イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

してくれないと本当に困る、飼いネコの証のネコ首輪!野鳥保護はあきらめた、本当にごめんなさい、うちの近所の野鳥たち!

2021年04月29日 05時58分18秒 | うちのネコ、よそのネコ
前回の記事の続きです。



野鳥保護のための「ネコに鈴」プロジェクト。

寝ている母ネコリヴィーを起こしてちょっと頭をあげてもらいカチッと装着。
鈴は残念、先にはずしておきました。

ネコにとって鈴がどんなにイヤかよくわかっています。
去年17歳で死んだ、ホレイシオも決して慣れることなくいつまでも神経過敏なそぶりを決してやめようとしないので、市販の首輪には必ずついてい来る鈴を外してつけていました。
首輪そのものも嫌がっていましたっけ。
音がしない、鈴を外した首輪はそのうちあきらめておとなしく受け入れていましたが。

お似合い。



素直に膝にのるようになった息子ネコ、ティブに昨日2回、首輪装着を決行できたのですが、首元でちゃりちゃり音がする鈴がよっぽど嫌だったらしく、家中を走り回り興奮状態でした。そしていつの間にか(私たちが見ていないところで)自分で首輪を外します。

ペンチで鈴を外してもう一度チャレンジしてみました。
......音がしない鈴なしでもダメでした!
しばらく首をなめるしぐさをした後、私の前から走って逃げて、数分後、首輪を外して現れました。

なんて賢いネコでしょう!

イギリスで売られているネコ用首輪には標準装備の「セーフティ・バックル」が付いています。
何かに引っかかるとネコの首が締まって窒息することがないよう、少しの力ではずれるようになっています。


自分で前脚を突っ込んで引っ張ったのかそれとも器用に何かにわざとひっかけたのか、とにかくネコが勝手に外せるようではあまり役に立たないような。



実はこのカーモー(カモフラージュ=迷彩)柄の同じ製品の首輪を鈴付きでホレイシオといっしょに一年ほど飼ったブーツというネコにもつけていたことがあります。
交通事故で死んでしまったそのブーツはハンティングの名人でしたので、鈴は必須でした。
それほど嫌がった記憶がありません。

ただし、鈴をつけても鳥やネズミなどの殺戮をやめませんでした。
向かいの家で飼われていた3匹のメスネコも騒々しい鈴つきでしたが、やはり上手にネズミを捕っていました。

修練を積んだ狩人ネコは首の鈴をならすことなく、気配を決して獲物に悟らせることなく近づく技術を習得するようです。
イギリスの野鳥保護団体によれば、鈴をつけることによってネコに殺される野鳥の数は60%も少なくなるそうです。
完全に止めさせるられるわけではないものの、効果は充分期待できるため野鳥愛好家たちは「ネコに鈴」をネコの飼い主に強く勧めています。

わかってはいるのです。
気晴らしにトリや小動物を殺して楽しむネコの習性には本当にウンザリです。
でも鈴を外してもらえるまで何時間も落ち着かなく動き続けエサも食べず、私たちに攻撃性をむき出しにしたホレイシオのあまりにも激しい鈴の拒絶を思うにつけ、ネコのウェルフェアもなおざりにはできないと気持ちが揺れています。

鈴はホレイシオには、とにかく無理でした。
初めての首輪体験のティブにも負担が大きすぎるようです。
リヴィーには最初から外しておきました。
(トリ狩りを始めるようなら慣れた頃に鈴をつけなおしてもいいかもしれません)

さて、前日の挑戦から実に5度めです!
首輪をつけられたことを知ってか知らずかそのままぐっすり眠っている母ネコの下のフロア・クッションに落ち着いた眠そうなティブにの...

(首輪なし写真)

首輪の装着に成功!



前もって、ピッタリの長さに(むしろ少しきつめぐらいに)調節してからパチンとはめました。

しばらく首輪をつけたまま、うたたねです。もしかして、気がついていない...?

(首輪装着写真)

やはり....☝の写真を撮ったしばらく後、首のまわりの異物に気がついたようです。
バタバタ駆け回ることなく、ベッドの下に潜り込んで外からは見えない収納箱などの後ろの位置に隠れて30分ほどしてから出てきました。

首輪ははずれていました!!!!!!!!!!

外す方法を完全に修得したようです。

フーディーニ!

リヴィーは首輪をし続けてくれそうです。
(鈴なしですが)



目が覚めたら少しうろたえて、首輪をなめてとろうとしましたがそのうちあきらめたようです。
ティブを妊娠中に、ネコの保護団体に保護されて出産後に息子ともどもうちに斡旋されてきた母ネコ、リヴィーの経歴はわかっていません。
ノラネコ暮らしをしていたしばらくのあいだ、1人暮らしの男性の家の庭で餌をもらい、なつく素振りを見せたところから一度は飼いネコ生活を経験しているのはたしかだと言われています。

もしかしたら、首輪に慣れていたのかもしれません。

とにかく、首輪をしてもらわないと玄関ドアに取り付けたキャットフラップ(ネコ用出入り口)から自由に外に出してやるわけにはいきません。
ティブにはセーフティ・バックル付きではないノミトリ首輪か、オンラインショッピングで販売されている外国製(中国製が安くて種類が豊富なようです)を買うことを検討中です。

ハリー・フーディニ Harry Houdini(1874-1926);20世紀初頭にアメリカで活躍した奇術師、脱出アーティスト





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飼いネコとして広い世界に踏み出す第一歩、首輪をつけて外出してもよい時期に差し掛かった完全にうちになじんだうちのネコ

2021年04月27日 06時27分50秒 | うちのネコ、よそのネコ
天気のいい日が続きます。
洗濯ものの翻る裏庭で日光浴を楽しむ母子ネコ、リヴィーとティブです。


ストックポートのペットショップで首輪を買ってきました。

青年ネコのティブには男らしいカーモー(カモフラージュ=迷彩色)....




若いお母さんネコ、リヴィーにはマヌケなフリージアン(乳牛)柄を。




セクシーなヒョウ柄にしようか少し迷ったのですが、体形や毛皮の柄を考慮して決めました。



ネコたちは一日中、ほとんど庭で過ごします。
庭に通じるバック・ドアは1日中空けっぱなしになっています。
気温が下がる日暮れ後や、出かける時にはネコ用ビスケットの缶をふって家に呼び込み、ドアを閉めなければなりません。

フロントドア(玄関)に取り付けたキャット・フラップ(catflap=ネコ用出入り口)を開け放して、ネコたちがいつでも好きな時に出入りできるようにする時が来たようです。


締め切った裏庭と違い、広い世界に通じる玄関から外に出すには飼いネコであることを示す首輪が必須です。
連絡先が書かれた「迷子札」もつけるつもりです。
ネコの斡旋先を探すレスキューセンター/アダプションセンターから来たネコには必ず身元が分かるようマイクロチップが埋め込まれていますので、外で死んだり怪我をして家に帰れなくなったりしたら、獣医師を通じて斡旋元のチャリティ団体に連絡が行くことになっています。
......
で、首輪をした写真がないのかって?

ありません。

2匹とも首輪をつけてくれません。
たいていのネコは最初に首輪をつける時にひどく抵抗するそうですが.....

とりあえず夫が膝に乗せ、肩のあたりを押さえつけている間にティブの首に装着できました。
....と思う間もなく、ちゃりちゃり音がする鈴の音に興奮して台所中を狂ったように駆け回り、ゆるすぎて調節が必要だった首輪に前脚を突っ込んで引っ張って自分ではずしてしまいました。

引っかかると自然とバックルが外れて首が締まることがないようデザインされた安全首輪です。

リヴィーは膝にのせて押さえつけただけでものすごく怒り、すきを見て逃げ出しました。

今まで何匹ものネコの首に首輪をつけてきた私たちですが、こんなにうまくいかないペアは初めてです。
鈴はイギリス郊外では数が激減しているという野鳥を保護するため、飼いネコには必須アイテムです。
普通はそのうち慣れるはずですが、去年死んだホレイシオは鈴の音によるストレス症状がはなはだしく、はずしてつけていました。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

用事はキャンセル、それでも行ったパンデミック下のロンドンは中国人にかぎらず観光客のいない私の知らない別世界

2021年04月25日 04時49分34秒 | 気になる出来事、社会情勢

木曜日、このパンデミックのさなか、ロンドンに1人で行ってきました!!


去年の2月以来マンチェスターにすら行っていない、行動範囲は近所の散歩とスーパーマーケット、それに繁華街と言えばせいぜいストックポートのタウンセンターぐらいしか行っていないこの私が、首都ロンドンに物見遊山に!日帰りで行きました。


正確には物見遊山ではなく大事な用事があったのですがポシャり、ロンドン通勤圏に住む日本人の友人にわざわざ出てきてもらっていっしょに数時間過ごせました。

ロンドンにある日本大使館に申請するべき重要な用件があって日帰りの上京を計画していたのですが、格安の電車の切符を予約購入したのち、大使館での申請には予約が必須だということを知りました。
(なんといううかつなことでしょう!)

日本政府が定める水際感染拡大阻止政策の一環だとかで大使館では申請その他で入館させる人数を極端に制限しているのです。
予約がかなうらしい、3カ月ほど先に電車の予約を変更することも可能でしたが、おそらくロックダウンの行動制限が緩和される時期だからでしょうか、電車の切符の値段が上がり、けっこうな差額を払うことになります。

そして申請の予約がまだできていません。
日本大使館の「感染拡大防止対策」でこうむった不都合については毎日投稿して1か月連載できるほど書きたいことがあるのですが...割愛。

要するに予約して支払い済みの電車の切符を使って大した用もないのにロンドンに出て行ってしまいました。
ひさしぶりに日本人の友人と日本語でつもる話ができて、違う景色も見られて大満足です!

厳密には、州を超えた移動はまだギリギリ禁止だったかもしれませんが、日帰りです。見逃してもらえたでしょう。
夫も私もワクチン接種を一回終えた今、大都市に出るのはそれほど不安ではありません。

同行の友人以外の人とは常に距離をとって過ごしました。

パンデミック下の連合王国の首都、ロンドン!
大観光都市です。

写真は友人と待ち合わせをした、ロンドンの中心地ピカディリー・サーカスです。



エロス像の周りの段々は普段ならぎっしりの人で埋もれているはずなのです。

やはりロンドンでも観光客のいないパンデミックのあいだにそこらじゅうで工事がすすんでいました。



それでも、友人に連れられて寄った日本食料品店を目指してレスター・スクエアあたりのショッピング街をちょっと歩けばかなりの数の買い物客を見かけました。
ロックダウンの緩和で店が再開した今、おそらくは浮かれて出てきた、ロンドンやその周辺に住む人たちだと思われます。

中華街もあるレスター・スクエアには住人らしい中国系の人をかなり見かけました.....
が、なんともふしぎに感じたのは中国人の観光客を一切見なかったことです。
もちろん、私がイギリスに来たばかりの頃からロンドンで見かけないことなど決してあり得なかった日本人らしき人たちも見かけませんでした。

中国人と日本人のいないイギリスの観光地の風景など全く想像もできないことです!

30年ぶりぐらいに足を踏み入れたコベントガーデンの、持ち帰りバーガーショップで昼食をたべました。


現在、外での席のみで飲食ができるコベントガーデンのパブや、カフェ、レストランはどこも地元の人らしい客でかなりの賑わいでした。
天気がよい日だったのも幸いでした。



やはり1年ぶりにロンドンに出てきたという同行の友人も、「日本人と中国人をまったく見かけないコベントガーデン」に驚いていました。

大産業ビジネス都市でもあるロンドンでは「右も左も日本人と中国人の観光客ばかり」ということはあり得ませんが、5年前に行ったバースのような観光地では行きかう人々のほとんどすべてが(ちょっと大げさですね、もちろん時期やエリアにもよります)中国人観光客だったのです。
20年前に行ったコッツウォルズや30年前、留学中に行った湖水地方のヒルトップ・コテージにいたのは100%日本人観光客のみでした(そのころは中国大陸から来た中国人を見かけることは皆無でした)

今がイギリスらしいイギリスを実感できる国内旅行をゆったり楽しめる、絶好の機会なのかもしれません。
決して日本人や中国人がたくさんいる観光地はイヤだと言っているわけではありません。人がいっぱいいるのがイヤなのです。
イギリス人がいっぱいいるのもイヤです(!)が、日本人や中国人が特に多い、イギリスらしいイギリスの観光地ではあまりイギリス人を見かけないものなのです。


地下鉄(愛称チューブ tube=管)の駅のロンドンらしい光景です。

地下に長い「管」を突っ込んだアーチ型の構造が特徴のロンドンの地下鉄の駅のようすです。


長いエスカレーターの両側や....


特に乗り換えの時に長々と歩かされる長いモグラのトンネルのような通路の両側には.....


例年ならながめて楽しい美しいデザインの大型ポスターがずらっと貼られています。
田舎者の私はお芝居や映画、美術館、博物館などのロンドンらしい催し物のポスターに夢中になるのですが、今回はロンドン交通局の安全啓蒙標語(有名なMIND THE GAP=電車とホームのすき間にご注意など)やコロナウィルスの感染拡大防止のための注意喚起ポスターに完全にとってかわられていました。





注意喚起ポスターでもなかなか気の利いたデザインです。



去年の3月以来映画館は閉鎖、演劇もコンサートもとにかく興行娯楽関係のイベントはすべて中止になっているのです。
博物館、美術館の類は入場制限をもうけたり予約制にしたり、地域によってロックダウンあけに短期間通常開館していたところもあるようでしたが。

デパートやブランドもの衣料などの華やかな広告も今回全く見かけませんでした。
オンラインショッピング専門のブランド衣料のポスターはありましたが。

寂しい、悲しい。

内部も丸っこく筒っぽいロンドンの地下鉄です。





路線によって違いはあるのかもしれませんが、リモートワークが根付いているらしいロンドンの、退社時刻後に乗った地下鉄はガラガラでした。
観光客がいないせいもあるでしょう。

ON MEANS ON (マスクをしろと言ったら本当にしろ!)」と書かれたマスクのイラストポスターを車内でいくつも見かけました。
「NO MEANS NO (ダメと言ったら本当にダメ)」というおなじみの性暴力根絶標語のもじりです。

バス、電車など公共交通機関内ではマスクの着用が義務づけられています。
暖かい日なのに窓がしまったままで通気は悪かったです。
それは、2時間30分のマンチェスター・ロンドン間のインターシティ列車(私が乗降したのは終点/始発駅マンチェスターのとなりのストックポート駅です)も同様でした。

2度目に通った時には人が増えていたエロス像の下....


