イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

アンティーク家具と骨董品、ガラクタ好き必見!屋内アンティークマーケット、建物もアンティーク

2017年02月28日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスターとストックポートを結ぶ国道A6沿いにある、リベンジューム・アンティーク・ヴィレッジ Levenshulme Antiques Villege


19世紀の終りごろに建てられた立派なレンガ造りの町役場がそっくり、常設のアンティーク・マーケットになっています。
上階の大講堂と、深い地階がものすごい数の古家具の大展示場になっているほか、建物の内部いっぱいに何十もある、控え室、事務室、納戸といったありとあらゆる機能の部屋がすべて、店舗として古物商にかし出されています。

小さめの部屋は、レトロやアンティークの小物やアート、工芸品、ガラクタを売る個人店舗として使われています。

40年もの歴史がある、かくれた名所です。

お隣の、石造りのもと警察署の建てものも、一階がアンティーク・ヴィレッジの一部になっています。


リベンジュームはマンチェスターの南の端の小さな町です。数十メートル歩くともうストックポート。

入ります。

階段を上がって、


階段横の、マジョリカ・タイルのデザインのバラエティーに注目。保存度も秀逸です。


階段数段を上りきったら、かわいい玄関ホール。床のタイルのモザイクも完璧です。


緑のマジョリカ・タイルは建物の内部のいたるところに貼り巡らされています。デザインも場所によってちょっとずつちがう。

振り返って、正面入り口を見たところ。


正面入り口脇の、over seers (管理人)とドアの上のすりガラスに文字の入った小部屋も、テナントが入って店舗になっています。



正面ホール脇のタタミ2畳敷ぐらいの小部屋が可愛らしい古本屋になっていました。




店主のおばさんは外に座って店番です。
お客が2人はいると店の中はいっぱいです。

私が買った小さな掘り出し物。

1950年はじめの、イギリス伝統の焼き菓子レシピ本。


Be-Ro という、セルフ‐レイジング・フラワー(ベーキング・パウダーが適量、すでに混ぜ込まれた小麦粉)を世界で最初に発売したイギリスの製粉会社の、自社製品を使ったレシピを紹介する販売促進冊子です。

ほぼ未使用。
50ペンス(70円ぐらい)・・・作ってみたいレトロなお菓子を見つけたので買ったのですが・・・ウェッブサイトで見てみたら、コンデションが同じぐらいよい、同じ版のものが 29ポンド(4、070円)で売られていました!

アンティーク・ヴィレッジの、以上一階。

明日は他の部分をお見せします。
機会を作って、レトロ・レシピ本に載っているお菓子を試しに作って載せてみますね。

乞うご期待。



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も咲いた!早咲きのサクラ突風ドリスにも負けず、現在満開

2017年02月27日 09時00分00秒 | 英国の木々と草花
一昨日の写真です。

昨日の、「放牧場に突然現れた池」のすぐ近くの家の前の立派なサクラの木。

去年も同じ木の写真を撮って載せました。ちょうど同じ時期です。


寒いです。

しかも先週なかばの「ストーム・ドリス」。
冬の嵐が一日ふきまくってイギリス中大混乱でした。

前の週にはつぼみがふくらんで、もうそろそろかな、と思っていたところですが咲き始めを見逃したようです。

ストーム・ドリスが吹き荒れた当日を含め、2日間風邪をひいて家にこもっていました。



イギリスでは日本のようにサクラに季節感をかんじません。

いろいろな種類のサクラがそれぞれ時期をずらして咲き始め、一度咲いたら何週間も咲き続けます。

しかもハラハラはかなく散ることもあまりなく、雨に打たれて黒ずんで、枝についたままボタボタ地面に落ちるのが末路。



突風の翌日、落ちた枝が歩道にいっぱい。
このサクラ、突風に負けず、咲き続けていたなんて、凄いです。




イースターの花、黄色い水仙がもう咲き始めているのを、マンチェスター大学そばの住宅地で見つけました。



温室育ちの切花は、1月の終りからスーパーや生花店で売られていますが、2月の終わりの屋外咲きは早いです。

ストーム・ドリスの前日、火曜日に撮った写真です。



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住宅街の中の農地に突然現れた池、冬の嵐の置き土産

2017年02月26日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
昨日の写真です。


うちの近所の羊の放牧地に突然現れた池。

イギリスではおなじみの、雨の後の水溜り。

時には春、夏まで水がひかず、ひくどころか雨が降るたびに広がっていくものもあります。
ただの水溜りとは、規模が違う、flooding (洪水)とよばれることもある自然現象です。

よく見たらカモまでいる。


一週間ほど前にはなかったこの水溜り、2日前の、イギリス中を大混乱に陥れた、ストーム・ドリスという大嵐の置き土産かもしれません。

大雨、大風で電車がとまり、海があれ、死者もでました。
私は風邪で家にこもっていたので窓をたたく風の音を聞いただけですが、屋外を歩くのが危険な場所もあったようです。

台風や大風には、なぜかおばあさんの名前がつけられることが多いのはなぜなんでしょう。

気象台の予報官のお母さんか誰かの名前なのかもしれませんね。



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かわいい!パグとビーグルの合体犬、イギリスで大人気

2017年02月24日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
ひさしぶりに、イギリスの犬。

パグル puggle。



かわいい!

