イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ベリックから日帰りで雨の日のエジンバラ観光

2023年07月31日 19時06分41秒 | スコットランド

スコットランドとイングランドの国境の小さな町、ベリックアポン・トゥイード、番外編です。

滞在中、日帰りでスコットランドの首都、エジンバラ Edinbutgh に行きました。

 

ベリック・アポン・トゥイード駅からエジンバラ Edinbutgh Waverly 駅まで途中停車することなく約30分、便利です。

ロンドン・キングスクロス駅発、エジンバラ行の電車が1時間に1回程度ベリックにとまります。

35年前、通っていた英語学校が企画したスコットランドのお決まりの観光地めぐりの格安ツアーで行きました。なつかしい!夫も若い頃に2回行ったことがあるそうです。

 

雨降りの肌寒い日でしたが、さすがに国際観光地!ものすごい人出でした。

上の写真は、「英国で最も頻繁に写真をソーシャルネットワークメディアに投稿される通り」公式認定のVictoria Street です。

通りの景観は素晴らしく、絵になることこの上なしなのですがみんなが写真に撮るところを写真に撮って投稿するって...あ、私も今しているのでした。

エディンバラの中心地は18世紀以前に建てられた古い建物が並ぶ「オールド・タウン」と18世紀の都市計画をもとに整然とした街並みの「ニュー・タウン」にわかれています。

私たちが歩き回ったのはほとんど、ロイヤル・マイル Royal Mile (エジンバラ城の周りの何本かの古い通り)を中心としたオールドタウンの中でした。

ロイヤル・マイルにはキルトのレンタルショップをいくつか見かけました。スコットランド人みたいなコスプレでオールドタウン観光をするわけですね。

京都で見かけた「着物レンタル、着付け付き」サービスみたいなものでしょうか。用事で行った京都ではものすごい数の着物観光客を見かけましたが、今回エジンバラでキルト観光客をひとりも見かけなかったのが残念です。見かけたらこっそり写真を撮ろう!と思っていたのに。

キルトを着て歩くのが日本人男性であれば言うことなしだったのですが。

雨ふりのためもあるのかもしれません。重いウールの巻きスカートをはいて歩き回るのはけっこう煩わしそうです。

 

軍隊礼装風に本格的にキメた人をはじめ、バグパイプ演奏の大道芸人のキルト姿は至る所で見かけました。

 

今回、欧米人を特に多く見かけました。日本人観光客も戻っていますね。中国人はまだやはり見かけませんでした。

天気が良ければ一日中街を歩いて、疲れたら公園や広場のベンチで一休み...と言った都市散策をするあてが外れました。

 

数日後のチャールズ国王のスコットランドでの(ミニ)戴冠式を前に、警備や交通止めで不自由でした。

 

イベント会場として使われる準備がすすむエジンバラ城も入場できませんでした。(入場料を払って見学するつもりはなく、丘の上からの景色が見たかったのです)

観光みやげ物屋とツイードやタータン生地の衣料品店がならぶ、中世の街並みが残るロイヤルマイルをゆっくり歩き、途中でカフェ2軒に入りました。

そういえば...ロイヤル・マイルの写真をほとんどとりませんでした。

 

ロイヤルマイルの大通りからわきへ入った裏通りが興味深かったです。

裏通りを行き当たりばったりに通って出てきたところで、雨の中を歩き続けるのに嫌気がさして、観光客があまり行かないような古いオフィスビルの一階にあるカフェに入りました。

 

一階にカフェのあるこのゴシック風の建物とその並びが、ロイヤルマイルを中心とした「オールド・タウン」のおしまいの部分のようです。

 

雨降りの日の絶好の観光地イベントは、美術館見学です。

National galleris of Scotland 、雨宿りに入ったカフェの、緑地と道路をはさんだ目の前にありました。入場無料。行き当たりばったりで予備知識なしで入った美術館です。驚きの豪華アートコレクション!

 

「これ、ダ・ヴィンチじゃないの!...エル・グレコ!お、ティシャン(ティティアーノ)!レンブラント!」

他にもまだまだ美術史上の重要な画家の大作がいっぱい...

ただ、ルーブルや、ロンドンのナショナル・ギャラリーなどと違って「誰でも知っている」ような絵はあまりなかったような...

画集で見たことがあるような絵を見るより、ずっとずーっと得した気分になりました!!

 

夫とは別々のペースでゆっくりとみて回りました。時々落ち合って、気に入った作品をそれぞれ見せあって(展示してあるところに連れて行って)感想を言い合うことにしています。

中世イタリアの金ぴかバックグランドの聖画なんてゾクゾクするほどいいですね。(個人的嗜好)

 

夫が気に入って写真に撮るように言った、ティシャンと...

 

レンブラント。

2点に共通する、夫が好む女性のタイプが探れるかもしれません。

レンブラントの絵の、ベッドから起き出す女性の目線の先にムスっとした表情の夫を立たせて記念写真を撮りました。

 

私が個人的に気に入った作品の一部です。

学者たちを言い負かす幼児キリスト。

 

エル・グレコ作、サルと少年と歯茎をむいてニタニタ笑う男が炎を見つめる謎めいたアレゴリー

 

展示作品ではありませんが、重たい募金箱を背負わされてものすごく怒っているカメ。

 

見ごたえがあった、スコットランドの画家の展示室で見かけた興味深い作品。

中央右側で背中を向けて踊っている男のキルトが破れてお尻が見えているところに注目です。

 

これは、見たことがある!日本でも有名ですよね?

ヘンリー・レイバーン Henry Raeburn 作、ひじょうに長い題名の...略して「スケートをする男 Skating Man」。エジンバラにあったのかぁ。

18世紀の作品ですが題材も構図も手法も非常にモダンで個性的です。どうやら観光客の人気一番の作品みたいでした。

同じポーズで記念写真を撮る人も、もちろんいました。

ギフトショップには絵葉書、額絵、手帳やしおり等の文具の他、スカーフやクッション(ぬいぐるみ?)、刺繍のクリスマスツリーの飾りなど「ウォーカー牧師(絵のモデル)シリーズ」の商品ラインアップがずらりでした。

 

美術館の展示スペースの半分を占めるもう片側のウィングが改装のため閉まっていたため、印象派や20世紀初頭のスコットランド派などの重要な近現代絵画の収蔵品が見せてもらえませんでした。こんなことって、あんまりです...!

 

まあ、下調べせずに行ってルネッサンス前後、近世のあまり他では見られないスゴイ値打ち絵画を大発見、3時間近く堪能したのですから損はしていません。入場無料ですし。

マンチェスターのアートスクール留学時代からなじみのマンチェスター・アート・ギャラリーの「工夫を凝らした斬新展示」のバッカバカしさにはうんざりしきっていましたので、正統派の美術展示、大いに気に入りました!

