止する旨通達する立て看板があった方がいいのはもちろんなのですが...





自転車での走行を禁止する旨、赤黒文字で大書されたこの黄色い立て看板は3メートルほどおきに設置されてました。
「自転車走行断じて許すまじ」の気迫がひしひしと伝わってきます。
私と夫が歩いている時に、これだけしつこく禁止立て札が出ているにもかかわらず、年配の奥様風の人が自転車で通り抜けていきました。
その人は、ただ単にうっかり心ここにあらず、といったかんじで降りるのを忘れたように見えたのですがうちの夫は「あの年齢層の日本人女性がここまで堂々と公共の規則違反をしている場面を初めて見た!」と感慨深げでした。

実家の近所です。




蛍光イエローの幟(のぼり)には「オレオレ詐欺に注意」と書かれています。
大風でまくれあがってずっとこの状態のままでした。


この地域にはオレオレ詐欺に引っかかった人が特別多いのでしょうか。
地域の高齢者は「だいじょうぶ、気をつけますからあの目立つ幟は下ろしてください」と申し立てるべきだと思います。

どうやら痴漢が多いらしいことは事実のようなのです。


日本の公共標語/看板ではすっかりおなじみの「文字の色変え」テクニックのため赤字で書かれて退色した「ちかんに注意」という字がうっすら輪郭だけ残っています。



以前は地元中学校のPTAによるおどろおどろしい、少女の前に立ちふさがる黒メガネでマスクをかけた怪しい男のイラスト入りたて看板がこの場所に20年以上設置されていました。
ぼろっちくなったので、何年か前に取り換えられたようです。

イギリスの住民は特にちかんのような風紀犯罪の警告看板を自分たちが住んでいる地域にたてることを絶対許さないはずです。
ちかんが多発するような問題のある地域であるという風評が確実に不動産の価値を引き下げるからです。

「不寛容な地主」も地域にとってマイナスイメージであるはずです。


以上、話が少しそれましたが、利用者の安全を守るため、他の利用者に迷惑となる行為を徹底的に排除するための日本の「ガミガミキャンペーン」についてとてもたくさん書くことがあります。
以下、次回に...。

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コロナウィルスの蔓延が不安な日本に一時帰国して帰ってきました...日本のマスクと感染予防、他

2020年03月02日 09時00分00秒 | 日本
2月の初めから先週まで、夫と二人で日本に帰国していました。


上野公園内で、外国人観光客を喜ばせていた桜の木です。
早咲きの種類でしょうね。暖冬とは関係なさそうです。

帰国前に2週間分のストックポート日報の記事を予約投稿していきました。
先週までの2週間分の記事がちょっぴり「時事性」にかけていたのはそのためなのです。

パーソナル・コンピュータを持参しないと記事の投稿が難しいのです。(スマートフォンで投稿すると規格が変わってしまうので避けています)
イギリスの自宅に落ち着いた今、日本での体験/感想を、撮った写真とともにつづります。

今回は、話題のコロナウィルス coronaviras ....
と、マスク


2月の最初の週に東京駅、新幹線ホームの一連のベンチに座る人たちすべてがマスクをしている光景が珍しかったので遠くから写真を撮りました。

滞在中、日本の2月にしては異例の気温の高さにびっくりしました。
普通2月の寒さは日本のほうがイギリスより厳しいため、暑がりの私も暖かい衣類を持参して準備周到で帰国したのですが、拍子抜けの暖冬、そのせいでしょうか、その週は新型ウィルスの襲撃に備えるためマスクを着用する人が意外に少なかったのです。
(暖かい時に自分の息の熱がこもるマスクをつけて出歩くのはけっこう煩わしいですよね)



実家近くで見かけた、これも早咲きのサクラのようです。どぎついピンクのこの種類はイギリスでもよく見かけます。☝

流感予防、花粉症対策のため、日本では冬から春先にかけてどこに行っても見かけるマスクですが、イギリスでは全く見かけません。
ほかのヨーロッパ諸国やアメリカでもマスクをする人はいないようです。