ずいぶん前に撮った写真で恐縮ですが・・・

この頃、実によく見かける、人気急成長の犬種です。
日本にはいますか?

ビーグルと、パグの掛け合わせ。



アメリカで大流行して、イギリスでも人気が高まってきています。

パグは悲しげな風貌が大人気の愛玩犬ですが、健康上の問題が多いんですね。
純血種の犬にはおなじみの問題です。

他の犬種と掛け合わせることによって問題解決をはかろうという、このごろよくあるこころみです。
その結果できあがった、特徴ある可愛らしい容貌がこの新犬種の人気の理由です。

個体によってはパグ固有の疾患(肥満によってひきおこされるさまざまな疾患のほか,目、皮膚、骨格に関する異常)と、ビーグル固有の疾患(おもに心臓病)を併せ持つものもでてきているとか・・・意味ない・・・

正式な犬種として登録されることを目指して、パグルどうしの、純血な交配がさかんに行われているそうですが「犬種に固有な疾患」がもっと定着してしまうんじゃないかと心配です。

いっそ、犬種なんかなくしちゃえば・・・?

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳩に愛される、鳩のたまり場・・・安藤忠雄作、評判の悪い「壁」

2017年02月22日 09時00分00秒 | マンチェスター
小雨に濡れる、 マンチェスターのピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens の、おなじみ、マンチェスター市民の憎悪の的、安藤忠雄設計の「壁」 The Wall。



鳩たちのお気に入りの場所のようです。


よく見ると汚いですね。

白っぽく見えるところは、スプレーペイントによる落書きを消したあとでした。
スプレーペイントよけの表面加工がしてあるのかもしれません。



ベルリンの壁になぞらえて「マンチェスターの壁 Manchester Wall 」とよばれるこの打ちっぱなしの壁、ベルリンの壁と違って落書きで埋めつくされることがないのがふしぎでした。

よくみたら・・・やっぱり落書きする人にはたまらなくそそる空白のキャンバスですよね。



上のほうは鳩のフンが垂れているし、踏んだり蹴ったり。

写真を見て気がついたのですが、右端のほうだけ、鳩よけのとげとげが取り付けられていて(効果なし)かんじわるいこと、このうえなし。

ベルリンの壁の殺伐とした効果をいっそう盛り上げています。


年末の関連記事も読んでください。
ピカディリー・ガーデンズ、噴水修理工事の開始、鎮魂の樹に集うハト、壁に関して動きなし。2014年12月5日ブログ

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近況、噴水盤の修復工事の完成間近、安藤忠雄設計の、ピカディリー・ガーデンズ

2017年02月17日 09時00分00秒 | マンチェスター

日本を代表する建築家、安藤忠雄が設計したピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens


マンチェスター・シティ・センターにある、市民の憩いの場です。


マンチェスター市民の憎悪の的、打ちっぱなしの、壁 The Wallに半分囲まれた、あまり評判のよくない設計ですが、唯一大好評だったのが噴水盤。



ずさんな配管工事で地下浸水してしまい、水が止められて数年たちます。

一時は撤去も考えられていた噴水盤ですが、市民の強い希望に押されて去年の11月ごろ修復工事が始まりました。

掘り起こして排水、配管すべてやり直しの大工事を敢行して、もとからのデザインを残すことになったということですが・・・

以前にお伝えしたように、ずっと囲いで覆われていて中でどんな作業がすすんでいるのかぜんぜんわかりませんでした。


今週はじめ、ひさしぶりにいってみたら、目隠し囲いが取り除かれていました。
「完成間近」の看板がところどころにかかっています。

工事中は通行止めになっていた、噴水盤を横切る歩道(2番目の写真)も通れるようになっっていました。

ベルリンの壁みたい、と憎悪の的の、通称「マンチェスターの壁 Manchester Wall」も圧倒的多数の市民の意見におされて取り壊しが検討されていたのですが、何の動きもないようです。


反対を押し切って採用した、都市のオアシスを遮蔽する現代アート的な「壁」案・・・
撤去の検討が報道された時はおどろきました。だって、世界的巨匠、アンドーの設計ですよ!

