満月に聴く音楽

宮本隆の音楽活動(エレクトリックベース、時弦プロダクションなど)及び、新譜批評のサイト

bugs cry what吉本裕美子with 狩俣道夫

2019-04-26 | 新規投稿
時弦プロダクション、制作中のアルバムはjigen020<bugs cry what>。吉本裕美子(gt/daxophone)と狩俣道夫(flute/sax/voice/etc.)による即興演奏デュオのアルバムです。ギターとサックスによる即興ナンバーとダクソフォンとフルートによる人の声の会話のようなサウンドが融合された不思議な世界。リリース予定は初夏.かな?


bugs cry what吉本裕美子with 狩俣道夫

2013年よりライヴで共演を重ねてきた、吉本裕美子(guitar/daxophone)
と狩俣道夫(flute/saxophone/voice/etc.)の即興演奏デュオ、
bugs cry what による初のスタジオ録音アルバム。
息や声の音を多く含むフルートと肉声のようなダクソフォンの音、
イレギュラーな演奏スタイルのエレクトリック・ギターやサキソフォン、
ヴォイスなどが絡みあい、オーバーダビングなしのデュオによる演奏の
一発録音でありながら多彩な様相を表出する。



吉本裕美子(guitar/daxophone)と狩俣道夫(flute/saxophone/voice/etc.)
による即興演奏デュオ。2013年以降、東京都内やその近郊の会場で
数多く共演を重ねる。アルバム bugs cry what 発表を機にユニット名
bugs cry what を名乗る。
狩俣道夫
沖縄県出身。米国ベルモント大学卒(作曲、音楽理論専攻)。卒業後、
新宿ピットインでの演奏を皮切りに日本での演奏活動を始める。現在、
フリーフォームの即興演奏を中心に、「愚弁」「波流乱満 地獄変」
「ぬばたまり」等のユニット、灰野敬二とのデュオシリーズ等で活動中。
吉本裕美子
ロックバンドの活動を経て、2006年よりエレクトリック・ギターの
即興演奏を開始。Water Tower Art Fest 2016(ブルガリア)他、
国内外15カ国30以上の都市にて演奏。ダンスや朗読、映像など他
ジャンルとの共演も多い。『白昼夢』(山田勇男/8ミリ/2008年)
他の実験映画に音楽提供。

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4.27(sat)‘under construction of new things’

2019-04-23 | 新規投稿

今週、土曜日、zero-gaugeに新メンバーで再スタートした時弦旅団で出演します。今回は一曲だけ石上加寿也氏にも加わってもらいます。石上氏はソロ演奏もあります。そして廣樹輝一氏とのDUOアルバム『祈りと遊び』をリリースしたばかりのMujika Easel さんの新たなグループであるANACAPRIが対バン出演となります。今回が初めてのライブという事で期待が高まります。youtubeに練習風景をアップされてますが、コントラバスを弾きながら歌うMujika Easel さんをバンドネオン、バイオリンをはじめとする個性派の面々がバッキングする興味深いバンドです。皆さんのご来場、お待ちしております!
4.27(sat)‘under construction of new things’
●ANACAPRI
●時弦旅団Time Strings Travellers
●石上加寿也

ANACAPRI (Mujika Easel upright-bass,vo etc..、小堀努g、清川宏樹bandoneon、 Kim Woohae noise,Vn,etc..、 原口裕司ds
https://www.youtube.com/watch?v=3Ajwn3YyDag
https://www.youtube.com/watch?v=b1MywmJtMk0

石上加寿也(synthe,electronics)

時弦旅団 (伊藤誠sax,植島伸哉g,山田真紀子key,宮本隆b,山浜光一ds)

@environment 0g [ zero-gauge ]
18:30 open 19:30 start
charge2000 (excluding drink order)

environment 0g [ zero-gauge ]
大阪市西区南堀江3-6-1 西大阪ビルB1F
https://nuthings.wordpress.com/
https://www.facebook.com/events/679026732598222/?notif_t=plan_user_associated¬if_id=1555893595392950

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菊石 朋Kikuishi Tomo (poet reading)×宮本 隆Miyamoto Takashi(bass,sampler)

2019-04-23 | 新規投稿
菊石 朋Kikuishi Tomo (poet reading)×宮本 隆Miyamoto Takashi(bass,sampler)


4.6@environment 0g [ zero-gauge ]
菊石 朋さんとの共演は2回目でした。彼女の朗読は決して声に強いインパクトや派手な身振りがあるわけではないですが、言葉を静かに、しかし、はっきり発声される、その落ち着いたパフォーマンスに私も安心感を得る事ができます。そして彼女を通して放たれる言葉には、通り一辺倒ではないものが潜み、その事が余計に空間をイメージと違和感の世界に満たすのです。選ばれた言葉と言葉のつながりに一見、関連性のないような不思議の物語があり、あるいは短いセンテンスの反復がもたらす何かを突破するような力の実感。そのような様々な印象がまるでメリーゴーランドのように眼前に現れる感じです。
ご興味のある方は彼女が2017年に上梓した第一詩集『耳の生存』(七月堂)をぜひ、一度、読まれる事をお勧めします。
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花輪嘉泰TRIO<花輪嘉泰(sax) + 宮本隆(b) + 近藤久峰(ds) >

2019-04-19 | 新規投稿
花輪嘉泰TRIO<花輪嘉泰(sax) + 宮本隆(b) + 近藤久峰(ds) >


近藤君と演奏する時は自前のアンプを持っていく事が必要になる。それはもう20年前以上に、神戸ビッグアップルで初めて一緒に演奏した時に分かった事だった。あの時、自分の音が聞こえないという状態に陥った亊をはっきりと覚えている。従って、昨年、京都のザックバランで演奏した際、家で練習用に使っている小ぶりのアンプを持参し、それを店のアンプに連結し、程よいボリュームを得た。この日、名古屋バレンタインドライブでのこのユニット、花輪TRIOの2回目のライブでも、同様のセットをして、事なきを得た。
過去、そういった失敗は何回かある。東京のナッテルハウスで臼井康浩氏(g)と大沼志朗氏(ds)と演奏した時、やはり、大沼さんの音が強烈で、自分の音は聞こえなかった。今後、音の大きいドラマーと生音中心の会場で演奏する時はアンプを持っていく事が必要である。


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秋山徹次 AKIYAMA Tetuzi [guitar] × 宮本 隆 MIYAMOTO Takashi [bass]

2019-04-12 | 新規投稿
秋山徹次 AKIYAMA Tetuzi [guitar] × 宮本 隆 MIYAMOTO Takashi [bass]


秋山氏が音色を重視し、至極、丁寧な演奏を心掛けるタイプの人だと瞬間的に分かったような気がした。
それはある意味、自分との対比でもあったかもしれない。秋山氏のギターをノイズ/インプロビゼーションという括りで捉えるべきではない事は一目瞭然であろう。
ましてやフラストレーションの放流や、鬱積した内面の発露たる様態で聴き手と双方の感情生理的満足度の着地点を見出す数多のノイズギターの類との差は明白
な気がする。それを理知的とは言うまいが、ある秩序だった整合性が即興を通じ、構築される現場を見た気がする。しかもそれは一回限りの瞬間的な技によるもの
だという事でそのライブ演奏が重要度を増す。
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