満月に聴く音楽

宮本隆の音楽活動(エレクトリックベース、時弦プロダクションなど)及び、新譜批評のサイト

宮本隆12月ライブ予定

2023-11-30 | 新規投稿

12/4(mon) Motoko Honda本田素子plays electric piano

from U.S

Motoko Honda本田素子plays electric piano

with

Natsuki Sakaue坂上夏輝:sax

Yasuhiro Usui臼井康浩:guitar

Takashi Miyamoto宮本 隆:bass

Ryu Matsumoto松元 隆:drums, electric pad

And special performance

Sonimage

(Kenji Tsuda + Kazuo Matsushita )

@ environment 0g [ zero-gauge ]

open 18:30start 19:00

2000en +1drink order

 

大阪市西区南堀江3-6-1 西大阪ビルB1

 

12/10(sun) SONIC CONFERENCE vol.3

Haco

Tim Olive

Juri Suzue + Miyamoto Takashi

@space eauu Kobe

自由料金制+ドリンクオーダー

open 17.30

start 1800

spaceeauuu@gmail.com

神戸市中央区元町通2丁目6−10 ミナト元町ビル3F

2-6-10minatomotomachi Bld.3F

Motomachidori,Chuo-ku,Kobe

 

12/14(thu)MAGICAL POWER MAKO L5BAND

Magical Power Mako L5BAND「life is beautiful」release show]

Magical Power Mako L5BAND

マジカル・パワー・マコ : guitar, vocal

宮本隆:bass,

松元隆:drums,

Guest

Mico :voice

佐野アツシ : metal percussion

 

砂十島NANI

BRAIN SCORE PK

 

OPEN 19:00/START 19:30

ADV ¥2400/DOOR ¥3000

+1drink ¥600

 

火影 -HOKAGE

大阪市中央区西心斎橋2-9-36 カサドマートビルB1F/B2F

Address:
KASADOMART buildings B1F/B2F,2-9-36,Nishi-Shinsaibashi,Chuo-ku,Osaka-City,JAPAN
#542-0086

TEL / FAX: 06-6211-2855
E-mail: hokage-osaka@hotmail.co.jp
http://musicbarhokage.net/

 

12/16(sat)perspective emotion 第18回透視的情動

会場
西成永信防災会館 plus one
大阪市西成区山王3-10-2

open 15:00
start 16:00

料金 ¥2500
2日券¥4000

お問い合わせ
pe202312pe@gmail.com
◇SOUND
12/16
Jere Kilpinen
櫻井武司
宮岡永樹
宮原照和
宮本隆
山崎春美
山本公成
向井千惠

◇DANCE/BUTOH
12/16
市川まや
大歳芽里
平野あきひろ

◇PERFORMANCE
12/16
杉浦こずえ
那須真吾
西島一洋
金昇志
平山剛志

協力
SPACE LFAN

staff
玉城正紀
麥生田真秋
スムース

主催
パースペクティブエモーション実行委員会
向井千惠
平山剛志
扇芝智也

 

12.17 (sun) sonic counterpoint 音響対位法

Kawasaki Yoshihiro川崎義博sound art / live electronics
Isohata Shin’ichi磯端 伸一 guitar
Ezaki Masafumi江崎 將史 trumpet
Ishigami Kazuya石上加寿也 live electronics
Kitamura Chie北村 千絵   voice
Keruko                     dance / performance
Zero Prizm
(S-NOI / Takashi Miyamoto
@ environment 0g [ zero-gauge ]
open 18:30/ start 19:00
2000yen+1drink order
environment 0g zero gauge
大阪市西区南堀江3-6-1 西大阪ビルB1  nuthingsjajouka@gmail.com

 

12.29(fri)DANCE/MOVE 3

Edge Minami(sax) 2o2(guitar)宮本 隆(bass)高津吉則 (drums)
山田いづみ(dance)SEIJI(dance)BC.森脇彩弓(dance)
*飛び入り参加OK!
@ environment 0g [ zero-gauge ]
open 18:30/ start 19:00
2000en +1drink order
 
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11.25(sat) 三上寛 special live終了。

2023-11-26 | 新規投稿
11.25(sat) 三上寛 special live終了。
"御歳でもあるので今は枯れた感じが持ち味"という前評判とは裏腹に迫力のステージで予想を裏切られる。前に観た20年ほど前と本質に変わりなし。絞り出すような細い声を多用する中、不意に現れるシャウトがインパクトを生む。MCと歌が地続きのように連なり、一つの大きな物語のように展開する。正に折々の歌が織りなす歌劇といった様相の個別の歌の時代背景が映像を伴って蘇るようなデジャブ感に襲われた。生立ち、上京しての仕事、星の流れに、藤圭子、明日のジョー・・三上寛は様々な事象や人物を'状況の歌'の語り部宜しく登場させ、現在という時代に喪われたものを取り返す表現を行う現代のグルに映った。
対バンのふくろうラヂオ(Blacky vo+福田展博g)。洋の東西を問わず、あらゆる歌を独自のアレンジで歌ってしまう。この日もOldiesや民謡、「また逢う日まで」等を福田展博gのグルーヴ感満載のアコギに乗せてBlacky voが熱唱。独特のこぶしを利かせる「ドンパン節」の凄さ、可笑しさ(失礼!)は相変わらず。しかしこの日、彼らが「星の流れに」を歌った時、おっ、三上さんを意識したのかと思った。つまり「星の流れに」のベストバージョンは藤圭子のものである。そして三上さんと藤圭子は「(圭子の)夢は夜開く」の作詞、及び三上さん自身のレパートリーとして同曲を歌う仲としてただならぬ関係に有る。ふくろうラヂオが無作為に選択した「星の流れに」に後で出番がくる三上さんにある想い出をフラッシュバックさせる事になろうとは。
2番目に登場したかもめみずに(悲しみかもめvo.g+水津樹vo.cacio tone)
「フクロウの次はかもめです」と自らナイスな自己紹介の後、ゆったりしながらも緻密なアレンジが施された'ほのぼのナンバー'の数々を披露。ハモリやユニゾンに見られる楽曲の完成度への執着に並々ならぬ手職の気質が伺えます。ニューウェーブのアンチ・エモーショナルな感性でありながら、パンチの効いたフレーズを極め文句の様に反復させるシーンに入魂も持ち得ていると感じ、ハイセンスの中に潜む感情のきめ細かさ、強さに気付かされました。
3番目は櫻井英人(歌,三線)+私(ba,sampler)
櫻井さんは私の学生時代の1年先輩で当時、ニューウェーブ勃興期の1981 年の段階でギター、キーボード、リズムボックスによる宅録で楽曲制作をしており、私は多大な影響を受けた。そして卒業後、仕事で東京へ行った櫻井さんを追うように1年後上京した私は自分が参加したロックバンドに櫻井さんを誘う事が何度かあった。当時、ロックバンドとは必然的にデビューを目指すものだったと思う。無邪気に夢を追う私は幾度も櫻井さんを"未来のない"バンドに引き入れ「このバンド、いけるでしょう!」とその盲目振りを晒していた。そんな時、櫻井さんは常に冷静に私のアホを諭していたと思う。そんな櫻井さんとライブで演奏するのは1986年以来だ。ギターから三線に持ち替え、エイサーをその活動のメインにおく彼の唄の本格派振りを聴き、共演を思いつき、提案した。私は櫻井さんの歌と三線のバッキングにサンプラーでの音響とベースでのリズムとたまにフリーに逸脱するスパイスをいれた。櫻井さんは幾分、緊張したとの事だが、何とか二人でやり切ったという感がある。次もある。続ける意志が湧いてきた。
その間、三上さんは会場後方の受付のイスに深く座り、3組の演奏を辛抱強く聴かれていた。そして満員のお客さんが待ち望む中で歌いだす。前述したようにMCの語りと歌の境界線を無効化するステージ。断片的な小噺が時代を前後に往復し、自己と世間、世界を一本の太い幹で貫いていくようである。そして意外な物語を語りだす。
「最初に出た人が歌った「星の流れに」がわたしを変えたんです」と。
即ちイベント最初に登場したふくろうラヂオが演奏した「星の流れに」が青森から上京した頃の労働者時代の重要なターニングポイントだった告白であったのだ。曰く先輩に連れられて訪れた飲み屋。戦中は春を売る仕事をしていたという店主の歌う「星の流れに」に震撼し、それまでロックンロール少年だった三上寛を言葉と旋律の表現者、弾き語りスタイルへと導いたのだと。Blackyと福田展博が無意識に演奏した「星の流れに」が三上さんにそれを思い出させた。
私は三上さんのその語りを聞いているBlackyを後ろから見ていた。彼は三上さんが語り終えると礼をしていた。
最後に歌ったのは「負ける時もあるだろう」私が最も好きな曲。単純な人生の応援歌ではない。敗者の中の負けの段階を踏みしめ、肯定性へ変換させる平衡感覚の歌。
対バン
ふくろうラヂオ(Blacky vo+福田展博g)
櫻井英人(歌,三線)+宮本 隆(ba,sampler)
かもめみずに(悲しみかもめvo.g+水津樹vo,casiotone)
@ environment 0g [ zero-gauge ]
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11/25㈯三上寛ライブ 大阪

2023-11-21 | 新規投稿
11.25(sat)Song and Legend vol.2
三上寛 special live
●三上寛 vo.guitar
●ふくろうラヂオ(Blacky vo+福田展博g)
●櫻井英人(歌,三線)+宮本 隆(ba,sampler)
●かもめみずに(悲しみかもめvo.g+水津樹vo,casiotone)
@ environment 0g [ zero-gauge ]
open 18:00/ start 18:30
3000en +1drink order
environment 0g zero gauge
大阪市西区南堀江3-6-1 西大阪ビルB
 
 
 
 
 
<出演者紹介4三上寛>
三上 寛 (みかみ かん)プロフィール
 1950年3月20日青森県北津軽郡小泊村(現・中泊町)に生まれる。67年同郷の詩人、寺山修司などの影響を受けて現代詩を書き始める。 69年ライブ活動開始。71年レコードデビュー。タブーな性言語、日本の呪われた風習を題材にした「怨歌」を歌いセンセーショナルを巻き起こし、 日本を代表するフォークシンガーとして確立。デビュー50年・古稀を越えて、 青森という土地をバックボーンにパワー溢れる津軽を原風景とした人間の 生き様を歌う自作の唄は、昭和・平成を越えて、新しい令和という時代の津軽民謡なのかもしれない。
 また詩人として詩集やエッセイも著書多数。
 ほかフィールドは広く、俳優(映画「世界で一番美しい夜」 「戦場のメリークリスマス」「トパーズ」などに出演) レポーター(NHK-TV「ふだん着の温泉」)などで活動。
 
 
〈出演者紹介3) 櫻井英人 and 宮本隆
櫻井さんは私の学生時代の先輩。トム・バーラインとロバート・フリップを足したような鋭いギターを弾いていた。卒業後、私は東京で色んなロックバンドに参加したが、その都度、櫻井さんに参加を要請し、数々の"未来のない"バンドへと彼を巻き込んでいた。更にはジャズ・ロックスタイルのリーダーバンドを組んだ際も、やはり櫻井さんにギターて参加してもらった。このように私にとって櫻井英人とは大きな音楽的影響を受けた最高のギタリストであり続けた存在であった。しかし私が大阪に戻ってからは活動を共にする事がなくなっていった。時は流れ、いつしか櫻井さんは沖縄島唄のフィールドへ転身。そのきっかけは嘉手苅林昌を聴いた事だという。歌と三線を習得し、東京都内での数々のエイサー(沖縄に伝わる祭り。三線、太鼓を大人数による集団で練り歩くように演じる)に出演するに至る。今回、私は櫻井さんのバックでベースとサンプラーを担当し島唄に新たなアレンジを施したいと考えている。
写真は40年前の櫻井さんと私。アーティスト写真撮り忘れ、これで間に合わせました。
以下、櫻井英人プロフィール
-櫻井英人-
京都市出身。ビートルズにより洋楽に目覚め、学生時代にはプログレ、パンクの強い影響をうける。以後、ボーダーレスな音楽志向(嗜好)が強まり、現在 沖縄民謡を主軸に活動中。2005~2015年、東京のエイサー団体の地謡を務め、新宿、中野 等でのイベントに多数出演。琉球民謡伝統協会 教師免許取得。
 
 
出演者紹介2
「ふくろうラヂオ」〜歌とギターの玉手箱〜
「ふくろうラヂオ」は関西を中心に活動している音楽ユニットです。
ソウル、ポップス、ジャズ、昭和歌謡、民謡等を大胆にアレンジし、ボーカルとアコースティックギターという小編成ながら「玉手箱」を思わせるような多彩なサウンドを生み出します。そして懐かしい時代の「ラヂオ」がそうであったように、様々な音楽をみなさんに届けています。
Blacky/ブラッキー(Vocal)
東京、名古屋を中心に時折大阪で、トランペットのような張りと深く厚みのある歌声でジャズ、ゴスペル、ソウル、ロック、オリジナル、インプロ等、様々歌っている。
アカペラゴスペルグループの「Sound Of Joy」ではYAMAHA MUSIC MEDIAから2枚アルバム発売。
「ふくろうラヂオ」以外では東京ではソロアカペラライブ、名古屋では「EBLA座」で個性的な作詞作曲やアレンジを披露。東京在住。
福田展博/ふくだのぶひろ(A.Guitar)
10代でギターを始める。様々なバンド活動、ギターのインストラクター業を経験。
「ふくろうラヂオ」のほか、アコースティック即興音楽グループ「パイナップル・サンダース」をはじめ、ダンサー、演劇との共演、野外や路上での演奏など、関西や名古屋を中心に活動している。
 
出演者紹介.1 かもめみずに
悲しみかもめ(ギター、ボーカル)と水津樹(カシオトーン、ボーカル)の二人組。2022年5月にライブデビュー。その後じゅんわりぱたぱた活動中。2024年にレコーディング音源をリリース予定。どうぞよろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
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The Beatles - Now And Then (Official Music Video)

2023-11-09 | 新規投稿

The Beatles - Now And Then (Official Music Video)

後期ビートルズの個性を際立たせる決定的な要素にピアノサウンドがあったと思っています。少し籠りがちな音質で陰りがあり、それでいてボリュームがあり、ナチュラルなホール感に満ちたあのピアノの音。「let it be」や「hey jude」「day in the life」「sexy sadie」等のバッキングはその典型であり、「martha my dear」や「lady madonna」の流麗なフレーズにもどこかマイナーなムードが漂う事で曲に深みをもたらせ、Beatlesでしか表せない一つの'楽曲に与える環境"とでも言うべき個性を形作っていました。
極論すれば歌よりも全面に迫り出す位のパワーがピアノに有ったのです。グループ解散後の「imagine」や「tommorow」もそれぞれレノンとマッカートニーがピアノの名手であり、歌の背景であるピアノ伴奏が曲の深さを醸し出すそれはむしろメインの要素であった事を示す証左であると感じていました。
Beatles楽曲の背景を覆うアトモスフィアと言いますか、Beatlesの音楽がどこが特別な部屋で鳴っている。そのムードの形成はピアノのサウンドによってもたらされ、Beatlesの部屋を形作る重要なパートであった。
 その意味で90年代に発見された「real love」「free as a bird」は後期ビートルズのあの匂い、ビートルズでしかあり得ない独自の'部屋'を濃厚に持った、これぞビートルズ!というサウンドでした。
それに引き換え今般、リリースされた「now and then」はどうでしょう。
〈ピアノの音が大き過ぎてジョンの声が掻き消されたものをAI技術で分離することに成功した〉との事ですが、聴こえてくるのは殆どポールのオーバーダブした声です。分離の過程でピアノの音を変にイジったのか、あのマジックのようなピアノサウンドは聴かれません。ジョンの声が最初から聴こえにくいのであれば、分離せず敢えてそのまま生の形で残し、幸いにも歌メロはジョンによって明確に遺された訳ですから、ポールがリードを引き継いだと公表し、ピアノをそのままの形で残す制作の方が良い結果になったのではないかと思いました。「because」そっくりなコーラスワークの再現に見られるAI技術は否定しませんが、肝心のミックスがイマイチです。器楽間の分離過剰がエンジニアのピント外れな誇示に感じますし、リスナーに訴える楽曲の中心とはそんな"成果"にはないのです。リンゴのドラムも変ですね。本来、あんな音してないでしょう。違和感満載です。曲もBeatlesの歴代ナンバーと比較して、それ程、良い曲とは思えず、レノンの「double fantasy」に収められて然るべき佳曲程度のものだと感じました。今回、ジョージのなぞるだけに終始した感の強いアコギの演奏が象徴するのはコラボになり得ない作業の限界であり、"4人が揃った"という無理な設定に拘泥する必要は必ずしも無かったと思います。Beatlesはこれまでもジョンとポールだけで録音されたトラック等、全員参加でない録音は少なからずあります。
何より重要なのは"ビートルズサウンドの創造"であった事をジョージマーチンは肝に銘じていたと思います。
更に残念なのは「now and then」のプロモビデオです。くどい程のベタなCGは狙ったというより、グループの一体感を表現仕切れなかった諦観の現れと見ます。
以上、「now and then/ Beatles」の個人的見解でした。

 

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