週末は晴天で気温が20℃を超え、まるで初夏のような暖かさでした。
チューリップと、日中陽光で温まった腐りかけのデッキング(木製テラス)でぬくぬくくつろぐネコのリヴィーとチューリップの写真を撮りました。
週が明けて以来天気は下り坂...
昨日は日中気温が3℃から7℃という真冬の気候に逆戻りです。
雨まで降って、踏んだり蹴ったりの気分です。
週末は晴天で気温が20℃を超え、まるで初夏のような暖かさでした。
チューリップと、日中陽光で温まった腐りかけのデッキング(木製テラス)でぬくぬくくつろぐネコのリヴィーとチューリップの写真を撮りました。
週が明けて以来天気は下り坂...
昨日は日中気温が3℃から7℃という真冬の気候に逆戻りです。
雨まで降って、踏んだり蹴ったりの気分です。
おかしな見かけのイヌについつい目をとめてしまいます。
そして、確定してはいないのですがおかしな見かけの「雑種」イヌの飼い主はどちらかというと...(繰り返しますが、確定はしていません。頻度から言えば)中流階級っぽい知的な人柄である確率がたしかに高いようなのです。
「雑種」イヌのほとんどはイヌの飼い主を探すドッグ・レスキューセンターやアダプション・センターから斡旋されて引き取られた「レスキュー・ドッグ」です。
レスキュー・ドッグでイヌを選ぶ人は社会意識も高いように思えます。
「血統」にこだわらず、不遇なイヌを引き取るのは立派な社会活動です
そうそう、住宅街の中の商店街にあるパブの外席でビールを飲んでいた男性2人組の連れていたこの「雑種」イヌの見かけのヘンさはタダゴトではありません。
私がそばによると親し気にひきつなを引っ張ってこっちに来ようとしました。
飼い主は慌てて手もとに引き寄せようとしましたが私がイヌにかまいたがるタチだとわかるとほっとしたように話し相手になってくれました。
自分のイヌに関心を持たれてとても喜ぶのもレスキュー・ドッグを引き取るタイプの人たちのもう一つの特徴ではないでしょうか。
写真のホリー、2歳は パグとボクサー・ドッグのあいのこだそうです!
パグが混じるとどうしても哀愁ただようとぼけた風貌になりますね。
「両親のどっちがどっちだかは知らないし、どんないきさつでそんなことになったのかも知らないねぇ。ホリーはレスキュー・ドッグだから」とのことです。
父親がパグで、母親がボクサー・ドッグだと想像すると楽しいですね。
パグにしては大きすぎ、ボクサー・ドッグにしては小さすぎます。
顔立ちと肢体は(小型の)ボクサードッグ、毛色はパグそのもの。中途半端に巻いたシッポもパグのなりそこないです。
私がリュックサックからスマートフォンをとりだして、許可とり疑問詞を口にしたとたん「ああ、写真撮るの、いいよ!」とみなまで言わせず快諾です。
この前日にも、自宅に配達に来た女性が写真を撮って行ったし、前の週には街ですれ違ったティーンエイジャーの集団にも写真を撮らせてあげたそうです。
「女性はホリーの写真撮りたがるね」とのこと。
先週のこの日も日中気温が20℃を超え、ショーツ(半ズボン)や、肩出しドレスで出歩く人で屋外スペースはいっぱいでした。
マスクの着用者はバスの中を含む屋内外で皆無でした。
今日あたりからまた寒くなるようです。予報ではみぞれ交じりの雨が降るところもあるようです。
スーパーマーケットで、タラコ cod roe の缶づめを見つけて買ってきました。
200gで3ポンドちょっと、は缶づめにしてはかなり高価です。490円ぐらいですね。(夫に内緒です)
圧縮した pressed 文字通りcod (タラの一種)の卵 roe は コッド・ロウ・ケーキ cod roe cake とも呼ばれていて、なかなかの珍味です。
底に貼り付いている小さなカギに缶表面の出っ張りをひっかけてクルクルまいてパッカンと開いた缶からでてきた...
つるんとピンクのタラコ65%(その他、スターチ、植物油、塩などが混ざっています)のケーキ!
1か月ほど前に、用事があって行ったマンチェスターのタウンセンターにある、知る人ぞ知る名物のフィッシュ・マーケットで実は本物の生のタラコを1本買って、タラコご飯とタラコのおにぎりを作ってひとりで食べたのです。
夫は鳥肌が立つほど嫌いだそうですから(と言っても生まれてから一度も食べたことがないそうですし、一生涯食べるつもりもないそうですが)一人キッチンにこもって調理、賞味しました。おいしかった~です。
スーパーマーケットでも売られている缶詰でも同じようにタラコご飯にして食べられるのかな、と思ってためしに買ってみたのです。(後述)
フィッシュ・マーケットに関しては、そのうち記事にするつもりです。
英国では、厚くスライスしたコッド・ロウ・ケーキに小麦粉とパン粉をつけて油で揚げてチップス Chips (ポテト・フライ)と食べることがあるようです。
コッド・ロウ・ケーキのフライはスコットランドやイングランドの一部の地方の海辺のレストランやフィッシュ&チップスレストランで食べられるそうです。
コッド・ロウ・ケーキを食べる人がいることを知っている人は多いと思いますが、イングランドの私の周りで食べた人は(ほとんど)いないんじゃないか...と思います。
生のタラコの見た目のおぞましさ薄気味悪さは何日も悪夢を呼び起こすほどショッキングなものであろうことは、英国に長く住んで英国人の生理感覚をよく理解している私には痛いほどよくわかります。
香ばしくあぶったタラコの粒のシャリシャリした食感もたいていの英国人にはかなりな嫌悪感だろうと推察できます。
その点、コッド・ロウ・ケーキはツブツブ感をかなり紛失していて、(私には物足りないのですが)英国人に受け入れられる口当たりなのでは?
真ん中のあたりを四角くスライスして朝食の目玉焼きに添えて...
コンビーフやスパム Spam (圧縮した缶詰のハム)のスライスのようにフライパンでこんがり両面を焼いてみました。
切った表面にはかすかに卵のツブツブが見てとれますが、舌触りはなめらかです。
う~ん、完全にタラコの味!
バランスよく、すでに調合されていた塩味が絶妙でした。
その前日に、タラコご飯にして食べようと思ってコッド・ロウ・ケーキをフライパンで乾煎りしてみたのですが、まったくほぐれませんでした。
しかたなく、ボロボロに潰してご飯にパラパラまぶして食べました。味はとてもよかったのですが、食感に大いに難ありでした。
日本に行った時、コンビニエンスストアで焼きタラコのおにぎりを喜んで食べた娘におにぎりを作ってやって食べさせてみました。
「なんかへんな食感 weired texture だけど、悪くない」と言って食べてくれたのですが夫が「コッド・ロウだぞ、コッドの卵だぞ~」とばらしてしまいました。ぎょっとして食べるのをやめた娘です。
学生寮に帰ってからのお夜食によく大好物のシャケのおにぎりを持たせるのですが、今回は趣向を変えてコッド・ロウ・ケーキのおにぎりをいくつか作ったのに夫が余計なこと言うから!(実はそれでもアイスクリームのプラスチック容器に詰めてサラダと一緒に無理やり持たせましたが!!)
コッド・ロウ・ケーキはタラコまぶしご飯より、タラコのおにぎりを作るのに適しています。簡単に丸くまとまるので、梅干しのようにおにぎりの中に丸め込めました。
...まだ半分残っています。さあ、どうやって1人で食べようかな。
おなじみの、去年の夏の終わりに収穫したリンゴを並べて入れておくためにおいた四角いカゴと...
母ネコ、リヴィア(通称リヴィー)です。
リンゴを食べ終わって以来、約半年間息子ネコ、タイベリウス(通称ティブ)のお気に入りの寝場所でした。
それがここ数週間、リヴィーが正方形にぴったりおさまる正円形のポーズでぬくぬく眠る快感を知ったのか息子のお気に入りの場所を侵略してしまった次第はすでにストックポート日報でお伝えしました。
現在、四角い寝床は親子の紛争の的になっています。どちらかというと、外に出歩いていることが多い息子の留守中に母が居座ってそのまま動かないパターンが多いようですね。
昨日は英国の「母の日 Mothering Sunday 」、親孝行の息子ネコ、ティブは終日母親に四角い寝床で丸く眠る権利を譲り渡していました。
母の日の贈り物!美しい、親子の情愛!
あ~、いえ、ただ早い者勝ちの勝負に負けただけだと思いますが。
前日、土曜日の夜に撮った写真です。
母が場を外したすきにちゃっかり居座る息子の、ティブです。戻ってきた母親が「どいて」といいに来たけど頑として動きませんでした。
春の花の話題、ふたたび。
木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる空き地のスイセンが今、花盛りです。
ただでさえ不気味なヴェーラの表情が逆光で黒く潰れて見えなくなっています。
レント・リリー Lent lily の別名がある黄色いスイセン daffodil は、イースターの象徴の花です。
イースター Easter (今年は4月17日です)までの40日間、(まさに今!)はレントというキリスト教の節制期間なのですが、実行している人はまわりにいませんね。
私も含めた信仰のない人たちにとって、イースターはキリストの復活の日(復活祭)、というより春の始まりを祝う日、なのです。
ヒヨコや卵、ウサギなどのかわいらし~いイメージが象徴するのは、「新生」。
春は繁殖力がやたらに高いウサギが交尾をする季節でもありますから。
そして今日は、レントの4週目の日曜日、 母の日 Mothering Sunday でもあります。
5月の2週目の日曜日に祝うアメリカ由来の母の日 Mother's Day と違い、もともとは古代ローマ神話(神事)由来の、大地母神キュベレー(シビル)を祀った日(4月12日)だそうです。
ヴァレンタインズ・デーやイースターや、そしてクリスマスと同様に、古代ローマ支配下にあったヨーロッパで、ヨーロッパ固有の土着の習慣と古代ローマの習慣、信仰が組み合わされて始まり、キリスト教が定着したあともキリスト教の行事として取り入れられて残ったらしいのです。
キリスト教行事として取り入れられた後の英国では、母の日に奉公人が1日休みをもらって、洗礼を受けた地元の教会(mother church) に行く習慣があったそうです。「やぶ入り」のようなものですね。
私は深夜の12時、寝る直前に、週末家に滞在している娘に箱入りのチョコレートをもらいました。
いちばん上の写真を見てください。どす黒く不気味な顔のヴェーラの足もとに転がった倒木(ヴェーラを彫り抜いた親木だと思われます)の上に若者がまたがっているのがちょっとだけ写っています。
男女3人がタバコを吸ってビールを飲んでいるようです。
住宅街の中の「自然保護区域」なのでちゃんと柵で囲ってあるのに乗り越えて立ち入って、満開のスイセンを踏みしだいてタバコまで吸うとは、けしからんことではありませんか。
天気のよい昼間から喫煙飲酒するのにわざわざ花盛りのスイセン畑に柵を超えて入り込むなんて、ロマンチックな行為と思えなくもないのですが。
そして今日から夏時間 British Summer Time。
日付のかわったあと、午前1時がいきなり2時になってしまう不条理(1時がどこかへ消滅、睡眠時間も1時間短縮)、家中の時計を1時間進める不都合!
毎年うんざりです。
もうすっかり初夏の気候です。昨日の気温は日中19℃ 前後、半袖、ショーツ(半ズボン)姿の人がいっぱいでした。
イースターもまだなのに!!
日本のサクラはまだ開花前ですよね、こちらでは2月末から花開いている先発隊が盛りを過ぎて葉をつけ始めた今、たぶん違う種類の後発隊の開花真っ盛りです。
えっと...(まだ言っている)これ、サクラじゃありませんよね、似てるけど。
とにかくやさしいピンクの花をつける立木です。
この木の下に立つと耳鳴りでもしているかのようなウィィィィィィン...という音が四方八方から聞こえてきました。
花の花粉を集めるハチが無数に飛び回っている羽音でした。
英語ではbzzzzzzzzz というようですが私の耳には「ウ」で始まる振動音にしか聞こえません。
脇腹からもカワイイ花が顔を出しています。
以下、サクラもどきも含めて昨日、うちの近所の同じ通りで撮りました。
インテリアやテキスタイル用語でクリーム色のことをマグノーリア(モクレン)といいますが...
マグノーリアの下のほうはピンクですね、よく見たら。
後発隊と書きましたが、日本のヤエザクラに似たゴロゴロ団子状になって重たげに華やかに花びらを重ねる濃い色のサクラ(?)が4月5月に花をつけ、夏まで居座ることを忘れていました。
現行の花盛りは「中盤」とでもいうべきでした。
街灯の柱に貼られたA4サイズの自家製ポスターをちらっと目にして行き過ぎたあと...
引き返してもう一度見なおしました。
よくある「行方不明のネコ Lost Cat、見かけたらご一報ください」ポスター ではなく、行方不明なのはナマケモノのぬいぐるみ Lost Sloth Teddy のようでした。
私はナマケモノが大好きです。このぬいぐるみのナマケモノの顔は写実的でかなり私の好みです。
「...とても気落ちしている小さい子がいます。/見つけたら以下電話してください」と書かれています。(電話番号は私が写真に細工して読めなくしました)
ひどく気落ちしている子供とそれをなだめる両親は気の毒ですが、思わずクスっと笑ってしまいました。
よく見たらそのエリアの街灯1本おきぐらいに貼られています。「行方不明ナマケモノ」ポスターを作って貼りまくるとはかなり深刻な気落ちなのでしょう。
うちの子供たちが小さい頃、執着するおもちゃなんかありませんでした。言い換えればすぐに飽きる、新しいもので気がまぎれるタイプの子供たちでしたので新しいものをじっくり選んで買ってやる張り合いはあまりなかったように思います。
愛されるナマケモノ、見つかるといいですね。
また、イヌです。
商店街の駐車場そばの歩道にリードもなく寝そべっていたこのイヌの、離れたベンチでおしゃべりをしていた飼い主が...
「おとなしいからさわってもだいじょうぶだよ...写真撮るなら1ポーズ5ポンド!ポーズを替えたら10ポンドね!...あなただったらタダでもいいよ」などと声をかけてきました。(高齢の男性でした)
場所を移動して、またベタっと伏せて撫でられるがままのおとなしいイヌです。
飼い主はボーダー・コリー Border Collie だと言っていましたが、毛色以外ぜんぜん違う!第一、ボーダー・コリーはこんなに耳がピンピン立っていないはず。
今回は、話題に上がった犬種についてのストックポート日報 の記事のリンクを次々と貼ってみました。
左右、目の色が違うミステリアスな容貌!
最近、見かけるようになったサイベリアン・ハスキー Siberian Husky の血が濃く混ざっているようです。
今回は英国のイヌ、最新人気ランキングの話題です。
以前に「英国の代表犬イングリッシュ・ブルドッグを実際に見ることはあまりない」というようなことを書きました。その後、次々と近所で見かけるイングリッシュ・ブルドッグ English Bulldog の写真をストックポート日報 に載せ続け、自分でも「あれー?」と思っていたところでした。
実はイングリッシュ・ブルドッグの需要は近年どんどん上がってきているようです。人気のテレビドラマに登場したとか有名人が飼っていたとか何かきっかけがあったのかもしれません(元サッカー選手のデイヴィッド・ベッカムはずいぶん前から飼っていたはずです)
新聞(The Scotsman というスコットランド発行の新聞ですが、英国全土が調査対象です)の2022年3月発表の最新調査結果記事を見つけました。
イングリッシュ・ブルドッグは人気犬種の第4位にランキングされていました。
同じく英国発祥で、あまり見かけることのなかったウィペット Whippet(13位)も今や人気犬種だそうです。
フレンチ・ブルドッグ French bulldog (2位)は予想どうりの上位ランキング、本当によく見かけます。
ラブラドール・リトリーヴァー Labrador Retriever(1位)、コッカー・スパニエル Coccker spaniel(3位)そしてスタッフォードシャー・ブルテリア Stuffordshire bullterior(通称スタッフィー 10位)が定番の上位人気犬種です。
思った通り、一時大人気だったパグ Pug(9位)の人気は下がっています。
2021年に登録されたパグの頭数は2017年の半分以下に急下降だそうです。
他の新聞の読者アンケートの調査結果では、コカ・プー Cocka Poo(コッカー・スパニエルとプードルの混血)が人気上位だったのですが、プードル混の他の「~・プー」犬種とともに正式に犬種登録されていないため、雑種扱いのようですね、このどうやら権威が高いらしい(?)The Scotsman の調査結果には反映されていません。
なぜかお年寄りが連れて歩いているのをよく見かける牧羊犬、ボーダー・コリーが人気リストに入っていなかったのは意外でした。
そう言えば、20年以上前にはちょこちょこ歩くウェスト・ハイランド・テリア West Highland Terrier を連れているお年よりがたくさんいたように思いますがこれも今は、あまり見かけません。
それに代わるちょこちょこ歩きイヌはシー・ツー Shih -Tzu(シーズー)かもしれません。
ボランティアでお手伝いをしている、チャリティ・ショップ、オックスファムで見かけたダックスフンド Dachshund(通称ソーセージ・ドッグ)のフランキーです。
外につないでおいておけば盗まれる(誘拐される)可能性大!このオックスファムも多くの店と同様、イヌ連れ入店不可なのですが、まあ荷物と同様横抱きにされ、じっとしているので私の判断で黙認です。
短毛のミニチュアー・ダックスフントも人気急上昇犬種 (第5位)だそうです。
そう言えば、12~3年前にたぶん世界的に人気だった(?)チワワ Chihuahua を今、ほとんど見かけません。
ハンドバッグのようなケースから顔だけ出した、アメリカ西海岸あたりの若い女性たちのアクセサリーみたいな存在のチワワをストックポートあたりでもたしかに見かけたものなのですが。
人通りの多い街なかの道路を歩かせるにはあまりにもデリケートに見えるチワワはたいてい飼い主に抱きかかえられてプルプルふるえていましたっけ。
実はどこにいても、たくさんの魅力的なイヌを見かけるのですが声をかけて飼い主にとまってもらって写真を撮らせてもらうのがためらわれる場合がとても多いのです。
月曜日には(また行った!!!)マンチェスターで、「ブルー blue 」(つや光りのする濃いシルバーグレー)と、「フォーン fawn」(黄金色に輝く黄褐色 )のベルベットのような毛並みの美しいスタッフィーの2匹をペアで連れている怖そうな男性を見かけました。
あんがい、麻薬の売人のような風貌に反して、イヌの美しさを讃えれば喜んでさわらせてくれ、写真も撮らせてくれる気さくな人だったのかもしれません。
参考までに...The Scotsman の、人気犬種ランキングです(なぜか中途半端な13位まで)
6位 スプリンガー・スパニエル Springer Spaniel
7位 ゴールデン・リトリーヴァ Golden retriever
8位 ジャーマン・シェパード German Sheperd
11位 ミニチュア・シュナウザー Miniature Schnauzer
12位 ボーダー・テリア Border Terrier
近所の商店街の、コンビニエンスストアで買い物をする飼い主をじっと待つ賢いイヌを見かけました。
(写真数枚を撮った後ですが、コンビニエンスストアから出てきた飼い主に写真を撮る許可をもらいました)
スタッフォードシャー・ブルテリア (通称スタッフィー)のターイです。
スタッフォードシャー・ブルテリアをはじめ、もともと闘犬系の悲しい顔をしたイヌの飼い主はなぜか労働者階級風...とステレオタイプな偏見に満ちたことを何回も書いたのですが、このターイの飼い主は全く違うタイプでした。
プッシュチェアーに赤ちゃんをのせた、知的なイメージの若い女性でした。
飼えなくなったイヌの貰い手を探す公的機関、ドッグ・レスキューセンター(アダプション・センターとも言います)ですすめられて飼い始めたのではないかと想像がつきました。
レスキュー・センターから引き取られたイヌはレスキュー・ドッグといわれます。
犬種のイメージにこだわらず、「小さなお子さんと一緒でも大丈夫ですよ」 「これから赤ちゃんができるご家庭にもなじむ、おだやかな性質のイヌです」と保証されて相性で選ばれた幸せなイヌのようです。(あくまで勝手な想像ですが)
赤ちゃんに話しかけながらゆっくりゆっくりプッシュ・チェアーを押す飼い主の歩調に合わせて静かに歩く性質のとても良いイヌのようでした。
もう一本、ボヘミアン(アーティストっぽいヒッピー)なファッションの、優しそうな女性に飼われている幸せそうなレスキュードッグのちょっと前の記事のリンクです☟
昨日は晴天で初夏のような天気でした。
日中最高気温は17℃だったそうです。
一日使えるバスのチケットを買ったのでせっかくだから遠出して、マンチェスターにフラっと行ってみました。
マンチェスターの中央図書館に行ってコーヒーを飲んで2時間ほど座って過ごしました!
明るい青空に映えるマンチェスターの風景をいくつか写真に撮りました。
マンチェスターはパンデミック発生以前は買い物や美術館詣で、素描の会に参加したり、また人と会ったり、そうだ、仕事もしていましたししょっちゅう行っていた身近な場所だったはずなのです。
バスで40分ほどかかります。
ストックポートのタウンセンターまで行くために15分バスに乗るのと料金は同じ、1日乗り放題バス券をもっと利用して、頻繁に行ってもいいはずです。
パンデミックは、もう終わって...はいませんが。
実は2日前の水曜日にもマンチェスターに行ったのでした。
マンチェスターで仕事をしている友人と落ち合って夕食を食べました。
水曜日の、雨が降ったりやんだりのちょっと肌寒かった夕方のマンチェスターの夕焼け風景です。
話もどって、金曜日、ピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens の芝生の上でひなたぼっこをする人がいっぱい。
半袖姿の人もけっこう見かけました。
天気予報で日中の暖かさを知って半袖の上にコートを羽織って出てきたのでしょう。
私も(暑がりなものですから)二月の終わりから綿のコートで外出しています。
昨日は半袖のシャツに薄いウールのセーターと綿のコートで出かけました。陽の照る場所を歩いていると暑くるしく、ちょっと考えてウールのセーターを脱いで腰に巻き、半そでのシャツの上に綿のコートを羽織ってなんとかしのぎました。
...さすがに半袖のシャツに腕をむき出しで歩くのは、日陰に入った時などちょっと肌寒く感じたものですから。
話が少しそれますが...英国には、冬の寒い日でも半袖のティーシャツなどの薄着の上に重ね着で暖かくして外出する人が多いように思います。
家の中や職場、学校など屋内はたいてい暖かいものですから、薄着になって過ごせるように。
日本で人気があるらしい「ヒートテック」のようなハイテク下着もあることはあるのですが、あまり普及していません。
日中すごす屋内で簡単に脱ぎ気ができないことがやっかいだからではないでしょうか。
(屋外で仕事をする人や、釣りやバードウォッチングなどのアウトドア・アクティビティをする人にはたぶん需要が高いのでしょう)
全くの私見ですが...体感温度に応じて衣類を頻繁に脱ぎ着することで暑さ寒さを調節する習慣は、英国人一般の屋外の寒さへの耐性を高める役割を果たしているように思います。
季節の変わり目(秋から冬、冬から春)に薄着で外出する英国人の姿は英国を訪れた日本人の驚きの的になっているようです「えー、寒くないの~?!」...
英国よりも真冬の寒さが厳しい日本の東京あたりに住む日本人の多くが「ヒートテック」を手放せない、寒さに耐性がない人が多そうなのがちょっと興味深いです。
昨日、うちの母子ネコの寝場所に異変が起こりました。
朝
深夜
去年の夏の終わりに収穫した庭のリンゴを入れるために設置した正方形のカゴはずっと息子ネコ、ティブのお気に入りの寝場所だったのです。
今朝から、母ネコリヴィーが乗っ取り占領しています。
話し合い、譲り合いの取り決めがあったのか、それとも諍いののちリヴィーが勝ち取った寝場所なのか...不明です。
単に早い者勝ち?
あんがいネコたちにはこだわりはなく、ティブも、台所にあるやわらかいソファーでのびのびと寝るのに満足なのかもしれません。
土曜日の夜に撮った、カゴで寝るティブの最後の写真です。
シマシマのシッポが前脚にくるんとひと巻きして、ステキなフワフワのブレスレットになっていました。
うちのすぐそばで見かけたネコです。
いつも前をあるいて通るこの家にこんなネコがいたなんて知りませんでした。
3色混合、こういう毛色のネコを日本では「サビネコ」って言いますよね。
英語ではトータスシェル tortoiseshel (べっこう)と言います。
えー、でもこれ、シマシマがはっきりしている(とくに脚やシッポのあたりの)し、白い部分も多いし、「サビ」ではなくて...単に三色のトラネコではないでしょうか。ぜんぜん「べっこう」にも見えません。
英語では...tri-coloured tabby ?
無防備にごろんちょと横になってお腹をさわらせてくれました。
名前が分らないのでかってに「カメさん」とよぶことにしました。(べっこうではないけれど)
うちの息子ネコ、ティブです。
うっすらと黒いトラ模様が見え隠れする濃いグレーと白のネコの毛色を何と呼ぶのか、日本語でも英語でも聞いたことがありません。
社会派ネコのティブはウクライナ情勢に興味津々です。
テレビのニュースで戦火をのがれて近隣国に避難してきたウクライナ人のインタビューを熱心に聞きいっています。
画面の右から左に字幕最新ニュースが流れるのを目でおい、スタジオと現地からの中継(と言うよりインタビューを受けている人がスマートフォンなどを使って自分で発信しているはずです)とが切り替わるたびに 出たり消えたりする LIVE というピンクの字からも目が離せません。
英国では部屋が余っている一般家庭にウクライナ人避難民を一時的に「難民」扱いで宿泊させる計画が発表されました。
一晩たった昨日の朝の反応は上々、受け入れ希望家庭がぞくぞくと名乗り出ています。政府から謝礼として350ポンドもらえるそうですが、ただの下宿人を置くのとはちがい人道支援です。責任重大!
ひさしぶりに英国に住んでいてよかったと思える出来事です。
EU離脱決定以降、「移民は出ていけ、難民来るな」と公言する人が確実に増えてきていた英国です。
もちろんイスラム過激派によるテロとか、移民が持ち込んだ好ましくない価値観(極端な女性蔑視など)とか背景には確かにいろいろあるのですが...
さすがに絶対的なタブー、「人種差別の容認」までは至っていませんが自分たちと違う人たちが周りにいてほしくない「移民は出ていけ、難民来るな」現象は間違いなく人種差別の第一歩なのです。
異民族をその文化ごと受け入れる、太っ腹、懐の深さが魅力だった英国のかつての素晴らしい姿が少ししずつ失われていくことが悲しかったのです。
移民、難民受け入れの背景のかつての植民地政策や奴隷貿易でぼろもうけした後ろ暗い歴史の罪ほろぼしの意味もあると指摘する人もいます。
その罪滅ぼしさえも、もうどうでもよくなってきちゃっていた、ここ10年ばかりです。
今回の件で英国人はまだまだ捨てたものではない!ことが分かりました。社会保障のおかげで社会復帰できたというホームレスだった男性が「今度は困っている人を自分が救う番だ」と嬉しそうにインタビューに答えていました。
英語がペラペラなウクライナ人はものすごく多いみたいです。避難場所で手あたり次第英語で声をかけたら次々と英語でインタビューに答えてくれる人が見つかります。たぶん英国に一時、あるいは永久滞在したい人はとても多いでしょう。
日本ではどうかな?と日本語のオンラインニュースを見てみたら、「すでに日本に定住しているウクライナ人親族をたよって入国した避難民を8人受け入れ」という記事を見つけました。ついでに見ちゃった「難民来るな」「費用は税金から?ダメ!」という内容のコメントとそのコメントについた「賛成!」マークが満載の読者のコメント欄を見て、悲しくなってすぐに閉じました。
移民収容所での虐待や受け入れた移民に社会保障や就労の機会を与えず飼い殺しにしている日本社会というような記事も見つけてしまいました。
本当に弱い立場の移民や他国からの避難民を厚遇できる社会は、自分たちになにか不遇な出来事があった時にも見殺しにはしないだろうという確実な安心感を与えてくれます。
日本に住んでいる人たちは本当にこれでいいんですか、移民排斥は意地悪文化、差別容認の根源ですよ。
海外の人に「日本スゴイ」とたたえられるのが喜びの日本人の...国際性のなさを見てしまった気がしました。
母ネコ、リヴィーは単に黒白ネコ black & white cat です。
(背景に丸くなって眠る息子のティブがいます)
一昨年死んだうちのネコ、ホレイシオのような、足先が白く胸元に白い三角のある黒いネコはタキシード・キャット tuxedo cat と言います。
あ、パグ。
近所の商店街で見かけた、パグのオスカーです。
一時大人気だった、悲し気な顔に愛嬌があるパグを近頃あまり見ない気がします。たまに見かけるのは10年近く前のブームの時に飼い始められたお年寄りイヌが多いように思います。
私が声をかけたら、私と同年配の飼い主の女性はとても嬉しそうでした。
通りがかりの人からの自分の飼い犬への関心がうれしいだけでなく、その通りがかりの人(私)が「中国人」らしく見えたこともとても喜ばれたみたいでした。
「パグは中国のイヌだけど中国本土で今も多くの人に飼われているのか」と質問してきました。
「私は中国人ではなく、日本人なので知らない」とにこやかに言ったら「あら、ごめんなさい...」以下、中国人と日本人を混同している英国人はとても多く恥ずべきことだと思っている、日本と中国は全く違う国で、歴史も文化も似ているようでいて違うことはよく理解していますからね、この私は...と話が続き「私はそれほど もの知らず ではない」主張が始まってしまいそうでした。
あ、かんじのいい人でした、とても。
ただその話は(失礼にならないように)早めに切り上げてオスカーの話に切り替えました。
特にヨーロッパ以外の国からきた外国人と交流を深めたい人にはちょくちょく遭遇している私です。
たいていみんな良い人たちなのですが、私は概して言えば深入りしないことにしています。
あっ、今回はこんな話をするつもりではなかった!(日を改めてまた今度)
正真正銘の枯れ芝色のパグですが、しっぽの巻きがすっかり緩んでダラン...
右左に胴体をゆすって動きも緩慢です。
もともと皺の多い顔面もさらにふやけた加齢顔。
オスカーの年齢を聞いたら「8歳、ええっと9歳?」というあやふやな答えでした。
そこでコンビニエンスストアから出てきた20歳過ぎぐらいに見える息子が「12歳だよ」と毅然とした態度で答えてくれました。
飼いイヌや飼いネコの年齢って、子供がいれば子供の年齢とスライドして記憶していませんか、「xxが8歳の時に飼い始めたイヌ」といったふうに。「自分の年齢からマイナス8歳」というように子供本人のほうが飼いイヌ、飼いネコの年齢を即答しやすいことがたしかにあると思います。
パグのような顔がつぶれてガニガニ肢体のいわゆる「奇形種」の犬種のイヌって長生きしないらしいという偏見がありましたが、12歳はなかなかの長寿です。
オスカーはこの金属のゴミ箱の下の角のほうの匂いをしきりに嗅いでいました。
このゴミ箱におしっこをかける(なぜかみんなオスの)イヌを本当によく見かけます。英国には日本ほど電信柱がたくさんありません。
ゴミ箱のこの部分はアンモニアで金属が劣化してボロボロ...
「公衆便所」というより「伝言板」、インターネット時代の今は「掲示板」とでもいうべきでしょうか。地元のイヌ・コミュニティの情報発信センターのような役割を果たしているようです。
イヌはおしっこの匂いによるメッセージを次のイヌに残していくことで知られています。
オスカーもメッセージを読み上げた後、脚をあげてチョロッチョロッとおしっこをかけていきました。
飼い主は「このゴミ箱はイヌのデイリー・テレグラフ The Daily Telegraph ね」と言っていました。
発行部数が最多の、大衆紙と高級(知識人御用達)紙の中間に位置する、現首相、ボリス・ジョンソンが編集長を務めたこともある保守系日刊紙です。おそらく「日刊新聞」の代表として挙がった名前だと思われます。
ゴミ箱訪問は年は取っても情報には遅れたくない生涯現役イヌ、オスカーの朝と午後の日課だそうです。
私と別れた後オスカー、飼い主の女性とその息子は通りの先にある薬局に寄りました。
今度は女性が店内に入り、ダレて座り込むオスカーと息子が店の外に残りました。
ストックポート日報に、忘れた頃に時々登場する「思わぬ場所へと空間移動するトラフィック・コーン traffic cones」。
背景は国道A6沿いの、集会ホール、ストックポート・メイゾニック・ギルドホール Stockport Mesonic Guildhall。
バス・シェルター(バス停の屋根)に載っているトラフィック・コーンはあまり珍しくありません。
酔っ払いや学生によるトラフィック・コーンをあらざる場所に(たいていなかなか手が届かないところ)移動するイタズラの定番のようです。
並行してよく見かけるのが銅像の頭にかぶせるパターン。
あら、このおじさん、天気のよい昼間っからバス停でワインのボトルを抱えて赤い顔をしていますね。写真を見て気がつきました。
続いて、閑静な高級住宅街の中の落ち着いた商店街、ブラモール・ヴィレッジ Brmhall Village のはずれの道端の...
(逆光でよく見えない...!連日上天気です)
...交通信号に連動したセンサー(だと思います)のポールにかぶせたトラフィック・コーン。
センサーにかぶさらずに、引っかかるようにのっているみたいですね。
この場所にあるのに気がついたのは3週間も前です。
なぜか誰もとりのぞきに来ない!
信号の機能が不備になっているわけではないし気にする人はあまりいないのかもしれません。
どうやって高い場所に載せたり、かぶせたり、さしたりするのでしょうか?ハシゴを持ってくる、肩車、バスケットボールの選手がねらいをつけて放り上げる?
バス・シェルターの上には2階だてバスの窓からのせたのではないかと思う人もいるでしょうね、それは無理です。
バスの窓はあきません。上のほうにあるスライド式に開く換気用の「窓」はドリンク缶を横にして放り出すのがやっとの狭さです。
「トラフィック・コーンの空間移動」は落書きやガラス窓を割る、ゴミ箱のなかみをぶちまけるなどとは違って破壊行為ではないイタズラです。
...がそれでも誰かがわざわざハシゴを持ってきたりして片づけなければならない微妙な迷惑行為ですよね。
そう、酔っ払って突発的にやるから盛り上がるイタズラ行為なのに、最初から用意周到にハシゴを持参して出かけるなんて考えにくいし...本当にどうやってのせるんだろう?
国道A6沿いのストックポート市庁舎 Stockport Town Hall (旧館)。
強い風にあおられて旗竿にはためくのは...
ロシア軍のウクライナ侵略への抵抗と団結のシンボルとしてすっかりおなじみになったウクライナ国旗です。
通常は、これよりずうっと大きくて、風がやむと旗竿の半分ぐらいまで垂れ下がる連合国旗、ユニオン・フラッグ Union Flag が上がっています。
(ちなみに...英国外でよく使われる呼称、ユニオン・ジャック Union Jack は海軍由来の俗語だとか、船舶にあがる国旗以外には使われないそうです)
このウクライナ国旗、ずいぶん小さいですね。
何だかパーティや運動会の飾りつけ専門店かなんかで買ってきたんじゃないかと思うようなちゃちな旗なのですが、市を挙げてウクライナの国民を支持する心意気は十分伝わっています!
意外と知られていないことなのですが、ここグレーター・マンチェスター南部にはウクライナ移民がけっこういるそうです。
まず20世紀初頭。新天地を求めてアメリカ合衆国に移住するつもりで出航地のリバプールに集結した移民希望者の中には、アメリカ大陸まで渡航するより就労の機会も多そうなマンチェスターなど周辺の大都市に定住することに決めた人もおおかったとか。
1930年以降もドイツの迫害を逃れたユダヤ系の人たちや社会主義制度がイヤで出てきた人が、ウクライナ系のコミュニティが確立している英国北西部に集まってきたのも納得です。
もちろん全員英国籍だし、見た目も英国「土着の」白人と区別がつかず完全に同化しているはずなのです。それでも集まって文化の継承などの活動をしているとか。
ウクライナ系のコミュニティはチェスにものすごく力を入れているらしく、英語しか話せないウクライナ移民の若者(夫の年代;当時)の数多くの強豪チェス・プレイヤーとうちの夫は対戦したことがあると言っていましたよ。
英国で生まれ育った移民の子孫たちが、おじいちゃんおばあちゃんたちが子供の頃に後にした先祖の祖国の現在の国難をどう思っているのか聞いてみたいところです。
それにしてもロシアの蛮行、許せません。
一般市民を殺傷し都市や市街を壊滅させ、「産科病院の爆撃はフェイクニュースだ」とか「ウクライナは生物兵器を開発しているから成敗されて当然」ってどの口が言う、プーティンとその輩!
ニュースを見るたびにウクライナ国民の艱難を思い、胸がいっぱいになります。
日没後に通りかかって、びっくり。
ウクライナ国旗の黄色と青に妖しくライトアップされた市庁舎です。