夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

ビンゴ

2008-11-30 | 金田常日頃
誠によく歩きまわった週末でありました。

成田山から立石、浅草、銀座、清澄白河、門仲。

景色に酔って酒に酔った休日だった。

嫌な事が100%脳裏から消える事はなかったが

少なくとも良い気分転換になったな。

マネージャーの新居である門仲で引っ越し祝に一献。

ハシゴ酒の後ルーツ・ミュージックを聴きながら

マネージャーのマンションで2人で部屋呑み。

白々と朝が明けると共に眠りについた。

昼前に起床、シャワーをいただき帰りがてらに

実家に戻るマネージャーと一緒に門仲蕎麦屋探索。

俺が清澄白河で吸い込まれるように入った店が

見事な蕎麦屋でありまして2人とも満面の笑み。

ビールのあては本わさびの醤油漬け

季節の天ぷらは塩でいただくのだが

ビー玉ほどの岩塩を自らおろしがねで削るのだ。

塩辛くなく味わい深く天ぷらに良くあう。

その小粋な技に感銘を受けマネージャー日本酒発注。

つきだしは蕪の醤油漬け、これがまた美味い。

真っ昼間から酒がすすんでしまう。

お次は深川だけあって、浅利蕎麦の蕎麦抜き。

これが最高に美味で完全にやられましたわ。

で、また酒発注。

蕎麦屋に入り既に2時間経過。

当然〆は北海道産の蕎麦の実を石臼でひいた

手打ちの二八もり蕎麦を発注する。

わさびは本わさびで鮫皮おろしで自らすりおろす。

とことんやってくれますよ(笑)。

肝心の蕎麦は香りもよく大変おいしゅうございました。

日曜日の蕎麦屋

何という贅沢なひとときだろう。

マネージャーお陰さんで楽しかった。

サンキュー。

今週末ジョアンよろしくです。
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真っ赤っか。

2008-11-30 | 金田常日頃
街のあちこちで色付く葉が見られる季節になりました。

部屋にこもっていても嫌な事ばかり頭をよぎる。

天気も良いし外に出ようという事で散歩へ。
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I WANNA GET FUNKY / ALBERT KING

2008-11-29 | 師匠の仕事
ブルーズ三大キングの1人アルバート・キング。

俺はB・Bやフレディーも当然大好きですが

やはりアルバート・キングが一番の衝撃だった。

必殺のスクィーズ!チョークダウンに一発K.O。

66年にスタックス入りしてからは

MG’s&Memphis Hornsを

バックにファンキーなブルーズをかましている。

マッスル・ショールズのバックメンやバーケイズの

面々を従えたナンバーも最高にファンキー!

まずはベスト・オブなるこの一枚から

ブルーズとソウルの合体を味わってみて下さい。

ブルーズが退屈だなんて言わせないよ。

サウスポーから繰り出される渾身のチョークダウン!

テクニックよりハート一発の人だね。
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タイトロープ

2008-11-28 | Weblog
さぁ来月から2008年度の最後の正念場。

打つ手を打とうにも世間の風邪は冷たし。

頼る人も場所もあらず。

はてさてどうすっかな?

ますます寒さが身に染みる。

タコ社長の気持ちがよく分かるねぇ。

まぁ命までとられやしないだろうがな。

今夜はギターを鳴らそうか?

それとも喉を鳴らそうか?
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12月のうた

2008-11-27 | Weblog
12月ラスト2本のリハーサルを始めねばならん。

まずは6日の梅太郎、古山とのライブ用からだな。

その夜は完全ソロの弾き語りライブだから

セットリストもガチガチじゃなく、ある程度ラフで

多少フリーキーな部分も残しときたいと思う。

前回はバンドで殆ど演らない曲や別アレンジでとか

弾き語りならではのセットで唄わせてもらった。

今回も何曲かそんな感じで演りたいと思ってる。

とにかく今唄いたい曲を羅列してみる事にしよう。

過去作った作品リストを眺めていると

あーこんな曲もあったなぁとか

コレどんな曲だったっけ?とか

久し振りに見るとなかなか興味深くて面白いねぇ。

まっ、こんな感じでリハーサルのスタートです。

ただでさえ1人のスタジオってホント寒いから

喉の扱い方を間違えないようにしなきゃな。

帰りにアルコールでうがいすれば大丈夫・・・か?
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LEGEND

