イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ストリート・アート、肖像画と社会的メッセージ

2016年06月30日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
昨日に引き続いて、マンチェスターのストリート・アート。

ノーザン・クオーター Northern Quarter のおなじみ、スティーブンソン・スクエア Stevenson Square の、機能不明なコンクリートのミニ建築物を飾る壁絵。


左端は、最近なくなった、デイビッド・ボウイーですね。右側の通風装置かなんかの横長の絵とは関連がありません。


この建物もおなじみですね。月替わり(?)で、個性的な壁絵が描かれては塗りなおされていきます。


これもまた、最近なくなった、シンガーのプリンス。

どちらも純粋に追悼のアートでしょう。
あまり意味があるとも、ユニークだとも思えない作風です。

プリンスとデイビット・ボウイーの追悼アート、もしかしたら・・・・ゲイ・カルチャーの中心、マンチェスターのアイデンティティーと、関係ある、のかもしれません。


古い建物が取壊された跡地の、私有の駐車場、周りの建物の断面は、絶好のストリート・アート用のキャンバス。

スケールの大きい作品が期待できます。


写実的な肖像画です。でも、誰?

人に聞きました。
マンチェスター出身の、社会派作家、ジャーナリスト、アントニー・バージェスだそうです。
この人も亡くなっています。

「時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange 」の作者。

読んでないけど、日本で映画を見ました。

壁画にはバージェスの有名な引用文が書かれています。

We can destroy what we have written but we can not un-write it.
書いたものを破棄することはできるが、書かれなかったことにはできない・・・・という意訳はどうでしょうか。

社会正義や社会の矛盾を描くのはストリート・アートの目的のひとつでもあります。

これは何気なく本質を突いた、傑作だとおもいます。絵画としての質も高い。


となりのこれ・・・・、


直接的すぎるとおもいませんか? しかも、ものすごく大きいんです。 

戦争の暴力かなにかに抵抗しているんだと思いますがもうちょっとさりげなく表現できなかったのでしょうか。(おしゃれなショッピングエリアですよ)


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ノーザンクオーターの寂れたエリアのアナーキーなストリートアート (もどき?)

2016年06月29日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスター・シティーセンターのおなじみノーザン・クオーター Northern Quarter 。    

ヒップ・ホップなこの地域のちょっとはずれ、いまひとつにぎわいに欠けるエリアで見つけた個性的なストリート・アート(・・・・といえるのかどうか)

一階の角にあるTシャツのプリント屋が店開きしているのでかろうじて取壊しをまぬがれたようなボロビル。


上階のオフィス・スペースが空き家なのか、倉庫にでも使われているのか、判然としません。
いちおう、マンチェスター・ピカディリー駅から徒歩5分の「一等地」なんですけどね・・・・

CLAMP DOWN ( 弾圧 )という店名もアナーキーなら、隣の空き店舗シャッターから続く、絵柄もふてぶてしい。




角をまわると、マンチェスターのマスコット、ハチ。(描きかけ?)


アートがここまで荒っぽいと、自分の名前を独自の書体で殴り書きしていく見苦しい「タッギング」も構図の一部になってしまうから、不思議。

ハチの斜め前、裏通りです。
倉庫の扉の、ステンシル・アート。


ハミング・バードは日本語で「ハチドリ」・・・偶然です。

好き嫌いはともかく、繊細で仕上がりは上々。およびでないタッギングも白黒で溶け込む工夫が見られます。

この複雑で興味深い建物のしょぼい表どおりぐちにまわると・・・・・、


(角の扉は防犯用の仮覆いがうちつけられています。おそらく2階、3階の空き家貸し店舗に続く階段があると思われます)

BRUCE LEE, HAKU TORA というあやしげな看板がでています。
HAKU TORA には ごていねいに「白虎」という正しい漢字がそえてあります。

カンフーのトレーニング用品店。

20年以上前に入ってみた時には、ヌンチャクとかカンフー着などといっしょに、時代劇の捕り物帳に出てくる「十手」が売られていました。

ブルース・リーはわかるけど、ハクトラって何?(ビャッコって読むんじゃないの?)




