イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

公共の場所で吠える吠える、しつけの悪いソーセージ4兄弟

2024年01月13日 07時44分05秒 | 英国のイヌ

寒い日が続きます。

何か書いて載せることはないかなぁと思ってスマートフォンのアルバムを見ていたらでてきた、ダックスフントの4兄弟。

クリスマス後の写真でした。

英国では「ソーセージ・ドッグ」と言った方が通じやすいダックスフント、4匹連れは珍しいかもしれません。

英国のイヌは、概して言えばよくしつけられています。特に、この場所のように閑静な高級住宅街で見かけるようなイヌたちは。

クルマの所有率が低い、家がたて込んだ庶民的エリアのイヌもバスに乗っている間は静かにするようしつける必要がありますし「階級」や住むエリアは関係ない?

で、この色柄がすべて違う、美しい毛皮の見本帖のようなソーセージ4兄弟(血縁関係不明)のしつけの悪さは特筆ものでした。

商店街のはずれの大邸宅が並ぶ通りにクルマをとめて、町の中心まで歩くとちゅう、この4匹のソーセージドッグを連れた年配のご夫婦が前を歩いていました。

興奮した4匹の飼い犬が、足取りがおぼつかない男性をひきつなで引っ張り、蛇行しながらひきつなを絡ませ短い脚を目にもとまらぬ速さで動かして速足で前に前に出ようとしていました。(ケオス)

あぶないな、と思って見ていたら、奥さんが2匹を抱き上げて両脇に抱え込むようにして歩行を続けていました。地面に残った2匹はあいかわらずの速足蛇行を続けました。抱き上げられたイヌは短い脚をバタバタ、長い胴体をグネグネして抵抗していました。

追い越して先に町について用事を終えた後、ショッピングエリアの広場に面したカフェの外席を通りかかった時に再会したのが上の写真の場面です。

人が前を通るだけで吠える吠える!1匹が吠え始めると全員が唱和してイヌの喚き声の阿鼻叫喚地獄。

吠える前に写真を撮らせてもらいました。いったん吠え始めたら私が立ち去った後も吠え止まない飼い犬にご夫婦は、手を焼いているようでした。

その後同じ広場に入り口が面したチャリティショップでボランティアのお手伝いをしたのですが、イヌ連れご夫婦はかなり長いことカフェの外席にいたようです。うちの店のドアが開くたびに4匹の犬の吠え声が絡まって聞こえてきましたから。

英国では咬む犬はもちろん、吠えたり他のイヌとケンカしたりするイヌを持て余して手放したり、極端な場合は獣医さんの手で安楽死させるケースもあると聞きます。日本では意外に聞こえるかもしれませんが。それほど飼い犬のコントロールには心を砕く国柄...なはずなのです。(病気のペットを安楽死させるのも一般的ですし)

いろいろなイヌや飼い主がいますね...お疲れ様です。

 

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驚きの組み合わせで生まれた、ちょっと珍しい見かけのイヌ

2023年11月14日 06時32分52秒 | 英国のイヌ

前回話題にした、スナク内閣のバカ内務大臣が解雇されました。イェイ♪!

...今日の話題はイヌです。

めずらしい見かけのイヌを見つけました。

飼い主に写真を撮っていいかと聞くと、なぜか前肢の付け根を手で支え2本足で立たせる変わったポーズをつけてくれました。

 

この、悲し気な顔立ちと、くるんと巻き上がったシッポはもしかして...シャウペイ?

ブチ模様と体つきが、ジャックラッセル・テリア?

あたりでした。

英国でとても人気のある、小型の狩猟犬、ジャックラッセル・テリアと、ここ十年ほどの間にじわじわと人気が出てきた中国原産の悲し気な顔つきと全身シワシワの珍犬、シャーペイの混血だそうです。

日本ではあまり知られていないらしいシャーペイは、アメリカでは大人気だそうで、ここストックポートでもなぜか(!)子犬ばかりたびたび見かけてストックポート日報で取り上げています。

中華料理のような名前(聞いたのに忘れました)の、生後8か月のこの雄イヌくんは生まれつき耳が全く聞こえないそうです。

飼い主の男性は、まだ成長するはずだと言っていました。

シャーペイは体高(肩までの高さ)が50㎝を超える大きめの中型犬、あるいは小さめの大型犬に分類されるそうです。

端正な顔立ちで小型犬のジャックラッセルと、悲し気にたるんだ顔立ちで体が大きなシャーペイ、驚愕の組み合わせです。母イヌと父イヌ、どっちがどっちだか気になるところです。

9週間前に引き取り手をさがす慈善の斡旋所から引き取った「レスキュードッグ」で、両親に関する詳細や、斡旋所に連れてこられた経緯は聞いていないそうです。

「こんなにかわいくて珍しいイヌが手に入ってラッキーでしたね」と言うと飼い主は嬉しそうでした。

障害のためとても神経質で、飼い主にしかなついていないそうです。知らない人だけではなく、人の手や大きな動きにもビクビクするらしく、さわらせてもらえませんでした。

人間と一緒に社会生活を送るうえでそれでは困るでしょう。飼い主は気長にゆっくりと他の人にもならしていくつもりだと言っていました。いい人に引き取られて本当に良かった!

以前ストックポート日報に載せたシャーペイの子犬です(かわいい!)

こんなに小さくてかわいいのに、もうすでに人生の辛酸をなめつくしたかのような憂い顔ですね。

10年近く前に、息子の職場に毎日出勤していた、シャーペイ(経営者の飼い犬)のリオです☟

この息子の同僚犬も1歳未満だったはずです。

中華料理のような名前のレスキュードッグくんがいた位置から3歩ほど離れた場所で、バレンタインズデーの前日に見かけた、高齢で白内障を患うジャックラッセル・テリアです☟(レスキュー・ドッグくんと飼い主の写真は、ちょうどこのジャックラッセルがいた位置から撮りました)

記事のリンクを貼りました☟

やっと見つけたそれらしい見かけのジャック・ラッセル・テリア

久々に登場、ストックポートで見かけた皮膚たるみ犬、かわいい!

 

 

 

 

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ストックポート日報初登場!知名度のわりには見かけない中国の原生犬

2023年10月22日 06時11分13秒 | 英国のイヌ

そもそもの責任がある英国に住みながら、戦争にまで発展したパレスチナ問題に関して私の意見を書こうと苦闘していました。(えぇ、私の意見なんか誰も聞きたくない?)...収拾がつかなくなったので、閑話休題。気を取り直してもう一度、オモくならないように気をつけて書き直すつもりです。

ところで先週、楽しいイヌの写真が撮れました。

中国産のチャウ・チャウ、懐かしい!

