イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

格安パン屋もハロウィーン販促、季節限定商品の企画力

2023年10月05日 07時54分02秒 | 英国ってハズカシイ!

ストックポートにある格安パン屋チェーン、その名もパウンド・ベーカリー Pound Bakery の窓ガラスの目立つ位置に貼られていたポスターです。

ハロウィーン向け、季節限定のお菓子新スパーダー・マン New Spider Man

定番のビスケット、ジンジャー・ブレッドマンに定番の駄菓子、グミのクモを貼り付けて「スパイダー・マン」と名付ける企画力に脱帽しました。よく見たらクモに貼り付かれたジンジャーブレッド・マンは平常心で笑っています。

ただのダジャレ、手抜き商品アイデアではなく、クモのグミがちゃんとスパイダーマン色なところに企業のこだわりが感じられます。(定番のグミのクモは単一蛍光色が一般的です)

「パウンド~」は「1ポンド均一」ショップを意味する店名です。日本の「100均ショップ」ほどのお得感はありません。1ポンドは180円ぐらいですしね。

...スパイダーマン、買いませんでした。

 

 

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写真と中身が大違い、安いから笑って許す安売りスーパーのご愛嬌

2023年07月20日 06時27分06秒 | 英国ってハズカシイ!

ベリックの「旅行案内」(ストックポート日報はそもそもイギリス観光ブログなのです)の連載途中ですが、写真ファイルに不備があって今回ちょっと話題をかえます。

 

ドイツ系安売りスーパーマーケット、リドル Liddle で買った、冷凍のストロベリー・チーズケーキ。

一昼夜冷蔵庫の中で解凍した後、紙の箱から中身を出してみて啞然としました。

写真と実物が大違い。

「誇大広告」だとか騒ぎ立てるつもりはありません。あまりにも堂々と、おいしそうに撮られたパッケージ写真と中身のショボさのどどーんと開いた落差を見せつけられて、やさしく微笑むしか、なすすべがありません。

すっごく安かったのです!「6人まえ SERVES 6」と紙箱に書かれていますが、6つに切ったらちょっとみみっちいかな?4人が満足して食べられる大きさです。それでも99ペンスは破格に安い!

これを見た日本の皆様は...

「ははぁ、日本国外ではたぶんこういうパッケージの表示規制はゆるいんだろうな。それなりの高い品質の製品をめちゃくちゃな低価格で提供することが期待されているわが国で、いくら格安だと言ったって製造業者も小売業者もここまでこっぱずかしいことはできまい。日本国民として誇るべきことかもしれない」と思われたかもしれません。

いえ、これは格別に悪質です。英国だってすべての産業がオンラインやSNS での厳しいリビュー(評価)にビクビクしていますし、行政の介入や悪質な場合の罰則も厳しいはずです。

安かったから許してあげます。

 

煮たイチゴが(比較的)密集している台形の形に残った最後の一切れを写真に撮ってみました。

おししそうでしょう?おいしかったです!イチゴの果実の味は全くしませんでしたがっ!

 

 

私はたまにリドルで買い物をするのが大好きです!

安い!ディスプレイが雑!品ぞろえが個性的!

ヨーロッパの特産品やおかしな漢字がパッケージに印刷された生産地不明の日本食品などが場あたり的に店頭に並びます(その実、週ごとの目玉商品は数週間前からポスターやパンフレットで告知されています)

 

リドルについて書いた記事です。日本に行った直前に書いたにもかかわらず、忘れていました☟

ドイツ資本の格安スーパーマーケットで時々見かけるおかしな商品

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WTF?下品な単語が含まれた人目をひく屋号

2023年01月20日 07時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!

国際色豊かなテイカウェイ take-away (デリバリーも請け負っていることが多い持ち帰り専門)レストランが軒を並べる国道A6で夜、撮りました。

2週間前、マンチェスターからいっしょに帰ってきた息子が、おりたバス停の向かいにこの店を見つけて嬉しそうにスマートフォンで写真を撮りました。お友達に送ったようです。

WTF?」中近東からの移民家族がやっているような、ケバブ、ピザ、バーガー屋の屋号です。横に小さくWhat The Food と正式名が書かれています。

あざといです。

WTF はかつてテクスト(文字メッセージ)専用に使われ出した、非常によく知られた略語です。What the F**k と言えばおわかりでしょうか。

スマートフォンが普及する前に日本ではおなじみだったっという「ガラケー」なるものが存在しなかった英国(というか、日本以外の国)では、電話回線を使った、通話より安い(契約によっては無料)文字メッセージを携帯電話で送り合うのがとても盛んでした。なつかしいです!

スマートフォンや「ガラケー」と違い、利用頻度の高い単語が先回りして出てくることもなく、一字ずつ文字を打って単語をつづるのは大変な手間でした!...というわけで、独自の略語がとてもたくさん定着したのです。

WTFは現在も生き残って、文字チャットやソーシャルメディアで頻繁に使われている略語のひとつです。スマートフォンだったら「wha」あたりまでタイプしたら最後まで先回りしてだしてくれるんですけどね、略語だから通じるニュアンスがあるのです。lol (たいてい小文字で)laughing out loud =大笑い も然り。

意味は..「なに~?!」とか「ウソ―!」とか今なら「マジ?」と言った(あまり好ましくない)驚きや時には「知るか!」のような憤慨を表現するフレーズです。

Fで始まるキタナイ言葉が入っているわりには WTF と略語でいえばあまり攻撃的にも下品にも響きません。

...でこのケバブ屋の屋号ですが、品の悪いフレーズを連想させて本来キタナイ言葉であるはずの F FOOD の略だなんてなかなか言葉遊びがうまい!と思われましたか。

このお店のオリジナルではないことは予想がついていましたが、検索してみたらこの名前のテイカウェイ・ショップや食品店は英国全土にとてもたくさんあることがわかりました。

下品な響きで人目を引いてしかもアイデアは二番煎じ!はずかし~!食べ物屋は味で勝負しろ!

 

息子が外から写真を撮っていたら、中で調理をしていた店の人が嬉しそうに手を振ってくれました。

30年ぐらい前の英国では人が写っても写らなくても、店の外の写真を撮ったりしていると店の人が出てきて「目的は何ですか」などと必ず問い詰められたものなのですが!現在では全く違いますね。「今の人、インスタグラムにでも投稿してくれたらいいのにな。僕の店が評判になっちゃう♪」などと喜んでいたに違いありません。

息子に「これぜんぜん面白くないけど?」と言った私ですが、数日後同じバス停を利用して夜、マンチェスターから再度帰宅する際、私も上の写真を撮りました。

ストックポート日報 に書くこの話題を思いついたものですから。

 

7月に行った、バルセロナの息子が住んでいる通りにあったレストランです。

国際観光地バルセロナのお下劣なイメージを凝縮した屋号です。この写真を撮っていたら夫と息子に「ぜんぜんおもしろくないよ」とイヤな顔をされました。おもしろくないのはわかっていますが!

「おもしろい」と思って入ってみたくなる人がいるのも信じられないのですが。

 

 

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国際都市マンチェスターの風紀の乱れ、公序良俗の危機を公言するハズカシイ警告バナー

2023年01月06日 07時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!

実は、だいぶ前に撮った写真です。

マンチェスターのクリスマス・マーケットに行った日でした。

載せようか迷ったのですが...

載せます!

 

グレーター・マンチェスター警察 Greater Manchester Metropolitan Police からの警告バナーです。

ゴミを捨てるな、とか荷物を置き去りにするな、とかキャンプをするなとか...なぜこんなことを大書する?(まるで日本みたい)と思わせるような老婆心的シビリアンコントロールの注意事項の中の...「排尿、排便を便所以外でしてはならない」わかりやすい簡略禁止マーク入り。夫が「これの写真を撮れ」と言ったので撮りました。

一体、マンチェスターはどれだけ規律が低く、風紀がみだれているんだ...!?

にぎやかなクリスマス・マーケットで人通りが多く、マンチェスターのシティセンターの玄関口ともいえるピカディリー・ガーデンズが向かいの、バス道をはさんだ公共交通のハブ(要所)にこの警告はないでしょう?!ハズカシイ。

1,000ポンド以下の罰金刑にあたいする犯罪行為だとも書かれているのは、ちょっと意義があるかもしれませんね、思いとどまる人がいる...かも。

 

 

 

 

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はじめて見た、クリスマス柄のスーツ!

2022年12月18日 07時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!

クルマの中から見かけて、慌てて写真を撮った「雪だるま柄スーツ」の男性です。(私が運転していたわけではありません。ご心配なく)

12月になると、「クリスマス・ジャンパーChristnas jumper 」で出勤する人々が町にあふれます。

クリスマス・ジャンパーとは、もともとは紺地か赤地に北欧風の雪の結晶やトナカイ、クリスマスツリー、星などの伝統モチーフを白糸で編みこんだ古典的なクリスマスセーターのことでした。

今ではありとあらゆるクリスマスモチーフ(と多くはダジャレを組み合わせたウケねらい)の安セーターのことを言うようです。

毎年このストックポート日報で新デザインを紹介しているので、なじみのある方もあるでしょう。

でも、クリスマス柄のスーツはさすがにはじめてみました。昼休みにサンドウィッチを買うつもりでパン屋の前に並んでいる男性の職種は不明です。

日本だったらヤクザが着そうですね、奇をてらった柄のびっくりするほど仕立てのよい高級スーツ....失礼ながらそれほど仕立てがいいようにも見えませんが...心意気は買う!!

 

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空間移動するそれも道路の反対側へ、トラフィックコーンを移動させる行為への飽くなき情熱と住人の無関心

2022年08月17日 06時11分19秒 | 英国ってハズカシイ!

私がボランティアで店番をしているチャリティショップ、オックスファムのある商店街、ブラモール・ビレッジ Bramholl Village (英国では商店街のことをビレッジと言います)に先週行って、発見。

商店街のはずれですが...

3月にレポートした時にはかやぶき屋根の家があるむこうがわの鉄柱にかぶさっていた赤いトラフィック・コーンが道路を横切って空間移動していました。

 

今度は反対側の、信号と連動した交通センサーのようなものが取り付けられた鉄柱に静かに移動していました。いえ、誰かが一苦労して外して、またひと仕事、こっちにかぶせたわけですね。

鉄柱の高さは3mぐらいあります。

英国では大人気の、トラフィックコーンをあらざるところに移動するイタズラに関してはストックポート日報でもポツリポツリと取り上げてきました。

銅像の頭に載せる、危険な思いをしてとんでもなく高い場所に載せるなどの他あまり個性的な置き場所は目撃していないのですが、この、道路を渡った向かい側に移動させた例はちょっと珍しいのではないでしょうか。

まあ、まったく見栄えはしませんが。

半年以上だーれも撤去しなかったのも驚きです。

 

☟これが3月の記事に載せた写真です。

「あれ、先週の写真の赤一色のコーンと違うものではないか」と思われたでしょう?

いえ、同じものだと思います、移動する際にトラフィックコーンの特徴でもあるライトに反射する部分の白い帯をごていねいにむしり取っちゃったんですね。白い帯が貼り付けてあった場所は、褪色せず汚れずでかすかに色が違います。

ごくろうさまです。

トラフィックコーンの空間移動について書いた以前の記事のリンクです☟

 

酔っ払いと学生たちのチャレンジ精神を掻き立てる、トラフィックコーンをあらざる場所に置き去りにする定番のイタズラ行為

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エリザベス女王の戴冠70周年記念を祝うプラチナ・ジュビリ―の飾りか、シュールなアートか、ただのイタズラか?木からのびる細くて長い美脚

2022年06月09日 07時39分13秒 | 英国ってハズカシイ!

先週の木曜日、そう、プラチナ・ジュビリー当日にうちのすぐ近所で見つけた、脚!

ジュビリーの雰囲気を盛り上げるための飾りか、いやたぶん違う...現代アートか、絶対に違う!

たぶん誰かのイタズラでしょう。

なぜこの静かな住宅地に脚が1本もげたマネキンの下半身があるのか気になります。

土曜日に通りかかったら消滅していました。

けっこう私の感性にピンとくるディスプレイでした。

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酔っ払いと学生たちのチャレンジ精神を掻き立てる、トラフィックコーンをあらざる場所に置き去りにする定番のイタズラ行為

2022年03月13日 07時58分48秒 | 英国ってハズカシイ!

ストックポート日報に、忘れた頃に時々登場する「思わぬ場所へと空間移動するトラフィック・コーン traffic cones」。

背景は国道A6沿いの、集会ホール、ストックポート・メイゾニック・ギルドホール Stockport Mesonic Guildhall。

バス・シェルター(バス停の屋根)に載っているトラフィック・コーンはあまり珍しくありません。

酔っ払いや学生によるトラフィック・コーンをあらざる場所に(たいていなかなか手が届かないところ)移動するイタズラの定番のようです。

並行してよく見かけるのが銅像の頭にかぶせるパターン。

あら、このおじさん、天気のよい昼間っからバス停でワインのボトルを抱えて赤い顔をしていますね。写真を見て気がつきました。

 

続いて、閑静な高級住宅街の中の落ち着いた商店街、ブラモール・ヴィレッジ Brmhall Village のはずれの道端の...

(逆光でよく見えない...!連日上天気です)

...交通信号に連動したセンサー(だと思います)のポールにかぶせたトラフィック・コーン。

センサーにかぶさらずに、引っかかるようにのっているみたいですね。

この場所にあるのに気がついたのは3週間も前です。

なぜか誰もとりのぞきに来ない!

信号の機能が不備になっているわけではないし気にする人はあまりいないのかもしれません。

どうやって高い場所に載せたり、かぶせたり、さしたりするのでしょうか?ハシゴを持ってくる、肩車、バスケットボールの選手がねらいをつけて放り上げる?

バス・シェルターの上には2階だてバスの窓からのせたのではないかと思う人もいるでしょうね、それは無理です。

バスの窓はあきません。上のほうにあるスライド式に開く換気用の「窓」はドリンク缶を横にして放り出すのがやっとの狭さです。

 

「トラフィック・コーンの空間移動」は落書きやガラス窓を割る、ゴミ箱のなかみをぶちまけるなどとは違って破壊行為ではないイタズラです。

...がそれでも誰かがわざわざハシゴを持ってきたりして片づけなければならない微妙な迷惑行為ですよね。

そう、酔っ払って突発的にやるから盛り上がるイタズラ行為なのに、最初から用意周到にハシゴを持参して出かけるなんて考えにくいし...本当にどうやってのせるんだろう?

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クリスマスがあけ、新年まで残すところあと2日スーパーマーケットで遭遇した寂しい芽キャベツと不条理なはり紙

2021年12月30日 06時18分44秒 | 英国ってハズカシイ!
午後2時ピッタリ。
サルフォードの巨大なスーパーマーケット、テスコ・エクストラの駐車場で撮った、晴れた冬の午後、日暮れ前のにじむような太陽です。


今日の話題は気象ではなく...


私たちのクルマのすぐそばの歩行者用通路に、たったひとつポツンと寂しく放置された...


完全無欠の傷なしの姿の、クリスマス・ディナーの名わき役、ブラッセル・スプラウト Brussels sprout (芽キャベツ)...でも実はありません。

クリスマス休暇の前半を実家で過ごして、後半、新年を学生寮で過ごすことにした娘を送ってきたついでです。
食生活が不安定な娘のために新鮮な食品や簡単に食べられるお惣菜類を買いこむため、学生寮そばの大型スーパーマーケットに寄ったのです。

ショッピングの後、立ち寄ったトイレの...


洗面台すべての上に一枚ずつはられたはり紙が墳飯ものでした。(これが本題です)


「注意/熱湯が出ます/気をつけてお使いください」
...って、熱湯でどうやって手を洗えというのでしょうか。

手を洗わずにトイレから出るわけにもいかず、勇気を振り絞って洗面台に手を差し入れてみました。
有料の公衆便所によくあるタイプのセンサーで感知する全自動の洗面台です。
青い液体ソープに続いてかなり熱いお湯がスプリンクラーのようにシャバシャバ手の上に降ってきました。

「熱いっ」と毒づきたくなるような高温でしたが、「熱湯 Boiling water」は絶対に大げさです。
ぬるぬる液体ソープを洗い流すまで手を引っ込めたくなるのを我慢しました。
ちょうどゆすぎ終わった頃にドライヤーの熱風が出てきて手を乾かしてくれました。

クルマに戻ったら手はカサカサでした。

すごく熱いお湯が出て危険かもしれないってわかっているのなら貼り紙より温度の調節でもした方がいいのに、と思いませんか。
「熱いお湯に注意 Caution very hot water 」と書かれた洗面所ってけっこう多いのです。
安全基準法 Health & Safety に引っかかるほどの高温ではないものの、場合によっては危険かもしれない絶対に熱すぎるお湯が出るままになっている洗面所が。

買い物とトイレ(と手洗い)をすませて駐車場に戻ると寂しいブラッセル・スプラウトがまだ、ほぼ同じ場所にありました。
「さようなら」を言ってクルマに乗り込みました。


クリスマスの翌日の半額セールを経てガラッガラのテスコのクリスマス・ギフト案の棚にひとつ残ったマヌケなクリスマス・ジョークギフトを買いました。


ブラッセル・スプラウトモチーフのウーピー・クッション woopee cushion。
上に座るとおならの音がリアルにでる、子供向きのお下品なおもちゃです。
ブラッセル・スプラウトを食べすぎるとおならが出やすくなるのはよく知られた事実です。
99ペンスでした。








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可愛らしい大学寮のベンチ、季節をうつす水面をたたえた風情あるへぼプロダクトデザインの逸品

2021年11月08日 08時42分10秒 | 英国ってハズカシイ!
日曜日の午後、週末をうちで過ごした娘を大学の寮に送り届けました。
中庭を囲むようにとめたクルマに乗り込む前に夫が「英国の秀逸なプロダクトデザインの写真を撮ってブログに載せろ」と言ったので撮ったのがこの写真です。


(夫は私が何でも写真を撮るのでかなりウンザリしています)

最初に見た時からずうっと気になっていた、可愛いフォルムのプラスチック製の軽くて重ねて収納できそうな一見機能的に見える一体成型の「ベンチ」...
最初に見た9月からずうっと雨水をためています。
その時は座席の奥の部分に細く澄んだ水が溜まっていたのですが、今では水量が増し座席部分ほぼすべてを水面が覆っています。

風の強い日でしたので水面にさざ波がより、風情が感じられました。
枯葉が浮きアオ藻まで発生しています。

水嵩をいや増し、氷が張るであろう真冬が楽しみです!

雨の多い英国で水のたまる屋外家具....!
この想像を絶するへぼ椅子をいったい誰がデザインしたんだろう?

あ、もしかして屋内用でしょうか。
9月に通りかかった時にごく浅く座ってお尻を濡らさないチャレンジを試みようとしたのですが娘に厳しくとめられました。

真夏にすっかり乾くことがあれば深くすっぽりと座ってみるつもりです。

ベンチの向かいの公営住宅らしいフラット・コンプレックス(集合住宅)はまだ外壁を剥かれた赤裸状態です。


建設業者の業務用のしるしか何かでしょうか、階を表す数字の殴り書きが「この界隈の景観向上には責任を持たない」という投げやりな意志がにじみ出ています。
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連日の暑さがおさまって過ごしやすい天気の週末、夏気分を盛り上げるキッチュな海岸テーマのショッピングセンターのイベント再び

2021年07月25日 06時19分49秒 | 英国ってハズカシイ!
暑さが和らいだ土曜日のストックポート・タウンセンターです。



日中の気温は21度。
適度に晴れていて、時々陽がかげって快適でした。

ショッピングセンター、マージーウェイ Merseyway でキッチュな夏のイベントが今年も開かれていました。

パンデミック1年目の去年はキャンセルだったこのイベント、パンデミックはいまだに終わっていないのに、今年は再開です。

感染者数は依然として少なくないのですが、感染防止のための行動規制はすでに撤廃、ワクチン接種の効果が上がりコロナで重症化する人たちが激減した今、通常の生活がほぼ戻っています。

...と言っても、感染者との接触が確認されて自己隔離中の人たちがあまりに多く、不都合が各地に起きています。
英国人が生きる目的としていると言っても過言ではない「暑い国の海岸で何もしないで寝そべって紫外線を思う存分浴びる海外ホリデー」もほとんどの人は今年あきらめています。

英国各地の海岸地を訪れる人は今年はとても多そうです。

パンデミック前、一昨年のストックポート日報の関連記事のリンクです☟

ストックポートのショッピングアーケードに出現した、夏の終わりのレトロな海辺のファンフェア、追記。。。



お祭りイベントなどの開催場所に運んできて組み立てる、キッチュなキッチュな簡易ライドが数種類設置されています。


このイベントの名はマージーベイ Merseybay というそうです。

メインは、夏のレジャーの華、サンド・ビーチ(砂浜)!


砂浜を模したちょっと大き目の砂場ですね。



「顔ハメボード」というのでしょうか、フォト・スタンド・インが用意されているのも庶民的な海岸地のムードを盛り上げています。


イギリスの夏の海辺になくてはならない巨大滑り台、ヘルター・スケルター helter skelter 。


実際の海岸のピア(観光用の桟橋)に永久設置されている木製のしっかりしたもの違って空気を抜いて小さくたためる臨時設置用です。

....夏のムードたっぷり(のつもり)の演出をぶち壊すのが...


ガラス屋根に覆われた部分に(まだ!)おいてあるサクラのブランコと..

いいかげん撤去してほしい、Wihing TREE (願い事がかなう木)という満開のサクラの木です。


以前に記事にしたサクラの頃からずうっと置いてあります。
しおりのような厚紙の札に願い事を書いて木の枝に下げておけば主催者が願い事の成就に(我々にできることであれば、という但し書き付きですが)力を貸してくれるというありがたい仕組みです。

人気抜群、サクラの花を覆い隠すかのようにびっしりとたくさんの願い事札が下がっています。

季節感というものをどう思っているのやら...


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イギリスでは決して珍しくはない国家の恥辱、珍現象...というわけではない職業にまつわる偏見考察

2021年06月20日 05時58分43秒 | 英国ってハズカシイ!
昨日、ストックポートのタウンセンターにあるスーパーマーケットに一週間分の買い出しし出かけました。

もう!
人がいっぱいの週末に怖ろしいデルタ変異株でいっぱいの街なかにわざわざ出かけるなんて、ワクチン接種を終えていい気になっていないか、私?
その通りです。

そして今日の話題は全く関係のない有名な建設作業員のお尻 builder's bottom


スーパーマーケット、アスダ Asda の裏出入口の外で目撃しました。
この人のお仕事は不明です。

ズボンがずり下がってお尻の谷間がしっかりと見えている現象をなぜかビルダーズ・ボトムというのです。
職業差別ではありませんか。

建設作業員(ビルダー)はビールをよく飲むという偏見があります。
今はもしかしたら安全法令などで禁止かもしれませんが休み時間にのどの渇きを潤すためにビールを飲んでいたという定評もあるようです。

日本でも見かける「ビール腹」と全く同じ現象です。
ビールの飲みすぎでお腹が出ちゃってズボンがとまるはずのウェストが消滅したのです。
日本では公序良俗に反するお尻出しをあまり見かけないと思いますが。
イギリスでは、本当にぜんぜん珍しくありません。

ああ、「半ケX」という下品な言葉を思い出しました。
全然見かけないわけではないようですね。
私は日本にいた時見たことがありません。



2枚も見たくないって?
せっかくこっそり撮った写真があるのでどうぞご堪能下さい。
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続報;投稿したその日に予期せぬ工事再開、無用ではなかった建築パート

2020年07月18日 08時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
一昨日の記事の続きです。
スーパーマーケット、アスダの駐車場に上がるコンクリートのランプ(斜面)に取り付けられた意味のない扉について書いたその記事のリンクです☟
ストックポートタウンセンターの隠れた不条理、無用の建築パート




上の記事に載せた写真を撮った翌日、またストックポートタウンセンターに行ったのです。
そうしたら、なんと!「意味のない扉」の写真を撮ったその翌日、ストックポート日報の記事が投稿されたその日に、「意味のない扉」に意味を与える工事が始まっていたのです。



ランプの下を囲うように長方形の緑の金属の格子板が取り付けられていました。

もちろん偶然でしょう。
工事責任者が朝、日本語で書かれたストックポート日報を読んであわてて工事再開にのりきったとは考えられません。

それにしても、2か月ぐらいの間も横から出入りし放題の状態で、立ち入りをはばむ「意味なし扉」を寂しく放置してあったのになぜ急に工事の完成を急ぐ?
(急いでないか?)



歩道の幅の半分ぐらいがコンクリートランプの下になっているのです。

ランプの下に人が入らないように、あえて言えば、ホームレスの人に居つかれては困るとか、よからぬことを企む若者たちのたまり場にされては困るとか、スーパーマーケットの思惑があったのだと推測します。

歩行者はあまり通らない道ですが(車の通行は多いのです)歩道幅が半分になって、しかもしょっぼい金網の壁に沿って歩かされるようになるのはなんだか虐待されているようです。

なんて心が狭い処置でしょう!?
本当の事情は分からないのですが。

たぶんランプの下もスーパー、アスダの管理下なのでしょうね。
歩道を(たぶん)管理する市の了承は得ているとは思うのですが、歩道の幅を事実上半分にしてまで所有権だか管理権だかを主張しているように見えてセコイです。

ベンチでも設置したら「気が利いている」とほめてあげるのに。

一階の駐車スペースが満杯だったらこの外にのびたランプを上がって上階の駐車スペースに上がれるようになっているのです。



一階駐車スペース(上の写真の右側)の床の高さは私の肩ぐらいでしょうか。
背の高い人でもランプの下にひざを抱えて座ることぐらいはできそうな高さです。

撮った写真を見ていて気がついたのですが,、もしかして 目の不自由な人とか酔っぱらってわけのわからくなった人とかがランプの下を高い方から低い方へと歩いて行ってさがっていく斜面にガツンと頭を打ったりしないような「配慮」もあるのでしょうか。
....それだったら高さ2mぐらいのところにこれ以上進めないように柵とかをもうけることだってできるでしょうに.....

この網板の長さは 短、中、長の3種類しかないみたいですね。


ランプの角度に合わせて長さを微調節するとかできないのか!?
セコいだけじゃなくみっともない。


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ストックポートタウンセンターの隠れた不条理、無用の建築パート

2020年07月15日 08時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
昨日、ストックポートのタウンセンターにあるスーパーマーケット、アスダ Asda に行きました。
買い物のあと、アスダの駐車場に車を置いてタウンセンターでも買い物をしました。

アスダの立体駐車の上階に続くコンクリートのランプ ramp(斜面)の下に緑の柱が取り付けられています。


それはいいのですが....
一番はしに取り付けられた意味のない扉は何のため...?

駐車場1階の、ランプの一番高くなったところの下にある普段は閉まっている非常ドアが開いていたのでそこから出入りしました。
(屋内の密を防ぐ換気のためだと思われます)

出てすぐの場所にこの物件はあります。

これ、へんですよ!
.....へんですよね?!

実は、ロックダウンが始まって間もなくの2か月ほど前にも車でこの横を通り過ぎた時にさいしょに見つけました。
これと同じ状態でした。

ランプの下を徒歩で通ったら、いっそう「へん」感がいや増します。



ちなみに、歩道に立ちならぶ黒い四角い金属の柱はボラード bollard といいます。
地域によって実にさまざまなデザインがあるのですが、日本の「ガードレール」のかわりに車の侵入をとめるのため歩道のはしなどに林立しています。
黒く塗ったコンクリート製が多いかもしれません。

ここのボラードはランプの下に車を乗り入れるのをふさぐため、ずいぶん前からここにありました。

その後、ランプの下でホームレスに寝られたり、若者にスケートボードや雨宿りついでのドラッグパーティーでもされては困るからでしょうか、囲い込んでランプの下に立ち入ることができないようにする計画でも持ち上がったのではないかと思います。
ついでに扉をつけて関係者が立ち入れるようにしたら、収納などデッドスペースの有効活用にもなるし!

まずボラードにくっつけるように柱をたてて、そのあと金網でも張り巡らすつもりだったのが突然のロックダウンで計画が中断....?
以上、勝手な推測ですが。

役に立たない扉にはこれまた意味のない錠がかかっていました。

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挑戦!若者たちを駆り立てる?!ロード・コーンを使ったごく控えめな反社会的行動

2020年02月17日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
ストックポートのタウンセンターの、国道A6で撮った写真です。


シェルター(バス停の屋根)の上にロードコーンがのっています。


若い人たちや酔っ払い(?)による、ロードコーンを「あらざる場所に置く」いたずらはイギリスでは実に多いのです。
破壊的ではないしそれほど反感も持たれない比較的良心的!だと思える反社会的行動でしょうか。

「電線に靴紐でつなげた古靴一足を投げてひっかける」おなじみのいたずらほど危なくもありません。

でも誰かがはしごをかけて、かたずけなきゃいけないので、やっぱり迷惑行為ですよ。

いずれも「より高く」、というチャレンジが若者の心をそそるようです。

「ロードコーン」は(イギリス?)英語で trafic cone といいます。

以前の記事からの転送です。


おなじみのストックポートの名士、リチャード・コブデン。
「偉人の銅像の頭にかぶせる」のは定番のいたずらです。

どうやってのせたのかしら。

「バスシェルターの上には二階建てバスの2階からのせたのではないか」と思われる方がいるでしょう。
ハズレです。バスの窓は換気のために上部幅10センチほどしか開閉しません。

バスシェルターの上にのっているのを頻繁に見かけるゴミ(ドリンクの缶など)は、二階の乗客に換気のための細く開く窓から投げ捨てられたはずです。

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