西洋人にとって、マスクといえば外科医が手術をする時につけるもの、一般人がしているのは不気味に映るようなのです。

私がイギリスに来る前、30年以上前の日本人向けの海外での「エチケットガイド本」には、「日本人のマスク着用者は欧米人には伝染病者各離病棟からの脱出者のような印象を与えるので要注意」とたしかに書かれていたのですが、現在は決してそんなとられ方はしません。
顔の下半分を隠すのはドロボウか暗殺者(ニンジャに例えればかっこいいのですが)、まっとうにお天道様の下を歩けない類の人たちの象徴に見えるようです。
あるいはただ単にヘンに見えるだけ。

(日本人女性がよくやる)口を覆って話をされるのも嫌がる西洋人が多いのです。

...10年ほど前の冬に帰国した時、日本人の私にも長ーいこと見ていなかった日本人の集団マスク姿が物珍しくうつりました。
初めて見たうちの夫ははっきりと怖がりました。

中国武漢でのコロナウィルスの大発生のニュースは、私たちが日本に行く前からイギリスのメディアを賑わしていました。
全員がマスクを着用していた中国の人々のニュース映像を見てマスクの必要性について問い合わせるイギリス人もかなりいたようです。

BBCニュースでは専門家がきっぱりと「マスクを着用することによって感染を防ぐ効果はほとんど期待できない(菌のついた手で口や鼻を触ることによる感染を防ぐ効果はあるだろうけど)」と言っていました。

実際、すべての人々がマスクをしているらしい中国でも感染はひろがる一方、(少なくとも私と夫にとって)マスクの効果に説得力はまるでありません。

私たちは日本でマスクなしを通しました。

私たちが到着した次の週には屋形船の新年会で集団感染、などなどの感染者情報が次々にニュースになり...

すべての人がマスク着用の電車にも乗り合わせました。


私たちの滞在中に感染の恐怖が「対岸の火事」ではなくなり、(気候は異常に暖かいにもかかわらず)感染予防のためマスク着用が大勢になったようです。



私たちには(あまり)説得力のないマスク着用の感染防止効果ですが、効果を期待するための正しい着用の仕方が公表された頃には私も「効果が少ないのにナンセンス!」とは思えなくなってきました。
「正しく着用さえすればある程度の効果はあるのかもしれない。そうでなければ天下のNHKが着用法について講釈するわけがないし、理知的な日本人ほとんどすべてが着用するわけがないではないか...?」と思い始めたのです。

でも、NHKが言っていた正しい着用法を徹底する人が何人いるのかが疑問です。
マスクが品薄で、「一度はずしたら捨てて新しいものと取り換える」を実践していた人は私の見る限り周りにはいませんでした。
ゴム紐以外マスクにさわらない、鼻の横にすき間がないように着用...もかなりハードルが高いように見えました。

メガネが曇るためか鼻を出している人も多く見かけました。

お母さんのマスクを引っ張っている赤ちゃんもいました。...お母さんの鼻や口がむき出しになることより、他人のマスクにさわるのは危険なのじゃなかったかしら、と心配に...

マスクの着用にある程度の効果があるらしいのは(しぶしぶですが)認めます。
ただ、効果を期待して着用するのなら、専門家が勧める通りにきちっと着用すればいいのに、でなかったらやっぱり意味ない、と思えてしまうのです。

中国の多くの都市では外出禁止令が出たということですが、日本では連休の一日、たくさんの人が込み合った電車に乗って外出していました。


☝これも上野公園です。
不忍の池のほとりでもサクラが咲いていました。


日本には今でも紙タオルやドライヤーが備え付けられていない公衆トイレも多く、日本人が愛用するハンカチの出番なのですが、咳やくしゃみをする時など鼻や口を抑えるのに使ったハンカチできれいに洗った手を拭いてもいいのでしょうか。
実際、ほとんどの人がマスクを外していたカフェやレストランでマスクがわりか、食べながらハンカチで口を覆う奥ゆかしい女性をけっこう見かけました。

