夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

傷跡

2008-02-26 | Weblog
45年生きてきて初めて人に対して恐さを感じた。

寒気がして震えが止まらなかった。

こんな経験をするとは想像もしなかった。

人の笑顔の裏側を目の当たりにした瞬間に言葉を失った。

俺は今まで情と云うものを過信していたイヤ情に甘えていたようだ。

以前俺の甘えから誤解を生じさせ大切な恩人の暖かい心を

冷ましてしまった苦い過去がある。

だけど今回は違う・・・

本質的に氷のような心と言葉を持つ人も世にいるのだと思い知らされてしまった。

そこには情など関係ない現実しか存在しないようだ。

それにしてもあまりにも胸の中の傷口を広げられすぎた。

この傷は後のち痕に残ってしまうかも知れないな。

これが現実と云うなら情とは何なのだろう・・・

せめて俺は情を感じとれる人間でいたいと思う。


そうだまだ俺は情というものは誰もがみんな持っているものだと信じたいのだ。



今の精神状態だと度量が足りない俺はブログが脳天気に

感じてしまい苦痛なので何日か筆を置きます。

傷口にかさぶたができたら何事もなかったようにいきなり書き始めるからね。

では。
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異変

2008-02-25 | Weblog
俺の体はどうしたんだろう?特に左耳がおかしいのだ。

左耳の奥に激痛ではないが痛みを感じ始めている。

20年くらい前は右耳の聴力が半分くらいに落ちたことがあったが

治療の成果で今は100%とはいかないまでも80%は戻った。

今度は右耳の時にはなかった痛みを伴っているから症状が違う。

今月中に医者に行ってみようと思うのだが

あちこちボロが出てきて困ったものだ。

喉や顎もそうだが耳も日常生活は勿論のこと

音楽をやり続ける上では大切なパーツだからな。

泣きっ顔に蜂とは正にこの事だよ。



オブラートに包まれたような気分が体のリズムまで

おかしくしているのかな?

知人から心にモヤがかかりヘビーな精神状態に陥り

やがて鬱となってストレスから難聴になったと聞いた。

お前は自分の精神力を過信し過ぎたり無理を承知であがいたり

するから要注意だとアドバイスされた。

話を聞いていると何か目の前の事をひとつずつ

クリアーにしていく必要があるようだ。



俺が俺自身を探すと云うのはそういう事なのかも知れない。
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強風

2008-02-24 | 金田常日頃
アコースティック・ギター探しに歩いてたが

風はやたら強いし冷たいしで妙に体に力が入って肩凝った。

今日はこれ位にしといてやろうと探索は

早々に切り上げ暖簾をくぐる事にする。

いきなりのポン酒は危険だが体を暖めるには

一番手っ取り早いので一本つけてもらう。

いやぁ~暖まるが効くねコレは・・・串を何本か抜き小1時間ほどで移動。

ポカポカしていた体も外に出るとアッと言う間に冷えて酔いも醒めちまう。

心は早くも次の暖簾を探し求めているのだ。

おいおいギター探しじゃなかったのかい?

結局は暖簾ばかり探してるじゃないか。

まぁまぁ固い事をおっしゃらずに次へと参りましょう。

途中人恋しくなったり、作りかけの歌詞を書きなぐったり、

落ち込んだり、開き直ったりと、こんな調子で夜は更けていき・・・

本日の体調の悪さといったらない訳で。


強い風に背中を押されて歩いてます。
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音楽乞食

2008-02-23 | BAND四方山
昨日深夜3時過ぎにやっと2曲目の作曲完了。

ここまで2曲を作曲するのにゆうに3ヶ月はかかっちまった。

ボツにした曲だけでもアルバム2枚分はあるな(苦笑)。

そして未だに悪戦苦闘の歌詞は未完のままだ。

そろそろ冬眠から目覚めようとメンバーからも心配のメールもらったけど

この冬の俺はズーッと寝てねぇからっ!(笑)。

みんな待ちついでにもう少し待っててよ。

このやり方通すと納得出来る曲あげるまでやりたくないからさ。

あれ?あら?マジ?今、新曲の録音聴きながらブログ書いてんだけど

コレじゃ話にならないや駄目だ。こんなレベルじゃ使えないよ。

よくよく聴けば深夜のマジックにハマっただけの駄作じゃねぇかよ!