市民の強い意向が公共スペースのあり方にどこまで反映されるのか、が見ものだったのですが、実際、取壊しに向けて動いているのか、不明です。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生存の是非を見学者に問われるゴキブリとどうどうたるニセドードー

2017年02月16日 01時26分29秒 | 英国の、生活のひとコマ

マンチェスター博物館の、小さな特別展、Extinction or survival (絶滅か否か)に立ち寄って、私の好きなドードーを見つけました。

復刻再現モデルです。


どうどうとした、ニセモノ展示。

実物は、骨、脚など体の部分がオックスフォード大学の資料室などにわずかに残るのみだとか。
1681年に最後の個体の死亡が確認されています。

唯ーの生息地、モーリシャス島をポルトガル人が発見してからたったの80年あまりあとのことです。
続いて上陸、入植してきたオランダ人、イギリス人によって乱獲され、彼らが持ち込んだイヌ、ネコ、ブタ、ネズミにも捕食され、あっけなく絶滅。

世界各地の絶滅動物や絶滅の危機に瀕した動物の剥製や骨格が展示され、人間が地球上の生態系に及ぼした影響をふりかえる、考えさせられる展示でした。

ドードーは現在、「絶滅種の動物の代表例」と認識されています。



あまり、注目を集めていないこのパネルの私に与えた衝撃ははかり知れない・・・


飛びのいてはなれたところから写真を撮りました。ガラス・ケースの中に見たくないゴキブリの標本があったものですから。

イギリスに住んでてよかったと思うことのひとつにゴキブリを見ないことがあげられます。

ああ、久しぶりに見ちゃった・・・博物館で。
しばらく胸の動悸がおさまりませんでした。

私はムカデも毛の生えたクモも、ゲジゲジも平気ですが、ゴキブリだけは我慢できません。


見学者に、ゴキブリと、ブラウン・ラット(黄土色のドブネズミみたいなネズミ)とせこい蚊みたいな虫(ちゃんと見ませんでした!!)の生存も認めて守るべきだと考えるか問いかける展示です。・・・そんなこと聞いてどうする?

どれも人類のためにならないものの代表として選抜されたらしいです。ブラウン・ラットはペストを世界中に伝播させたおそるべき害獣です。

黄色い箱の中に入っている白いプラスチックのディスクを賛成か反対かの透明な筒の投票箱に入れて、賛否両論の数比べをする趣旨でした。


「ゴキブリとブラウン・ラットとせこい蚊みたいな虫の生存も認めて守るべきだ」と考える人のほうが絶滅させてもかまわない人よりわずかに数で勝っています。

う~ん、多くの動物を絶滅においやった自分勝手な人類のおろかさを見せつける展示を見た後で、「ゴキブリ、死すべし」とはいいにくいような・・・私は断固として言いましたが。


ゴキブリとブラウン・ラットとせこい蚊みたいな虫の悪行について短い説明文がありましたが読む余裕はありません。
ゴキブリの前に立つだけで細かく脚がふるえます。

たぶんせこい蚊みたいな虫も恐ろしい病原菌を媒介する、とかそんなことじゃないかと思われます。
それほど害をおよぼしているわけではないゴキブリは、存在自体が許せません。

箱の底にひとつだけ残っていた投票ディスクをつかんで 「NO」の投票箱に投げ込んでその場を離れました。


絶滅するならしてもらっても、いっこうにかまいません、ゴキブリ。

・・・しそうにないですね。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イチジクが詰まったビスケット、イチジクを見たことがないイギリス人にもビスケットはおなじみ

2017年02月13日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
フィッグ・ロールス fig rolls 、


イギリスに来たばかりの時見つけて、めずらしくてかって食べてみたことがあります。

びっくりするほどおいしかったので、たびたび買ってたべました。


そのあと飽きたのか、すっかりごぶさた・・・思いついて20年ぶりに買ってみました。


その名のとおり、イチジク(フィッグ)のねっちゃりペーストがまんなかに入ったビスケット。


イチジクは25%前後、どこのメーカーでも似たような配分で、意外とたくさん入っているのでびっくり。
中のペーストのほとんどは砂糖とジェラチンかなにかだと思ってました。