2008-11-27 | 今宵の逸品
本格的に冷え込んできたなぁ。

今夜はホット・カーペットに

ダラ~ッと横たわりDVD鑑賞。

何年振りかのSAM COOKE「LEGEND」。

2003年にabkcoからリリースされたやつ。

サムの歩みをスゲェ貴重映像を盛り込んでお届け。

アレサ・フランクリン、ボビー・ウーマック等の

インタビューなんかも非常に興味深い。

何度観ても良いものは良いんだよなぁ。

このDVDは家宝もんだわ。

ソウル好きのアナタは是非1度ご覧になって下さい。

Mr.Soulサム・クックの深さに触れるでしょう。
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ライブの楽しみ方

2008-11-26 | Weblog
ブログを読んだ輩からBooker T.& THE MG's公演の

あの演奏のどこが悪かったのよ?と尋ねられる。

てめぇで観たんだから自分で感じれば良いじゃんよ。

メンバーの湯村は御祝儀渡しライブだとやや不満顔だし

木田や直さんは楽しめたみたいだし人それぞれだよ。

あくまで俺の個人的感想を述べたまでさ。

師匠がどんなミスをしてもノリが崩れてても

生で演ってくれるだけで最高だと思えるなら

それでいいんだよ、その人の自由なんじゃん?

俺の感想で良い思い出が崩れるとでも言うのかね。

中途半端にブログなんか読みやがって(笑)。

あんなビートじゃ満足出来なくて当たり前さ。

ただそれだけの話で師匠へのリスペクトは

あのライブ程度の事じゃ何ら変わらないけどね。

それがたとえストーンズでもザ・バンドでも同じ事さ。

グチャグチャなら文句たれるしバッチリならご機嫌だ。

ライブ観るってそう言う事だろ?

君は君の楽しみ方を覚えたらいかがかな。

誰の楽しみ方が正解だなんてないんだからさ。



最後にクロッパー師匠の言葉を。

ギターが上手くなりたけりゃ良いベースかドラマーを見つける事だ。
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ある夜の話

2008-11-25 | Weblog
数日前、とある店で呑んでたら顔見知りの男に

ランブリングスでギター弾きたいと言われたが

酒場の与太話なんでお断りさせてもらったんだけど

最近、飲み過ぎか脳がブヨブヨしてるみたいでさ

言葉が次々に出てこないんだよね。

揉めるのも面倒くさいし言葉を選ぶんだけど

そのうちに話そうとしている事が散らかっちゃう。

その彼はギターが好きで楽しんで弾きたいみたいね。

そりゃあ当たり前っちゃ当たり前だわな。

そのスタンスなら友達集めて自由にやった方が

楽しめるし良いだろうと思ってさ。

そこら辺を話すのに一苦労だった。

「楽しいだけじゃないのに何故やってんすか?

良くわからないなぁ~。」等とのたまう始末でよ。

俺の音楽への想いをコイツに話さなきゃならんのかと

馬鹿馬鹿しくもあったが、はしょって何とか話した訳さ。

「お前さんとはやり方が違うんだ」と。

お客さんからチャージ取って演奏してる意味とか

残すべき音楽を作る為の覚悟の仕方とか

諸々あんだけど全部なんて伝わらねーからな。

メンバーにだけ伝わりゃ俺はかまいやしねぇんだが。

この手の話を後輩でも相方でもない奴に酒呑みながら

話したりするのって飽きたし、もううんざりなんだよ。

ただ彼は十何年以上も前にランブリングスの

オーディションを受けて落とされてる過去があるのを

以前聞いて知ってたから出来るだけ話をしようと

思ったんだよね、想像だけど昔の俺のあしらい方は

相手の気持ちも考えずにヒドかったんだろうしね。

わかってくれたかどうかなんて腹の中は見えないし

本人の音楽へ対しての考え方もあるから難しいやね。

俺は今まで通り、俺のやり方でランブリングスと

音楽を追い求めていくだけだからさ。

良くも悪くも全て俺に帰ってくるもんだしよ。

それを受け入れる覚悟はとうに出来てるさ。

奴も奴で楽しみながらギターを弾いていけたら

それがベストな音楽生活だし最高だと信じてるよ。
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日曜日

2008-11-24 | 金田常日頃
日曜日は良くも悪くも濃い1日だったな。

浅草散策中に一杯やってたら池乃めだかみたいな

オヤジに絡まれてなかなかのスタートとなりました。

いきなり俺の隣にきて「おめぇ何人だコノヤロウ」

「日本人だよ」と俺。

「日本語ペラペラだなコノヤロウ」とオヤジ。

「日本人だからだよ」と俺。

「嘘まで日本語でつくかコノヤロウ」とオヤジ。

お店の女将さんに叱られゲームセット。

でも憎めないオヤジだったよテンポが良かったしね。

その後は二軒ハシゴして〆に銭湯行って散策終了。

一路マネージャーとバンド仲間で後輩でもある

LINK13の手塚が待つパスタ屋ウォキニに向かう。

3人で呑むのも久し振りだったし楽しかったよ。

しばらくしてチョイとした揉め事があったんで(笑)

引っ越し前夜のマネージャー宅にかしを代えて

蓄音機でSP盤の音圧を楽しみながら2人で角を飲る。

その後スワンプの名盤を聴きながら気づいたら爆睡。

何だかんだと1日中呑んで終わった日曜日であった。
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清澄白河散策

2008-11-23 | 下町そぞろ歩き
昨夜のブルーノート開演前に後輩ユダと

マネージャーの新居となる門前仲町へ。

下町で一杯引っかけてからメンフィス・ソウルを

注入していただこうって算段であります。

まぁ時間もあるんでユダと野郎2人で

一駅手前の清澄白河で下車して散歩しようって事に。

当てもなくブラブラしてたら清澄庭園に行き当たる。

せっかくだから観ていこうぜって事になり

入園料150円也を支払って庭園内を散策。

それは見事な日本庭園で東海道五十三次を

モチーフにした庭園らしく木々と石や池が

美しく配置された見事な風景を堪能しました。

池の中に建つ涼亭なる日本建築物からの外観は

都会の中にいることを忘れさせられたね。

その後、方向音痴の俺はユダを引っ張り回した結果

途中の酒屋で門前仲町までの道を教えてもらう。

歩いて30分との話に掟やぶりのTAXI移動。

無事マネージャー、AMAと門仲合流して

やっと大衆酒場でアルコール注入した訳です。

心残りは清澄庭園はその夜ライトアップ・ショーで

紅く色付き始めた木々や石を照らす灯りは

さぞや美しかったに違いないと言うことである。

みんなで観た師匠のブルーノートより

ユダと野郎2人の短い清澄白河散策の方が

印象的だったかな等と思う1日でありました。

また改めて深川界隈の散策に行こうと思います。
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師匠

2008-11-23 | Weblog
過去ブルーノート公演の中では一番良かったな。

4人というシンプルな編成は音が直に飛んでくるし。

ぶっちゃけ師匠達は本調子じゃなかったと思う。

今は存在そのものに感謝しなきゃと思うんだけど

生意気言えば俺もまだ現役だし師匠の凄さを

知り尽くしてるから余計に色々見えちゃったよ。

やはりアル・ジャクソンの不在の穴は

あまりに大きすぎてポッツさんじゃ役不足でした。

観客と言うのは残酷で身勝手なもんですね。

とりあえず師匠お疲れ様でした。

もう一度素晴らしいアルバムを聴かせて欲しいです。

師匠、体に気をつけて長生きして下さい。

俺ももがきながら次のステップへ向かいます。
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雑記帳より その壱

2008-11-21 | 戯言集
18才の俺は熊本のとあるビルの最上階から

スクランブル交差点を見下ろしている。

蟻のように見える人の群れと、その流れはひたすら遅く

急ぐ必要など無いかの様に横断歩道を移動している。

この街の人々のスピードは俺を和ませるには充分だったし

よそ者の俺にはお似合いのテンポじゃないかと感じている。



今思い返せば記憶のスタートはいつもあの風景。

ビルの最上階から見ていたあの風景が全ての始まりだった。





ひなびた駅の裏通りにある純喫茶で珈琲を飲みながら

柄にもなく過去を振り返っている俺も年が明ければ34になる。

窓の外を見ると街はすっかりクリスマス気分で浮かれている。





俺の父は従業員30名ほどの小さな会社を経営しており

いわゆる世間的には中流家庭と呼ばれる環境下で

俺は何一つ不自由なく育ってきた。

欲しい物で手に入らないものは無かったし

好きな習い事も続けるという条件付きながら

必ず好きにやらせてもらい必ず長続きしなかった。

このさき不満なんて感情を持つことさえないような

幸せな日々をそれこそ平々凡々と過ごしていた。

そんな俺が家からの脱出を計画し始めたのは

高校二年の秋にさしかかった頃だったろうか。

3才年下の妹だけは俺の企みに薄々感づいていたようで。

当時フォークシンガーきどりで下手な自作曲を

誰に聴かせる訳でもなく1人部屋で調子っぱずれに

唄うのが俺の趣味であり日課であった。

ある日、俺の歌に隣部屋の妹が聞き耳を立てていると

家を出る~とか旅立つのさ~等と呑気に唄っているのだから

大抵の人にはバレて当然、しかも相手は共に育った妹である。

妹には固く口止めし計画は更に進んでいくのだったが・・・。




雑記帳より その弐へつづく。
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雑記帳

2008-11-21 | Weblog
最近使っていないギターのメンテナンスをしようと

ハードケースを開けたら文庫本サイズの

ノートが入っており開いてみると1ページ目に

曲順らしきものが書き込まれていた。

ページをめくると小説らしき文章がつらつらと

書かれておりました。

読んでみると小説などと呼べる代物ではなかったが

興味深い事が幾つか文章となっていた。

記憶にないのでどこまで本気なのか判らないが

ランブリングスを始めるキッカケが書いてあるので

たわいもない文章の一部を紹介しようと思います。

最後まで発表させてもらうかは

気分的な問題も絡むのであしからず。
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メンフィス・ソウル

2008-11-20 | Weblog
今週末は師匠Booker.T&The MG’sの

待ちに待ったブルーノート公演であります。

何たってベースがドナルド“ダック”ダンだからね。

過去のブルーノート公演のメンバー構成には

正直に物足りなさを感じてた人は多いんじゃない?

歌に関してはベンEキングが唄って何とかって感じで

ソウル・シンガーとしては厳しい人が多かったしね。

今回はMG’s名義だから歌無しでグルーヴしまくる

あのナンバーをガツンとかましてくれたら満足です。

クロッパー師匠も流石にカウベル叩かないだろ(笑)。

そして必殺のギターリックを決めてくれるでしょう。

ドラマーのポッツさんに故アル・ジャクソンの影を

追うのは土台無理だし気の毒だって分かってます。

しかし師匠が三人寄れば連れて行ってくれるハズだ。

不景気のあおりを受け厳しい日々の中

演奏する側から聴き手となって楽しませて貰います。

ヌルいランブリングスに本物のソウル・ミュージックを

嫌ってほどブチかましてくれたら最高です。

そして僕らはまたソウルを求め日々精進する訳です。
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Train I'm On

2008-11-19 | Weblog
年末のシゴトオサメをジョアンで演ることが決定。

12月に2本ライブを演らせてもらうジョアンに

感謝しているしバチッと音楽で恩返ししたいですね。

さて2008のラストを飾る強力な共演者は

チョコドロの盟友高橋コウと東京より旧友の

吟遊詩人石井明夫が久し振りにジョアンに登場。

俺はランブリングスの鍵盤奏者である千葉直樹と

2人で元気に演奏させてもらいます(笑)。

コウと明夫はタイプこそ違えど濃い歌を持ってる。

この2人とライブする時はお客さんも酒呑みながら

個々に楽しんで盛り上がってくれるからさ。

演者側もエネルギーもらってハートに火がつくし

ライブとしちゃ相乗効果で理想的だと思ってるんだ。

俺も直さんとリハーサルで四苦八苦して

ソウルフルなセットを準備するからね。

高橋コウと石井明夫はルーツ・ミュージックを

ベースに日本語でメッセージ出来る

今の時代に少なくなった貴重な歌い手だよ。

音楽やる側の人も音楽が好きで聴く側の人も

是非、12月27日のスケジュールをあけて

千葉は西都賀ジョアンまで足を運んでよ。

本年ラストに向けてSwamp Trainに

歌どもを乗せてガタゴト走らせっからさ。

まずは6日の目的地に向けてゆっくりと出発します。


【年末ライブ詳細は後日スタッフより発表します。】
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