イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

近所で見つけた今年初めての可憐な赤いポピーの花と戦争博物館のポピーのアート、疑問がつきない名誉の戦士感

2022年05月30日 06時32分41秒 | 英国の、生活のひとコマ

今日の話題はいかげんしつこいエリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration ではありません。

...と言っても、上の写真はやっぱりユニオン・フラッグ(連合応国旗)をあしらった愛国的な戴冠70周年記念を盛り上げる飾りつけですが。

金曜日に行ったマンチェスターの、セント・ピーターズ・スクエア St.Peter's Square に面したオフィスビルの入り口です。

ちり紙の花で飾った日本の小学校の運動会の入退場門の豪華版みたいですね。

王室の紋章でもある国花のバラではなく、藤、ボタン、アスター(?)、フリージア、ストックそれにポピーの造花で飾られています。

そう、ポピー。

近所の集会所の、10年ほど前は花壇にぎっしりと咲きそろっていたフランダース・ポピーが抜かれたあと、場所を少し移して歩道と花壇のすき間にけなげに自生しています。

 

わき道をはさんだとなりの家の門の下で一輪、風に揺れる可憐なポピー、横にも数本自生しています。

話がひょいひょい飛びますが、先週の水曜日に娘と寄った水辺の近未来都市、マンチェスターのそばのサルフォード・キィズ  Salford Quays の...埠頭の向こうのこの...

奇抜な建築物の筆頭、帝国戦争博物館北館 IWM Northの...

屋内の吹きさらしの一角によびもののポピーのカスケード(滝)のディスプレイが設置されていました。

 

食事のあと、1人で映画を見てから徒歩の距離の学生寮に戻る娘と一緒に時間つぶしに入った入館無料の博物館です。

ポピーのディスプレイは入館受付で、まず最初に見ていくようにかなり熱心にすすめられました。

英国人にとって、赤いポピー(フランダース・ポピー)とは何か?

第一次世界大戦終了後、戦場だったフランダースの野原に一面に咲いた赤いポピーが戦没した兵士の犠牲を悼む象徴として認識され始めました。ポピーの赤は戦場に斃れた兵士の血の色だそうです。

多くの英国民が第一次大戦の休戦記念日のある11月になると、第一次、第二次両大戦での戦没者の死を悼み、また彼らの犠牲に感謝の意をあらわすために紙製の赤いポピーを胸につけるのです。

第一次大戦開戦100周年の2014年に、英国陸軍の軍事要塞でもあるロンドンの観光名所、ロンドン塔 The Tower of London のお堀を陶器製の紅いポピーで埋め尽くすインスタレーション・アートが展開されました。

マンチェスターの地方紙から勝手に借りた写真です。

インスタレーションが終わった後、一部をこっちにちょっと移してきた永久展示らしいのです。

私たちにはそれほど興味が持てない展示内容をだらだら見ている途中にとつぜん電気が消えて(まあ、上映予告と暗くなることへの警告は入場時にきいていましたが)...

10年ぐらい前に来館した時にはなかった、戦死者についての感傷的なドキュメンタリー短編映画を(ほぼ強制的に)見せられることになりました。

英国の軍隊はそういえば第二次大戦が終わった後もかなりたくさんの国際紛争に派兵しているんですよね、フォークランド、湾岸戦争、ボスニア、アフガニスタン、イラク...私と同世代の兵士も過去に実際の戦闘に巻き込まれて戦死しているのはもちろん知っていましたが、あらためて「遺族が語る故人の思い出」なんかを聞かされるとたしかに、しんみりとします。

...がしかし、徴兵されたわけではなく自分から好き好んで軍務についた人たちです。死の危険を承知で職業の選択をした人たちに起こった最悪の事態を「国家のためになしうる、最も貴い最大の犠牲」なんて美談にしてしまって本当に良いのでしょうか。

若い人たちが亡くなれば誰だって本当に悲しいですよ、兵士の死が決して特別ではないはずだ...と何となく割り切れない思いで「飽きた」という娘といっしょに博物館を出ました。

娘は映画の後半涙ぐんだそうですが、やっぱり映画にも「飽きた」そうです。

 

日本でも人気のプレミア・リーグサッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドの本拠地が近いサルフォード・キィズに関する情報は、日本語のウェッブサイトでも充実していることを以前にも書きました。

IWM Northは、とりわけイチオシ観光スポットだということですが、私は日本人にはお勧めしません。

ずら~っと展示されている広範囲にわたる分野の戦争に関する貴重な遺物を見て何かを学ぶのは、けっこう困難です!

学校の先生に引率されてすでに学校で学んだことに関する実物を見に行こう!とかしっかりした目的があるのなら話は別ですし、戦争や近代史にすっごく興味がある人などは楽しめるのでしょうけど、普通の人には飽きます!

というより...「ずら~っと展示されている貴重な遺物」を見てまわるだけだった10年前より「軍人の犠牲を尊ぼう」アッピールがより一層強まっちゃってましたから。よりどころのない不安な抵抗感を覚える日本人は少なからずいるでしょう。

軍隊は大嫌いだけどなぜか子供の頃から戦車が好きだといううちの夫も、赤いポピーがらみの最近のこの博物館はカンベンね、と言っています。戦車はありませんし、男性が好む武器の展示も貧弱です。

 

赤いポピーって愛国的なんですよね。

再び、セント・ピーターズ・スクエアの戴冠70周年記念盛り上げ飾り、背景はマンチェスター中央図書館に市庁舎新館です。

 

マンチェスターが最も誇るべき(私見)郷土の偉人、エメリン・パンカースト Emmeline Pankhurst 像です。

ミセス・パンカーストは世界で初めて声を上げた女性参政権獲得運動の活動家です。

世界で初めて普通選挙を実施した英国は世界で初めて女性の選挙権も認めています。

アートの一部分である、銅像を囲む低いピンクの石の壁に座って一休みしているとミセス・パンカーストの演説を聞いているような気分に本当になれます!

 

 

 

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まだまだ続く、エリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 への期待とはしゃぎぶり、今週末が最高潮?地元商店街の飾りつけ

2022年05月29日 06時26分08秒 | 英国の、生活のひとコマ

週末が終わればいよいよ、待ちに待ったジュービリー・ウィークです。

エリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration は6月2日、木曜日です。

いえ、私は全く待ち焦がれていませんが。「待ち遠しい」と本気で言っている人にも(個人的に)お目にかかったことがありません。もちろん連休がうれしい人はとてもたくさんいるでしょう。

土曜日にボランティアでお手伝いをしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam のある商店街、ブラモール・ビレッジ Bramhall Village のお祭り盛り上げ愛国ディスプレイへの気合いの入れ込みがさらに深まっていました。

比較的上品な例です。経済的にゆとりのある女性を顧客ターゲットにしたオーガニックの食品や化粧品を売る店のディスプレイです。

もしかしたら多くの店の持ち主も本当は「どうでもいい」と思っているのかもしれませんが、日本でいう「同調圧力」みたいなプレッシャーがあるのかもしれません。

まあ、飾り付けにちょっと手をかけて道行く人の目を楽しませて、ついでに客寄せにもなる...ぐらいの思惑はあるはずです。

いちばん上の写真の、キッチンのショールームのバンティング bunting (旗飾り)はもう自分の地所を離れて歩道をまたぐ違法ぶり(?)。

風ではためいているので写真ではわかりませんが、たくさんの三角のユニオンフラッグの真ん中には、10年前の戴冠60年記念(2012年、ロンドン・オリンピックスの年でもありました)の時に頻繁に見かけた、黄色いスーツとおそろいの帽子をお召しになった10年お若い女王陛下の肖像写真があしらってありました。10年前の戴冠記念のお祭り時にはこの写真を使ったバナー banner(横断幕)を多く見かけたように記憶しています。

写真の使いまわし?あるいは、60周年記念の際に使ったバンティングそのものを引っ張り出してきて再利用?