かみしめるとイチジクの果肉のジャリッとした歯ざわりがたしかにあります。



60歳の夫は、子供の頃以来50年ぶりに食べたそうです。

子供の頃は両親にお相伴、大人になってからわざわざ自分で買って食べるほど好きではなかったので食べる機会がなかったのだそうです。


夫はひさしぶりに食べてみて、以前考えていたよりずっとおいしい、と言っていました。


私はといえば・・・イギリスに来たばかりのころに感激したほどおいしくなかったのがちょっとショック。
甘ったるしくて・・・。

あの頃は、来たばかりのイギリスで味わうものは何でも珍しく、おいしく感じたのかもしれません。




イチジク入りのお菓子は古代メソポタミア時代から食べられていたんだそうです。

昔からヨーロッパではイチジクとビスケットの組み合わせは消化によいと信じられていたそうです。

なぜ、ビスケットに、イギリスでは果物そのものがあまり出回っていないイチジクなんて、入ってるんだろう・・・って疑問に思っていました。


1891年に、アメリカのマサチューセッツで健康食品としてフィッグロールスの名前で、大量生産され始めました。

今ではアメリカ、イギリスで各社が、イギリスではすべての大手スーパーが自社ブランドのフィッグ・ロールを生産、販売しています。

形もほとんど同じ。アメリカのオリジナル版を踏襲しています。






↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イギリス伝統の、茎野菜を使った甘ーいデザート、ルバーブ・クランブル

2017年02月10日 22時58分20秒 | 英国のお菓子とデザート
ルバーブ rhubarb 、オートリンカムのファーマーズ・マーケットで買いました。



もって帰るとちゅうで、葉っぱの先が少し折れてなくなってしまいましたが、残りの長さが60cmぐらい。

ルバーブ・クランブル hubarb crumble という焼き菓子をつくりました。


輪切りにして、ごく少量の水とたっぷりの砂糖を入れて弱火で、蓋をして1時間以上ことこと煮ます。


とろとろのぐにゅぐにゅになったら、オーブン皿に移して、しょうがを少しすり入れます。



冷たいバターのかたまりと砂糖と小麦粉を手でこねて混ぜた、ボロボロのクランブル crumble をルバーブに厚くふりかけ、180度のオーブンで1時間。


出来上がり。


イギリスの家庭でおそらく一番人気の食後のデザート。

あつあつを食べます。

黄色いとろんとした熱いプリンの味のカスタードをかけて食べるのが一般的ですがうちになかったので、またまた脂肪分たっぷりのコーニッシュ・アイスクリームを添えました。


コレステロールの気になるうちの夫はナチュラルヨーグルトをかけました。


バターの量をちゃんと計らなかったので、ちょうど良いかたさにするため、小麦粉をどんどん足すはめになって・・・ちょっとクランブルが多すぎたかも。

甘酸っぱいルバーブの味を楽しむには、上のクランブルのトッピングをもう少し減らしたほうがよかったかもしれません。

実は私は、甘酸っぱいルバーブの味そのものはそれほど好きじゃないんです。
バター風味のさくさくクランブルが好きなので時々作ります。

アップル・クランブルやブラックベリー・クランブルなどより、簡単にできます。
ルバーブはリンゴやブラックベリーより簡単に煮崩れるので。



ルバーブは北海道で栽培されているようですが、あまり日本ではなじみがないようですね。

薬草のダイオウの仲間だそうです。

筋張っていて、そのまま食べるとすっぱいのですが、煮るとすぐとろとろになります。砂糖と相性がよくパイの中味やジャムによく使われます。



庭で栽培している人はけっこうたくさんいるようです。

葉はこんなに大きくなります。

上の写真2枚は園芸ブログから勝手に借りました。


ところで、きのうのクリスマス・ケーキがまだ半分以上残っています。

実はもうたくさん、なんだけど捨てるのは惜しいので、電子レンジで温めて少しずつつまみ食いして食べきるつもりです。




↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メリー・クリスマス!!食べ忘れたのがでてきたから2月に食べるクリスマス・プディング

2017年02月10日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
クリスマスの日に食べるのを忘れた!というよりおなかいっぱいなので誰もほしがらなかったので食べわすれていたクリスマス・プディング Christmas pudding 。


パスタ類を入れた箱から出てきたので、昨日食べました。


蒸すだけで食べられるスーパーのできあいです。

どこのメーカーのも、この分厚い赤いセロファンでつつまれています。



赤いプラスチックのおわん型の入れ物に入れたまま1時間蒸しました。


出来上がり。


ブランディー・バターも雪に見立てたアイシングも飾りのヒイラギの葉と実もありません。


乳脂肪分たっぷりのコーニッシュ・アイスクリームを添えて食べました。


夫はたっぷりのナチュラル・ヨーグルトに浸して食べました。

ものすごく甘くて、くどいです。

ものすごい量のバターと黒いお砂糖でにっちゃにちゃ。

ブランデーに浸したリンゴ、オレンジ、レモン、カラント、ほしブドウがたっぷり、パン粉でつないであります。

この上さらにブランディー・バター、要る?