ボツだボツボツ!頭から作り直しだクソったれ!という訳で

結局また振り出しか・・・・・。



仕事→創作→飲酒→創作→仕事 →仕事って感じでヘビーな日々だよホント。

体重は減り欲は増え・・・・こんな調子で公私ともに

歓喜と失望を繰り返しておりますよハイ。



これからどうなっちまうんだろう俺!?
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acoustic woman

2008-02-22 | BAND四方山
俺は曲作り始めた頃からアコースティック・ギターだけを使って作曲してきた。

しかし長年愛用してきたそのアコギも今やボディには穴があき

ペグは破損しと息絶え絶えの状態である。

現在ソロやランブリングス以外のライブで使用しているマーティンは

マネージャーの愛器を借用しているのです。

人の楽器を手に演奏するのは申し訳ないという遠慮もあり

当然の事ながら違和感がある。

今までは自分のギター以外でライブをするなんて考えられなかったんだけど。

ここ何年かアコギだけは購入しちゃいけないような気がして

手出さなかったんだよね。

縁起かつぎみたいなもんだけどアコギを持つとバンド活動が進まない気がしてさ。

アコースティック・ギター=1人=弾き語りみたいな図式がちらついてた訳よ。

後は曲作りの時のイメージがあるからかも知れないけどね。



そんな俺がアコースティック・ギター手に入れようと思ってんだ。

モノは見た目さえカッコ良ければそこそこ鳴ってくれりゃあそれでOKなんだわ。

高価なアコースティック・ギター持ってもあんまりよくわからないから。

ダラダラと書いてきたけど昨日の夜ポロポロと壊れたギターつま弾いてたら

何か1人でも唄って行かなきゃなんねぇんだろうなぁ~とか、

この先唄えたとしても何十年も唄える訳じゃねぇなぁ~とかね(笑)。


それだけの話なんだけどさ。
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キャッチ&リリース

2008-02-21 | BAND四方山
去年からランブリングスでギター弾いている木田dar-king尚が

リーダーバンド「ザ・ヤボテンブラザース」のセカンドアルバムをリリースする。



ベースには短期間ではあったがランブリングスに参加し「Mosquito」でも

プレイをしてくれたベース修行僧、前田逸平が新メンバーとして参加。

ランブリングスからはキーボードの直さんこと千葉直樹が数曲ゲスト参加しています。

彼らのMy Spaceでデモ作品が公開されているんで是非聴いてみて下さい。



黒さはないけど木田と逸平が持つPOPな感覚が生きたキャッチーで

素敵な作品に仕上がっていると思いますよ。

フェイセズ好きなリスナー達も気にいるであろう明るく弾ける

ロックン・ロール・ナンバーや切ないバラッドまで是非皆さん御賞味あれ。

3/23に新中野「弁天」でCD発売ライブもやるとの事なんで

音源気にいった人は足運んでやってよ。



とまぁ身内煩悩と言われるかも知れないが音楽では特にお世辞は言わねぇから俺。

今のお前らにしちゃ上出来だよ!なぁ?(笑)。
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HOME

2008-02-20 | BAND四方山
俺にとってランブリングス=HOMEという単純な公式が解けたのは

スタートしてから20年も経ってからだ。

今思えば理屈をこねて複雑な公式にわざわざ置き換えていただけなんだな。

気付くのがもっと早かったらバンドを出て行く奴にも

音楽から離れる奴にも違う接し方が出来たかも知れないが後の祭りだ。

きっとこれからもバンドのメンバーとすれ違ったり、つまらぬ事で

ムカッ腹立てたり、罵りあったりするんだろう。

だけどミュージックというキーワードとメンバーをリスペクトする

気持ちがある限り大丈夫さ。

ふてくされてもランブリングスに帰るさ。

それで酒でも飲んでみんなの帰りをあくびしながら待ってりゃいいんだ。

それも悪くねぇけど誰一人帰って来なかったら・・・・

その時は又出掛けるしかねぇな(笑)。
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目をあけろ

2008-02-19 | BAND四方山
元々猫背だが最近はうつむきがちのせいか益々猫背になっているようだ。

周りからみたら初老くらいの疲れた男に見えてもおかしくないんだろう。

おかげで肩が凝って首が痛くてしょうがないや。

まぁ曲作りでギターをそれだけ背負ってるんだって

気のきいた言い方もあるけどさ(苦笑)。

首は大切だから早めに気功院に行って楽にしてもらうとしよう。

先日ある方にアナタはいつも何でもかんでも1人でやろうとして

苛立ち疲れ果て結局最後は隠遁生活に入るのだと御指摘を受けた。

確かに人に全て委ねるというのは性格上なかなか難しいのだが

ここ数年は無償のランブリングス愛で支えてくれるスタッフが

いてくれるので甘えさせてもらっている。

個人的にはバンド活動する上で俺の負担は半減しているので

スタッフにはひたすら感謝である。

だからこそだメンバーに対して苦言を呈したい。

ランブリングスは俺の個人所有マンションではない。

基本メンバー1人1人の実家である。

このバンドを動かすのはもはや俺だけではないハズだ。

そう俺だけでは無理なのだよ。

どうしても演りたいという気持ちがないなら目を閉じていてもかまわないが。

駄目もとでもいいじゃねぇかアクションを起こしてくれ。

ベーシストはスタッフがWEB上で募集しているのをひたすら待っているのか?

メンバー個々でも何か出来る事はないのだろうか?