私に言わせれば、みんながマスクを外して飲食やおしゃべりをする日本の狭いカフェやレストランのほうが皆が口を閉ざしている電車内より感染の危険が高いように思われます。

街にゴミ箱が少ない、あるいはまったくない地域もある日本ですが、鼻をかんだり、口元を拭いたりしたチリ紙などが捨てられず、バッグやポケットに入れて長く持ち歩くことになるのも気になりました。

...いえ、私自身はそれほど神経質ではなかったのですが、菌がついているかもしれないチリ紙をバッグの中に外出中ずっと入れていることを、どこに行くにもマスクを外さない潔癖な人たちはどう思っているのかと気になったのです。


焼き立てパンをトレーにのせてとってまわる日本特有のベーカリーではおいしそうなパンが覆いもなく飛沫を浴び放題です。

日本のセルフサービスのカフェやファーストフードレストランではトレーにのせたまま食べるためでしょうか、店の人がテーブルをいちいち拭くこともないようなのです。
(イギリスでは運ぶのに使ったトレーからテーブルにうつして食べる人が多いためか、片付けてテーブルを拭く仕事を専門にする人がけっこうたくさんいます。
多くは知的障害者のその人たちに片付けてもらうのは社会的にも意義のあることなのです)





ベーカリーで売られていたパンダあんぱんと、ブタの蒸しパンです☝


感染源だとされるエスカレーターの手すりに手を触れないようにしている人も多かったのですが、デパートでは「手すりにおつかまりになり...」と安全な利用を呼びかけるアナウンスが繰り返されていました。

「人と腕の長さ以上の距離をとる」のも感染防止に効果があるとNHKが言っていました。
がしかし、あの通勤ラッシュでどうやってその距離を取れというのか...?
日本ではいっせい実現が難しそうだった時差出勤がこれを機に根付くといいですね。

イギリスでは「効果が期待できない」と言われているマスクをいっせいに(しかも、専門家が勧める方法を徹底的に実行するのは難しい、マスクの供給が追い付かない、にもかかわらず)着用するよりも、もっと日本で感染防止に役立つことが実行できそうに思えました。


中国の隣国で、感染者が多い(イギリスに帰った時点で、クルーズ船の乗客をのぞいて240人ほどだったと思います)日本滞在者がほかの国への入国を阻止されることを心配していたのですが、検査もなく無事、ストックポートの自宅に帰宅できました。

中国人の入国者がいなかったせいか、入国審査の列の進みはいつもよりずっと早かったのです。

乗り継ぎ地のデュッセルドルフ(ドイツ)に到着以来、マスクをした人を一切見ていません。


☝イギリスでもとても人気のあるドイツの焼き菓子、ストゥルーデル(筒状のアップルパイ)を本場ドイツの空港で食べました。
3時間以上も乗り継ぎ時間があったのです。


デュッセルドルフ空港の乗り継ぎ中継所の身体検査をする男女の係官だけは道路工事現場などで作業をする人たちが着用する防塵用のマスクをしていました。

帰宅した日のニュースによれば、イギリスの感染者は14人、翌朝19人になり、そのうち1人(クルーズ船での感染者)がなくなったらしいのですがまだまだ影響が少ないイギリスです。

勤め先の老人ホームのマネージャーが今週は家で待機するよう連絡してきました。
日本に限らず、イギリス国外から2週間以内に入国した人はホームに入れない方針なのだそうです。
まさかの感染者が高齢の入居者に接触することをおそれる予防手段でしょうが、納得です。

私も(感染していたとしたら)まわりに拡散するのだけは避けるつもりでいます。
冷蔵庫内が空っぽなのでスーパーマーケットで買い物はしましたが、しばらくは不要不急の外出や家族に高齢者や子供のいる人と会うのも控えた方がいいかもしれませんね。