クリスマス・プディングはクリスマスの日のごちそうの最後を飾る、パフォーマンスデザートです。

ブランデーを上からふりかけ、火をつけて真っ暗な部屋で青い炎にボッとつつまれる幻想的なパフォーマンスをちょっと楽しんでから、切り分けます。

今は2月のはじめです。
そんなめんどくさいことはしないで、テレビを見ながら苦いコーヒーといっしょに楽しみました。


    2月のはじめに、見たくないですよね・・・こんな写真。      
メリー・クリスマス!




お料理ウェッブサイトから勝手に借りちゃいました。





↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きれい、高い!一般家庭にはなじみのない産地直送野菜が買えるファーマーズ・マーケット

2017年02月06日 23時38分38秒 | 英国の野菜、果物
土曜日の続きです。

(記事はあったのですが、事情があって投稿できませんでした)


切り口がキャンディ・ストライプ、驚きのカブ、ビートルート↑を買ったのは、オートリンカム Altringham のファーマーズ・マーケット。
オートリンカムはストックポートの東、約10キロの郊外の街です。

月に一度、第一金曜日の早朝8時から、近在の農家が野菜、卵、肉などを売る、ごくごく小規模の、「産地直送」市場です。




町の観光ウェッブサイトに載っているわりには、規模が小さくてちょっと、がっかりです。



ここのマーケットは新鮮な野菜、果物、肉、卵を目当てに地元の人が買いに来る、ほんものの産地直送市場でした。

イギリスの「ファーマーズ・マーケット」というのは普通、各地で、特に夏にほとんど「町おこし」のような目的でやっているおしゃれな催しのようなイメージがあります。

農作物や、肉、卵のほかにむしろチーズやハム、ジャムやピクルスといった、手作りファームハウス・ブランドの質の高い加工食品をおもに売っているとことが多いんです。

手作り石鹸や、ろうそく、バスケットなどなど、伝統工芸の日用品を売っている「ファーマーズ・マーケット」もテレビで見たことがあります。


野菜の生産者。

この美しいスイス・チャード Swiss chard は、このおじさんの農場で生産されたそうです。



この、ただのチャードと、お花のついたブロッコリーの茎も。







ただのチャードというのは、ずっとほうれん草の仲間だと思ってました。
違うらしいんです。

ビートルートの仲間で、日本語で、チシャ。

日本でチシャって聞いたことはあったけど実は、どういうものかは知りませんでした。

スーパーでは売られていない鮮やかスイス・チャード・・・色のバラエティー。



若い葉は生で食べられるそうです。

炒めたオレンジ色の茎と葉が、付け合せにだされたのをおしゃれなパブで食べたことがあります。色の美しさは印象に残っていますが味は思い出せません。

調べました。スイスとまったく関係のない、地中海沿岸地方原産の、地中海料理によく使われる、スイスやイギリスなどヨーロッパ北西部ではあまり栽培されていない野菜だそうです。

なぜスイス?・・・・・スイス人の植物学者が紹介したからだと言う説があります。


カラフルなスイス・チャードの下の深緑のちりちりした葉は、キャベツの一種で、ケール kale。
スーパーでも売られている、おなじみ健康にいいらしい人気野菜です。


ニンジンの上に載っているのは、サヴォィ・キャベッジSavoy cabbage。


硬い、くせのある味のキャベツ。うちではよく使います。


「めずらしいんじゃない、写真に撮れば?」といわれて撮ったこれは・・・


ジェルーサレム・アーティチョーク Jerusalem artichoke 。

聞いたことはあったけど見たのははじめて・・・日本語で「キクイモ」、初耳です。


エルサレム(ジェルーサレム)とも アーティチョークともまったく関係のない、黄色いデイジーのような花の咲くキク科の植物の根っこだそうです。

アメリカ原産で、イタリア人入植者がひまわりを意味する「ジラージュル」と呼んだのがジェルーサレムに転訛したという説があるって書いてあるけど・・・ほんとかなあ。

ジャガイモのように料理するんだそうです。甘くてホクホクしているんだそうです。
買わなかったのが悔やまれる。


リンゴはたったの3種類。




スーパーに売っているリンゴの種類の多さに圧倒されるここイギリスで、おどろくほど地味な品揃え。




お尻のような形のを見つけたゴールデン・ビートルートの箱。(2月5日土曜日の日報を読んでください)