そういうバンドに対しての想いが大切なんじゃねぇのかなぁ。

舞台が整ってから上がるだけなら誰でも出来る。

音を鳴らしている時ばかりがバンドではない。
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Tony Joe White / Swamp Music

2008-02-18 | 師匠の仕事
トニー・ジョー・ホワイトのモニュメント時代の

全ての音源に未発表43曲!を含む全81曲収録の4CDボックス。

ライノのハンドメイド・シリーズで完全限定版。

まだUsedで手に入る可能性もあるのではないかな。

このスワンプ・ボックスを見かけた際にはすぐゲットしていただきたい。

ライノに直接って手もあるけどどうなんだろうな。

ズブズブとスワンプの沼にハマること間違いなしです。

スワンプ・ミュージックに興味のある方はワーナーから

トニー・ジョーの代表曲20曲入りのベスト・アルバムも

リリースされていますから聴いてみて下さい。
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大衆食堂で君を待つ

2008-02-17 | 下町そぞろ歩き
とある小さな駅で知り合いと待ち合わせ。

珍しく早く着きすぎた俺は駅前の大衆食堂で

ネギぬたをあてに熱燗を入れて待つ事にする。

客は俺と70は過ぎているであろうお婆ちゃんの2人だけ。

時折お婆ちゃんがうどんをすする音と俺が猪口を

おく音しかしない静かな時間がゆるやかに流れている。

少しだけ体も心もポカポカしてきたよ。

早起きした日こんな休日も悪くないね。

あいつが来るまでもう一本つけてもらおうかな。
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夜に叫び朝に囁く

2008-02-16 | BAND四方山
朝っぱらから湯村より電話。

不吉な予感がしたが不幸なお知らせではなかったので一安心。

奴が俺の声が違うと言っていたがそりゃあそうだろう

ポンコツな喉を持つ俺の声は朝は悲惨な状態なのだよ。

起きて2時間すればだんだん声も出てくるんだ。

昨夜は特にスタジオでヒステリックに叫んだので

奴が声が違うというのも判るけどね。

1人で久々にシャウトしまくったもんなぁ。

何にも出てこないからひたすら叫んでたって訳さ。

おかげで腹筋がピクピク痛いです。

大声出すのは体に良いって聞いた事あるけど・・・違うか?
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真冬の太陽

2008-02-15 | Weblog
ヤラレたよ。

ヤラレましたよ。

スタジオでトコトン落ちた。

何も出来なかった。

手が止まったのは初めてだよ。

ギター持つのも重く感じるほどさ。

24時過ぎまで沈黙したのちスタジオを後にする。

昼間エンジニアとレコーディングの話したばっかなのにな。

キーボードの直さんや仲間からも心配メールいただいてさ。

本当に今の自分に吐き気がするぜ。

こうしてブログ書き込んでんのも情けねぇ気分だ。


昔こう言う歌を唄ってる奴がいたっけ・・・

カラ元気出してドアをノックしろ♪


俺は真冬の太陽を見上げてんだ。
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江戸前の男

2008-02-14 | 今宵の逸品
相変わらず寒いけど青空が眩しいな。

昨夜は体が重くスタジオ入り出来ず。

大人しく自宅で吉川潮著の江戸前の男を

泣き笑いしながら読んで過ごした。

春風亭柳朝の一代記でありまして

今までも二冊ほど購入して読破している傑作。

つい面白いから読んでみなさいと人にあげてしまうので

手元になかったのだが芸人セレクションとして

刊行したのを機に再購読となったのだ。

心がささくれ立っている時には笑うのが一番だからね。

落語好きは勿論のこと落語に馴染みのないアナタでも

すんなりと入っていけると思いますよ。

暖かい部屋でお茶でもすすりながらどうぞ。
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色付く音

2008-02-13 | BAND四方山
色々と言いたい事もありますが言葉は時に面倒なものであります。


今はとにかく1曲1曲作りあげることのみです。

ランブリングスのメンバーも俺が持ってくる種を

待っていると思うので先ずはそこからです。

創作は楽しみより苦しみの方が多いと言うことぐらい

才能がない俺は承知していますから心配はご無用ですよ。

誰が何をほざいても救えるものでもないでしょう?

独りのこの作業もバンドによって色付く瞬間を

味わえればチャラになるってもんです。

585で自分の音楽に関わる引き出しの中を全て吐き出して

空っぽにしてしまおうと思っています。

変だと思われるかも知れないけどそれが楽しみで仕方ないのですよ。

それで終わるのならそれはそれで本望であります。

後は出来上がった楽曲達があなたの部屋や車から流れだして

色々な街へ飛んで行ってくれたら最高だな。
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585ソウル・ミュージック。

2008-02-12 | BAND四方山
新曲1曲完成。

あと9曲。

全部意味のある曲になることを願う。

俺が壊れてなかったら2008にレコーディング。

矛盾しているかもしれないが

コレは始まりに向かっていないと言うこと。

終わりに向かっていると言うこと。

585でフィニッシュを目指す。

残るべきは本物。

想いはつのる。

音楽は美しい。

そして素晴らしい。
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