イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

ストックポートから日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。ストックポートってどこ?まずは本文をお読みください。

ラッパ水仙の密度が増して一段と華やぐ木彫りのフクロウのいる原っぱ、フクロウのヴェーラもおめかし

2017年03月31日 00時38分25秒 | イギリスの木々と草花


本紙ではすっかりおなじみの、ケールグリーン・コンサヴェーションエリア、うちの近く、住宅街の中の小さな空き地です。



これまたおなじみの、木彫りのフクロウのヴェーラ。


昨日通りかかったら花冠をかぶっていました。


先週に比べていちだんと密度を増したラッパ水仙、花ざかりのピークです。





イースターはもうすぐそこまで来ています。

ところで、このフクロウのヴェーラ、素朴な表現が私は気に入ってるんですがうちの夫はブキミだと言っています。
下の息子も怖いと言っています。

うちの近所の奥さんが「何であそこに必要なの?」とも言っていました。

「なんだかイヤ」とコメントをくださった読者の方もいます。

このエリアのマスコット、日本でいう「ユルキャラ」みたいな存在です。
花冠やサンタクロースの帽子をかぶせたりマフラーをまいたり、地元の人たちの優しい心づかいをうけてもいますが・・・

この目立つ場所のパブリック・アート(?)、好悪の意見が激しく分かれるようですね。



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ネコも恐れぬ神経の太い、常習!泥棒リス

2017年03月30日 09時00分00秒 | イギリスの動物たち
うちのネコのホレイシオが見ているのは、窓の外のリス。


うちの庭の、小鳥のために設置したピーナツ・フィーダーからピーナツ強奪中。



家の中でネコが見ていても、気にしない。
ガラス窓の外に出てこられないのをちゃんと承知しているんです。


ビーチ・ハット(浜辺の小屋)型の吊るすタイプのピーナツ・フィーダー、屋根の部分が蓋になっています。
蓋を持ち上げて、ピーナッツを入れてつるしておくと、かわいい小鳥がやってきて細かい網目から、中に詰まったピーナツを小鳥がこつこつついばんで食べる仕組み。



このリスは、あつかましい常連。
後ろ足で上の枝にしっかりとつかまって、さかさまにぶら下がりフィーダーに抱きついて、ゆすったり頭突きしたり、熱心です。






ピーナツが取り出せないものだから網ごと外からガシガシ噛んでボロボロになったピーナツ片を少しずつ取り出し、口に詰め込み、上の枝に座ってガツガツやります。


        
ホレイシオは神経質にシッポをビクンビクンと振ってイラつきを全身で表現していました。

時々私の顔を見て「このムカつくリス野郎をなんとかしましょうよ」とうったえていましたが、私はカメラをとりにいって写真を撮り始めたのであきらめて上の階に寝に行きました。

筒状のフィーダーに入っているのは、牛脂を固めてボール状にしたファット・ボール。
冬の間、野鳥を飢えから救う、貴重なエネルギー源です。


こちらは、吊るしている筒の網目が粗いので、外から顔を突っ込んで歯で砕いた大きなかけらを小脇に抱えて持っていってしまいます。
リスが肉食だって、知らなかった。

最近ピーナツ・フィーダーを吊るしてから、ファット・ボールには見向きもしなくなりました。
ピーナツに夢中。

どれも小鳥のために設置したんです。
ムカつくリス野郎はお呼びでない。

                            




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1950年代のレトロなレシピの再現、かわいいスコーンと逆恨み?EU離脱の裏話

2017年03月28日 09時00分00秒 | イギリスのおやつとデザート
おなじみの Be-Ro の、自社製品セルフ-レイジング・フラワーを使ったベーキング・レシピの小冊子。、
  

赤いサクランボが載った可愛らしいヴィクトリア・スコーン Victoria scones をつくってみました。


聞きなれない名前の、由来はどこにものっていません。

もちろん、ヴィクトリアというのは19世紀の大英帝国の繁栄期に君臨した女王のことでしょう。

セルフ-レイジング・フラワー、8オンス(230グラム)
塩、小さじ半杯、
ラード、2オンス(60グラム)
砂糖、2オンス(60グラム)
溶いた卵、1個
牛乳、適量
半分に切ったグレイス・チェリー glace cherry (サクランボの砂糖漬け)、8個分




小麦粉に塩をふりいれ、ラードを練りこみ、砂糖を加えます。卵と牛乳を入れてのばせる程度の硬さになるまで手でこねて、4等分します。

4個のドウをそれぞれまるく麵棒でのばし、ナイフでさらに4等分します。


グレイス・チェリーをのせて、溶いた卵を表面に塗って、オーブンで焼く。

425度F(220度C)の高温で、10分。



最初につくった「フルーツ・スコーン」がふくらまなかった記事、のリンクを含む、2度目のスコーンについて書いた記事を読んでみてくださいな。↓↓

再度挑戦、1950年版スコーン、今回はプレーン・・・ふくらんだ!


セルフ-レイジング・フラワー self-rising flour というのは、小麦粉(フラワー)125グラムに対して3グラムの割合で、ベーキングパウダーがすでに配合してある、イギリスではおなじみの便利な市販のベーキング用小麦粉です。

このレシピ小冊子を発行した、Be-Ro 社は世界に先駆けてセルフ-レイジング・フラワーを発明した、イギリスの老舗製粉会社です。

このレシピが出版された1950年代はもしかしたら、小麦粉に対するベーキングパウダーの割合が大きかったのでしょうか。
うちに常備してあるスーパーの自社ブランドの、現在の標準配合のセルフ・レイジング・フラワーだけでは、ふくらまなかったんです。

で、2度目の挑戦、「基本のスコーン」には、セルフ・レイジング・フラワーに、さらに小さじ半杯のベーキング・パウダーを加えてみました。成功。

今回もベーキング・パウダーを加えました。

成功。



甘すぎず、好評でした。
ジャムもバターもつけずにサクサク、ビスケットのように食べました。


さて、インペリアル法の話です。

インチ、フィート、マイル(長さ、距離) 
オンス、ポンド、ストーン(重さ)ほか体積、容量、温度、広さ・・・すべて10進法じゃないのがひどく厄介です。

イギリスでも1960年代から、EU規格をにのっとって、メートル法を取り入れているはずなんですが・・・・・・あまり、普及しているとは、いえません。

私がイギリスに来た26年前は、インペリアル、一辺倒でした。

私は計算が苦手。暗算でインチをセンチメートルに換算するとか、インチの長さを認識しておぼえる努力は最初から、しませんでした。
長さの話が出るたびに巻尺で確認、テキスタイルを勉強をした学校で不可欠だったので、そのうちおぼえました。