キャンディー・ビートルートの山に混ざったゴールデン・ビートルート。



このおじさん、正真正銘の生産者、だそうです。ただし、自分の農園で生産したのは、ケール、チャード、ブロッコリーそれにサヴォィ・キャベッジといった、葉っぱ類のみ。

近所の農家の直売の請負をやっているそうです。

一月のうち、20日は直売市場で販売をしていて、スーパーで見つからないようなかわった野菜に力を入れて販売しているんだとか・・・

以前はスーパーに、スーパーではおなじみの野菜を卸していたんだそうですが、こっちのほうがもうかる、とか。

いかにも新鮮な産地直送、見た目がきれい・・・ただ、オーガニックじゃないそうです。農薬も合成肥料も使って普通に栽培した野菜だそうです。

で、写真を見てお気づきでしょうか。

値段が書いてないんですよね・・・
いろいろ質問に答えてもらって、私の好奇心を満足させてくれて、写真まで撮らせてもらって・・・

何か買うつもりではいたのですが、値段がわからないのが本当に不安です。

実は、計っていわれた、ビートルートの値段、びっくりするほど高かったんです。
スーパーにはただのビートルート(ルビ-のような妖しい赤の)しか売られていないので、値段の比較の意味がないのですが、ざっと2・5倍の値段を払いました。


私だけ吹っかけられたんじゃなかろうか、と他のお客とのやり取りを聞いていたら・・・




常連らしいどちらかというと経済的に余裕のありそうな年配の地元の人達が次々に訪れて、ぼったくりと見まがう値段に納得して、買い物袋持参で買い物をしていきます。


それと、もうひとつ。

ルバーブ rhubarb。かつて見たことないほど色が鮮やかで美しかったのでつい、買っちゃいました。



・・・一本だけ。

日本でなじみがないでしょう?

私はあまり好きではないのですが、甘くやわらかーく煮て、パイやクランブルにして食べられる、イギリスでは非常に人気のある茎野菜です。

普通は3本ぐらい買うものですが、あまりにも高かった!!ので一本だけ。
スーパーで売られているのとは種類が違うんだそうな。たしかに色が違います。しかし、4倍の値段を正当化できるのか・・・・・?



夫と下の息子が大好きなので、明日にでもルバーブ・クランブルにして食べます。

ルバーブ特集、お楽しみに。




↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルビーのような妖しい赤だけじゃない!琥珀色、キャンディー・ストライプまであるビート・ルート

2017年02月05日 10時00分00秒 | 英国の野菜、果物

以前、イギリスではおなじみの、中味が真っ赤な美しいカブ、ビートルートbeetroot について書きました。
リンクを貼りました。見てみてくださいね。 

ルビーのような妖しい赤、美しいカブ、ビート・ルート2016年12月31日ブログ

ルビーのような赤が、日本では充分珍しいんじゃないかと思って載せたのですが、もっと興奮する続きがあります。

色のバラエティーがあるとは聞いていたのですが・・・

以前働いていたレストランでしか、見たことがありませんでした。どこで売ってるんだろうと思っていたら・・・・

見つけた!ゴールデン・ビートルート golden beetroot


このお尻型のはとてもカブには見えません。

うっすらと年輪のような輪のある断面。



上の大き目の二つはキャンディー・ルートビート candy rootbeet
下の色の濃い小さめのはおなじみ(ただの)ルートビート。


キャンディールート・ビートの断面、驚きの!キャンディー・ストライプ!!


もうひとつのキャンディー・ルートビートは迫力には欠ける、にじみ具合のやさしいキャンディー・ストライプ・・・


手前に持っているのは、切る前の鮮やかストライプのほうです。
洗うと鮮やかな赤紫です。

(ただの)ルート・ビート。


イギリスではおなじみのこのタイプはどこのスーパーでも売られています。


鮮やか断面を縦に切る!


お尻型のゴールデン・ルートビートも、たて横に切ってみました。



180度のオーブンで20分ローストします。


水で冷やしながらつめを立てると、どす黒く変色したビートルートの皮がおもしろいようにズルズルむけます。


ストライプは消えちゃいました。

型崩れすることもなく、柔らかく、包丁でするする切れます。

彩りはまだ充分きれいですね。



チーズの角切りとセロリの葉といっしょに、冷たく冷やしてサラダにしました。

ホクホク甘いんです。日本でスイカを食べる時のように塩をふって食べてみました・・・甘みが強調されます。

色の違いは味とは関係ないようです。
どれもかすかなえぐみのある、土くさい甘さがあります。


この色の美しいバラエティー、普通のスーパーマーケットでは売られていません。

レストランなどには特約で卸されているようです。

生産農家が早朝店開きする、規模の小さいファーマーズ・マーケットで手に入れました。


マーケットの詳細は、明日・・・。



ローストした量が多すぎたので、ビニール袋に入れて冷凍しました。
次回はマッシュにしてもいいかもしれません。



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘いだけが能じゃない、かすかに酸味もある新しい品種、イギリスのリンゴ!