全日空のジャンボ機では、マスクをしたたくさんの日本人ツアー客と乗り合わせました。
日本から帰国するらしい大勢のヨーロッパ人もあわせると200人ぐらいはいたでしょうか。

成田空港からは数分おきに出発便が国外に向けて離陸していました。
私と同じ日にとてもたくさんの人が日本国内から海外に渡航したはずです。



海外旅行ツアーの人たちはまさか自主隔離なんてするはずがないし日本人のツアー客は短期間に多くのヨーロッパの都市を回るはずですね。
感染の可能性のある人たちがまさかのヨーロッパにコロナ菌拡散...なんてことにならなければいいのですが。

昨日のイギリスのスカイニュースチャンネルでは、「中国のように大量感染者が発生した場合、イギリスがどこまで対応できるのか」を解説していました。

解説者は「中国のように6日で専門の病院を建てるのは無理。中国のように外出禁止を罰則を伴う法令化するのも無理。なぜならイギリスは民主国家だから。」と言っていました。

日本のように各人が自己流の努力をするよりも中国のように全員がマスクを正しく装着したり、外出禁止や町の閉鎖を法令化するなど国家の圧力のもとに徹底的にちゃんとやった方がいいに決まっているのです。
...がいかんせん、日本もイギリスも民主国家なのです!
中国式は無理ですよ。(中国ではあれだけやってもまだ感染者が増えていますね)

さて、感染レベルが日本並みになったとすれば、イギリスはどの程度の対策がとれるのか.?


東京駅の新幹線ホームで見つけた広告看板、気に入りました。☟





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高崎山の、シャーロットという名前の子ザル  

2015年05月12日 09時33分43秒 | 日本
高崎山の子ザルの名前は「シャーロット」におちついたようですね。


(この写真は、日本に行った時に撮った上野動物園のサルの親子です。)

「賛否両論」ニュースは、ストックポート日報のコメント欄で、読者の方に教えていただきました。5月6日のことです。

イギリスのメディアで、「日本国内で抗議殺到!」と報道されたのはその2日後です。

イギリスではここしばらく、王室ファンはもちろん、とてもたくさんのそうじゃない人たちも話題性をねらってペットの犬や猫、ハムスター、カメ、トカゲなんかにもシャーロットという名前をつけるはずです!!

シャーロットっていう名前の乳牛も急増すること、請合います。



こ~んな顔の犬にもシャーロットと名付けられる可能性もじゅうぶんあり得ます。


きのう、会話した知り合いのイギリス人は、「(英王室に失礼だ、とおおさわぎする)日本人の心遣いに感心した」と、私に気づかう表現でしたが、本音は「なぜ あの程度のことでさわぐの?日本人はビクビクしすぎでは?」と感じていたかもしれません。

よその国の国民への心遣いは、良いことだと思います。イギリスでも評価されています。

でも、その国の文化等を知りもしないで、動物園に「非常識」「国辱」「日本の皇族の名前がイギリスの動物園のサルについたらどう思うか考えろ」など過激なメールを送った多くの人達は心が狭すぎます。

シャーロット命名に反対する日本人は、「王室を敬愛するイギリス国民の感情を逆なですることを懸念している」、というイギリスでの報道ですが、一般的なイギリス人は王室に対して日本人が思うほど敬意を払っていません。

親しみを感じる人はたしかに多いのですが。

王室のメンバーをジョークのネタにした記事や漫画、みっともない写真や、下世話なゴシップも平気で新聞に載せていまうのが「自由の国、イギリス」です。

それどころか、「王室は国家の寄生虫だ」と公言する左寄りの人も大勢います。

私の周りでは、ただ単に「そんなに関心ない」人がほとんどです。

だから「この件で私たち英国民の感情をそこまでこころづかってくれる必要なし」がこの騒動に対する一般的な意見なはずです。
(です。って、私がこのことを話題にしたイギリス人は夫を含めてたったの4人。一般論を述べるにはサンプル数が少なすぎで恐縮です)

うちの夫は一連の騒動に呆れ顔。

「王室のこと、僕たちが気にすると思うか?」彼は過激ではありませんが左寄りなのです。

王室への好悪の感情は抜きにしても、「どんな名前をつけようがその動物園の勝手だろ?」がたぶん、いちばん一般的な意見でしょう。
夫いわく、「第一、サルの赤ちゃん、めちゃめちゃかわいい!親が気をわるくするか?」これもおそらく一般的な意見のはずです。

日本人の過剰反応はあれが サル だったから、ですよね。ちがいますか?

