イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

不自由極まるわけありトイレの故障と店の軒に座って客引きをする配管小僧

2024年01月27日 08時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

トイレがうまく流れなくなって、2週間たちます。

洗髪の時に水道から出るお湯を受けて髪をゆすぐために浴室に常備してあるジャグを使って、タンクを水で満たして流していました。

このままにはしておけません!

プラマー plumber (日本語で配管工?)に見積もりに来てもらいました。

パンデミックのさなかに無料で取り付けてもらった「わけあり品」の新品(当時)便器を廃棄して、新しい便器とタンクのセットを買ってきて、取り付けてもらう予定で予算を組みました。

「わけあり品」を無料で手に入れたいわれは4年前、ストックポート日報で記事にしました。

その時の話をもういちど...;よそのお宅で取り付けようと持ち込んで規格に合わなかったらしい品を、うちに持ってきて臨時に取り付けてくれました。そのあと私たちが自分で気にいったセットをDIYショップ(ホームセンター)で買ってきてその翌週、取り付けてもらうことになっていたのですが、来る予定のプラマーがコロナにかかって入院してしまったのでした!別の人をよこすめどが立たず、工事は中止に...たよりない話にびっくりしました。

プラマーなど家屋メンテナンスの職人さんを派遣する大手エージェントに先払いしていた料金は時間がかかりましたが返還され、臨時に取り付けてもらった便器のセットは「お詫びのしるしに置いていくのでお使いください」とのことだったので、ありがたくいただいておきました。

無料なのはありがたいのですが、時々タンクからヘンな音がするようになりましたし安物なので座り心地が悪いとか、夫がずっとブツブツ言っていました。意外と早く故障して、夫の念願の買い替えチャンスでした!

今度のプラマーは自営業の、驚くほど若い人です。地元の職人さんを探すインターネットサイトで夫が見つけました。

 

「家に見知らぬ男の人がいる!」ネコのリヴィーが寝室から出てきてこわごわと様子を見に来ました。

見積もり完了、来週戻って来て驚くほど良心的な料金で、壊れたタンクを修理してくれるそうです。

「わけあり品」の便器とタンクを廃棄することなく、使い続けることができるので、私はほっとしています。まだ使えるものを廃棄して新品を買うのに余分なお金を使いたくありませんから。家具なんかと違って新しい気に入ったデザインを選んで買いかえるというわけではありませんし。

排水、配管に関してけっこう知識のある夫は、絶対に買い替え時だと主張していたのですが、プロの的確な意見には脱帽です。

 

話変わって....

ストックポートのタウンセンターに出る前の住宅街にある、バスルームのショールーム...というか、バスルームの設備(浴槽、トイレ、シャワー等々)や配管、排水関係の備品を販売する店です。ここで買えば取り付けや配管工事も請け負ってくれるはずです。

2軒の一般住宅の家屋の一階部分を店舗にした庇の部分に怪しげな人物2人が座っています。(ー体は座っていませんね)

先週通りがかった時に気が付きました!いつからここにいたのか、マンホールの蓋と排水管でできた「プラマー小僧」2体!?

顔は...雨樋を伝って流れる雨水とキッチンの排水をいっしょにして地下に流す地面の排水穴(なんと言うのか知りません)の蓋です!かわいい!気に入りました。

 

 

 

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年末の置き土産、年明けまで残る悲しいクリスマス飾り

2024年01月26日 07時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

火曜日に撮った写真です。

バス道に出るためによく通る、うちの近所の一戸建ての家です。

1月の後半になってもまだ(人目につく)前庭に残っているクリスマス飾りが寂莫感をたたえています。ずっと気になっていたのですが、勇気を出して写真を撮りました。昨日、木曜日の午前中に見たらまだありました。今年末のクリスマスまで置いておく手もありかもしれません。

もしかしたら、屋外の電気配線など片付けるには専門の人に依頼しなければならないのかもしれません。

 

翌日、水曜日に徒歩20分以上かかる、ちょっと離れた最寄り駅まで歩く途中で見かけたスプロウス spruce の庭木です。

寂莫感などふっとんで堂々たる趣きの「かたづけ忘れクリスマスツリー飾り」

英国で、クリスマスツリーと言えばマツの一種、スプロウス。

伝統的に、12月になったら「クリスマスツリー菜園 Chrietmas tree farm」から伐り出されたスプロウスの若木がクリスマスツリーとして売り出され始めます。

12月半ば(正式には12日か、それ以降)から年をまたいで1月のはじめ(正式には6日)まで屋内で飾った後は廃棄処分です。庭ゴミとして出す、あるいは庭ゴミ用の指定ゴミ箱に入らなければ、市が指定した回収日に家の前に出しておき、もって行ってもらいます。

私の家は経済的な人工スプロウスのクリスマスツリーを組み立てて毎年飾り付けているので生木のクリスマスツリーの扱いと処理の経験はありません。伝統的にクリスマスを祝う習慣のない他国から来た私には伝統の習慣にケチをつけるいわれはないのですが...

生きている木を切って3週間だけ飾りあとはポイってあんまりだと思います。(あ、この話題はストックポート日報でこの時期しょっちゅう取り上げていますね)クリスマスツリー菜園では、数年後に出荷する数を見越して、計画的に植樹しているわけですので地球環境的に悪いことをしているわけではないそうなのですが。

環境への気配り意識が高まっている近年、「毎年使える一生ものの生きたクリスマスツリー」が大はやりです。

園芸店はもちろん、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、お花屋さん、グロッサリーショップ(食料品店)で売られているのがこれ。☟

片側だけの門松のように玄関の外に押し出された、鉢植えのスプロウス。

一番よく売れているこのサイズ、小さいですね。「子供と一緒に成長する」のがセールスポイントらしいのですが根元にクリスマスプレゼントを積み上げられるほど成長するのを待っていたら子供は独立して家を出てしまうのでは...?