「エジンバラに行けば、エル・グレコのサルと少年とニタニタ男の絵(例)が見られる」と目当てのお気に入りの絵が行きつけの美術館にある、なんてステキですよね。

かなり脱線ですが、マンチェスターの展示方法に苦言を呈した以前の記事のリンクです☟読み返しているとぶり返してきたイライラを皆様にもおわけしたいので、ぜひ読んでください。

3年ぶりのマンチェスター・アート・ギャラリー、さらに個性がいや増して鑑賞しにくさも増大、画期的な展示方法

高名な観光地ではなく、地元のリピーターを引き付けたいマンチェスターと、おそらく一回限りの来館者に喜んで帰ってもらうつもりのエジンバラでは美術館のマーケティングが違うのでしょう。

 

美術館のあるこちら側が、「ニュータウン」の始まりです。ギリシャ神殿風の建物が美術館です。

「ニュー」といっても、18世紀に発展したじゅうぶん古い(といっても、英国中どこにでもありそうな)大都会風街並みです。

 

 

ニュータウンには長居せず、オールドタウンに戻って、スペイン料理屋で軽くタパスの夕食を食べました。

 

最後に、坂の途中から駅に抜ける近道の石造りの建物に付随した階段をおりました。...

おお、スゴイ!ぜーんぶ違うタイプの立派な石でできている階段だ!と夢中になって写真を撮りました。

 

下り切ったところで振り返ってもう一枚。The Scotsman Steps というそうですね。

 

帰宅して調べてみました。

Scotsman という、1902年完成の高級ホテルの建物でした。そういえば、下りる途中の大きな踊り場に、ホテルの入り口に通じる廊下がありましたっけ。

そして驚いたことに、色の違う階段の石は世界中のすべての産地からひとつずつ持ち寄った大理石で、2010年にアートカウンシルに依頼された現代アーテイストのコラボレーション作品なのだそうです。えーっ?!(どこが?)です。どこかにそんな表示があったのだろうと思いますが、見落としました。

 

ロンドンなんかに行った後、ああ楽しかった。でも疲れたー、人に疲れた、観光地オーラにも疲れた...と感じるのと同じ倦怠感をどーッと味わいました。

電車がベリック・アポン・トゥイードに到着、駅の目の前の滞在ホテル(というか、B&B)に帰り着いた時は心底ほっとしました。

 

 

 

エジンバラのお土産は、夫が買った黒い折りたたみ傘と、美術館でかった来年のポケットダイアリーです。

 

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また見た、イヌの車いす!不自由な体でもじゅうぶん幸せそうな変な名前の近所のパグ

2023年07月31日 06時17分21秒 | 英国のイヌ

日本でも珍しくないはずですよね、イヌの車いす。

 

近所で見かけた黒いパグ、その名もドッグ!

聞き違いかと思ったら、本当にドッグという名前らしいです。飼い主の男性は、英国人ではなく東欧系の人みたいでした。

椅子ではないのに「車いす」という名前がヘンですね。英語で wheel chair(車いす)です。

日本語では「歩行器」とか「歩行補助機」ともっと適切な名前があるようです。

後肢のマヒだそうです。後ろ脚をゴムの輪にとおして、ブラブラしないように吊るして地面に引きずらないようにしてありました。

 

フレームのカモフラージュ模様が男の子っぽくていいですね。ユニオンジャックの蝶ネクタイは、チャールズ国王の戴冠祝いに付けたのかもしれません。

車いすのイヌについて、ストックポート日報に以前にも書きました。他にも3~4回見かけたことがあります。近頃は珍しくないのかもしれません。

意外に思われるかもしれませんが、英国では体が不自由になったイヌやネコを獣医師の手で安楽死させるのが珍しくありません。

生活が楽しめない、飼い主が世話をしきれない、苦痛やわずらわしさをイヌ本人が感じているようだと判断できたら専門家の意見も当然聞いたうえで、安楽死させるのが動物への思いやりだと考える人や獣医師がとても多いのです。(医療費やケアにかかるコストも考慮されます)

なおる見込みのない病気にかかった時の決断も、概して言えばとても早いですよ。苦しむ姿を見たくないというのが飼い主の本音です。

日本ではどんなに病気が重くても、できるだけの医療措置とケアを与えて、「この子といっしょに最後まで病気と闘う」のが普通だと聞いています。最後までお世話するのは日本では「後悔しないペットの最後の迎えさせ方」ですが英国では「苦痛を長引かせるのはかわいそうだ」という観点から賛成しない人が多いはずです。

病気のペットに関しては考え方はそれぞれですね。

私のうちでは家族同様のネコ計4匹に獣医師の診療台の上で安らかな死を迎えさせました。後悔はありません。

...と、重い話になってしまいましたが、病気ではなく苦痛を伴わない身体障害は今では全く別なのかもしれません。

音のしない車輪をコロコロひっぱりながら飼い主にどこへでもついていくこのドッグ、幸せそうです。

出来合いのイヌ用車いすの値段は60ポンドぐらいから。思ったよりずっと安いです。

こんな便利な製品を利用すれば、以前だったら安楽死させていたようなイヌにも生活を楽しませてやることができますね。...安楽死に対する考え方も少しずつ変わってきているのかもしれません。

 

昨日撮った写真です。7月の終わりに真冬のキルティング・コート(パッフィー・ジャケットとこちらでは言います)、にご注目。肌寒い日がまだ続きます。

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いくら見ても飽きたりない、バラエティが豊富な見かけの国外流出、秋田犬

2023年07月29日 08時00分00秒 | 英国のイヌ

ストックポートのタウンセンター(のはずれ)で見かけた秋田犬です!

 

ゴロンと寝そべる後ろ姿が秋田犬そのものだったので、声をかけてみました。

若いおばあちゃんとお母さんと、小さい女の子の庶民的な三人連れに、めすイヌの...名前は忘れました。

 

ちなみに、先週の話です。雨が降ったり止んだりの肌寒い日が続きます。おばあちゃんと女の子はナイロンのキルティングのコートを着ているのをお気づきになったかもしれません。(キルティングはさすがに暑いので、私は綿のコートで外出しています)

日本は暑いと聞いています。暑中お見舞い申し上げます。

 

...「アキーターでしょう?さわっていい?」と声をかけたら、とても喜んでくれました。

あれれ、よく見たら顔立ちがちょっと違う。

以前に何回か記事にした英国のアキータ(秋田犬)は、アメリカに持ち込まれて繁殖された、日本ではすでに絶滅した秋田犬の一種の子孫だとか。

現在、純血の秋田犬として日本で知られているものとは違う種類だそうです。それにしてもなんか違う。

 

ずいぶん前のストックポート日報の記事のリンクです☟

日本原産のアメリカ犬、生まれはイギリス、かわいい名前のおばあちゃん

 
 

中にみっしりと毛の生えた三角耳がたしかに秋田犬っぽいですね。

でも、日本の秋田犬って、もっと首がずんぐり、顔がむくむくしていますよね。

この横顔、どう見ても洋犬です。日本の秋田犬とも違うというアメリカで繁殖された「アメリカン・アキーター・イニュ(アメリカン秋田犬)」ともなんだか違う。

「たぶん、ジャーマン・シェパード(日本で言うシェパード)が入っていると思う」と飼い主一家は認めていました。納得です。

 

私と同年代だと思われるおばあちゃん(私より若いかもしれません)と話している間、私の膝にバサバサとあたるフワフワのシッポをそっと握らせてもらいました。嫌がりません。

正真正銘、ジャーマン・シェパードのシッポです。ブチ模様が徹底的に雑種くささを強調しています。

 

 

ストックポートの開発の記録をとっておこうとボロボロ店舗の写真を撮りました。

ちょっと前にわかれた秋田さん(たしか、人間の女子名ではなくいかにも子供が名付けたようなイヌっぽい名前でした)と飼い主がぐうぜん通りかかって写真におさまりました。

写真を見て気が付きました。シッポがちゃんと秋田犬らしく背中の上でくるりんと巻いている!