日本人が敏感にならざるを得ないサル
私がこれを書くにあたって、いくつか読んだイギリスの報道で、そのことに触れたメディアは皆無。

さてそこで、夫に気になる質問をしてみました。

「日本人は、欧米人に自分たちのことがサル呼ばわりされてることを意識して、サルにサルよばわりされて気を悪くするんじゃないかと心配しているんだと思の。だけど、イギリスでの報道ではそのことにふれてないよね、どうして?」

日本通で、ニュースもよく見ている夫の反応は「ええっ?日本人がサル呼ばわりされてる、イギリス人に? ぼくは、聞いたことないけど」でした。

夫に言わせれば、それは日本人の自意識過剰(=自虐)。

私たち日本人は、戦争中の反日プロパガンダの、日本軍の軍服を着たサルとか、カメラを首から下げた日本人観光客になぞらえたサルの絵、どこかで見たおぼえがありますよね?

日本史の教科書にも載っていたような???

日本人は白人から「イエロー・モンキー」と揶揄されてるはず。

「いつの話だぁ? あ、それアメリカの話かも。でも、アメリカでもそんなこと言う人、今はいないはず。とにかく、イギリスでは誰も知らないぞ!」というのが夫の意見です。

きのう会話した40代の養護学校の先生も、日本人とサルの揶揄は初耳だ、と言っていました!!

日本人自身が「己の姿を省みよ」という自戒の意味で、語りついでるだけなのかもしれませんよ。

第一、イギリス人は日本人のような、サルに対する偏見、ないんじゃないかなあ。サル真似、サル知恵、なんてサルをバカにした言葉もないですし。

イギリス人は、日本人の過剰反応の背景の、これらのことを理解してないんじゃないかと思うのですが。

高崎山のサルのシャーロット命名の件で、多くのイギリス人は「日本人は海外の反応を気にして気を使いすぎ」という印象を持ったと思います。




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日本の店員さんの対応はとてもていねいです。だけど・・・・

2015年05月01日 09時14分06秒 | 日本

以下、写真は本文とまったく無関係、うちのネコとおむかいのネコです。

先日、日本の接客スタッフはていねいすぎる、という話を書きました。



今回は、日本のお店や、レストランに行くたびに、気にさわることを書きます!

「子供服、ありますか」ときくと「子供服はキッズものになります」、「(コーヒーに入れる)牛乳ありますか」と聞くと「牛乳はミルクになります」(コーヒークリームの意)といいなおす店員。

「包み紙、ありますか」ときくと「ラッピングゥ・・・ですかね?ラッピング?はこちらになります」と包み紙売り場に案内する店員。

まさか「包み紙」って言葉を知らない?・・・(えっ、死語!?)

店内で通してる、カタカナ語、客にもつかえということでしょうか?
客に訂正するの、失礼じゃないですかっ。

牛乳とか子供服とか包み紙って、おしゃれな店で口に出す私のほうがまちがっているとか?



