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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

地域限定、駄洒落店名

2015年06月30日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
デヴォンスポート Davensport


うちの近所の住宅地の商店街、デヴォンポートDavenport にあるスポーツ衣料店。

学校や地域のチームのスポーツユニフォーム専門です。

地域に密着したなかなかの店名。

こちらはちょっと地域を拡大、ストックスポート Stocksport


ストックポート Stockport を縦断する大通り、A6沿いのスポーツ衣料店。

この日はしまってました。

この命名パターン、port で終わる地名の場所のスポーツ用品店なら他でも使ってそうです。

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ボリントンの勇敢ネコ、うちの有閑ネコ ・

2015年06月29日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
「ピークディストリクトのカースルトン その3」をお送りする予定でしたが、不手際で明日に先送りします。
ごめんなさい。

今日の話題は命知らずなネコ。
ネコは字が読めません。


「死の危険 近寄るな」と書いてある電気の変圧所の上でくつろぐネコ。
ボリントンのまちなかで撮りました。

お花がきれいだったのでうちの前庭の写真を撮ったら、ホレイシオが勝手にはいっちゃいました。




今は亡きマーマデュークの土下座写真にクリック、きょうもおねがいします。


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ピークディストリクトの蜜の壷、カースルトン その2

2015年06月28日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
ピークディストリクトの有名な町、カースルトン Castleton、きのうの続きです。


自然のなかの静かな孤立した集落が自然発生的に観光客の注目を集め、ビジター・センター(観光案内所)、駐車場、みやげ物屋、飲食店、公衆便所など観光地に必要な設備が少しずつ設置されていく現象、あるいはその場所を英語の観光専門用語で「ハニーポット・ビレッジ honeypot village 」というそうです。

日本語の訳語は知りません。というよりその概念がないのでは?
直訳は「蜜の壺集落」・・・?


地域の観光局はハニーポット化した場所に集中的に資金を投資して観光化を促進、観光客の需要を満足させることにつとめます。
人が集まるところを意図的に用意して、観光産業を効率よく発展させるんですね。

そうすることによって周辺の豊かな自然を手付かずで保存する、景観を俗化から守る、農業など昔からの産業を観光化の悪影響から守る役割が果たされます。


古城と公開している洞窟が4つあるカースルトン Castletonピーク・ディストリクト国立公園 Peak District National Park の代表的なハニーポット・ヴィレッジのひとつです。


等身大のピンクパンサーが招き猫代わりのキッチュなガラクタ屋があります。


私が必ず立ち寄る心和むスポットです。

今回、むいたバナナの形の柄のついた、とんでもなく下品なスプーンを買いました。ここで買い物したのは実は初めてでした。(夫はすごくいやな顔をしました)

集落の裏の丘へ上がる小道に出ると、観光地の印象は一変!

自然のままの切り立った崖と、草を食むヒツジと、中世からかわらない光景が広がります。



今回、楽な周辺ウォーキングをすることに決めた私たちと同様、村を離れて、ちょっとぶらっとするつもりの観光客がちらほら。

看板、ゴミ箱はもちろん、ウォーキング・ルートの説明看板すらない、「ハニーポット・ヴィレッジ」からたったの徒歩10分とは思えない景観です。


続きはあした。

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ピークディストリクトの古城のある小さな町、カースルトン その1

2015年06月27日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
ピークディストリクト国立公園 Peak District National Park を毎週歩くことにしています。

今週はピークディストリクトの大人気観光スポットの古い美しい村、カースルトン Castleton を拠点に周りの丘をぐるっと、ぶらつくことにしました。

このあたりはカースルトンに入る直前の丘の頂上です。


道路脇に車をとめて下りられる最後の地点です。

これから先は、ごつごつ切り立った緑の崖の間をくねくねと縫うように走る、カースルトンの村に下りる急な狭い坂道なのです。
素晴らしい景観の真っ只中をゆっくりとクルマで降りていきます。。

車の窓を開けて写真を撮ってみました。


下に見えてきたのがカースルトンのはずれの「洞窟ツアー」の駐車場です。


カースルトンは、学生時代に私が最初に行ったピークディストリクトの村です。

20年以上前、マンチェスターから1人で電車で来てイーデル Edale のユースホステルに泊まりました。
同室は全員、イスラエルの女性兵士でした!

イスラエルでは女性にも兵役の義務があります。
年に数回訓練のために派遣されるヨーロッパで休暇が取れるのが楽しみなのだそうです。
イギリスだったらピークディストリクトがいちばんの人気ですって!

話がはずんだそのうちの2人のハイキングにちゃっかり同行させてもらって、いっしょに丘を越えてやって来たのがカースルトンでした。

以後、学生時代はひとりで、あるいは友達と何回も来ています。


ピークディストリクトマニアの夫ともちょっとぶらつくのに車で30分と手近で、しょっちゅう子供連れで 来ています。

夫のお気に入りの古ガラス器店です。


カースルトンは長短、難易、とりまぜた実にさまざまなハイキングコースの出発点でもあります。

4箇所もの(!!)有料でツアー公開している洞窟があります。
神秘的な鍾乳洞めぐり、地下水が深くたまった水路をボートで行くツアーなど、どれも子供にも大人にも大うけです。(私はすべて2回以上行っています)

名産のブルージョン bluejhon という青く玉虫色に輝く半貴石の生産地です。
洞窟のいくつかは採掘鉱でもあります。

村の集落のすぐ後ろにある鍾乳洞の洞窟、ピーク・ケヴン Peak Cevern


奥のくぼみが入り口の上の部分です。

村の名前のもとになった12世紀の古城ぺヴリル・カースル Peveril Castle が丘の中腹に崩れかけて残っているのが村中どこからでも目に入ります。


16世紀の教会の回りに古いパブやハイキング用品店、みやげ物屋、ブルージョンの工芸品(アクセサリー)店、B&Bそれにティールームがそれぞれたくさんあります。


私が学生時代2回とまった、かつてユースホステルだった建物です。


ユースホステルは丘の向こう側に移転したようです。

残念、教会の写真がありません。

金曜の曇り日ですが、ビジターセンターのまわりの大駐車場には観光バスが7台もとまっていました。


続きはまたあした


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ヒルゲートの古いパブ2軒、子供の幽霊と赤い雄牛

2015年06月26日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺

ストックポート・タウンセンターのうら通りヒルゲート Hillgate 、古い街並みの残る景観保存地域です。

丘の上のほう、ハイヤーヒルゲート Higher Hillgate にある典型的な19世紀のパブ、スター&ガーターStar & Garter


スター&ガーターというのは、女王が儀式の時に着ける勲章のことです。パブ名としてよく使われます。
イギリスのパブにはおなじみの、絵の看板があればわかりやすいのですが、ここは下がってませんね。

古い建物の多いストックポート・タウンセンターにいくつかある「幽霊パブ」のひとつです。

1861年にこのパブの前で、他の子供たちと遊んでいるのを最後に目撃された2歳の男の子が、8歳の男の子2人に殺されました。当時大変なセンセーションだったそうです。
この事件に関する詳しい記録が残っています。

その後、パブの経営者の子供たちのところに白いスモック(当時の庶民の死に装束だそうです)を着た小さな男の子がたびたび「外で遊ぼうよ~」と誘いに来たそうです。その姿は子供にしか目撃されていません。

上階がホテルだった頃は、1920年代の服装の男女カップルが廊下を口論しながら行ったり来たりするのもたびたび目撃されています。


「ストックポート幽霊譚」を調べ始めて、このパブの逸話を見つける前から気がついていた、ここの最上階窓の、お化けディスプレイ。


「幽霊パブ」という評判と関係あるのでしょうか?
ずっと、ハロウィーンの飾りつけをしまい忘れたのだと思ってたのですが・・・・・。(実際そうかもしれません)

丘をすこし下ったミドル・ヒルゲート Middle Hillgate にある、レッドブル Red Bull


ここも上記のスターも、ストックポートの地元エール、ロビンソンズ Robinsons 専門パブです。

(このすぐそばのロビンソンズ醸造所について書いた記事もご覧ください。

2015年6月9日まちなかの大規模なビール醸造所、馬までいるブログ )

2008年に大改装されるまでは戦前のイギリスのパブの雰囲気をよく残す、シブい内装だったそうです。
トイレが外にあるのでも知られていたとか。

今は「イギリス伝統のパブの様式を踏襲した」おしゃれなパブになっちゃってます。

実は日本から訪ねてくる予定の、古い建物に泊まりたいという友達の要望にこたえて、ここの上階のホテルを予約するつもりでした。

下見にパブに行ってみました。
客室写真はウェッブサイトで見ました。

現行の内装は、都会のシティーホテルに田舎好みを混ぜたありふれた趣味。
今は消防法や保健衛生法が厳しいので、清潔に機能的に改装せざるを得ないんでしょうね。

ちょっと残念。

増築改築を繰り返してきた18世紀初期の建物です。
隣接するのは同時代の、ライオンノッカーの残る建物、その名も ライオンハウス Lion House。 

以前書いた記事もご覧ください。
2015年6月5日18世紀からずっとライオンの頭がドアにくっついた家(ストックポート)

友達二人のイギリス旅行は都合で直前に中止になりました。


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ピークディストリクト、森はない、ピークフォレストその2、 ヒツジ、ヤギ、ウシを見て出発点のパブにもどる

2015年06月25日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
国立公園ピークディストリクト Peak District National ParkピークフォレストPeakforest はストックポートから車で25分、18世紀の温泉保養地、バクストン Buxton から12キロ。


きのうの続きです。

フォレストといっても森はなく、なだらかな丘陵地帯。


この村自体がかなり高いピークの上にあるので、上りはほとんどここに来るまでに車ですませちゃいました。

歩く行程に上がり降りがあまりない、初心者むけのハイキングコースです。

特別なランドマークも、ビューポイントもありませんが全行程約2時間、両サイドに見渡すかぎりの緑の丘陵が広がっているのどかなルート。

おなじみ、Brian Spencer の Walk the Peak District をたよりに歩きます。


ドライ・ストーン・ウォールの大きなゲートがあけられて、突然ヒツジ、ヤギの混成グループがどどっと私たちのいる囲いになだれこんできました!


私たちを見て全員しばらく立ちすくんでいたのですが、少しずつ集団がほぐれ、散らばって草をたべはじめました。




ヒツジは臆病なことでよく知られていますが、好奇心旺盛のヤギがまざったこの集団は私たちのかなり近くまで来ました。


一軒の農家がとなりあったいくつもの牧草地を所有しています。
それぞれ塀で仕切られていて、一箇所の草が食べつくされたころには、羊たちは草がのびきったとなりの牧草地に移されます。

夏中いくつかの牧草地を行ったり来たりして羊たちは太ります。


私はウォーキングブーツを持っていないので、舗装していない道を歩く時はいつもドクターマーティンスの、厚底のブーツをはきます。
充分、用がたります。

今回は暑かったので、軽くて通気性のいいランニングシューズをはいていったら、失敗でした。

全行程の3割に当たる長い距離が、ゴツゴツした石を敷いた小道だったので足の裏が痛くなりました。


ランニングシューズの底はやわらくて薄いので。

こんなところも足元に石灰石の塊が埋まっててゴツゴツ。


これはウシとヒツジの混成隊。

パブに帰ってきて、おしまい。


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ピ-クディストリクト、 森はない、ピ-クフォレスト、その1 上り下りの少ない、初心者むきルート。羊がいっぱい

2015年06月24日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
ピーク・ディストリクト Peak District National Park に戻ります。


ダービーシャー Derbyshire の ピークフォレスト Peakforest 、地名です。

フォレストといっても森はなく、だだっ広い丘陵地です。

中世の頃、国王の接待用狩場として地元の領主が囲い込んだ広大な禁断の森だったそうです。

ハイキングの出発地点はダービシャー・アームス Derbyshere Arms というパブ。



バクストン Buxton からそれほど離れてはいませんが、車がないと不便な孤立した集落です。周りはこんなかんじ。


いちばん近い駅はドーヴ・ホール Dove Hole。
マンチェスターから、ストックポートにもとまる、バクストン行きの電車が、30分に一本でています。

ダービシャー・アームスのある、車のたくさん通る道路を少し歩いて牧草地に入ります。


(塀の手前にころがってるのは用ずみのクリスマスツリー)

足をかける段があるだけの素朴なスタイル stile (踏み越し段)。この先いくつかこのタイプのスタイルを乗り越えて牧草地を横切ります。


明日に続く。





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紙コップにも古い家にも顔はある

2015年06月23日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある

駅で売ってるコーヒーの紙コップ、顔入り。(手をやけどしないようダンボールの帯が巻かれているので、顔のプリントに気がつかない人が多いのは惜しい)


ふたにも顔。


口ひげがあるように見えなくもない・・・・?

ホワイトナンシー White Nancy のふもとまち、ボリントン Bollington の街はずれの古い家。


口もとにほくろ。


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タウンセンターの静かな裏通りのパブ2軒

2015年06月22日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
イギリスのパブ。

町、住宅街、田舎、どこにあっても、一戸建てが多く、単調で規律のとれた街並みや風光明媚な景色のアクセントになっています。

大きな古い建物の一部を占めていることももちろんありますが。特にロンドンの大通りに面したパブなど。

ここらへんのは写真に撮って可愛らしく落ち着く建物がとても多いんです。

ちょっとずつ、お目にかけますね。

「おすすめパブガイド」ではありません!

ビールの種類、銘柄、サービス内容、人気ランキングなどの情報が欲しい方は The Good Pub Guide 等のウェッブをご覧ください。

お酒が飲めない(!)私がいいな、と思った、パブのあるイギリスの風景を日本の皆様にお見せするシリーズにしたいです。

ハイヤー・ヒルゲート Higher Hillgate の小ぢんまりした The Crown 。
  

角のもとからの入り口がふさがれて奥の住宅部と合体した箇所に新たな入り口が設けられています。


破風部分の黒く塗られた王冠( crown )模様の漆喰細工がきれい。この建物が建てられた(おそらく)19世紀の終りからずっと同じ名前でやってきてるようです。

左側は、玉虫色の妖しいビル。

同じ通りの同じ側を5分も歩かないうちに  Sun and Castle


クラウン(王冠)、キャッスル(城)と王国らしい名前のパブがご近所どうし。

どちらもとても多い名前です。


正面入り口の小さな木のドアにステンシルで NO FAT CHICKS(太った女の子おことわり)の失礼な注意書き。


パブの人がやったとは思えないんですが・・・・・

外部の人の落書きだったら、パブが見つけて消しますよね? 私の知るかぎり、1年近くはこのままです。

ハイヤー、ミドル、ロウアー・ヒルゲートHigher Hillgate, Middle Hillgate, Lower Hillgate は一本の道です。坂を下りるにつれ名前が変わるストックポート・タウンセンターの静かなうら通り。

谷底まで来るとリトル・アンダーバンク Little Underbank と名前を変えます。



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立派な角の雄羊、立派なのは角だけじゃない!  ・

2015年06月21日 09時00分00秒 | 古い建物に棲む動物をさがす
オートリンカム Alterincham のヴィクトリア時代の街並みのなか、銀行の軒に雄羊の顔を発見。


ヴィクトリアの時代の建築物にはよく動物の頭が連続して装飾のアクセントとして使われています。

なぜ羊?さあ・・・なぜでしょうか。

それも必ず立派な角のある雄ヒツジ。

ギリシャ神話と関係あるのかもしれません。

ロイズ銀行のロゴは黒い馬。


これは数年前、ロンドンの中心、バッキンガム宮殿そばの1930年代の建物の角で見つけてとりました。


様式的でとても美しいと思います。
アールデコ様式ですね。

おまけ。


観光農場で撮った、雄ヒツジの立派な後ろ姿。


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陳腐、フィッシュ&チップスの駄洒落店名

2015年06月20日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
ストックポート タウンセンターのリトル・アンダーバンク Little Underbank 、古い建物が残る景観保存地域です。

もう一軒のチッピー(フィッシュ&チップス屋)。


入ったことはありません。ここも観光地化されてない素朴なチッピーに見うけられます。

だけど、店名。
ハリスンズプレイスHarrison's Plaice 

plaice はコッドと共にフィッシュ&チップスの材料としてイギリスではおなじみ、どちらもタラの一種の白身の魚です。

Harrison's place(ハリスンのうち、ハリスンの店)のしゃれです!
plaiceと place、発音はおなじ。

ハリスンのオリジナルの命名だったら、スゴイ!けど、これイギリスのチッピーではおなじみの店名です。

どこの町にも1軒ぐらいはあるはずです。この Ellie's Plaice パターンの店名のチッピー。

陳腐。





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ストックポートのオールドタウンにもどる。今度はグレートアンダーバンク

2015年06月19日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
リトル・アンダーバンク Little Underbank の次はグレート・アンダーバンク Great Underbank です。

リトル・アンダーバンクの狭い通りをまたいでかかるピーターズゲート・ブリッジ Patersgate Bridge から見下ろして撮った写真です。


縦に走るリトルアンダーバンクと交差して横に走るのが、グレート・アンダーバンクです。

交差する角にある、ストックポートのランドマーク的存在のパブ、ホワイト・ライオン White Lion 。



店じまいしてから数年たちます。
上は数年前に撮った写真です。今は窓に打ち板がしてあり「売り店舗」看板もでていて、うらぶれ感たっぷり。

惜しいことです。

創業は14世紀というストックポートに現存する最古のパブなのです。

この現存する建物は20世紀初頭の再建です。

リトル・アンダーバンクには小規模店舗やカフェ、伝統あるパブなどが並びますがこのグレート・アンダーバンクには、銀行の支店など規模の大きい建物が多く建ち並びます。


ホワイト・ライオンの(リトル・アンダーバンクに背をむけて)右側に数歩歩けばアンダーバンク・ホール Underbank Hall です。


もとは16世紀の豪商のお屋敷でした。

横から見たところです。


奥の半分(上の写真の長い雨どいの右側部分)は19世紀のはじめに銀行として改装された時の増築らしいです。

今はナット・ウエスト銀行 Nat West Bank の支店です。
私の口座もここにあります。

営業時間ならいつでも誰でも勝手に入って中を見られますよ。

重厚で開放感もあるスケールの大きい内装は見ものです。
写真撮影は警備上の理由から禁止されているので写真はありません。


ホワイト・ライオン、アンダーバンク・ホールと同じならびにあるのがスリー・シャイアズ Three Shiresという同じく16世紀の建築物です。


田舎に大邸宅のあるお金持ち家族が商用で町に出てきたときに滞在するための別邸だったそうです。

18世紀に前部が店舗用に改装されました。
左側は現在カフェバーで、右側は以来200年営業している弁護士事務所です。

アンダーバンク・ホールからスリー・シャイアズまで歩いて3分かかりません。


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ピーク・ディストリクトを歩く・・・5 羊を見てホワイト・ナンシーのふもとまち、ボリントンに戻る(写真多数!)・

2015年06月18日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
きのうの続きです。


ホワイト・ナンシー White Nancy の丘を降りて交通量の多い道路に出ました。

道路沿いに かわいい古い家がぽつぽつ並びます。


1870年代の地図にはすでに記録されてるという、謎の塔。


由来も建築年代も記録にないということです。

イギリスの田舎のお金持ちの気まぐれで何の用途もなく建てられた奇抜な建物、フォリー folly の一例です。
フォリーは18世紀に大流行しました。
ホワイト・ナンシーほど有名じゃありませんが、この通りの名前はその塔にあやかって、「タワー・ヒル Tower Hill 」。

滝のある農場の裏や


民家の裏の細道をぬけて、バターカップ(キンポウゲ)が花盛りの丘の下の野原に出ました。







平たい石数枚を離して立てたスタイル stile ( 家畜を通さず人だけ通れるように工夫した塀や垣根の通り口 )をいくつも縫うようにとおりぬけて、羊の放牧場にでました。




ヒツジは臆病です。

どこでも人が近づいてくると母ヒツジがすばやく子ヒツジを呼び寄せて、かばうようにつれてっちゃうんですが・・・・

ここの子ヒツジは人なれしてる!


好奇心旺盛。


うちの夫の手から草を食べる子ヒツジまでいました。
どさくさにまぎれて頭をなでることすらできました。
母ヒツジがなぜか そばにいなかったので。

このヒツジの放牧場の小道はハイキングコースであるだけではなく、住人の通り道です。
下校中の高校生や、お勤め帰りらしい人とすれ違いました。


すぐ上にはホワイト・ナンシーの丘。


7キロ弱の長い行程ですが、実際はこの丘をめぐる狭い範囲の回遊コースなんです。

2時間半かけて出発地点ボリントン Bollington の町に戻ってきました。

今回も Brian Spencer の Walk the Peak District をガイドに歩きました。


ボリントンの街なかからホワイト・ナンシーまで、街はずれの、ダレ牛のいる丘陵地を上がってたったの10分です。
眺望を楽しんで、ホワイトナンシーの前で記念撮影、また同じところを下りてくる超短コースでも十分楽しめますよ。

残念ながらマンチェスター、ストックポートから直通のボリントン行きバス、電車はありません。
すぐそばの大きな街、マッケレスフィールド Macclesfield からはバスが出ています。

マンチェスター、ストックポートからマッケレスフィールドにいくバス、電車はかなりの頻度ではしっています。



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ピークディストリクトを歩く・・・4 謎の建築物体、ホワイト・ナンシーの丘をめぐる・

2015年06月17日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト


きのうの続きです。

ホワイト・ナンシー White Nancy のそばでお昼休み。
あがってきたのとは反対側の なだらかな斜面を通って丘をおります。

次の展望スポットへ。


展望スポットからの素晴らしい眺めは 私のコンパクトカメラではとても再現できません。
古い小さな町、レイノー Rainow をみおろします。


私がお見せしたいのは以下のようなもの。

1;スタイル stile


塀や垣根に設けられていて人は踏み越えていけるけど、家畜は通れないようになってる仕掛けです。

実にさまざまなタイプがあります。これはけっこう複雑な作り。

日本語訳は「踏み越し段」。

段じゃないのもスタイルといいます。
素朴なスイング・ドアをひとりずつ通るタイプもよく見ます。

平べったい石にそって抜けるのがこれ



2;キャトル・グリッド cattle grid


トラクターやトラックが通過できる 幅広いゲートの地面にある、家畜の逃亡防止設備。
人や(たぶん)犬は通れますが、牛(キャトル)に限らず、ひずめのある動物(牛、馬、羊、豚・・・)はこの鉄棒の上を歩いてこえられません。

人も ハイヒールや下駄で歩くのはちょっと無理かも。

農場の動物がこれを超えて外に出るのはトラックに載せられて場におくられるか 市場に出荷される時だけ・・・


3;ドライ・ストーン・ウォール dry stone wall の穴


イギリス北部特有のドライ・ストーン・ウォールには、ところどころウサギなどの小動物を通す穴が下にあいています。
これがないとウサギは地面に穴をほって無理に通るので、石塀が崩れちゃうんですね。

だいぶ丘を下ったところのちょっとした林を抜ける途中、両側に積んだ石の続く小道を通りました。


ガイドブックによると、工場の廃墟らしいです。
あまりの崩れ方に驚く。閉鎖してから何十年もたってるみたいですね。

土をかぶって草や木まで!はえてます。
自然と完全に一体化してる。

この林を抜けきったところは賑やかな道路です。

道路を歩く途中かわいらしい古いコテージをいくつも見ました。以下、明日。




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ピークディストリクトを歩く・・・3 謎の建築物体、ホワイト・ナンシーに到着。絶景!!

2015年06月16日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
ホワイト・ナンシー  White Nancy に到着。


きのうの続きです。

今年はウォーテルローの戦勝200周年。

1815年に ウェリントン将軍がナポレオン軍を破った記念に建てられたこの建物に、記念のペイントが施されています。

アーティストの署名ロゴは、なぜかペンギン。


通常はシンプルな白塗りです。

2012年のロンドン・オリンピック開催中は五輪ロゴがペイントされてました。


白く塗られたのは20世紀のはじめ。ホワイト・ナンシーの名にちなんで。
最初はまわりの岩を切り出した、灰色の積石の色そのままでした。

名前の由来はわかっていません。
ナンシーは、中に置いた一枚岩のテーブルを運び上げたメス馬と、これをたてた家族の娘の一人の名前だといわれています。

どっちにしてもまわりの人が呼び習わした愛称で、正式名称がつけられたことはありません。
今では地元の名所として定着したというわけ。

まわりの眺望はすばらしい。


眺望の素晴らしさは写真では表現できません。


ホワイトナンシーの周りには敷石がひかれていますが、平らな場所はほんのわずか。


ふもとの町ボリントン Bollington のパン屋さんで買ったサンドイッチのお弁当を食べました。

ホワイトナンシーの形のショートブレッドも買ったんですが、袋から出したら、ばらばらでした。残念。

全体にアイシングが、てっぺんの丸ポチの部分にはチョコレートがかかってて、ものすごーくあまかったです。

食後 一休みしたあと、あがってきたのとは別の側の、なだらかな坂をおります。


このハイキングコース、始まったばかりで先は長い。

明日に続く。


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