 

高級そうな美容院の努力賞ものディスプレイ。

ティー・パーティを模してあります。

本物のフルーツ・スコーンとフェアリーケーキ(=カップケーキ)、それにイタリアン・エスプレッソマシーンのあるカフェでコーヒーを飲むとサービスでつけてくれることがあるアーモンド風味のビスケットがなぜかいっしょに並んでいます。

今ひとつ、本格的なティー・パーティに見えないところが残念です。クリームとジャムが抜けている!もうひと頑張り、キュウリのサンドウィッチとケーキをくわえてアフタヌーン・ティーにしてほしかった!

そして私だったら、椅子にテディ・ベア(あるいはコルギーかブルドッグのぬいぐるみ)でも座らせてテーブルをもっと散らかすところなのですが!

受付の女性に内側に入って写真を撮っていいかと聞いたら、オーナーらしい男性美容師(ヒマそうでした)がやって来てとても喜んでくれました。たぶんこの人のアレンジなのでしょう。

障害者の自立を支援するチャリティ団体スコープ Scope の脱力ウィンドウ・ドレッシングです。

女王陛下の紙のマスク(お面)をかぶせられた不気味なマネキンが国旗色、赤とロイヤルブルーの売り物の婦人服を着せられています。

このお面の肖像写真もまたずい分若くてびっくりです。70代の時の女王陛下ではないでしょうか。

王室がらみのお祝い騒ぎの時は毎回王室メンバーの顔写真を使った紙のマスクがパーティ用品屋などで大々的に売り出されます。

目の部分がくりぬいてあって何とも言えず不気味ですし、第一「不敬」なんじゃないかとちょっと心配になります。

それよりも、このマスク、何に使うのでしょうか。売られるぐらいですから買う人がいっぱいいるはずです。

パーティでかぶっていたら飲んだり食べたりできないではありませんか。乾杯の音頭を取る人がその時だけかぶるとか?いえ、女王陛下が「女王陛下に万歳三唱 Three cheers to Her Majesty!」なんて言うのはちょっと変ですよね。

サッカーやテニスの国際試合の応援席でかぶっている人をたまにテレビで見かけます(視界が狭くて見づらいでしょうに)。

そういえば、2011年にケンブリッジ公夫妻(ウィリアムとケイト)の結婚式の前評判で盛り上がっていた頃、乗り合いバスに乗ったら一階の乗客の半分ぐらいが王室メンバーの顔写真の紙のマスクをつけて座席に静かに座っていたのでおののいたことがありました。故ダイアナ妃までいました。年齢まちまちなかんじでしたので、職場のパーティか研修なんかに(なぜか)バスで向かう一団だったのでは...と思われます。

 

戴冠70周年記念祝祭に関するストックポート日報の記事のリンクです☟新しい順に、

戴冠70周年記念祝祭記念はビジネスチャンス!はしゃぐ業界についてしつこくレポートする私も実ははしゃぎすぎ?

英国に住んでいて知らんぷりを決め込むことは許されない(?)はしゃぐべき女王戴冠70周年記念行事はもうすぐ!

政治的スタンスは関係なしに国中で祝う時は祝うべし!女王陛下の戴冠70年のお祭り騒ぎ!

カウントダウン開始した一生涯に1度しかお目にかかれないらしい今後もまずないらしい君主の戴冠70周年

ブラモール・ビレッジの商業振興会からでも感謝状をもらいたいぐらいです。

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戴冠70周年記念祝祭記念はビジネスチャンス!はしゃぐ業界についてしつこくレポートする私も実ははしゃぎすぎ?

2022年05月27日 06時36分18秒 | 気になる製品、気になるデザイン

6月2日のエリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration をひかえた英国民の、はしゃぎぶりレポート再び、です。

私の周りには、「どうでもいい」という反応の人が確実に多いのですが。

とりあえず、各方面でビジネスのネタになっていることは絶対に確かです。

 

さて、私は水曜日に、サルフォード Salford の学生寮に帰る娘と一緒に、学生寮からほど近いサルフォード・キィズ Salford Quays に行きました。

近未来都市のような奇抜な建物がかつての埠頭の周りに建ち並ぶ水辺の街を散歩して、娘が食べたいというラーメンをいっしょに食べるのも良かろうと、出てきたのです。

娘は、夏休みには入ったものの提出物などがあり、いったん寮に数日帰ることにしたのです。

 

さて、本題のエリザベス女王戴冠70周年記念。

ストックポート駅の切符売り場の...

素人っぽいタッチがほほえましいガラス絵のクローズアップです。

王冠とバッキンガム宮殿を護衛する儀仗兵がズラッと並んだ下の部分はロンドン風景ではなく、あっぱれ、ストックポートのランドマークが勢ぞろい!よくやった!

そういえば、ガラスの内側に簡単に拭き消せるポスターカラーで絵を描く装飾、英国では本当に一般的なのですが、日本では見かけませんよね。店舗を借りる際の契約に禁止事項でもあるのでしょうか?

サルフォード・キィズで、昼食後、目当ての映画が始まるまで2時間待たなくてはならない娘をさそって帝国戦争博物館・北館 IWM North にフラッと入ってみました。

以前にも来たことがあるのですが永久展示にはあいかわらず興味が持てず...(詳しくは次回にでも...)

ちょっと立ち寄ったギフトショップのオリジナルらしい戴冠70周年記念祝祭関係の商品売り場です。

やはり何もかも、ぼったくり価格です。

軍服姿の女王陛下の額装用の写真まで売られていました。ティーンエイジャーだった女王陛下は戦争中陸軍で軍用車の整備をやっていたのでした!

サルフォード・キィズに関しては次回にでもお伝えします。

サルフォード・キィズで一人で映画を見て帰るという娘をおいて帰途についた私がマンチェスター・ピカディリー駅で時間つぶしをするために入った、駅構内の本屋/お土産物屋を兼ねた文具屋、WHSmith の...

実は今まで、よそで見かけなかったのが不思議なほどありきたりな、戴冠70周年記念祝祭関係の商品展開です。

記念絵皿、マグカップ、女王の肖像入りスーベニア・ティン(記念の缶)に入ったビスケットに紅茶、そして国旗のバンダナを首にかけたコルギー犬のぬいぐるみ...。

スーベニア・ティン入りのビスケットが16ポンド(2563円)...!ご冗談!と言いたくなるようなぼったくり値段でした。

たぶん、海外からの観光客が戻り始めたロンドンあたりでは至る所で目にする類の定番おめでた商品なのではないでしょうか。

旅の起点、マンチェスター・ピカディリー駅から電車に乗り込む人のお土産需要を狙っている?

雑誌売り場にはもちろん、王室の写真を多数掲載した特別記念バージョンの特別コーナーが設けられていました。

 

王室の紋章で、イングランド国花をあしらった特別バージョンのクリスプス crisps (ポテトチップス)の2ポンドは絶対に高すぎます!大き目の袋ですが。

 

駅構内にコンビニ仕様の店舗があるおなじみスーパーマーケット、セインズベリーSainsbury's のテーブルソース売り場で見つけた...

おなじみのブラウンソース、HPソース の、HM Pulatinum Jubilee Edition と書かれた戴冠70周年記念祝祭記念バージョン限定レベル!!

「HM」というのは Her Majesty (女王陛下)という尊称の略号です...王冠の中心にビッグ・ベンが屹立しているという芸の細かさ!

 

HPソースの、工事中のビッグ・ベンバージョンの限定版エディション・レベルについての記事のリンクです☟

通常ビッグベンとウェストミンスター宮(国会議事堂)の絵が描かれたオリジナルのラベルの写真ものっています!

おなじみのテーブルソースのラベルのデザイン...国政の中心、ロンドンの観光名所の現在の状態を見事に反映!!

いちばん上の写真は戴冠70周年記念祝祭記念バージョンのカップケーキ(またまたぼったくり値段9個入りで6ポンド)です。

 

ところで、1時間に1本私の家のそばまで来る電車の便がキャンセルされました!事故があったようです。

しかたなく、ストックポート駅まで別の便に乗って帰り(マンチェスター-ストックポート間を行き来する電車は終日5分おきに発着しています)、家までの夜間のバスの本数がやはり1時間に1本なので、夫にクルマで迎えに来てもらいました。

うちの近所でクルマの前を走る戴冠70周年記念祝祭記念バージョンの乗り合いバスに追いついたので窓越しに写真を撮りました。

(このバスに乗って帰れたはずなのですが、どっちにしても夫がクルマで迎えに来てくれたのでありがたく乗って帰りました)

昼間のように明るい午後7時過ぎです。

 

 

 

 

 

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英国に住んでいて知らんぷりを決め込むことは許されない(?)はしゃぐべき女王戴冠70周年記念行事はもうすぐ!

2022年05月25日 07時37分45秒 | 英国の、生活のひとコマ

自宅からクルマで10分ぐらいのところにある商店街、ブラモル・ヴィレッジの理髪店にとつぜんお目見えの女王陛下!

...ちょっとギクッとしました。

等身大の型抜きした写真です。

 

もともと店のロゴに王冠を使っている FAMOUS HENRYS という理髪店の窓飾りと国旗のバンティングが映えますね。ロゴ入りの風船まで用意しています!ロイヤルカラーの赤、白、青だけではなく、コーポレーション・カラー(ビジネスのイメージカラー)の緑の風船まであります。

ストックポートのタウンセンターに比べるとちょっと遅れをとったかな、といった地元の商店街の個人商店ですが、6月2日のエリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration を一週間前に控えた今週あたりから、お祭り気分盛り上げの飾りつけがヒートアップしています。

イヌ用小物も売るドッグ・グルーマー(イヌの散髪屋)も...

ガラスのペイントをがんばっています。

正面ドアわきの二面のガラスパネルに描かれた衛兵の絵の、頭と胴体が黒い金属の横長パネルに分断されてしまって残念です。

まるで生首が陳列されているように見えます。

さすがにおイヌ様相手のビジネスですね。

 

広いガラス面には王室ゆかりの、コルギー犬(笑顔!)の実物大スティッカーが貼ってあります。

そして、私がボランティアでお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam も昨日やっと重い腰を上げるといったふうに飾り付けを完成しました。

左翼主義者らしいマネージャーがミーハーで国粋主義的なお祭り騒ぎに便乗するのをためらっていたのですが...

(お祭り好きな私が焚きつけたのもあります)

が、しかしこの人もちゃーんと寄付品の、王冠と連合王国を形成する4国の国花(バラ‐イングランド、アザミ‐スコットランド、スイセン‐ウェールズ、シャムロック‐北アイルランド)をあしらった戴冠記念テーブルセンターをこの機会のために大事にとっておいたようです。

手刺繍リネンの70年モノです!とりあえず、飾り付け用の非売品です。

嬉しそうに会計カウンターの上の目立つ場所につっちゃったりして実はひそかにはしゃいでいるのかもしれません。

おススメの本を並べる、ショウウィンドウに面した棚上段には.ここ半年余り、戴冠70周年イベントに向けてマネージャーがため込んでいたおめでた製品をかなりひかえめに並べました。

左から、1952年の戴冠式の記念プログラム、ロンドン、セントポール寺院とウェストミンスター寺院みやげの古い銀のスプーン、戴冠記念コイン、女王陛下の90歳のお誕生日祝いのスポードのマグカップ(オリジナルの箱入りで未使用。これが一番高価で、19ポンド99ペンス)、女王陛下の着付けや美容担当スタッフの裏話写真集、ケンブリッジ公夫妻(ウィリアムとケイト)の結婚式を模したフィギャーを編み物(かぎ針編みの、いわゆる amigurumi ではなく、棒針編みというところがレトロです)で制作する作り方の本...

会計カウンターのコロナウィルス感染拡大防止用アクリル板のシールドにかけていた、私が編んだバンティングをこっちに移しました。

ちょっとすき間を開けてもう一つの棚には...

インターネットで探した戴冠当時の女王陛下の肖像をプリントアウトして入れた写真たて、白いクマのぬいぐるみと父の日のプレゼント用の「ビール資金 beer fund」と書かれたロイヤルブルーのブタの貯金箱と真っ赤な花瓶の国旗カラートリオ、ゴミ箱から拾ってきたロイヤルブルーの帽子、王室を舞台にした歴史小説2冊...いずれも全て寄付品の売り物を私が店の中をひっかきまわして集めてきました。(かなりこじつけで苦しい選択です)

段の終わりや下の段は全く関係のない本や育児小物が並んでいてちょっと寂しいです...

1952年の戴冠式の記念プログラムには、おぉっとひとりで歓声を上げた4歳のチャールズ皇太子と2歳のアン王女の写真が載っていました。

インターネットで同じ写真を見つけて、ここに転載します。

 

関連記事のリンクです☟☟

政治的スタンスは関係なしに国中で祝う時は祝うべし!女王陛下の戴冠70年のお祭り騒ぎ!

この話題はおそらくまだ続きます...

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2週間遅れの誕生日プレゼント、やっぱりもらった日本語入りの謎のジャパニーズファッション(耳付き)

2022年05月23日 07時00分00秒 | シブい!日本語表記、日本関係なら何でもクール!

娘の誕生日は2週間以上前でした。

大学の1年間の予備コース(アート・ファウンデーション・コース)を終えて実家に戻ってきた娘を待ち受けていたもう一つのプレゼントです。

もうすっかりおなじみの、娘好みの日本語グラフィックの kawaii コンセプトのカジュアルウェア。

数日前にこの家にオンラインゲーム仲間からのバースデープレゼントとして送られてきました。オンラインショッピングの品物が贈られる人の家に届く、近ごろ一般的になっているプレゼントのやり取り方法です。

プレゼントの実物を見ていない送り主本人に、私が撮った上と下の写真(顔の部分をトリミングしていないバージョン)を「ありがとう」のメッセージとともに送ったようです。

私が贈った、「へっぽこ柴」のフード付きティーシャツと同じようなテイストの、これはフディー hoodie (フッド付きトレーナー)です。

「ねこ-猫」...それがどうした、と言いたくなる意味不明のスローガン...カワイイからまあ、いいか?

右袖にはサテンのリボンの飾りが、左袖には日本的なおサカナのプリント、といかにも「日本の少女たちが好みそうな」ディーテイルが日本のゲームやアニメが好きで日本に憧れる欧米少女たちの心をつかむマーケティングなはずです。

でも日本の少女たちはこういう(くどい)カワイイ服を本当に着ているのかな?さすがに前面に日本語が大書されたトレーナーはちょっと抵抗があるのでは?

原宿あたりなら見かけそうなファッションですね。(私の日本の若者ファッションに関する記憶もかなり古いのですが)

中国製です。それも、欧米に流れてきているもともと中国マーケット向きの、憧れの日本の女子高生のように装いたい中国の少女たち向きのスタイルだと思われます。

フッドにはネコの耳付き!!!

「聞き耳頭巾」と命名しました。もちろん違うけど。

フディの下には「へっぽこ柴」のフッド付きティーシャツを着ています。

「へっぽこ柴」のフッド付きティーシャツのフッドにも柴犬の耳がついています。

動物の耳付きのフッドって日本の kawaii ファッションの定番なのでしょうか。

ねこ耳フッドに押し込まれ、パグのような折れ耳になっています。

そういえば和犬は全てとんがった耳がピコンと立っていますね。

 

娘の通うサルフォード大学は直通電車で30分近くの、自宅から通える距離にあります。それでも家を出てみたいという本人の希望と、18歳になったら実家を出るべきだという考えの夫の後押しで寮生活に踏み出しました。

予備コースを終えて、9月から本科のアートスクール(芸術学部)に進みます。

1年間、不都合不自由があったため、寮生活は切り上げて自宅に戻ることにしています。

寮費を払っている7月まで時々帰って片付けたり、夏休み中も開いている大学のカウンセリングを受けにいったりする予定です。

学費も生活費も英国の他の多くの学生たちと同様、手続きを踏んで借りたスチューデント・ローン(本人が一定額以上の収入を得るまで返済義務がない奨学金)から出費しているので親の負担はありません。英国では学費や学生時代の生活費を負担する親はほとんどいないはずです。

自宅から通えるのにわざわざ家を出るなんて出費が大変なのではないかと日本にいる友人にきかれたので、説明する機会があれば改めて書くつもりです。

「へっぽこ柴」のティーシャツについて書いた記事のリンクです。☟

kawaii はもはや英語!検索すれば商品がザクザク出てくる新しいキュート路線、うちの娘も実は夢中!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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政治的スタンスは関係なしに国中で祝う時は祝うべし!女王陛下の戴冠70年のお祭り騒ぎ!

2022年05月22日 06時35分14秒 | 英国の、生活のひとコマ

6月2日のエリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration まで残すところあと11日。

私がボランティアでお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam のウィンドウにもついに愛国的ユニオン・フラッグのバンティング Bunting 飾りが登場。

お祭り騒ぎと軍事パレードを見るのが好きな私が、うちの夫と同様、王室無用論者で左翼主義(The Guardian 紙を愛読)のマネージャー(60代、男性)を説得して実現しました。

私は軍服を着て勲章をいっぱいつけた人がゾロゾロ出てくる国家行事をテレビで見るのが大好きですし、北朝鮮やロシアのものまでふくめて軍事パレードを見るのも好きですが、軍国主義には絶対に反対です。

国旗や愛国イメージで店のウィンドウを飾ることにぐちぐち言っていたマネージャーとはボリス[嘘つきジョンソン首相]のこき下ろしで話が合います。

コロナウィルスよけのアクリル・シールドには私が寄付品(店の商品)のアクリル毛糸を使って店番しながらチクチク編んだババくさい手編みのバンティングを張りました。

オックスファムは英国名物、チャリティ・ショップ charity shop の草分けです。

発展途上国や災害や飢饉などに見舞われている海外の貧しい国に救援物資を送ることを目的に設立された慈善団体です。

現在は物的な支援よりも、地域の自立支援や子供たちの教育、農業、医療技術などを向上させることなど、貧しい地域の生活レベルが永続的に向上するような支援に力を入れています。

他の無数の慈善団体と同様、一般の人からの資金援助(寄付)と寄付された不用品を売るチャリティ・ショップの経営で資金を賄っています。

まだまだ、国旗色の毛糸が余っているので調子に乗って...

もう1本、長めのバンティングを作ってみました。(下の写真右側の窓の内側にくぎを打って掛けました)

左翼マネージャーもこの機会のためにと、王室アルバムのような雑誌や、連合王国花を刺繍したテーブル・ラナー table runner (テーブルの真ん中に広げる細長いテーブルクロス)、ロイヤルウェディング記念の銀メッキのスプーン, ケンブリッジ公夫妻(ウィリアムとケイト)の肖像入りマグカップなど、ガチガチの愛国的製品の寄付品をひそかにため込んでいたようです。

毒を喰らわば皿まで!今週中に、それらを使った屈辱的な愛国ディスプレイでウィンドウ飾りを完成させるつもりです。

国旗のバンティングは王室がらみのお祝いや、サッカーやクリケットの国際試合、やVEデー(ヨーロッパでの戦勝記念日=英国の終戦記念日)そしてもちろんそれほど遠い先ではないチャールズ皇太子の戴冠式など何回でも使いまわせるはずです。

 

同じ商店街のタイ・レストランのガラス窓の内側に、なかなか上手な絵が描かれていました。

タイ人経営の、タイのストリート・フード専門店です。

プラティナム(プラチナ)・ジュービリー(戴冠70年)のシンボルカラーの紫の王冠をかぶって料理しているのは店のトレードマークにもなっている店主だと思われます。

ビッグ・ベンやタワーブリッジ、ロンドン塔、ロンドン・アイ(大観覧車)等々を描いたガラス絵はなんだか、いかにも国外から来た人っぽい発想です。

英国と言えばロンドン、王室と言えばまたロンドン!という外国人観光客視点で...

まあ、王室の本拠地、バッキンガム宮殿なら納得するのですが!

ここはロンドンのライバル都市、マンチェスターのとなり、ストックポートですよ。

ストックポートのランドマーク(例:ストックポート・ヴァイアダクト)は知名度の点でちょっとナサケナイ気がしないでもないのですがイングランド第二の都市、グレーター・マンチェスターの州都、シティ・オブ・マンチェスターには地元の人たちにはピンとくる立派なランドマークがいっぱいあるのに!

スーパーマーケット、セインズベリー経営のコンビニエンスストア、セインズベリー・ローカル Sainsbury Local では...

四角い国旗バンティングが窓の内側に張り巡らされていました。

窓に貼られていた大きなディスク型のスティッカーです。

(夏休みに入って帰省した娘を迎えに行った、ストックポート駅前の店舗です。中に入って買い物をしました)

そうそう、女王陛下の愛犬、コルギー犬 corgi!

それにイングランド国花の紅いバラを配した愛国ムードたっぷり、Platinum Jubilee 1952-2022 と書かれていますが、ソフトクリームやサングラスなど夏のレジャーイメージも加えて夏中貼り続けるつもりが見え見えのデザインです。

別のスーパーマーケットで見かけた期間限定版デザインのティーバッグ、PG Tips の箱のコルギー尽くし!

箱のてっぺんです。

店舗の棚スペースの都合で寝かせて並べることもできる優れたデザインです。

女王陛下が17歳の誕生日に両親に買ってもらって以来繁殖しつづけた子孫を何百匹も飼っていたという王室ゆかりのコルギーですが、数年前に最後の一匹が死んでから飼うのをやめていたはずですよ。

あ、その後どこかの司教か何かに女王陛下のコルギーの親戚筋にあたるコルギーの仔犬をプレゼントされたような話も聞いた覚えがあるのですが、確認できませんでした。

コルギーを町の中や公園などで実際に見かけたことは、そういえばない(!)気がします!

最近の関連記事です☟

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よく通り抜ける公園で今まで気が付かなかった!静かに地面を見下ろす吊り目の火星人と遭遇

2022年05月21日 08時00分00秒 | なんだ、これは!?

連日の快晴続きの後、昨日は1日中、雨が降ったりやんだりの肌寒い日でした。

小学校の下校時間が終わった頃、近所の公園を通りかかって...

 

とつぜん見つけた宇宙人の顔。

ジョウゴのようなこの遊具がこの公園に設置されてから20年はたつはずです。大きく開いた上の口に放りいれたボールが三つあるどの穴から落ちてくるのかわからないところが楽しみな素朴な遊具です。

あまり人気があるとも思えないし、遊んでいる子供を見かけたこともないように思うのですが、ずーっとあります。

他の遊具は流行や安全基準がかわるたびに、何回か交換されているのですが。

エイリアンの顔の存在には気が付きませんでした。

 

さて、宇宙人です。「エイリアン」のほうが今風な響きですね。

私が子供の頃にマンガや「空想科学小説」(死語?)にでてきた宇宙人(あるいは火星人)はしもぶくれの巨大な頭部からヒモのような細くて長い脚がにゅるにゅる伸びた不思議な生物体でした。日本では今でもあのイメージは親しまれていますよね。

ところが、英国では全く知られていないのです。いったいどこから来たのだろうとちょっとリサーチしてみました。

びっくり!1898年に発表された英国のSF作家、H.G. Wels のThe War of the World(邦訳;宇宙戦争)のオリジナルの挿絵だというではありませんか!英国発祥!!

今は宇宙人、もしくは火星人と言えば、この「アーモンド・アイ」ですよね。

20年ぐらい前に火星には目も口も脚もない下等な微生物しかいないらしいとわかってがっかりです。

赤い地面(背景はまっくら)の上をひょいひょいと歩き回っている「にゅるにゅる脚」が私にとっての火星人です。子供の時に小学生向きの科学図鑑で見た想像図が忘れられません。

 

その前の、よく晴れた日の日没前に通りかかった時に撮った誰もいない公園の写真です。

この公園を通ってコンビニエンスストアに牛乳を買いに行ったのでした。

日がどんどん長くなっています。午後8時50分ごろです。

反対側はもう陽が落ちています。

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天気のよい日に自宅で散髪、すぐ下で寝そべり、落ちてくる切った毛を体で受け止め気にしないダレネコ

2022年05月20日 08時02分07秒 | 英国の、生活のひとコマ

昨日までの3日間はカラッと空気が乾いた晴天でした。

再興気温は22℃、過ごしやすい適温ですが日差しが肌にヒリヒリしました。

気温が高くなくても晴れた夏の日であれば、英国人はできるだけ肌を紫外線にさらそうと露出過多の「南国の休日」のようないでたち(ショーツや肩出しチューブトップなど)で屋外を闊歩します。

庭のパティオで夫の髪を切りました。

ティブの毛の白い部分に落ちた毛の色はブチの部分の濃いグレーと同じ色で(あーちょっと違うか)新しい柄を作り出していました(とまで言い切るのは無理がありますね)

パティオの古びた敷石のシミとも同色で、フワフワ落ちた短い毛の房が床とも完全にカモフラージュしています。

2020年コロナウィルス感染拡大阻止のためのロックダウンが始まってから理容院に行かずに自分で髪を切る男性が増えています。

頭頂が薄くなって(うちの夫もそうです)ツルっと剃り上げるようになった人もとても多いようです。

ロックダウンで理容院が長期にわたり閉まっていたのも確かに理由の一つですが、うちでは私が夫の毛が短くなりすぎるのが気に入らず、(20年来ずっと何も言わなかったのですが)私が好みのスタイルに切ることにしたのです。

毛先が巻き上がるくせ毛ですのでヘタに切ってもそれほど悪目立ちしません。

夫はティーンエイジャーのころから40年以上も、クリクリくせ毛の英国人男性の定番短髪スタイルらしい「ブルータス・カット」にしていました。加齢で精悍さを紛失し、しかも禿げて来るとなんだか悲しい感じです。白髪が増えてから巻きも度合いが落ちてきていますし。

全体を少し長めに残して後ろに流すようにする素人カットの今の髪形のほうが年齢に応じた落ち着きがあります。

ついでです。短躯、短足の母ネコ、リヴィア。

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奇怪、不気味、毛の生えていない薄くて熱い皮膚!日本でも人気らしい純血種とは全然違うずんぐりむっくりチャイニーズ・クレステッド・ドッグ

2022年05月15日 05時52分38秒 | 英国のイヌ

毎週土曜日に、ボランティアとしてお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam のあるブラモール・ビレッジ Bramhall Village の商店街で見かけた...

強烈な見かけのイヌ!

皮膚の質感もシッポもまるで「ブタ」ですが、これはイヌ!

チャイニーズ・クレステッド・ドッグ Chines crested dog のヘクター、3歳です。

(なぜかヘクターという名前のイヌをよく見かけます)

ガサガサしてぶ厚くゴワゴワした毛がまばらに生えているブタの皮膚と違ってヘクターの皮膚は薄くてなめらか、全身つるっつるです。

頭と顔の一部にホワホワした毛がまばらにはえているのと...なぜか足にもモコモコ毛が生えているところが何とも謎めいて...不気味です。

クレストはニワトリなどの「トサカ」、クレステッドは「トサカの生えた」という意味です。

皮膚はさわると暖かく、というより熱いです。本人は見ての通り寒さに弱く真夏以外、全身を覆うウォンツィー(長そで、長ズボンのツナギのメリヤス下着)のセーターを着て過ごすそうです。冬にはヘクターのために暖房をつけ続けているとか。

今年初めての全裸での外出だそうです!!

イヌ特有の体臭が一切ありません。

自分のイヌへの関心がうれしいらしい親し気な飼い主の女性は「中国のイヌよ、知らなかったの?」といろいろ質問した私に言いました。私のことをたぶん中国人だと思ったのでしょう(またか...何も言われなかったので今回はそっちの話題にはそれませんでしたが)

写真を撮るためにこっちを向いてほしくて「ヘクター!」と声をかけてもけだるそうに無視されました。

飼い主に「ソーセージと言ってみて、反応があるから」と言われ、試してみたらバッチリ効き目がありました。ソーセージは見た目通りのあだ名でしょうか(ひどーい)、それとも好物の名前を言って気をひくテでしょうか。どっちだか確認するのを怠りました。

実は6年前に一度チャイニーズ・クレステッド・ドッグを、しかも2匹も(!)いっしょに見かけて奇怪さに驚愕して記事にしています。

奇怪!全身毛なし、弁髪あり、チャイニーズ・クレステッド

それ以来ですね、見かけたのは。

日焼けするそうです!皮膚のテンテンはそばかすだそうです!秋冬になると日焼けは引いてピンクのなまっちろい肌色に戻るそうです!

カタカナで検索してみたらチャイニーズ・クレステッドに関するオンライン記事がとてもたくさん見つかりました。

日本語の犬種ガイド、飼い方、ブリーダー紹介などに写真が載っているチャイニーズ・クレステッド・ドッグにはすべて頭髪のようなしっかりとしたまとまった毛が顔の横にたれているし足やシッポもフサフサした毛におおわれてちっとも奇怪ではありません。

白髪のおじいさんのように目の上で毛を刈り揃えたトリミング法もあるようですね。

毛のないつるんとした身体もすらっとしていて、優雅で美しい犬種であることが強調されているではありませんかっ?!

上にリンクを貼った記事に出てくるフランクもメイジーも、ヘクターと同様「ぎょっ」とさせる強烈な見た目です。もしかしたら純血ではない?

ええ、まあ英語で検索しても「優雅で美しい系」チャイニーズ・クレステッドと「ヘクターのようなずんぐりむっくりハゲちょろりん系」チャイニーズ・クレステッドの両方の写真が見られましたが。

ああ...これはきれい!(英語で検索して見つけた写真です)

「ドッグショー出場犬の上の写真のようなチャイニーズ・クレステッド・ドッグとヘクターみたいなチャイニーズ・クレステッド・ドッグ...

...のどちらかを選んで飼え!」と、もしも言われたらヘクターみたいな親しみのある方を迷わずに選びますね、私は!

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カウントダウン開始した一生涯に1度しかお目にかかれないらしい今後もまずないらしい君主の戴冠70周年

2022年05月14日 07時01分31秒 | 英国の、生活のひとコマ

今週、5月12日から、エリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration 公式カウントダウンに入りました!

6月2日の記念式典までちょうど3週間というわけですね。

昨日買い物に行ったストックポートのタウンセンターでは週末の気分盛り上げ、祝祭ディスプレーがボツボツ始まっていました。

おもにチャリティー・ショップですね、ウィンドウ・ドレッシングに情熱をかけていたのは。

景観保存地域、リトル・アンダーバンク Little Anderbank にある、主に身寄りのない高齢者を支援するチャリテイー・ショップ、Age Uk は特に力を入れていました!

たぶんボランティア(無償)だとは思いますが、プロのウィンドウ・ドレッサーがちょうど私が通りかかった時ショーウィンドウの飾りつけをしていました。写真を撮りたいというととても喜んでくれました。

ディスプレイされているのは商品です。

一般の人からの寄付品(セカンドハンド品)の中からこの世紀の大イベントにふさわしいモノを取っておいたと思われます。

チャールズ皇太子の伝記、ウェールズ公夫妻(チャールズと故ダイアナ)の結婚写真のジグソーパズル!それに「 I ♡TEA 」と書かれたマグカップ!バロック調のカーテンどめの物々しいタッセル!(王室との関係性皆無)

立て看板の反対側です。

雑誌の切り抜きか、インターネットの写真をプリントしたものか、女王陛下のグラビアイメージをよくこれだけ集めたものです。

反対側に書かれた「Celebrate/ Donate /Jubilate 祝おう、寄付しよう、歓びを高らかに歌おう」は韻を踏んでいてなかなか調子のよい三行詩のようなキャッチフレーズです。Age UK のオリジナルだったらスゴい!

 

さて戴冠70周年記念。

70年以上在位した君主は世界史上他に誰もいないそうです。

世界史上初、最長!

実際の王位継承は70年前の2月5日だったのですが、その日は女王の父君ジョージV世(前王)の命日でもあるので、さすがに祝ってはいけないようです。

初夏6月は、英国の一番美しい季節ですし屋外イベント日和が続くことや、英国人の屋外で食べたり飲んだり、音楽を聴いたり踊ったりしてはしゃぎたいという飽くなき欲求を満たすよい機会が提供できることもあって国家を挙げたお祭りには最適の時期だと私も思います。

ウェディング・シーズンでもありますし6月に結婚した花嫁は幸せになるという言い伝えもあります。あぁ日本ではウンザリどんより蒸し暑い梅雨の季節なのでした。

同じ通りの St Ann's Hospice。ここも頑張っています。

ホスピスを運営するチャリティ団体です。

この店舗は特にヴィンテージ(アンティークよりは格下の、ちょっと価値のある年代物のガラクタ)のみを扱うチャリティ・ショップです。

ロンドン風景やロンドン塔の秘宝のジグソーパズルや国産車、オースティン・ミニのぬいぐるみ、ユニオンフラッグのネクタイとクッションの愛国イメージの品に、ただ赤と青というだけでディスプレイに使われたガラスの花瓶とペーパーウェイト(文鎮)とスーツケース...がお茶のセッテイングの周りに雑然とならべられています。

メインストリートの、あまりやる気のなさそうな 独自のガン研究を施設を運営する Canser Reserch UK のディスプレイです。

マネキンに団体オリジナルの紙のクラウン(王冠)をかぶせただけ(親子バージョン)。

 

ごっちゃごっちゃと節操なしに国旗や国旗色を飾ればいいというものではない...

これは番外編、グリーティング・カード専門店です。

誕生日、記念日、引っ越し祝い、お悔やみ他母の日など季節の行事などなど各種カードとパーティの飾りつけ用品専門の英国特有らしい店はストックポートタウンセンターだけで4軒もあります。

このしつこい国旗ディスプレイは売り物をウィンドウに陳列しているだけですね。

店内には女王の顔写真いりのバンティング(御幣のように紐でつないだ旗かざり)や巨大な国旗、ユニオンフラッグの帽子と髪飾り、エプロン、テーブルクロス、紙皿、紙コップなどがありました。

 

そうそう、1月末に、夫の父のお葬式に出席した際の式後の会食 (wake) に使われた古いパブの告知板の6カ月先のプラティナム(プラチナ)・ジュービリーのイベント予告です。

ぞーっとするような不気味な女王陛下の肖像イラストを写真に撮ったことを思い出して探し出しました。

 

...戴冠70周年記念日の6月2日(木曜日)から6月5日(日曜日)までは4連休です。

現在まで公式に発表されている記念イベント(コンサートや博物館、美術館などの特別展など)は1568件!の予定だそうです。そのうち、ここグレーター・マンチェスターでは235件。

封鎖した道路にテーブルを並べるストリート・パーティも数限りなく予定されています。

 

スーパーマーケットで見かけた、サラダクリームの期間限定ラベル、サラド・クイーン Salad Queen 。

マヨネーズの老舗会社、EHINZ の サラド・クリーム(サラダクリーム)は私のうちでも愛用しています。スーパーマーケットの自社ブランドよりも高いのですが、たしかに味が違います。

そして何より昔ながらの、各自治体でのリサイクル実施が確実に機能しているガラス瓶入りを販売しているところが気に入っています。

サラダクイーン、一瞬迷いましたが、リサイクルシステムがまだ完全に機能していないらしいプラスチック製の容器だったので買うのはやめました。

この手の悲しいダジャレ期間限定ラベルの商品がぞくぞく流通することを希望します。

 

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kawaii はもはや英語!検索すれば商品がザクザク出てくる新しいキュート路線、うちの娘も実は夢中!

2022年05月10日 06時29分54秒 | シブい!日本語表記、日本関係なら何でもクール!

先週20歳になった娘の誕生日を週末祝いました。

プレゼントに私がAmazon で買ったのは…

「くっぽこ柴」ではなく、たぶん「へっぽこ柴」のつもりの刺繍入りティーシャツです。

文字とイラストの部分はプリントではなく、非常に密な刺繍で表現されています。

「かわいいティーシャツでも買ってあげようか」と「cute 」ではなく、「kawaii Tshirt」で検索したら最初に出てきたこの思い切りファンシー(奇抜)な商品を気に入ったらしくさっそくクリックして、購入。

kawaii はわかる人にはわかる、一部の英語話者の間でグラフィック関係のコンセプトとしてすっかり英語化しています。

日本風のかわいい動物キャラクターで日本語が併記されていることが多いグラフィック。

動物でなければ星、ハート、キノコ、イチゴ、サクランボ、アボカドその他何でも(特に食べ物)なんかに...にこんな顔...

...が描かれていれば「kawaii」コンセプトを充たしていると言えるでしょう。

チェックのスカートにハイソックスの制服を着た日本の女子高生に憧れる欧米、それに中国(!)の少女たちの心をつかむはやりのコンセプト!

対象年齢の幅はけっこう広いと思います。大人の女性も好きな人は好きでしょう。

「へっぽこ柴」のティーシャツはティーシャツ素材の薄い半ぞでにもかかわらずとんがった耳つきフードがついたかなりくどいデザインです。

娘は気に入って、着て帰りました。

ネコのリヴィーとティブがプレゼントするつもりでオンラインショッピングしたネコグラフィックの kawaii あるいは単にキュートなだけかもしれない(日本らしさが少し欠けるかもしれません)ティーシャツは到着待ちです。

 

顔の形やひげの表現が HELLO KITTY に酷似していなくもない、もうひとつの kawaii 例;

口の形(w)が特徴ですね。

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マンチェスターで見かけたポップ、カワイイ、社会性がありそうな、そして懐かしいモノの数々

2022年05月08日 07時56分13秒 | マンチェスター

先週マンチェスターに行った時に撮った写真です。

メキシカンレストランのロゴ、舌がトウガラシになっている図案が気に入りました。(レストランは閉まっていました)

写り込んでしまった私のコートも赤トウガラシ色です。

 

スペインの小皿料理、タパスが売り物のバー、El Gato Negro Tapas (クロネコ・タパス)のエラそうに説教を垂れながら威勢を張って歩いている(ように見える)クロネコのロゴがかわいくて気に入りました。

 

ストリート・アートとヴァンダリズム(破壊行為)の中間に位置するいきなり社会性が高いこれは...複数の場所に同じイメージが貼れるポスターアートですね。

Two Trains Go to War 戦争に向かう2台の列車、のキャプションはパロディか何かなのか調べようとしたのですが、行き詰りました。ご存知の方のご教示を仰ぎます。

列車のスタイルは旧式の機関車風です。

右は悪評高いロシアの大統領、プーチンで、左はロシアの侵攻後評判をあげているウクライナのゼレンスキー大統領なのですが、ゼレンスキー大統領の今ではトレードマークになっているヒゲがありません。そういえば開戦前はヒゲなしのつるんとした顔で知られていた記憶があります。

開戦後、スーツを着るのをやめた頃からのびはじめた不精髭をスッキリ整えて今のような口元を取り囲むマッチョなスタイルに落ち着いたのではなかったでしょうか。

このポスターが貼られたのは、ロシアの侵攻前でしょう。

 

上階がアパートメントになっているらしい古い立派な建物の入り口前に、空の1パイント牛乳ビンが並んでいました。

懐かしくて思わず写真を撮ったのですが、マンチェスタ、ピカディリー駅近くの、メインの通りを一本奥に入った、ナイトクラブやおしゃれなバーなどが並ぶ地域に牛乳配達が来るらしいことが意外でした!

私たちも15,6年前まで牛乳配達を利用していました。

カラの牛乳ビンを洗って戸口の外に出しておくと翌朝の配達の時にもっていってもらえる(牛乳ビンは消毒後再利用される)今から思えばとても「環境にやさしい」販売消費システムでした。スーパーマーケットでプラスチックのびん入りを買ってきた方が安上がりでかえって便利なため、契約中止にしちゃったのが何とも惜しまれます。

毎日早朝、通りから聞こえるビンのカラカラなる音と「ミルク・フロート」の静かな電気エンジン音をベッドの中で聞いて目を覚まし「ああ、もう朝だけどもうひと眠りできるな」と思ったのを懐かしく思い出しました。

うちのエリアのミルクマン(牛乳配達員)はサリーという名前のシェパード犬を連れて配達していました。今から思えば防犯のためだったのかもしれません。

比較的年配の男性が多いミルクマンの集金の時を狙って現金を強奪するドラッグ中毒者が全国的に多かったと聞きました。

オンライン決済の支払いなどしたくなさそうな高齢者の利用客が多いらしい牛乳配達では今でも現金の受け渡しを玄関口でやっていそうです。数十件の一か月分の支払いは集まるとかなり高額になりそうです。

その人が定年退職するとこのエリアでのミルク・フロートは見かけなくなりました。

牛乳配達ビジネスそのものが現在かなり落ち目になっているらしいのですが、コロナウィルスのパンデミック以来、従来から細々と展開していた日用品や牛乳以外の食料品の配達が注目をあび、地域によっては需要が盛り返したとも聞いています。

参考までに、宣伝ウェッブサイトで見つけて勝手に借りたミルク・フロートの写真です☟

わが家で配達をたのんでいたのと同じ会社の、全く同じ車種のフロートの写真を見つけて感激です!!

 

大改修、改装工事が始まってもう3年目かな、マンチェスター市庁舎 Manchester Town Hall がまるでインスタレーション・アートか何かのように可愛らしく梱包されて(というかただの足場囲いですが)内側で秘密めいた作業がすすんでいます。

18~19世紀にヨーロッパ中で大流行した中世の宗教建築の復興スタイル、ゴシック復興様式 neo-Gothic/Gothic Revival-architecture の最高傑作(のひとつ;マンチェスター住民のひいき目)と言われるマンチェスター市庁舎改修工事の完成が待たれます。

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太りネコ、お前もか!?いつのまにか体重過多が進行していた青年ネコのティブはみ出し

2022年05月08日 07時56分13秒 | うちのネコ、よそのネコ

おなじみの...

...去年の夏の終わりに収穫した青リンゴを入れていた四角いカゴです。

リンゴを食べきった後しばらく、息子ネコ、ティブのお気に入りの寝床になっていました。その後、息子が留守の間に母ネコ、リヴィーが占領し母子で紛争の的になっていた四角いカゴ。

そのうちネコに見向きもされなくなり、1か月近くカラのまま置きっぱなしになっていました。

底にこんもりとネコの毛が積もってキッチンにおいておくのはどうかと思われるような汚らしさ、洗ってしまおうかと思っていた矢先...

ティブがふっかりとはまり込んで寝ているのを見つけました。

体の一部分がカゴの外にはみ出している!

うちに来たばかりの時は明らかに太っていた母ネコ、リヴィーは胴長短足のずんぐりむっくりした肢体ですが体が全体的に小さく、ダイエットに成功した現在、このカゴからはみ出すことはありません。

ティブが今度は過体重気味なようです。

抱き上げるとずっしりと重いのです。

 

カゴをめぐる母子ネコのいさかいについて書いた記事のリンクです☟

ネコの母子の情愛溢れる、母の日の光景!本当にそうか!?

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ウクライナの国難を思い国を追われた避難民の力になりたい善意のイベント実行中、ちょっぴり疑問アリ

2022年05月07日 06時36分44秒 | ストックポートとその周辺

ひさしぶりにストックポートのタウンセンターに行きました。

ショッピングセンター、マージーウェイ Mersey Shopping Center の広場に季節外れの白銀のクリスマスツリーがドンと置いてありました。

いま一番「ホットな」ウクライナ支援の催し物のようでした。(決して茶化していいような話題ではないのですが、商業施設が何だかいかにも嬉しそうにやっているのがちょっぴり引っかかりました)

その名もギビング・ツリーThe Giving Tree。

ストックポート日報を以前から読んでくださっている方は「あれ、聞いたことのある名前だな」と思われたかもしれません(後述)

ぐうぜん横を歩いていた警官3人組の蛍光イエローにツルっとした素材のロイヤルブルーの「警察」ロゴのハイビズ・ベスト( HiVis vest=high-visibility vest )がしっかりウクライナ国旗配色でした。

仕組みを解説した立て看板です。

ツリー型に抜いてあるRの字の空きの部分が絵文字のウンコに見えませんか。

なるほど、ツリーから下がったタグ(荷札)に名前の書かれた店舗を選んで、バウチャー(商品券)を好きな金額分だけ購入する(お金を払う)とそのバウチャーはストックポートに滞在するウクライナ避難民に手渡されるというわけです。

ウクライナの悲惨な状況をニュースで見て胸を痛めている善男善女が善意を行動にして実現できるチャンスを提供しているなかなか良いイベント...だとは素直に感心できないのは何と言うか...楽しそうなクリスマスツリーを転用したイベント化と...

「協賛」している店がけっきょく儲かることになっていることがちょっぴり引っかかるのです。

好きなものが選べる商品券をあげるのは気が利いているかもしれません。着の身着のままで出国してきた避難民は日用品やら着る物やらいろいろすぐに必要でしょうし。

(イベント化なんかしないで、多くの店や団体が実行しているように募金箱でも置いて集まったお金をあげてはダメなのか...?)

英国北西部と、とくにストックポートを含むグレーター・マンチェスター南部はウクライナと歴史的に縁が深い地域なのです。

20世紀のはじめに大量のウクライナ人がアメリカ合衆国に移民するためにリバプールに集結して合衆国行きの船を待っていたそうです。

そのうち多くの移民希望者は何も大西洋を越えてアメリカに行かなくても祖国と同じヨーロッパの英国にとどまってもいいんじゃないかと計画変更、工場での就業機会が多そうなマンチェスター周辺に定住することにしたのだそうです。タイタニックが沈没したあたりの頃の話です。

1930年代以降はナチスの迫害を逃れたり共産主義化を嫌ったり様々な理由でウクライナ人が、すでにウクライナ系のコミュニティが形成されていた英国北西部に多く移民してきたそうです。

さすがにロシアの属国だった歴史が長いウクライナ、ウクライナ人コミュニティではチェスが盛んだったそうです。現在60代の私の夫は20代、30代の頃にウクライナ系の同年代のレベルの高いチェスプレイヤーと数多く対戦したと言っています。

3年前のクリスマスの頃の記事のリンクです☟

喜びを分かち合う季節、クリスマスを前に再考、クリスマスの商業主義と子供の甘やかし....?

この白銀のクリスマスツリーを使った恵まれない子供たちにプレゼントをあげる慈善イベントとクリスマスの商業主義について書いた記事です。

以前の記事から転載した、ストックポート・タウンホールに翻る、ウクライナ国旗の写真です。

 

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交換の時期が来た、既成の窓を簡単に入れ替え素通しのように曇りのない新しい窓ガラスに感激

2022年05月06日 06時45分18秒 | 英国の、生活のひとコマ

一昨日、専門の業者がきて「窓」2面の入れ替えをしました。

庭に面したキッチンと...

(窓ガラスを外したところです☝)

...3階の寝室の窓が取り換え時期にさしかかっていたのです。

2階の踊り場を通って3階に窓ガラスを運ぶところです。

「窓ガラス」というか、3センチぐらいの間隔をあけたガラス板2枚が黒い縁に入った二重ガラスの「窓パネル」です。

窓パネルを外した状態です。

作業員が2人来て、注文した規格サイズの窓パネル を持ってきてくれました。

ポキッと古い窓パネルを外し、ペリペリッと新しい窓パネルをはめ込んで、日本の接着剤「セメダイン」のような強烈なにおいのする固定剤で固定してくれました。

あっという間でした。

取り外した古い窓パネルの2枚のガラスは細かく砕いて再形成して再利用するそうです。

窓パネルを入れ替えた後のキッチン窓はまるでガラスが入っていないかのようにスッキリ見通しが良くなりました。

視界がスッキリしただけで気持ちがパッと明るくなるのは不思議なものです!

左側の開閉する小さいパネルは4,5年前に入れ替えました。

窓パネルの2枚のガラスの間は真空状態なので、ほこりも水分も入らず、外側さえきれいに保てばくもったりギトギトあぶらっぽくなることはないはずです。それでも何十年もたてば密封が緩んできて少ーしずつ水分がたまることがあるのです。

キッチンの大きな窓パネルはここ数年、よく2枚のガラスの間にたまった蒸気でうっすらくもっていたのです。

屋外と屋内の温度差や湿度や明るさの違いによって、ガラスの透明度が違うのがなんだかいまいましいバロメーターの役割を果たしていました。

一昨年の雪の日のキッチンの窓とドアを開けて入れてくれ、と要求するネコのティブです。

英国ではすっかりおなじみのこの白い「窓枠」は「uPVC ウィンドウ unplasticised polyvinyl chloride windows」といいます。

uPVC というのが何の略だか今まで知りませんでした!

単に「プラスチック枠」だと思っていましたが違うようです。「柔軟でないポリ塩化ビニール」?

1971年に建造された当初はすべて白くペンキで塗られた木製の窓枠だったはずです。

20年前に私たちが引っ越してくるずっと前から向かい合う連続住宅2棟、10軒すべてがこの uPVC ウィンドウを採用しています。

窓を外した後のスカっと広く開いたガラスのない空間の写真を撮れと夫が言うので撮りました。

 

現在、新しく建てられる一般住宅の窓枠はほとんどすべてこの uPVC 製のようです。

古い建物も、由緒のある保存指定建築だったり、持ち主に特にこだわりがあるとかでないかぎり、補修が必要になったら経済的でメインテナンスもしやすく、保温性がとても高い このuPVC 枠と二重ガラスの窓パネルに取り換えるのが普通みたいです。

実用性は捨てがたいのですが、戦前の建築物にプラスチックの窓枠はやっぱりなんだか残念です...

(わが家のようなセンスよりも実用性重視の戦後の建築物なら、もうほとんど気にならないのですが)

 

現在わが家では退職してヒマな夫と私が少しずつ内装のし直しに取り掛かっています。

夫は器用で、大工仕事やタイル貼りまで実に上手にこなします。

ペンキ塗りは私も得意です。

年末にハンディマン(便利屋)が入っていろいろやってくれていた顛末はストックポート日報の記事にしていますが、その後もいろいろと進化がありました。

追ってご報告します。

追記;岸田首相の訪英は、経済関係者など以外にはあまり大きく話題になっていません。

 

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