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またまたハエのお菓子、今度はビスケット

2016年06月28日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
ガリバルディー・ビスケット garibaldi biscuit



まだまだ、ケーキ類とプディング類でお見せするべきものがたくさんあるのですが、ちょっと寄り道して、ビスケット・・・・

カラントがびっしり詰まった丸いケーキ、エクルス・ケーキの、「ハエ・ケーキ」、あるいは「ハエの墓場」というおぞましい別名については、6月12日の本欄に書きました。

リンクを下に添付しましたのでちょっと読んでみてくださいな。↓↓
安らかに眠れ、ハエ・・・エクルス・ケーキの不気味な別名2016年6月12日ブログ

こちらは、別名「ハエ・ビスケットfly biscuit 」 。
「ハエの墓場 flie's graveyards 」という別名は共通です。

つぶれた黒いカラントが、死んだハエを連想させるので・・・・

25年前、イギリスに来て以来の大好物。

ずうっと昔、日本で子供のころに食べた、オールレーズンとかいうお菓子に似ているな、今でもあるのかな、とそのころからず-っと思っていました。

25年たってはじめて調べてみました。グーグル、便利です!

今でも、あるんですね。「カール」と並ぶ東ハトのベストセラーで「イギリスのビスケット、ガリバルディーを参考にしたといわれる」とも書いてありました。


ガリバルディーって、なに?
19世紀にイタリアを統一した、ガリバルディー将軍のことでしょうか?

留学時代の同級生も、かつての職場の同僚も、物知りのうちの夫もしりません。

ガリバルディーのことも、イギリス人は誰も知りません!!
日本で世界史を習った人なら、みんな知ってる。

この機会にこれもグーグルしてみました。

やっぱり!イタリア統一のジョゼッペ・ガリバルディー Giuseppe Garibaldi がイギリスに来て大歓迎を受けた記念につくられたお菓子なんだそうです。


写真は、歴史サイトから勝手に借りました。


160年前です。製造特許までとった、製作者の名まで知られています。

今では一般名化して、スーパーや製菓会社が多数、製造販売しています。
どれも、長い短冊状の平べったいビスケットが5つに割れるよう、筋をつけて売られています。


ぐちゃぐちゃに潰した干しカラント(野ブドウの一種)が、2枚のビスケットの間にぎっしり挟まっています。


東ハトの「オールレーズン」は、レーズンがビスケット地にちりばめてあったようにおぼえていますが、これは、カラントのサンドウィッチ。

バターの効いたビスケットは、かすかにしっとりしていて、「オールレーズン」に歯ごたえが近いと思います。

ハエ・ケーキ=エクルス・ケーキより、さっぱりしています。

裏。

ハエの死骸が覗いています。





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おなじみ、チーズ&オニオン・パイの幸福な笑顔

2016年06月27日 09時00分00秒 | さがせば何処にでも顔はある
私と子供2人が肉料理を食べる時、冷凍食品のチーズ&オニオン・パイをベジタリアンの夫によく出します。


オーブンでこれまた冷凍食品のチップス chips(ポテト・フライ)といっしょにローストすればできあがり。

ヴェジタリアンむけ冷凍食品は実に豊富です!

チーズ&オニオン・パイは、もともとベジタリアンむきに作られた料理ではありません。
昔からある肉を使わないどちらかというとびんぼったらしい伝統料理です。

うちの夫はべジタリアンむけに考案された肉なしの「もどき肉料理」より、もともと肉を使っていない伝統料理を好みます。
チーズ&オニオン・パイはそのいい例です。

私にはニコニコ楽しそうに見えますが、下の息子は「アレルギー症状で腫れ上がった顔」と決め付けました。




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大聖堂と、ヘビ

2016年06月26日 09時00分00秒 | マンチェスター
木彫りのヘビ


マンチェスター大聖堂 Manchester Cathedral の裏の、公園のようなスペースです。

遊具は他にありません。

そうそう、マンチェスターシティーセンターに大聖堂があるんです。りっぱです。


アングロ・サクソン時代(700年ごろ)発祥の古い古い教会でした。
現在の建築の元になったのは15世紀後期ゴシック様式の一派、垂直様式。

19世紀に徹底改修して、よくあるゴシック・リバイバル(ニセ・ゴシック)みたいになっちゃいました。

教区統合等で大聖堂に昇格したのは1840年。

そのうち訪ねて詳しく書くつもりです。

なぜ、ヘビ?

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もううんざり、愛国的なパッケージデザイン!中味はかわいい、フレンチ・ファンシー・ケーキ

2016年06月25日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
国民投票でイギリスの欧州連合離脱が決定!

離脱派の旗印、文字どうりイギリスの国旗、ユニオン・フラッグ。


いまいましい。今日という今日は 目を背けたくなります。

一連の、ミスター・キップリング Mr. Kippling 社製、イギリスの伝統のケーキ・シリーズ、今回は、フレンチ・ファンシーズ French fancies


このユニオン・フラッグのパッケージは3週間前の、女王陛下の90歳の誕生日祝いを盛り上げるための限定版デザインです。
サッカーの欧州選手権大会の応援ムードにもぴったりでほほえましかったのですが...

別バージョン、ヴィクトリア・スポンジ Vctoria sponge 改め、エリザベス・スポンジ(ケーキ) Elisabeth sponge の記事もあわせて読んでください。
リンクを下に添付しました。↓
限定版!女王陛下の名を冠したケーキ・・・お誕生日おめでとう2016年6月17日ブログ

やっぱり国旗は国威高揚のシンボルです!

さて、EU離脱!

イギリス国民の心の狭さ、Little Britain(日本でいう島国根性)!!
利己主義!

しかも、French fancies の French がごていねいにも斜線で消してあって、「British fancies 」に訂正してある、このジョークも 今となってはちっともおもしろくありませんっ!!

(実はこのケーキを買って写真を撮ったのは2週間以上前です)


さて、フレンチ・ファンシー・ケーキですが、一般名は フォンダン・ファンシー fondant fancies といいます。
フレンチ・ファンシーは、ミスター・キップリングのオリジナル商標らしいです。


フランスのプチ・フール petit four という、一口大のフォンダン・アイシングで飾り付けたケーキを参考につくられたから付けられた名前だそうです。

フランスのお菓子からインスピレーションを得た正真正銘、「イギリスのケーキ」です。

色も、大きさも、形もかわいい。
味は例によって、くどい....です。



中は、スポンジケーキ。

材料の80パーセントが砂糖という、あま~いケーキです。

アイシングに風味が付けられています。

黄色いのはレモン風味、チョコレート色のはチョコレート風味、ピンクのはラズベリー風味。

おできのようなふくらみには、生クリームが詰まっています。





天下の誤報


真夜中に印刷配布したらしい、EU残留派支持の左翼系タブロイド紙、Daily Mirror。
残留派勝利を予測しています。

敗北を覚悟した離脱派の首領、ナイジェル・フォラージュの情けなーい顔が大写し。


私が7時(日本時間の午後3時)に起きてニュースをつけた時には、歓喜に沸くフォラージュとその一味の大笑いの顔がテレビに大写しになっていました。

一日中フォラージュの大笑いはテレビでうつりっぱなしでした。


イギリス人のばかっ

イギリスのEU離脱手続きが完了し次第、イギリス人はEU市民権を失います。

300万人いるといわれる、イギリス国内に居住して就労しているEU市民(他のEU加盟国の国民・・・賃金の安い東ヨーロッパからの出稼ぎが多い)は居住権と就労権を失います。

現在イギリスで就労している国外からのEU市民で就労ビザの発行が期待できる職についているのは、10ポーセント以下.....。

たいへんな混乱が予想されます。

EU市民ではなく(イギリス国籍がない)イギリス国民の配偶者として永住権を有する私には、ステータス上、影響はありません。

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国民投票、終了、結果待ち、ねむくて、待てない。

2016年06月24日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
現在、6月23日、木曜日の午後10時10分。イギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票の日。
ちょっと前、10時に投票時間が終了、開票がはじまりました。

一晩中おきて、BBCの開票速報を見る人も大勢います。
早朝3時に起きて結果を見る人もいるはずです。

私は、というと・・・・・・


ねむい。


待てない。


寝ます。


おやすみなさい。



明日の朝、いつもどおり7時におきて結果を見るでしょう。
日本は午後の3時。日本の皆さんのほうが先に結果を知ることになりそうです。








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イギリスの未来が変わる?今日は国民投票日

2016年06月23日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢

今日はイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票 EU Referendum の日!

怖いもの見たさで買ってみた愛国的新聞、デイリー・エクスプレス Daily Express(その日は特別たったの10ペンスでした)のまんなかにはさんであった、EU離脱 Leave / OUT を訴えるポスターです。
   

ドーバーの白い崖の上で「我々の国を返還するよう要求する!」とつぶやくイギリスの守護聖人、聖ジョージ(国粋主義新聞、デイリー・テレグラフのマスコットでもあります)!

愛国的で陳腐だな~。
ドーバー海峡(英仏海峡)を越えて押し寄せる移民をくいとめてるんでしょうね・・・せこい!聖ジョージ。

地元選出の国会議員事務所が郵便うけにいれていった、残留 Remain / IN を支持するよう訴えているチラシ2枚です。




離脱派のリーダー格、ボリス・ジョンソンとナイジェル・ファラージの写真の悪意ある選択がお笑いですね。(左上の白黒)

イギリスの政治キャンペーンでは、あげあしとりをふくめて、敵対する政党の矛盾を突くえげつない「ネガティブ・キャンペーン」がおなじみです。

相手方の政治家がバカみたいに見える、できるだけ写りの悪い恥ずかしい写真が注意深く選ばれます。

選挙権のない私もテレビにくぎづけ、双方の言い分を注意深く聞いています。

私の意見はここでは述べません。

結果は見てのお楽しみ・・・・。

まるで、日本のニュース番組みたいに!!テレビのレポーターが一般の人に意見を聞きまくっていたのが特筆ものです。

イギリスでは、街で一般の人にマイクを向けて何か言わせることはほとんどありません。当事者とか目撃者等に質問したり、また「国民の関心がどんなに薄いか」なんてことをレポートするために「xxを知っていますか」なんて聞きまわる街頭インタビューなら何回か見たことがありますが。

それが国民投票にかんしては全く別です。自分の利害について熱く語りたがる人や、どっちがいいか決められないと公言する人のなんと多かったことか!

一般の人といっても、経済学者や政治学者などの専門家ではない、という意味で、農家の人や中小企業の経営者、低賃金労働者など、結果の如何によって生活に影響がある人がほとんどで、日本のテレビでよく見かけるいきあたりばったりインタビューとはぜんぜん違うかもしれません。

離脱が決定すればすべての国民の生活に大きな影響があるはずです。

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うちのネコ、ホレイシオの前身はジェームス・ボンド

2016年06月22日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
昨日は、都合により休刊しました。
またまた、ネコの話題です。

うちのネコ、ホレイシオ、オス、12歳。



黒白2色のネコ。英語で「タキシードネコ tuxedo cat」といいます。
もちろん、black & white cat ともいいますが。

タキシードといえば、007の、ジェームス・ボンド。
ホレイシオ、子ネコの時、ネコの保護センターでジェームス・ボンドと仮の名前でよばれていました。
獣医さんの診断書や、引き取った時の登録書類にもジェームス・ボンドと記載されています。

見事なタキシードの着付けです。胸元のVゾーンの白がまぶしいだけではなく、袖口からも白いカフスがのぞいています。



ピアス・ブロスナンだけじゃなくて、他のジェームスボンド役者の写真も借りちゃいましょう。





ダニエル・クレイグ、シブいです。






ティモシー・ダルトンのこの白黒写真もかっこいいから、借りちゃいます。


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ネコの柄、サバの柄

2016年06月20日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
ストックポートの大型店舗のスーパーマーケットで見かけた、ちょっと意趣に富んだ鮮魚売り場のディスプレイ・・・・

売り場の若い女の子に写真を撮っていいか聞いたら、大喜びしていました。彼女のアイデアなんだそうです。

若い女の子、めずらしい。
鮮魚売り場には、白衣を着たおじさんがいるのが普通です。

仕事が楽しそうで、よかった。

マカレル (サバの一種)の美しさに息を呑む!


一尾だけ買いました。

ところで、今日の話題は、昨日に引き続いてネコです

うちのネコ、ブーツ。


何年か前に死んだうちのネコ、クリオ。



黒い縞模様のネコのことを日本では「キジネコ」っていうんですよね。

英語で「マカレル・タビー・キャット mackerel tabby cat 」といいます。


なっとく?


それにしても、美しい!!
マカレル柄のファッションが流行らないのが不思議です。

「チャトラ」も含めて縞模様、渦巻き、のネコはすべて、「タビー」

ブーツもクリオも厳密には「ブロークン・マカレル・タビー broken mackerel tabby」です。縞が切れて破線になっているので。

「クラシック・タビー classic tabby 」というのは、渦巻き模様のあるタビー。

買って帰った、マカレル、売り場でくれた、そのままオーブンに入れて焼ける紙の袋にガーリックバターとレモンの輪切り(どっちもおまけ)といっしょにいれて、高温で8分、こんがり焼いて、一人で食べました。

夫も子供も、青っぽい(脂っぽい)魚は大ッ嫌い。
匂いがするので、私が家に一人でいるときこっそり料理します。



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美しい!ネコのポーズ、一斤の食パンの如し

2016年06月19日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
うちのネコです。前がホレイシオ。後がブーツ。



この、前脚と後ろ脚を体の下にきちんとたたんだネコのポーズ、日本では「香箱すわり」っていうんですよね。

英語では、ネコ食パン cat loaf といいます。

食パン一斤 a loaf of bread。
   

ソファーの背に2匹並んだうちのネコ、切り離された貨物車2台に見えないこともない・・・ですね。


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ガン一家のその後・・・ティーンエイジャーの子供たちと、一家団らん

2016年06月18日 09時00分00秒 | 英国の動物
おなじみ、うちの近所のブラモル・パークBramhall Park の池のはた、水鳥のヒナの成長記録、第3弾です。


以前の記事2本も読んでくださいね。リンクを下に添付しました。↓↓
 
成長の記録!ブラモルパークのガンのヒナ、2週間でこんなに大きくなりました。20116年6月3日ブログ

ブラモル・パークのガチョウの赤ちゃん2016年5月24日ブログ

早朝、ひさしぶりに訪れたブラモル・パークの池の端、いました、いました。

おなじみ、カナディアン・グース (カナダガン)の一家。


2週間近く見ないうちに、また一段と、大きくなりました。


ティーンエイジャー、一歩手前ですね。

それでもちゃんと、両親がそばで見守っています。


 



よかった!ちゃんと7羽そろっています!


親子3羽、カモの一家、とおもいきや・・・・・


奥のオスは、どうやらヒナのお父さんではなさそう。
行き合わせただけのただの、よそのおじさんみたいです。


この後、母子とは別行動でした。

3羽で撮ると絵になります。



5月24日の本欄でお見せしたカモの親子とは別のようですね。
ガンのヒナに比べると、成長が遅すぎるので。


カモの一人っ子、ありえません。
兄弟たちは、残念ながらがキツネに食べられものと考えられます。

生き残り、なんとか!ぶじに育ってもらいたい。

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限定版!女王陛下の名を冠したケーキ・・・お誕生日おめでとう

2016年06月17日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
日本でもおなじみ、スポンジ・ケーキ。


イギリスでは、ヴィクトリア・サンドウィッチ Victoria sandwich とか、ヴィクトリア・スポンジ Victoria Spongeと呼ばれています。

言うまでもなく、名前のもとは19世紀から20世紀の初頭にかけての大英帝国最盛期に在位したヴィクトリア女王 Queen Victoria。

スポンジ・ケーキは彼女の大好物だったそうです。

バタークリームとラズベリー・ジャムがはさんであるのが一般的。


はさんであるので、サンドウィッチ。

ぶあついケーキを水平に切ってジャムとクリームを塗って再び上下をくっつけるサンドウィッチ法もありますが、薄いケーキ2枚を同時に焼くことがイギリスでは多いようです。

日本のスポンジは、バースデー・ケーキも「クリスマス・ケーキ」も生クリームで覆われていることが多いですね。

イギリスでは、生クリーム(ウィップト・クリーム)はお皿に添えるのが普通です。

覆うなら、イギリスではチョコレートかアイシング。


エリザベス女王の90歳の誕生日を祝う、この時期限定バージョンの箱入りミスター・キップリングのヴィクトリア・スポンジが売られている、という情報を友達から得ました!

もちろん、買ってきました。


ぞくぞくするほど、愛国的!


Victoria を斜線で消して、Elisabethに訂正してあるのがお見事。

サヨク論者のうちの夫は、こういうのが大嫌いな話のわからない人なのですが、昨日のヨーロッパ選手権イングランド対ウェールズ戦テレビ観戦に出したら、なぜか大うけでした。



ミスター・キップリングはもちろん、ヴィクトリア・スライス Voctoria slice も出しています!
  

おなじみ一口サイズの携帯用。


**おまけ**


こんな愛国的な広告イメージも、サッカーの国際試合の時期にはOK.


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マンチェスター爆撃20年周年・・・よく復興したものです。

2016年06月16日 09時00分00秒 | マンチェスター

昨日、2016年6月15日は、暫定アイルランド共和国軍 Provisional Irish Republican Army (IRA)による、マンチェスター爆撃 1996, Manchester Bombing 20周年記念日でした。



(マンチェスター・イブニング・ニュースのウェッブサイトからかってに借りた、翌日の現場の写真です)

20周年の記念式典など一切ありません。

爆心地の現在、トラム(市電)の工事中です。



1996年6月15日、買い物客でにぎわう土曜日の午前11時17分、マンチェスターのショッピングエリアで、非戦闘状態のヨーロッパで史上最大規模の強力な爆弾が炸裂しました。

その1時間半前に爆破予告を電話で受けた市が、指定エリアから買い物客約7,500人を退避させ終えた直後でした。

妊娠6ヶ月の私もその中にいました。

ショッピングをしていたわけではなく、通勤とちゅうの通り道です。

それまでもIRAのニセ爆弾予告は何回かあり、あまり緊張感もありませんでした。

通りがかりの私も、ショッピングセンターから出てきたものすごい数の避難客といっしょに、一時集合所へ追いやられました。

パン屋の若い店員が2人、避難する際に運搬カートに乗せて大量に運び出した焼きたてパンを「もう店に戻れない」と判断したのか他の避難客に配っていたのが忘れられません。

シティー・センターの機能はすっかり停止・・・・・家に帰るバスがいつ運行されるかも不明。

避難客の群れからはなれ、とりあえず退避指定からはずれたエリアにある職場にむかうことにしました。
職場につけば誰か車で送ってくれる人がいるだろうと期待して・・・

そこから、いつもなら徒歩10分程度でノーザン・クオーター Northern Quarter(当時はスミス・フィールド Smith Field とよばれていました)にある職場まで、道の閉鎖でえんえんと回り道をさせられてその日は30分以上かかりました。(大遅刻です)

誰も仕事をしていません。
ラジオを聞きながら、臨時休業にするかどうか話し合っています。

椅子をすすめられ、座ってお茶を飲もうとしたとたん、ドンと衝撃があり建物が揺れて、棚からものがばさばさ落ちてきました。

私が30分前までいた、ショッピングセンターから黒煙が上がっているのが、窓から見えました。

本物の爆撃です!
職場は直ちに閉鎖され、即刻退避するよう通告がきました。

マンチェスター・シティ・センター全体が市街戦に突入したかのような緊張感につつまれていました。

車何台かに分乗して帰路に着きましたが、道の閉鎖や検問で、家に着いたのは午後遅くです。

とちゅうで、同乗した同僚の家によってニュースを見たりしましたが・・・・


ショッピングセンターで私が一時合流した買い物客のグループは、安全な場所にさらに移動して、全員無事だったようです。

周りのビルにいた人や通行人の重軽傷者が200人以上。
大破したショッピング・センター内の人はすべて非難し終わっていましたが、何しろ、爆弾の影響のおよんだ範囲が予想よりずうっと広かったのです。
避難区域外で、吹き飛んだガラスや建築材が当たって主に通行人が大勢けがをしました。

大混乱のシティーセンター、救急隊の大活躍、けが人をかばって逃げ惑う人々の映像が絶え間なくニュース速報で映し出されるのをあぜんとして見ていました。

今と違って、携帯電話も普及していない当時、プロのカメラマンが直後に現場に入って撮った生々しい映像です。
映画を見ているようでした。常套句で恐縮ですが・・・・

この規模の爆撃にしては奇跡です!亡くなった人は1人も出ませんでした。

許すまじ!無差別テロ!!

ただ、充分な時間の余裕をおいて予告をするところが、昨今のイスラム過激派とはちがいます。
人的犠牲は極力抑える方針だったようです。

それでも、当時のテロに対する緊張感は、いまのイスラム過激派への恐怖よりずううううっと身近でした。


ゴミ箱が駅や公共の場から姿を消した長い時期がありました。

不審な手荷物が発見されて、電車がとまったニュースをたびたび見ました。

白人の若い男が何人もの警官に取り囲まれて誰何されているのを駅で目撃したことがあります。

近くの大通りの「ガセ爆破予告」で大学が午後閉鎖になり、バスもとまって徒歩で帰宅したこともありました。


マンチェスターの復興のシンボル、オールド・ウェリントン・イン Old Wellington Inn(中央)です。

1552年建造の、現存するグレーター・マンチェスター最古の建築物でした。
伝統あるパブです。
爆撃前はこの場所から、少し離れた場所にあったのですが爆撃で木っ端微塵に吹き飛びました。

早くも一年後の1997年には崩壊をかろうじて免れた隣のパブ、Sinclear's Oyster Bar が修復移築された際に元の建物のかけらを集めて、新しい建材とミックスして完璧に再建されました。



爆心地から数十メートルしか離れてない場所です。

両隣の古いビルと、ちょっと見えてる大聖堂(ランセット窓と、赤い十字のセント・ジョージス旗が見えます)は外観はなんとか無事・・・・・中はぐっちゃぐっちゃに壊れたそうです。ふしぎだな~。

その後しばらく、マンチェスターの人々の間では、「マンチェスター爆撃の時、どこにいた?」が合言葉になった時期がありました。
「その場に(とちゅうまでですが)いた」私はちょっぴり注目の的でした。

見事に復興したものです、マンチェスター。

「Com'n Manchester, you can do it! がんばれマンチェスター、きっとやり遂げられるよ!」が復興にかける合言葉でした。


新しく建ったガラス張りの建物はとってもきれい。

以前の薄汚れたコンクリートの塊のショッピングセンターの建物が再開発で建て替えられて景観が大いに向上しました!



先日、お茶を飲みに入ったティールームの窓から見える、爆心地の新築ビルです。



IRAが犯行声明と謝罪(!!)声明を出していますが、犯人はまだ特定されていません。
いや、やった人は判明してるのにIRA と停戦協定をむすんだあと起訴しないだけだといううわさもあり、よくわかりません。

死者が出ていたらもっと違った印象の事件だったかもしれません。

いずれにしてもイギリスの歴史に残る大事件です。

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EU離脱国民投票・・・ホームレス問題・・・政治色の強いストリート・アート

2016年06月15日 09時00分00秒 | マンチェスター
昨日は、休刊しました。
更新時間に、ブログ提供会社がメインテナンスなるものをやっていたので。時差の関係で・・・・・メンテナンス終了時刻には・・・・寝てました。ご迷惑をおかけしました!

マンチェスターのストリート・アート・・・・ポスターですね、これは。


アメリカ大統領選の候補者、ドナルド・トランプ氏と元ロンドンの名物市長、ボリス・ジョンソン氏がキスしているきもちわるいイメージ。

2人とも英国の、欧州共同体(EU)離脱を主張しています。リベラル派の嫌悪の的!

離脱派を揶揄するなかなか説得力のある、悪意もあるグラフィックです。

6月23日はイギリス連合王国が、EUを離脱するかどうかを決める国民投票日です。

IN(欧州にとどまることを主張)派とOUT(離脱を主張)派がそれぞれ相手側の主張が通った際にさけられない、「英国経済破綻説」を説いています。

ここで詳しくは書きません。

市民権のない私は、投票権がありません。主張はありますが、やはりここでは書きません。



はなれた場所で見つけた、同じアーティストによる、社会派スローガン2点。

くたばれ、保守党。


ホームレス問題を他人事だと思うな。


フキダシの内容が違うけど、ほとんど同じ!よく見たら紙がはってありますね。 (手抜き)

主張が力強いわりには、発言しているキャラクターの顔つきがだるそ~でどうでもよさそうなのが気になる。

おまけ。
サッカーのヨーロッパ選手権でもりあがっています。




万国旗ならぬ、欧州国旗。
ウェールズやスコットランドの国旗もあります。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。






コメント (3)
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