夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

ライブと距離感

2010-03-01 | Weblog
ライブで求められる一体感とは何ぞや?

そもそも一体感なんて必要ないんじゃないか?

あくまで個であり一体感など求めない人が集まった方が

面白い空気がハコに生まれるような気がするな。

踊りたい奴は好きなビートでケツ振ってさ。

飲みながら聴きたい奴はゆったりやればいいし。

目をつぶり自分の世界からコチラに耳を傾けてもよし。

バンドが放電したエネルギーや描いた景色を観客の

感覚で熱量や色を自由に変換してくれたら嬉しいよ。

それが生の面白さじゃねぇかなぁー。

俺達のライブに一体感なんぞ求めるだけ無駄だ(笑)。

ライブは演者と観客の思い入れの距離感で遊ぶんだ。

壁を作ったり一線を引くとは違うので勘違いしないでよ。

ステージと客席の関係性はアドリブ感があった方が

もっと楽しいんじゃないかと思ってるだけさ。

決まり事は決まり事で楽しむ要素ではあるだろうけどね。

ライブってのはバンドありきだけじゃ何も成立しない。

どんな形にせよ観客の存在ぬきでは語れないのだ。

偉そうに語ってるが気付いたの最近だけどな俺。

コチラから与えるもんばっかだと思ってたんだよ。

残念ながら観客から与えてもらったことねぇしさ(笑)。

だけど近い距離の中で弾き語りしてわかったりしてさ。

五十路前にもう少しマシな歌が唄えるかも知れないよ。

来月久々ランブリングスとして演るライブも

そういう意味じゃ本当に楽しみにしてるんだ。

ただ色々わかっても最近どうも忘れっぽくて・・・。

体と心と相談しながら当日ピークに持っていきたいね。

日曜から追い込みのリハーサルが始まる。
コメント (3)
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