「コーヒーはあたたかいものと冷たいものになりますが?」と聞かれた時、思わず「熱いのください」といた私に「熱いのは~、あたたかいコーヒーになります。よろしいですか」といいかえした店員。

「はい、熱いの淹れますね」ってかわいくうけてほしかったのですが。「あたたかい」ってなんか生ぬるそうでイヤです。

その店では「あたたかいの、冷たいの」でマニュアル統一して、たぶんレジのボタンにもそう書いてあるんだろうな。


指一本立てて「ホット」と言った次の年配の男性客には、「あたたかいコーヒーお一つ、以上でよろしいですか?」と復唱していました。

さすがに聞きなれた「ホット」を「あたたかいコーヒーになります」といいなおさなかったけど・・・「ホット」と言われたら、「ホットコーヒーお一つ、以上でよろしいですか?」と復唱してあげた方がおじさん客には喜ばれるはずなのですが。

昔はどこも「ホット」と「アイス」でしたものね。





今回日本に滞在中、違う場所で2度聞いた「お召し上がりコーナーでいただいていただけます」「賞味期限がございますので早めにいただいてください」

気に障りはしないけど、絶対にヘンです。

「お客様」あるいは相手に対しては「召し上がる」が正しい敬語でしょう?

店員の言い間違いかと思ったけど、まわりの人も注意しない。
これも私のいないうちに定着しつつある、新しい語法でしょうか?
(だったら目くじらたてるのやめよう!)

最近の日本語でかかれたレシピの、「(できたてを/好みのタレをかけて)いただく」は誰が誰に対してへりくだっているのだろう。
これもヘンだな~と思っていたのですが、その影響でしょうか?


「いただく」の連発が耳につくのは、ただなれないせいでしょうか?

お店の人に道を聞くと「この道をまっすぐ行っていただいて、突き当たりを右に曲がっていただいて」とものすごい恐縮の仕方です。

道で会った人には「まっすぐ行って突き当たりを右です」と簡潔に教えてもらえるんですが。

日本に住んでる人達は気にならないのですか。





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日本のスーパーでは、レジ係がみんな立っている

2015年04月30日 09時15分15秒 | 日本
日本に滞在中に気がついた、いくつかのことの一つです。

写真はすべて内容と無関係、「イギリスの花の春」です。

何回か日本のスーパーで買い物をしました。



日本ではどのスーパーでもレジ係が立っていますね。
たまに帰国して目にすると不思議です。

イギリスでは皆、座っていますから。



他の販売接客業と違い、座ってできる持ち場をはなれられない仕事で、座ったほうがラクなのに立たせている理由は、座っての応対が失礼だから?

客の私としては、店員に無用のしんどい思いはしてもらわなくてけっこうなのですが・・・。

イギリス人の夫は、「立たせているのはイヤだ」ときっぱり言います。




大型家電店に行った時、別の階の売り場に案内してくれる店員が、上りエスカレーターに乗った私に先回りして、上り下りのエスカレーターに挟まれたまんなかの階段をかけあがったのには、唖然としました。
従業員はエスカレーターを使ってはいけない決まりらしいのです。

私のほうが気をつかってオロオロしました。
私と一緒にエスカレーターに乗って、おしゃべりでもしてくれた方がよっぽど感じがいいと思うのですが。

実家の近所のスーパー銭湯では、作務衣を着たスタッフが、掃除をしに入って来る時、持ち場に着く時など、90度のお辞儀で大声で「失礼いたしまぁす」立ち去る時は「失礼いたしましたぁ」という決まりがあるようです。

何にも悪いことしてない、仕事をするために入ってきた人にいちいち謝まられて、私は寛ろげません。
この決まりを作った人は自社の従業員がお客の目障りだとでも思っているのでしょうか。



デパートで、うっかりディスプレイをひっくり返したので直そうとしたら、飛んできた店員に「申しわけございません」と平謝りされました。

客に直させようとしたことに恐縮してでしょうが、悪いのはあきらかに私です。
「お気使いなく。私が直します」が店員の言うべき言葉では?

悪くないのになぜあやまる?




「ポイントカードのほう、お付けしますか」ときかれて、「持ってません」と答えると「申しわけございません!」とか「失礼いたしました!」と過剰に謝られるのも居心地悪いです。

私の言い方がつっけんどんすぎたのか?と心配になるのです。


ここ、20年ばかりの間に、接客スタッフの対応が目に見えてにこやかになってきたのはいいことです!
マニュアル化とか形骸化などと、批判する人も多いらしいですね。

私はイヤではありません。
ていねいに対応されて嫌な気持ちはしません。
だけど、むやみに謝る、過剰にへりくだる対応はどうでしょうか。

卑屈。




いや、「日本では普通だ。慣れろ」ということでしょうか。

だけどレジ係を立たせる、店員にエスカレーターを使わせないなど、無用にしんどい思いをさせて客を喜ばせようとする考えはおかしいですよっ!



日本語の「いらっしゃいませ」に返事は不要ですが、イギリスで店員に「ハロー」と言われたら「ハロー/ハーイ」の返事をしなければだめですよ。

ロンドンの有名店に入ってきた日本人観光客の一団が、店員の「ハロー」を徹底的に無視してるところにいき合わせました。

たぶん、「いらっしゃいませ」と言われてる感覚だったのでしょうが、面と向かってひとりひとり挨拶されて、誰も挨拶を返さないのは明らかに国際マナー大減点です!

添乗員さんから事前の一言があってもよかった!

イギリスでは客も店員に「ありがとう」と必ずいいます。




バスを降りる時にも乗客が運転手に「ありがとう」といいます。

日本の客、いばりすぎ。
ちがう!日本の従業員が過剰にへりくだりすぎなのです!

居心地悪いです。


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心に滲みる美しい日本、その4

2015年04月24日 19時37分15秒 | 日本
日本に3週間滞在しました。
ストックポートに帰ってきて、写真の整理をしているところです。
日本の皆様が日本の美しさを改めて実感できる写真をあつめてみました。

石神井公園の三宝寺池。


千葉県市原市の私鉄、小湊鉄道で養老渓谷駅までいってみました。
田舎が見たいと言う夫のリクエストにこたえて。


線路わきの水田に水が張られて、キラキラきれい。
子供二人は、イギリスでも評判だった映画、Spirited Away(「千と千尋の神かくし」)の場面と同じだと大喜びでした。
一両編成のレトロな車両もその雰囲気を盛り上げていました。


養老渓谷駅の使われなくなった線路に勝手に生えてる菜の花


名所、菜の花畑も駅のそば。菜の花は千葉の県花です。
線路沿いの田んぼのあぜ道、空き地、どこを見ても菜の花でいっぱい。

駅構内にあった足湯


養老渓谷は湯治場だということをしりませんでしたた。

伊東でも目にした、そこら中にごぼごぼ無尽蔵に1日中湧いている温水は外国人には驚異の的です。

ホームに植わってる藤の古木。


花盛りのころに来たらきれいでしょうね。





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心に滲みる美しい日本、その3

2015年04月22日 09時00分50秒 | 日本
3週間日本に滞在して帰ってきました。
イギリス人の友達に見せるために撮ったきれいな写真をお目にかけます。

ちょっと散りかけ、サクラの花がまだ十分きれいな時期にまにあいました。










東京と練馬区の石神井公園そばのお寺です。

お地蔵さまにお供えしてある、キンセンカがしおれているのがまた風情あり。
キンセンカは英語で、ポットマリーゴールド potmarigold、イギリスの盛夏の花です。



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心に滲みる美しい日本、その2

2015年04月21日 09時10分52秒 | 日本
日本に3週間滞在しました。
ストックポートに帰ってきて写真を整理しています。

きのうに引き続き、外国人に受けそうなきれいな写真のセレクションです。

千葉県市原市の養老渓谷に、一両編成の小港鉄道で出かけました。
帰りの電車が来るまでの散策中にのろのろ走る、枕木を運ぶトラックに追い抜かされました。
あたりの民家で飼われている犬はどれもこれも、ワイルドな和犬雑種タイプばかり。