ちょっと巻きが緩いですね。

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黄色いジャケットを着たハチの王国のつかの間の盛衰。我が家で起こった殺戮の記録

2023年07月28日 07時00分02秒 | 英国の、生活のひとコマ

1週間ほど前から、玄関横の窓の周りをハチがぶんぶん飛びまわり始めました。

「ワスプ wasp 」と呼ばれる怖い顔をした獰猛なハチです。

(Wikkipedia から勝手に借りた写真です)

いちばん上の写真のフワフワ毛が生えていてコロッとした形の愛くるしい「バンブル・ビー bumble bee (マルハナバチ)」と違って、ちまたの評判はよくありません。

...日本語は「狩バチ」(厳密には差異があるそうですが)だそうです。

「狩バチ」も「ワスプ」も獲物の昆虫に麻酔をかけて動けなくして、生きたままエサにするというおぞましい特性を持った多くの種類のハチの総称だそうです。「ワスプ」という種類のハチだとずっと思っていました。「狩バチ」なんて和名も初耳です。

そのワスプ(俗称、イエロー・ジャケットという種類だそうです)が玄関わきの...

壁の内側に巣を作ったようなのです。

レンガひとつひとつの角が少し欠けてすき間があるでしょう?

そこのすべてが出入り口らしく、ワスプが次々と出たり入ったり。その数が日増しに増えてきています。

ワスプの王国が空洞のレンガ壁の内部で形成、発展しつつあるようです。

一昨日、夫が市の害虫駆除 pest control 担当に連絡をして地域のハチ専門駆除業者の連絡先を教えてもらい、その日のうちに来てくれるよう依頼しました。

1時間半後、約束の時間ほぼピッタリにハチ退治の男性が普通の自家用車でやってきました。

簡単なワスプの生態に関するレクチャーを一席ぶって、さっそくハチ退治にかかりました。家の中に入っているように私たちに指示して...

ゴーストバスターのような防御服をジムに行くようなスポーツウェアの上に手早く身に着け、霧のように噴出するおっかない白い粉を穴のひとつに吹き込む処置をしてくれました。

1分もかからないうちに、作業は終了。

人畜無害、ハチにだけ効く特殊な毒薬だそうです。葉っぱが一部白く染まった20年モノのバラの木も無事です。今までどこにいたんだろう、と思われるようなものすごい数の、外に出ていた兵隊バチが自宅の一大事を感知して戻ってきました。巣穴のそばは飛び回るハチでいっぱいです。

ハチはものすごく怒っているようでした。私たちがこっそりワスプマンと呼んだハチ退治人(wasp controller) の顔を総攻撃していました。

巣の中の女王様と卵と幼虫は即死です。

駆けつけた自宅入口で毒の霧を浴びたワスプたちも時を置かず死亡します。外出していて難を免れたワスプたちも帰るべき王国を失えば路頭に迷ってそのうち死んでしまうそうです。

王国(コロニー)を形成できるのは女王バチだけだそうです。

王国壊滅の悲劇です。

これだけ群れたらそのうち人が刺されてひどいことになるという理由で依頼したハチ退治ですが、特に何も悪いことをしていないハチにひどく申し訳ないことをした気になりました。

 

毒薬注入後、10分ほどたって怒るハチたちがだいぶ分散した後そっと外に出て様子を見てみました。

翌日になってもまだ帰宅バチが2匹バラの木の周りを寂しそうに飛んでいました。本当にごめんなさい、ハチたち。

ミツバチも狩バチも、ハチは全てコロニーを作って生活します。

何千匹もいるコロニーのメンバーは全てメス、姉妹なのです。母親は女王バチ。じゃあみんな「お姫様バチ」なのじゃないかって...違うみたいですね。ほとんどのハチは下っ端身分なのです。

王家のメンバーとして威張っているのは数匹の雄バチだけ。数が多ければ兄弟で殺し合いをして残った1~2匹が王子様として女王バチ(実母)と夏のあいだずっと交尾して妹バチたちの父親としてコロニーの人口増産に力を尽くします。その威張っていた王子様も夏の終わりには母親である女王に食べられてしまいます。

ワスプがイモムシやハエ、クモなどの昆虫を生きたまま巣に持ち込むのは幼虫に食べさせるためだそうです。

成長したワスプはミツバチのように糖分を食料とするそうです。花の蜜を吸うよりも、果物にたかり、パブの屋外席で客のビールを失敬しに来るウザい生態がよく知られているのも嫌われる要因のようです。

他の昆虫に対するどう猛さで知られていますが、むやみに人を刺すようなことはないそうです。

(ここ数年間の、花盛りの頃の家の前の花壇の写真を探して載せてみました)

ちなみに、駆除の料金は消費税込みで60ポンド(10,678円)。

モーターバイクのヘルメットでもかぶって店で買ってきた殺虫剤を自分で壁の穴に噴射したら安上がりではないか、と思ったのですが、効果バツグン人畜無害のこのハチ殺しの毒薬はハチ退治の免許をもっている特定業者しか買えないそうです。夫が市の担当者に電話をかけた時、確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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銀座を見つけた久々のストックポート

2023年07月27日 08時00分00秒 | シブい!日本語表記、日本関係なら何でもクール!

ストックポートのマーケット・スクエア Market Square です。

マーケットの開催日ではないため、人の行き来が少ない静かな午後でした。

晴れていても気温は20℃前後、涼しくて快適な夏の日です。セルフサービス式のレストラン、プロデュース・ホール Produce Hall の外にはピクニックテーブルが並び、日に当たるのが大好きな英国人が午後の軽食を外で楽しんでいました。

 

あ!

出た、デザインのポイント、無意味な日本語表記。

「銀座日本」。だからどうした?

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とり放題?身近なキノコ...死の危険と隣り合わせのキノコ狩り

2023年07月26日 08時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

家の近所の歩道わきの芝生に...

 

3種類のキノコが群生していました。

野生のキノコを見かけるのは珍しいことではありません。

今回ちょっと、探求心がわきました。理由はこれ...

