「ザ・ビートルズ：Get Back」｜予告編｜Disney+ (ディズニープラス）
facebookを開いてもyoutubeを見ようとしても、やたら飛び込んでくるのはBeatles映画「get back」の宣伝です。観たい。確かに観たいのですが、ディズニーのサイトに入会しないと観る事ができない。そんなものに入会などしたくない。ネットでそこまで時流迎合したくないという古い感覚は強く私を縛っています。
しかしネットフリックスだのアマゾンプライムも不要と断じる私の大げさに言えば保守したい価値観とも言うべき頑迷さは最早、崩れる寸前なのかもしれません。有料コンテンツ必至の時代なのでしょうか。私の子供までもabema申し込みたい等とほざく時世です。
「get back」コマーシャル映像は嘗て映画館で何度も鑑賞した映画「let it be」とそのトーンがかなり異なります。即ち、メンバー同士の崩壊寸前の人間模様をそのまま捉えたダークダイド・ビートルズの暗きトーンが充満した「let it be」と「get back」で四人が見せる表情の一見明るい風情との隔たりが嫌が負うにも同映画への興味を駆り立てるわけですが、人間関係の破綻や新マネージャーへの信頼喪失などの理由で解散を自覚したビートルズが無作為なアルバム「let it be」を経て最後の一体感の実力を示した「abbey road」で有終の美を飾って解散を遂げたという標準化されたストーリーの歴史修正の予感とも取るに充分な期待値を持つのが映画「get back」なのでしょう。普通の公開を待つしかないですかね。