実家の近所のネコ屋敷


石神井公園の三宝寺池


実家の近所の川
カメがかってに繁殖する住宅街の川なんて日本ならでは、です。

晴れた日には何十匹ものカメが甲羅干しするのが見られます。

隅田川沿いの散歩道



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心に滲みる美しい日本、その1

2015年04月19日 12時41分13秒 | 日本
イギリスに帰ってきました。
ストックポートの自宅に落ち着いたところです。

投稿が遅れています。おわびします。

日本で撮ったきれいな写真をおめにかけます。
イギリス人の友達に見せてウケそうなセレクションです。







以上、雨の明治神宮。
外国人観光客でいっぱい。


実家の近所のお宮のおキツネ様。







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日本のキッチュ看板、ポスタ―、そのほか  

2015年04月18日 09時27分52秒 | 日本

日本に来ています。

エスエス製薬のマスコット、確か「ピョンちゃん」。


満身創痍。薬局の客引きとして、どうかなあ。
昔はもっと目にしたと思います。

中国漢方のパンダはめずらしいなぁ。なんて名前だろう?


人目を引くという点では抜群の効果。おはしとラーメンが上がったり下りたりします。


ただしラーメンがちっともおいしそうに見えません。
女性、お洒落な若者を寄せ付けまいと必死のアッピールにも見えます。


数多くある奇をてらったネーミングの部類では秀逸な一例。
達筆だからか?


お下劣さ、きわめつけ。


英語でタ*タ*のことは、nuts です。わかってるじゃないですか。
ボルトとナッツの会社です。
日本で見た横文字会社名の最高傑作。

下品ですよ!!英米人が目をむきます。




外国人にはわかるまい。日本の情緒。



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日本のキッチュ、その2

2015年04月17日 21時29分08秒 | 日本
日本にきています。

ほとんどドアの幅だけの建物。


内部が見てみたいです。
赤い屋根の上の、ドア室も興味深い。

隅田川沿いのビル


「U」って?



今日も最後までお読みくださりありがとうございますにゃ~。
↓↓↓画像を応援クリックお願い、すみませんにゃ~。




<参考webサイト>

●googleマップ イギリス/ストックポート↓↓
https://www.google.co.jp/maps/place/53%C2%B024'00.0%22N+2%C2%B009'00.0%22W/@53.4,-2.15,12z/data=!4m2!3m1!1s0x0:0x0?hl=ja

●オープン ストリートマップ イギリス/ストックポート ↓↓
http://www.openstreetmap.org/#map=12/53.3999/-2.1928

●ウィキペデイア/ストックポート↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88


●地球の歩き方
http://www.arukikata.co.jp/country/europe/GB/

●イギリス大使館
https://www.gov.uk/government/world/japan.ja

●在英国日本大使館
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/

<イギリス マンチェスター イギリス留学 ストックポート イギリス旅行 マンチェスターユナイテッド イギリス生活 イギリス料理>
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日本のキッチュ その1、なぞあり。

2015年04月16日 10時15分05秒 | 日本
日本に来ています。

東京中野区の青梅街道をまたぐ横断歩道の下の草ボーボーエリアが金網で囲われているのはなぜ?



千葉県市原市養老渓谷の出世観音の参道はがけの山道です。
がけを掘り取ったくぼみの内部と周りに参拝者が一円玉をぎっしりとはめこんでいきます。


コケが薄くついていて1円玉がサクッと簡単にささるのです。
キラキラモザイクみたいできれい。
どんな由来があるのか?
なぜ1円玉?けち臭くないか?1人1円の浄財・・・

ごちゃごちゃと外に丸見えの電気の配線。


危ないってことはないんでしょうか。
外壁と同じ色に塗ってみたところで見苦しさはかわりません。
かえってマヌケみたい。

千葉県の稲毛駅前の大手ファミリーレストランの窓際の、枯れて枝を掃われて久しいと思しい植木。


席のあきまちコーナーに鎮座している「アート」でしょうか。

御茶ノ水界隈の裏通り、建物と建物の狭いすき間で見つけました。


これは「アート」と解釈してよいでしょう。

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