私が住んでいた関西で40年以上前、何度か見かけました。近頃、日本でもあまり見ないのでは?

英国でも、私が来たばかりの30年ちょっと前ぐらいに短期間に数匹、別の場所で見たことがあります。それ以来です。

19世紀半ばにヴィクトリア女王が飼っていたことから、英国でも周期的に流行するようです。

1980年に、野球選手の王貞治が「日立キドカラー」の宣伝にチャウチャウと一緒に出演したため、日本での人気に火がついたという記述を見つけました。私が見かけたのもその頃でしょう。

気難しく、あまり飼いやすいイヌではないとも書かれていました。大きいし、毛の手入れもやっかいそうです。

特徴は奥目の苦い顔、「青い舌」にもっこもこでおいしそう~な暖かいキツネ色の被毛...もともとは中国で食用犬として繁殖されていた、スピッツ系の古い犬種だそうです。19世紀にはロンドン動物園で「イヌの原種」として飼育展示されていたそうです。

 

飼い主の女性にさわっていいか聞くと、申し訳なさそうにひきつなをグッと引いてダメダメというそぶりをされました。知らない人にさわられるのを好まないイヌのようでした。

ぶ厚いモコ毛にグッと手を突っ込んでみたかった!みっしりと毛の生えたぶ厚い小さい耳を指でつまんでコリコリしてみたかった!

あまり英語が話せない飼い主は東欧の人のようです。スマートフォンを見せて写真を撮ってもいいか聞いたら快諾してくれ、シブい笑顔が撮れました。

このチャウの性別と名前を聞くのを忘れました。

正面から見るとライオンみたいですね。怪傑ライオン丸とかってに命名します。

 

 

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また見た、イヌの車いす!不自由な体でもじゅうぶん幸せそうな変な名前の近所のパグ

2023年07月31日 06時17分21秒 | 英国のイヌ

日本でも珍しくないはずですよね、イヌの車いす。

 

近所で見かけた黒いパグ、その名もドッグ!

聞き違いかと思ったら、本当にドッグという名前らしいです。飼い主の男性は、英国人ではなく東欧系の人みたいでした。

椅子ではないのに「車いす」という名前がヘンですね。英語で wheel chair(車いす)です。

日本語では「歩行器」とか「歩行補助機」ともっと適切な名前があるようです。

後肢のマヒだそうです。後ろ脚をゴムの輪にとおして、ブラブラしないように吊るして地面に引きずらないようにしてありました。

 

フレームのカモフラージュ模様が男の子っぽくていいですね。ユニオンジャックの蝶ネクタイは、チャールズ国王の戴冠祝いに付けたのかもしれません。

車いすのイヌについて、ストックポート日報に以前にも書きました。他にも3~4回見かけたことがあります。近頃は珍しくないのかもしれません。

意外に思われるかもしれませんが、英国では体が不自由になったイヌやネコを獣医師の手で安楽死させるのが珍しくありません。

生活が楽しめない、飼い主が世話をしきれない、苦痛やわずらわしさをイヌ本人が感じているようだと判断できたら専門家の意見も当然聞いたうえで、安楽死させるのが動物への思いやりだと考える人や獣医師がとても多いのです。(医療費やケアにかかるコストも考慮されます)

なおる見込みのない病気にかかった時の決断も、概して言えばとても早いですよ。苦しむ姿を見たくないというのが飼い主の本音です。

日本ではどんなに病気が重くても、できるだけの医療措置とケアを与えて、「この子といっしょに最後まで病気と闘う」のが普通だと聞いています。最後までお世話するのは日本では「後悔しないペットの最後の迎えさせ方」ですが英国では「苦痛を長引かせるのはかわいそうだ」という観点から賛成しない人が多いはずです。

病気のペットに関しては考え方はそれぞれですね。

私のうちでは家族同様のネコ計4匹に獣医師の診療台の上で安らかな死を迎えさせました。後悔はありません。

...と、重い話になってしまいましたが、病気ではなく苦痛を伴わない身体障害は今では全く別なのかもしれません。

音のしない車輪をコロコロひっぱりながら飼い主にどこへでもついていくこのドッグ、幸せそうです。

出来合いのイヌ用車いすの値段は60ポンドぐらいから。思ったよりずっと安いです。

こんな便利な製品を利用すれば、以前だったら安楽死させていたようなイヌにも生活を楽しませてやることができますね。...安楽死に対する考え方も少しずつ変わってきているのかもしれません。

 

昨日撮った写真です。7月の終わりに真冬のキルティング・コート(パッフィー・ジャケットとこちらでは言います)、にご注目。肌寒い日がまだ続きます。

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いくら見ても飽きたりない、バラエティが豊富な見かけの国外流出、秋田犬

2023年07月29日 08時00分00秒 | 英国のイヌ

ストックポートのタウンセンター(のはずれ)で見かけた秋田犬です!

 

ゴロンと寝そべる後ろ姿が秋田犬そのものだったので、声をかけてみました。

若いおばあちゃんとお母さんと、小さい女の子の庶民的な三人連れに、めすイヌの...名前は忘れました。

 

ちなみに、先週の話です。雨が降ったり止んだりの肌寒い日が続きます。おばあちゃんと女の子はナイロンのキルティングのコートを着ているのをお気づきになったかもしれません。(キルティングはさすがに暑いので、私は綿のコートで外出しています)

日本は暑いと聞いています。暑中お見舞い申し上げます。

 

...「アキーターでしょう?さわっていい?」と声をかけたら、とても喜んでくれました。

あれれ、よく見たら顔立ちがちょっと違う。

以前に何回か記事にした英国のアキータ(秋田犬)は、アメリカに持ち込まれて繁殖された、日本ではすでに絶滅した秋田犬の一種の子孫だとか。

現在、純血の秋田犬として日本で知られているものとは違う種類だそうです。それにしてもなんか違う。

 

ずいぶん前のストックポート日報の記事のリンクです☟

日本原産のアメリカ犬、生まれはイギリス、かわいい名前のおばあちゃん

 
 

