イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

ストックポートから日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。ストックポートってどこ?まずは本文をお読みください。

モーカム湾に突き出した、岩ゴロゴロの突堤、かわいいカフェと釣りの名所

2017年10月30日 09時00分00秒 | イギリス北部
昨日の続きです。ランカシャーの、静かな海岸の観光地、モーカム Morecombe



昨日の記事のリンクを貼りました↓↓↓↓ ぜひ見てください!

ランカシャーの小さな海辺の町、昔の賑わいは今いずこ、静かで美しい観光地、モーカム


モーカム観光は単純です。
海岸沿いを散歩する、それだけ。



素晴らしい景観が楽しめます。

眺望を堪能するいちばんのおすすめスポットは、海に突き出した、突堤、ストーン・ジェッティ Stone Jetty

右奥の、海に突き出した部分がジョッティ。



ジェッティの始まりにあるのは有名らしい、ウミウの彫刻。




ボラード(ガードレールがわりの車止め)にも、ウミウ。


ほかにもいろんな海鳥のボラードがありました。

ジェッティというのは突堤のことです。ごつごつ、岩の上に築いてあるので、ストーン・ジェッティ。

観光ウェッブサイトで見つけた写真です。↓


(ドローンで撮ったのでしょうか。上空から、いい構図で撮れていますね)

鳥のイメージにこだわった、アートフルなスペースを作り出そうとしているみたいです。




漁港はありませんが、魚や小エビを、ホテルやレストランに売る小規模な漁業が産業として成り立っているそうです。







傘をささなくても歩ける程度の 細かい霧雨が降ったりやんだりの どんより天気の中、たくさんの漁船が沖を行き来していました。


もともとは、19世紀の半ばに建設された鉄道の線路が敷かれていた、産業用の突堤です。
先端には船着き場があって、貨物フェリーが対岸へ行き来していたそうです。




灯台のある、終着駅の駅舎は今、カフェと公衆便所として使われています。


1852年建造の古い建物です。


背後に見えているのは、モーカムの、海岸沿いの街並み。



おなじく、観光ウェッブサイトで見つけた写真です。↓


実は、地面の「鳥アート」、行った時には気が付きませんでいた!



カフェでコーヒーを飲んで、ケーキを食べました。
19世紀の鉄道の終着駅舎らしいところは 全くない内部・・・明るく、すっきり清潔でした。


ぐるっと海に囲まれた、素晴らしい眺望のカフェです。


Stone Jetty Cafe、おすすめです。お値段もお手頃、この日はガラガラでした。
とてもイギリスらしい ケーキのセレクションに関しては、また後日書くことにします。


ジェッティの先端は十時型になっています。





対岸は、湖水地方 Lakeland の山並み。

先端に向かって右横に張り出した場所では 初老の男性が 釣りをしていました。


ショッピングバッグの中に入っていた魚を見せてもらいました。
20センチぐらいの魚が一匹・・・ホワイティング whiting だそうです。

もう一匹釣れた!
また、ホワイティング。


ホワイティング というのは、日本語で「西洋タラ」だそうです。(辞書を引きました)
よく聞きますが 食べたことはありません。
フィッシュ&チップスでおなじみの おなじくタラの一種、コッド cod と似たような、淡白な味なんじゃないか と思うのですが。

いつもは 30分もいれば 半ダースは 釣れるんだそうです。しかも、もっと大きいのが。
写真を撮る許可をもらったのですが、釣りのおじさん、獲物が小さいことを気にしていました。

ワタを抜いて、BBQ(バーベキュー、炭火の上での網焼き)で食べるんだそうです。おいしそう!

sole (ヒラメの一種) が釣れることもあるそうです。

ジェッティの先端は、知る人ぞ知る、釣りの名所らしいのです。
海岸に戻る途中、釣り竿を担いだ、12歳ぐらいの少年5,6人とすれ違いました。

平日でしたが、全国一斉、一週間の「ハーフ・ターム・ホリデー(学期半ば休暇)」中です。

今回見かけたのは、軽装備でフラっとやって来た感じの 地元の人ばかりみたいでした。
「お母さん、晩のおかずにタラのフライはどう? 僕 ちょっと釣ってくるよ〜」なんて、いいですね。


RNLI ( Royal National Lifeboat Institute 王立救命艇協会 )の ホバ―クラフト・ステーション。



ボランティアのおじいさんが店番する、観光案内所を兼ねた 小さな売店が併設されていました。
売上金は 海難救助の基金にまわされます。

RNLI の救助基地 はイギリス各地の海岸にあります。
観光地にあるRNLI 基地には 慈善ショップが併設されていて、オリジナルの海洋、海浜テーマのお土産を販売しています。
うちの夫は熱心なサポーターで、通りがかると小銭を寄付して、必ず何か買っていきます。

日本の海辺の町で売られているような つくだ煮の真空パックみたいな小魚が売られていました。地元の名産?
・・・よく見たら、釣り用のエサでした~。
生きたミミズと釣り糸も、砂遊び用のスコップとバケツ、サンド・モールド(湿った砂が お城の形に抜ける型)と一緒に売られていました。

息子2人に買った、お土産・・・


カモメのうんこと パフィンのうんこ。
どちらもチョコレートの粒です。
ウケました・・・お土産におすすめです。
モーカムには パフィンはいないと思います・・・ウミウも見ませんでしたが。


「!危険、岩の上にのるな」という控えめな警告板がたてられています。


でも、柵があるわけでなし、のろうと思ったらのれますし、深い海のふち ぎりぎりまで行って 腰を下ろしても、釣りをしても、日光浴をしても、記念写真を撮っても何をしても とめる人はいないでしょう。(子供がやっていたら、見知らぬ大人でも止めるでしょうけど)

すごく危ないですよ!

これが「自己責任」ということでしょうか・・・?

奥に見えているのが、1932年に建てられた、モーカムの過去の栄光の象徴、アールデコ建築の華、ミッドランド・ホテル Midland Hotel。

この話は、また、次回に。


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ランカシャーの小さな海辺の町、昔の賑わいは今いずこ、静かで美しい観光地、モーカム

2017年10月28日 09時00分00秒 | イギリス北部

先週、ランカシャーの海岸、モーカム湾 Morecombe Bay 沿いの小さな海辺の町、モーカム Morecombe に一泊しました。



ホテルの直前予約サイトでホテルの部屋がとても安かったので!


海の見えるダブル・ルームが2人で50ポンド(7470円)は破格です!シーズン・オフでもありましたから。
到着した日は霧雨の降る肌寒い天気でしたが、2日目は晴天で、海辺の散歩にうってつけでした。



前日に予約して、木曜日の午後はやく到着して一泊、翌日午後帰宅しました。


車でストックポートから2時間弱、マンチェスターの北西、113㎞。


モーカム湾の向こう岸は、日本でも人気の、湖水地方 the Lake District です。


湖水地方の山並みが、曇り空の下にはっきり見えます。

この、海岸沿いに建つブロンズの彫刻は、対岸の、湖水地方の山並みのシルエット。




上の写真は逆光で見ずらいのですが、山の名前と地名が刻印されていてます。
アートの要素もあわせもつ、なかなかの工夫の観光案内表示ですね。


13年前の冬、テレビのニュースにうつっていた遠浅の海岸を見て、突然行ってみたくなりました。
その週の週末に思い立って行ってみた、モーカムは寒くて暗くて、冷たい風が吹きつける、寂しい街でした。

(写真は、すべて、今回行った時のものです)


テレビのニュースにとりあげられたモーカムの事件とは・・・

2004年2月5日深夜、遠浅の海岸で、コックル(珍味・ザルガイ)取りの作業中の中国人少なくとも23人が突然の満潮に身動きが取れず溺死するといういたましい大事件です。(2004 Morecambe Bay cockling disaster )

事件後10年の間に遺体が収容されたのは21人のみ。

当時、ほかにも大勢いたといわれる、ザルガイ採集の中国人は全員不法就労でした。
危険な重労働、無報酬に近い最悪の労働条件で就労する中国人労働者がイギリスにものすごくたくさんいる実態があきらかになった、社会的にも問題になった大事件です。

職にあぶれたり、生活に困ることはないと言われている共産主義国の中国から、そうまでして現金を稼ぎに来る人がたくさんいることが当時大変な驚きでした。
たったの13年前!

世界中で高価なブランド品を買いまくっている、今の中国人のイメージからは想像もできない悲しい話です。

不法就労をアレンジして、同胞を監禁同様に管理してこき使って、恐ろしい死に追いやった中国人の元締めは重過失致死(殺意のない殺人)罪で、懲役14年の刑を受けました。


このいたましい事件の直後、たびたびテレビのニュースで映しだされた遠浅の美しい海岸を見て、不謹慎にも行ってみたくなったのでした。

モーカムの濡れた砂地は、はまり込んだら足をとられて動けなくなる、もがけばどんどん沈み込む、恐ろしい「クイックサンドです」。

私もちょっぴり、ハマりました!

今回、カフェで見かけた怖い警告ポスター。


中国人の違法就労はなくなったはずですが、ザルガイ採集は産業として今も健在です。
小規模なボートで職業漁師が、地元のレストランやパブにおろす魚や小エビを釣っています。


もと、フェリーのり場と、鉄道の終着駅のあった突堤、ストーン・ジェッティ Stone Jetty での海釣りも人気だそうです。


↑海に突き出ているのが、ストーン・ジェッティ。


60代のうちの夫が子供の頃、少年たちの超人気番組でコントが大うけだった漫才コンビの片割れ、エリック・モーカム Eric Morecombe(もちろん出身地にちなんだ芸名です)の出身地。


BBCと民放2局しかテレビ局がなかったころの話だそうです。当時の子供たちに与えた影響は、「8時だよ!全員集合」よりよっぽど大きかったと思われます。




このわけのわからない、ウミウの現代彫刻、13年前にもありました。


今は町中、鳥の彫刻だらけです。



13年前、いってみたら、海岸はとても美しかったです。
寒かったのには閉口しましたが、静かで気持ちのいい場所でした。

さびれた印象は忘れられませんが・・・

モーカムは、1930年代にはファッショナブルな社交場でもある、大賑わいの海べの行楽地でした。

中流以上のお金持ち階級が滞在したのは、第一級保存指定建築の、ミッドランド・ホテル Midland Hotel



モーカムの栄華の時代を象徴する、1932年に完成した、イギリスのアール・デコ建築の代表例のひとつ。

13年前は、ボロボロ半壊状態の危険な空き家でした。

まだ、半戸おろした状態で営業していた1990年代の初めに、チェスの試合がここであったとか、うちの夫は参加して、泊まったそうです。
そのころからすでに内装が中途半端で痛々しかったということです。

イギリスの海辺は、海外旅行が手軽にできるようになった1970年代を境にさびれる一方。
スペイン、ポルトガル、ギリシャのような南欧で夏の休暇を過ごす人が増えています。
余裕のある人にはカリブ海や、北アフリカも人気です。

同じ、モーカム湾に面する大衆的な大観光地、ブラックプールと違って、ピア(海に突き出した遊歩道のある行楽用の桟橋)もタワーも遊園地もありません。

2006年、ミッドランド・ホテルの修復工事が始まりました。
2年後、2008年に完成後、テレビや雑誌で盛んに取り上げられ、モーカムを訪れる人はかなり増えたそうです。

完成したミッドランド・ホテルを見にまた、戻ってみたい・・・とずっと思っていたんです。




長くなりましたが、以上、前置きです。
明日から、太字で書いた各事項を もうちょっと詳しく取り上げて書いてみますね。

今回はできるだけ、「みんなが行く湖水地方だけじゃちょっぴり物足りないな、ちょっと脚をのばして行ってみてもいい穴場はないのかな?」とも思っている日本の読者の皆さまの参考になりそうな、観光ブログにふさわしい記事を心がけます。

え、ストックポート日報 って、観光ブログだったの?
実はそうなんです。



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またまた登場、イギリスのパッケージ、ウシといえば乳製品

2017年10月26日 09時00分00秒 | イギリスのあれこれ、生活のひとコマ
ずいぶん前の、イギリスのパッケージ・デザインのあれこれの記事、好評でした。

調子に乗って、また集めてみました・・・またまた動物・・・今度は 


すべて、乳製品です。

ミルク・シェーキ、「フリジ Friji」


ボトルが牛柄。
これはチョコレート味ですが、ほかにバニラ、バナナ、イチゴ味があります。

黒のブチ柄のこの牛、日本では「ホルスタイン Holstein 」と呼ばれているようですね。




(だいぶ前に日報に載せたことのある写真です。ちょっと柄が個性的すぎてホルスタインらしくありませんね)

イギリスでは、「フリージアン Friesian 」といいます。
ホルスタインは通じません。
ホルスタインと呼んでいるのは、アメリカと、明治時代に酪農技術をアメリカから学んだ日本だけだそうです。