2017年02月04日 09時00分00秒 | 英国の野菜、果物
また、りんごです。


りんご王国、イギリス国産のリンゴ・・・スーパーで、イギリス国旗のプリントしてあるポリフィルムにつつまれて売られていました。

6個で1ポンド70ペンスはかなり高めです。

リンゴに目のない私は、聞いたことのない新しい名前に惹かれて買っちゃいました。

カンツィー Kanzi。一瞬、漢字?感じ?日本語を思いうかべましたが、「カンジ」のつづりは kanji のはずだと気がつきました。

調べたら、スワヒリ語で「秘宝」の意味だそうです。

ベルギーでつくられた新しい品種です。イギリスではおなじみのギャーラ gala と、ブレイバーン braeburn の掛け合わせで、両方の品種のいいところだけを採った夢の品種だそうです。


(ギャーラとブレイバーンについては、またご紹介する機会があると思います)

カンツィーは登録商標で、この品種を栽培販売するには権利を申請しなくてはならないようです。
イギリスの権利保有会社のウェッブサイトに登録申し込みができる案内を見つけました。

ヨーロッパで、2006年に市販が開始。
イギリスでも収穫が始まったようです。


おなじギャーラとブレイバーンの掛け合わせで誕生したニュージーランド原産のジャズ jazz というリンゴにそっくり!
兄弟品種です。見た目は違いがわかりません。

以前書いた、「ジャズ」についての記事を読んでみてください。

水彩画で描いたようなりんご!ニュージーランドから来た甘いやつ、ジャズ2016年12月17日ブログ


小さくてお手ごろなジョナゴールド jonagold にくらべると、かなり大きめ。


(この写真のジョナゴールドはお弁当箱用、子供用に売られているミニサイズのお手ごろバージョンです。、標準サイズのものはもっと大きくて、カンツィーと同じくらいでしょう・・・。)

このカンツィー、能書きどおり、ものすごくジューシーでした。

見た目そっくりなジャズが「甘みの強さ」を売りにしているのに対して、かすかにすっぱさが際立っている気がします。
「甘さのとすっぱさが絶妙にバランスをとっている」というのが売り文句なとおり、イギリスに昔からある、甘酸っぱいリンゴが好きな人にはなつかしい、甘いリンゴが好きな子供たちにも受けそうな柔軟性のある味覚・・・といえるんでしょうか・・・?


といっても・・・・子供はやっぱり甘いだけのリンゴがすきですね。去年の暮れにちょっとの間、でまわった、あまーいりんご、ハニークリスプ honeycrisp をうちの息子が「また食べたい!」というのでさがしてみたけど、もう、どこにもありません。

季節ものだったんでしょうか、それとも期間限定のためし販売?

ハニークリスプについての記事も読んでみてください。  ↓

ミネソタ大学が開発した新種のあまーいりんご、ハニークリスプ2016年12月22日ブログ

カンツィー、断面



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダダ誕生100周年、自由な解釈、なんでもありの記念イベント

2017年02月01日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ


Dada 100 23/24

前衛アートの草分け、20世紀のアート運動に絶大な影響をあたえた、ダダイズムの誕生100周年記念イベントの一環、最後の公式展示だそうです。友達が主催しているので、行ってみました。

(昨日の続きです)

去年、2016年は、ダダ誕生100周年だったそうで、(知らなかった)発祥地のジュネーブを皮切りに世界各国で記念するモダンアートのイベントが開催されていたんだそうです。



公式イベントにしては、マンチェスターのはずれ、うらびれた場所にある築100年以上の崩れかけたもと綿織物工場、という会場が寂しかったです。

暗かったので、外観写真が撮れなかったのが残念です。これは中庭。




*戦前の劇場の売り子のように首から浅い箱をさげて歩き回っているアーティスト。


取り付けたアイパッドで、鳩の死体を映した画像をエンドレスで流し続けています。
風にそよぐ羽毛の動きが美しかったので撮影したのだそうです。

彼女お手製の、コーンフレークをチョコレートで固めたお菓子をかじりながら鑑賞します。
きりがないので、とちゅうで観るのをやめました。


*右手に立っているのは、この部屋全体のアート空間をプロデュースした人。


ユリの花がきれいだったので撮りました。


ダダ恒例の、コラージュ、書き込みのある雑誌の切り抜きや地図、色彩構成のようなイラストなど、小品が壁一杯に貼ってあります。

左がわのテーブルには、マスク(仮面)が自由に創作できるよう目の穴があけられたさまざまな形の段ボール箱の切れ端と、クレパス、マジックなどの画材が置いてあります。


マスクといえば・・・


*ラトビア人のアーティスト。


彼女の表現手段は自作のエレファントマンのようなこのマスクをつけて人と対話することみたいです。


*この人が、このイベントのためにつくった、ブタのポット・カバー



これは凄い。金髪のまつげまでついている。

この人は、ヴィーガンなんだそうです。
彼女のお手製のヴィーガン料理が並んでいました。(おいしかったです)

