夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

老いてなお挑戦者

2010-03-30 | Weblog
先日リハ終了後にジョアンで民谷とマネージャーと

最終リハやライブ当日の段取りの話しをしていた時の事。

しばらくして見かけない団体客が入って来た。

さして気にもとめていなかったが、その中の1人が

やたら俺にチラチラ視線を送りやがんだよ。

しばらくするとマスターに何やら訪ねている様子でさ。

すると今度は興奮気味に俺に近づいてくるじゃん。

「何だ?」と言うと「ランブリングスの方ですよね」ときた。

俺が答えるより早く彼は一気にまくし立て始めた。

中学時代にスタジオに入り浸り湯村にべったりだった事や

当時のギタリストだった南美男や貝吹の話しとか

ランブリングスがあの頃の自分の青春だった様とか

中でも「カナリア」という曲が大好きだった事とか

今や中学生の息子がいてギターを弾かせている云々。

俺は人の顔と名前が覚えんの苦手だから記憶薄いけど

彼が汗をかきながら一生懸命話している姿を見てると

何だか中学時代の彼に会ってる様な気分になってきた。

ギターなんか弾いてるとロクな大人にならねぇぞと

私、的確な素晴らしいアドバイスをさせていただきました。

偶然の再会?は時の流れを感じさせるには充分だった。

「On The Road Again」か・・・へへっ何だかなぁ。

ランブリングスの新しいアルバムが完成したら

是非、彼と息子に聴いてもらいたいと思う。

親子二世代の客も有りになってきた我がバンド。

バンド歴だけは一丁前に長いからな。

しかし週末の曼荼羅は無名のルーキー・バンドとして

青々しく苦々しい生演奏をブチかます事でしょう。

ベテランの渋い演奏など期待なさらぬよう。

しっかりチャンスをモノにしようとギラギラしてた

あの頃と同じ生意気な挑戦者でステージに上がります。

随分歳くった挑戦者だけど・・・・よろしくです。

タオルは投げるなよマネージャー(笑)。

ちなみに団体客はP・T・Aの会だってさ。

子育て頑張れよ、トッチャン坊や!
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路上にて

2010-03-29 | Weblog
曼荼羅に向けてのランブリングス・リハーサルも

残すところあと1回となり正念場を迎えております。

まだメンバーの体に入ってない曲が2~3曲あるし

リハーサル最終日に何とかモノにしなきゃならんね。

実際はこの先も納得出来る事なんてないと思うけどさ。

コレは恐らく演り続けてる限りずっとだろうな。

ただ諦めない限り次のステップはあると思ってる。

マネージャーから聞いた話しだと有り難い事に

「On The Road Again」の予約はまずまずらしいね。

興味持ってくれた人達に楽しんでもらうには

メンバーがもっと自分を追い込む必要があるな。

てめぇが楽しめないで他人様が楽しめる訳がねえし

てめぇが楽しめる様になるには苦しさはつきもんだ。

オッサンの趣味にしてはホント悪趣味だねぇ(笑)。

当日は今の俺達が出せるモノは全部出すからさ。

俺もカラッポになるまで唄うから聴きに来てよ。

その日を用意してくれた曼荼羅とスタッフにも

音でお返しが出来ればと思ってる。

何より1人でも多くの人に聴いてらえたら嬉しい。

O・Aの為にユダ(ユダ倶楽部)も京都から来てくれる。

土曜の夜が音楽への愛に満ち溢れた夜になりますように。
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パズル

2010-03-28 | Weblog
メインアンプがメンテナンス先から復帰。

やっと足りないピースが揃いました。

しかし昨夜1人で音作りをしていたのだが

納得いく音にならず悪戦苦闘をしいられる。

メンテナンス前はパワー管始めジャック、ポットなど

摩耗や煙草のヤニでボロボロだったらしい。

しかし全てがクリアになったからといって良い音を

すぐ得られるかといったら大間違いなんである。

だから面白いんだろうけどさ。

本日、ランブリングス・リハーサルも大詰め。

鳴れよアンプ。

鳴らすぜアンプ。

では行って来ます。

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ネバー・エンディング

2010-03-27 | Weblog
先日のディランZepp公演の個人的感想を少々。

前回、前々回の公演と同様にディラン自身が放つ

個のエネルギー(力)強さやテンション維持に脱帽。

勿論バック・バンドも南部臭漂わせ悪いハズもない。

あえて物申すならラフ過ぎると思ったね。

ほぼ原曲の形をとどめてない歌とアレンジ。

それがロックし続けてる証といえばそれまでの事だが

それにしても、ほころびが見え過ぎてる気がしたね。

ディランの意図なんて理解しようがないけど

ほころびの美学はストーンズのサジ加減がベストだ。

ディランがオルガンとギターであれだけ場を荒らすと

実際バンドがガチッと演るのは難しいと思うけど(笑)。

だってオルガンのフレーズなんてクソだったもん。

人に聴かせるソロじゃねーよ、あんなのはさ(笑)。

ディランだから許されるんで、じゃなかったら騒ぎです。

下手にバンドやってると目につかなくて良いもんが

目についたりして単純に喜べなかったりする所がある。

困ったもんです。

とまぁ言いたいこと書いたけどディランのライブは

いつも時間軸のない世界へ招待してくれる。

ゾクっとする感動をいつも与えてくれるんだよね。

ルーツ音楽の伝統を風格たっぷりに唄うディランの姿。

1988年から始まったネバー・エンディング・ツアーを

5月に69歳になる御大ディランは未だに続けてる。

先駆者で伝道師。

ディランと同じ時代に音楽と出逢えて良かった。

あと20年か・・・唄ってる自分が想像出来ない(笑)。
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息の根

2010-03-26 | Weblog
無呼吸症候群。

どうやら俺はこいつらしい。

早い話しが寝ている時に呼吸が止まる症状。

睡眠時間をとっても翌日異常に眠たく

体がダルくて疲れてがとれない云々。

いびきがヒドいのは酒呑んでるからだと思ってたが

そいつが曲者らしいんだよね。

確かに前はいびきがヒドいなんてなかったからな。

勧められた専門病院の電話相談室で訊いたら

色々な症状の合致があるので正式に受診した方が良いと。

去年から呼吸が止まってるって話しは聞いてたから

あ、やっぱりそうかも知れないんだなって思ったね。

このままほったらかすとヤバいらしいから

近々、病院へ行こうかと思ってんだよね。

心臓止まっちゃシャレになんねぇしさ。

色々と飽きもせずトラブルがやってくるね。
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神様からの贈り物

2010-03-25 | Weblog
ディランのZeppライブ。

マネージャーと野郎2人で行ってまいりました。

いやぁ、笑ったなぁ。

ディラン楽しかったよ。

終演後マネージャーの仕切りで門仲で一献。

今の俺にはクリスマスと正月がやってきた感じ(笑)。

何だかバチあたりそうで恐いね(ちっちぇ奴!)。

燗酒のツマミは関サバ刺とランブリングス。

終電までのわずかながらリラックスした時間。

素で話せる相手がいるってのは、ありがてぇよ。

ディランはやっぱりディランだった夜。

やっぱり俺も俺だった夜。

マネージャー、ありがとう。
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思い出に寄り道

2010-03-25 | Weblog
「過去を振り返り幸せだったと気付く事は幸せかね?」

teenagerの夏、俺は仲間をそそのかして旅に出た。

それは行き当たりばったりの計画も金もない青い旅だ。

しかし眩しいほどくだらない思い出の何と愛おしい事か。

みんな元気か?

いや、みんな生きてるかい?

俺はどうしてこんな風になっちまったんだと

悶々とした日々に埋没しそうになってるよ。

お前らしくない?

最高の誉め言葉をありがとう。

実は相変わらず学校帰りに寄り道したまんまさ。

ただ色々な荷物が増えてきて動き難いんだ。

捨てなきゃいけないモノ。

捨てられないモノ。

無くしたモノ。

無くしたらいけないモノ。

俺は懲りずにそんな事を歌にして唄ったりしてんだ。

みんな覚えてるか?

団地の2号棟と3号棟の間に沈む夕陽の美しさを。

そのくせ急に寂しくなって家路を急いだあの日を。

あの時の俺達が大人だってんだから笑っちまうな。

じゃあ また。

思い出の中で会おう。
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ディランに会いに行く

2010-03-25 | Weblog
今宵ディランに会いに行く。

既に行った方も多いであろうライブハウス・ツアー。

Zeppでディランを観れるなんてね。

俺の中でディランとヴァン・モリスンはどんなに

時代が変わろうと圧倒的に信頼出来るミュージシャンだ。

ディランが唄う。

そこからまた転がって行くんだ。

そう言う訳で今宵ディランに会いに行く。
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曼荼羅O・A

2010-03-23 | Weblog
吉祥寺曼荼羅「On The Road Again」のO・Aに

先日ジョイントしたユダ倶楽部のユダが決定。

ユダは今回ランブリングスでベースを弾く民谷と

長年サムライデリカテッセンバンドやって来た男で

形は違えど同じ板の上に上がるのは久し振りだろう。

実はユダの声はマネージャーのお気に入りだ(笑)。

と言うわけで皆さんユダの歌も楽しんで下さい。

わざわざ京都から吉祥寺かぁ・・・俺なら無理だな。

酔ってユダに無茶ぶりしたの俺らしいけどさぁ(笑)。

持つべきは後輩であります。

ユダ君よろしく頼みますね。
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珈琲ブレイク

2010-03-22 | Weblog
弾き語りライブを終え休日の朝ガリガリと豆を挽く。

つかの間の休息。

珈琲の香りを楽しみながらカントリーを聴いてる。

午後から仕事やって夕方は親父の病院へ行く。

つかの間だよ、つかの間。

ジョアンにギターとバッグを取りに行かなきゃならんし

民谷が世話してくれた修理済みのアンプの引き取りもある。

時間が足りないって言うけどホントだわ。

週末に曼荼羅のゲネプロ、いよいよだね。

できる限りのベストを尽くしたら後は演るのみ。

いつも言うように振り出した賽の目がどう出るか

その日、その夜、その瞬間を迎えるまでわからない。

ランブリングスが表現したいサウンドが

ステージからどれくらい放電出来るか楽しみだ。

伸びしろを断定するのは簡単で僅かな可能性を

信じるのはなかなか難しいものだ。

それでもたどり着く場所はある。

立ち止まらければ可能性はあるのだ。
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Switch

2010-03-22 | Weblog
予想通りスイッチは突然おちた。

そう、ジョアン「ゆだの仕業」後、打ち上げでの事。

ライブはリョウスケ、ユダとも気持ち良く唄ってたね。

立ち見まで出る大盛況ぶりに感謝の一夜でした。

俺は幾つかの曲コードが飛んじまったり挙げ句にゃ

ワンコーラスで演奏止めたりとやらかしたけど

心を込めて唄えた事が何よりベストだった。

歌に寄り過ぎるとこうなるって知ってんだけど

俺もまだまだって事なんで御勘弁を(苦笑)。

俺に声をかけてくれたユダ、共演のリョウスケ

TEAM RAMBLINGSのエンジニアAMA&マネージャー

ジョアン・マスター&ママに感謝しています。

前夜から一睡もしていないまま仕事してからの

ライブ突入だったんで唄い終えて内心ホッとしたよ。

そんな訳で打ち上げの酒はすぐに体に染み渡ったね。

いつ堕ちたか記憶にないもんなぁ俺。

気付くと朝のジョアンのカウンターに1人座ってた。

よく椅子ごとひっくり返らなかったもんだわ。

わざわざジョアンまで足を運んでくれた皆さん

本当にありがとう、楽しんでもらえたなら幸いです。

俺はランブリングスとして曼荼羅ライブに向かいます。

ランブリングスとしては約1年半ぶりのライブ。

ライブ後はレコーディングでスタジオに篭もります。

この機会にランブリングス・ライブを観に来て下さい。
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ジョアン・ソウル

2010-03-20 | Weblog
今宵は西都賀ジョアン+1(千葉市)にて

「ゆだの仕業」に出演させてもらいます。

ぶっちゃけ私、昨夜から一睡もしてません。

しかし冴えてます(現時点だけどな)。

しかも唄います。

ユダ&リョウスケ後輩2人に挟まれ演ります。

やけに生暖かい春の風が吹いてるな。

さて今宵はこの歌の化けの皮をはいで見せようぞ。

さぁさぁ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
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ブレーキ

2010-03-19 | Weblog
夢は見ているんだろうけど覚えている事はあまりない。

そんな中で覚えている夢と云うと殆どが車がらみ。

内容はいつもブレーキが甘かったり効かなかったりで

必死にブレーキを踏み込んで停止させようとしてるんだ。

普通車だったり時にはトラックであったりと様々だ。

そんな夢を見た朝は体が強張っていて疲れている。

一体何を暗示しているんだろう?

夢占いってより精神的な何かがあるような気がする。

そりゃあ日々悩みや不安は尽きないけど

何故車なのか?何故いつもブレーキが効かないのか?

精神クリニックでも受けに行こうかと思うくらい

最近ではその夢を見る回数が増えているんだ。

う~ん厄介だ。

どなたか詳しい人いないかね?

ひどく疲れた状態から始まる1日はキツいもんだ。

睡眠の大切さは常々諭されてはいるんだけどさ。

夢は睡眠時間の長さとか関係ないみたいで質が悪い。

さて気を取り直し週末であります。

本日、成田jammyのユダ&リョウスケLIVEは

オッサンが彼らの地元でゲリラするのもどうかと

2人の共演に水を差すのも申し訳ないなと云う事で

大人しく明日のライブのメニューでも決めるかな。

時間がある方は是非成田散策とセットで

成田表参道にあるjammyに来て下さい。

そうだ俺も激励に行こうかな?

アイツら露骨に嫌がりそうだからな。

正にこういう時にこそブレーキが必要か(笑)。

成田表参道jammy

Open 19:00

Start 20:00

Charge \2000+1drink(\500)

問 jammy0476-24-1900
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魂の音楽

2010-03-18 | Weblog
長年の友であり理解者であった君の死に反応出来ぬまま

その事実以外は何ら変わらぬヘビーな日々を過ごしてる。

時折、君の太っちょビーバーのような笑顔が

俺の頭の中でフラッシュ・バックする。

君がいつも待っていてくれたランブリングスは

来月、曼荼羅に戻ってライブをやるんだぜ。

そして5月はやっと君の店にランブリングスの

ロックン・ロールを鳴らしに行けるハズだった。

君はいつも寝てる俺をあの手この手で起こしては

最後に決まってライブをせがむんだ。

そうだよ、あの太っちょビーバーのような笑顔でさ。

約束を果たせると思ったのに残念だ。

新しい曲を自慢してやろうと企んでたのにな。

そこに君がいないのなら俺は次に行かなきゃ。

理解者ってのは捜して見つかるもんじゃないから

きっと厄介なんだろうと思うんだけどさ。

でも次に行くよ。

君がみんに紹介したかった魂の音楽は形を変えながら

仲間や後輩達がそれぞれ受け継いでくれるハズだ。

良い仕事ぶりだった。

お疲れさん。

ありきたりだけど君に出会えて良かった。

俺はもうしばらくコッチにいるけどまた会えると思う。

合い言葉は「BLUES」で決まりだな。

しばしのお別れだ。

サンキュー!!
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週末アジト

2010-03-16 | Weblog
3月20日(土曜日)千葉市は西都賀にある

老舗JAZZ・BAR「ジョアン+1」で唄います。

仕切りは後輩であり音楽仲間のユダ(ユダ倶楽部)。

共演者は同じく後輩のリョウスケ(ex.Shouts)。

ジョアンは満席でも20席といった小さな空間です。

JAZZ・BARにありがちな雰囲気とは無縁の

居心地の良い下町の呑み屋といった風情であります。

メニューも季節や日によって「おでん」「刺身」とか

BARでは珍しいツマミが揃ってるのが良い。

個人的には鯨のタレで黒角に呑るのも乙だし

ハートランドで手羽餃子もたまりません。

冷える夜にはぬる燗に今ならおでんって手もあるしね。

そんな体(テイ)で好き勝手に歌と空間を楽しんで欲しい。

座長ユダは、居を京都に移しバンドに弾き語りと

精力的に歌い歩いて新しい感覚や新しい歌を

リョウスケはバンド解散後、新しい音楽の扉を開きと

血や肉になりつつある今の2人の歌を聴けると思います。

俺と言えばランブリングスにどっぷりって感じで

弾き語りモードってスイッチが見つからないけど

唄うって事に関しちゃバンドもソロも変わらないし

弾き語るってのは、それはそれで面白いモノでして

良くも悪くも独り占めで自分の底がよくわかるからね。

土曜の夜は「ゆだの仕業」とジョアンを味わいに

足を運んでもらえたら嬉しく思います。
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