オランダのフリーシアンと、ドイツのシュレスビッチ・ホルスタインの2地域を起源とするこの品種、どっちの名前で呼ばれても間違いではないんだそうですが、酪農関係者の間では、混乱を避けるため、国際的にホルスタイン・フリージアンという正式名で呼ばれることが多いんだそうな。

冷やすとおいしいです。そのことと関係があるのか・・・英語で冷蔵庫は、リフリジレイター、略してフリッジ fridge。


The Collective というヨーグルト専門会社の、けっこう高価な「グルメ・ライブ・ヨーグルト Gourmet Live Yogurt」のシリーズ。
  

味の種類は限りなく多く、目移りします。
これは、ロシアン・ファッジ味。


こちらは コンビニや、ニュース・エージェント(新聞、雑誌、たばこ販売店)のサンドウィッチ売り場で買える一回用のかわいいサイズ。


ミカンやリンゴ(イギリスにはお弁当箱用に極端に小さいリンゴがあります)など果物を持ち歩くときに重宝するサイズです。
写真のぺちゃんこ桃は、重ねて3つ入ります。



牛を連れて放浪する少年のシルエットがトレード・マークの、「ノーマディック・ヨーグルト Nomadic Yogurt」


ノーマディックというのは放浪の、というような意味です。ヨーグルトの名前らしくないですね。



容器がシリアルとヨーグルトの二部に分かれていて、食べるときに一緒にまぜるようになっています。
使い捨てのスプーンもついています。
携帯に便利な、お出かけ用という意味でついた名前だと思うのですが。


アイスクリーム。
Mackie's of Scotland の real daily icecream(牛乳が主原料のアイスクリーム)。


乳しぼりの娘は、「伝統的な製法で作りました」の典型的な表現です。

もちろん 機械で絞った牛乳をつかって、工場で大量生産されているはずですが。



放牧場のそばに、風力発電所もあるみたいですね。


コーンウォール名産の、乳脂肪分がたっぷりのクロッテット・クリームを使った、コーニッシュ・アイスクリーム。
Kelly's of Cornwall社製のこの製品は、イギリス中どこのスーパーでも買えます。


すくってコーンに入れて売っている、観光地などのアイスクリーム・スタンドでも見かけます。
この左右対称の乳牛2頭が口にくわえた草がハートをかたちづくっているかわいい図柄の看板が目印。





子供のお弁当用に便利、チーズスプレッド、デイリリー Dairylea。日本人には発音しにくい名前です。


バターの代わりにサンドウィッチに塗ります。
もちろん、トーストや、チーズ用のクラッカーにぬってもおいしいですよ。
(甘くて子供っぽい味です)

黒いウシ坊主の生意気な表情が愛くるしい。
なんだかベタベタぬるぬるした製品名のロゴも子供にウケそうです。



何日か前に見つけた、新製品、大人向きらしい?ミルクシェーキ、シェークン・アッダー Shaken Udder


アッダーというのは、牛やヤギの乳袋のことなんですけど・・・インパクトのある命名です。シェイクした乳袋!
いかにもゆすられて吐きそうなキャラクターの牛の表情も意表をついています。

ソルテッド・キャラメル風味。
よく振って飲みました。とてもおいしかったのですが、飲んだ後すぐにまたのどが渇きました。
330ミリリットルが1ポンド80ペンス、無法に高価です。コンビニでプロモーション価格、1ポンドで売っていたので、買ってみました。

一日に摂取すべきカルシウムの50パーセントが1瓶に含まれているんだそうです。「ウシグラフ」参照↓。



以上、第一弾でした。

まだまだあります、牛のパッケージ!

グルメ・ライブ・ヨーグルトの丸い容器と、ケリーズのコーニッシュ・アイスクリームのタブは、とっておいて、タッパー容器代わりにとても重宝しています。重ねられるし、冷凍も電子レンジでの加熱もききます。

蓋をきっちりとすればお弁当箱にもなります。


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19世紀の市長の名を冠した、ガラス天井のあるおしゃれな高級「大衆食堂」、マンチェスターにもオープン!

2017年10月22日 09時00分00秒 | マンチェスター
週末に、おなじみ マンチェスターのおしゃれなエリア、ノーザン・クオーター Northen Quarter の、今注目のレストランで昼食を食べました。

マッキー・メイヤー Mackie Mayor 。





マンチェスター郊外の小さな町、オートリンカムの高級「大衆食堂」 マーケット・ハウス Market House について書いた記事をおぼえていてくださった方もいるかもしれません。

2016年初めに書いた記事、2本です。リンクを張りましたので、ぜひ見てくださいね。↓↓↓↓

ヴィクトリア時代のマーケット・ホールがおしゃれでグルメな客層ねらいの高級「大衆食堂」に変身!


パイ、ステーキサンドウィッチ・・・自家製、オーガニック、こだわりの特製料理が食べられるおしゃれな高級大衆食堂



経営者が同じです。
大成功の本家、オートリンカムのマーケット・ハウスと、経営方針も同じです。








天井の高い、広々とした19世紀の典型的な マーケット・ホールの中央に大テーブルをいくつか並べた、おしゃれな「大衆食堂」風レストラン。





独立した「キッチン」がそれぞれ いずれも高級食材を厳選し、自家製、特製の独自の料理をカウンターの奥で調理しています。
お客から注文を取ると同時に料金も徴収しています。

席の予約ができないとのと・・・







テーブルの番号を告げて、できた料理を持ってきてもらう仕組みも、オートリンカムと同じ。

「大衆食堂」は私の勝手な表現です。

3週間前、10月3日にオープンしたばかりの話題のレストラン、しかも週末です。ものすごい混雑が予想されたのですが・・・

12時前に入ったら、意外と簡単に席が取れました。



オートリンカムのマーケット・ハウスは180席ですが、こちら、マッキー・メイヤーは週末だけ開放している中二階席も合わせると、500人が着席して食事ができる規模の大きさです。









1858年に、市長、マッキー氏によってオープンされた、食肉の卸売りマーケットだった建物です。





 第II級保存指定建築。

柱頭の、雄牛、雄羊・・・古代ギリシャ風の勇壮な表現です。





ブタの頭も装飾に使ってほしかったなぁ、というのは 私の個人的な感想です。
食肉の卸売り市場の建物なんだから・・・

ブタの頭、ちょっと古代ギリシャ神話のムードにはふさわしくないかも。

現存する、家禽肉の卸売り市場だった建物が すぐ裏にあります。
この建物を利用した、マンチェスター・クラフトセンターについてはまたいずれ・・・


私が注文して食べたのは、プルド・チキン・サンドウィッチ pulled chicken sandwich 。


長い時間をかけて低温でゆっくりオーブン調理した、ほろほろほぐれるほどやわらかい鶏肉と、特製の甘酸っぱいクリームソース、ピンクのビートルート(中まで赤い甘いカブ)のピクルスのスライスが挟まったサンドウィッチ。

おいしかったです。

でも、9ポンド(1355円)も出したら、普通のレストランでは、ガーニッシュかピクルス、サラダが付いてくるはずです!

30分待って、二階席までもってきてくれたのはこれだけ・・・。

ちょっと、ぼったくってませんか。

おしゃれです。
たしかにおしゃれです。
歴史ある建物の再利用という発想や、装飾や小物だけではなく、スタッフもお客の雰囲気もおしゃれです。

塩コショウ、ナプキンをいれたアルミの古い書類引き出しや、トウガラシ(?)の空き缶にナイフとフォークを立てたり・・・テーブルの上のファンキーな演出にも余念がありません。



久しぶりに会った友人とおしゃべりしながら、雰囲気を十分堪能しました。
話題の店にいち早く行ってみた!というミーハーな高揚感も悪くありません。

高めのお値段をは雰囲気に払ったと思えば納得です。


うーん、写真入りメニューに慣れた日本の皆様は、注文にかなり苦戦するかもしれません。
ここはメニューもありません。

席を確保した後、好みの料理のカウンターに行き、黒板に白ペンキで書かれた(読みにくい)品書きをみて、注文を決めます。
グルメ情報に精通していないと 判別できないようなオシャレな名前の料理も、多数。
忙しいレジ担当の人と相談しながら注文を決めるのは かなり ためらわれる あわただしさです。

いくつかの品目に、チョークで X がつけてありました。「本日売り切れ」の意味でしょう。
地元の特約農家から 限定で材料を仕入れている、ということです。無くなれば販売終了、ということもあり得るんですね。
それもグルメには魅力のひとつかもしれませんが、目当てで来た人はガッカリするでしょうね。





食事が終わって、1時過ぎたら、やはりすごく混み始めました!






この、ヴィクトリア時代のマーケット・ホールを利用した、同じ経営者による高級「デリ」レストラン、実はここ、ストックポートにもオープンする計画があるのです!

ストックポートのマーケットについて書いた記事に使った写真です↓↓




近ごろ おしゃれな雰囲気でおいしいものを食べることにお金を惜しまない、中産階級がふえています。
情報も豊富な今、話題の店に遠くから足を運ぶのもいとわない そういう人たちが大勢訪れて、お金を落としていく経済効果は地域ビジネスにとって、果てしなく魅力的です。

でも現在、地域に深く根差している、700年の歴史のある マーケットから多くの小規模小売店を追い出して、おしゃれなレストラン経営を導入する計画には、強い反対がもちろんあります。


マッキー・メイヤーは 30年間も空き家のボロビル(しかも、取り壊しは許されない保存指定建築)の素晴らしい再利用ですが、ストックポートのマーケット・ホールは現在、本来の目的の「マーケット」としてしっかり利用されています!

私は、もちろん大反対です。

ストックポート・マーケットは地に足がついた生活を営む、市民の生活の拠点です!
おしゃれな高級「大衆食堂」はいらない。

数年前に、オートリンカムのマーケットハウスレストランの成功のあと、誘致が決定、署名運動で一時立ち消え、また計画が動き出したそうですが、実際、市による決定はまだ公式発表されていません。

この話は別の機会に・・・






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ストックポートを中心に、昨今のイギリス一般ゴミ出し事情

2017年10月17日 20時31分28秒 | イギリスのあれこれ、生活のひとコマ
ここ、ストックポートでは、ゴミの回収は週に一回。


私の住む地域では、毎週 木曜日が ゴミの日です。


毎週回収してもらえるのは、庭ゴミを含む、「生ゴミ」のみ。

毎回、生ごみの他に もう一種類、(週によっては2種類)の回収があります。

先週の木曜日は、紙類と 硬いごみ(缶、ガラス、プラスチック)= 再生可能な「リサイクル・ゴミ」の2種類と、週ごとの「生ごみ」の 合わせて3種類の回収日でした。

早朝、7時前に回収車に先駆けて 徒歩の職員が 回収するボミ箱のみ、道の中央にあつめてまわります。


5分か、時によっては それから 1時間もたって やってくる ゴミ回収車に 二つずつひっかけて・・・


ガツンガツンとゆさぶって 中味をゴミ回収車にあけます。


全自動!

緑のゴミ箱はこれで終了、じゃまにならないように道の奥にかたずけます。


次、同じ要領で、青。





最後に、ものすごい音のする缶、ガラスの入った茶色のゴミ箱が処理されたのは 昼近くになってからでした。



午後遅く、勤め先などから帰宅した住人は 自分の家のゴミ箱を回収して自分の家の敷地内に持ち帰ります。


車輪のついたこの巨大な、色違いのプラスチック製の分別ゴミ箱が各家庭に4個

ストックポートでは、緑が「生ゴミ」、茶色が「缶とガラスとプラスチック」、青が「紙類ゴミ」。黒が再生不可能な「一般ゴミ」

地域、行政によって、種類や色が違うようです。
プラスチックを再生しない行政も あるそうです。


細かい分別がここ、ストックポートで始まったのは12年ほど前。

それまでは、ほとんどすべてのゴミを黒いビニールのゴミ袋に詰めて、回収日の前日の夜に家の前に置いておくと、いくつでも回収してくれました!

スーパーマーケットや市営の施設の駐車場、学校や公園などなどに、再生可能なガラス瓶、缶、紙類を回収する大きな箱が設けてあり、心ある人々(エコロジーに関心のある人)が自主的に投入していました。

もちろん、わざわざゴミを仕分けして回収箱までもっていって入れる人たちは 本当に少数でした。

ゴミの量は増え続ける一方で、焼却は追い付かず、廃棄ゴミによる環境汚染は ずいぶん前から社会問題として有識者の間では激しい非難の的でした。

地球環境を気にする人たちが 「これではいけない」と言い始めてから ずいぶんたっていたのですが、イギリス人の だらしないゴミ捨て習慣は 急には改まりません。依然として ごちゃ混ぜ回収を続けていました。
私もイギリスに来て、国民の意識の低さには驚愕しました。
イギリスのゴミ事情は先進国では最悪だったんだそうです。


決め手は、EUのプレッシャーですね、やっぱり。

国際情勢も考えに入れて、少しずつ 強制的な 分別回収が イギリス中で始まりました。

しばらくの間は、分別が面倒で混ぜて出す人、回収をのがして、次の回に入り切れなかった、例えば 缶ゴミを 紙用のゴミ箱に入れてちゃっかり紙ゴミ回収の日に出したりする人が続出でした。

もちろん、ゴミ屋さんは回収を拒否して 屈辱的な「違反スティッカー」をゴミ箱に貼っていきます。


のがすと、生ゴミ以外の種類のゴミの回収は3、4週間先です。
巨大な分別ゴミ箱、次の回収日までには、いっぱいになるサイズです。


特に ゴミの分別に理解がなかったのは、お年寄り。

分別が始まって ずいぶん経ってからも、私が働いていた 高齢者施設では、仕分けが面倒で、再生ゴミを一般ゴミに混ぜて出す居住者がたくさんいました。
誰が出したのか わからない、戸数の多い共同住宅だったからでしょう。各階に大きな仕分けゴミ箱をいくつも置いた 「ゴミ回収室」がありました。
指定の回収日前日 夜に、用務員さんが 仕分けゴミを 階下の共同住宅用 仕分けコンテナに集めて出していました。
各戸に振り当てられた指定のゴミ箱がなかったので、いくつでも出し放題、かなりごちゃ混ぜだったはずです。

各戸のゴミ箱を見ている私たち職員には 誰がやってるか、ばれてたんですよ・・・情けないことです。


ゴミ分別が最終的に徹底された決め手は、一般ゴミの回収を極限まで減らしたこと・・・でしょうか。
量を減らすためには、再生ゴミをより分けるしか、ありません。分別しなければ 一般ゴミ用の黒いゴミ箱は2日でいっぱいになります!回収は もちろん4週間先!


話が逸れますが、イギリス社会を大混乱させているEU離脱の件です。
離脱賛成に票を投じた大半は高齢者だ と言われています。E Uのプレッシャー( 国際社会に足並みを合わせる 等)を疎ましく思うお年寄りが多いらしいことと、このゴミ分別の件、無関係ではない と思うのですが・・・

社会の大勢についていけない、身勝手な「昔はよかった」志向の有権者が国の将来を決定してしまった 先の国民投票、残念です!

もちろん、イギリスのお年寄りすべてがそうだ とは言っていません。


ビニールのゴミ袋は、持って行ってもらえば、それまでですが、空っぽになったのをまた満たす、この車輪付きの大分別ゴミ箱、じゃまです!



伝統的な連続住宅にはたいてい裏庭の外に、狭い通路があるので、車輪付きの大分別ゴミ箱は裏庭に置くことが多いのです。
通路を通って、ゴミ回収車が通る家の前の通り、あるいは指定の回収場所に居住者が押していきます。


この19世紀末に建てられた長ーい連続住宅の建物には何軒かおきに裏の通路に通じる切れ目があります。↓



私のうちのような、横並びの連続住宅では、家の前に並べるしかありません!
私のうちは背中合わせの裏の家の裏庭の間に通路がありませんから。


上の写真の長ーい連続住宅と同じ通りの、比較的短い連続住宅は、一ランク上の、狭い前庭付き。↓





私のうちと同様、裏庭に通じる通路がないようです。
家の前のゴミ箱群、じゃまでみっともない!


一軒家は横に必ず庭に通じる敷地内の通路があります。


(上の写真は楓の紅葉が美しいので撮りました。1928年から30年代に建てられた住宅です )

古いタイプ1890年代の2軒続きの住宅も 建物と建物の間に等間隔の裏庭に続く通路が あります。


ない家は面に置くしか ありません。
たとえ裏庭においても みっともないのは同じ!

市販の、お花の写真がプリントしてある粘着シートをはっても みっともないのは変わりません!


ほかに、蔦のプリントやカゴ編み、生垣の写真プリントも見たことがあります。生垣の前においても全然溶け込んで見えません!

私も 再生可能な資源ゴミの分別回収には 大賛成です!
ただ、じゃまなんです。ほんとにほんとに、かさばる分別ゴミ箱、じゃまでかっこ悪い!

イギリス人、時間がかかったけど ゴミ分別、やればできるじゃない!

ただ、多くのイギリス人家庭はすぐに巨大な分別ゴミ箱をいっぱいにします。
市に回収の回数を増やしてほしいと陳情した人もいるそうです。

私は、アルミ缶は つぶし、紙の箱は開いたりたたんだり、ペットボトルはまんなかで切って 片方をもう一方の中に入れたりして、ゴミを巨大な分別ゴミ箱の半分以下に収めています。

イギリス人は、ゴミのカサを低くする工夫をやらないんです。
日本人の多くは、実行していますよね。

私が職場で箱をつぶして捨てているのを見たイギリス人は「ウォ~!オッリガーミ(折り紙)ディスポーザル!」と感心していました。
感心してないで自分もやれ!

日本の多くの自治体が実行しているように、指定のゴミ袋を有料で提供する方法も過去には提案されたそうです。
年ごとにゴミ回収料金が徴収され、ゴミ箱の大きさも選べるシステムを採用している国もあるそうですね。
一理あります。余分にお金がかかるので、ゴミを減らす くふうをするいいきっかけになるでしょう。
家族が少なく ゴミの量が少ない家庭には負担も少なくてすみますし。
ただ、金銭的に余裕がある家庭は、量を気にせず出したいだけ出すことになりはしないかと、気になります。
イギリスではどの自治体も、ゴミ回収費用は住民税でまかなっているので各家庭への徴収はありません。




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今日でお別れ、丸い1ポンド硬貨 偽造不能の新硬貨は12角形

2017年10月14日 21時00分58秒 | イギリスのあれこれ、生活のひとコマ
10月12日、今日の深夜12時00分、日付が変わると同時に正円の古い1ポンド硬貨の流通が停止します。



もうすでに数週間前から、自動販売機の一部や、バスでは使用できなくなっていました。
明日以降、国中で使用できなくなります。

と言ってもしばらくの間は、銀行にもっていけば新貨幣と交換してくれるそうですが。

先週いっぱいはまだ、財布の中に一つや二つは残っていた旧1ポンド硬貨、1983年から流通しているそうです。



デザインは、5年ごとに更新されていたそうです。

女王陛下の加齢が5年ごとに刻印されていく、記念写真のようなイギリスの貨幣デザイン・・・たまに見つかる、1980年代の女王陛下の横顔が、若い!

それに、裏側のデザインが実に多彩だったって、ごぞんじでしょうか。

一番上の写真の、手のひらの上の、いちばん右が、王室の紋章、ライオンとユニコ―ンが刻印された、イングランドを象徴する図柄。

ほかに、アイリッシュ・ハープ(北アイルランド)、樫の木(イングランド)、ネギ(ウェールズ)、アザミ(スコットランド)と王冠が、それぞれ組み合わされたデザイン、ほかにもたくさん一度に流通していました!

去年、2016年に流通が始まって、もうすっかりおなじみになった、新コイン。


今のところは、この、チューダーローズ、リークという太いネギ、アザミ、シャムロック(ハシバミ)が一緒くたに王冠に刺された連合王国を象徴する美しく繊細なデザインのみ。それぞれ、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドを象徴する国花、紋章植物です。

12角形、金色の枠つきで豪華絢爛!

上の写真では、ライティングがドラマチックすぎて、金と銀のきらびやかなトーンがわかりにくいですね。



金縁の下、文字が途切れたところに細かい縦線が刻まれているのが見えますね。
角度によって、ポンドのシンボル「£」が一瞬見え隠れする繊細な貨幣鋳造技術!

一番外側に、肉眼では判別できない、米粒に書いた経文なみの、ものすごく細かい字で、ONE POUND ONE POUND ONE POUND ONE POUND・・・と連続して刻まれているそうです。

偽造できるものなら、やってみろ!と言わんばかりの細かさです。
ただ、デザインの美しさだけじゃないんです。現在、狙い通り世界で一番偽造しにくいコインなんだそうですよ。


先月、9月14日から流通がはじまったのが、プラスチックの10ポンド札。


裏側の肖像は19世紀の女流作家、ジェーン・オースティン。


女性ジャーナリストを中心に「紙幣に女性の肖像を」フェミニズム運動が世論を動かして実現した、ジェーン・オースティンの10ポンド札。

えーっと、ちょっと待って。
去年の終わりごろまで出回っていた旧5ポンド札に、ヘンな帽子をかぶったおばさんがいたのでは・・・あれは、女性じゃなかったのか、第一、誰だったのか・・・。



今年の5月5日に流通停止になっていたこの紙幣、そのずっと以前にすっかり姿を消していました。
手元にないので、グーグルして見つけました。

今まで気にかけたこともなかったけど、これを機会に調べました。

18世紀に監獄の改善運動に尽力した人道主義者、啓蒙家、エリザベス・フライだそうです。
そんな人、知らない!

知ってる人がいるのか!?

センセーショナルな、イギリス初のプラスチック紙幣(ほかに当てはまる日本語の単語がないので幣で通します)の流通が去年、9月13日に開始されました。



・・・一度折れ目がくっきりつくと、もう取れません、プラスチックの5ポンド札。



プラスチック製ウィンストン・チャーチルと、紙のエリザベス・フライの5ポンド札が同時に流通していた期間は、ごくわずか。

紙の旧紙幣はあっという間に、今年5月の廃止を待つまでもなく姿を消しました。

エリザベス・フライの5ポンド札が5月に流通停止になってから、先月のジェーン・オースティンの10ポンド札の発行までの4か月間、女性の肖像いり紙幣の空白期間があったんですね。

「紙幣に女性の肖像を」運動家たちは、あまり知られていないエリザベス・フライの5ポンド札を廃止して、第2次大戦中の首相で国民的英雄のウィンストン・チャーチルの新札で置き換えることには特に反対はしなかったそうなのですが、その代わりに新しく発券され、長いこと流通されるであろう新紙幣に一分野を代表する、世界的に有名なイギリスの女性の肖像を使うことを要求していたということです。

エリザベス・フライの消滅後、ずっと紙幣に女性なしの状態が続くのに抗議していたわけですね。

作品のすべてが映像化され、世界的に高名な女流作家、オースティン、いい選択です!


プラスチックの新札は、なかなか折れません。
間違えて洗濯したことがありますが、まったくへたりませんでした。
洗濯した服のポケットから完全無欠の状態で出て来ました。

ぺりぺりした感触で、しばらく財布の中に入れておくと、出してからも財布の中での形を保って真ん中が湾曲して盛り上がってしまいます。
重ねて置くのが困難です!


プラスチックの新札は、現在、偽造が技術上不可能だと言われています。

ニセ札は、イギリスではかなり出回っているそうですよ。

といっても、私は今までつかまされたことも、知らずに使おうとして拒絶されたこともありません。

見たことはあります。

学生時代よく利用していた八百屋では、うっかり受け取ってしまった5ポンド、10ポンドのニセ札を額装して店頭に飾っていました。

知り合いに「どうだ、見事なものだろう?」とまるで自分が偽造したかのように得意そうにニセ10ポンド札を見せられたこともあります。

紙幣の写真は、週に一度、ボランティアで店番をしている「チャリティ・ショップ」、オックスファムで撮影しました。

*この、チャリティ・ショップに関しては、またいずれ改めて書くつもりです。

店の方針にもよりますが、イギリスでは、紙幣の真贋をお客の目の前でチェックします。
透かしなどの確認だけでは不十分なため、特殊なインクのマーカーペンで空白部分に軽く線を引き、色がつかなければ本物、茶色い色がつけば偽物、と判定。


日本ではお客の持ち込んだ紙幣の真贋を疑うなんて、失礼なこと、やりませんよね。
イギリスで、それをやられても、気を悪くしないでくださいね。
誰にでもやっていることなのですから。


プラスチックの紙幣は厄介です!

レジの引き出しから一枚だけ取り出そうとバネ式のおさえを外すと、たいてい2、3枚がヘビのように一緒に這い出してきてしまいます。一番上の一枚が跳ね上がることもあります。

ぺりぺり好き勝手な方向になびいてしまい、束ねて数えるのが難しいし・・・紙の紙幣は指に吸いつくようになじむのに・・・




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全身よくこげたおいしそうな毛色の珍犬、ドイツの猟犬

2017年10月13日 09時00分00秒 | イギリスの犬
とつぜん、イギリスの犬

毎日毎日、どこへ行っても犬を見かけない日はないのですが、飼い主を引き留めて話しかけて写真を撮らせてもらう価値があるほど珍しい犬種は久しぶりです。

ドイツの犬、バヴァリアン・マウンテン・ハウンド Bavarian mountain Hound


イギリスでは非常に珍しいんだそうです。
飼い主が得意そうに説明してくれました。

比較的最近、1880年代以降、交配によってつくりだされた狩猟用の犬種だそうです。、

原産国、ドイツでも、山岳地帯で猟犬として飼われている以外、めったに見ることはないんだとか。

調べたら、ちゃんと日本の犬種ウェッブサイトでみつかりました。


日本にもいますか。

なんとなくダックスフントに似た憂い顔。


おいしそうな茶色の濃淡の毛色も特徴です。

人懐っこい、ハンター、10か月。猟犬用の犬種にぴったりの名前。もちろん ただのペットだそうですが。

紅葉を見に立ち寄ってみた、ハッピー・ヴァレーの川沿いの散歩道で。



紅葉にはちょっと間があります。



犬の散歩に大人気のスポット。
雨上がりの天気のいい日、道がぬかるんで、犬の足もドロドロ。




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紅葉の進む並木道、静かな住宅街で車のスピードに目を光らせる悲しい教訓

2017年10月10日 09時00分00秒 | イギリスのあれこれ、生活のひとコマ
8月の終わりごろから、秋らしく肌寒い日々が続いています。

それでも晴天のこの日(三日前です)は気温が20度近くまで上がりました。


それでも、紅葉は確実に進んでいます。

近所のニュース・エージェントの前の広い歩道で撮りました。


ニュース・エージェントというのは、新聞、雑誌、たばこ、お菓子のほか、日用雑貨などを売る、イギリスではおなじみの昔ながらのヨロズやです。

最近では、チェーン展開するコンビニブランドの傘下に入って、フランチャイズ契約をしているところが多いです。
ここもそのひとつ。

ブラモル・パーク内の雑木林沿いの並木道。







4日前の ストックポート日報 に載せた、同じ場所の写真を見てくださいな。

リンクです↓
紅葉がすすむ、高級住宅街の並木道、見苦しいのは巨大なゴミ箱


あ~、そんなに変わらない?

落ち葉を踏んで犬連れの散歩、目的地は、ブラモル・パーク Bramhall Park。


このすぐ先の左側に雑木林を抜ける入口があります。
犬の散歩の大人気スポットです。

ところで、日本にもありそうですね、これ。ありますか?


自動車のスピード計です。
28と表示されているのですが、2の下の横線が消えちゃっています。情けない。

写真にぶれて写っている小型車がこの地点の前まで来た時のスピードが時速28マイル。

市街地のたいていの道路の標準制限速度は時速30マイル(48・28㎞)です。

静かな高級住宅街に、赤いデジタル数字の電光表示は似つかわしくない、見苦しい・・・!と思うのですが、導入された時の住人の評判は上々だったようです。

実際、交通量の少ない静かな通りでは車はスピードを上げがちなのですが、この表示板が遠くに見えると、ほとんどの車が確実にスピードを落とします。

効果あり!
やはり、ここを車で通る時は「こんなものでよろしいでしょうか」と掲示板にお伺いをたてるように運転に慎重になります。

ほかにも、やはり交通量が少なく、油断してスピードを上げたくなるような静かな住宅地でよく見かけます。

うちの夫が言うには、交通事故で人が(特に子供が)亡くなった場所にこれが設置されることがおおいとか。

もちろん、必ずしもそうとは限らないでしょうが、確かにかなり前に、この道で子供が交通事故で亡くなっているそうです。

この文字欠け電光スピード計は、悲しい出来事が残す無言の教訓・・・のようです。

イギリスには信号が日本に比べてものすごく少ないって、ご存知ですか?
この話はまた、機会を作ってお伝えします。

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ストックポート上空を飛ぶ飛行機と、マンチェスター空港からの搭乗事情・・・

2017年10月08日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺

例年どおり、雨続きのイギリス北西部の秋です。

秋晴れの一昨日、ストックポートのタウンセンターに行って写真を撮りました。

タウンセンターの、おなじみマーケット・プレイス Market Placeに面した、中世の商館、ステアケース・ハウス Staircase House の裏側です。


同じく、マーケット・プレイスの教会、セント・メアリーズ教会 St. Mary's Church の時計塔。


アンダー・バンク Ander Bank の古い街並みの中に残る、ストックポートで最古のパブ(建物は20世紀初頭の再建です)、ホワイト・ライオン・ホテル White Lion Hotel。


このホワイト・ライオン・ホテルは、閉店してもう10年ほどになります。
ストックポートのランドマーク的な立派な建築物なのですが、損傷がすすみ取り壊しも検討されていました。

最近、市が買い取り、古い外観が保存、修復されることになりました。
再開発の目的に関しては、ちょっと納得のいかないウワサも耳にします。

詳細はまた、そのうち・・・




秋冬の晴天の日は、マンチェスター空港に着陸する飛行機がかなり低く頭上を飛んでいくのがよく見えます。
なぜか、騒音はほとんど聞こえません。

もしかしたら、天気の悪い日、秋冬以外にも同じ位置を飛行しているのかもしれませんが。
よく見えないだけで。

マンチェスター空港はストックポートのタウンセンターから約9キロ、車で15分足らずです。

マンチェスター空港から日本への直通航空便はありません。ちょっと不自由です。
私たちが日本に行くとき、あるいは日本からイギリスに帰る時は、ヨーロッパの主要空港経由で行き来することになります。

マンチェスターから、「エアバス」規模のかわいい飛行機で1時間ちょっとで、たいていのヨーロッパ主要都市の空港に到着します。

パリ、ブリュッセル、アムステルダム、デュッセルドルフなどの空港の乗り継ぎ待合ロビーで何時間も日本行きのジャンボジェットを待つのは毎回、かなりうんざり・・・

何時間ものうんざり時間つぶしの間に、ぼったくりコーヒーが飲めるように必ずいくらかの両替したユーロも用意して日本行きの飛行機に乗ります。帰りも同様。

ヨーロッパの乗り継ぎ空港は、どこもまるでリトル・トーキョーです!
到着してしばらくたつと、もうすでに日本に帰った気分になります。
日本到着は13~14時間の長いフライトのあとのはずなのに・・・

ものすごい数の、日本人搭乗客が日本行きのジャンボジェットの待合ロビーに次々と集まってくるからです。

日本行きの飛行機に乗り合わせた乗客の8割は日本人。乗務員の半分は日本人。

ヨーロッパで搭乗券を予約した非日本人搭乗客と私は、同じサイドにかたまって席が割り当てられることが多いのです。

日本人搭乗客のお世話には必ず日本人乗務員が当たるよう、どこのヨーロッパのエアラインもかなり心を配っているようです。

日本人搭乗客にはちらし寿司などの美味しそうな日本食機内食の選択肢があるのに、非日本人席に着いた私たちには選ばせてくれない、なんてこともありました~。

日本からイギリスに旅行される方はほとんど、ロンドンのヒースロー到着ですよね。
マンチェスターや、北西部にはヒースローからマンチェスター空港まで飛行機で、来られるのが普通でしょうね。

マンチェスター空港への直通便があれば、イギリス北部に観光に来られる日本人が絶対に増えること、請け合いなのですが・・・



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紅葉がすすむ、高級住宅街の並木道、見苦しいのは巨大なゴミ箱

2017年10月06日 09時00分00秒 | イギリスの木々と草花
一週間前の写真です。

うちの近所の並木道の紅葉が始まりました。





ついでに写しました。


見苦しい!場所をとる!ゴミを収集した後の、ウィーリー・ビン(キャニスター付きゴミ箱)

この日は、ゴミの収集日。

ここに写っている、青いゴミ箱は、紙製品専用、茶色は、缶、ガラス、リサイクル可能なプラスチック専用、緑のは、生ごみ、庭ゴミ専用、いずれもキャニスター付き、蓋の閉まる大きなプラスチック製です。

高さが130センチぐらいあります。
大人が中に入ってしゃがめます。

緑の生ごみ用は毎週、ほかは3~4週間に一度午前中に回収されます。

この日は、「青」と「緑」のゴミの日でしたが、カン違いして「茶色」を出した人がいたようです。

イギリスのゴミ出しに関しては、近いうちに詳しく書いて ストックポート日報
に載せるつもりです。

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また焼いてみた、今回はお菓子というより素朴なパン・・・レトロなレシピのホームベーカリー

2017年10月03日 22時02分08秒 | イギリスのおやつとデザート
おなじみの Be-Ro の、自社製品セルフ-レイジング・フラワーを使ったベーキング・レシピの小冊子。、
  

久しぶりに手に取ってみました。

今回作ってみたのは、簡単にできそうな、ミルク・ファッジ milk fadge


どう見ても、「パン」。


え、ファッジ?
ファッジといえば、砂糖と牛乳とバターを溶かして固めたキャラメル風味のお菓子のことでは?と思う方もあるかもしれません。

それは、fudge

これは、fadge。つづりが違って・・・実は発音も違うのですが、私が言うと、どっちも「ファッジ」になってしまうのです!

この、どう見てもパン、のファッジが何であるかも知らない、うちの15歳の息子でさえも、fudge と fadge のつづりを見て言い分けができるのに!

ものすごく簡単です。ぞっとするほど簡単です。

1ポンド(454グラム)のセルフ-レイジング・フラワーと、小さじいっぱいの塩、2オンス(60グラム)のラード、半パイント(235ミリリットル)の牛乳を混ぜて、こねて丸めて、摂氏375度(190℃)で、30分焼くだけ!

ラードの代わりにバターを使いました。マーガリンでも大丈夫でしょう。



例によって、セルフ-レイジング・フラワー self-rising flour の説明です。 
      
セルフ-レイジング・フラワーは、すでにベーキング・パウダーが混ぜ込まれた、イギリスではおなじみの小麦粉です。
日本ではなじみがないようですね。
1カップ(125グラム)の小麦粉に対して小さじ一杯(3グラム)が標準の割合です。それと小さじ半分(1グラム)の塩も加えられています。

このレトロなレシピ小冊子を発行した製粉会社、Be-Ro が発明したそうです。
今では、スーパーのオリジナルブランドを含め、製粉会社各社が同じ割合セルフ-レイジング・フラワーを製造販売しています。

以前に、このレシピに書いてある通りの分量でスコーンを作ってみたら膨らまなかった経験から、やはり今回もすでにベーキング・パウダーが配合されているはずのセルフ-レイジング・フラワーにさらに余分に、小さじ半分程度のベーキングパウダーを加えて、よくまぜました。

私がいつも使用する、スーパーの格安セルフ-レイジング・フラワーより、Be-Ro社は多めにベーキング・パウダーを配合しているのかもしれない・・・という勝手な予測に基づいて。





正解!膨らみました。



イーストも卵も使っていないので、バサバサ素朴な口当たり。
名前の通り、牛乳の味と香りがします。

ところで、ファッジ というのは、アイルランドではジャガイモの粉をまとめて平たく焼いた「ポテト・ケーキ」のことを言うんだそうです。昔は貧乏人の常食でした。
知らなかった!

ポテト・ケーキはイギリスでもやっぱりビンボー臭いパンの代用だったそうですが、小麦粉が不足して配給制になった戦争中に復活。

食料事情が豊かになった今でもよく食べられています。
うちの上の息子の大好物。

これ↓


市販されています。

…話がそれましたが、これ↑とは全然違います。

イギリスでは、この私が作ってみたバサバサパンのことを「ファッジ」というそうです。

ところで、調べたらどんどん、ファッジに関する脱線ネタが出てきます。

イギリスでは、ファッジのことを「ダンパー damper」 とも呼ぶそうです。
ダンパーというのは、もともと、オーストラリアの原住民が地中に焼けた石炭と一緒にドウを埋めて焼く、野趣あふれるソーダ・ブレッドのことなんだそうです。

イーストではなく、ソーダを発酵させて膨らましたパン。

写真を見たら、確かに見た目は似ているような・・・


夫は、名前は聞いたことがあるけど、このファッジ、食べたのははじめて!ととても喜んでくれました。

切ると大き目のパン屑がボロボロ。



熱いうちにマーマレードを塗って食べました。


この、黒っぽい、苦いマーマレード、日本にありますか。

翌朝、冷めたファッジをトーストして、「失敗ローリー・ポーリー」を作るためにわざわざ買った、ラズベリー・ジャムを塗って食べました。


ラズベリー・ジャムはイギリスではお菓子作りによく使われていますが、パンに塗るジャムは、日本と同様、イチゴのほうが一般的かもしれません。

前回の、レトロレシピ再現記事です。↓↓

それ以前の関連記事のリンクも含まれていますので見てください。

1950年代のレトロなレシピの再現、かわいいスコーンと逆恨み?EU離脱の裏話

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