また間が空いてしまいました。
気を取り直して、パリの写真、続けます。
一番上はオテル・ナショナール・デ・ザンバリード Hôtel national des Invalides 内にある軍事博物館 Musée de l'Armée の中庭です。
建物中央の上階アーチの中に納まっているのはナポレオンI世の銅像。
そして入館者の一人で、背中を向けているのはうちの夫です。(金髪の妹と並んで立っています)
入場券売り場でもらった厚紙製の「ナポレオン帽」をかぶっています。
ちょっとよく見えませんね。
厚紙製のナポレオン帽をかぶって館内見学をしている大人は絶対にうちの夫だけだと思っていたのですが、違いました。中途半端なナポレオン コスプレのフランス人のカップルも一組見つけました。
真ん中に頭を入れる穴が開いた黒い大きな正円の厚紙の両端を頭の穴をかこうように半円に折り上げると、おなじみの肖像画でいつもナポレオンがかぶっている「バイコーン」の出来上がり。
リボンで囲った徽章もプリントされています。
おもちゃの兵隊の展示です。
ナポレオン軍の再現です。
夫、妹(後ろ姿)、私(心霊写真のようにガラスケースにぼんやり写りこんでいます)の3人が同時に写った唯一の貴重な記念写真です。
あれっ、この時 夫はナポレオン帽をかぶっていません!どうやら手に持っているようです。
デ・ザンバリードそばのカフェでのハゲ照り返し再び。
手前の女性の肩越しにのぞく光るハゲ、息子さんの写真を撮っているところをこっそり撮りました。
昨日のストックポート日報に載せた同じハゲの別バージョンです。
自転車にのっている女性をとらえています。
妹のアパルトマンの前の通りに公共の電動自転車置き場がありました。
平日は終日空っぽだったのが、土曜日には半分、日曜日の午後にはすべての駐輪スペースがいつの間にか埋まっていました。
パリでも当局が交通制限するためか環境に良いサイクリングを推奨しているようです。
どういう仕組みで運営されているのかよくわからないのですが、ロンドンやマンチェスターと違って、電動のようです。
利用している人を実は見かけませんでした。
少なくとも、高級住宅街の静かな通りに駐輪されている上の写真の公営ネットワークの自転車は観光客用ではなく、通勤用とみたのですがどうなのでしょう?
フランスもイギリスと同じで、自転車は車と同じで車道を走ることが義務づけられているようです。
パリの道幅が狭く、ぼこぼこした古い石だたみも多く残る道を自転車で走るのはけっこう怖そうです。ドライバーのマナーも概して言えばあまりよくなさそうでした。
その代わり、実によく見かけたのが、このスクーター。
パリの新名物といってもよいでしょう。
この緑のは公営ネットワークの電動式のもののようです。
利用しているのは観光客のようです。
.....道にほっておいたりしていいのかなぁ。
マンチェスターやロンドンの公営の貸し自転車の仕組みも実は利用したことがないのでよくわからないのですが、利用期間分の料金を払えば所定の場所に乗り捨て、用事がすんだあとまた別の自転車に乗り継ぐことが可能なバーコード認証式か何かになっていると聞きました。
このスクーターは料金を払った利用者以外の人がのろうとしてもエンジンがかからない(?)ような仕組みにでもなっているのでしょうか。
7年ほどまえ、私はここストックポートの住宅街や街なかでニューヨークのメッセンジャーが乗り回している、というのをまねてスクーターをよく利用したのですが、もっぱらイギリスでは子供の乗り物だったスクーターに乗った大人の私は目立ちまくり....息子たちが恥ずかしいのでやめてくれというのでしばらくやめていたのです。
屑鉄屋に盗まれました。
歩道を走ることが許され、店の中にもバスの中にも持ち込めるスクーター、本当に便利でした!
パリでここまで普及しているスクーター、またほしくなりました!
街なかにも名もないフォーマル・ガーデンがあるのがパリ。
......オテル・ナショナール・デ・ザンバリードの一部だったと思うのですがよくわかりません。
立ち入り禁止だとは思えないのですが誰も中にはいませんでした。
エッフェル塔を見上げる、小さなオープン・スペース。
地図で確認、シャンド・マース Champ de Mars という公有の緑地でした。
刈り込みがフォーマルです。
観光ポスターでおなじみのエッフェル塔 La Tour Eiffel の写真です。
夏に撮られたようです。
きっちり兵隊さんのように並んでいる四角く刈り込まれた緑のお鍋を洗うたわしのような樹木が写っていることが多いですね。
☝、英語の観光ウェッブサイトから黙って借りたプロの撮った写真です。
イギリスでは街路樹も公園の木も高さも種類も樹齢も全然ちがう木が雑然と植えられていることが多いのです。
「ヨーロッパの都市計画には整然と植えられた均整の取れた並木が不可欠」と、たしか日本で習ったはずなのです。パリに来てやっとピンときました。
.....といってもパリ中どこもそうだとは限りません。
町はずれにある広大な植林地、ブローニュの森 Bois de Boulogne ...
.......で見かけたクリスマス・ツリー無残。
凱旋門近く、車の通る広い道路からあまり離れていない場所で見つけたどう見ても「クリスマスツリー」!の死骸....
クリスマス時期が過ぎたら もてあます 使い捨て、生木のクリスマスツリー、市の回収日をのがしたのでしょう。フランスでもご同様。
「木は森へかくせ」....かくされていませんが。
2年前に書いたブローニュの森についての暗い考察記事のリンクです☟。
パリその3; パリ市民の憩いの場、明るい公園、ブローニュの森の暗いかげ