当時すでに小学校ではメートル法が教えられていたそうですが、実生活にはあまり応用されていなかったみたいです。

1995年に、イギリス中の、スーパーマーケットを含むすべての小売店がメートル法での表示を義務付けられました。

インペリアル法の表示がスーパーでは姿を消した最初の週に、たくさんの客、特にお年寄りが新聞記事を切り抜いた換算表を手に、肉売り場でおろおろしてしているのを係員が説明しまわっていました。

ちょっとした、パニックでした。

メートル法の採用、日本人の私はもちろん大歓迎。

今は、いつの間にか緩和されたようで、メートル法とインペリアル法の併記が主流です。
私はもちろん、メートル法をたよりにしています。特に食品の重さはいまだにオンスでいわれてもピンときません。

なぜか、イギリスでも、比較的メートル法が浸透しているのはお料理レシピ。
ウェッブサイトはすべてメートル法です。
1995年のインペリアル法廃止令と関係あるのかもしれません。
しばらくの間、たしかにメートル法のみで買い物をしなくてはならない時期がイギリスにもあったのですから。



なぜか、牛乳とビールはいまだに堂々と、パイント売りです!

うちでいつも買うサイズのプラスチック・ボトル入りの牛乳は1.136リットル。
ラベルにはこのハンパなメートル法と並んで、「2パイント」とインペリアル法でも明記してあります。

パブでビールを注文するのも、1パイントか、半パイント。

イギリス早朝の風物詩、1パイント瓶入りの牛乳の宅配がすたれて10年近くたちますが「牛乳1本」、の量は、「ビール一杯」とともに、ミリリットルでは表現できないイギリス人の体に染み付いた感覚なのかもしれません。


身長、体重はフィート/インチとストーン/ポンドで話さないと絶対にイギリス人には通じません!
どこに行ってもダイエットの話に巻き込まれるので、これも自然とおぼえました。

警察や病院ではメートル法で記録を残すそうですよ。
でも、逃走中の犯人や行方不明者などの容貌(身長/傷などの特徴)はかならずフィートとインチで市民に通告されます。

なぜか、子供服のサイズは、最近はほとんど、メートル法の身長(センチメートル)で表示されています。
今20歳の上の子供が小さかった時は、たしかに年齢表示がおもだったのですが。

大人用既製服の、バスト、ウエスト、ヒップと、男性の首周りは必ずインチ表記、自分のサイズをセンチで言える大人は少ないと思います。
業界のちょっとした混乱がうかがえます。


私はイギリスに来て車の運転を習ったので、距離や速度はキロメートルより、マイルのほうがわかりやすいです。

道路の距離表示はすべて、マイルです。


生地屋さんでは、メートル法とインペリアル法の2本立て表示にもかかわらず、私の知る限りすべてのイギリス人がヤードで注文しています。
でも「3メートルください」というと、ちゃんとものさしのメートル法目盛り側で計って切ってくれますよ。

客のほとんどがおばあさんの、ストックポートのマーケットの洋裁小間物屋では、すべてインペリアル表示のみです。EUの規格違反だと思うのですが、どうでしょう。
1ヤード、25ペンスのリボンを試しに「2メートルください」と言ってみたら・・・だいじょうぶ。店番のおばあさんは「1メートルは32ペンスだけど、いい?」と確認したあと、ちゃんと2メートル切って売ってくれました。1ヤードは1メートルよりちょっと短いんです。

メートル売りもするのなら「1メートル、32ペンス」とも書いておけばいいのに、って思いませんか?
お年寄りの客を刺激したくないんでしょうか?

1995年の小売店でのメートル法表示に切り替えパニックの時にはお年寄りが「メートル法が憎い、やめて欲しい、EUくたばれ」とぼやいていたと聞きました。

昨年の国民投票では大多数のお年寄りがEU離脱に投じたそうですが、世界の大勢、メートル法についていけないことと関係あるのかもしれません。

EUの規制外のアメリカ合衆国ではどうどうとインペリアル表記一本のようです。

英語を解する世界中の人のアクセスが予測される、アメリカの手工芸、料理レシピ、ショッピングなどなどのウェッブサイトでいまだにインペリアル表記のみが大勢です。

アメリカ人の国際性のなさと、視野の狭さがうかがえると思えるのですがどうでしょう。




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うちの近所の空き地のフクロウ、水仙に囲まれてうれしそう。春真っ盛り、レントに参加

2017年03月26日 09時00分00秒 | イギリスの木々と草花
実はまだロンドンの写真がいくつかあるのですがひとまずおいて。今日は季節感のある話題を・・・



もうすっかりおなじみ、木彫りのフクロ、ヴェーラウのいるうちの近所の空き地、ケールグリーン・コンサベーションエリア。


天気のいい、昨日の写真です。すっかり春らしくなって来ました。

ラッパ水仙が花ざかり。






ラッパ水仙 daffodil はレント・リリー Lent lily ともいいます。

レントというのは、シュローヴ・チューズデイ(今年は2月28日)からイースター・サンデー(今年は4月16日)までの約8週間のイースター期間のことです。

キリスト教徒がキリストの受難を思って節食する期間です。

以前、ケールグリーン・コンサヴェーションエリアについて書いた時に、実行している人を一人も知らないと書きましたが、そのあと、実は実行している家庭に2泊して、一晩、レント食をおよばれしました!

ロンドンにパスポートの更新に行った際、とめてもらった夫の弟の家庭では一番下の18歳の娘が英国国教会に独自に入信して、レントを実行していました。
家族全員付き合って、お客の私もお相伴して野菜のだしのよくでたスープによく煮込んだ根菜と菜っ葉とハーブを加えて丸めた小麦粉のお団子(ダンプリング)をいただきました。・・・スイトンですね。オーガニックのパンもついてきました。

なかなかおいしかったです。

この家庭は、うちの夫のように魚は食べる「ペスカトリアン」ではなく、魚も食べない本格ヴェジタリアンです。

教会に強制はもちろんされません。
私の義理の姪が自分からすすんで実行しているらしく、一家揃って食卓を囲む夕食だけ、肉、魚を食べないのは通常通りですが、卵、乳製品も一切使わない食事に一家全員付き合っている、とのことでした。

本当は植物油もこの時期さけるべきなのですが、家庭ごとの判断にゆだねられているらしく、この家では使っていました。

乳製品の代用には、高価なアーモンドミルクを使うそうです。

ちなみに、甘いものも、だめ。
姪はスナック菓子などもつまめないので、学校からおなかをすかせて帰ってきた時のためにおやつ用に、野菜をゆでたもの、マメ類など冷蔵庫に常備してありました。

健康によさそうです!うーん、一回,二回なら好奇心を満足させてくれますが・・・8週間は厳しいですね。お付き合いはごめんこうむります。

3月10日の、クロッカスが花ざかり記事もあわせて読んでくださいな。↓ リンクを貼付しました。
スノードロップス、クロッカスが花ざかり、イースター前の断食期間の名を持つレントリリーは出番待ち

今日から、サマータイムの開始です。
日が長くなってきました。

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ロンドンその8、衝撃のテロ事件のあと、あえてノーテンキな話題、テロを恐れるべからず

2017年03月24日 10時00分00秒 | 古い建物に棲む動物をさがす
ロンドン番外編です。
3月22日のロンドンのウェストミンスター Westminstar (国会議事堂)周辺でのテロリストによる攻撃で国内は騒然としています。

こんな時期にあえてノーテンキな話題を取り上げてみたいと思います。

私が個人的に執着している、古い建物に棲む動物 カテゴリー。

たったの15分ほど、ロンドンの中心、観光の拠点、ピカディリー広場Piccadily Squareと、トラファルガー広場 Trafalgar Square の周辺をぶらぶらあるいていて見つけた、動物たちの数々・・・

①トラファルガー広場のそば(ネルソン提督の像が見えています)、1930年代のアールデコ風の、劇場だったかな?
かなり低い位置にある、雄羊の横顔。
  


②魚ではありません、ギリシャ神話テーマの決まりきった表現のイルカです。写真に撮ってみて気がついた。背中にからみつく仔イルカ。
  

③入り口、アーチ横の、また雄ヒツジ。これは正面。
 

③店舗ビルだったと思います。トラファルガー広場のそば・・・豪華絢爛アフリカのサファリパーク建築。典型的なアール・デコ。

もともと何の目的で建てられたのだろう・・・?
    

④鹿とまた!雄ヒツジ・・・ブリティッシュ・コロンビア??
 
 

ロンドンは宝庫です。

きりがありません。

イギリスの象徴、王室の紋章にも登場するライオンとユニコーンは、あえて載せませんでした。あるあるある、そこら中にある、雄ライオンの顔!!

さて・・・・
・・・避けては通れないこの話題・・・ウェストミンスター周辺での今回のテロリズム攻撃

今回はこのエリアには行きませんでしたが、つい先週、観光を楽しんだロンドンでのいたましい、憎むべきテロ行為、あえて避けてもやっぱり話題はそっちのほうへいってしまいます。


*2年以上前にウェストミンスターエリアをうろついた時の記事があります。見てみてくださいな。


ロンドン観光その3、恥ずかしいおのぼり写真http://blog.goo.ne.jp/stockport/e/112d73e92af966173d878ed6b0f37092


イギリス国民は非常事態扱いにせず、極力、平常どおりの日常を心がけています。

ロンドンの交通機関は事件当日は閉鎖されたものの、昨日から通常通りの運行です。
人々は休みなく職場や学校へむかいました。

事件現場周辺を除いて、ロンドンはやはり観光客をひきつけています。
下院の議事は事件当日は中止されたものの通常どうり執り行われています。

「テロは自由と民主主義への挑戦だ。イギリスは暴力に屈しない」という意気込みは心強いです。賛成です。

ただ、これだけ国際的に報道され、重大視されると、暴力と恐怖で世界を支配しようとしている人達は暴力の効果に喜んでいるはずです。

国際的な注目は主義主張のあるテロリストのみならず、自分も極端な行為で国際的な注目を浴びてみたい、と思っている平常心を欠いた暴力的な人達にも影響を与えかねません。

挑戦にのって大騒ぎをしない、怖がらないでなおかつ、人命の犠牲を無駄にしないためにも暴力を憎み、暴力に屈しない姿勢を貫くバランスのとれた心構えが、テロにあった国の国民には必要でしょう。(むずかしい!)


無差別テロ、許すまじ。

なくなった方々のご冥福を心からお祈りします。

きのう通りかかった、ストックポートの市庁舎、半旗が微風になびいていました。



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ロンドンその6、セント・パンクロス教会の地下墳墓、中世ムードたっぷりの神秘的なアートギャラリーで現代美術を鑑賞

2017年03月22日 09時00分00秒 | イギリス南部(ロンドンを含む)
3月12日、日曜日から14日火曜日にかけて二晩どまりでロンドンに行ってきました。
日曜日、ロンドンのユーストンに到着直後、駅から出て、周りをちょっと歩いてみました。

観光地ではないロンドン。

ユーストン駅のすぐそば、偶然見つけた、堂々たるギリシャ神殿風、英国国教会の教会、セント・パンクラス教会 Saint Pancras Church


横にまわって、ひさしを支えるギリシャ神話の女神のカリアテディス(人柱?)・・・重そう。


ぐるっとまわった反対側にも一そろい。あいている赤い扉をはいって階段を下りて、クリプト(地下墳墓)にはいれます。






びっくり!地下のスペースが現代アートの画廊として貸し出されているのでした。


The Crypt Gallery という、貸し画廊のようです。

若いアーティストたちがギリシャのコカリスというアルバニアとの国境の辺鄙な村に滞在して得たインスピレーションをアートに昇華した、The Kokkalis Project というグループ展をやっていました。



写真、ビデオ、インスタレーション、抽象絵画などなど、見せ方が意欲的です。

私の興味はむしろ、建物・・・クリプトの神秘的な空間。
実際は19世紀はじめに建った教会ですが、中世にタイムトリップしたかのような不思議な気分になりました。

そういえば、それぞれの独立した展示に作者の名前もタイトルも表示してありません。

見る人の解釈にまかせるのかと感心してまわっていたら、他の鑑賞者たちはみな入り口で分厚い解説リーフレットをとって、読みながら、順序良く見てまわっていることに気がつきました。

がっかり。

現代美術で能書きを垂れるのはどうも感心しません。私の私見ですが。
連れの人に小声で読み上げながら作者の意図どおりに素直に鑑賞している人についてまわって、立ち聞きしてみました。

やっぱり、私の私見ですが現代美術の作者が自分の作品の見どころを語りだすとちょっと興ざめです。
解説を無視してみてまわることにします。



入り口を背にして左側には細い通路が何本かのびていて、それぞれの通路の左右にまた細い通路がのびていて碁盤の目のように交差しています。壁際には、アルコーブ(小部屋)があります。

アーチの奥のアルコーブの壁に映し出されるビデオを見る人達・・・





入り口を背にして右側には半円筒形に突き出した建物の後部の床をささえているらしいアーチがならびます。

アーチの奥も奥行きの浅い小部屋です。
 



小部屋の壁はやっぱり局面でした。半円筒の分割ですから。
左側の展示スペースでは作者が(たぶん)お友だちのカメラマンにプロの器材を使って撮影してもらっているところみたいでした。

入り口でもらった、画廊の案内カードによると、1822年に建物が完成してから1854年に地下墳墓の埋葬が法律で禁止されるまで557体の教区の信者の遺体が安置されていたんだそうです。

個人の名前と生没年月日、没年齢はすべて記録に残っているそうです。

で、その遺体は今どこ?

展示スペースと展示スペースの間のアーチ天井の下に墓地の敷石みたいな古い石板が立ててありました。アートの展示とは関係なさそうです。


バチアタリ ・・・?



入り口を背にして真正面には、反対側のカリアテディスに支えられたひさし(エンタブラチュアといいます)の下のもうひとつの赤い扉の入り口があります。

左右対称なんですね。




浮かぶ古靴の列。
お経のように単調なふしまわしのギリシャ正教の聖歌がエンドレスで流れていて、怖かったです。
コカリスという村でどんな恐ろしいことがあったのでしょうか。

解説書なしで見てまわった私には事実はわかりません。
会場を出てから読んだ、記念にもらってきた案内カードによると、内乱で荒れ果て、廃村になったらしいです。

上の入り口近くの写真の人型の足拭きマットのような赤いかぎばり編みは、崩れかけた教会やカフェなど、荒れ果てた村のいろいろな場所にもっていかれて撮影された、ビデオ・アートの一部なのでした。

赤いかぎばり編みの人型は、人殺しのあった現場で警察がマークするチョークの輪郭の役割を果たしているのでしょう。

戦前を舞台にした映画の貧しい村のロケ地のような旅情あふれる映像でした。

なかなか、興味深い展覧会でした。


教会正面に、手書きのような文字で彫り付けてある、真鍮板の教会の由来書きを読みました。

イギリスではあまり聞かないセント・パンクラスという聖人は、古代ローマ時代、ディオクレティアヌス帝のキリスト教徒の大迫害で殉教した13歳の少年だそうです。
古代ローマ時代でも継承されたギリシャ神殿風の教会に、古代ギリシャの女神のカリアテディス・・・いいのかなぁ、殉教者を記念する教会なのに・・・

ロンドン連載、長いですね。あきましたか?



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ロンドンその5、観光地の鳥は自分で食い扶持を稼ぐセント・ジェームスズ・パークの人なれしたガチョウ

2017年03月20日 09時00分00秒 | イギリス南部(ロンドンを含む)
3月12日、日曜日から14日火曜日にかけて二晩どまりでロンドンに行ってきました。
用件は、期限切れの迫ったパスポートの更新。

セント・ジェームスズ・パーク St. James's Park
の池の端、後ろに写っているのは、バッキンガム宮殿の一部・・・でしょうか。



朝早くに、グリーン・パーク前の日本大使館でパスポート更新の申請をして、新しいパスポートを受け取るまでの5時間、ロンドンの中心地をぶらぶら観光。
友人との待ち合わせまでの時間つぶしに歩いていたらセント・ジェームスズ・パークにつきました。


ヨチヨチ歩いてよってきた、ガチョウ。


食用の白いガチョウではなく、イギリスの野生のガチョウです。

うちの近所のブラモル・パークの池を占領しているのは外来の、カナダ・ガン Canadian goose ばっかり。イギリス固有の、この写真のタイプは1羽もいません。

セント・ジェームスズ・パークはすごい!


イギリス中繁殖しまくりのカナダ・ガンは私が見回した限り、一羽もいませんでした。
生態系維持に貢献、外来種を締め出す措置でもとっているんでしょうか。

国際観光都市ロンドンの中心の公園です。外来のカナダガンがうじゃうじゃいたら観光客のウケも悪いのかもしれません。

この野性のガチョウは、ベンチで一休みしている私のそばへ来て「何か食べるものはないか、ほんとうにないか?」と大胆に訴えていましたが、私が「何もない」ときっぱりと態度で示すと、どこかにいってしまいました。

そのあと、別の場所で(たぶん)別のガチョウがロシア人観光客の一群に、手からポテトチップスをもらっていました。
さわられてもいやがらず、記念写真にも写ってやってました。

サービス満点。ロシア人は大喜び。

もう野性のガチョウじゃないですね、観光地のガチョウ。
ちゃんと食い扶持を自分で稼いでいます。

植え込みの中で日光浴をしていたクート coot 。


おなかを地面につけてリラックスしていたのですが、私がカメラを持って近づくと警戒して立ち上がってうろうろし始めましたが、逃げません。

クート、水かきがブキミです。


私、大好きなんです、クート。
公園内の池でも時々見かける水辺の野鳥です。

調べたら、日本にもいるみたいです。日本語でオオバン。ヨーロッパ、アジアと世界中に棲息しているらしい。
見たことありますか。

近所のブラモル・パークなどでたまに見かけると写真を撮ろうと追いかけ回してしまいます。

でも、この池、クートだらけでした!


ぜんぶクート。もっともっといました。

セントジェームスズ・パークの、絵葉書など観光写真には水面を優雅にすべるように浮かぶ白鳥が写っているイメージですがこのあたりは見渡す限り、不恰好で愛嬌たっぷりのクートばっかり。

写真を見て気がついた、そういえば白鳥が一羽、奥のほうに寂しそうに写っています。


大きな池の一部を見ただけですが、イギリスの公園の池で必ず見かけるカモを見かけませんでした。
クート、はびこりすぎ?

水鳥にエサをやってはいけないという注意書きはなかったので、パンくずか何かを持参していけば楽しいでしょう。
ガチョウがいっしょに写真に写ってくれますよ。






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ロンドンその4、レトロな電話ボックスハイテク版!いかがわしい商売の広告塔を兼ねたロンドン風景の一部

2017年03月19日 09時00分00秒 | 恥ずかしい!イギリス
3月12日、日曜日から14日、火曜日にかけて二晩どまりでロンドンに行ってきました。
用件は、期限切れの迫ったパスポートの更新。

今日は、ロンドン番外編。
ロンドンで見かけたイギリスのキッチュ

ユーストン駅のすぐそばの、セント・パンクラス教会 Saint Pancras Church 横の電話ボックス。


イギリスといえば思い浮かべる人が多いでしょう、おなじみのレトロな赤い電話ボックスの、これは濃紺塗装バージョン・・・

「WiFi Here」と書いてあります。ストックポート、マンチェスターにはないなぁ。

どうやって、使うんだろう・・・?
中に入ると、フリー・ワイファイ・カフェやレストランのように、携帯電話(スマート・フォン)がインターネットに接続できるんでしょうか。
お金がかかるんでしょうか?

試せばよかった!!



中に貼ってある、定型サイズのエッチなチラシの数々・・・


「テレクラ」なるいかがわしいビジネスの宣伝チラシが日本の電話ボックスの内壁を覆い尽くすようにはってありましたね。(いまでもありますか)

イギリスでは日本のテレクラと違って、電話をかけたらこの女の人達が来てくれるみたいですよ。
そう書いてある。

しかもこの人達の自営ビジネスらしい。
チラシは写真入名刺?



私がイギリスに来た25年以上前、もうすでに赤いレトロなおなじみ電話ボックスはほとんど姿を消し、全面ガラス張りの角ばった新型タイプが主流になっていました。
今ではイギリスでももちろん、携帯電話の普及で、電話ボックスの数そのものが全国的に激減しています。

かろうじて残っているのは新型タイプがほとんど。

ところが、ロンドンのような国際観光都市には、けっこうあるんですね、公衆電話が。要所要所に設置してあります。
海外から来た人の多くは、携帯電話の通話プロバイダーと国外で電話を使える契約にしていない(?)からでしょうか。

それもロンドンでは、他の都市ではほぼ絶滅した赤いレトロな電話ボックスばかり見かけます。
サービス満点、絵になるロンドン風景。






赤いレトロな電話ボックスは古い街並みなどがウリモノの観光地などには、意図的に少しは残してあるようですね。

ロンドンの観光スポットにある電話ボックス内にはいかがわしいチラシの貼付は見られませんでした。

*日本では、スマートフォンの通話契約には自動的にインターネットのアクセスが含まれているらしいですね。実は私はそのことを知りませんでした。

イギリスでは、別料金です。
いつでもどこでもフェイスブックやインスタグラムで人とつながっていたり、グーグルで営業時間を調べたり、ゲームに興じたり、現在地の地図を活用したりしたい人達は、インターネット・アクセスに特別な料金を払って利用しているのです。


しかし、私をはじめ、多くのケチは基本的な料金しか払っていないので、自宅や職場以外の場所で、自分のスマートフォンにインターネットを接続したい時は、「フリー・ワイファイ」の提供のある場所に行かなければなりません。

現在ほぼすべてのイギリスの飲食店やホテル、図書館、スポーツジムなどの公共の施設、バスや電車では利用者に「フリー・ワイファイ」を提供しているはずです。

私も出先で自分のブログや着信したイーメイルを見たり、メッセンジャーで人と連絡をとりあったりする必要がある時は、インターネット接続可能なマクドナルドなどに入ります。

不便ですが、多くの人がそうしているので、あまり疑問を感じませんでした。


別料金制は、イギリスだけじゃないみたいです。
去年、ポルトガルに旅行した時も、観光地のカフェはすべて「フリー・ワイファイ」の提供を呼び込み文句にしていましたよ。メニューにも「フリー・ワイファイがご利用になれます。スタッフにお訊ねください」と数カ国語で明記されていました。





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ロンドンその3、大人気の観光スポットの難解アートディスプレイ、あまり気にかける人もなし

2017年03月18日 09時00分00秒 | イギリス南部(ロンドンを含む)

3月12日、日曜日から14日、火曜日にかけて二晩どまりでロンドンに行ってきました。
用件は、期限切れの迫ったパスポートの更新。日本大使館に、月曜日に行きました。



またまた、おのぼりさん写真、トラファルガー広場 Trafalgar Square  の、ネルソン提督像 Nelson's Column
   


トラファルガー広場の噴水。


背景は、国立絵画館 National Gallery

天気がよくて暑いぐらいの日でした。水がキラキラ澄んでとってもきれい。

1930年代風の寓話的水吐き像の後ろに屹立する現代アート。


おなじみ、トラファルガーの、フォース・プリンス Fourth Plinth。


トラファルガー広場の4隅にはそれぞれ、銅像用の台座(plinth)があります。
そのうちのひとつ、北西に位置するこの台座は約150年間、のせる像のない、4番目の空台座として知られていました。

1999年、公募で選んだ才能のある現代アート作家に意欲的な作品を発表する場を与えるという、この世界的に注目されるアート企画がはじまりました。
それ以来、しばしば議論の的になる難解な入選作品が年替りで展示されています。

David Slungley の Really Good。


スラングリーはストックポートがかつて属したチェシャー州のマカスフィールド出身です。
地元アーティストが世界的に注目されるのってなんか誇らしい・・・。

おなじみ「good!」をあらわすサインの、立った親指が飛びぬけて長いのは「すごーくgood!/最高!」の意味だそうです。ってわざわざ書くまでもなくひじょうにわかりやすいコンセプト。

不況に悩む、不安定な世の中にポジティブなメッセージを送るというのが制作意図なんだそうで・・・歴代入賞作品に比べてストレート・・・・でしょうか?

これがほんとに2016年のイギリスの現代アートを代表する作品・・・?
やっぱり、難解。

トラファルガー広場には携帯電話で写真を撮る観光客がいっぱい。
それなのに、この Really Good の写真を撮る人はもちろん、目にとめる人すらまったくいません。
存在感、ゼロ。
説明書きによれば、他の三つの台座に立つ軍人像と同じ質感を出すために時代がかった表面加工がしてあるんだそうです。

目立たない展示もコンセプトのひとつ?


さすが、世界一流の観光地、ロンドンではいたるところに、ゴミを拾う人の姿がみられました。


この、フォース・プリンスの公式写真には遠景にネルソン提督像を入れる構図が定番になっています。
私もそうやって撮ったらよかった、とちょっと後悔。


3年前のフォース・プリンスの入選作の写真を載せた本紙のバック・ナンバーのリンクです。見てみてください。↓
ロンドン  その1 トラファルガー広場 ・


アートの殿堂、ロイヤル・アカデミー Royal Academy of Art、美術館です。


日本大使館のそば。
行ってみたら、ちょっとおもしろそうなロシア革命美術展をやっていました。

興味はありましたが、入場料18ポンドはちょっと高すぎ。
そのつもりで来たのなら、それほどの額ではなかったかもしれません。
久しぶりに会った友人といっしょだったので、今回は美術館見学はやめて、カフェで長いことおしゃべりをしました。

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ロンドンその2、静かな日曜の午後のりかえ駅の外に出て、観光地ではないロンドンの中心地を散策

2017年03月17日 09時00分00秒 | イギリス南部(ロンドンを含む)
3月12日、日曜日から14日火曜日にかけて二晩どまりでロンドンに行ってきました。
用件は、期限切れの迫ったパスポートの更新。日本大使館に、月曜日に行きました。



今日のおのぼりさん写真は、ホース・ガーズ Horse Guards で突然始まった、衛兵によるブラスバンド演奏。





私の住む、グレーター・マンチェスター(州)のストックポートは、ロンドンから約250キロ。

ストックポートからロンドンの中心の乗りかえ駅、ユーストン Euston まで特急で約2時間。

滞在先の夫の弟の家があるケントのオーピントン Orpington に行く電車がでている別の乗りかえ駅、チャリングクロス Charing Cross か、ロンドンブリッジ  Londonbridge までユーストンから地下鉄で行きます。

電車の切符は、ストックポートから地下鉄料金も含め、最終下車駅のオーピントンまで有効です。
ただし、途中下車無効(地下鉄のルートは自由に選べます)。

乗り換え駅で、駅から出てうろついても問題ありません。
せっかくだからちょっと出てみることに・・・

ユーストン駅はロンドン観光の中心地から歩いていける距離ですが、ちょっと外れたところにあり、はじめて足を踏み入れる興味深いエリア。観光地ではありません。

オフィス街ですが、日曜日で静かです。


住宅街でもあるみたいです。
古い集合住宅が連なる幅の広い道路の真ん中に緑の共有スペースがとってあるのは、ロンドンならでは、の都市計画。
いいなぁ。

ロンドンの住宅街といえば、整然と連なるジョージア時代の半地下つきの白亜の3,4階建ての超高級連続住宅が思い浮かびます。
このあたりでは見かけません。

レストランの看板のイラストがかわいいので撮った写真です。


レスティング・ヘア(野うさぎ)は、レスティング・ヒア(ここでちょっと一休み)にかけたシャレです。

店舗の上階がフラット(集合住宅)になっている、典型的ロンドン中心地の住宅街・・・あぁ、やっぱりいいいな~。こんなところのお家賃はいくらなんでしょうか。

ロンドンの住宅難と家賃や不動産の高騰はニュースや社会不正を訴えるドキュメンタリーでも話題になっています。


駅のすぐそばにある、セント・パンクラス教会 Saint Pancras Church。ギリシャ神殿風。




観光スポットではない、地元の教会です。

この教会の地下、クリプトが興味深いギャラリーになっていました。
そこで撮った何枚かの写真はまたあらためてお見せしますね。

1902と年号の入った警察、消防署。


ショウシャなクイーン・アン風、レンガ造り
消防署としてたてられて、いまも消防署、警察署として使われています。

火の見櫓。





1930年代の特徴的な丸みのある角のある、パブのビル。




両カドにワシのレリーフ。


かわいい、個人住宅・・・でしょうか。


ユーストン駅から徒歩3分、贅沢だなぁ。


できれば、ロンドンのすべてのエリアの写真を撮って歩きたいところです。

コテコテした大都市マンチェスターとは違う、イギリスの首都の、堂々とした都市計画!
ロンドンは古くからイギリスでいちばん人口の密集した都市です。
1666年のロンドン大火のあとから、戦前にかけて建てられた美しい古い集合住宅が現在も使われている、美しい人口密集都市です。

もっと整然と統一された街並みのロンドンも次回は訪ねてみたいです。

ついでに、ひとつ手前のピカディリー・サーカスで地下鉄をおりて、乗り換え駅のチャリングクロスまで地上をちょっと歩いてみました!

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観光客にとって魅力の被写体、ロンドンその1、かく言う私もおのぼりさん

2017年03月16日 09時00分00秒 | イギリス南部(ロンドンを含む)
3月12日、日曜日から14日火曜日にかけて二晩どまりでロンドンに行ってきました。
用件は、期限切れの迫ったパスポートの更新。

まずは、おのぼりさん写真から。

 有名な、ピカディリー・サーカス Piccadilly Circus のエロス像。


ロンドンの中心、グリーン・パーク Green Park 前にある日本大使館では、イギリス国内の遠方に住んでいる邦人のために、朝申請したら、当日の午後3時半までにパスポートを発券してくれます。


待つ間の5時間、グリーン・パークの周辺、徒歩で廻れるエリアをぶらぶら、ロンドン見物です。
午後からは、ひさしぶりに会う日本人の友人が加わって・・・ほとんどの間、カフェでしゃべってました。



行き当たりばったりに歩いて軍人の彫像が林立する軍国的エリアを抜けるとバッキンガム宮殿 Buckingham Palace のそば、セント・ジェームスズ・パーク St James's Parkにつきました。

パークを見下ろすケント公記念像だそうです。何した人?


この、お尻を向けている少女は、石段のとちゅうに座ってスタンバイしているお友だちといっしょに記念撮影をするために、本格的なカメラを自動撮影モードに設定して、角度や構図をいろいろ調整しているところです。

準備完了、はい。カシャッ。




ロンドン中、予想通り、どこへ行っても観光客でいーっぱい。
私ももちろん観光客です、

上の写真の女の子のように、本格的なカメラを持った人はごくわずか。

みんな携帯電話で今、日本語で「自撮り」って言うんですってね!!セルフィーをパチパチ。長い棒、セルフィー・スティックを持った人も、多数。


立ち番のホース・ガード Horse Gard(騎馬衛兵)。


ホース・ガードの詰め所である、このたてものは宮殿の一部、ホース・ガーズ Horse Guards といって観光名所です。


小学生が遠足か、社会科見学か、団体で来ていました。


やっぱりホース・ガードは騎乗でなきゃ。観光客は大喜び。


「馬は噛んだり蹴ったりすることがあります」という観光客のための注意書きが観光地らしい。



女王の護衛役、ホース・ガードを観光客から護衛する警察官が二人いました。



以下、おのぼりさんの私が写った数少ない写真・・・

地下鉄の駅構内で。


何とかいう宝石商が軒を連ねるアーケードで。


私のように建物の美しさにひかれてか、通り抜ける人はけっこういましたが、小さな店舗に入っていく人は皆無でした。


トラファルガー広場に面したとおりにある店・・・何の店だか忘れました!


マンチェスターあたりにはないブランド、ポールという名前の友達がいるので送ろうと思って・・・私がぼんやり映りこんでいます。



夜のピカディリー・サーカス。


ストックポートから上京してきて、ロンドンの目もくらむような賑わいと、都市計画の壮大さに圧倒されました。
明日に続きます。

ロンドンにはサイクリストが異常に多い。



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動物と天童の幻想的な組み合わせ、ボロ店舗に残るレリーフ、夢のあと

2017年03月13日 09時00分00秒 | 古い建物に棲む動物をさがす
ストックポート・タウンセンターを抜けて、マンチェスターに向かう、国道A6沿いのボロ空き家店舗。


入り口の上の正面ファサードの浮き彫りによると、1889年に建てられたらしいです。

長いこと空き家です。ショーウィンドウを保護する板の落書きがうらびれ感を盛り上げています。

15年ほど前は、タイルのショールームでした。
お風呂場のタイルが一部欠落したので、同じタイルを数枚、ここで買ったことがあります。

内部はすっかり機能的にモダンに改装されて、古い建物だという印象はまるでなしでした。

ひさしぶりの 「古い建物に棲む動物」 カテゴリー、豪華版です。


フリーズの浮き彫りが楽しいんです!!

古代神話がテーマのようです。

天童とリス。


よく見えないのですが、リンゴか何か果物でリスの気を引こうとしているようです。



犬?オオカミ?ほえられてこわがってますね。


手に鳥を持っています。


鳥と。


子羊?と


ウサギかとも思ったのですが、ひづめがあるので、子羊でしょう。


このフリーズには天童がいないのが意表をついています。
フクロウ。





小さな翼を背中につけた小さな男の子を日本では「天使、Angel」と呼んでいますが、それは間違いです。

正しくはチェラブ、「天童」・・・この日本語の訳はあいまいです。


天使、エンジェルというのは、大人の女性のような容姿で表現される、中性の、キリスト教の神様の使いで、チェラブはキリスト教に関係のない、べつもの・・・

といっても、チェラブという言葉は、もともとケラビムという名の、子供の姿であらわされる天使からきているそうでややこしい。
でも、ケラビム天使はもっと荘厳な宗教的テーマの美術作品などに出てくるので、羽根のついた、「小さな男の子チェラブ」とは違うんだということがわかります。


外壁の、縦長のでっぱった飾り(この部分の呼び名はあるんでしょうか)のところに、ギリシャ神話かなんかの神様でしょうか、端正な顔立ちの人物の浮き彫りがあります。




たしか、全部で3種類あったはずです。
ひとつ写真を撮り忘れました。

さわれる場所にあるのもあり、保存状態が気になるところです。

どれも鼻の頭の表面が日焼けで皮が剥けたように剥落して、同じテラコッタ素材の別の層がのぞいています。


角にあるアーチ型の入り口左側にある、レリーフ。


天童が支える、コート・オブ・アームス(紋章の盾)にこの建物のもともとの所有者のイニシャルでしょうか、文字が彫り付けてあります。

小さいけど由緒のあるたてものだったのかもしれません。すくなくとも手のかかった意匠です。
建てられた当時は豪勢な見かけだったはずです。


豪勢でちょっとやりすぎ・・・当時はコテコテの成金趣味と評判だったかもしれませんね。



「貸し店舗」の看板が出て久しいこの稀有な物件、荒れる一方です。

バスの窓から見かけて以来、何年も「降りてそばで見てみたい!」と思っていました。

タイルを買いに行った時は車を裏の駐車場にとめ、建て増しの倉庫のような裏から入り、裏からでたので建物全容を表にまわってみるようなことはしませんでした。

実は「原爆ドーム・焼け残り廃墟の教会」(3月8日)から徒歩5分しか離れていないので、今回思い切ってバスを降りてどっちも見に行きました。




↑「エンゼル」の名の誤解のもとはこれ?
かわいい!
現在の洗練された森永のトレードマークより親しみがもてます。


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本紙初公開、ピカディリーガーデンズの噴水、復活(?)

2017年03月11日 21時56分12秒 | マンチェスター
ストックポート日報ではすっかりおなじみの、マンチェスター・シティ・センターのピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens 。


ピカディリー・ガーデンズといえば、評判の悪い 壁 The Wall。

天気のいい日によく見ると、汚いです。


これまたおなじみ、祈念の樹 Tree of remembrance 


鳩のフンまみれの晩年のヴィクトリア女王。





先週もお伝えしたように、噴水盤の工事がおわって、板囲いが取り払われました。立ち入りを禁止するための金網の囲いはまだあります。

噴水盤を横切る歩道がひさしぶりにオープン。


びっくり!噴水の水が吹き出ていました。


先週の火曜日に撮った写真です。

この噴水も、安藤忠雄の庭園デザインの一部。

時間ごとに高さを変えて噴きあがるこの噴水は市民にとても好評でした。ずさんな配管工事による地盤浸水が問題になり、水が止められてずいぶん長いことたちます。
市民の要望で、噴水の大がかりな修理工事がはじまって4ヶ月足らず、いよいよ完成か!

ストックポート日報の発刊は4年前、この噴水の水が止められたちょっとあと。
一度も噴水が機能している写真を載せられなかったのはそのためです。

それにしては、まだ、「再オープン間近」の看板があるし、金網に覆われてもいるし修復途上のようなぱっとしないプレゼンテーション・・・

金曜日に用事があって、もう一度行ってみたら、水は一日中、とまっていました。


はげちょろの古い芝生をかきとったあとに、新しい芝生を貼る準備中のようです。
完成はまだちょっと先のようです。

火曜日の噴水は、もしかして、試運転だった?



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スノードロップス、クロッカスが花ざかり、イースター前の断食期間の名を持つレントリリーは出番待ち

2017年03月10日 09時00分00秒 | イギリスの木々と草花
ストックポート日報が発刊されて以来、毎年、毎年載せているこの場所の写真・・・



木彫りのフクロウ、ヴェーラのいる空き地。

うちの近所、住宅街の中の小さな空き地です。



残念、春の始まりを告げる花、スノードロップでいっぱいの写真がとれませんでした。

まだ少し、残っています。

今はクロッカスが盛り。





もうすぐいっせいに咲き始めるのが黄色いラッパ水仙。

イースターの花です。レント・リリー Lent lily ともよばれています。

今は、レントの真っ最中です。

先週の水曜日(アッシュ・ウェンズデー)からイースターまで、キリスト教徒が肉、魚、油、乳製品、卵断ちをする節制期間です。

今がレントだって知っていても、レントとは何かを知っているイギリス人はいまや少ないみたいです。

キリストの受難を記念して食事制限をやっている人なんて、今いるんでしょうか。
少なくとも私は一人も知りません。



この空き地、私の膝ぐらいの高さの低い木の柵で囲われています。
犬を入れないようにていねいにお願いする建て看板が立っています。


犬を入れる人を見たことがありません。

犬を入れてはいけない場所に、犬のウンコは飼い主が始末してくださいと訴える啓蒙ポスターが貼ってあるのが矛盾している。



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再度挑戦、1950年版スコーン、今回はプレーン・・・ふくらんだ!

2017年03月09日 09時00分00秒 | イギリスのおやつとデザート
「Be-Ro Home Recipe」


上の小冊子を見てスコーンを作ってみたらふくらまなかった大惨事の記事をまずお読みください。リンクを貼りました。    
1950年ごろ発行のかわいいお菓子のレシピ本のとおりにまずつくってみたスコーン・・・なんかちょっとヘン・・・2016年3月4日ブログ

再び挑戦。
今回は 同じページの下の段、 Plain Scones をつくってみます。
基本のスコーンです。


材料;Be-Ro セルフ‐レイジング・フラワー8オンス(230グラム)、塩小さじ半杯、
ラード1と半オンス(45グラム、バターで代用)、牛乳少々・・・以上、前回のRich Scone(フルーツ・スコーン)とまったく同じ。

砂糖とドライ・フルーツと卵が使われていません。


前回、ふくらまなかったので、今回はレシピの材料に加えて、ベーキング・パウダーを小さじ半杯混ぜ込んでみました。

セルフ‐レイジング・フラワー(以下略してSR)は、ベーキング・パウダーがすでに混ぜ込まれた小麦粉です。
イギリスの焼き菓子作りではすおなじみです。

レシピ本の指示どおりつくったのにふくらまなかったのは、指定のBe-Ro のSRを使わずに、格安のスーパーの自社ブランドのSRを使ったから???
あいかわらずケチを決め込んで、今回もやっぱり安いスーパーのSRを使います。

今でまわっている他の多くのレシピのスコーンには、SRを使いつつ、さらにベーキング・パウダーも加えられています。
もしかしたら、このレシピ本が出版された頃のBe-Ro社製のSRには今よりベイキング・パウダーが多めに配合されていたのでしょうか。だからベーキングパウダーを加えなくてもよかったのかも・・・?

前回と同様、バターを潰すように粗く混ぜて、麵棒でのばせるほどの硬さになるまで牛乳をたらたら流しいれます。

そして、今回はちゃんと正確に半インチ(12ミリぐらい)の厚さにのばして抜きました!


230度のオーブンで10分、ふくらんだ!



ちょっと、焼きすぎ。
スコーンは特別、オーブン温度が高いので、焼き時間に気をつけていないといけないんですけど、うっかりしてました。

あまくなく、バターの味がきいていて、なかなかです。




マーマレードとバターとナチュラル・ヨーグルトを別々につけて食べました。



もちろん、クロッテット・クリームとイチゴジャムをたっぷりこんもりいっしょに載せて食べるのがイギリスらしい伝統の食べ方ですが、コレステロールが心配!
ヨーグルトを、のせずに添えて食べるのがさっぱりしておすすめ。

あまり、イギリスらしくないんですけどね。



それと、このレシピ本には書かれていないのですが、スコーンのドゥはあまりていねいに混ぜないほうがいいようです。
粗く手早く混ぜたほうが焼いた後の口当たりがさくっとします。


お料理ウェッブサイトで見つけた、スコーンの食べ方例・・・


イギリスのティー・ルームで注文すると、必ずイチゴ・ジャムとクロッテット・クリームが入った小さなポットか小皿が添えられてでてきます。

お試しあれ。(コレステロールのことは忘れましょう)

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