白い斑点のある赤いカサがかわいい fly agaric (ベニテングタケ、上の写真の箱イラスト)が大好きな私に 娘が誕生日にくれた1そろい の「キノコ判別カード」。

標準のプレイング・カード(トランプ)よりかなり大きめ、しっかりしたつや消しの厚紙に美しい水彩画のイラストがプリントされています。

 

もらった時、夫は不安そうな顔をしました。私がキノコ採集を始めるのではないかと不安になったようです。

(ベジタリアンで、食べるものの種類が限られている夫はキノコが大好きです。日本のスーパーマーケットでキノコ類の種類の多さに興奮しました)

5,6年前アメリカ合衆国の老人ホームで、5人が毒キノコ中毒で死亡する事件がありました。「キノコ名人」で知られる入居者の1人が森で採ってきたキノコを入居者全員に供したという話でした。怖い怖い。

英国人の友達のお母さんで、食料品が配給制だった戦争中に森でキノコ狩りをしてお小遣い稼ぎをしていたという人がいますが今キノコを採って来て食べている、という人は身のまわりには全くいません。

 

カードのイラストとていねいに見比べながらスマートフォンで撮ったキノコの名前を探しました。

 

とにかく、食べられる種類かどうか知りたかったのです。食べられる種類だとわかったとしたら...どうするかは、その後で考えるつもりでした。

 

...なさそうです。

娘は、丸っこいのが Zambian slender Caesar だと主張しますが、絶対に違います。(ザンビア固有のキノコらしいです)

 

...調べたところ、英国で認知されたキノコは約15,000種。アメリカで出版されたこのカードのデックはトランプと同じ53枚だけ。しかも珍しくて絵になるキノコがたくさん含まれていて、ここらへんで見かけそうなキノコはあまり載っていないようです。

実用品というより、見て所有して楽しいプレゼント用の品みたいですね、(情報は正確らしいです)

インターネットでは、多数の「キノコ名人」たちが英国に生息する食べられるキノコの見分け方をていねいに解説しているサイトがたくさん見つかりました。本気でキノコ識別に取り組むなら、こっちのほうが役に立ちそうです。...「これかもしれない」と思われるものはいくつか見つかりました。

まあ、食べてもだいじょうぶそうです。

食べたらえらいことになる、一般に知られた「毒キノコ」は英国ではせいぜい10種類前後だそうです。

毒キノコの王者、その名も禍々しい death cap (和名;タマゴテングタケ)の判別方法にどのキノコ・ブロガーもかなりのスペースを割いていました。

キノコ・ブログに載っていた写真のデス・キャップの多くはクリーム色がかった白のありふれた見かけのキノコです。上の写真のイラストのような汚らしいグレーや、おいしそうなキツネ色のカサの個体もあるようです。

半分で成人1人を死に至らしめる驚異の猛毒を持つデス・キャップ!英国内で毒キノコによる中毒死の90%以上がデスキャップを食用キノコと誤食したケースだそうです。ヨーロッパ中いたる所に生息しているとか!

卵の形の丸い袋(ツボ)を破って生えてくるのと、カサの下のネズミ返しのようなツバがスカートのように広がっているのが特徴だそうですが...食用キノコとよく似ている、どのキノコ・ブロガーも「疑わしきは食せざるべし」というようなことを書いています。ごもっとも。

ご近所でのキノコ狩りはあきらめます。

 

たしか、ドーセット(じゃなかったかもしれません)の美しい田舎で、キノコ合宿なる催しを開催している高級ホテルがあったはずです。宿泊付きで内容は、ホテルのシェフと森でキノコ狩り+キノコ料理の講習会、試食会。

家で作ってみる機会のなさそうな野生のキノコ料理を習得したいとは思えませんが新聞広告を見た時、「森でのキノコ狩り」に強烈に惹かれた記憶があります。参加費はとんでもなく高額でした。

 

英国でー般的な市販のキノコ、ボタン・マッシュルーム button mushroomです。

これ、日本で「マッシュルーム」って呼んでますよね。mushroom は英語でキノコの総称です。

 

スマートフォンのカメラをかざすとキノコの名前と解説が出てくるアプリケーションも見つけました...信用できるのかな?

...やめておきます。

 

 

 

 

 

 

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ベリックの見どころその5、河があるから橋もある!

2023年07月22日 09時00分08秒 | イングランド北部

スコットランドとの国境の町、ベリック・アポン・トゥイード Berwick Upon Tweed(以下ベリック)、続きです。

 

トゥイード河 River Tweed に架かる3本の有名な橋 について中途半端なところまで書いた前回の続きです。

 

オールド・ブリッジ Berwick Old Bridge から見た、夕暮れの ロイヤル・トゥイード・ブリッジ Royal Tweed Bridge です。

1928年に完成した近代様式のコンクリート造りの立派な橋です。

 

オールド・ブリッジ(川底の一番深い場所から14m の高さだそうです、今調べました)よりずっと高い38m のこのロイヤル・トゥイード・ブリッジ、渡ってみなかったのが悔やまれます。

向こう岸まで歩いて渡り切る案はどうせ夫に却下されたでしょうが、たった200mほど河の真ん中に向かって歩けば、すてきな眺望が楽しめたはずです。

河口と北海の水平線、それに上流の遠くの山並みと...有名な ロイヤル・ボーダー・レイルウェイ・ブリッジ Royal Border Railway Bridge の!

丘の上にあるベリック・アポン・トゥイード駅からのびる現役の鉄道橋です。

「ボーダー」は国境の意味ですが、この鉄道橋は国境線を超えません。スコットランドの国境は町の反対側です。

 

完成は1850年。

英国の建築史のみならず、全世界の鉄道エンジニア史上(言わずと知れた英国は鉄道発祥の国ですから)、とても重要な橋だそうです。

蒸気機関車の発明者、ジョージ・スティーブンソンの息子、ロバート・スティーブンソンの設計です。

第一級(保存)指定建築 Grade I Listed Building です。

ちなみに、わがストックポートの名物鉄道橋、公称世界で2番目に大きいレンガ建築(使われたレンガの数による)ストックポート・ヴァイアダクトは半級下の「特二級指定 Grade II *(グレード2 スター)」。負けた!

ストックポート・ヴァイアダクトは建設年代(1840年)では勝っています。10年も早いのに!

 

 

アーチの数は28(ストックポート・ヴァイアダクトは27です、くどいですが)。できるだけ多くのアーチを写真におさめようと多くの人が構図に工夫を凝らしているようです。

古城を目指して、川岸の遊歩道を歩いている時に撮った私の写真もいい線いっているでしょう?

向こう岸に見えているのはトゥイードマウスの町です。

 

この橋を通すために、貴重な史蹟である中世の古城を半壊させちゃった件は以前、古城 の項に書いた通りです。

 

ところで、宿泊したホテルの、階下の食堂を飾る額装されたポスターの一枚に目が釘付けになりました。

このポスター、ずいぶん前にたしかにどこかで見たことがありました。「交通博物館」だったかデザイン史の授業でだったか思い出せませんが、「この場所に行ってみたい!」とと強烈に思ったことを思いだしました。ベリック・アポン・トゥイードという長い地名はもちろん、こんなポスターを見たことすら、忘れていました!

1920年代から開戦までの間、英国各地の観光地に誘致する質の高いイラストの観光ポスターが各鉄道会社によって、とてもたくさん作られたのです。

宿泊したホテル(というかB&B)は伝統的な鉄道旅客が利用する駅前パブだけあって、たくさんの種類のベリックの鉄道観光ポスターを壁に飾っていました。

ゴルフ、海水浴風景、ヴァイアダクトの上を走る蒸気機関車、新築のベリック城と中世のイメージ、時計塔のあるマーケット風景のポスターがありました。☝の写真を勝手に借りたアートポスターの販売ウェッブサイトを見るとベリック版、もっと他にもありました。

一般庶民が鉄道を利用して気軽に国内観光旅行に出かけ始めたのが鉄道ポスターの黄金期1930年代です。自家用車を持っている人なんてごく稀だった当時、人気の観光地は鉄道の便のいい場所に限定されていたはずです。

その頃、海水浴やゴルフができる歴史の町ベリックは大賑わいの観光地だったのだろうと推測できます。

ベリックの鉄道の便は今もたしかに抜群なのですが...。

ベリックに限らず、英国内の海岸地の人気はがた落ちです。

バカ高い鉄道運賃をはらって、雨降り続きの肌寒い夏の英国で冷たい海水に浸かるために、国内の海岸地まで足を運ぶ人の数が激減しているのも納得です。1970年代以降、航空旅行が手軽で身近になった今、夏の休暇はスペイン、ポルトガル、やギリシャなど陽光降り注ぐ南欧の海岸地で過ごすのが一般化してきています.

話がずいぶんそれましたが...!

鉄道ポスターの「ヴァイアダクトの股のぞき」構図、秀逸です。

でも、3つの橋全てがいっぺんにフレームにおさまる、そんな場所がほんとうにあるのでしょうか?

うーん、ヴァイアダクトの上までフレームにおさめると、オールド・ブリッジが遠すぎておさまりが悪いのです。

 

かなり苦しいのですが、下流の河口近く、波止場で撮ったこの写真はどうでしょう。

右側のオールド・ブリッジの少し低くなった右上にトゥイード・ブリッジの右端が、アーチの下にヴァイアダクトの橋脚がかすかにのぞいています!

もうちょっと高い位置に立てばすべての橋がもっとちゃんとながめられたはずです!

 

ベリック滞在中に、ホテルのすぐ前のベリック・アポン・トゥイード駅から急行で40分、国境を越えて日帰りでエジンバラまで行ってきました。

前回までのベリック記事のリンクです。

城壁に囲まれたスコットランドとの国境の町、ベリック・アポン・トゥイードその1;

国境の町ベリック、その2;日本人に好かれそうなポイント列挙(観光案内)

ベリックその3;夏の休暇になくてはならない1シーン、海辺とその周辺

浅い大河が大洋に流れ込む河口の町ベリックその5;河とセットの橋が景観のアクセント

 

 

 

 

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浅い大河が大洋に流れ込む河口の町ベリックその4;河とセットの橋が景観のアクセント

2023年07月22日 07時47分49秒 | イングランド北部

スコットランドとの国境の町、ベリック・アポン・トゥイードBerwik -Upon- Tweed (以下ベリック)の話題に戻ります。

日本人ウケのしそうなベリックの「観光要素」をリストアップしてきた前回までですが...

「ランキング」はちょっと無理がありますね。数字を添えるのはもうやめます。

 

個人的におススメできる見もののひとつは、河口です。「入江」と言った方が情緒があるかもしれません。

「河口」のほう雄大なイメージがわきませんか。

私の名前とゆるく関連性がある「河口の町」が好きなのです。町を流れる見なれた河の水が目の前で大海にそそぎこむ、ロマンチックではありませんか。

 

干潮時のトゥイード河 River tweed の河口です。石壁の上の砲台跡から撮りました。

 

河口は、みなれた日常と未知の世界(水平線の向こうの見たことのない異国)が融合するような高揚感が得られるロケーションです。

 

 

潮の満ち引きで河口付近の水位が変化する地理学の神秘にもゾクゾクします。

 

西を北海に、南をトゥイード河 River Tweed に接するベリックは、町を守る城塞の石壁に堅く囲まれただけではなく町の二面を水の砦にも守られている特殊な町なのです。

 

河口の付近には小さな波止場 Quai があります。

波止場の写真は、振り返って撮ったこの一枚だけです。☟

波止場には駐車場、閉まっていたカフェ、それに遊覧船が発着する小さな船着き場がありました。

左側の壁は、中世に建てられた石壁(の16世紀の再建)Town Wall の続きで、波止場を囲うこのあたりの壁は Quai Wall と呼ばれているようです。

石だたみの歩道になっている石壁の上には背後に見えている古い建物の出入り口があります。町に向いている建物の反対側にももちろん、出入り口があります。石壁側の出入り口は町側の地上レベルから見ると2階、3階になっていることが興味深いです。

小さな波止場を抜けて坂を上がると(左側にちょこっと見えている)...

 

有名なベリック・オールド・ブリッジ Berwick Old bridge があります。

(別の日に壁の上から撮った写真です☝)

もうひとつの見どころ、橋のある景観です。

...その名の通り、1653年建造の古い橋です。

渡り切った対岸には、トゥイードマウス Tweedmouth という小さな町があります。

トゥイードマウスを川沿いに少し下るとスピットル Spittal という、広い砂浜の海水浴場のある海辺の町もあります。

橋の表面はコンクリート舗装されていて、ベリックからトゥイードマウスへの一方通行ですがクルマも通れます。

橋の上を少し歩いて、ベリックの方向に振り返って撮った写真です。

私は橋を渡って向こう岸まで歩いてみたかったのですが、行き返りの間に日が暮れるとかなんとか...夫が嫌がったので実行しませんでした。そのうちクルマでスピットルの海岸まで行ってみるつもりでしたが、その機会も逸しました。

 

アーチとアーチの間に丸く突き出たスペースは、狭い橋の上で反対方向から来た馬車と馬車が向き合って立ち往生、なんてことがないように道を譲るための待機場所でしょうね。

私たちはそこで眺望を楽しんだりおたがいの記念写真を撮り合ったり、観光客らしいふるまいをしました。

 

昔からこの町のマスコットらしい、大量繁殖したハクチョウが橋の下の岸辺に集まって水に浮いたアオ藻をついばんでいました。

たくさんのハクチョウがいっせいにパチパチするクチバシの音と、水とアオ藻を同時に啜るズブズブいう音が橋の上まで聞こえていました。うっかり目撃してしまったハクチョウの優雅ではない生態の一面です。

 

橋の上から見た夕暮れの水面です。

さざ波が上に行ったり下に行ったりしています。...上流から下流に流れるはずの水の動きが全く見られませんでした。

海に向かって流れる河の水と、ちょうど満潮を前に海のほうから逆流する海水がぶつかるこの場所とこの時間、ちょっぴり珍しい現象がみられて得した気分です。

オールド・ブリッジの上流、すぐそばに立派なコンクリートの橋が架かっています。

こんなに近くに橋が2本、意味あるのか?...あるはずです。

ロイヤル・トゥイード・ブリッジ Royal Tweed Bridge。中途半端に古い近代建築、1928年の建造です。

クルマが普及しはじめ交通量も増えた1920年代、幅の狭い一方通行のオールド・ブリッジだけでは町が機能しなくなっていたはずです。川向うへ行っても帰ってこられません。町の一面が海に接しているとあっては橋なしでは完全に孤立状態ですものね。

オールド・ブリッジが架かるまでの何百年もの間、干潮時に徒歩や乗馬で渡っていたらしい浅瀬でも、クルマでザブザブはちょっと無理そうです。

長くなるので、以下次号(続きの原稿があります。明日に投稿予定です)

 

前回までの記事のリンクです。☟ 前回までの記事を読んでいないとわけのわからない箇所がいくつかあるはずです。

城壁に囲まれたスコットランドとの国境の町、ベリック・アポン・ツイードその1;

国境の町ベリック、その2;日本人に好かれそうなポイント列挙(観光案内)

ベリックその3;夏の休暇になくてはならない1シーン、海辺とその周辺

 

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写真と中身が大違い、安いから笑って許す安売りスーパーのご愛嬌

2023年07月20日 06時27分06秒 | 英国ってハズカシイ!