やはり中国人と日本人はどこにもいません。

観光みやげ物屋はガラガラでした。
冷やかしで入ったら英語の怪しいアラブ系の店員に付きっ切りで接客されました。

友人と入ったロンドンの日本食料品店は品ぞろえが豊富で見ごたえがありましたが値段が衝撃でした。
マンチェスターの大型中国食料品店の日本食コーナーで買える同じ品物の値段がすべて3割~4割増しでした。
ロンドンの中心では家賃も人件費もマンチェスターとは比較にならないほど高額だからという理由もたしかにあるかもしれません。
それよりも、日本食に興味のある中国系の客がターゲットのマンチェスターの店と違い、ロンドンの日本食料品店は商社などの日本人駐在員の家族をメインな客層に想定して値をつけているから、なはずです。
せっかく行ったので息子の好きなメロンパンをお土産に買いました。














コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々に登場!現代アーティストネコ、タイベリウスの夜半の前衛芸術作品に早朝邂逅!

2021年04月22日 08時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
去年の7月1日生まれのうちのネコ、タイベリウス(通称ティブ)はもう、子ネコではありません。


青年というかティーンエイジャーですね、人間で言うと。
たぶん、一歳未満の未成年ではあるはずです。

じゃれて遊ばなくなる、ティブの場合は毛糸玉への情熱が一気に薄れることからネコの成長がうかがわれ、何となく寂しい気がしていました。

昨日の朝までは。


ベッドに上がってきて頭や首やわき腹を私の体に擦り寄せて親愛の情を示すようになったティブ、(ただ単にお腹がすいて朝食を要求しているだけなのかもしれませんが)かわいらしさに根負けして、目が覚めてしまったこともあり、早めにいっしょに起きることにしました。

まだ夫が寝ているくらい寝室に濃い赤い色の毛糸がドボッと玉からほぐれてぐずれるように広がって点在しているのを発見しました。


3階の寝室を出た糸が....


2階の廊下を超えて....


上の息子の寝室だった現在空き部屋をメインなスポットとして....


「前衛アート」を展開していました。


ティブはアート表現を引退したわけではなかったのです。



自分が制作したアート作品のことはもうどうでもよいらしく、ただ朝食の催促のために私から離れない芸術家ネコのティブ。

お腹をすかせた母親のリヴィア(通称リヴィー)も催促にやってきました。



奇跡的に糸の端がすぐに見つかりました。


糸の端が見つかれば、ほぐすのは簡単です。
ああ、いいえ、くぐらせたりキリキリ巻き戻したり、輪の中をとおしたりめんどくさい作業を要しますが根気さえあれば必ずほぐれます。

空き部屋に座って糸ほぐしに没頭、ネコのエサやりは1時間ほど先にのびました。

罪のないリヴィーは巻き添えですが、無言で「ごはんはまだ?」と言い続けるネコ2匹を無視し続けました。
まあ、私に断りもなく私の大きな毛糸玉を勝手にアート表現に使われた腹いせです。



リビングルームの大きな本棚からチャリティショップに寄付するつもりで取り下ろした不要な本やその他のガラクタが一時的に多数収納されているこの部屋は一か月以上掃除機をかけていません。
埃だらけです。

赤い毛糸をほぐしながら巻いていくと、ホコリよりもずっとたくさんの、にわかには信じがたいほどのものすごい量のたった3人の住人のそれぞれ違う色、長さの毛髪が絡まってきます。

もちろんネコの朝食、私の朝食、電話での通話などなどするべきことを間に挟んでですが、アート作品を分解するのに午前中いっぱいかかりました。

ものすごく長い時間をかけて絡まった毛髪、ネコ毛を毛抜きで抜き取りながら棒に巻きつけていきました。




毛糸をほぐして巻くのは私にはセラピューテックな(癒しの効果のある)作業です。
ティブの子供らしい創造性が失われていなかったことが判明して嬉しいです。
(毛糸の玉は口の閉まる袋に入れることにしているのですが、近頃ティブが以前のように毛糸に興味を示さなくなってきているので前の晩は油断していました。)

作業後に絨毯がひいてある2階の床すべてにとても丁寧に掃除機をかけました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショッピングセンター探訪再び!店内の密を避ける工夫と満開のサクラの木に成就を祈願する善男善女の願い事

2021年04月21日 06時40分11秒 | 気になる出来事、社会情勢
一家3人でぞろぞろとストックポートのタウンセンターに買い物に行きました。



息子の新しいスマートフォンを買うために、夫と息子が携帯電話屋に入りました。

ロックダウンを段階的に解除している今、店内に入れる人数の制限があるため、スマートフォン選びにはお呼びでない私は店の中に入るのを遠慮しました。

銀行で用を済ませて、願い事を書いた札が下がった作り物のサクラの木、Wishing Tree を見て、本屋と靴屋と安売り衣料の量販店、プライマーク Primark に入ってすぐ出てきたりしたのですが、スマートフォン選びに時間がかるようでした。

並んでいるデッキチェアーのひとつにゆったり座ってスマートフォンをながめてしばらく過ごしました。



女性の2人組がたくさんの買い物袋を提げて安売り衣料量販店のプライマークから出てきて....


私のとなりに座っていた、連れらしい男性2人に合流していました。

ショッピングセンターのデッキチェアーはこの場所だけではなく、他2か所にもかたまって並べてありました。
最初に見た時に、この曇り日の肌寒い日にデッキチェアーに座ってくつろぎたい人なんているのかなぁなんて思ったのですが、店内での「密」を避けるためショッピングに興味のないお連れ様に外で待っていてもらうためのいい工夫だということに気づきました。

男性2人は連れの女性たちの服のショッピングに付き合わずにすんで安堵したはずです。

これがウィッシング・ツリーです。


先週の水曜日よりも下がっている札がぐっと増えています。

どんな願い事が書かれているのか一番近い札を読んでみようと思ったのですが、乱筆の筆記体で、しかもちょっと微妙に遠すぎて読めませんでした。
名前と連絡先(スマートフォンの番号)を書いている人もいるので誰にでも簡単に手に取って読めるようならちょっと困りますね。



願い事を書いてポストに入れておくと、成就のために誰か関係者ができるだけ力になってくれるらしい!!!!!この企画に急に興味がわきました。
しおりのような札を一枚持ち帰りました。
ダメ元で書いてみようかな、という願い事を思いつきました。

プライマークとウィッシング・ツリーについての記述もある、ロックダウン解除の段階について書いた記事のリンクです☟
着々と進むロックダウンの段階的解除、その第2弾、用事があって行った平日のストックポートでは願い事がかなうらしい!!



プライマークは正面口で出る側と入る側に分けて、とても厳密に人の行き来を管理しています。
(写真にも入り口に立って指図する女性が写っています)
人と人の顔が向き合わないよう一方通行を徹底させるよい工夫です。
ただ一歩入れば、もう中の人の流れはグーッチャグチャ!

安売りの衣料店ってまわりを見ないで突き進む分別をなくした女性客が多いですね。
前回よりはすいていましたがニアミスも多く、こわくなってまたすぐに出てきました。
意味ないことこの上なし!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水面がキラキラ反射する公園の池で見かけた水鳥の母と赤剥けハゲの生まれたてのヒナ、仲良し親子もいまのうちだけ?

2021年04月20日 05時53分50秒 | 英国の動物


晴天続きです。
段階的なロックダウンの緩和ですが、なんだかすっかり通常に戻った気分です。
ブラモル・パークを通って散歩に行きました。

いえいえ、まだまだ昨日は国内で3,000人近くの新感染者を出しています。
気のゆるみは禁物です。

人がいっぱい(大半の人はイヌ連れでした)の公園の、小さめの人工池に.....


いたいた....


クート coot の親子が!


クートは池や川や運河や、その他いろいろな場所でよく目にする小型の水鳥です。

このブラモル・パークの池でもカモ(mallard duck)、オシドリ(Mandarin duck) 、カナダガン(Canadian goose) とともに常連です。
日本にいるのかな、日本語でなんというのかな?と思って、ウィッキピーデアで調べてみました。

驚いたことに、日本語版も韓国、中国語版も記載がありませんでした。
日本など東アジアにはいないのかな....と思っていたら.....

(投稿後、1日たってこの一文を付け加えています)
日本にもいる、と読者の方にコメントで教えていただきました!

日本語で「オオバン」というそうです。
クイナ rail のグループに属します。

クートのこんな小さなヒナを見たのは初めてです。
カラフルなフワフワの羽毛!
ズル剥けハゲの小さな赤い頭!
クートぼうずとでも呼びたいかわいらしさ!
キュイキュイにぎやかな鳴き声をあげていました。
お腹がすいていたんですね。

両親がそろって卵をあたため、ヒナを育てるハクチョウやカモと違って、クートはシングル・マザー子育てをします。

水に潜っては何かをくわえて上がって来てヒナに口移しで食べさせています。


オスのカモ(マラード)がそばを泳ぎながらちょっかいを出していました。
そのたびに小さな体のクートのお母さんがキッキッと鋭い声をあげて威嚇していました。
いったん遠くへ下がったマラードおじさんは何度も戻って来てヒナたちに近づいてきてはお母さんに追い立てられていました。
(何が目的なんだろう、変態かな)

私と並んでクートの親子を観察していた若いお母さんが「ほら、ああやってマミーが赤ちゃんを守っているのよ」とまだよくわかっていないような小さい男の子に説明していました。
クートって子煩悩なイメージがとても強いのです。
母性本能に裏打ちされた勇敢な行動に胸を打たれました。

もう少したってヒナが黒いフワフワした羽毛に全身おおわれたミニサイズのクートに成長すれば、池に投げ込まれたパンくずを拾ってヒナに口移しで食べさせるクートの母親がみられます。
カモの両親なんか、子供にやらずに自分だけ食べちゃうことが多いのですが。



ウィッキペーディアでクートの習性についてショックなことを知りました。
クートの母親は、ヒナが孵化して3日ほどたつとエサを欲しがる自分のヒナを攻撃し始めるのだそうです。弱いヒナはエサをねだるのをやめ、飢え死にします。
孵化した9羽ほどのうち、生き残った強い2~3羽だけ育てるのだそうです。
この時見かけたヒナたちは、すべてじゅうぶんに母クートの愛情を受けてのびのびとふるまっているように見えました。

.....そのうち、母クートが子育てのプレッシャーに耐え切れなくなり虐待母に変貌するのでしょうか。

そんなにたくさん育てられないのなら産まなきゃいいのに!

....なんていう人間の価値観は通じない厳しい自然のおきてです。

多めに産んでおけばより生存率が高い丈夫な個体が選別できて、手をかけて育てる甲斐もあるということなのでしょうか。
そう言えばパンダもたいてい2匹産んで、弱い方を育児放棄して衰弱死させちゃうんでしたね。



クートの足が好きです。
泳ぐ母クートの足が水の下に見え隠れしていたのですが、写真には撮れませんでした。

この世のものとも思われないスゴい足をお目にかけたくて、よそのウェッブサイトから写真を無断で借用してしまいました。


同じ池で撮ったカモのご夫婦です。








コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天気のいい午後殿下の国葬、夕食は不謹慎な笑うパイ

2021年04月18日 05時04分15秒 | さがせば何処にでも顔はある
昨日の、おなじみチーズ&オニオン・パイの顔です。
口角をあげて明るく笑うチーズ&オニオン・パイ。


不二家のペコちゃん、ポコちゃんのように口の端にちょろっと舌を出していたずらっぽく微笑むチーズ&オニオン・パイ。


ペコちゃんポコちゃんの舌は上を向いていて舌なめずりですが、これは下向きですね。

笑顔のオープニングは少し不謹慎でした。

昨日は一日中、今月9日に亡くなったプリンス・フィリップ (女王の夫君、エジンバラ公フィリップ殿下)に関するテレビ番組を見てしまいました。
いえ、ずうっとプリンス・フィリップについて延々と放送しつづけるテレビをつけっぱなしにしていただけです。
お葬式の生中継を中心に時々座って見ました。



私は軍服を着た人たちがいっぱい出てくる国家行事をテレビで見るのが大好きです。
軍国主義は大っ嫌いですが。

たくさんの連隊の微妙に違う礼装用の軍服がいろいろ見られて大満足です。



フィリップ殿下の素晴らしい人柄を物語るエピソードをこれでもか、というぐらい聞かされました。
亡くなった当日と翌日に緊急追悼番組を見てもうすでに知っている内容がほとんどでしたが、改めて殿下の信望の厚さに感嘆しました。

亡くなった当日とお葬式の日に故人を悪く言う人はいませんよね。
とりあえず、誤解されやすいけどいい人だったのは確かなようです。

ここ一週間、「プリンス・フィリップは国家のおじいちゃんだった、すべての国民のおじいちゃんだった、私のおじいちゃん的存在だった」とテレビで言う人が次々出てきて当惑しています。
そんなことを思っていた人が本当にそんなにいるのか、疑問です。(亡くなって初めて聞いたはなしです)


心温まる追悼番組を見て、彼に対して親しみの情がわいてきたというのにそんな北朝鮮のようなことを言わない方がいいのに。
(国民すべてのおじいさん金日成将軍様)

私は全体主義ももちろん大っ嫌いですが、北朝鮮の軍事パレードを見るのも大好きです。

パイの笑顔もフィリップ殿下の国葬も北朝鮮の軍事パレードにも興味はなく、日光浴でほてった体を横にのばして日陰で寝そべるネコのティブです。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着々と進むロックダウンの段階的解除、その第2弾、用事があって行った平日のストックポートでは願い事がかなうらしい!!

2021年04月15日 05時32分32秒 | 気になる出来事、社会情勢
4月12日にイギリス全土でロックダウンの解除第二段階がはじまって2日たった昨日、ストックポートのタウンセンターに行きました。



以下写真は、ほぼ4か月ぶりに再開したショッピングセンター、マージー・ウェイ Mersy Way のようすです。

前回の3月29日、最初の解除の時は人との交流の制限が大きく取り払われたのでした。
(屋外で6人、あるいは人数制限なしの2世帯までの人が会ってよい、屋外スポーツが解禁、結婚式に6人まで招待できる等)


今回の第二段階は、経済活動の再開です。
食料品、医薬品、保健衛生品などの生活必需品を販売する店以外は12月末から営業禁止だったのですが、今週の月曜日からはすべての店を開けてよくなったのです。
理美容院も再開です。

夫がタウンセンター近くの診療所に血液検査に行ったついでに足をのばして、タウンセンターにあるスーパーマーケットで一週間分の食料品を買い込みました。

おなじみ、庶民派スーパーマーケット、アスダ Asda です。
駐車場にクルマをとめて、夫と私はショッピングセンター内にある、それぞれ別の眼鏡店に視力検査の予約をしに行きました。
夫はスマートフォンの修理もたのみました。

マクドナルドの前に長い行列ができていました。


店内の飲食はまだできません。
やっと屋外席で食べられるようになりました。
先週まではテイカウェイ(持ち帰り)営業のみでした。


それにしても、人出が多いこと!


クルマをおいたアスダの店舗から一歩出て一瞬、ひるみました。
すべての店は人数制限をしていますし、外で人と一瞬すれ違う時には間隔をあけるソーシャルディスタンシングの習慣がすっかり根付いているためあまり不安はありません。

ワクチンを1回は打っているのですし!



頭上高く開放感のあるガラスの屋根におおわれたアーケードの下は、それでも何となく「屋内」の感覚です。
(寒い日で吹きさらしでしたが)
そのせいか、マスクをして歩いている人をたくさん見かけました。



あるいはショッピングセンターの軒を連ねた店に次々と出たり入ったりするのにマスクをつけたり外したりするのが煩わしいからずっとつけっぱなしにしていた人が多かっただけかもしれませんが。

「屋内ではマスク」の習慣がかなり浸透したイギリスですが、屋外でマスクをしている人を見る機会はやはり、とてもとても少ないのです。

以前の記事に話題を戻して、コロナウィルスのワクチンについて続きです。
女王陛下の夫君、プリンス・フィリップが亡くなったことでイギリス国内でもニュース性が途切れてしまったのです。

現在では、イギリスでも血栓の発症とアストラゼネカワクチンの接種の因果関係を認めています。
なぜおこるのか、医学的な解明はまだなされていないそうですが。

日本でも報道されたはずですが、3月31日の夜8時20分までにアストラゼネカ・ワクチンが接種された2020万人のうち、血栓の症状がみられた人数は79人を数えたそうです。
そのうち19人が亡くなっています。

もう「偶然だ」と言っている専門家はいないようです。

ただし、危険度と効果をはかりにかければ、それでも圧倒的に効果のほうが勝っているというのが大勢の意見です。
政府も科学者もごくわずかな危険性はあるものの、やっぱりアストラゼネカワクチンの接種を受けてほしい、と公式に国民に要請しています。

接種後に血栓が出て死亡する確率は100万分の1。
発症するのは60歳以下の女性が多いようですね。
若い女性にはできるだけ他社のワクチンを接種できるよう、これから供給の方向を少しずつ変えていく方針のようです。
もうすでに50歳以下の健康な人たちへの接種が始まっています。

イギリス連合王国の昨日の新規感染者数は2,491人、日本の3,367人を下回っています。
ワクチン接種が効果をあげているのです。

私が接種を受けた3月には「ワクチンは感染しても症状が出なくするのがそもそもの目的であって、感染を防ぐ効果はおもな目的ではない(ある程度は期待できるが、2度目の接種後の感染も充分ありうる)感染を防ぐ効果は今のところ保証されていない」と広く言われていました。
今では、感染予防効果も充分上がっていることを人数が証明しています。



月曜日のニュースでは、人気店舗の前に朝の5時から行列していた大勢の客が9時の開店と同時に人数制限を受けてうれしそうに店の中に入っていく様子が何度も何度も放送されました。
バーミンガムの巨大なショッピングセンターの映像でした。

規模が格段にショボいストックポートのこのショッピングセンターでも似たようなことがおこったのでは、と予想できます。

毎年、クリスマスの翌日に半額セールを開始する「ボクシングデイ・セール」と年明けの冬物一掃「ジャヌアリー・セール」でも夜明け前から店の前に行列ができるみっともない光景が年末年始の風物詩としてニュースで見られます。
人より先にバーゲン品をゲットしたい!欲望はまあ、理解できないこともないのですが....

ロックダウンが部分解除になって衣料品店が開くからって、その日のうちに開店と同時に駆け込まなくたっていいんじゃないかと思うのですが。
欲しいものはオンラインで買えるのだし。

ひと足先にアスダに戻るという夫と別れて、大型安売りファッション衣料店、プライマーク Primark にこわごわ入ってみました。
つい、ショーウィンドウに貼られていたポスターでモデルが着ていた£3-50(格安)のティーシャツにひかれて....。

店の前の長い入場制限の行列はするすると迅速に進み、1分も待たずに店内に入れました。
が、目当てのティーシャツはすでに売り切れていたのみならず、客が多いわりには品薄状態、棚は散らかっていて殺伐としたムードでした。
残り少ない品々をたくさんの若い女性客がガンガン網のカゴに詰め込んで買い物している様子に怖くなってすぐ店を出ました。

マンチェスターあたりで数年前よく見かけた中国人買い物客のショッピング風景みたいでした。
ロックダウンの憂さ晴らし?
目についた安物衣料品を片っ端からカゴに詰めるショッピングのだいご味はオンラインショッピングでは味わえません。

ニセモノのなかなか良くできたサクラの木にしおりのような短冊がいくつかさがっていました。


ウィッシング・ツリー Wishing Tree というようです。
願い事を書いてポストに入れると、サクラの木に下げてもらえるようですね。

七夕のようです。

クリスマス前には恵まれない子供たちがプレゼントに欲しいものを書いた札が下がったギビング・ツリー Giving Tree という名のクリスマスツリーが置いてありましたっけ。

自由にとって書いてよい紐のついたカラフルな厚紙の短冊(三角に切り込みが入っていて、西洋の伝統的なしおりの形です)には願い事と連絡先(電話番号)を書く欄がありましたよ。
誰かが願い事達成の手伝いをして、連絡してくれるようです!!!
説明書きにそう書いてあります!「すべての願いをかなえる保証はできかねますが、できるだけのことはしてあげます」と!!

おなじみの記念写真スポット、ブランコのベンチも、今回はサクラで飾られていました。


マスクをした警備員(SECURITY と書かれたポロシャツを着ていました)は、客が密になるのを防ぐために配置されているようです。


もっと規模の大きいショッピングエリアで警備スタッフが列になった客の間隔をあけるよう、行きあう人どうし向かい合ってニアミスにならないように誘導している様子がテレビのニュースでうつっていました。

クリスマスの後にロックダウンで店を閉め、そのまま二度と開店できなかった店もたくさんあるようでした。


この店はそういえば、去年の最初のロックダウン以来ずっとシャッターが閉まったままだと思います。


経済的な打撃が非常に大きいのはイギリスのどこの町も同じです。
....私は去年の3月以来、ストックポート以外どこにも行っていません。ニュースはよく見るのですが。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一面の緑の牧場に子ヒツジが母親の後をついて回るイギリスの春!田舎への遠出はあきらめて今年は家の近所で見物。

2021年04月13日 05時36分42秒 | 英国の動物
3月の子ヒツジの誕生ラッシュ lambing season が終わり、緑の放牧場で母子のヒツジが見ごろのイギリスの春です。

毎年ピークディストリクトの丘陵地に、わざわざ子ヒツジを見に行くこの時期なのですが、去年も今年もコロナウィルスのパンデミックによる遠出の禁止でおあずけと思っていたら....



ストックポート日報ではすっかりおなじみの近所の住宅街の中の放牧場に、クルマで通り過ぎた時にヒツジの親子がいるのを見かけました。

車をわきにとめて子ヒツジ見物ができました。

すぐそばで見られた唯一の子ヒツジ。


かわいい...!


すぐそばにいる「5」とペンキで書かれた大人のヒツジはお母さんではなく、よそのおばさんのようです。


「10」番の子ヒツジの母親はこの写真の右から2番目、ずいぶん離れた場所にいます。


左側の柵のそばに「10」番の子ヒツジが小さく写っています。



ここの母ヒツジたちはずいぶんのん気ですね。
ふつう母ヒツジは子ヒツジたちから片時も目を離さないものなのですが....
長い時間かけて草を食べ続ける母ヒツジが子ヒツジから片時も目を離さないのはちょっと無理かもしれませんが、とにかく子ヒツジが親の後をついてまわるのが普通なのです。

母ヒツジ「5」と「8」の子供たちはどこにいるのでしょう、そばには見当たりません。


この双子の親は.....


こちらにお尻を向けている2匹のうちのどちらかでしょう。


緑の生垣のある牧場の終わりまで歩いてまた引き返しました。


ここにも、母親から離れた子ヒツジが一匹。


(ちょっと遠いのですが)
三つ子のようです!


3匹の子ヒツジがちょこちょこ母ヒツジの後をついて行きます。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月の雪と窓際の南国、砂漠に咲く花サボテンの花

2021年04月11日 06時36分56秒 | 英国の、生活のひとコマ
朝起きたら雪が降っていました。


いわゆるボタン雪です。
ボタボタ降って地面にあたると瞬く間に溶ける平べったい大粒の雪でした。

4月だというのに!

庭のやわらかい(のびっぱなしの)芝生には少しのあいだ残りました。


3月の初めにストックポート日報に写真を載せた、初めて花が咲いたサボテン、ご記憶でしょうか。
今では4本、花盛り。


3月の初めの記事から転載した写真です。


一か月でずいぶんと育ったものです。
花が咲いていない一番短い赤ちゃん株以外、ひょろりと伸びてしかも前傾して広がってきたのが分かります。

前々日に撮った写真です。




テレビではあいかわらずエジンバラ公フィリップ殿下の追悼番組を放送し続けています。

とは言え、昭和天皇がなくなった時の「歌舞音曲禁止」、テレビではコマーシャルもとまってしまったあの厳粛さはありません。
コマーシャルや普通のドラマやスポーツ中継、バラエティやクイズなどもちゃんと放送されています。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊急速報でコロナも北アイルランドの暴動も吹っ飛んだ、女王陛下の夫君の突然の死、追悼ムードが始まったイギリス

2021年04月10日 05時52分06秒 | 英国の、生活のひとコマ


前回(4月7日)、コロナウィルスのワクチンについての記事を投稿してから、事情に変化がありました。
以下の件について詳しく書こうと思っていたのです;

•アストラゼネカワクチンの危険性と有効性について。
•ワクチン接種完了者に「パスポート(=認定書)」を発行して行動規制を免除する案の是非。
そして昨日は....
•夏のホリデー(休暇旅行)で海外から帰国した際、自己負担(1人 £100~£130!)で PCR検査を義務づける是非について大論争の途中で....

午後12時過ぎに緊急速報、エジンバラ公フィリップ殿下の訃報が飛び込んできて、コロナウィルス、北アイルランドの連日の暴動その他の大ニュースが完全に飛んでしまいました。
いったん、用事があったのでテレビを消していた私ですが、スマートフォンに日本のgoo ニュース、続いてBBC速報のノーティフィケーションが入ってきたので、用事をほっぽらかしてすぐにテレビをつけました。



もちろん、日本でも大きなニュースとして取り上げられたことでしょう。

その時見ていた国営BBCのニュースチャンネルでは、ずいぶん前からこの日に備えて準備製作されていたらしい渾身のできの「フィリップ殿下の生涯・ドキュメンタリー」の放送が始まりました。

なかなかの見ごたえでいろいろ勉強になりました。

その後、歴史学者や王室記者などのインタビューのあと、「フィリップ殿下の生涯・ドキュメンタリー」をまた放送し始めたので、他のチャンネルに変えました。

ライバル局、民放のスカイ・ニュースでも似たような映像を編集して「フィリップ殿下の生涯」を感動的に伝えていました。
もうさっきBBCで見たから知っている、という内容ばかりでしたが、子供たち(エドワード王子やアン王女など王室関係!!)や、慈善活動などで殿下とかかわりを持った経験がある一般の人など身近な関係者のインタビューをはさんだ、よくできた構成だったことにびっくりしました。

税金で運営されている国営放送BBCよりよーっぽどやる気と見ごたえのある企画でした。

.....やっぱりどこのテレビ局でも前もって綿密に準備して追悼番組を製作しているんですね。

どの局も男性ニュースキャスターが黒いネクタイをして出てきます。
この日に備えてテレビ局に黒いネクタイが用意されていたとしか思えません。

臨時速報が入る前にBBCでPCRテストについて報道していた藤色のワンピースを着ていた女性キャスターの姿はその後みかけませんでした。
(黒っぽい着替えの服がなかったのでしょうか)

そして昨日は他の番組がほとんど(すべてではありません)取り払われて、古い映像や関係者に殿下の功績を語らせるインタビュー対談番組に切り替わっていました。


それにしても、フィリップ殿下の人望が厚かったのと次から次へと素晴らしい人柄に触れるエピソードが出てきたのには驚きました。
もちろん、100歳を3カ月前にして亡くなったのは惜しいことですし、亡くなった人をことさら悪く言う人もいませんよね。

特にリベラルな人たちの中には彼を悪く言う人たちがけっこういたものですから。
人種差別者であるとか、まあ、あの年代の特権階級の男性にありがちな、(悪気はないのかもしれませんが)平気でサラッと口にする偏見発言などが物議をかもしていたのです。



それが、「ポリティカル・コレクトネスを意識しない無邪気な発言」とか「気さくに自分の意見を言うので誤解されやすい」ということになっています。
....いいのかな?



王室では「安らかな最後」だったと発表しているのみで、亡くなった時の状況はまだはっきりとわかっていません。

フィリップ殿下は;
•内政の不安定なギリシャ王室の王子として生まれ、王政廃止後は追放の憂き目にあい、つらい幼少時を送りました。



•第二次世界大戦ではイギリスの海軍士官としてドイツと戦って功績をあげた、英雄です。

•士官学校時代に知り合った、当時王女だったエリザベス女王と恋愛結婚で結ばれました。



•戦後は戦艦の艦長にまでなった立派なキャリアを捨てて女王に即位した妻を王配として支える臣下の役目に73年間徹しました。
•結婚後のプレイボーイぶりもちょこっと紹介されましたが、家庭を大切にするよき夫、父親としての姿がドキュメンタリーでは強調されていました。
•「開かれた王室」を提唱して、戴冠式のテレビ中継や私生活を公表するドキュメンタリーなどを実現させて王室と国民との距離を縮める功績をあげています。
•生涯のライフワークとして600以上の慈善活動にかかわっています。
青少年育成と自然保護活動に、彼の名を冠した団体を主宰してとりわけ力を注いできました。

......と言った内容のフィリップ殿下の経歴や功績をだらだらと午後いっぱいテレビで学習してしまいました。

立派な人だったみたいですね!

私は、ネットフリックスで大評判になった実在の人々がほぼすべて実名で出てくる長い長い連続ドラマ、「The Crown」(女王エリザベスII 世を中心に描かれる王室人間ドラマ)を熱心に見ていたので以上のことをすでにかなり知っていましたが....

フィリップ殿下は君主ではなく、王配(君主の夫)です。
国をあげての弔いムードには戸惑いがあります。

パンデミック下の行動規制にのっとった控えめの国葬が計画されています。
それまでは各地の官公庁では半旗をあげ、国会議員は喪章をつけて登院するなど、取り決めどおりの国をあげての「喪に服する期間」に充てられるそうです。

いい人だったらしいのは間違いなく、波乱万丈の生涯だったフィリップ殿下の冥福を静かに祈ります。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香りの冒険が好きなイギリスでもちょっと奇抜なスイカの香りの洗濯洗剤、これがなかなか悪くない

2021年04月09日 07時32分18秒 | 英国の、生活のひとコマ
スイカの香りの液体洗濯洗剤を見かけたので買ってみました。


イギリスを含めたヨーロッパではスイカの味のドリンクやお菓子が人気です。
「スイカの香りが衣類に残る」効能をうたった洗剤はイギリスでも見かけなかったように思います。

テレビで宣伝もしている有名メーカーの製品です。



スイカと(品種を特定していない)南国の花の香りのフュージョンだそうですが.....

バックグラウンドになっている花の香りというのは要するに合成洗剤にありがちの、「洗濯したてのいい匂い」一般のことをさすようです。


洗いたての洗濯物からは強烈な、お菓子やドリンクのような強調されたスイカのにおいだけがプンプンします。



乾いてから嗅ぐと、かすかな「花の香り」とスイカの香りのバランスがとれて、かなり繊細なトーンに落ち着きました。

スイカはイギリス人憧れの、太陽のきらめく南国のイメージの果実なのです。

パイナップルやパパイヤ、パッションフルーツなんかのほうが味も香りもメリハリがあって南国っぽい華やかさがあるのにと思うのは、スイカに日常的な夏の情緒を感じる日本人の独自の感情なのかもしれません。

数年前、スイカの香りのハンドクリームが売られていたので買って愛用したことがありますが、やはり季節限定、夏に販売されていました。
夏にはあまりハンドクリームのお呼びがかからないのですが。
その時以来、見かけません。

ニベアが一時販売していたスイカの味のリップクリームも買ったことがあります。
白かったハンドクリームと違い、ぎょっとするほどリアルなスイカの果肉の色が付けてありましたが、唇にはまったく色がつきません。
味が気に入って上の息子も愛用していましたっけ。

残念ながら数回使っただけでなくしてしまいました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イースターの休暇は終わり日常に戻る...ワクチン接種効果が確実に上がっている、4月に雪が降ったイギリスにいて思うこと

2021年04月07日 06時33分49秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日は雪が降りました!
アラレかヒョウも降りました。
その前日、最高に晴れ上がったイースター・マンデーに近所を散歩して撮った写真です。

晴天のイースター・マンデーの朝、庭のフォックス・グローブに霜がついているのを発見しました。


晴れてはいるものの、風の冷たい1日でした。



一昨日、散歩の途中で出会った年上の知り合いと立ち話をしました。
話題は、ワクチン

その人は2か月前の接種後、けっこう大変な副作用があったそうです。
いえ、血栓とかショック症状などの重篤な症状ではなかったそうですが、かなりの高熱が3日続き嘔吐と激しい頭痛、全身の軽いしびれ、悪夢まであったそうです。



もうすっかり回復して日常生活に何の差しさわりも出ていませんが、2度目の接種を躊躇しているようです。
もちろん医者と相談して、2回接種の必然性がどのくらい高いか、再びそんなひどい目に合う可能性を考慮しても接種を完了する意義があるかどうか確認するそうです。

賢明です。

少なくとも1回受けていれば、ウィルスの耐性がかなり上がるそうですし。
医者は、それでも2度目の接種を薦めるのではないかと何となく思うのですが。



私たちぐらいのあるいはそれ以上の年齢の人が接種後初めて会った人と話すのはたいていワクチンの副作用についてです。

その人を含めて7人の、接種を少なくとも1回は受けた人と話をしました。
その人たちの家族や同僚などの例も含め私がきいた話によれば、たいていの人には何らかの反応が起こっているようです。

翌日だるかったけど仕事に行った、という人や腕がちょっと重くなったくらいの軽い症状や私のように1日だけ熱が出て寝込んだというのはごく普通のことのようです。



1回目は症状がなかったけど2回目にはあった、あるいはその逆、どちらもあったという人もいるようです。
全く何もなかったという人ももちろんたくさんいるそうです。

「ワクチンの副作用」で検索してみると、「副作用のあった人はコロナにかかっても症状が出ないはず」と言われていたことが分りました。
全く根拠のない説だそうです。

......とりあえず、(サンプル数が極端に少なくて恐縮ですが)私の周りに限って言えば副作用を経験した人は多いようですが、すべて回復しています。



まだ接種後の血栓の症例をアストラゼネカ・ワクチンと結びつけようという動きが世界各国であるようですし、因果関係はまだ解明されてはいないものの、実際に症例が非常に少数ですが増え続けているようです。

まだ一般の人への接種がほとんど始まっていないという日本では海外で(や国内での医療従事者へ)の接種後の重篤な副作用のニュースをきいて不安になっている人が多いと聞きました。

不安はもっともだと思います。が...

すくなくともお年寄りや既往症のある人は自分の番が回って来たら受けた方が良いと私は思います。

もちろん、副作用が絶対に起こらない保証はありません。



日本ではまだまだ感染する確率はイギリスや南米、ヨーロッパにくらべればずっと低いようですから、気をつけてさえいればワクチンなんか打つ必要はないと思う人がいるのは妥当なのかもしれません。
特にアレルギーなど医学的根拠に基づいた心配がある人などは医者と相談して決めた方がいいでしょう。

13万人近くの死亡者を出し、年明けの2週間は連日新規感染者が5万人を超えたイギリスです。
2月にはケント・ヴァリアント(イギリス変異株)が大勢となり、ワクチンを受けないという選択肢はまず考えらない状況でした。

結果的には、現在イギリスでは数字の上では収束には程遠いのですが1日の新規感染者数は2000人台、死亡者は20人前後、と日本と同じレベルに落ち着いています。
感染抑え込みの優劣に関しては、イギリスと日本は逆転したとみていいのではないでしょうか。
感染者数をこれまで抑え込んできていたものの、ワクチン接種計画に後れを取ってオリンピックまでやろうとしている日本で感染者数は確実に増えているようですから。


副作用で死ぬ確率は非常に低いのですがいったんコロナにかかったら、お年寄りや既往症のある人はかなりの確率で死にます。
副作用があるらしいワクチンを受けるべきか拒否するべきかと迷っている人がかなりいるらしい日本人はイギリスや南米や、去年のイタリアのように「このままだったらみんなかかって、そのうちかなりの人が死ぬ」という、いつの間にか普通の感覚になってしまった恐怖をまだわかっていないように思えるのです。

核戦争や津波や(予防のできない)ガンで死亡するのは悲しいことですが避けられないことでしょう。
コロナでの死亡はワクチンさえ打てば避けられるのです。

日本でもオリンピックまでにできるだけ多くの人が接種できるといいのですが。
オリンピック前に自分の番が回ってくる危険度の特に高い人たちは、ぜひ受けてもらいたいです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホントに何も祝わなかった、洗濯物を干して子供向き用のイースターバニーをのんびり食べた今年のイースター

2021年04月05日 06時43分49秒 | 英国の、生活のひとコマ
イースター・サンデーの昨日、前回の記事で宣言した通り、祝い事も特別な食事の支度も何もしませんでした!



私たち一家は信者ではありませんから。

ちょっぴり肌寒い日でしたが、またまた好天、庭仕事をして、今年初めて庭に洗濯物を干しました。

今ではイギリス人の多くも信仰が全くありませんが、庭や家の中に卵(の形のチョコレート)を隠して子供たちに探させるイースター・エッグ・ハントをしたり、仔ヒツジの肉のローストなどを食べてイースターを祝います。
そもそもイースターの起源は春の訪れ=新生を祝う古代ローマの土着的な自然信仰だといわれています。
ちょうどこの時期に処刑されたキリストが2日後に「復活」したという言い伝えと復活→新生を結び付けて新しい規範であるキリスト教の行事として定着させた経緯があるみたいです。



卵は生命の誕生のわかりやすいシンボルですし、フワフワしてかわいい~ウサギはそれほどわかりやすくはないかもしれませんが多産で知られることからやっぱり新生と結びつく、おめでたいシンボルなのです。

3月にサカリがついたウサギの、イースターの頃は出産ラッシュです。
ナマナマしいですね。



祝うのはキリストの復活だけではありません。
春の訪れや(ウサギの出産ラッシュ)今年度の新たなスタートを祝ってもよいのです。

日本や中国などでは大きな節目でおめでたいカレンダー上の新年のスタート(お正月)は寒くて暗くてイギリスではあまり盛り上がらないものですから。


さて、写真は私が自分用に買ってきたとても子供っぽく甘~い80ペンスの格安のイースター・バニーのチョコレートです。


きらきらピンクのフォイルを剝くとチョコレート色のウサギが出現。


外側はまつげが長い裸の女の子のうさちゃんのイラストなのに、なかみは憎たらしい顔つきのオスのウサ公です。

ピーターラビットの真似と思えなくもないチョッキを着て、(スティッチの表現がはっきりで)「ジーンズ」をはいていますね。

後ろ側はどうやら上半身裸ということに.....


息子にあげたのは同じドイツ系安売りスーパーマーケットのリドルで買ったマダガスカル産ココア分66パーセント!の高級イースター・エッグです。


トカゲの装飾がイースターらしくなくて気に入りました。

デパートなんかで買うと20ポンド以上しそうなショコラティエ職人の手づくりイメージを強調した高級品が5ポンド99ペンスで買えました。

.....「ブタに真珠」だったようです。

息子は「濃厚(rich )すぎて苦くて好きではない」と言っています。
たぶん、大人の男性が恋人や妻にプレゼントする類の大人のイースターエッグです。
私がもらって午後のおやつに食べてみることにします。

今日もまだスプリング・バンクホリデーあるいはイースター・マンデーともいう休日です。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再生の時期、春の訪れを祝うイースターの前日にオタマジャクシを見に行った

2021年04月04日 05時50分42秒 | 気になる出来事、社会情勢
ハッピー・イースター Happy Easter!


イースター・サンデーです。
グッド・フライデーの金曜日から普通の土曜日をはさんで、月曜日(スプリング・バンクホリデーという休日)まで4連休です。

あいかわらず晴天の「普通の土曜日」の昨日、ハッピーヴァレーの小川沿いの散策道を通ってストックポート日報ではすっかりおなじみの自然観測池に行きました。


春のシンボル、オタマジャクシ探しが目的です。

観測デッキには人がいっぱい。


オタマジャクシは見当たりません。
子供たちが網ですくっているのはオタマジャクシではなく、水中に住むデンデンムシやミズスマシのような昆虫です。
たぶんオタマジャクシ目当てで来てるんでしょうけど。

横にまわって....




ぬかるんだ池のふちにしゃがみこんで澄んだ水の中をじーっと観察していると.....


ぽつり、ぽつりと時々見かける黒い小さなオタマジャクシがにゅるにゅるっと水草のあいだを縫って泳ぎぬけていきます。
写真に撮ることはかないませんでした。


同じ場所で撮った大量のオタマジャクシと卵の写真で充実している3年前のストックポート日報の記事3本のリンクです☟

おなじみカエル池 幼少期のトラウマがカエルの生涯に与える影響の考察

またまたオタマ、かわり映えしない?そんなことない!よく見ると.......♩♩


カエルの卵がかえる春のおとずれ、オタマジャクシの命のはかなさ、うじゃうじゃ


大量に産卵されてウジャウジャ孵化したはずのオタマジャクシは一体どこに行ってしまったのでしょうか。
サギや魚に食べられた?
あるいは干あがった池の水とともに昇天してしまったとか?

(☝にリンクを貼ったのはいずれも5月の記事でした!今はまだ4月になったばかりです。もしかしてこれからウジャウジャ産卵が始まるのでしょうか?.....いえいえ、昨日見た数匹のにょろにょろは先駆けではなく、生き残りだと思います。)

もうすぐ黄色い花が一面に咲き広がる野生のショウブが足もとに生えているこのぬかるんだ地面はちょっと前までは池の底だったはずです。


カラカラの晴天続きで池が周りから浅く干あがり、池のふちが後退しています。

あいかわらず、ぬかるんだ泥のふちと池の境界があいまいで、小さな子供たちが歩き回るのはけっこう危ないはずなのですが、あまり気にする人はいないようです。





観測デッキが張り出しているあたりは雨の多い冬には2mぐらいの深さがありそうです。
ショウブとスイレンが初夏には見ごろになるこの池の横側は水深は大したことなさそうですが、ドロドロズブズブ「底なし沼」のような様相です。

小川も半分ぐらい干あがっていました。


赤っぽい砂地がいつもより広く表面に出てきていました。

遊歩道の右側が小川で、左側が広大な空き地になっています。


天日で干されてかちんかちんに乾いたモグラ塚が点々と丘の上まで続きます。


モグラがもっこり土を押し上げた「モグラ塚」はどこの空き地でもよく見かけますが、モグラを見たことはまだ一度もありません。
夜にしか出歩かないらしいですね。
一度は見てみたいものです!

夜間に押し上げられて崩されたやわらかく湿った土は日中からからに乾きます。
いちど乾いた土にはその後しばらく草が生えることもなく緑の草地に白っぽい水玉模様を長く残します。



いくつかの、牧草地と遊歩道のあいだにある垣根が押し倒されたり取り払われたりしていました。


仮の垣根だけではなく、板垣の杭も等間隔で引き倒されて地面にならべられていました。


幅の細い遊歩道を歩く人たちが行きあうと、どちらかが暗黙のうちに脇にそれて向こうから来た人が通り過ぎるのを待つパンデミック下のエチケットが確立してもう一年になります。
近くですれ違うのを避ける、ソーシャルディスタンシングの実行がすっかり根付いた今、道をあけるスペースを横に提供するための工夫ではないかと思います。

一瞬ひるむほどの、たいへんな数の人出でした。


屋外でしたので「密になって危険」では決してありません。

天気がよくて、感染者数が急激に減ってきているイギリスです。
ワクチン接種が功を奏して、2週前の1日6,000人台から昨日は3、423人までに減ってきています。

それでも油断は禁物、気のゆるみは命取りになります。


イースターには別に何もしません!
隠しておいたイースターエッグを息子にやります。
安っぽいピンクのウサギ型のチョコレートを私が食べます(隠さずにキッチンの棚に堂々と飾ってあります)

本来食べるはずのグッド・フライデーには間に合いませんでしたが、自家製ホットクロス・バン hotcross bun をまたまた焼きました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする