うちのネコ、ティブの「せなかハゲ」近況報告です。
ティブの背中の「ズル剥けライン」問題は子ネコの時に母ネコリヴィーといっしょにわが家にやってきた2年後に勃発しました。
2022年の年末にストックポート日報 に載せた、わかりやすい初期の状況写真です☟
そして、現在...
現在せなかを走るくっきり直線ハゲは消滅しました。
...が、残念ながら事態は一向に改善されていません。むしろ悪化の一途...
背中は「肩」からシッポの付け根まで、お腹は前脚の付け根あたりから後ろ脚の股の部分までうすらハゲがほぼ全身にわたって蔓延しています。
毛がうすい部分の皮膚は体温が直接感じられてじっとりと温かいです。
ティブのハゲの原因は、「過剰な毛づくろい over glooming 、以下略してOG 」です。
適切な毛づくろい(なめなめ)はもちろん、身だしなみのためです。
自分で舐めて整えるネコの毛並みはサラサラのつやつや。ネコの唾液にはシャンプーやコンデショーナーのような洗浄、保湿効果がある反面..殺菌作用もあるという弱アルカリ性で、舐めすぎると逆効果!禿げるのです。
獣医さんによれば決して珍しくないらしい 0G の主な原因は、ストレス!ネコにとっての主なストレスの原因は環境の変化!3年前の初診時に、「家に改修作業の人とか来ませんでしたか」と聞かれました。
たしかに便利屋さんが何回かに分けて来てくれましたが期間は短かったし、本格的なOGが始まったのはその人たちが来なくなってからだったような...
ストレスの原因を取り除いてもクセになってしまったOGは治らないこともあるようですね。
同じ場所ばかり執拗になめ続けて「ミステリー・サークル crop circle」のように密生した毛に縁どられた直線や円形のハゲがくっきりと浮かび上がることが多いようです。ティブも最初の3年ぐらいはそうでした。
ただ、私が日本から帰国した2、3ヶ月の間にOGパターンが変化しています。
半身を順繰りに舐め続け、しばらく舐めていない場所にうっすらとベルベットのような毛が生え始めたと思ったら、またそっちの方面も舐めはじめ...発毛が追い付きません!
一面純白の体の内側は皮膚も淡いピンクで、ズル剥け感が一層痛々しいです。
紙やすりのようなザラザラした舌でじょりじょり舐め続ければ当然、毛のない薄い皮膚が破れて血が滲みます。カサブタができ、かゆくなったらまた紙やすりの舌でじょりじょり...ああ、悪循環!
敵から身を隠す代わりに舐めて自分の気配を消そうとする強迫観念...説がありますが「敵」って誰よ...?
保護センターで生まれて、母ネコのリヴィーといっしょにうちで引き取ったティブは私たち飼い主に絶大な信頼を置いているように見えます。要するに育ちの良い甘えネコなのです。
座っていると膝の上にのって来てグイグイ頭を押し付けてきて頭の後ろのかゆいスポットを掻くように強要します。
要求通りに掻いてやっているとスマートフォンをもつ手に激しい頭突きをくらわせて「俺の頭に集中しろ」とすごまれます…はい、言われた通りスマートフォンをわきにおいて集中して掻いてやります。
飼い主の私たちとの間にストレスが介在する不穏な関係は存在しないと思うのですが...いったいどうすればよいのか?
オンラインで検索すると、コンセントに差し込む「プラグイン」タイプの電子ハーブ療法でリラックスさせる、パラボラアンテナのような医療用のカラーを装着する、服を着せる等、いろいろな対処法が散見されます。首輪を徹底拒絶するティブになにか身に着けさせるのは至難の業ですし、第ー、本人にかかるストレスが半端ではありませんので逆効果(却下)。
ハーブ療法も、3階だてのわが家で居場所が確定せず、今の季節は大半を屋外ですごすティブには現実的ではありません。
傷に効くネコ用の軟膏、それこそ手もとにあるニベアクリームなんかをべっとり塗ってやったらどうでしょうか。苦くて不味くて舐める気が失せるかもしれません。
母ネコ、リヴィーもー時は後ろ半身をカサブタに覆われ、毛の色も褪せたことがありましたが最近のノミ退治大作戦が功を奏しすっかり密生した毛に毛艶が復活、美しいおばさんネコに戻っています。
またまた連日の晴天続きです。
大木を伐ったあと、一面に陽が降り注ぐ庭でくつろぐ親子ネコです。