成長すれば大き目の鉢に植え替えなければなりません。盆栽と同じで水をやりすぎれば根腐れしてしまうのでは?暖房のきいた家の中においておけば葉が黄色くなって落ちるらしいので、クリスマス飾りをおろすと同時に家の外に出すのが普通だそうです。

雨の多い冬はいいとして、屋外の鉢植えに水をやるのを忘れて夏に枯らす家庭が多いのではないかと推察できます。「一生もの」のスローガンにはかなり無理があります。

とにかく、「一生ものの生きたクリスマスツリー」、メインテナンスがめんどくさそうです。枯らしたらさぞ子供たちががっかりすることでしょうし。

もしかしたら、上の写真の「堂々たる趣きのかたづけ忘れクリスマスツリー飾り」のスプロウスは、もてあまされて庭に植え替えられて、これ幸いと手足を伸ばしてぐんぐん成長している元鉢植えの、「一生ものの生きたクリスマスツリー」でしょうか。

その隣の家の前庭にも、後輩にあたるスプロウスが成長しつつあります。これも解き放たれた鉢植え組の可能性が高いです。

写真を撮る角度が良くなかったですね。上の写真の街灯の後ろに、「堂々たる趣きのかたづけ忘れクリスマスツリー飾り」のスプロウスも少し見えています(わかりにくいですね)。

「堂々たる趣きのかたづけ忘れクリスマスツリー飾り」のスプロウスの家ではクリスマス・リースも出しっぱなしです。

「一生もののクリスマスツリー」を屋外で野生化させて美しく飾り付ける家庭ですから、もしかしたら本気で今年末のクリスマスまで飾りを大切に残しておくつもりかもしれません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大満足でご報告;難解なパズルを4日で完成、

2024年01月25日 07時23分49秒 | 英国の、生活のひとコマ

先週の日曜日に買って、その日のうちに記事にした...

難解両面パズル「ピッグス・イン・ブランケット」をついに完成させました!

達成感は大きいです!4日かかりました。

カクテルソーセージに巻いたベーコンのシマシマはすべて微妙に異なりますが、単調すぎて絵柄から前後左右のつながりを見つけるのはかなり無理がありました。

「ピースの形」で判断する作戦は効果的でした。最初はすごーく時間がかかりましたが...

まず、ジグソーパズルの定石どおり、周りのふちから手を付けて...ふちが直線じゃないところがやっかいです。

片側にでっぱり、くぼみがないピースを「ふち」と判断して、つなげました。

残り少なくなってくると、同じような形のピースごとにまとめて、合うものを探しやすくしました。

シマシマが横に走っているので縦横を判断するのは簡単でした。また、両面に同じ柄が反転でプリントされている製作者のイヤガラセも効果ありませんでした。見てもほとんどわからない違いが、さわってみるとわかるからです。各ピースの裏面は断面が内側にほんのちょっぴり反り返っているのです!!裁断する時の刃の圧力でそうなっちゃうんですね。

気に入った「難解パズル」、私がボランティアでお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam に寄付されたら買ってきてまた挑戦します。

このパズルも明日1日、まな板の上で完成状態を保持し満足感に浸ったらバラバラにして箱に詰め、オックスファムに持っていき寄付します。

同じものがすき間なく並んだ写真の「難解パズル」はあまり見かけませんが、オックスファムに限らず、どこのチャリティ・ショップも普通のジグソーパズルをたくさん販売しています。買う人も寄付する人もとても多いのです。

買うのはやはりお年よりが多いですね。外出する頻度が減った高齢の親のために買っていく人もけっこういます。常連のお客さんは、図書館で読み終わった本を返却して違う本を借りて帰るように完成したパズルをまた箱に戻して寄付し、違うパズルを買っていってくれます。

オックスファムは、寄付品を市価の4分の1(状態のいい未使用品なら3分の1)程度の値段で販売し、売り上げを発展途上国への支援の基金に充てています。

私が最後にパズルをやったのは...20年以上前かな?入院中にお見舞いにもらった英国の田舎風景のモチーフでした。その前にもスイスアルプスの風景、紅茶の古い看板、花かご、ロンドン風景...と、いずれもありきたりの風景、静物写真ですね。もらったものばかり、何となくやってみたら意外と楽しかったです。

今回、自分で選んで買ってきた(と言ってもチャリティ・ショップのしかも半額落ちの75ペンスでしたが)難しいパズルを完成させるのは以前にも増して楽しみました。

ジグソーパズルは脳の活性化に良いらしいですね。認知症の予防や就学前の子供の知育の向上にも効果があるとか。

...グーグル検索してみました。

脳の活性化のみならず、リラクゼーションや心の健康に絶大な効果があると、英語でも日本語でも、ジグソーパズルの効能を絶賛する記述を多数見つけました!

パズルをやって少し賢くなったような気...はぜんぜんしませんが、たしかに厚い紙でできた小さなピースとピースがパチンとはまり合い、ベーコンのシマ模様がピシッとつながった時の満足感と高揚感はいま思い出してもワクワクします。その時、ポジティブなことを考えている時と脳が同じ状態になっていたそうです!ベータ状態から、アルファー状態へと向上していたようです、よくわかりませんが...!

パズルに関する前回の記事のリンクです☟(モチーフのピッグス・イン・ブランケットに関する記述あり)

クリスマス後のセールで買ったのはこれだけ...チャレンジ心をかきたてる時季外れの難解パズル

 

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庶民派スーパーマーケットで見かけた、ちょっとハズカシイ光景と商品

2024年01月23日 07時36分11秒 | 英国の、生活のひとコマ

スーパーマーケット、アスダ Asda に1週間分の買い出しに出かけました。

先週1週間、寒い日が続きましたが、昨日は少し気温が上がりました。

 

右から左奥まで、この棚全てにずらーっと並んでいたのは、チョコレートのイースター・エッグ Easter eggs!

今年のイースターは...今、調べました、3月31日です。4月じゃないんだ...。イースターは春分の日の後の最初の満月の後の最初の日曜日、「移動祝日」なのでした。

出荷を待つ悲し気な表情のチョコレートでできたウサギたちです。

 

ああ、これは...!

おもちゃ売り場から連れて来られて東欧の食材コーナーに置き去りにされた、咆哮するティーレックス(タイラナソウラス・レックス)。まるで、アートのおもむきです。

スーパーマーケットで、商品が全然関係のない棚で見つかることをわが家では(というより私は)「タスケテー・オフェンス taskete offence」と呼んでいます。以前にも記事に書きましたが、もう一度。

いったんトロリー(手押し車)に入れたものの、途中で気が変わって買うのをやめた人が適当な棚に置いて行ってしまう現象です。ティーレックスは子供が親の目を盗んで勝手にとって入れたものと思われます。親が途中で見つけて適当な棚に置いていったのでしょう。

キャット・リッター(ネコのトイレ用砂)の売り場の寂しそうなナス。

見つけるたびに、置き去り商品の身になって必ず「助けてー」と小声で言うことにしています。小さかった子供たちが買い物に飽きちゃわないように「助けて―」「助けてー」を連発したのが始まりです。子供たちには大ウケでした。

インパクトの強い置き去りオフェンス(迷惑行為)を見つけた時は夫も「タスケテ―」と付き合ってくれます。

例えば、値下げ品売り場に置き去りにされた値下げ対象外の同品目...などにインパクトは皆無です。「あ、こっちのほうが安い!」とよその売り場で見つけた値下げ対象外の商品を値下げ品と取り換えちゃうのは珍しいことではありません。

エナジー・ドリンクの売り場が、助けを求める置き去り商品のたまり場になっていました。

別々に行動していた夫が私を探し出し、ものすごくうれしそうに見せてくれたのが、クリスマスの焼き菓子、ミンスパイ mincepie、5個入りパック。

「5個入りだぞ、5個入り!」

あぁ、もうクリスマスが終わり、イースターに食べるホットクロス・バン hotcross ban が売られているのに、まだミンスパイが買えるのね。夫の喜びの理由はそうではありませんでした。

売り場に連れていかれて納得です。

ミンスパイは全部4個入りで1パック。詰める人が間違えて5個詰めちゃったみたいです。ラッキー!

夫が「Mince Pies 4pk」と書かれた値札の写真も撮れと言ったので撮りました。

(1ポンド25ペンスは225円ですね)

 

ソーセージ売り場の表示がさかさまでした。(先週は気が付きませんでしたが、いつからだろう...?)

チェックアウト(会計)で夫が「きみが好きそうなものを見つけた!」と言って会計のコンベイヤ・ベルトに載せる前に見せてくれたのが...

 

ローデッド・チュウイー・チョック・チンプ・アイスクリーム LOADED CHEWY CHOCO CHIMP ICE CREAM。

キャラメルソースが練り込まれたバニラ味のアイスクリームとキャラメル味のアイスクリームの中に、チョコチップならぬ、チョコチンプ(チョコレートでできたやわらかいチンパンジーの顔!)が入っています。

ほほ笑ましくもハズカシイ、choc chip にchoc chimp をかけた陳腐なシャレです。

(loaded はドカドカとぶち込んだ、というような意味です。そんなに入っていませんでしたが)

夕食後に食べました。甘ったるしく子供っぽい味でした。

英国でも、カカオの含有量がー定基準以下の「チョコレート味」の食品にChocolate の表示をすることはできませんが、子供っぽく「チョック choc」と表記するのは違法ではないようです。

 

買い物を終えた、午後3時ごろのアスダ駐車場です。

 

 

 

 

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クリスマス後のセールで買ったのはこれだけ...チャレンジ心をかきたてる時季外れの難解パズル

2024年01月21日 08時21分50秒 | 英国の、生活のひとコマ

めったに行かないさびれた商店街にあった、売り上げをガン研究の基金にしているチャリティショップで、クリスマスプレゼントむきの小さなジグソーパズルを買いました。

 

ピッグス・イン・ブランケット pigs in blanket (毛布にくるまれたブタ♡)の柄です。

ロースト・ターキーの付け合わせになくてはならないクリスマスらしい食べ物、ピッグス・イン・ブランケットは私の大好物です。

ベーコンが巻き付けてある小さめの「カクテル・ソーセージ」です。最後の20分ほど、ターキーをローストするティン(ロースト皿)に放り込んでおくと、ターキーからにじみ出た脂でジュっとこんがり焼きあがります。

2022年のクリスマス・ディナーの写真です☟(先月のクリスマス・ディナーの時はオーブンに入れるのを忘れました!)

 

多分このパズルは、一昨年のクリスマスに誰かにもらったけど「いらなーい」と未開封のまま去年の年明けに寄付された「ストックング・フィラー stocking filler(クリスマスむけ安価なプレゼント)」だと思います。

寄付されたチャリティショップでは、1年寝かせてその年のクリスマス前に再び「ストッキング・フィラー」として、今度は市価の3分の1から4分の1ぐらいの値段で売ったはずです。先月のクリスマス前にも売れ残ってしまったのでしょう。

そしてさらに今年の年明け...もう一年近く寝かしておいて今年のクリスマス前まで取っておく気力はもうなくなったと見え、1ポンド50ペンスから75ペンスに半額落ち。75ペンス(140円ぐらいですね、今)ならいいや、と好奇心で衝動買いしました。

予想通り、めちゃくちゃ難しいです、たったの100ピースですが!

両面に同じ写真がプリントされています。2面べつべつのイメージが出来上がるわけではなくプレイヤーを混乱させるための単なるイジワルです。

箱の写真のように、ベーキングトレイの上で作業することにしました。

箱の裏に完成イメージが印刷されています。でも小さい!

この手の「難解ジグソーパズル」は、私がボランティアでお手伝いしている別のチャリティショップ、オックスファムにも、時期を問わずにたまに寄付されて売られていきます。フィッシュ&チップス、ベイクト・ビーンズ(朝食に目玉焼きと食べるトマトソースで煮た白豆)などの英国らしい食べ物、ジェリービーンズなどのお菓子やビーズ、木ばかりの森の風景...などなど。「絶対にできるわけない」と思われる同色、細かい同形の繰り返しパターン...

このピッグス・イン・ブランケットは少なくともベーコンのシマシマが横に水平に走っているので手掛かりはありそうです。

そして、お盆にぶちまけた100のピースを見ているうちに糸口がつかめました。

普通の合わせやすい絵柄のジグソーと違い、でっぱりとくぼみのハマる部分の多くが独特の形をしているのです。でっぱりとくぼみがなく、波型やなだらかなギザギザのピースもあります。

印刷された絵柄ではなく、ピースの形で判断してはめていくジグソーのようです。

2時間近くかけてやっとこれだけはまりました。テレビを見ながらの取り組みでしたが...

箱の表に「対象年齢8歳以上」と書かれているのが悔しいです。キッチンにおいておき、調理の合間に少しずつ完成します。

ジグソーに使われているピッグス・イン・ブランケットは調理前の写真です。ベーコンの赤身と脂身のシマシマが鮮やかで絵になるからでしょう。

ベジタリアンの夫は、やはりひどく嫌がりました。夫は私と娘が同じ食卓で肉料理を食べていても全く気にしないどころか、オーブンから出して肉料理を切り分ける役目も嫌がらずにやってくれるのに...

このパズルは鮮やかでナマナマしい生肉色が肉を食べる私にもけっこう強烈で、夫の嫌がるポイントはわかる気がします。

クリスマス後のバーゲンショッピング戦利品をもうひとつ...

グレイビーの老舗、ビスト Bisto がクリスマス期間限定で販売したらしい、ピッグス・イン・ブランケット味(!)の顆粒グレイビー gravy granules 。年が明けてから半額で手に入れました。味の予想をしながらワクワクして買いました。

(ピッグス・イン・ブランケットが重なったのは偶然です)

グレイビーは肉料理や、パイ、ポテトにかけるとろみのある甘辛いソースです。もともとは脂肪や肉汁が含まれていたようですが、現在市販されているインスタントの顆粒グレイビーはすべて、動物由来の材料が一切使われていないベジタリアン仕様です。

このピッグス・イン・ブランケット味のグレイビーもベジタリアン仕様で、夫が食べても何の問題もないはずですが、断固として嫌がります。こまったなぁ。私と娘だけで使い切るのは時間がかかりそうです。

1月恒例の話題になりつつありますが... 年明けのチャリティ・ショップとすさまじい数の寄付品...に関してまた、そのうち記事にします。

追記;ピッグス・イン・ブランケットはご想像通り、簡単に手作りできますが自分で作ると必ず巻いたベーコンがほどけてしまいます。オーブンでローストするだけの市販品はなぜか糊でつけたかのようにきちっと巻き付いたまま仕上がります。

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一家総出で行ってみた近所のマニアックなフィギュア造りの本拠地

2024年01月18日 07時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

夫の新しい趣味は…

モデルづくり scale modeling 。ナポレオン軍の騎兵連隊の模型です。

私が子供の頃、男の子たちが夢中になった「プラモデル」ではありませんか!?

クリスマスプレゼントに娘からもらった20ポンド(3,710 円)ぐらいのウマ6頭と騎馬兵6人(+小物とアクリル絵の具)の基本的なセットです。子供が趣味にするには高価ですね。

夫が子供の頃(60年前)大好きだったそうです。

半世紀を経てモデルづくりに再び目覚めたきっかけは...

 

クリスマス前の話です。

ストックポートに数多く残るコットン・ミル(綿工場)のひとつを利用した古いレンガ造りの商業施設、ハラム・ビジネス・センター Hallam Business Centre の中にある「ゲーミング・センター」なる場所に、一家そろって行ってみました。

...徒歩20分ぐらいの場所です。この場所について書いた記事があります。参考までに。

紅葉がはじまる秋の始まり、秋らしく涼しい快晴の日

 

「ウォーハマー40,000  Warhammer 4k (オゥアマと聞こえます)」という空想ミニチュア・ゲーム fantasy miniatures をご存知でしょうか。

ここイングランド発祥の、世界中にプレイヤーがいる、戦う卓上ゲームです。紀元4万年を舞台にモンスター、デーモン、エイリアン、進化した人類などのモデルを使ってプレイします。

公式ウエッブサイトから勝手に借りたこのイメージは、コンピュータ・グラフィックではなく、彩色したモデルの写真です!緻密な仕上がりがすごいです。

私は「ウォーハマー」という名前から、カナヅチ(hammer)を武器に戦う戦争だと長いこと思っていました。興味ないものですから。

エレメント・ゲームス Element Games という、軽食や飲み物を出すバーまでついているこの会場は、イングランド北部最大規模のウォーハマープレイヤーの集会所だそうです。

平日なのでガラガラ。

ワークショップも開催しています。彩色された見本がずらーっと展示されていました。

 

このエレメント・ゲームスには、必要な道具が全て揃う充実した品ぞろえの広大なモデルキットの売り場があります。

娘が、同じく世界的な人気の、中世を舞台にした騎士、魔法使い、小人、モンスターなどが登場する空想ミニチュアゲーム(現在では、インターネット上のプレイが主流)の D&D ( ディーディー、ダンジョンズ&ドラゴンス Dangion & Dragons )に夢中です。

卓上でプレイする集まりも、ヨーロッパ各地からメンバーを集めて小規模にわが家のキッチンで娘が開催しています。

貴石でできたサイコロとか小物を保管する宝箱とか呪文が書かれた革張りの手引書とか、小道具に凝り出したら際限のない出費です!娘は、インターネット仲間からキャラクターの彩色セットをもらって以来、モデル造り部門に力を入れる決心をしたようです(やれやれ)

娘の目当てのD&D など、ウォーハマー以外の空想ミニチュアゲーム(Lord of the Rings やなぜかスター・ウォーズのコーナーまで)の売り場もあるので見に行くことにしました。

歩いて行ける距離なのに、夫にクルマを出すようせがみ、好奇心にかられた私もついていき、ぞろぞろ一家総出のゲーム会場/モデルショップ詣でとなったわけです。

 

「空想」ではない「実在した戦争」がテーマのモデルをあつかった小規模なコーナーがありました。

そこでナポレオンが大好きな夫が見つけて欲しがったのがナポレオン軍の連隊モデル、驚きの300ポンド(56,000円)ぐらいのワーテルローの戦い(1815年)を想定した大箱セットでした。敵対する、ウェリントン将軍率いる大英帝国軍のセットもありました。

 

300ポンドが高すぎるのはもちろん、セットの容量が大きすぎるのも大問題です。途中でイヤになったらプレッシャーですし...まず、小さめのセットで試してみることにしたのは賢明でした。娘がインターネットで最小のセットを買ってクリスマスプレゼントとして夫に贈ったのはそういうわけです。

 

話がそれますが...比較的、大き目のスペースが割かれている「第二次世界大戦」の棚で見つけたのがこれ。

プラスチック製の日本兵48体と金属製の将校1体、戦車、それに日章旗その他小道具つき、「日本軍スターター・セット(最初に買うべき基本セット)」です。90ポンドもします!