ベリックの「旅行案内」(ストックポート日報はそもそもイギリス観光ブログなのです)の連載途中ですが、写真ファイルに不備があって今回ちょっと話題をかえます。

 

ドイツ系安売りスーパーマーケット、リドル Liddle で買った、冷凍のストロベリー・チーズケーキ。

一昼夜冷蔵庫の中で解凍した後、紙の箱から中身を出してみて啞然としました。

写真と実物が大違い。

「誇大広告」だとか騒ぎ立てるつもりはありません。あまりにも堂々と、おいしそうに撮られたパッケージ写真と中身のショボさのどどーんと開いた落差を見せつけられて、やさしく微笑むしか、なすすべがありません。

すっごく安かったのです!「6人まえ SERVES 6」と紙箱に書かれていますが、6つに切ったらちょっとみみっちいかな?4人が満足して食べられる大きさです。それでも99ペンスは破格に安い!

これを見た日本の皆様は...

「ははぁ、日本国外ではたぶんこういうパッケージの表示規制はゆるいんだろうな。それなりの高い品質の製品をめちゃくちゃな低価格で提供することが期待されているわが国で、いくら格安だと言ったって製造業者も小売業者もここまでこっぱずかしいことはできまい。日本国民として誇るべきことかもしれない」と思われたかもしれません。

いえ、これは格別に悪質です。英国だってすべての産業がオンラインやSNS での厳しいリビュー(評価)にビクビクしていますし、行政の介入や悪質な場合の罰則も厳しいはずです。

安かったから許してあげます。

 

煮たイチゴが(比較的)密集している台形の形に残った最後の一切れを写真に撮ってみました。

おししそうでしょう?おいしかったです!イチゴの果実の味は全くしませんでしたがっ!

 

 

私はたまにリドルで買い物をするのが大好きです!

安い!ディスプレイが雑!品ぞろえが個性的!

ヨーロッパの特産品やおかしな漢字がパッケージに印刷された生産地不明の日本食品などが場あたり的に店頭に並びます(その実、週ごとの目玉商品は数週間前からポスターやパンフレットで告知されています)

 

リドルについて書いた記事です。日本に行った直前に書いたにもかかわらず、忘れていました☟

ドイツ資本の格安スーパーマーケットで時々見かけるおかしな商品

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ベリックその3;夏の休暇になくてはならない1シーン、海辺とその周辺

2023年07月18日 04時13分21秒 | イングランド北部

スコットランドとの国境の町, ベリック・アポン・トゥイード Berwick-Upon -Tweed(以下ベリック)、前回の続きです。

 

「日本ではほとんど知られていないベリックが日本人の好みに合う」と私が決めつけた理由(=観光要素)!

思いつくままのリストアップ、続きです。1;から4;までは前回までのストックポート日報をご覧ください。 下に過去2回の記事のリンクを貼りました。)

 

5;海

海岸に向かって、町をかこむ城塞の石壁と平行に歩きます。

(上の写真は、海岸に行ったのとは別の日に撮りました)

 

左側には100年の歴史があるという広大なゴルフ場があります。

突き当りの崖にあるとても急な階段を下りると、小さな海岸にでました。

崖にぐるっと囲まれた浜辺は静かできれいでした。

海水浴するにはちょっと水が冷たい日でした。

ふくらはぎの深さまで海水に浸かってみました。海藻に覆われた石がツルツルしているし、足元でとつぜん深くなったりしてちょっと危険そうです。水着に着かえた子供を水際で遊ばせる家族もいましたが、親は目が離せないでしょう。

ホテルの経営者らしい女性も「泳ぐのにはちょっと...」と否定的でした。

英国での海浜の休暇はとにかく、静かな波の音を聞きながら砂浜でのんびり...に尽きるのです。

 

波はほどんどありません。寄せては返す大波小波の豪快さはなく、さざ波がちゃぷんちゃぷんと絶え間なく押し寄せて、引くというよりは平らになって消えて行きます。

私たちは背もたれになる太い流木のある平べったい大岩の上で午前中のだいぶぶんを浜辺で過ごしました。

夫はスマートフォーンでクリケットの観戦です(やれやれ)。私は大きな雨傘を日よけに、前日ベリックのチャリティ・ショップで買ったベリックが舞台の(!!)推理小説に読みふけりました。

さすがに3時間もいればお腹もすいたので...町中に戻ることにしました。

 

湿って歩きやすくなった砂浜の上を、上の写真の屏風のような崖の一番むこうまで歩きました。

崖の上に上がるとすぐ、もう少し大きな砂浜に降りる、比較的緩やかな段々がありました。

 

おもしろいと思って写真に撮った立て札です。

英国では「警告」「注意書き」「禁止事項」などの立て札をめったに見かけません。「ここはゴルフ場なので注意して歩いてください」って...危なくないですか?崖や要塞の上の散歩道の上にも柵はないし、一事が万事。本当に「自己責任」、個人の安全意識におまかせです。

 

突堤と灯台が見えてきたら...

 

「海」はそろそろ終わりです。

*写真は数日間にわたって撮りました*

灯台のある突堤のこちら側が、トゥイード河 River Tweed です(地図で確認しました)

もう「河口」です。

石壁の外側を歩いています。

 

ちなみに、河口沿いのこの通りは石壁の外です。

河口に沿って並ぶ石造りの古い家屋と家屋のすき間に、石壁が見えました。

すき間に見えている張り出した部分は「砲台跡」だったはずです。

 

 

河口からトゥイード河の岸辺に沿って、比較的低めの、波止場を囲う石壁 Quay Walls が続きます。

 

ところで,私たちがベリックを還暦祝い旅行の滞在地に選んだ第一の理由が「砂浜のある静かな海岸がある場所」だから、なのですが...

はるばる英国にきて、海辺で終日ぼうっとして過ごしたいと思う日本人旅行者はあまりいないような気がしてきました。海水浴なら同じく海洋国の日本でも楽しめますしね。

それにベリックには、英国旅行に詳しい日本人がイメージする「英国の海辺の町」になくてはならない数々の観光要素が何一つとしてないのです!.

..例えば...海岸沿いの長いプロムナード(散歩道)、海岸から海に突き出た19世紀建造の瀟洒な遊興設備がある長いピア(突堤)、海辺に並ぶフィッシュ&チップスレストラン、そしてロック(断面に、切っても切っても地名が現れる金太郎アメのような長いシマシマの棒アメ)のような...

それでは、「海の見える、古い歴史のある町」、これでどうでしょうか。海水浴目的でないならなおさら、海水浴客でごった返さない静かな海辺、いいですよ。

「日本人向けの観光要素」というテーマの存続がだんだん難しくなってきました。

 

河口沿いに並ぶ家はどこも狭い前庭の手入れが行き届いていました。

読みかけの本がおいてある折りたたみ椅子の上のブラックバードです。

 

「海」よりもっと日本人に好かれる度合いが高そうなベリックらしい景観を次回にご紹介します。

城壁に囲まれたスコットランドとの国境の町、ベリック・アポン・トゥイードその1;

国境の町ベリック、その2;日本人に好かれそうなポイント列挙(観光案内)

 

 

 

 

 

 

 

 

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国境の町ベリック、その2;日本人に好かれそうなポイント列挙(観光案内)

2023年07月16日 05時49分32秒 | イングランド北部

前回の続きです。

イングランドとスコットランド国境の小さな町、ベリック・アポン・トゥイード Bewrick Upon Tweed(以下ベリック)に5泊もしました。

日本人が絶対に好きそうな町です。

日本ではほとんど知られていないこの町の、日本人に好かれる「観光要素」とはさて、何か...と考えて書き上げてみます。

 

1; 町を囲う中世の石壁

 

 

この町の基礎を築いたスコットランド王が12世紀に建造した石の壁が、今も残る城塞町です。

 

と言っても、現存の石壁は16世紀の再建だそうです。国境線をめぐるスコットランドとの争いはとっくに終わっていた近世になっても国防上の必要から大掛かりな再建がひつようだったようです。

外洋に面した河口の町ですから、外国からの脅威も間違いなくあったことでしょう。

 

「周りと隔絶された中世ヨーロッパの小さなコミュニティ」って、日本人の旅情をかきたてませんか。

 

壁の上からの北海の眺望です☟。

英国に住んでいる私たちにも、非日常感 がじゅうぶん楽しめました。

石壁の上には盛り土がしてあって、ぐるっと町の周りをひと巡り、北海の水平線や、古い建物が残る街並みが一望できる絶景が楽しめます。

 

 

 

2;本当にみごとに残っている古い街並み

 

 

日本人にも人気のあるコッツウォルズや湖水地方の一部のように観光目的で公的予算をつぎ込んで同じ様式、同じ建材をで保存修復された、(ディズニーランドや映画のセットのような)整然とした「景観保存地域」とは違います。

 

 

自宅を自分の好きなように修理し続けて大切に住み続ける人が守る、本当の古い町です。17,18世紀の建築物が多く残っているようです。

(中世の建築物はトゥイード河を見下ろす丘の上に残るボロボロ廃墟の古城のみですが)

 

 

3;素晴らしいトゥイード河の景観

町から望む河や渓谷も日本人が好む景観の特徴ではないでしょうか(私見)

 

トゥイード河は満ち干きのある浅い河です。水位が低い時には徒歩や乗馬でじゃぶじゃぶ渡れる「フォード ford」とよばれる浅瀬です。

上の写真は、私たちが滞在した駅前ホテルと駅のすぐ裏手の渓谷公園で撮りました。夕食後、夫が階下のパブでのクリケットのテストマッチ(国際試合)中継に熱中している間に1人でホテルを抜け出して散策しました。

水が引いた少しぬかるんだ河底を歩いてみました。

手前の黒っぽい砂の部分が水が引いた川底部分です。

 

 

 

 

丘の上に位置するベリック・アポン・トゥイード駅に直結の鉄道橋、ロイヤル・ボーダー・レイルウェイ・ヴァイアダクト Royal Border Railway Vaiaduct の橋脚の下をくぐりました。

 

英国の建築史上(そして世界の鉄道エンジニア史上)とても重要らしいこの橋と少し下流の二つの橋をあわせた三本が、観光資源として抜群の効果の素晴らしい景観を作り上げているのです。(後述)

 

4;古城

 

 

(どんどんこじつけめいてきましたが)日本人は古城も好きですよね!(ね?私は好きです)

特に私はナショナル・トラストなど史蹟保存団体が内外を修復し、拝観料をバッチリとって公開している「史跡博物館」ふうなものよりも、諸行無常を感じさせる松尾芭蕉的なボロボロ風情の 廃墟 の古城を好みます!!

自然の景観の一部として、岸辺の遊歩道のとちゅうにゴロゴロ石隗として残っている中世の塔の廃墟があります。

 

 

 

 

崩壊防止の補修工事はしてあるようですがの、立ち入り自由!勝手に上って写真を撮ろうがピクニックをしようが好き放題。快適に座れる古石のベンチみたいな部分も残っていました(☝の写真)...貴重な史跡なのですが。

安全上の柵はもうけられていましたが。

 

丘の上にどどーんと残る「本丸」部分(上の写真)に上がれる急でおっかない段々があったのですが、ちょっと疲れていたので見送りました。結局上ってみる機会はありませんでした。

夫のクリケット観戦中、ひとりで出かけた丘の下の渓谷公園(キャッスル・ベール・パーク Castle Vale Parks)で日暮れ近く(それでも午後の9時過ぎでした)雄大な姿を下から見上げることができたので満足です。

駅のすぐ裏から小道を下りたところにある、きれいな公園から見下ろすトゥイード河の眺めは素晴らしかったです。

...点在する動物の木彫りオブジェに混じって、1823年にこの場所で飲んだくれの夫殺しの罪で絞首刑になったグレイス・グリフィンという女性に捧げる小さな金属板表示を見つけてしんみりしてしまいました。

裁判官も「有罪の決め手となる証拠はない」と結審のさい明言したにもかかわらず陪審員によって有罪判決を受けたことが記されていました。

 

1850年に、上記の鉄道橋を通す時に当時はまだけっこう形を残していた、古城と塔を結ぶ渡り廊下みたいな部分(?)その他たくさんのジャマな部分を取り壊しちゃったんですって!ビックリです。

 

この浅瀬からたった10分ほど川岸の遊歩道を歩いて海のほうへ下ると、町の中心(石壁の外)の河口付近に出ます。

4;以下は、次号に。三つの橋を擁するトゥイード河の河下流付近の全く異なる景観を見てくださいね。

 

できるだけ写真を重複させないように気をつけていますが「これ、まえ見たよ~」っていうのが出てきちゃったらごめん下さい。

(明日、投稿の予定です)

 

 

 

 

 

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城壁に囲まれたスコットランドとの国境の町、ベリック・アポン・トゥイードその1;

2023年07月13日 00時15分30秒 | イングランド北部

6月の終わりから7月の初めにかけて約1週間、ベリック・アポン・トゥィード Berwick Upon Tweed (以下、ベリック)というイングランド北東の小さな美しい町に滞在しました。

 

私の還暦祝いの「イベント」です。還暦が何かぜんぜん知らない、興味もない同行の夫にとってはただ10年ごとの節目記念の旅行でしたが。

 

ホテルに5泊はちょっと贅沢でした。と言っても、ホテルの「格」は決して高くはありません。英国の昔ながらのパブの上階に部屋のあるB&B(ベッド&ブレックファースト)です。 連泊割引きも魅力でした。

 

私はベリックなんて知りませんでした。さすがに夫はスコットランドとの国境にそんな名前の町がある...ぐらいの知識はありましたが。

 

 

私の60歳の誕生日はどこか景色のいい静かな場所で迎えようと以前から計画していました。

ここという目的もなく行き先を探していました。滞在先の希望は国内で海のそば。

 

「海辺の休暇」を希望すればそれこそ候補地が(一説には)1,800を下らないという海洋国、英国では漠然としすぎの希望です。

 

イングランド内で、南部、中部は遠いのでまず除外。 ここ北西部で人気のブラックプールやモーカム、サウスポートなどの観光地として発展した「通俗」な海岸地も夫がイヤだと言うので除外。...結局は北東部の北海 North Sea 沿岸の漁港もある、静かな海岸線上の海辺の町のいくつかに目的地が絞られてきました。

短時間の検索で、鉄道の便と河口砂浜の美しい海岸古城と、古い街並みと、B&B連泊割引まであるベリックを見つけた時は満場一致(2人ですが)で即決しました。

 

 

滞在したホテルは鉄道開設以来、イギリス各地の駅前に必ずと言っていいほどある、発車時刻までエール(英国特有のビール)で時間をつぶせる駅前パブ「レイルウェイ・イン railway inn」です。

古城のふもとの通り、カースル(城)・ストリートの始まりにあるその名もカースル・ホテル Castele Hotel、その名の通り上階が小規模なホテルになっているパブの名前です。

パブ上階のホテルに滞在する泊り客も、伝統的に鉄道利用が前提なので、今どきのホテルにしては珍しく駐車場がありません。

荷物が多かったことや、近隣の比較的知られた名勝地にも足を延ばす計画があったため、結局クルマで行くことにしたのですが(クルマは通りにとめました)。

着くまで、知りませんでした!

12世紀にスコットランドの王様によって建てられた古城(現在は風格のあるボロボロ遺跡)と同時代にたてられた石壁がぐるっと町全体をかこむ,中世の城塞町だったのです。

 

なんて、ロマンチックな!

本当に小さな町ですから、どの方角にも20分ほど歩けば必ずアーチ型の抜け道のある石造りの壁に突き当たります。

日本人の私たちは「ヨーロッパの石壁に囲われた小さな中世のコミュニティ」になぜか心がときめかされますよね?!

 

完全無欠の状態で残るこの石壁は、実は16世紀の実用にかられた「再建」だそうですが。それでも十分に古い!

中世のイングランド、スコットランド間の血なまぐさい国境争いに決着がついて久しいエリザベス朝時代にもまだ、河口の町は国防の要だったらしく数百年前に建てられてすでにぼろっちくなっていた石壁をわざわざ当時の最新土木技術で作り直したということです。

日本人に全く名前が知られていないイングランド北限のこの小さな町には日本人が好みそうな観光資源が満載なことに驚かされることしきりでした!

 

さすがにスコットランドまでたったの2kmの国境の町、スコットランド風のかわいらしい家々も多数。

住民の話すことばも、イングランド南部の人から揶揄の対象になるジョーディと言われる強烈な北東部訛りやスコットランド訛りが混然としています。

 

 

芝生が生い茂った、こんもりと盛り土のしてある石壁の上はぐるっと一周、歩けます。

 

 

 

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ごぶさたしていました。ストックポート日報復刊です(写真はネコその後)

2023年07月13日 00時15分30秒 | うちのネコ、よそのネコ

ごぶさたしていました。

ストックポート日報 、約5カ月ぶりの復刊です。

去年の夏に続いて再び、同じく家庭の事情で2月の半ばから3カ月足らず、日本に滞在していました。

まあイギリスに「帰国」してからちょうど2か月たつのですが、投稿が滞ってしまいました。

 

日本滞在中のやりきれなかった思い(おもに日本での理不尽な出来事、生活規範や日本特有の常識への反発/憤怒)が消化しきれず、いつまでも引きずっています。

 

 

イギリスで生活してきた30余年間、日本人であることと、イギリスでの生活に完全に溶け込んできた自負のバランスを何とかとってきたつもりでしたが、私はイギリス人にもなれないくせに日本人でもいるのもイヤになった事実を目の前に突き付けられた思いで、帰国後いまだに精神が不安定です。

今回の日本滞在で感じた日本社会への憤りや嫌悪感をおしころして、日本の読者の皆様の共感を得られる「日本あるある~」記事を書いて載せるのはもちろん、美しい(あるいは滑稽な)イギリスの光景を写真におさめて連投する気分にも、とてもなれませんでした。

とはいうものの、今や祖国ともいうべき住み慣れたイギリスで、家族とともに2か月... そろそろ時間に癒されている実感がわいてきました。

そして、2週間前にぶじ還暦を迎えました。

気を取り直して、リセットする(努力をする)決心がようやくつきました。

 

(日本でのトラウマをここで書きしるす気力はまだありません)

 

 

還暦祝い旅行に夫と行った、スコットランドと国境を接するイングランド北限の町、ベリック・アポン・トゥイード Bewrick-Upon- Tweed (以下、ベリック)で撮ったきれいな写真を、楽しかった1週間を思い出しつつ見返していると 日本の皆様にもお見せしたくなるほど気分が高揚してきました。

 

そうだ、ストックポート日報 はもともと、「イギリス旅行ブログ」だったのです。日本の皆様にストックポートの観光地としての魅力をご紹介するという当初の(かなりズレた)目的は完全に挫折しましたが。

日本での知名度が低い、イギリス各地の隠れた名所を(得意げに)ご紹介するという使命はまだ健在です。

完全無欠の状態で残る中世の城壁に囲まれた北海沿岸の河口のまち、ベリック..ここ、イギリス北西部で生まれ育ったイギリス人にもあまり知られていない、日本での知名度が極端に低い(!)ロマンチックな小さい町になんと5泊も滞在しました。(イギリス人にも、そこで何したの~?と驚かれます)

明日からベリック記事で日刊に戻ります。よろしければお付き合いください。

 

 

さて、話題かわって昨日撮影した今回の写真は、うちの母子ネコ、リヴィア Livia(リヴィー)タイベリウス Tiberius(ティブ)です。

ブログを読んでくれている個人的な知り合い数人が「そう言えばティブの背中のハゲ、どうなった?あなたの日本滞在中に寂しさでいっそう悪化したんじゃないの?」と聞いてくれています。

ごらんのように、少~し改善されたようです。

 

私の不在中に状態はずいぶん好転しているようなので私がいようがいまいが、あまり関係ないようですね。ストレスによる毛づくろいのし過ぎということですが、最初は存在したストレス要因が今でもあるとは考えにくいのです。クセになってしょっちゅう舐めているだけのような気がしてきました。本人には禿げた背中はみっともないという自覚は全くないのでしょう。

単に頻繁な毛づくろいが習慣化しただけ(?)

地肌があらわだったハゲ状態からは、何とか脱却したようです!

なかなか伸び戻らない、毛が短くみっしり生えた状態はゾクゾクするほどグロテスクですが、触感 は悪くありません。

私も娘も手のひらで下から上へ毛の向きに逆行して撫で上げて、手のひらにあたる、硬めのベルベットのようなサワサワした手触りを大いに楽しんでいます。(本人は嫌がりません)

 

私が日本に行く直前の写真を見つけました。

 

2月頃にストックポート日報にしつこく載せ続けた「ティブのハゲ進捗状況レポート」ではもっとキモチワルいハゲ写真がいくつかご覧になれます。よろしかったらバックナンバーをご覧ください。(リンクを貼るほど熱心にはお勧めしません)

 

日本に行った当日の朝、娘と撮った写真です。

 

 

 

 

 

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