6月のはじめに購入、玄関前に搬送された、「トップソイル top soil」1トンの使い道です。
以前の記事のリンクです☟
ジャリや石や岩を売る、造園、舗装に欠かせない特殊な需要の建材店、雨ざらし
日本語で「表土(ひょうど)」、トップ・ソイルは地層のいちばん上にある土で、ほぼ無機質。庭土として使うにはコンポスト(堆肥)や腐葉土など植物の養分を混ぜる必要があるようです。
天気のいい数日間に夫と2人で玄関から廊下、キッチンを通ってバケツで少しずつ裏庭に運びました。
半分(500㎏)ほど残った状態です。
駐車にジャマなのでもう少し奥に移動したいのですが、私たち2人が押しても引いてもびくとも動きません。現在スペインから来て滞在している息子の力を借りるかもしれません。
庭の奥のスペースに敷き詰めました。
(上の写真中央にエラそうに生えているショボいアザミのような雑草は抜く前に2m30cmほどの高さに成長しました。私の膝丈だった時から私の身長を抜き、ついに夫の身長(190㎝弱)を超えた時には枯れるまでずっと見守ろうと決心したのですが抜くように主張する夫と論争の的になり...名残り惜しかったものの私が折れて処分しました)
私たちが引っ越してきた20余年前、右すみにあった大木が大きな影を落とし芝生が育たないこの場所には木の板の「デッキング」が設置されていました。
数年前に腐り始めた板を去年の夏に撤去、大木も伐採した後、日当たりが万全になったこの場所を花壇として使うことに決めたのです。
園芸店で大量に買うと高くつく庭土のかわりに、建築資材用の石ジャリ専門店、オファートン・サンド&グラベルスでこの1トンのトップソイルを購入したわけです。
そのオファートン・サンド&グラベルに再び行きました。(2週間も前です)
前回も目につけていたインディアン・サンドストーン Indian sandstone という石板を「踏み石 stepping stones 」にするために買いました。本来は敷き詰めてパティオの床材として使う目的の石板です。
自分のクルマやトラックで広大な売り場に乗りいれて、ゴロゴロ転がしたり積み上げられたりしている売り物の岩や石板を自分で勝手にトランクや荷台に載せ、例の風情のあるあばら家オフィスで「何をいくつ取ったか」を言って代金を払う仕組みです。
ほんとうにそれをそれだけ持っていくのかを見て確認するわけではなく、客の言うことを100%信用して料金を取るおどろきの信用で成り立つビジネスです!
このデッキングの板を外したー段高い庭の部分を便宜上「インドの庭 Indian garden」と名付けました。
敷石を並べ、ガーデンセンター(大規模な園芸店)で買ってきた植物をポツポツと植え始めたところです。
インドの庭園がテーマとかでは全くありません。安易に敷石の名前からとりました。けっこうひびきがロマンチックでしょう?
小ぶりなヒマワリ(手前右)、見苦しい塀を隠すため、つるがのびるハニーサックル、クレマチス、ジャスミンの苗を塀の手前に、左奥にはアリウム(紫のねぎボウズ)切り株前にはサルビアを2本植えました。夫の希望で買った場違いなヒマワリを除き、すべて景観の美しい街なかの公園の花壇などでおなじみの比較的手入れのラクな丈の高い植物...インドとの関連性など全くない花のチョイスです
メインのエリアを縦断する飛び石の踏み石と連続性を持たせたつもりです。
ガーデンセンターには何回か足を運びました。
丈が低く栄養分や土が少なくてもよく育つ「アルパイン・ガーデン Alpaine garden 」種の植物を前面に植えこむことにしました。
「アルパイン種」とはヨーロッパ・アルプスのゴツゴツした岩場や崖の割れ間に根付く素朴なイメージの花各種です。
もとは1960年頃にはやったという、岩や石を積み上げてすき間に詰めた土に花を植える「ロック・ガーデン rock garden 」用の園芸植物です。もちろん現在は普通の花壇や植木鉢に植える人のほうが多いはずです。
前回のオファートン・サンド&グラベルの記事の中で、ロックガーデンはすっごく流行おくれ、なんて書きましたが、例外もあります。
ガーデンセンターの駐車場でみかけた、アルパイン・ガーデン種のかわいらしい花を散りばめた、ロック・ガーデンのセンスの良い例です。
高齢の方が大切に手入れをしている1970年代ごろに作られた庭にも低い塀がわりの感じのいいロックガーデンを見かけることがあります。ゴツゴツと威圧的に岩を積みかんじんの草花があまり茂っていないようなのはロックガーデンの流行おくれ例ですね。
さて、うちのインディアン・ガーデンです。踏み石の脇に点々と植えたアルパイン種の花々は、年々地面を覆うように広がるでしょう。
前庭を含め...
庭の各所に勝手に増え続ける多年草も少しずつ引っこ抜いてインディアン・ガーデンに植えこみました。
写真を撮ってご披露するのはもう少し花が咲くなど見栄えがする状態になってから...と思っていましたが…
気が変わりました。成長していく庭の変化を夏のあいだ写真に撮ってレポートするつもりです。
植え替え時に、植物の根元にスーパーマーケットで買った格安の有機肥料をたっぷりすき込んだ以外はトップソイルのままの土なのですが、インディアン・ガーデンに敷き込んで以来、庭の両側の花壇から風にのって飛んでくるたくさんの一年草のタネが発芽し続けています。雑草も無数に生えはじめています。
思ったよりも肥沃な土らしいトップソイル...新発見です!!秋前にはコンポストを足し来年の春に咲く一年草のタネをまくつもりです。
ティブが外出できるようになってから撮った最新の写真です。