ウェッブサイトで見つけた多彩な日本軍シリーズのセット名はすべて「Banzai!」でした。

欧米には(旧)日本軍が突撃する時「バンザーイ!」と叫んだという思い込みがあるようです。

じっさいは、戦局が極端に悪化した南洋戦の最後のほうで勝つ見込みも生き残る希望も無くなった日本兵が、自決の時に口にする掛け声、「天皇陛下万歳!」と叫んで突撃したことから語り継がれる「敵国軍の奇習エピソード」のようです。

悲しい話なのに、自国民が笑いものになっているようでいい気持ちはしません。

箱のイラストの日本兵がぜんぜんかっこよくないのも...残念です。写真を拡大してみました。

右側の兵士はメガネをかけていますし。それに旗なんか持って突撃するものでしょうか。「武運長久」とか書かれているであろうお守りの布が銃に結び付けられてヒラヒラしているのも事実ではなさそうなのですが。

ちなみに、もちろん、戦車付きドイツ軍のセットもありました。箱のイラストのドイツ軍兵士はとてもかっこよく描かれていました。

 

一見すると「プラモデル屋」のような店内ですが、テーマは「闘うフィギュア」のみ。かなりマニアックな品揃えでした。

何人か見かけた客とスタッフは予想に反して、もともと男の子だったうちの娘のような華奢で繊細そうな男性ばかりでした。日本で言う「オタク」のような人や、いかつい戦闘マニアみたいな人を勝手に想像していたものですから驚きました。...陶器の人形に絵付けをする職人さんのようなイメージでしょうか。(これも偏見に満ちていますね)

 

子供の時とは違い、目もわるくなっている60代の夫がそんなにモデル造りが楽しめるのかといぶかっていたのですが...

けっこう楽しそうです。私のレゴ製作より時間はかかっていますが。虫眼鏡付き作業ライトまでアマゾンで購入しました!

ナポレオン戦争の全バトル、英独墺露軍をすべて揃える、とかそのうち言いださないか心配です。

 

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寒いと思ったら雪、午前中だけ楽しめたつかの間のウィンターワンダーランド

2024年01月17日 08時10分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

昨日の明け方、気温は氷点下までさがったようです。

 

暑がりの私も夜明け前に寒さで目が覚め、夏用布団とキルトの上に毛布をかけて体の周りが暖かくなったところでもうひと眠りしました。

7時半ごろ起きだしてカーテンを開けたら、外は雪!街灯のオレンジ色の灯りが降り続ける雪をクッキリ照らし出していました。

私の家の両隣は、7時台にもう出勤したようです(早いなぁ)、タイヤの跡でわかります。

外に出て短い通りに一番乗りの足あとをつけてやろう…と意気込んでいたのですが...

セントラル・ヒーティング(暖房)をつけて暖かい服に着替えてお湯を沸かしたりしていると、玄関のドアにつけたキャット・フラップ(ネコ用の出入り口)のカシャンという音がして、あ~、朝食を食べたうちのネコのどちらか(たぶん息子ネコのティブ)が外に出たことがわかりました。先を越されたか。

 

クルマに沿って少し歩いて左側の花壇にジャンプしたようです。

いつの間にか帰っていたティブにせがまれて、今度は裏庭のドアを開けてやりました。

呼んだら一度振り返り、元気いっぱい奥の塀を乗り越えてどこかに出かけてしまいました。ネコはこたつで丸くなるものだと思っていました。(うちにこたつはありませんが)

 

午前9時近くに、私の家のある短い通りを出て、幅の広い通りまで出てみました。

時差式の通勤時間のようです。

生け垣の濃い緑色を背景に降り落ちる大粒の、というよりはむしろ平べったくて肩に落ちるフケ状のフレークタイプの雪をしっかりと観察することができました。

クリスマスの飾りのように触手のある星形や六角形の雪の結晶の形をしているのが肉眼ではっきりと見て取れました。

10時までには雪はやみました。

 

クルマで出かけるためにフロントスクリーンの雪を手で払ったら、びっくりするほど簡単にサッと落ちました。スクリーンが凍り付いていることもなくワイパーであっという間にスッキリ。エンジンが温まるまでに少しかかりました。

ボネットの雪を手ですくって小さい雪だるまを作りました(一番上の写真です)。雪だるまの英語は snowman ですが、私の雪だるまは断固として女の子です。「雪絵ちゃん」と名付けました。

ボネットからそおっと、ウィーリー・ビン(手押しゴミ箱)の上に移した雪だるまの雪江ちゃんに、「行ってきます」と言ってクルマで出かけて4時間ちょっと...

 

帰宅したら、雪絵ちゃんの無残な姿が迎えてくれました。

胴体はかろうじて氷状のおにぎり型になってゴミ箱の上に残っていました。地面に雪絵ちゃんの口(赤い棒状の磁石)とベレー帽(ビンの蓋、裏返っています)が落ちています。

クリスマス前後は、午後の3時過ぎにはもう日がくれて薄暗くなっていたはずです。日がぐんぐん長くなっています。

 

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ストックポートの名物、快晴の冬の空の飛行機雲と上空を低く飛ぶ飛行機

2024年01月15日 07時20分21秒 | 英国の、生活のひとコマ

スーパーマーケット、アスダ Asda の多層駐車場の、てっぺんにいつもクルマをとめることにしています。

まわりに高い建物がなく、見晴らしがバツグン、空が近く感じられます。…と言ってもせいぜい3階の高さですが。店舗も最上階の3階にあります。

数分にいちど、上空を飛行機が飛ぶストックポートのタウンセンターです。時には高度を違えて同時に数機の飛行機が頭上を交差します。

快晴の日の短い冬の午後の美しい現象、飛行機雲の写真を撮りました。

マンチェスター国際空港はストックポートのはずれにあります。空港が近くて便利なのですが残念ながら日本への直通便は発着しません。2、3時間で到着するヨーロッパの主要都市で乗り継ぎをすることになります。

日本とマンチェスターを行き来する際は、かならずEUの通貨、ユーロを持っていき、2,3時間過ごす乗り継ぎのヨーロッパの空港でボッタクリ値段のコーヒーを飲むのも楽しみです。(去年、一昨年の日本長期滞在の際は、交戦状態のロシア上空を避け、アブダビ、香港経由でした)

 

 

青い空を切りさくような飛行機雲がクッキリ見えるのは飛行機が高く高く飛んでいる時が多いようです。

気象条件で高度が変わるようですね。

ごくたまに、機体に書かれた航空会社のロゴがはっきりと読めるほど低く飛ぶこともあります。

寒い日が続きますが日は確実に長くなってきています。

 

ストックポートのタウンセンターで上空を飛ぶ飛行機の写真を今までたびたびとっています。

 

 

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高級住宅地の端正に整った前庭に原始アートか、へたっぴなトピアリー挑戦

2024年01月14日 07時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ

閑静な高級住宅街のおちゃらけた植え込みアート...秋の終わりごろから気になっていました。

上の写真は去年の12月に撮りました。一階の軒下にアイスィクル・ライト icikle light がめぐらされています。(アイスィクル・ライトは白光する灯りが上から下へ、つらら (icikle)から水が滴るように素早く動くクリスマス飾りです)

前回の記事で取り上げた「吠えるソーセージ」とご年配のカップルが住んでいるであろうと思われる通りがこの後ろ側にあります。

 

木曜日に撮った最新の写真です。

「顔」ですよね?

ありきたりの絵文字の「スマイル」のような単純な顔ではなく、「トロル」のような独創的な顔です。(顔の横の四角柱のてっぺんの丸いポンポンも気になります)

 

そして、1軒おいて右となりの家の前庭のボクサス buxus (ツゲの一種)も尋常ならざる刈り込み方がされているようなのですが…

気のせいでしょうか…?

それにしても低いレンガ塀に沿って、門柱からとなりとの境の背の高いボクサスまで、ボクサスの生垣がすき間なく続くのが普通でしょうに!こんなふうに3つのブロックに分けてぶつ切りにする理由は?

トピアリー topiary (植木の剪定彫刻)造形を意図しているとしか思えませんよね?

「ゾウ」?ゾウじゃなくても四つ脚の動物の形状に刈り込むつもりでは?

横並びのひとカタマリのボクサスも、よく見たらあやしいです。「子ゾウ」か「カピバラ」か「コビトカバ」あるいは「張り子のトラ」?

ご近所のへっぽこジャガイモ・トピアリーに対抗してもっと凝った造形を目指しているのでしょうか。春になって葉が密に茂り始めたらもう少し細かく剪定できるので表現力アップが期待できます。気のせいかどうかその時、判明するでしょう。

家主が手掛けるシロウトのトピアリー、素朴でへたっぴだけど、どこか心が和みます。ストックポート日報でも過去に何回か取り上げています。

きちんとリサーチをした記事のリンクを貼ります☟(訂正して書き直した部分があります)

園芸アート、トピアリー(ゾウの行進、住宅バージョン)

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公共の場所で吠える吠える、しつけの悪いソーセージ4兄弟

2024年01月13日 07時44分05秒 | 英国のイヌ

寒い日が続きます。

何か書いて載せることはないかなぁと思ってスマートフォンのアルバムを見ていたらでてきた、ダックスフントの4兄弟。

クリスマス後の写真でした。

英国では「ソーセージ・ドッグ」と言った方が通じやすいダックスフント、4匹連れは珍しいかもしれません。

英国のイヌは、概して言えばよくしつけられています。特に、この場所のように閑静な高級住宅街で見かけるようなイヌたちは。

クルマの所有率が低い、家がたて込んだ庶民的エリアのイヌもバスに乗っている間は静かにするようしつける必要がありますし「階級」や住むエリアは関係ない?

で、この色柄がすべて違う、美しい毛皮の見本帖のようなソーセージ4兄弟(血縁関係不明)のしつけの悪さは特筆ものでした。

商店街のはずれの大邸宅が並ぶ通りにクルマをとめて、町の中心まで歩くとちゅう、この4匹のソーセージドッグを連れた年配のご夫婦が前を歩いていました。

興奮した4匹の飼い犬が、足取りがおぼつかない男性をひきつなで引っ張り、蛇行しながらひきつなを絡ませ短い脚を目にもとまらぬ速さで動かして速足で前に前に出ようとしていました。(ケオス)

あぶないな、と思って見ていたら、奥さんが2匹を抱き上げて両脇に抱え込むようにして歩行を続けていました。地面に残った2匹はあいかわらずの速足蛇行を続けました。抱き上げられたイヌは短い脚をバタバタ、長い胴体をグネグネして抵抗していました。

追い越して先に町について用事を終えた後、ショッピングエリアの広場に面したカフェの外席を通りかかった時に再会したのが上の写真の場面です。

人が前を通るだけで吠える吠える!1匹が吠え始めると全員が唱和してイヌの喚き声の阿鼻叫喚地獄。

吠える前に写真を撮らせてもらいました。いったん吠え始めたら私が立ち去った後も吠え止まない飼い犬にご夫婦は、手を焼いているようでした。

その後同じ広場に入り口が面したチャリティショップでボランティアのお手伝いをしたのですが、イヌ連れご夫婦はかなり長いことカフェの外席にいたようです。うちの店のドアが開くたびに4匹の犬の吠え声が絡まって聞こえてきましたから。

英国では咬む犬はもちろん、吠えたり他のイヌとケンカしたりするイヌを持て余して手放したり、極端な場合は獣医さんの手で安楽死させるケースもあると聞きます。日本では意外に聞こえるかもしれませんが。それほど飼い犬のコントロールには心を砕く国柄...なはずなのです。(病気のペットを安楽死させるのも一般的ですし)

いろいろなイヌや飼い主がいますね...お疲れ様です。

 

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遅れて届いたクリスマスプレゼント、かわった植物がかざれる大人向きのレゴキット!

2024年01月12日 07時07分17秒 | 英国の、生活のひとコマ

私へのクリスマスプレゼントが先週届きました!

娘がクリスマス直前にオンラインショッピングサイトに注文してくれた、レゴの「エキゾチックな植物セット」です。

年明け後のクリスマスプレゼントですが、ちゃんとクリスマス用のラッピングがしてありました。

 

そう言えば、子供の頃以来、初めての自分専用のレゴです!

私が子供の頃は、大きさの違うカラフルなブロックが入った(今で言う)「クラシック」か、窓や屋根瓦のパーツが入った「建築セット」、タイヤが取り付けられる「乗り物セット」などの基本部品が詰まった箱入りが主流で、説明書通りに組み立てる「デザイナー・キット」はごく少数だったはずです。

説明書通りに組み立てると家や船や汽車が出来上がるキットもたしかに売られていました。私は50年以上前に、青い蒸気機関車と北欧風の民家が出来上がるキットを持っていました。

子供が2人生まれてからは、格段に進化した複雑なレゴキットで説明書通りにスターウォーズシリーズのさまざまなモデルをつくってきた私です。図解のみ(言葉による説明なし)の作り方リーフレットを見て組み立てるのはお手の物です!

 

作り方リーフレットの最初のページには本物の植物の写真入りで簡単な解説(学名、和名、原産地など)が載っていました。

 

楽しかったです。

1日、ふたつずつ時間をかけて作ったレゴの鉢植えを家中に小分けして飾りました。

 

このサボテンは、mammilaria crinita f.zeilmannians (英名pincushon cactus )というそうです。

本物のサボテンと、私が編んだ毛糸のサボテンといっしょに飾りました。

 

eastern prickly pear (ウチワサボテン)と、jade plant(カネノナルキ...品のない和名ですね)。

jade plant (手前)は、レゴ・フィギュア(人物)がかぶる緑の小さな「帽子」でできています。

そうそう、これも探検家がかぶる帽子です。

 

sarracenia flava (英名pitcher plant)和名は、ヘイシソウだそうです。学名のサラセニアとしても知られているようです。中にぽちょんと飛び込んだハエを捕食する怖ろしい食虫植物です。

 

これは、うちでも育てていた venus flytrap(以下、めんどくさいので学名は略します)和名はズバリ、ハエトリグサ。

ちょっとレゴの形態の完成度は今ひとつですね。ただ、基本的にすでにあるレゴピースを上手に利用して再構成するのが目的のデザインのようなので(葉はこのキット用のオリジナルかも)、多少のムリは魅力のうちです。色もコロンとした形もカワイイので満足です。

 

red sundew。 ウィッキピーデアには日本語の項がありません。和名は不明、ピンクの花がかわいらしいのですが花びらも葉もネトネト、トゲトゲしてまがまがしい食虫植物です。

 

false shamrock と britton's liveforever。和名は不明。

このふたつも造形的にかなり無理があります。リーフレットに載っている実物植物写真とぜーんぜん違います。小さなガラクタにまぎれて二鉢、楽しそうに見えます。

シャムロックのほうは「チョウチョ」で、よく見るアロエ風の多肉植物のブリトンズ~は「恐竜や動物の歯」でできているそうです。

 

 

いちばん見栄えがするのはこれ。

英語で、lace leaf とかflamingo flower と呼ばれているそうです。知りませんでした。世界的にアンセリウムという学名のほうが通りがいいですね。これも実物とはかなり違います。

じっさいはかなり大きいハート型の平べったい赤い「葉」に細くてとんがった小さい「ツノ」が映えているはずですから。

うちにあったアンセリウムを枯らした苦い経験があります。ハエトリソウも枯らしましたがあれは寿命だったようです。

植木の世話が得意、と自負する私は作りものの観葉植物を家に置くのに抵抗があるのですが、このいかにも人造ロボットのような形態のレゴの植物には全く抵抗がありません!

 

クリスマス前に娘に「サボテンと多肉植物」だけのセットが欲しいかどうか聞かれました。販売サイトがのせていた完成品の写真を見ると、「サボテンと多肉植物」はすべて今はやりのオシャレな陶器製風の黒い鉢に植えられているようでした。

「素焼きの植木鉢風のほうがいい」と希望を言ったので「エキゾチックな植物キット」をもらいました。

子供たちが小さかった時に買ってやったスターウォーズやロケットの精巧なモデルシリーズにも、私が子供の頃のレゴキットと比べると、ものすごい進化を感じたのですが...

植物シリーズ、気が利いています。レゴはそもそも私が子供の頃から男の子が夢中になるタイプのおもちゃだったのですが、今では大人の女性までターゲットになっているんですね。マーケティングの進化がすごいです。

ウェッブサイトを見てみたら、エッフェル塔やロンドンのタワーブリッジ、姫路城にタイタニック...大人向きの手の込んだキットのシリーズに目を見張りました。

盆栽や花束、ネコのいろいろなポーズも作ってみたいです。ただキットのお値段は決して安くはないです。

私の誕生日に、娘がまたお花か別の鉢植えキットをくれると言っています(楽しみ!)。

 

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スーパーマーケットのかわいい「ゆるキャラ」野菜と果物をもっと食べようキャンペーン

2024年01月09日 03時25分16秒 | 気になる製品、気になるデザイン

 

スーパーマーケット、リドル Liddle に年明け初の買い出しに行きました。

スーパーマーケットはどこもたいてい同じ、入り口付近に野菜、果物売り場があります。

まっさきに目に入った、小さめのバナナを買いました。

お値段は均一で袋に入った1房が80ペンス(147円。

余談ですが「英国では物価が高くてたいへんでしょう」と心配してくれる日本人がけっこう多いのですが...そうでもないと思います。

日本で過ごした数ヶ月、ほぼ毎日スーパーマーケットで気をつけて買い物をしたのですが...円安の日本で、食料品(特に果物)の値段がものすごく高かった印象があります。英国の安売りスーパーでのバナナの値段、安いと思いませんか。

袋のラベルに注目です。

カラフルなロゴで「ファン・サイズ FUN SIZE ワクワクサイズ)」と書かれています。

子供たちにもっと野菜や果物を食べてもらおうとひと工夫した楽しいパッケージングのキャンペーンですね。(手に取って買うのは親でしょうけど)

BANANALLAMA BANANAS(!)バナナを背中にのせたラマ(llama)!

もちろん1980年代英国の有名なガールス・バンド、バナナラマ bananarama(つづりが違います)のしゃれ!懐かしい...

 

お次は コアラ・ペアーズ KOALA PEARS という、ナシ pear に抱きつくコアラ(koala bear)!90ペンス(165円)です。

苦しいダジャレ...ダサい...子供は好きかも、と思ってラベルの文字をよく読むと「ロンドンのアイナ11歳によるキャラクターデザイン」と書かれています。子供がデザインしたのか、と思うと急にグッと親しみがわきました。ダサくないです、かわいいです!!

(バナナラマのデザインはノーサンプトンシャーのアミナー12歳)

 

皮がむきやすいイージー・ピーラー easy pealer (一般名)というミカンのような味の丸い柑橘類にはタコ(octopus)のオクト・スクイーザー OCTO SCUEEZER というキャラクターが。

シャレのオチは...わかりません。でもかわいい!ルートンのライアン、6歳のデザインです。

 

個人的に一番ダジャレが効いていると思えるのが、すっとぼけたクマ(bear)がキュウリ(cucumber)に座るキューカンベアCUCUMBEAR。

ウィルツシャーのジョー9歳のデザイン。

 

トマト(tomato)の色と形をしたフクロウ(owl)がキャラクターの、 タウニー・トマタウルス TAWNY TOMATOWLS...も買いました。

tawny というのは「マーマレイド色の」というような意味です。ブリッジウォーターに住む8歳のアラーナがデザインしたキャラクターです。

このファン・サイズシリーズ、もっとあったかもしれません。全てのラベルに「おべんとうにピッタリ ideal for lunch boxes」と書かれています。

新学期に向けてお弁当箱用、スナックにも適した小さなサイズのシリーズです。

 

欧州全域で店舗展開している、ドイツ資本のスーパーマーケット、リドルでは、欧州各地で流通する無名ブランド、自社ブランドの製品を格安で販売することと、棚に蓋をあけただけの状態で積まれた輸送用の段ボール箱から商品を取っていく、ラフな販売形式で知られます。

クリスマスも新年も終わり、ちょっと贅沢な売れ残り食品がドドンと値下げされているのではないかと期待したのですが、意外なことに値段はクリスマス前と変わりませんでした。

ヨーロッパ直送の、例えばオリーブの詰め合わせやオードーブル用のサカナやキノコ類の瓶詰め、ドイツやスペインのハム、ソーセージ類、それに英国特産の、素朴な陶器の壺につめられた青かびチーズ、スティルトンなど、クリスマスや大みそかのおよばれのお土産用の食品を、この時期、人をお招きすることも招かれたこともない私たちが正価で買うのはバカバカしいと、いつも年明けを待ってセール価格で購入して楽しんでいます。(みみっちいですね)

来週まで待ってみます。

 

ちなみに...私の家には大人しかいませんが、この「ファンサイズ」のバナナが一番食べやすくて気に入っています。

 

数日置くと、極上の甘さになります。

 

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英国の新年と災害事情...今年もよろしくお願いします

2024年01月07日 06時56分51秒 | 英国の、生活のひとコマ

明けましておめでとうございます。

ごぶさたしていました。...関西では15日まで、ギリギリ松の内セーフです!

写真はうちのネコ、黒白ブチのリヴィー(母)と灰色ブチにハゲが残るティブ(息子)です。

話題は、イングランドの年始です。

うちでは、大晦日のどんちゃん騒ぎも「お正月の慶事」も何もしませんでした。娘はインターネット・ゲーム仲間と落ち合って、テムス河岸の新年カウントダウンと花火の打ち上げ見物に参加するためにロンドンに行き、2日に運行が不規則な電車で帰宅しました。

 

私と夫はテレビを見てクリスマスの残り物で食事をして、日本や英国内の友人、親戚と年始の挨拶をインターネットで交換、のんびり過ごしました。

さて、1月6日(土曜日)はクリスマスの日(12月5日)から数えて12日目のエピファニー、クリスマスの飾りつけをかたづける日でした。

気にする人は今あまりいないようですが、その日をすぎてからかたづけるのは縁起がよくないそうです。1月2日にかたづける家庭も多いようですね。

私は定例どおり1月6日にかたづけました。それ以前の1月2日の初出勤の日に気を引き締めてビシッと年末年始気分にけじめをつけたお店やオフィスも多いはずです。

先週いっぱい、休暇をとっている人もけっこういたようです。学齢の子供がいれば長期休暇中は親のどちらかが代わりばんこに有休をとるのが普通ですから。

明日(火曜日)新学期の初登校の公立学校が多いのではないでしょうか。

「なぜ月曜日に始まらない?」と思いますよね。月曜日は学校の職員の長期休暇明けの初出勤日だからです。児童生徒が初登校する前日に設備のメインテナンス(安全チェック)や職員のミーティングをやるのです。日本人の父兄としては「そんなこと休みのうちにやっておけよ!」と思うのですが、長期休暇は職員の法的権利なので絶対に1日たりとも削ってはいけないものだそうです。

1月1日、年明けにまず耳にした日本のニュースは能登半島の大地震。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。住まいを失くされた方は本当にお気の毒です。お正月を避難所で過ごされた方が寒い思いをされていないか心配です。

英国では地震や津波の心配はないのですが、毎年この時期に繰り返すのが水害による甚大な被害です。

イングランドのみに限らず、英国全域での水害がかなり広範囲に影響を及ぼしています。日本でも報道されているようですね。

年末年始に雨ふりが続きました。冬の雨ふりは今に始まったことではありません。日本の地震、津波と違って、洪水そのものによる死者が出た例はほとんど聞かないのですが、毎年毎年おなじことの繰り返し...地震と違って河川の氾濫なんて何とか行政がコントロールできないのか...いつも疑問に思っていました。

絶対にできないわけではないけど、間に合わないようですね。特に地球規模の異常気象の影響で、雨の降り続く日数がここ10年ほどけた違いに多くなっているようですから。

暑い国では夏に異常な猛暑と森林や牧草地の自然発火がおこり、夏が暑くない英国では冬にかつてない規模の水害が国中で起こっているというわけです。

地球規模の異常気象は自然現象ではなく、人間の経済活動によって引き起こされた人災です!

食い止めるためにできることがあれば何でもやらなければ!...私の今年の「新年の抱負」(の一部)は、節電、リサイクルの徹底と本当に必要なモノ以外買わない...です!

今まで、ニュースで聞くことがなかったもう一つの疑問も一部解明しました。

洪水の水はきれいなのか?

きれいじゃなかったようです。昔(江戸時代?)日本で大水が出たらコレラが発生...なんて話を聞いたことがあったのですがあれは汲み取り式便所にたまったキタナイものが流れ出ちゃったからなんですよね。

英国の多くの水害地でも下水が逆流して噴出するそうです。

朝食を食べながら「(ショロプシャーの)クルマや通りに面した家々の窓ガラスに糞尿の飛沫が」というショッキングなレポートを朝のニュース番組で耳にしました。「洪水、糞尿」レポート...今まで聞いたことがなかったのが、なんとも不思議です。

これ、私が住んでいる経済技術先進国の英国の話...ですよ。

ゴムボートでイヌを抱いたお年寄りを救助している消防隊や、防水着で腰まで水に浸かって視察をするチャールズ皇太子(当時)などのニュース映像を見るたびに、「冬の風物詩」のようなのどかな風情を感じてしまっていた英国の洪水なのですが、今年から見方が変わりました。

昨日、市が管理している公共の場所の大きな原木のクリスマスツリー3本がフェアリーライトを煌びやかに点灯したまま残っているのをクルマで通りかかって見かけました。(1月6日をすぎています!)

お役所は週末お休みなんですね。今日かたづけるのでしょう。縁起をかついで金曜日にかたづければよかったのに!

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