中にみっしりと毛の生えた三角耳がたしかに秋田犬っぽいですね。

でも、日本の秋田犬って、もっと首がずんぐり、顔がむくむくしていますよね。

この横顔、どう見ても洋犬です。日本の秋田犬とも違うというアメリカで繁殖された「アメリカン・アキーター・イニュ(アメリカン秋田犬)」ともなんだか違う。

「たぶん、ジャーマン・シェパード(日本で言うシェパード)が入っていると思う」と飼い主一家は認めていました。納得です。

 

私と同年代だと思われるおばあちゃん(私より若いかもしれません)と話している間、私の膝にバサバサとあたるフワフワのシッポをそっと握らせてもらいました。嫌がりません。

正真正銘、ジャーマン・シェパードのシッポです。ブチ模様が徹底的に雑種くささを強調しています。

 

 

ストックポートの開発の記録をとっておこうとボロボロ店舗の写真を撮りました。

ちょっと前にわかれた秋田さん(たしか、人間の女子名ではなくいかにも子供が名付けたようなイヌっぽい名前でした)と飼い主がぐうぜん通りかかって写真におさまりました。

写真を見て気が付きました。シッポがちゃんと秋田犬らしく背中の上でくるりんと巻いている!

ちょっと巻きが緩いですね。

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やっと見つけたそれらしい見かけのジャック・ラッセル・テリア

2023年02月22日 09時10分00秒 | 英国のイヌ

ちょっと前に、ジャック・ラッセル・テリアとチワワとの混血犬のことを記事にしたその3日後に撮った写真です。

本物(っぽい見かけの)のジャック・ラッセル・テリアです!

その記事のリンクです☟

チワワとジャック・ラッセル・テリアが混ざった変わった見かけのおばあさんイヌ

「ジャック・ラッセル」らしいイヌの写真がやっと撮れました!

今まで、かつて撮った写真をストックポート日報に載せた「ジャック・ラッセル」は他のイヌの血が少し混ざっているのか耳の折れ具合や体全体のバランスがどうも微妙に…らしくなかったのです。

 

このミックが身じろぎもせずじーっと見つめている先には飼い主が買い物をしているらしいカード専門店があります。

 

飼い主に断りなく数枚、写真を撮りました。

 

飼い主が出てきた時のミックのはしゃぎようと言ったら、いじらしいぐらいでした。

飼い主に、写真を撮ったこととイヌについて書くブログに載せたいと言うと快諾してくれました。

このイヌもまた(!)12歳だそうです。高齢のイヌ特有の顔面の毛色の褪色が明らかです。言われてみれば目の中心がうっすらと白く濁って、もうほとんど見えていないということでした。

飼い主は、小さい広場のこちら側の外壁の雨どいにイヌをひき紐でつないで、5mほど離れた向こう側のカード屋で(たぶん)ヴァレンタインズデーのカードを買っていたのでしょう。(ヴァレンタインズデー前日でした)

じーっと顔をカード屋に向けていても見えていないはずです。おそらく匂いをかぎ分けて店の中にいる飼い主の姿を追っていたのでしょう。

買い物の間、店の外につながれて飼い主を待つ特に小さめのイヌを見ることはめったにありません。

以前にも書きましたが、人気の(少なくとも見かけが)純血のイヌが転売目的で盗まれる事件が後を絶たないそうです。身代金めあてにイヌを誘拐する事件も、そう多くはないのかもしれませんが、起きています。

イヌ連れ歓迎の高級目のカフェや店が増えているのはそのためです。

たしかにこのエリアは高級住宅街のはずれで、治安はよさそうですし...それにまあ、買い手がつかない明らかに高齢のイヌが盗まれる可能性はないだろうと思ったのかもしれません。

もともとは狩猟犬のジャック・ラッセル、連れていかれまい、と抵抗したらけっこう獰猛になるのかもしれません。

 

飼い主は20代の若い男性でした。

年齢層の差は明らかです。高齢のマックがすこしでも長生きして若い飼い主と少しでも長く一緒にすごせることを願っています。

 

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チワワとジャック・ラッセル・テリアが混ざった変わった見かけのおばあさんイヌ

2023年02月10日 07時18分33秒 | 英国のイヌ

ストックポートの町の中を歩いていたら見つけた座り姿が端正な雑種犬、エミリー。

なでさせてもらった時の上を見上げるうるんだような大きな目がチワワのようでした。

この写真の横顔もチワワっぽいでしょう?

もちろん毛並みも大きさもチワワとはかけ離れていますが。

寒そうに震えているところもチワワらしいです。私がみかけたチワワはいつも震えていた気がします。体が小さいと寒さの耐性も低いそうですね。しかし、このエミリーはそれほど小さくありません。

そう言えば、10年ぐらい前に確実に流行っていたはずのチワワをこの頃ぜんぜん見かけません。

若い女性たちが抱えるようにして下げていたエルメスのバッグ風のキャリア・ケースから小さな頭だけだして、それでもガクガク震えていたあのチワワたちはどうなっちゃったんでしょう?...天寿を全うして死んじゃってますよね。

エミリーを連れている年配の女性は飼い主のお友達だそうです。すぐ前の銀行で用事を済ませている飼い主をエミリーといっしょに外で待っていたようです。

エミリーは12歳、おばあさんイヌです。鼻のまわりと目の周りの毛の色が白くなっています。

 

やはりチワワ混だそうです。ジャックラッセル・テリアも混ざっているということです。

ああ、この耳、たしかにジャック・ラッセル・テリアです。

銀行から出てきた飼い主は、待っていた女性よりもかなり年上に見える白髪の高齢女性でした。

たぶん愛犬のエミリーと同じぐらいのお年なのでしょう。

 

連れていた女性によると、寒さに弱いので服を着せなければならないのに、絶対に着ないそうです。

うちの2匹のネコが首輪を絶対に受け付けない話をしましたが、エミリーがどの程度、服を着せられるのに抵抗したのかは聞けずじまいでした。(飼い主ではないので知らなかったのかもしれません)

 

立ち姿がジャック・ラッセル・テリアよりもむしろチワワみたいですね。脚も長いですし。チワワにしては大きすぎるし他の犬種も何か混ざっているかもしれません。

銀行から出てきた飼い主は私が「とてもいいイヌですね」と言ったら本当に喜んでくれました。

エミリーも飼い主もどっちも長生きしてほしい!

犬種ガイドのウェッブサイトから勝手に写真を借りた、いかにも寒そうな短毛のチワワと...

ジャックラッセル・テリアの写真です。

ジャックラッセル・テリアはよく見かけるのですが、ストックポート日報で以前に何回か取り上げた「飼い主申告」ジャックラッセル・テリアはどうも他の犬種が混ざっている疑いが濃く、写真を転用するのがはばかられました。

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出来立てのほやほや犬種、それでも由緒のありそうな犬種名のなんだかちょっとうさん臭い出自のかわいいツブレ顔イヌ!

2022年12月30日 07時11分53秒 | 英国のイヌ

一昨日、近所の郵便局に郵便物を出しに行った道々会った...

オールド・イングリッシュ・ブルドッグ Olde English bulldog のルーナ。生後6か月の仔犬だそうです。かわいい!!(英語の綴りがパブの名前みたいに古風です。例;Ye Olde English Oak)

え、オールド・イングリッシュ・ブルドッグ!?

ずいぶん前に、オールド・アメリカン・ブルドッグ Old American bulldog についてストックポート日報で記事にしました。その時ちょっと調べたら出てきた、「オールド・イングリッシュ・ブルドッグ」という名前に記憶がありました。

知識のおさらいです。えーっと、イングランドで昔、雄牛と闘わせるために作り出されたブルドッグは、その野蛮な「スポーツ」が禁止された後も改良が進んでつぶれた顔、平べったい体、ダブダブの皮膚、ガニガニした脚をもつ現在のような特異な見かけのイングリッシュ・ブルドッグという犬種として定着したのでした。

 

しかし、番犬として役に立ちそうな改良前の原始的なブルドッグ(オールド・イングリッシュ・ブルドッグ)は17世紀に正教徒といっしょにアメリカ大陸に渡りました。

そこで極端な改良を免れて本来の姿にかなり近い犬種として残ったのがオールド・アメリカン・ブルドッグ だということでした。

その時の記事のリンクです☟☟☟。

イングリッシュ・ブルドッグの原種!ブラモールにいたお行儀の悪いアメリカン・ブルドッグ

うちの近所で見かけたオールド・アメリカン・ブルドッグの写真が載っています。

やたらに大きくてビックリです。ルーナもそれぐらい大きくなるようです!!

あれ、オールド・アメリカン・ブルドッグについて調べた知識によるとオールド・イングリッシュ・ブルドッグって、絶滅したんじゃなかったっけ?...そうそう、絶滅していました。

で、このオールド・イングリッシュ・ブルドッグというのは、アメリカ合衆国で1970年代から一個人が趣味で作りだした、合衆国原産の新犬種だということです!

現存のオールド・アメリカン・ブルドッグをもとに、より古い、清教徒といっしょにアメリカにわたる前のイングランドにいた時の姿を再現しようと作り出された復刻版犬種のようです。

ちなみに、英国ではいまだ未認定、アメリカ合衆国のケネル・クラブに登録されたのが2014年だという出来立てのほやほやの犬種でした。

 

たぶん...このルーナは純粋ではないように思います。ちょっと前にストックポート日報に載せたブルドッグのフランクにやたら毛色が似ています!

「公家眉」まであるし、ロットワイラ―まじり?ただのイングリッシュ・ブルドッグとロットワイラ―の掛け合わせなんじゃないの...?と疑いたくなります。

英国では、というか日本以外の国ではいわゆる紙に書かれた「血統書」がついてくる純血犬って本当に珍しいようですよ。飼い主がそう言われて買い取ってそう信じているのならそれでいいように思います。

飼い主親子(ショップモビールに乗った年配のお母さんと、ルーナのひきつなを持った40代ぐらいの女性)は、またまた例によってこの手の闘犬系、悲しい顔の犬種を好む典型的な労働者階級風でしたよ。

ルーナは気立てのいい、フレンドリーなイヌでした。

ゆっくり移動するショップモビールの速度に合わせてゆっくり歩くようにしつけられていましたが、たまに気があせってか(まだ子犬ですし)前脚を宙に浮かせるようにして駆け出し態勢になることが数度ありました。そのたびに飼い主親子にたしなめられて態度を改めていましたよ。

写真を撮らせてもらって、少しおしゃべりした後、ノロノロすすむ飼い主母子と名残惜しそうにしてくれるルーナと別れ、速足で郵便局に向かった私ですが、立ち寄った店から出てきたところでルーナたちに追いつかれました。

飼い主・娘は私と入れ違いに私が出てきた店に入り、ショップモビールの飼い主・母とルーナは外で待っていることに。

落ち着かせるためにひきつなを短くして、ショップモビールに乗るように命令されたルーナはびっくりするほど聞き分けがよく、素直に飼い主・母の脚の間におさまりました。

純粋のオールド・イングリッシュ・ブルドッグだったとしても、ロットワイラ―混だったとしても、大きな闘犬系に育ったルーナを今、聞き分けのよいしつけの行き届いたイヌに育てるのはとても重要なことなのをよくわかっている飼い主です。

この獰猛そうな見かけの犬種をコントロールできなくなったらおおごとです。

ちなみに...オンラインサイトでオールド・イングリッシュ・ブルドッグの仔犬は700ポンドから2、000ポンドで販売されています。たっか~い(2,000ポンドは32万1千円ぐらいですね..)!

この人たちが本物を買ったとはどうしても思えません。どこで手に入れたか聞けばよかった、私も欲しいからとか言って...!

ショップモビールの写真を見たら、ルーナはどう見てもロットワイラ―の仔犬にしか見えないんですけど。

ウィッキぺーディアから勝手に転載したこれが本物のオールド・イングリッシュ・ブルドッグ☟

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ロットワイラーの衣を借るイングリッシュ・ブルドッグ、ふてぶてしく愛嬌たっぷりの見かけによらず、こわがり!

2022年12月23日 08時00分00秒 | 英国のイヌ

マンチェスターで通りがかりに見かけて写真を撮らせてもらった...

イングリッシュ・ブルドッグの、フランク。

イングリッシュ・ブルドッグの、ストックポート日報 イギリスの犬 カテゴリー への登場回数は非常に多いです。私が大好きなものですから。

悲しそうな潰れ顔、だぶついた皮膚に安定したどっしり体形、ガニガニした後肢にチューブから絞り出したようなシッポ....すべて私の好みです。

よく見かけるようになったのはほんの5~6年のような気がします。

同じく哀愁漂うツブレ顔つぶらな瞳系の、飼いやすそうな小型版の lap dog (膝のりイヌ)、パグやフレンチブルドッグの長く続く人気から本家本元ツブレ顔のイングリッシュ・ブルドックへの興味が高まっていったのではないか...と全く勝手に想像してみたのですが。(パグの人気は少し下降気味のようですが)

フランクの色合いはかなり個性的です。

 

毛色だけ、ほら...

ドイツ原産の軍用犬、ロットワイラーそのものです。(犬種案内のウェッブサイトから勝手に借りた写真です)

フランクにもイングリッシュ・ブルドッグらしくない、「公家眉」まである。

たぶん、純粋のイングリッシュ・ブルドッグではないのでしょうね。立派なイングリッシュ・ブルドッグ体型ですが。

マンガに出てくる猛犬のように下の歯を出しっぱなしのフランクは実は怖がりだそうで、撫でさせてもらえませんでした。

飼い主が「なでていいよ」と言ってくれたので手を出して近づくと、あいかわらずの歯を出したままの「マンガのイヌの威嚇顔」でジリジリと後ずさりして、飼い主の脚の後ろに隠れてしまいました。「やっぱりダメだ、知らない人はなでない方がいいらしい」と言われました。

もしかして...虐待でもされて保護された「レスキュー・ドッグ(新しい飼い主を探す施設出身のイヌ)」だったりして...?

 

 

 

 

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日本ではおなじみの懐かしい靴のブランドのマスコット犬、刑事コロンボも飼っている!

2022年07月21日 07時00分00秒 | 英国のイヌ

長いイヌ!

背は低くても、なかなかのボリュームです。

フランス原産のバセット・ハウンドを2匹も連れている男性を見かけました。

「バセット・ハウンドでしょう?」と声をかけたら、「そう、ハッシュ・パピー」という返事が返ってきました。

そうそう、アメリカのカジュアルシューズブランドの有名なマスコットだったのでした。

ハッシュパピーのスエードのモカシンは私が日本にいた頃、ファッショナブルでした。日本のデパートにはハッシュパピーの靴売り場がたいていあったと思います。

そういえば英国ではあまり名前をきかないような...?

検索してみたら、英国マーケットの大きなオンライン・ショッピングサイトにヒットしました。

かつての憧れのアメリカンカジュアルとはちょっと趣がちがった、今では年配の人向きの上品なカジュアルブランドとして知られているみたいでした。

「アメリカ合衆国ではバセット・ハウンドのことをハッシュ・パピー・ドッグとよぶこともある」と書かれているのも見つけました。

ハッシュ・パピー、若い人は知らないのかもしれません。私と同年配の、しかもバセット・ハウンドを飼っているこの男性は知っていました!

 

そして、かなりマニア向きのトピック、「刑事コロンボも飼っているのよね」にも「そうそう!」と反応してくれました。さすがに飼い主です。

毎週日曜日に、ここ10年もの間ずっとアメリカのテレビ番組が無料で見られるチャンネルで「刑事コロンボ Colombo」を早朝から深夜までダラダラ放送し続けています。各エピソードの放送順は完全にめっちゃくちゃ、しかも同じエピソードを何度も何度も放送します...ヒマだと座ってボーっと見てしまう私です。

コロンボの飼っているバセット・ハウンドはダレイヌです。名前がなく、「ドッグ」とよばれています。

 

ハッテイ、生後11カ月。

 

ヘイドン、これは驚きの高齢の12歳だそうです。

恋人同士でも兄妹でもなく、仲の良い同居人どうしだそうですが、大きくて手のかかりそうなイヌ2匹をいちどに飼っている理由が、2匹の年齢を聞いて何となくわかりました。

そう遠くない先に、ヘイドンがいなくなっちゃった後に、まだかわいい盛りのハッティーがいる...

転ばぬ先のアトガマの犬...としてハッティを最近むかえたみたいですね。

 

目のふちが結膜炎のように赤いのはこの犬種の特徴だそうです。

ヨボヨボした歩き方にダブダブの皮膚...パグやブルドッグのように、人間が品種改良によって作り上げた不自然な体つきのために健康が犠牲になっている可能性もじゅうぶんあります。

それでもヘイドンはじゅうぶん長生きして、楽しい生活を送っているようではありませんか。

 

上から見ると胴体がナメクジのように、しなやかにヌルヌル、グネグネ動きます。

 

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イヌ連れにはありがたい、イヌを飼っていないイヌ好きには眼福、高級住宅地のイヌ歓迎パブ

2022年07月04日 07時00分47秒 | 英国のイヌ

今日の話題はイヌです。

シティ・オブ・マンチェスターと境界を接したストックポートの美しい住宅街ヒートン・ムーア Heaton Moor のメインストリートにある、イヌ連れ大歓迎のパブです。

プロ― The Plough (ウマで引く鋤)という昔からあるパブのようです。

昨日(日曜日)そばにある教会のホールで、友人がアート作品を売るイベントに店を出していたので、応援がてら夫と見に行った帰りに寄りました。

私たちが買ったドリンクをもって座った入り口わきの皮のソファ(一番最初の写真)のとなりには3匹のイヌ連れグループがいました。

2匹のシーツーの飼い主の女性と、フレンチブルドッグのリオの飼い主の男性と、犬を連れていない女性1人が背の高いテーブルについていました。

どうやら、フレンチブルドッグのリオの飼い主は、このパブの経営者らしい女性とご夫婦(あるいは未婚のカップル)のようでした。(ややこしい!)

パブの経営者らしい女性はリオのことを、写真を撮る許可を男性に求めた私に「自分の飼い犬だ」と言っていましたから。

休日に、奥さんの職場であるパブにイヌ連れでお友達と一緒に飲みに来たみたいでした。

バー(飲み物をサーブするカウンター)の端の「お犬様バー Doggy Bar 」には常連客の同伴イヌのポラロイド写真とともにリオの肖像画(あるいは単によく似たフレンチブルドッグのイラスト)がかかっていました。

犬3匹のそばに座りたくて、ゆったりした皮のソファーに座った私たちです。

名前を聞くのを忘れたシーツ―2匹はよそのテーブルのことなどお構いなしですが、フレンチ・ブルドッグのリオがつぶらな目でじっと見つめ続けていたのは....

私たちが注文した揚げたてのチップス(ポテト・フライ)です。

高級住宅街にある、よくあるオシャレな内装の昔ながらのパブ、さすがの高級感です。

イヌ用のビスケットが自由にとれるようになっているし、間取りもゆったりしています。

ここでしか飲めないというハウス・エールが気に入った夫は3杯も飲みました。値段は言いたくないと言われ追及しませんでしたが、高かったそうです。

私が値段を知らずに注文した、これまたどこにでも売られているわけではない、たっぷりのチェリー果汁をくわえたというミネラルウォーター(思わず写真を撮ったかわいい缶入り)の値段は教えてもらえました。5ポンド(818円)!

私たちが座ったソファー席と、入り口をはさんで並んだ小さなテーブル席の客は小さくてすらっとした黒っぽいイヌを連れていました。

私はひそかに「カメレオン犬」と名付けました。

ものの見事に、背景の黒い暖炉に同化しています。ご丁寧にもキャラメル色の足先は床の色に同化しているしどこにイヌがいるのかわからないでしょう?(あ、わかるか...)

この犬種不明の落ち着いたイヌは反対側のシーツー、フレンチブルドッグトリオと違って、一人ぼっち。じっとしているのに完全に飽きちゃっているようでした。音無しで生中継放映されているウィンブルドンテニス選手権にも興味なさそうでしたし、やはり私たちの動きを目で追っていました。

 

イヌ連れ歓迎の、おしゃれで高給取りの比較的若い層の住民が住む高級住宅街の地元パブ、犬の散歩がてらフラッと入れる人気スポットみたいですね。

お手洗いに行く途中に見てきた、奥の食事スペースにもプードル混の小型犬とポメラニアンがおとなしく床に寝そべっていました。

商売繁盛でけっこうなことです。もちろんイヌがきらいな人はイヌだらけの飲食店には入らないでしょうけど、イヌを飼っている住民の割合が高いことなどを充分にリサーチしたうえでの方針決定だと思います。

中流階級層に人気がありそうな小型犬を、イヌ連れ入店禁止の店の外につないでおけば、盗まれることがとても多いと言います。盗んで売り飛ばすだけではなく、身代金を要求するという悪質な犯罪もあるそうですし、いっしょに入れるパブは需要大でしょう。

(身代金要求があれば、イヌの窃盗ではなく営利誘拐ですよね)

好奇心旺盛のカメレオン犬は私たちが店を出る時にひき紐がのびるギリギリまででてきて見送ってくれました。

さすがの保護色もドア・マットに同化するのは無理のようです。

黒い横顔に、キャラメル色の「だるまさんのヒゲ」のような、あるいはスポーツ・シューズメーカー、Nike のロゴの翼マークがあるイヌです!

この正面写真ではわかりませんよね。このイヌの写真は飼い主に断らずに撮りました。

夫の飲酒運転を気にかけている方がいそうですので、私が運転して帰ったことを言い添えておきます。

 

 

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大胆なずり落ちパンツ柄と後ろ脚投げ出しポーズがキマッたおなじみのスタッフィー。

2022年06月21日 06時23分22秒 | 英国のイヌ

昨日はまた一転、晴天でした。

気温は日中23℃前後、暑くはなく、快適でした。

おなじみのストックポート・タウンセンターのオールド・タウンOld Town、景観保存地域のリトル・アンダー・バンク Little Underbank です。

カフェもチッピー(フィッシュ&チップス・レストラン)も閉まっている月曜日の午後、人通りもなく閑散としていました。

夫がグレーター・マンチェスター内をバスと電車を無料で乗り放題できる年齢になったので、パスカード申請の手続きにストックポートに来たのです。

最近新装開店した、ビストロ、カフェのウィンターズ Winter's に入ってみたくてリトル・アンダーバンクまでやってきたのでした。残念、ここも休業でした。

最初の写真の、古い時計がつきだしている建物が19世紀の時計工房だったウィンターズです。

今日の話題はストックポートの名物建築ではなく、イヌ!

大胆に後ろ脚を投げ出して腹ばいになるスタッフォードシャー・ブルテリア Stafford bull terrier のメスイヌ (名前を聞くのを忘れました!)。

スタッフォードシャーブルテリアはスタッフィーとよばれ、親しまれている実によく見かける庶民的な犬種です。

ガニガニした肢体と憂い顔が私の好みです。

地についていない頭のかわりにシッポを数に入れると五体投地ですね。

ずり下がった黒いパンツをはいているような大胆で斬新な柄!

側面に配置したブチも気が利いています。

とにかく黒白の配分が絶妙です!

 

本日休業のカフェとチッピーの外の、たった1卓のテーブルでお茶を飲んでいる飼い主の女性たちのことが帰宅してこの写真を見て気になりだしました。

そういえば、たしか道路の反対側にもカフェがあったと思います。営業していたようですね。

そしておそらく、外で飲食をするこのイヌ連れの女性客2人は日の当たる道路の向こう側に座りたいと主張したため(道路の向こう側のカフェやチッピー、ビストロは軒並み休みですし)、カフェもターブルと椅子を移動することを快諾した...というような事情だと思われます。

まぶしさに目をしばしばさせながらも太陽に向かって座ってお茶を飲みたい英国人のサガですね。

前述の、新装オープンしたビストロ・カフェ、ウィンターズのからくり時計です。(別の日に撮った写真です)

1時間に1回、騎兵と天使、水平の3人が鐘を鳴らす19世紀のからくり時計がロックダウンの期間に修復完了。

19世紀の時計工房が廃業して以来このたてものは1970年代からパブとして利用されてきました。そのパブも5~6年前に閉店しました。

名物のからくり時計は故障して30年来そのまま放置されてきたようです。

私もまだ鐘の音を聞いたことがありません。

 

 

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話題はボリス!言わずにはいられない嘘つきボリス、やめないしぶとい恥知らず。写真はかわいいイヌ尽くし

2022年06月08日 08時00分00秒 | 英国のイヌ

プラチナ・ジュビリー Platinum Jubilee のお祭り騒ぎは週末とともに終わりました。

国旗のバンティングなどのお祭り気分盛り上げ飾りは まだたいてい残っています。

10ダウニング・ストリート(首相官邸)では昨日火曜日に取り下ろしていたようです。

今日の写真はジュビリー・ウィークエンドの先週、金曜日に立ち寄った近所の屋外ジュビリー・パーティの(せっかく撮ったので、お目にかけずにはいられない)イヌ尽くし!!

イヌのいる風景をただ漠然と並べてみます。カテゴリーは、迷ったのですが「イギリスの犬」!

そして話題は、全く関係のないボリス・ウソつき・恥知らず・規則破り・ジョンソン首相の信任投票

浮かれ切った4日間がおわり世の中が現実に戻った週明けの月曜日のトップニュースは、首相不信任決議投票 Vote of  No-Confidence !

お祭り騒ぎのあいだは話題に上がらなかった嘘つきボリスのパーティ・ゲート事件です;

コロナウィルスの感染拡大を防ぐための厳格な行動規制が敷かれていた、2年にわたるロックダウン期間中に嘘つきボリスの自宅でもある公邸10ダウニング・ストリート(ととなり)で少なくとも15回大掛かりな飲み会、パーティが開かれていたことが明らかになっています。すべての飲み会、パーティに通り名がついています。「ワイン&チーズパーティ」や「クリスマス・クイズ大会」など。

ボリスがすべての会に出席していたわけではありませんが、自宅のある建物内で部下である議員、閣僚や職員による飲み食いのあつまりをすべて容認していたはずです。

警察が取り締まるべき規則違反です。刑罰(おもに罰金)も適応されます。

もちろん年末あたりからの大きな話題で、ボリスへの憤激が高まっています

議会で追及され否認、バレたら仕事の集まりだったと苦しい言い訳、違反だったとは気が付かなかったと自分たちで制定した法律を理解していないというバカさを露呈する墓穴掘り、警察の捜査が入り、罰金刑を喰らってやっと議会で謝罪、罰金を払った軽犯罪者が「もう忘れて次に進もう!」とどの口で言う....!?!?

さすがに身内の保守党議員のうちの恥を知る人たちまでも声を上げ始め、ボリスおろしが画策され始めました。

日本と違って、強力政党が保守党ふくめてたったの2党のイギリスです。国民の憤激に知らんぷりを決め込んで、不道徳な党首をそのまますげておけば次の選挙で第二政党の労働党に政権交代なんてことになりかねません。

っていうのか、ボリスとグルと認識されて自分が議席を失うのもイヤでしょうしね。

「信任投票(首相を辞めさせるかどうか決定する与党内での秘密投票)」の開催を請願する手紙を投票審査機関、1922comittee に送りつけた与党保守党下院議員が、全体の15%に達しました...週末明けに開催決定!

投票は午後の4時から。

重要なサッカーの試合やジュビリーなどお祭り行事の中継が始まる前、期待盛り上げ(時間つぶし)に、解説者のトークや準備風景などをダラダラ放送する「ビルド・アップ build-up」という時間がありますね。

月曜日のニュース・チャンネルは1日中そんな感じでした。

政治解説委員が一日中、投票結果予測をしゃべりっぱなし。保守党優勢の選挙区での道行く有権者へのインタビューも繰り返し放送されていました。

ボリス選出の選挙区(アックスブリッジ&サウス・リスリップ)でもボリス支持有権者とボリスに幻滅有権者を探し出してそれぞれ意見を聞いていました。

...と言っても、(話がそれますが)英国では日本みたいに「街頭インタビュー」で何でもかんでも誰彼かまわず一般人の意見を聞くということはほんとうにないように思います。

今回は意外にも多くの一般の人たちの意見が放送されていました。それでもたしかにインタビュー場所は「街頭」なのですが、前もって聞き合わせでもしていたのか、保守党に投票する、しない、ボリスに幻滅、いや、まだリーダーとして評価する、夫婦親子で意見が分かれる...などなどなどインタビューする価値のある、言うべきことのある人ばかり選ばれて質問されていたようでした。そのためか皆、はきはきと要領よく質問に答えていたように見えました。

ボリスや閣僚、一部の保守党議員の傲慢ぶりやなさけないパーティでの羽目の外しっぷりの報道が繰り返されていた時によく聞かされた「ロックダウンで家族の死に目に会えなかった、まともなお葬式も出せなかった」といった感情的な発言をする人たちが今回はほとんどいませんでした。

今回言及すべきは、「リーダシップ」や「実行力」など政治家にとって重要な資質だったはずです。

 

結果は、日本でもご存知のように信任(ボリスは首相を続けてよし)が58%(359人中211人)、不信任(ボリス辞めろ)が41%(148人)。

不信任が過半数に満たなかったボリスが生き残って首相を続けられることになりました。

「戦争やらインフレ、医療危機...やらなきゃいけないことがいっぱいです!過去のことはさあ、忘れよう」まだ言ってるギリギリ首がつながったボリス。

いやいやいや、身内の148人にも背かれたってすごいみじめなことですよ。

打撃!解説者もみんなそう言っています。

リーダーとしての資質なし、が証明されました。党内が分断してそのうち解散に追い込まれるでしょう、ボリスのせいで。

ただ、不思議なことにまだ人気があるんですよね、ボリス。

ドナルド・トランプ元合衆国大統領にも通じる、理性を超えたカリスマ的な魅力がたしかにあるようなのです。ポピュリズム(大衆に迎合する能力)っていうのはこういうことなのか...?と納得してしまうような。

「憎めないヤツ」の自己演出が上手な狡猾なボリス。

本人はどこの職場や学校などにもいそうな何をしても苦笑いで許されちゃう得している人のつもりなのかもしれません。

職場や学校にいるこういう人はみのがしてもいいのかもしれませんが、首相はダメです!議会で繰り返しウソをつく人に国政は絶対に任せられません。

 

信任投票した人は、ボリスが誠実であるかどうかより、「憎めないヤツ」の魅力が褪せずに一定数の国民の気持ちをいまだに握っていることを考慮しないわけにはいかなかったのではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。

ウェストミンスター寺院でのジュビリー礼拝に入場するためにクルマから降り立ったジョンソン夫妻が見物客からいっせいにブーイングを受けたシーンを生中継で見ました。

今回のニュースのつなぎにその映像がたびたび繰り返して放映されました。いい気味です。

ボリス、本当にヤメろ!恥を知れ。

...ボリス辞めろ!/辞めないで!の2極論は、もしかしたら分断する英国の一面の表れなのかもしれません。

合衆国のトランプ好き!/キライ!のような...。

年末から折に触れてちょぼちょぼと書いてきたパーティ・ゲートの記事のリンクです☟もっとあるのですが(!)とりあえず時系列にかなっているもののリンクを貼りました☟☟私もしつこいですね...

年末の狂騒。いよいよ本格化するオミクロンの蔓延、壮大なブースター・ジャブ推進政策と変異株の競争(あぁ、うんざり...)

パンデミックの終焉か?まだまだ油断は禁物の感染者数が膨大な英国の、恥知らず嘘つき首相の追及は痛快

癪に障る嘘つき首相の進退やいかに。ウソをつき言い訳をして首相の座にしがみつく国辱ボリス・ジョンソン首相

どうやら終盤に入ったらしい、コロナウィルスによる感染症のパンデミック、それでも多い感染者…写真はネコ!

暴風が吹き荒れた後も可憐に咲くクロッカスとパンデミックが終わったことにしたいらしいボリスの画策...社会が正常に戻りつつある?

欧州で戦争が続行中、もう話題にも上がらない英国のコロナ!どこにも消えていない、それでも吹き飛ぶ緊張感

花尽くし、ふたたび。重たげに丸く花をつける華美なサクラと退屈に過ごしたイースターの4連休(まだ続く)

1本の木に別の花2種類が咲くナゾのフージョンツリー、若木を発見!家のそば(他、嘘つき首相の謝罪)

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奇怪、不気味、毛の生えていない薄くて熱い皮膚!日本でも人気らしい純血種とは全然違うずんぐりむっくりチャイニーズ・クレステッド・ドッグ

2022年05月15日 05時52分38秒 | 英国のイヌ

毎週土曜日に、ボランティアとしてお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam のあるブラモール・ビレッジ Bramhall Village の商店街で見かけた...

強烈な見かけのイヌ!

皮膚の質感もシッポもまるで「ブタ」ですが、これはイヌ!

チャイニーズ・クレステッド・ドッグ Chines crested dog のヘクター、3歳です。

(なぜかヘクターという名前のイヌをよく見かけます)

ガサガサしてぶ厚くゴワゴワした毛がまばらに生えているブタの皮膚と違ってヘクターの皮膚は薄くてなめらか、全身つるっつるです。

頭と顔の一部にホワホワした毛がまばらにはえているのと...なぜか足にもモコモコ毛が生えているところが何とも謎めいて...不気味です。

クレストはニワトリなどの「トサカ」、クレステッドは「トサカの生えた」という意味です。

皮膚はさわると暖かく、というより熱いです。本人は見ての通り寒さに弱く真夏以外、全身を覆うウォンツィー(長そで、長ズボンのツナギのメリヤス下着)のセーターを着て過ごすそうです。冬にはヘクターのために暖房をつけ続けているとか。

今年初めての全裸での外出だそうです!!

イヌ特有の体臭が一切ありません。

自分のイヌへの関心がうれしいらしい親し気な飼い主の女性は「中国のイヌよ、知らなかったの?」といろいろ質問した私に言いました。私のことをたぶん中国人だと思ったのでしょう(またか...何も言われなかったので今回はそっちの話題にはそれませんでしたが)

写真を撮るためにこっちを向いてほしくて「ヘクター!」と声をかけてもけだるそうに無視されました。

飼い主に「ソーセージと言ってみて、反応があるから」と言われ、試してみたらバッチリ効き目がありました。ソーセージは見た目通りのあだ名でしょうか(ひどーい)、それとも好物の名前を言って気をひくテでしょうか。どっちだか確認するのを怠りました。

実は6年前に一度チャイニーズ・クレステッド・ドッグを、しかも2匹も(!)いっしょに見かけて奇怪さに驚愕して記事にしています。

奇怪!全身毛なし、弁髪あり、チャイニーズ・クレステッド

それ以来ですね、見かけたのは。

日焼けするそうです!皮膚のテンテンはそばかすだそうです!秋冬になると日焼けは引いてピンクのなまっちろい肌色に戻るそうです!

カタカナで検索してみたらチャイニーズ・クレステッドに関するオンライン記事がとてもたくさん見つかりました。

日本語の犬種ガイド、飼い方、ブリーダー紹介などに写真が載っているチャイニーズ・クレステッド・ドッグにはすべて頭髪のようなしっかりとしたまとまった毛が顔の横にたれているし足やシッポもフサフサした毛におおわれてちっとも奇怪ではありません。

白髪のおじいさんのように目の上で毛を刈り揃えたトリミング法もあるようですね。

毛のないつるんとした身体もすらっとしていて、優雅で美しい犬種であることが強調されているではありませんかっ?!

上にリンクを貼った記事に出てくるフランクもメイジーも、ヘクターと同様「ぎょっ」とさせる強烈な見た目です。もしかしたら純血ではない?

ええ、まあ英語で検索しても「優雅で美しい系」チャイニーズ・クレステッドと「ヘクターのようなずんぐりむっくりハゲちょろりん系」チャイニーズ・クレステッドの両方の写真が見られましたが。

ああ...これはきれい!(英語で検索して見つけた写真です)

「ドッグショー出場犬の上の写真のようなチャイニーズ・クレステッド・ドッグとヘクターみたいなチャイニーズ・クレステッド・ドッグ...

...のどちらかを選んで飼え!」と、もしも言われたらヘクターみたいな親しみのある方を迷わずに選びますね、私は!

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また行った、マンチェスター、帰りの電車で乗り合わせた笑う犬の隠し撮り...

2022年04月28日 06時57分32秒 | 英国のイヌ

マンチェスターに昨日また、行きました。前回のジャックラッセルテリアの記事の時とは別です。

前回、入り口ホールの写真を撮って、新館をちらっと見ただけのマンチェスター・アート・ギャラリーを夫と二人でゆっくり訪れたくなったからなのですが...

かえりの電車のとなりの車両に、カップルと1席わがもの顔に占領するポメラニアンを見かけて隠し撮りです。

英国ではイヌも電車に乗れます(あ、もうご存知ですね)

バスに乗るイヌは何度も写真に撮ってストックポート日報に載せているのですが。

 

約20分間ほとんどの間、私のほうをじっと見て長い舌をユラユラさせながら笑顔を向けてくれていました。

私たちのおりた駅の一駅手前で、抱き上げた男性の肩越しに私を見つめながら大口を開けて笑っておりていきました。

笑顔の余韻はいつまでも残りました。もちろん夫はイヌは笑わない、あれは笑顔じゃないときっぱり言い切っていましたが。

嬉しくなったのですから「笑顔を向けられた」ということにしておいていいでしょう?

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