イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

ストックポートから日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。ストックポートってどこ?まずは本文をお読みください。

壁面に増え続ける、マンチェスターの不屈のシンボル、ハチ!

2017-06-29 09:00:00 | マンチェスターのストリートアート

5月22日のイスラム過激派の青年による、マンチェスターの爆撃テロ事件は、22人の尊い命が奪われた衝撃的な出来事でした。

その後、ロンドンブリッジでのテロ、ロンドンの高層住宅大火災など、イギリスではいたましい事件が続き、連帯を強め、事件の衝撃からたちなおりつつあるマンチェスターの全国的な注目度はぐっと低くなりました。

それでも!前回お届けした時よりさらに、連帯のシンボル、ハチをテーマにしたストリート・アート、特に壁画(ミューラル)は確実に増え続けています。

前回の記事のリンクです。↓
ハート、ハチ・・・ストリートアートアートに描かれた不屈のシンボル、マンチェスターは負けない!

オルダム・ストリート Oldham Street のカフェの側面。


最近の作品です。
「I love Manchester.」サインがハチミツで描かれているところが、なんというか…細かいですね。
以前は、斜めに横切って近道するのに重宝されていたらしい、横の空き地は現在、写真で見たらわかるように金網で囲われています。

ハチの壁面に接して建物の建設が始まるようです。
ハチのモチーフは、テロ事件を悼む一過性の時事的なテーマなのかもしれません。

この空き地に新しい建物がたったらおそらくは見えなくなってしまうのでしょう。

下は、去年の夏に撮った写真です。


真っ白のキャンバスでした。

1年近くも空白状態・・・やっと埋まったところです。


目立たない・・・たった一匹。


この丸っこいふわふわのミツバチは、「マンチェスターのハチ」とはちょっと種類の違うバンブルビー bumblebee(日本にはあまりいない、マルハナバチというそう)です。

久しぶりに行ってみた、ティブ・ストリート Tib Street で見かけました。
とり壊した後の建物の仮囲いに描かれた、ストリートアートの典型的な存在意義(=一過性アート)を体現する力作!


あら、これもバンブルビー。
メタリックなハチの巣の表現が上手ですね。

実はいつからここにあるのか、よくわかりません。テロ事件の前に描かれたのかもしれません。

確か、この場所には老舗のアダルト・ショップがありました。
10年以上前に閉店して、長く空き家で、荒れ放題・・・数年前に崩壊寸前の危険な状態だったのがいつの間にか取り壊されていました。

20年前、この辺りは、エッチな店の林立する、いかがわしいエリアだったのです。
おしゃれでアーティスティックな店がどんどん進出してくる中、エッチな小物を売る店のうち、ごく少数は今でもかろうじて目立たず営業を続けていますが、この場所にあったエッチな雑誌屋はインタ―ネット普及のあおりを早くも受けて、つぶれました。


マンチェスターのシンボルであり、マスコットであるハチのモチーフについて書いた、ずいぶん前の記事があります。
リンクを下に貼りました。↓ぜひ読んで下さい。

マンチェスターのマスコット、ハチ(ユルキャラは断固として不要)



おまけです。


通りを横に入ったところのごっちゃごちゃしたところにある、ゴミ捨て場のまわり。





自然発生的、ゲリラ的に出現したと思われる「ごちゃごちゃアート」(命名、私)。

以前にも、別な場所のごちゃごちゃアートをお見せしました。これでじゅうぶん一派を成す、ストリートアートの支流と言えるかもしれません。



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暑苦しい!シーツー、飼い主のプロの理容師も手が出せない特殊技術のいるカット。中国の抱き犬、日本ではシーズー

2017-06-27 09:00:00 | イギリスの犬
久しぶりに「イギリスの犬」!

日本ではシーズーと言っていますね。英語ではシーツー Shih Tzu。「ツゥ」の部分を「鶴」のようなイントネーションで発音します。
中国語っぽく聞こえます。中国原産。



はやりすたれのない、いつでも誰かが飼っている、イギリスでは人気の犬種です。

実は私はこれが日本にいたときにもよく見た、「シーズー」のことだとかなり長いこと気が付きませんでした。発音の違いとトリミングのせいで!

ウェッブサイトを見てみたら日本では、いま、顔面坊主刈りにしてまん丸顔にするのが主流だそうですね。
私が子供の頃、日本でシーズー犬といえば、全身サラサラの長髪で前髪をかわいいピンか、リボンでとめる女の子っぽいスタイルがおなじみだったはずです。

イギリスでは、昔から、ずっと、このラフなスタイルが主流です。

「シーツー」というのは、こんな毛並みなんだとずっと思ってたんですが、カットしてこんなふうに見えるんだとわかったのは最近です。



近所の理髪店の人気もの、招き犬。

昨日、屋内はけっこう暑く、バターのように床に溶けかけている態勢だったのを写真に撮りたかったのですが・・・カメラを向けたら立っちゃいました。
とにかく暑そうで、そこらにあるバリカンをとって、ガリガリ毛を刈ってやりたい衝動に駆られました。


女性が経営する理容室。

こののオスカーはたいていマミーと一緒に出勤してきています。

オスカーの散髪はプロのドッグトリマーにお任せだそうです。
シーツーには、長く伸びる、外毛と、下生えの2層の毛(!)が生えるので、トリミングには特別の道具と技術がいるんだと理容師さんが説明してくれました。


どっちが前だか後ろだか、分からない。


…いや、分かりますね。

毛が伸びたままだと多分わからないでしょう。

シーツーは先天的に眼病になりやすい犬種だそうです。
毛が眼球に触れると炎症を起こしやすくなるので、スタイリングが欠かせないそうです。

・・・厄介ですね。

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ポニーを見守る馬の優しい笑顔、マカスフィールド・フォレスト番外編

2017-06-23 09:00:00 | さがせば何処にでも顔はある
一時間足らずの、人口の湖、リッジゲート・レザヴォアリッジゲート・レザヴォア Ridgegate Reservoir をめぐるウォーキングをおえて、出発点のパブに戻ってきました。

マカスフィールド・フォレスト Macclesfield Forest の入り口にある、名物パブ、レザース・スミツィー Leather's Smithy の裏庭で、コーヒーを飲みました。

裏庭には、となりの乗馬牧場のポニーがじいいいいいいいいいっと動かず、小屋の前に立っているのが見えます。



実は40分ほどここにいたのですが、ほんとうに動きません。
時々神経質に首を振るだけです。

この日は平日で子供たちは学校に行く日。子供の乗馬用のポニーは休日です。


上の写真の↑手前、パブ側にある、白っぽく枯れた木・・・

笑う馬の横顔に見えませんか。

ああああああ、ピンボケ。



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広大な森林の端っこをちょっと通って貯水池をめぐる、マカスフィールド・フォレストのお手軽ウォーク

2017-06-22 09:00:00 | ピークディストリクト
昨日の続きです。
マカスフィールド・フォレスト Macclesfield Forest

貯水池の周りをめぐる暑い日の短距離ウォーク、ピーク・ディストリクトの入り口、マカスフィールド・フォレスト

名物パブ、レザース・スミツィー Leather's Smithy を出発して、人口の湖、リッジゲート・レザヴォア Ridgegate Reservoir (貯水池)沿いに歩きます。

左側のこんもりした堤防がだんだん低くなって・・・というより、道が だんだん高くなって(丘陵地です)水面が見える位置に来ました。

この貯水池は、水道会社の所有ですが、プライベートのフィッシュングクラブ、マカスフィールド・フライフィッシャーズ・クラブ Macclesfield Flyfisher's Club に独占貸出をしているようです。

  

会員以外、貯水池には立ち入り禁止。

釣りをしている人は一人も見かけませんでした。

釣りをする人のための出入り口をいくつか通り過ぎた後、水面を見ながら歩く平らな道がしばらく続きます。




緩やかな上り坂がフォレスト(森林地帯)に入ります。


401ヘクタール(4平方キロメートル)の広大な針葉樹林です。
コニファーという、マツの一種の植林地、中世の頃は、国王を招待することもある、領主の狩場だったそうです。

緩やかな上り坂が続きます。
森林地帯に入っても、依然として左側の貯水池沿いを歩いています。高いところへ上がったらすばらしい湖面の景観が楽しめるか、というと・・・立て込んだ木がジャマでほとんど見えません。




15分ほど歩いて森林浴はもうたくさん・・・とちょっと飽きてきたころに、下り坂が始まり、車道に出ました。森林はこれでおしまい。


広大な森林の中に、貯水池や、車道があるんです。
貯水池をめぐる遊歩道に沿って歩くと、森林から出てしまいますが、途中で道をそれて、上へ上へと森の奥へ入っていくことも可能です。

車道をちょっと歩くと右側に浅い溝があって上から水がじょろじょろ流れ下りてきます。


上の写真の、上のほう、緑の地平線は、もうひとつ別の貯水池の堤防なんです。
メインの、リッジゲート・レザヴォアを補佐する目的で1920年代に作られた、トレンタバンク・レザヴォア Trentabank Reservoir です。

トレンタバンク・レザヴォアの水が、うちの夫が下の写真で立っている道路の下を通って、メインの貯水池、リッジゲート・レザヴォア(左側)に流れ込んでいます。

右から左へ・・・





対岸に生い茂った木のある場所は、先ほど通ってきた、針葉樹の森(の一部)


水際に、低い木がたくさん生えていますね。

最近植林された、同じ種類の木の苗です。
水道会社が水際の植林地を管理しているそうです。
水を、道路から出る排ガス等から守るためもっともっと木が必要なんだそうです。





車道を挟んで、右がわが、森林です。
森林に入る遊歩道への入り口がありました。


ちょっと入って、ウォーキングコースの案内板を見てみました。
森林をとおり、上の貯水池トレンタバンク・レザヴォアをめぐり、16世紀の教会をとおるコースがあるようです。興味津々ですが、9・5キロ、上り坂がちょっと大変そうですね。上り坂だけあって、景色はよいでしょうけど・・・

出発点、レザース・スミツィーが見えてきました。


9・5キロの森林散策の人たちがこのあたりに車を停めているようです。

私たちは、お昼ご飯を食べたので、パブの駐車場に車を2時間以内、停めさせてもらう許可をとっています。


パブに戻って、裏庭でコーヒーまで飲みました。

暑い日でしたので、赤いパラソルの下で涼をとりました。

イギリスの夏は、気温は高くても湿度が低いので蒸し暑くはありません。
真夏の日陰は最高に心地いいですよ。



明日、マカスフィールド・フォレストのおまけがあります。

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貯水池の周りをめぐる暑い日の短距離ウォーク、ピーク・ディストリクトの入り口、マカスフィールド・フォレスト

2017-06-21 09:00:00 | ピークディストリクト
マカスフィールド・フォレスト Macclesfield Forest


401ヘクタール(4平方キロメートル)の針葉樹林です。
水道局が所有する貯水池を4個有する、広大な中世以来の植林地です。

厳密には、ピーク・ディストリクト Peak Districtとは言えないようです。
ピークに接したエリアです。


マカスフィールドは、ストックポートから約 9.5キロ。車で25分、チェシャ―の南端にある、坂と古い建物の多い、かわいらしい町です。
町を抜けるとすぐ、緑深い丘陵地帯です。

マカスフィールドの中心から5キロたらず、マカスフィールド・フォーレスト散策の出発点は、名所パブ、レザース・スミツィー Leather's Smithy 。


平日なのに人でいっぱい。
上の写真のおじさんはパブのスタッフです。
手前に見えている芝生のスペースに並ぶ、ピクニック・テーブルにお客のディナーを運んでいるところです。

パブの前には 19世紀に作られた人口の湖、リッジゲート・レザヴォア Ridgegate Reservoir (貯水池、日本ではダムって言っていますね)があって、景観は最高。

・・・・っと大変!
一番かんじんのパブの表からの 貯水池の写真を撮り忘れました!

観光ウェッブサイトの写真を勝手に拝借します。


パブの内部からも天気が良くて外が明るいので水面が、よく見えます。



18世紀はじめの、鍛冶屋 smithy だった建物だそうです。
レーザーという名前の、馬の蹄鉄作り専門の鍛冶屋が1820年にエールを売るライセンスをとって宿屋を始めたのが起源。古いパブです。

身長183センチのうちの夫がまっすぐ立つと天井に頭がぶつかります。


今時の、おしゃれに改装されたパブと違って、昔ながらの内装なのが気に入りました。


カウンターのエールの樽に取り付けられたパンプのプラー、ぐっと手前に引いて、ノズルの先から出てくるエールをグラスに注ぎます。


絵がプリントされた陶器のハンドルがきれいです。


お昼ご飯を食べてから、たったの2・5キロ、貯水池をめぐり、広大なマカスフィールド・フォレストの一部をちょっとだけ通って、このパブに戻ってくるお手軽ウォーキング・コースを歩きます。


暑い日です。

貯水池は低い生垣の左側、草におおわれてこんもりした堤防の向こう側です。
しばらくは水面が見えません。

振り返って、あとにしたパブを見返します。




明日に続きます。

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再挑戦!イギリスのレトロなケーキ、パイナップル+アップル・アップサイダウン・ケーキ、レシピ付き

2017-06-18 09:00:00 | イギリスのおやつとデザート
イギリスらしいレトロなケーキ、パイナップル・アップサイダウン・ケーキ pineapple upside-down cake

夫からのリクエストがあったので、昨日、もう一度作ってみました。

これは↓前回の、黒砂糖だけで作った色の悪いアップサイダウン・ケーキ・・・


ああ、前回の記事を読んでもらったほうが早いですね、どうぞ↓

おかしな名前、レトロなお菓子、パイナップル・アップサイド・ダウン・ケーキ

今回は、白砂糖はあったのですが・・・缶詰めのパイナップルの輪切りが足りません!

7個必要なのですが、うっかり小さめの、4個いりの缶を買ってしまいました!

リンゴを輪切りにして、芯をくりぬいて代用!


(それでも一個足りない・・・)

色は、とりあえず、問題なし!

焼き上がり。


型をひっくり返したら、つるんと出て、底の部分が上に来て「さかさま upside- down」ケーキの出来上がり。


息子が庭でとれたイチゴを3個 載せました。 


ついでに、おなじみミスター・キプリングの、夏季限定版、イートン・メス味のベーカウェル・タルトを載せて写真を撮れというので撮りました。

夫は例によって、シングル・クリームをたっぷりかけて食べました。


私は暑い日だったので、クロテット・クリームのアイスクリームを添えました。


息子は、イートン・メス味のベーカウェル・タルトをぐちゃぐちゃにつぶして混ぜて食べました。
気持ち悪いので写真は撮りませんでした。


ケーキそのものは、とても甘く、ねっとりしていますが、普通のスポンジです。
見た目がきれいですが、特に特徴のある味ではありません。

夫は相変らず、甘くないシングル・クリームがケーキの甘さをやわらげる、と主張しています。一理あります。もっとくどくなりますが・・・
私はこってりしたクロテット・クリームのアイスクリームと交互に食べて、どちらの味も楽しみましたが、夫のクリームじゃぶじゃぶかけはケーキの味をわからなくさせてしまうはずです・・・

クロッテッドクリームはこってり濃い、乳脂肪分の非常に高いクリームですが、甘くはありません。
コーンウォール産の、クロッテッドクリームのアイスクリームに関してはまた書く機会があると思います。イギリスでしか食べられないアイスクリームではないでしょうか。



パイナップルの周りがもうちょっと濃く、飴色になるぐらい焼いたほうがおいしそうだったかもしれません。
焼きすぎると前回みたいに、チェリーの鮮やかな赤がくすんでしまってぶち壊しになるし、微妙な加減が難しいです。

ところで、リンゴの輪切りが乗った部分は誰も食べたがりません!
それでも、真ん中にのっているのが3人全員のスライスに少しずつ、いきわたりました。

焼きリンゴみたいなネチャットしたリンゴの歯触りは悪くなかったです。





つくりかたの翻訳を紹介します。


この本には、pineapple upside-down pudding として紹介されています。

・18センチのケーキ型の内側にバターを塗る。

・60グラムの砂糖(しっとりしたもの)と同量のバターをよく混ぜてクリーム状にとろんとなったものをケーキ型の底にまんべんなく薄く塗る。

・ケーキ型の底にパイナップルの輪切りを敷き詰めて、穴に砂糖漬けのチェリーを詰める。

・120グラムのバターと同量の砂糖を混ぜ、ほとんどふわふわになるまで、よくかき混ぜる。

・溶いた卵2個をゆっくり流しいれてさらによくかき混ぜる。

・180グラムのセルフ・レイジング・フラワー(1カップ=25グラムの小麦粉に小さじ1杯=2グラムのベーキングパウダーがすでに混合されている小麦粉)をふるい入れ、なめらかになるまで混ぜる。パイナップルの缶詰のシロップを少しずつ混ぜいれて、ドロドロにする。

・ケーキ型の底に敷いたパイナップルの上から流しいれて・・・

・180℃で、45分。

実は、簡単とはいいがたい手順です。
よかったら、お試しください。
さめてから、アイスクリーム添えがおすすめです!

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マンチェスター・セントラル・ライブラリーとピカディリー・ガーデンズ、おなじみ観光名所で今週見つけた、マンチェスター連帯のスローガン

2017-06-17 09:00:00 | マンチェスター
久々の登場、マンチェスター・セントラル・ライブラリー (マンチェスター中央図書館 Manchester Central Library)


ここでも、テロ事件のあとのマンチェスター連帯の、We love Manchester スローガンが掲げられています。



過去に何回かストックポート日報で紹介した、セントラル・ライブラリーですが、実は正面から撮った、全景の写真がありませんでした。

初公開。


2014年の改装改築完成後、リニューアル・オープンした後もしばらくの間、増築部分の工事がつづき右横が囲いで覆われていました。
それが終わるころにはすぐ外のトラム(市電)のセント・ピーターズ・スクエア駅の、大掛かりな拡張工事が始まって、この位置まで引いて写真を撮るのが不可能になりました。

2016年、8月16日には、セント・ピーターズ・スクエア駅は完成、リオープンしていたのでした。
それからもう、一年近くたっていますね。
先週、通りかかって写真を撮りました。


天気のいい、平日の午後のピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens


ヴィクトリア女王像前の敷石に、美しく描かれた We love Manchester スローガン。




右下に、FROM CANADA と書かれています。

連帯、というより応援でしょうか。

チョークで書かれた、雨が降れば消えてしまう儚い「一過性アート」。

足元を見おろして目にとめる人はごくわずか。たくさんの人が上を踏んで通っていました。

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再訪!住宅街の真ん中の林の中の遊歩道のオタマジャクシの育つ池 (脚)

2017-06-15 09:00:00 | ストックポートとその周辺
6月1日に載せた記事、読んで下さい。リンクを下に貼りました。↓

住宅街の真ん中の林の中の遊歩道のオタマジャクシの育つ池、にょろにょろ



2週間ぶりに戻ってきました。
昨日の話です。



ハッピー・ヴァレー Happy Vally の遊歩道の入り口近くにある、自然観測池。



数日、雨降りの日が続いたので、池の水量がわずかですが増えていました。



池の中に生えている丈の高い草はガマです。
真夏になると、フランクフルト・ソーセージが入った「アメリカン・ドッグ」のようなガマの穂がにょきにょき生えてきます。



今回、私たちがこの池に戻ってきた目的はもちろん!オタマジャクシたちの成長を観察するためです!


観測デッキにいたおじいちゃんが「暑いから下にもぐっているんだよ、ほら。」と、底の泥を棒でそっとつついて女の子にみせていました。
泥がもわっとひろがって、オタマジャクシが数匹、水面近くまでちょろちょろっと上がってきました。

それほどたくさん かくれているわけではなく、2週間前に比べて明らかにオタマジャクシの数が減っています。
サギや魚に食べられたのもいっぱいいるはずです。前回、すくってバケツで持って帰る親子もいました。


浅い池の底にまっすぐな丸太が沈んでいます。


いた、いた・・・!



にょろにょろ、オタマジャクシ




天気がいいので、日光浴かな?と思ったのですが・・・
口を丸太につけて一か所にとどまったまま、ユラユラしているオタマジャクシがいっぱい。

どうやら、丸太についた水藻を食べているようです。

何匹かは、小さな 後ろ脚 をはやしています!

カエルといえば、平泳ぎのような、曲げのばしのストローク。
昨日見たオタマジャクシはせっかく生えた後ろ脚を泳ぎに使うことはなく、折り曲げて体のわきに小さくたたんだままです。

もっぱらくねくね、長いしっぽだけ使って泳いでいました。

後ろ脚が生えたものと、まだ生えていないもの、どっちもいました。

まだ、かえっていない卵も水面に浮いていたし・・・


池じゅうがいっせいに 蓮の花の上でゲコゲコする小さなカエルでいっぱいになるってわけじゃなさそうですね。
時間差で、一期、2期と変態していくようです。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

横にもう一つ池があって、盛りを過ぎたアイリス(菖蒲)が群生しています。



まわり一帯、湿原です。

天気のいい、暑い日だったので、草の生えた地面はすっかり乾いていました。

誰か、私たちの前に湿原を歩いた人がいるようです。
草が踏み分けられた跡を通って、池、というか泥沼状のアイリスが群生するところまで歩いて行ってみました。



念のため、夫の数メートル後ろを離れて歩きました。
前を行く夫がいきなり泥沼にずぶずぶ足をとられて沈みだしたりしたら誰か助けを呼びに行けるように‥‥なんて心配はいらないぐらい地面はしっかりしてたんですけど。
雨続きだと、ぬかるんでいて泥池との境がもっとあいまいだったはずです。

遊歩道のルートを外れるのはあまり賢いことではないかもしれません。

本人の判断任せです。この日は大丈夫なのが分かっていました。



前回のオタマジャクシ記事で、この場所について書いた時、日本の読者の方から「日本だったら、柵を設けないと大問題になる」といった内容のコメントをいただきました。
コメントに、ちょっとお返事もしたのですが、ここに改めて書くことにします。

(この件は前から書く機会をうかがっていたのです)

日本では「危ない」、と思われる場所にはすぐに柵や立て看板が立てられますよね。
何か事故がおこったら・・・と行政がオロオロしてしまうんでしょうけど、自分で危険かそうでないか判断できず無謀な行動をとってしまうごく少数の人たちのために、大勢の人たちが楽しむための景観を台無しにしてしまう…日本のやり方に疑問があります。

もちろん、万全の安全対策が一般人にもたらす安心感とか、行政や、場所の管理者の、公共の利益のためにできるだけのことをする、という責任感とか、分かるんですけどね。

国ごとの価値観の違い、と言ってしまっていいように思います。

日本の、プロのイラストレーターが描いたと思われる、子供がおぼれている絵や車にひかれかかっている絵、「歩きスマホ」で人にぶつかってる絵、ゴミをポイ捨てしている人に大きくバッテンがつけられた絵などの露骨な表現の警告立て看板やポスター、「あか抜けないなあ」、といつも思います。
本当にどこでも見かけますよね。

警告表示には必須の漫画表現、日本で見るたびにバカにされている気がします。
それに柵も、本当にいるんでしょうか。一般人はそれほどバカだとは思えないのですが。

バカは柵があっても超えるでしょうし、心がけの悪い人は、警告看板も無視するでしょう。

少なくとも警告立て看板と柵の2本立てはいらないと思うのですが。



池にとてもたくさんいた、トンボ。ギンヤンマ、とかいいましたっけ?


多くは交尾していました。


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甘い、くどい!イギリスの食後のデザートの代表例!保存可能な即席プディング、かわいらしいドーム型

2017-06-12 09:00:00 | イギリスのおやつとデザート
蒸しスポンジケーキ。
製造会社は 「アウンティーズ Aunty's( おばちゃんの)」。手づくりムード満点の会社名ですね。


スチーム・プディング steamed puddings ストックポート日報 ではもうおなじみですね。
略して、スティーム・プッド。

一人分のドーム型ポットに入った 出来合いのプディング。
大手スーパーや ケーキ会社が製造販売しています。
手作りするのも簡単らしいのですが、出来合いを人数分買ってきたほうが ラクチンで経済的です。

冷蔵不要!密閉パックなので、いつまでも 常温で保存できます。

食べる前に、フィルムのふたをはがして電子レンジで2分。
ひっくり返してお皿に出すと 底にたまった熱いソースがトロンと流れ落ちて全体にかかります。

伝統的にスティーム・プディングには しっとりさせるために必須の材料、スィットという、牛の腎臓の脂肪が使われるそうです。
でも、動物性のものを口にしないベジタリアンや 健康を考慮した消費者が多い昨今、出来合いのプッドには、植物油と小麦粉で作った 「ベジタリアン・スィット」が使われるのが普通だそうです。

うちの夫はベジタリアンなので、買う前にラベルの「ベジタリアン承認マーク」を確認します。

うちでは しょっちゅう食べてます。
このアウンティーズ・ブランドは、シリーズすべてが近所のコンビニで売られています。

一種類ずつ買って、夕食後のデザートに食べて 記念写真を撮りました。

1:スティッキー・トフィー・プディング sticky toffee pudding


切り口。


中まで しっとり。

スティッキー・トフィーは 濃いキャラメルの味です。


2:ゴールデン・シロップ・プディング golden syrup pudding。


ゴールデン・シロップはその名のとおり黄金色のとろ~んとしたハチミツのようなソースです。
味は、黒砂糖に近いかもしれません。

日本では あまり なじみがないと思います。
調べてみたら「転化糖」の一種だということですが・・・転化糖?聞いたことがありません。糖類を とろ〜んとさせたもののことだそうです。

見た目は、日本の「麦芽水あめ」というものに 似ていますね。
私は「麦芽水あめ」なるものを食べたことがないのですが・・・

とにかく、サトウキビを精製する過程でできた残りかすを使って製造された甘ーいシロップです。

イギリスでは、熱い甘いプディングには、乳製品を添えるのが普通です。

見ての通り、すでにものすごく甘いんです。私はこれだけで充分です。乳製品なんかほしくないんですが、うちの夫は パスタソースを作るために買ってあった、「シングル・クリーム」をさらに上からかけて食べていました。


見てるだけで胸やけがしてきます。

うーん、子供の頃からの習慣には勝てません。
ちなみにこの「ゴールデン・シロップ・プディングのシングル・クリームがけ」は写真の撮影に成功した例。
うちの夫は、自分の食べるものの写真を撮られるのをあまり好みません。

夫は 他のスティーム・プッドにも、常備してあるヴァニラのアイスクリームか、インスタントのカスタードをかけて、あるいは添えて食べました。

他の写真に写っているのは、いずれも私が食べた「単品=乳製品無しバージョン」プッド。

夫は、「甘いものは 乳製品と一緒に食べると味のバランスが良い」と主張します。

乳製品は確かにねっとり こってりしていますが、言われてみれば 甘いソースの強烈なとんがった甘さをやわらげる効果は あるかもしれません。

イギリスのパブやレストランで、食後のデザート(プディング)を注文すると、たいてい カスタードかアイスクリームかダブル/シングルクリームかウィップトクリーム(生クリーム)のどれを添えてお持ちましょうか、と聞かれます。

日本人にはアイスクリームが無難ではないでしょうか。
離して横に添えてくれるので・・・



3:チョコレート・プディング chocolate pudding


甘くてくどいです。熱いとろみのついたチョコレート・ソースがどろんとかかっています。


4:ストロベリー・プディング strawberry pudding


やはり甘くてくどいです。熱いとろみのついた透明な人工のイチゴ味のソースがどろんとかかっています。


5:スポッテッド・ディック spotted dick



ストックポート日報 ではすでに何回か取りあげている、カラント(ブドウの一種)が入ったシナモンの香りのプディング。

スポッテッド・ディックには熱いカスタード・クリームをかけるのが ほぼ決まり になっているのにもかかわらず、なぜかこれだけは、ソース無しです。
カスタード・クリームは 別売りのをかけました。


以上、イギリスらしいデザート、スティーム・プッドの味のバリエーションを数か月かけて制覇してみました。
おっと、ほかの会社の製品にはバター・スコッチ・ソースと、ジンジャー・シロップなるものもあるそうな。

ジンジャー・シロップはおいしそうです。とろみのついたショウガ湯の味です。スチーム・プッドにかけてあるのを試したことはありません。
バタースコッチソースは・・・くどそうですね。どっちも探して食べてみるつもりです。

イギリスの総選挙について何か書こうかと考えていましたが、先送りすることにします。

イギリスが世界第三位の肥満大国で、成人病対策の必要性が声高く叫ばれている理由がお分かりいただけたかと思います。

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マンチェスターのストリート・アート、テロ事件前に撮った写真も含めて、アップデート・・・謎あり

2017-06-09 09:00:00 | マンチェスターのストリートアート
5月の初めに初めて見つけて写真を撮った、比較的新しい作品です。



カベに木の絵を描く人の絵。
典型的な「だまし絵」、これからもっと増えるんじゃないでしょうか。


いたましいテロ事件の直後に一斉に描きかえられた、ノーザン・クォーター Northen Quarter のスティーブンソン・スクエア Stevenson Square 中央の、ストリート・アート群について書いた記事です。
リンクを下に貼りました。↓もう一度読んで下さい。

ハート、ハチ・・・ストリートアートアートに描かれた不屈のシンボル、マンチェスターは負けない!


実はテロ事件の直前に行って撮った写真があったのです。これ。






「よくコントロールされた落書き」って感じの作風で、私の好みではありません。
そもそも落書きから発生した、ストリートアートの原点…みたいなタッチですね。たまにこういうのがあってもいいと思います。

載せようと思っていたら、テロ事件でまたたく間に描き換えられてしまいました。

はい、ご存知のように今はもう、ハチ、ハートのモチーフを使った、「マンチェスターは不屈である。愛は憎しみを乗り越える」テーマでうめつくされ、ちょっとした名所になっています。





もう一か所、定期的に書き換えられるスポット、ティブ・ストリート Tib Street の の謎のコンクリート物件(電気関係の機械が詰まっていると思われます)。

これもだいぶ前、4月の終わりごろに撮っていたのですが、のせる機会を逸していました。




両面とも、暑苦しいですね。
4月に焚き火、雪景色、モコモコの耳あて帽・・・
全面にクローズアップの肖像も暑苦しい・・・この黒人の男、誰でしたっけ?見たことあるのに名前が出てこないのも居心地悪い。


テロ事件直後に行った時には、やはりもう描きかえられていました!


なんだか意味が深そうです。

一昨日 用事があって近所に行ったので、もう一度写真を撮りました。


左側の ごみ袋のとなりにおいてある造花が まるで作品の一部みたいです!ちょっとよく見えませんね。

男性が差し出した筒状のものを女性が写真に撮っているのですが、状況がつかめません。
サングラス男がのばした手に持っているものは何?

アーティストの署名の下に、#ISTHISMODERNSOCIETY (#コレガゲンダイシャカイトイウモノカ)とあります。

女性が持った携帯電話が DANGER OF DEATH / KEEP OUT のこわいサインとかさなっている意図は?


構図上避けられなかった、とかいうわけではあるまい。


反対側。


なんだか1990年代のテキスタイルみたいですね。懐かしい。

側面の、2人の女性の絵はなぜかそのまま残っています。
下の人はおっぱい丸出し(見えませんね。ちょっと上に載っている、4月に撮った写真を見てください)。

「おっぱい丸出し」の反対側。


いかにもストリート・アートという画風で古臭い!








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写真は、シャードのあるロンドンブリッジ駅周辺・・・二大都市をテロリズムの標的にされたイギリスは危険か

2017-06-07 09:00:00 | イギリス南部(ロンドンを含む)
写真は、この3月にロンドンに行った時のものです。本文とは関係ありません。(出す機会をうかがっていました)



郊外電車への乗り換え駅、ロンドンブリッジ駅の外に出て、ヨーロッパで一番高いビル、シャードの写真を何枚か撮りました。



田舎者ぶり丸出しでした。



土曜日の無差別テロ事件以来、この通りは通行止めになっています。シャードはこの右側にあります。



マンチェスターに続き、またイギリスの都市が イスラム過激派テロの標的になりました。

イギリスは危険な国でしょうか。

イギリスには驚くほどたくさんの当局にマークされたイスラム過激派がいるそうです。
たいていの過激派は実際にテロを起こすほどの行動力も計画性も能力もなく不満だけたぎらせてくすぶっているはずです。

その人たちも、今回の一連の事件に影響を受けて、また行動を起こす可能性があるといわれています。



じゃあ、イギリスはほかの国にくらべて危険なのか、というと・・・
わかりません。

イスラム教徒の移民を抱える、ヨーロッパの主要大国における危険度はみな同じではないでしょうか。
潜在的な過激派が、ごく普通の良識あるヨーロッパ市民として社会に溶け込んでいる、一般のイスラム人社会の中に潜んでいる可能性、というか比率は、どこも変わらないのではないでしょうか。

そういう若者たちが影響を受けるのは主にインターネットなどからです。アクセスできるのは、どこの国でも同じです。
イギリスで、特に過激派養成教育が盛んだとか、過激派の育つ土壌があるとかいうわけでは決してないんですよ。

どこの国でも、不満を持った若者たちがさらされている影響力の大きさは同じです。

イギリスは、その人たちの人数や行動を把握するのにたいていの他の国より一歩先んじているそうなんです。
ただ、すごい数の要注意人物を四六時中監視したり拘禁したりするわけにいかないんですよね。民主主義国ですから。

残念ながら今回はすでにマークされていた要注意人物が行動を起こす事前の動きを察知して阻止することに失敗したんだそうです。
一般市民の協力(コミュニティーのメンバーによる通報など)が阻止のカギになるでしょう。

総選挙前のイギリス(イギリス人の総選挙にかける意気込みは日本では考えられないほど高いんです!)での連続テロ!間違いなく民主主義への挑戦だ!という人が大勢います。

テロ事件の頻度の高さは、時期と関係があるかもしれません。

マンチェスターの事件の直後に、どこかの大学の犯罪心理学者がラジオで言ってました。動機は嫉妬だって。
今、いろんな人がいろんなことを言っていますが、嫉妬説は印象的で、分かりやすいです。

イスラム過激派にとっては堕落もいいところのポップコンサートなどで若者たちが楽しそうにわいわいやってるのが癪に触って制裁したくなる・・・説。

ロンドンブリッジでの、お酒を飲んでわいわい楽しくやっている人たちに切りつける今回のテロも、嫉妬説に当てはまる行動だと私は一人で納得してしまったのですが・・・狂信的情熱に駆り立てられて犯行に及んだ過激派テロリストたちに水を差すような、挑戦的な嫉妬説。

実際はただ単に地元で、人がたくさんいそうな場所を選んだだけなのかもしれません。

それにしても、楽しくしてたら、狙われる?人がいっぱいいる場所も避けたほうがいい?

冗談じゃない。

ロンドン、マンチェスターの2大都市では、テロの恐怖に屈して、コンサート行きや、友達と会ってにぎやかに食事をしたりお酒を飲んだりの平常の生活を放棄することを断固として拒否しました。

ロンドンの事件の翌日のマンチェスターにおけるアリアーナ・グランデの追悼/チャリティー・コンサートには予定通り5万人以上の人が訪れました。

「テロなど恐れるマンキューニアン(マンチェスター人)ではない、と世界に公言するため、行くと言ったら行く!」というすごい意気込みで行った人も多かったようですが、「せっかくチケットがとれたんだから行かなきゃ」という程度のノリの人もかなりいたはずです。それでいいんです。
それがテロの恐怖に屈しない、ということです。

マンキューニアンの行動はロンドン市民に勇気を与えたそうです。
ロンドンとマンチェスターの連帯感もひろがっています。


モハメッドをジョークのネタにして襲撃された出版社、イスラエル人経営のスーパーなど、分かりやすい標的ではなく、今やどこだってねらわれうるみたいですね。
どこも危ない、ということは言い換えれば、特に危ない場所もないということです。


立て続けの大都市を襲ったテロ事件で、イギリス旅行の予定を返上する日本人がたくさんでるであろうことは想像に難くありません。

無理もないことです。

日本にいるよりは、テロに遭遇する可能性が0・00何パーセントか?は確かに高そうですね。



それでもここ、イギリスでは、なにもかも平常通りです。今日は選挙運動最後の日です。





ロンドンでのテロ事件の犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。


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広がっていく花束の海、マンチェスター爆撃の犠牲者を悼む追悼広場で高まる連帯の気運

2017-06-03 09:00:00 | マンチェスター
昨日の記事の続きです。

マンチェスターの、セント・アンズ・スクエア St Anne's Square 。


18世紀の美しい教会、セント・アンズ・チャーチ St.Anne's Church が突き当りにある、比較的高級な小売店が並ぶ、ショッピングエリアです。


5月22日のマンチェスター爆撃事件の22人の犠牲者を悼む気持ちを表明する、追悼広場になっています。

花束や、キャンドル、ぬいぐるみ(犠牲者の多くは子供です)風船、カード、亡くなった方の写真をささげ、地面にチョークで哀悼やテロへの糾弾、不正に立ち向かう連帯のメッセージを書きつける、市民の行為は事件の翌日から、自発的に始まりました。

事件後2週間になろうとする今も、供え物を持ち寄る人が後を絶ちません。


そもそも、最初に花束がおかれはじめたのは、教会のそばの石の現代彫刻の周りだそうです。



今では、少し離れた場所にある、第一次世界大戦の戦没兵士を祀る記念像の周りにも供え物や花束が置かれはじめています。


二か所からひろがる花束の海が、合流する日も近いでしょう。


上の写真に、WORLD CLASS ATHLETICS というイベント予告ののぼりが写っていますね。

爆撃事件のあった週の金曜日に、有名な陸上選手を招待してシティセンターで親善スポーツイベントが行われました。
5千人の市民が参加した大規模なハーフ・マラソンも大きな話題を呼びました。

テロ事件があった、その週に!?
実行犯は、自爆して死亡しましたが、テロリスト一味はまだ捕まっていません。

都市を挙げての大イベントに新たなるテロの可能性が限りなく大きかったのは言うまでもありません。

急きょ取りやめも もちろん検討されました。
しかし、決行されました!

「ここでイベントを取りやめれば、この偉大な都市がテロの恐怖に屈したことを全世界に表明することになる、そんなことは決してあってはならない!」という主張が大勢を占めたのです。

「大イベントに誘発されるテロ再発の危険性」を承知の上で、マラソン参加に登録した市民のほとんどが、予定通りの参加を希望したことも決行を後押ししたそうです。

全国から派遣されたものすごい数の警察官が警備にあたりました。

イギリス全国の熱い支持を受けて決行されたこのスポーツ・イベントはマンチェスター市民の、誇りと連帯の象徴になっています。

・・・・で、この花束の海の上に下がるイベント予告の のぼり・・・

町中にあったこの のぼり、イベントが終わった後も、この2枚だけ、取り下ろされることもなくひらひら下がっています。

花束をどけて柱を取り除く作業をするわけにもいかず、致し方なくってことでしょうけど、市民の連帯を表明するこの場所にぴったりです。もう少しおいておいてもいいかもしれません。

                                  





静かでした。

多くの人が無言で、カードや地面に書かれたメッセージを読んでいきます。


多くはしおれ始めた花束の数にも圧倒されます。



メッセージにはハチのイラストがやっぱり多いですね。

地面に置かれた大量の花に誘われて、本物のハチもたくさん飛び回っていました。

私が見ている前で、次々と花束が加えられていきます。

学校の休暇中なので、子供たちを連れてくる人がおおいですね。
子供に花束を置かせて、追悼メッセージのカードを読み上げさせる親もたくさんいました。



抱き合って泣き崩れる若い人のグループがいました。
お友達が犠牲になったのかもしれません。

知り合いが犠牲になっていなくても、メッセージや写真をみて見知らぬ個人を思い涙ぐむ人、見知らぬ人たちを思い涙ぐむ人々みて胸がいっぱいになる人、訪れる人すべてを厳粛な気持ちにさせる緊張感のあるスポットです。

写真を撮る人もたくさんいます。
「記念写真」を撮るのを観光地感覚で訪れる行為だと批判するひとも確かにいますが、「記憶し、伝える」行為も必要だと思います。

世界的に有名なフットボール・クラブ、マンチェスター・ユナイテッドのマフラーがたくさん仮設の柵にかかっていましたよ。
犠牲者の中にファンがいたのかもしれません。
マンチェスターの連帯を表しているチーム名の入ったスカーフを追悼の場所に置くことも意味があるのかもしれません。


テレビニュースの取材クルーが準備をしていました。


爆撃事件関係のニュースをレポートする記者のバックグラウンドにこの場所がよくつかわれます。

夜10時のニュースで日没前後の夕闇に、依然として訪れ続ける市民のともした無数のキャンドルの灯がとてもきれいに悲しく映って効果的です。



話はちょっと変わります。

2日前のアフガニスタンでのイスラム過激派によるテロ事件では90人前後の犠牲者が出たということです。

驚くべき数です。

マンチェスターだけではありません。
ヨーロッパ、合衆国だけではありません。

中東の紛争地域では連日のように、市民がテロ(内戦?)の犠牲になっています。

とりあえずはテロの切迫した危険がない日本の皆さんが、ヨーロッパのテロ事件に胸を痛めて追悼の意を表するのは、立派な行為です。
しかし、同じ遠い場所であるなら、ヨーロッパの外の、より多くの人命が失われている地域のことも同様に心づかってほしいです。

ヨーロッパ、合衆国のテロ犠牲者も、アフリカ、中近東のテロ犠牲者も、命の重さは同じです。


私をふくめ、自分たちのコミュニティーが標的にされた私たちマンチェスターの住人が、マンチェスターをとりわけ重大視する理由は、分かっていただけると思います。



セント・アンズ・スクエアで、追悼のイラスト入りポスターを描く男性と のんきに昼寝するパグの ベティーブ―。




ちょっと寂しい、ストックポート、マージ―・スクエアにも出現した追悼広場。


早い段階で身元が確認された犠牲者のなかに、ストックポート在住の男性がいました。




 


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ハート、ハチ・・・ストリートアートアートに描かれた不屈のシンボル、マンチェスターは負けない!

2017-06-02 09:00:00 | マンチェスターのストリートアート

5月22日のイスラム過激派の一青年による、マンチェスターの爆撃事件 Manchester Bombingは、日本の皆さんもご存知でしょう。一週間と数日たちました。

コンサート会場で22人の尊い命が奪われました。

昨日、マンチェスター・シティセンターに行ってきました。

マンチェスターのおなじみ、ストリート・アートが描きかえられていました。



NO FEAR HERE 怖れはここには存在しない。

ハチを連ねた表現は単純ですが、テロを恐れない、暴力に屈しない力強い表明です。

ハチは市の紋章にも使われている、マンチェスターのマスコットです。

今回の惨劇からたちなおる連帯の表明のシンボルとして注目されています。


合言葉は Bee strong!


bee(ミツバチ) はもちろん be のかけ言葉です。



パステルカラーの前作を 前面だけスプレーを吹き付けてあわてて消したのがまるわかりなのがほほえましい。


指2本は、「サインはV(勝利)」ではなく、ピースを現しています。
平和への希求の意味ももちろんあるでしょうが、Rest in Peace 安らかに眠れ、という追悼の意味がこめられているはずです。

しろうとっぽい かわいい画風。



今、マンチェスターではラブ・ハートも注目の的です。

もともと観光スローガン?だったおなじみの I  MANCHESTER 標語が、事件の翌日にはすでにたくさんのビルボード、お店のショーウィンドウにほぼ自発的に表れました。

事件翌日、市庁舎前のアルバート・スクエア Albert Square の追悼式に集まった多くの人たちがかかげた自前のカードにも明記してありました。

ハートがマンチェスターの人々の心をつなぐ、絆の象徴として、使われています。



「愛は憎しみを乗り越える」というメッセージも含まれているはずです。




ハートの中の、マンチェスター風景のシルエット中にもミツバチが一匹・・・


側面の 突き上げたこぶしは、「連帯」の拍子抜けするほど わかりやすい象徴ですが、ピンクがかわいいですね。

写真を見て気がつきました。腕の中にも漫画チックなハチが描かれています。(反対側)



Candle in the wind という表現は いろいろな意味に解釈できます。私は文字通り「風前のともしび」だと思っていたのですが、なんだかこの場の雰囲気にそぐわない・・・?


調べてみたら、「逆境を生き抜く」といった意味もあるそうです。
がんばれ、マンチェスター!

連続ミツバチの裏側・・・


このアーティストのストリートアートは いろいろなところで見かけます。
さすがに上手ですね。

でも、ちょっとあざとくないですか。
老若男女、人種も様々(イスラム教徒の女性とシーク教徒の男性がいます)が文字通り連帯しているのって教科書どおりで・・・
それもねらいのうち?


次々と人が来て写真を撮って行きます。

写真を撮っている人々も、写真に撮られていました。

もちろん、写真を撮っていたこの私も何人もの人たちの携帯電話カメラに収まったようです。

みんな歴史的瞬間を体験しているような高揚感をひそかに味わっているのではないでしょうか・・・?



さて・・・また、ハチです。



菊の花を美しくアレンジしたハチ。

今も増え続ける花束、キャンドル、追悼のメッセージ、風船、ぬいぐるみなどお供え物が隙間なく地面を埋め尽くすセント・アンズ・スクエ ア St Anne's Squareの追悼の聖地で見つけました。

セント・アンズ・スクエアにも行ってみました。

明日に続きます。

マンチェスターのシンボルであり、マスコットであるハチのモチーフについて書いた、ずいぶん前の記事があります。
リンクを下に貼りました。↓ぜひ読んで下さい。

マンチェスターのマスコット、ハチ(ユルキャラは断固として不要)


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住宅街の真ん中の林の中の遊歩道のオタマジャクシの育つ池、にょろにょろ

2017-06-01 09:00:00 | ストックポートとその周辺
うちの近所の川沿いの散歩道、ハッピー・ヴァリーHappy Valley、ストックポート日報ではすっかりおなじみです。

天気のいい、昨日の午後、約2・5キロあるきました。


散歩道のが始まる地点のそばにある、自然観測池の周りに、アイリスが自生しています。


このあたり、湿原です。うっかり踏み入れるとずぶずぶ足をとられる危険性あり。

湿原に続く、自然観測池。境目がはっきりしなくて、ちょっと不安、遊歩道から外れると危険です。




池に遊歩道から、観測用のデッキが張り出しています。




みどころは・・・・


オタマジャクシ!


いるいる!
うじゃうじゃ。くねくね。にょろにょろ。

かわいい!
いつまで見ていてもあきません。

できれば手脚が伸びてしっぽがちぢんでかわいい小さなカエルになるまでずっと見ていたい!

上の写真で、息子が腰を下ろしている木彫りの案内板によると、この池はコモン・フロッグ common frog (ヨーロッパアカガエル)の生息地だそうです。

来週もう一度来てみることにしました。手、脚、しっぽ!黒い音符♪から皮膚が斑点のある茶色に代わるところも見逃せない!

私があまりにも長いことしゃがみこんでオタマジャクシをみていたので、夫も息子も飽きてきちゃって文句たらたらでした。
今度はもちろん一人で来ます!

小さな蓮の葉の上にちょこんと座るカエルが見たい!


蓮の花も見ごたえがあるでしょう。

アメンボやカゲロウのような昆虫、青い小さなギンヤンマのようなトンボ、メダカのような小魚もいました。


イギリス中、学期中の2週間の休み、「ハーフ・ターム・ホリデー」期間中です。
家でゲームばかりしているうちの息子を無理やり連れだしました。



左は、ウシの放牧場。右側に小川が流れています。

バタカップ buttercup キンポウゲ が花盛り。


イギリスの夏の野の花です。



一月の、ハッピー・ヴァレーについて書いた記事のリンクを貼りました。寒そうな写真がいっぱいあります。見てみてください。↓
天気のいい寒い午後、河沿いの雪解けでどろどろの散歩道を歩く


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