ブタのポット・カバーは保温性抜群!マメの煮物がいつまでも冷めません。

ヴィーガン料理を保温するブタ・・・もアート表現の一つ・・・なんでしょうね。

ヴィーガンは、ヴェジタリアンが市民権を得ているイギリスでもかなり特異な存在です。
肉魚はもちろん、卵も乳性品も口にせず、皮製品も身につけません。環境破壊や農薬の使用にも抵抗するアナーキーな人が多いといわれています。



*二階で人知れずこつこつとアート表現に没頭する2人。


窓から、プラスチックの消火器のような噴霧器で、色のついた小麦粉だか色チョークの粉だかを外に向けて撒き続けていました。

一階にいる人達は誰も気にとめていない!のがこの表現行為の凄いところかもしれません。

まっくらな中庭に出てみてみたら、窓の明かりに色の粉が煙のように広がって見え、あっという間に消滅する、ほとんど意味のない、はかないアート・・・



*服を着たカラスのぬいぐるみ。



*パイナップル、小石と、人が大勢踏みつけた足跡(?)のある、長い長いキャンバスの布




*戦前のものだと思われる、古いピアノ。


音階がめちゃめちゃです。
何を弾いても前衛音楽にきこえます。

これもアートか!?と思って聞いてみたら、違いました。ただここにおいてあっただけみたい。


*中庭に出るガラス戸に貼ってあるレタリングのスティッカー、「SMOKING AREA(喫煙所)」が改竄されて、「SMOKING APE(タバコを吸うサル)」になっていました。


ダダの「回顧展」とはどうも違うようですね・・・自由な解釈の前衛芸術の表現の場だったようです・・・



小部屋のプロデュースをした人は、アート門外漢のうちの夫に講釈していました。
夫は「うんうん、わかるわかる」「すばらしい!」とアート通のような反応を連発していました。

あとでこっそり「裸の王様の新しい服みたいだよね。『意味あるの?』とか『わからない』とは口が裂けても言えない。バカに見られるとイヤだから。」と私に言っていました。

賛同していいのかどうか・・・・?

他に仕事を持つ、若いアーティストたちの「他の人とは違う表現を試みたい!!」という強い情熱には好感がもてます。

たしかに「わからない」と、見ている人達はそわそわしてしまいます。
現代美術が苦手な人達が、特に作家が来ている展示会場に足を運ぶのをしり込みしてしまうのがよくわかります。
だけど、若い駆け出しのアーティストはみんなにわかってもらうなんて期待してないんじゃないか、と思うのですが、どうでしょう。
楽しんでもらえたらそれでいい、と謙虚に構えてやってる人がほとんどでは?

理屈はどうあれ、けっこう楽しめました。

ただ、外の気温は0度に近い冬の夜、なんと、このもと工場のイベントスペース、暖房がついてなかったんです!
寒いのと、座るところがないのには閉口しました。


さて、このイベントを企画した私の友達は、20代、30代が中心のグループの中ではけっこう年配でした。

もとファッション・デザイナーの彼女がつくった、フルーツ・コスプレ用のコスチュームがいくつか吊ってありましたが、他に独立した展示がありません。
フルタイム、プロのアーティストです。(返済不要の奨学金をうけて、アートに関する博士論文を書いています)

何か凄い表現を見せてくれるはずです。

残念ながら、血液の循環に問題のあるうちの夫の関節が、寒いところに長いこと立っていたためこわばってきたため
とちゅうで失礼して帰宅することにしました。(出品アーティストのお友だちがほとんどと思われる鑑賞者の中では、私たち夫婦が飛びぬけて高齢でした)

彼女は、テーブルクロス引き、をしたそうです。見たかった。

テーブルクロス引きとは、上に載った食器や料理を動かすことなく、テーブルクロスを食卓からすばやく引き抜く宴会芸です。
彼女のなくなったお母さんの得意わざだったそうです。

これも鑑賞者の反応がアートの、パフォーマンス表現行為なんでしょうか。(昨日の日報をお読みください)

テーブルクロス引きパフォーマンスそのものは失敗・・・上に載せた缶ビールはすべてひっくり返ったそうです。


   


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする